上条「右手で消せない!?」 (39)
えーオリキャラが含まれております。
今んとこ書き溜めて有りです。
冬休みにだしちょっと書くか!って感じだです。
一応バトルな
感じにしようと考えている。(するとはいって無い)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419339152
まず驚いたのはゲートの中。見知らぬ機械がわんさか置いてある。漫画の中に入ったようだった。そして次は持ち物、身体検査だ。ただの学生にも抜かりない。流石学園都市だ。そして検査を終え、案内された部屋に入る。
浅野「やあ、初めまして」
永生「初めまして」
浅野「うっとおしいくらいの検査をすまなかったね。一応世界最高の科学技術を持つ都市だから人の出入りは厳重に行わないといけないんだ」
永生「大丈夫ですよ。いろんな機械も見れたし」
浅野「そう言ってくれのは私としてはありがたい。ああ自己紹介が遅れたね」
浅野「私はゲート全体を管理をしている浅野構成と言う者だ」
浅野「そして初めて学園都市に入る人の説明役も兼ねている」
永生「へぇー」
浅野「興味なさそうだね」
永生「いやいや全くって訳じゃないですよ」
浅野「中々面白いな君」
永生「そうですかね」
浅野「それはそうとして早速この街の説明に…………」
この説明がかなり長かった。全部大事なことって言うのがまた辛い。興味深い話ではあったが。
浅野「この街の事はこのくらいかな。この街について書かれている冊子も渡しておくので分からなくなったら見てくれ」
浅野「最初からそうしてくれとは言うなよ?」
永生「めっちゃ言いたかったです」
浅野「これに書かれてないこともあるからね。そういう訳にはいかないさ」
永生「それも書いてくれると嬉しいです」
浅野「そうはいかないんだよなあ」
永生「?」
浅野「この街と外の技術力の違いは日々変わってくる。それをいちいち書いていたらきりが無いのさ」
永生「なるほど。すごい納得しました」
浅野「だからこそ説明役という人も必要になるのだが…」
浅野「さて、もう遅くなってしまった」
浅野「さっき話したがこの街にはスキルアウトというDQNがいる」
永生「DQNて…浅野さんも面白いですね」
浅野「そうかね。ありがとう。話の続きだがそれと完全下校時刻と言うのも存在もあって夜は危険なんだ」
浅野「大通りを通っていればそんな事も無いかもしれないが少なくとも夜に出歩くのは好ましくない」
浅野「君の家の案内のついでに送っていこう」
永生「ありがとうございます」
俺の家はマンションだった。見た目は普通のマンション。どこでも漫画見たいと言う訳ではなさそうだ。それはそれで困るが…
浅野「ではこれで。ぜひともレベル5を目指してくれ」
永生「無理ですね。色々ありがとうございました」
浅野「諦めが早いな」
浅野さんは車のドアを閉めてどっか行った。面白い人だったな。
永生「さて、俺の部屋は何階かな?」ガサゴソ
永生「四階か、15階とかじゃなくて良かった」
どんな部屋か少し楽しみだ。初めての一人暮らしというのもあるが、やはり学園都市というのが一番の理由だろう。
永生「(えーと鍵は…)」
アリサ「あの…」
永生「(ん?)」
アリサ「今日から隣の部屋に住むことになった鳴護アリサと言います。よろしくお願いします!」
永生「お隣さんですか。よろしくお願いします」
永生「実は俺も初めてこのマンションに来たんです」
アリサ「そうなんですか!奇遇ですね〜」
永生「鳴護さんはどうしてここに住むことになったんですか?」
アリサ「入院してたら急に引っ越しだって言われたんですよ〜」
永生「え?すごい理不尽ですね…」
アリサ「ですよね!?せめて理由くらいは教えて欲しかったです!」
アリサ「じゃあえーと」
永生「あっすいません。平賀永生といいいます」
アリサ「えいせい?どんな漢字なんですか?」
永生「永遠の永と生きるの生です」
アリサ「永遠に生きると書いて永生…カッコいいですね!」
永生「よく言われます」
アリサ「やっぱり!なんかこう神秘的な感じがしますもんね」
永生「嘘です(笑)」
アリサ「えっ」
永生「でも俺もかっこいいと思ってるんですよね〜」
アリサ「平賀さんって面白いですね」
永生「よく言われます」
アリサ「それも嘘ですか?」
永生「これはほんとですよ」
永生「あっすいません。長く話してしまって」
アリサ「そんな事ないですよ!楽しかったです」
永生「俺も楽しかったです。じゃあ部屋の整理しなきゃいけないんでまた」
アリサ「頑張ってください」
永生「頑張ります」バタン
永生「(鳴護アリサ…)」
永生「(めっちゃ可愛いな)」
部屋にはダンボールが何個か置いてあった。恐らくこの街に行く前に送っておいた服やタオルなどの日常用具だろう。それを入れるタンスなど、家具は元からついているようだ。なきゃ困るが。
永生「(部屋の整理が終わったら寝るか)」
永生「(明日は早いし急ぐか)」
ファッ!?
しまったみすった
3レスめの
どこでも漫画見たい
↓
どこでも漫画みたい
に変換しといてくれると嬉しいのでござる
小萌「みなさーん。今日は転校生がいますよー」
青ピ「なんやて!?せんせー女の子ですか!!!」
小萌「女の子と男の子が二人いるのですよー」
青ピ「なに……」
土御門「それはつまり…」
青ピ土御門「幼馴染!?」
吹寄「そこ!うるさいぞ!」
上条「おっおれ!?なんも喋ってないぞ!」
吹寄「じゃあ静かにさせろ!」
上条「えーめんどくさい」
土御門「おお!痴話喧嘩か?」
吹寄「黙れ!!」ゴンゴンゴン
上条「なんで俺まで!?」
小萌「はわわ喧嘩はやめてくださーい」
吹寄「喧嘩ではありません。粛清です」
小萌「ともかく二人とも入ってください」
上条「!?」
上条「アリサ?」
アリサ「当麻くん!」
男ども「「「「またか」」」」
小萌「上条ちゃーん挨拶が終わってからにしてくださーい」
上条「はっはい」
小萌「じゃあ一人ずつ自己紹介をお願いします」
永生「平賀永生です。えーと先生趣味とかも言わなきゃだめですか?」
小萌「どっちでもいいですよー」
永生「分かりました」
永生「………」
生徒「「「………………」」」
生徒「「「えっ?」」」
永生「あれ?言わなくていいんじゃ…」
青ピ「なんかワイらと仲良く慣れそうやな」
土御門「俺もそう思うにゃー」
青ピ「てことはデルタフォースから脱却?」
吹寄「デルタが変わるだけでしょ」
小萌「そっそうですね。じゃあ鳴護ちゃん、お願いします」
アリサ「はい!」
アリサ「鳴護アリサです!趣味は音楽で、特に歌うことが好きです。」
青ピ「アリサちゃーんなんか歌ってー!」
アリサ「えっ」
男子A「光の塔がいいです!」
吹寄「男子!鳴護さんを困らせるな!」ゴンゴン
男子B「男子A…なぜ我慢できなかった」
小萌「では二人とも後ろの空いてる席に座ってください」
永生「(まさか同じ転校生とは…)」
永生「(それよりもこのクラスの担任…どう見ても小学生だろ)」
アリサ「同じ学校だったんだね」
永生「俺も驚いた。あそこのマンションって学生寮だっけ?」
アリサ「違うよ。ただ学生なら家賃が安いって言うのはあるけど」
永生「なるほど。まあ何にしてもよろしく」
アリサ「よろしく!」
青ピ「仲良く話してるで」
土御門「(なに?鳴護アリサは死んだはずじゃ)」
青ピ「あれ?ツッチー興味ないん?」
土御門「ないにゃー」
放課後
上条「アリサ!いつからいたんだ!?」
アリサ「ええと2週間前かな」
上条「そうか…でもあの時シャットアウラと1つになったんじゃなかったのか?」
アリサ「それが気づいたら病院の中にいて私もよく分からないの」
上条「シャットアウラは?」
アリサ「違う所に住んでるよ」
上条「じゃあ二人とも無事だったんだな!」
アリサ「うん!」
アリサ「これでまた三人で一緒に遊べるね!」
上条「そうだな!じゃあインデックスに話しに行ってくる。じゃあなアリサ!」
アリサ「またね〜」
アリサ「ふふっ。インデックスちゃん元気かな〜」
上条「ただいまー」ガチャ
インデックス「おかえりー!とうま〜今日のカナミンは感動ものだったんだよ!」
上条「そうか〜カナミンで感動するとはインデックスさんもまだまだ子供ですな」
インデックス「むっ今のは聞き捨てならないかも。カナミンは愛と勇気と正義の三要素が盛りだくさん作品だよ!」
上条「それアンパンマンだろ。ってそんな事より大事なニュースがあるぞ!」
オティヌス「ちょっとまて人間。私へのおみやげのうまい棒はどうした?」
上条「え?」
オティヌス「まさか忘れた訳ではないだろうな?あれだけ昨日言っておいたのに忘れた訳がないよなぁ?」
ここらで主人公の濃厚なキャラステータスをどうぞ
>>10それはまたおいおい説明していくぜ
てかネタバレすんなよ!なんで分かったんだよ!お前超すげえな!びっくりしたわ!
いやでもスレタイ的に予想できるか。なんかすごい恥ずかしくなってきたわ
黒歴史確定じゃないか
大丈夫、まずは書き上げることが大事だから
俺だって黒歴史があるから
黒歴史ごときに負けるオレではない
上条「やっやだなぁオティヌスさん。そっそんな訳ないじゃないですか〜」アセアセ
オティヌス「ほう?なら今すぐ見せてみろ!」
上条「えーとあれ?不思議だなぁ?ポケットの中に入れといたはずなんだけどなぁ〜」アセアセ
インデックス「とうま。うまい棒をポケットの中にいれるのはありえないかも」
オティヌス「ほーつまり貴様は嘘をついてるということか?」
上条「すみませんでした!」ドゲザァァァァ
上条「ちょっとビックニュースに浮かれすぎてすっかり忘れてました!」
インデックス「(15センチの人に168センチの人が土下座してる…)」
オティヌス「まあいい貴様はたまに抜けている所があるからな」
上条「いやでもマジでビックニュースなんだって」
インデックス「そのビックニュースってなに?」
上条「それがな…アリサがオレのクラスに転校してきた」
インデックス「アリサ!?」
オティヌス「アリサ……レディリー=ダングルロードの計画の中核か」
上条「よく知ってるな」
オティヌス「まあ色々とな」
インデックス「アリサ!アリサにあえるの!?」
上条「さっきまた遊びたいって言ってたぞ」
インデックス「やったー!!またアリサと遊べるんだね!」
上条「またファミレスでご飯食いまくるのはやめてくれよ〜」
インデックス「とうま!せっかくアリサと再開できた記念に同じファミレスで食べよう!」
上条「無理です!上条さんのお財布を空っぽにする気か!?」
インデックス「ぶーケチー」
上条「子供には分かんねえかもしれないけど家の家計は火の車なんだぞ?」
インデックス「子供じゃないもん!インデックスはもう一人でトイレに行けるからね!」
上条「いやもうその発言が子供っていうか」
インデックス「とうま?」
上条「まて。子供じゃないなら人に噛み付いたりしないよな?」
インデックス「問答無用かも」ガブッ
上条「ぎゃああああああああああああ」
学校も終わり帰宅中。時間はおやつ時を過ぎたあたりか。当然と言えは当然だが鳴護アリサと一緒に帰宅している。転校生の噂を聞きつけ何人かの生徒が俺のクラスに足を運んでいた。ということはこの学校の大人数が鳴護アリサの存在を知ったわけだ。そして教室から校門を出る間、何人かの生徒から殺意の眼差し受けた。が、分からない訳ではない。ピンクのセミロングな髪を下ろしてこの瞳。口。全てがパーフェクト。つまり可愛い。だからと言ってどうこうなるわけじゃないが。なにやらとうまくんと呼ぶくらい親しい相手がいるらしいからな。恋愛に興味がないとは言わないが正直恋人を欲しいとは思わない。何故思わないかは分かりきっている。
アリサ「そういえば平賀くんって初めて学園都市きたんだよね?」
永生「そうだよ?」
アリサ「じゃあ能力開発とかしてないの?」
永生「(能力開発……そうか俺もこれから受ける事になるのか。せめて戦闘形だと良いんだがなー)」
永生「してないよ。そいえば能力開発って具体的になにやるんだ?」
アリサ「えーと…全く知らないの?」
永生「能力開発を受けるとは聞いたけど内容は聞いてない。しまった浅野さんに聞けば良かった」
アリサ「浅野さん?」
永生「俺に学園都市について説明した人だよ。それで何やるの?」
アリサ「あんまり大きな声で言えないけど…薬を飲んだり催眠術をかけたり、頭に電極をつけたりとかかな」
永生「マジか。やるなぁ学園都市」
アリサ「やるなあって平賀くん怖くないの?」
永生「でも痛かったりする訳じゃないだろ?」
アリサ「そっそうだけど」
永生「じゃあ大丈夫だ。なんの能力が使えるか楽しみだ」
アリサ「痛くなかったらいいの!?」
永生「うん。薬とか、電極刺すと超能力が使えるよ!しかも痛くないよ!って言われたらやるしかないでしょ」
アリサ「そうかなあ〜??」
しまった下げてしまった。フィルターにかかる言葉使ってなくて良かった
永生「鳴護さんは怖かったの?」
アリサ「最初は怖かったよ。でも実際はそんなに怖くなかったんだ」
永生「へぇ〜てっきり手術室みたいな所でやるかと思ってたな」
アリサ「そんな事ないよ!そんなとこでやるなんて私無理だよ!」
永生「確かに鳴護さんじゃ無理そう」
アリサ「私だけじゃないと思うけど…」
永生「多分基本女子は無」
俺は躓いた……ように見せかけて銃弾を回避した。まさかこんな時間に堂々と撃ってくるとは…。流石学園都市と言ったところか。実際に飛んできた銃弾は二発。銃弾と言っても麻酔弾?のようなものだから殺そうとは思って無いみたいだが。
永生「おっと。鳴護さん!?」
鳴護アリサは全身のちからが抜けたように崩れ落ちた。ここで驚くフリをしておかないと不自然な光景なるだろう。そして素早く抱きとめた。
永生「危ね!いきなりどうしたんだ?」
永生「おーい、鳴護さーん」
起きるわけが無いのだが一応声をかける。今から撃ってきたら流石にまずい。さっきのように誤魔化せない。まっく面倒くさいな。
永生「電話しよ」プルルル
永生「あっ救急車お願いしたんですけど…。理由ですか?知り合いが急に倒れたんで………………」
この状況なら撃ってこないだろう。撃ったら急に電話が切れることになる。そしたらアンチスキル?が即座に駆けつけるだろうしな。誰かは知らんがそこまで馬鹿なやつじゃないだろう。
永生「はい。はい。じゃあとりあえず寝かせとけばいいんですね。分かりました」
永生「持病でも持っているのかな?」
絶対誰かに見られてるだろう。スナイパーの仲間に。わざわざスナイパーまで用意するやつらなんだから録音までしてもおかしくない。つまり黙っていたりしたら不自然って訳だ。当然だ。知り合いが急に倒れてボーッとしてるやつは僕は怪しいですといってるような物だからな。
学園都市きて早々これか。俺は家に帰って超能力の勉強がしたかったんだがな。一通りの知識を覚えても損は無いはずだ。むしろ覚えてないとこれからえっ?知らないの?という会話を何回も繰り広げ無ければならないだろう。
永生「おっ救急車来た」
スナイパーは撃ってこなかった。更に面倒な事にならなくて一安心だ。といってもこれから付き添いで救急車に乗らなきゃならないからどの道面倒なんだが。
救急隊員「倒れた時の状況は?」
永生「急に倒れたので状況といっても…」
救急隊員「元々体調悪かったなどはありますか?」
永生「たぶんないと思います」
救急隊員「ありがとう。じゃあ乗ってください。」
永生「あっはい。」
救急車の中は俺の知ってる救急車とは全てが違った。まず患者が寝る場所がタンカとかではなくカプセルのような透明なものだった。そして救急隊員はヘルメットを被っている。そしてヘルメットのガラス?のような部分に文字や図のような物が映し出されている。一番驚いたのは救急車の中ではなく、窓からの景色。恐らく4メートルは浮いているだろう。車の上を高速で移動している。やたらと救急車が来るのが早かった理由はこれか。
救急隊員「とりあず命の別状はないですね」
永生「そうですか。良かったです(眠らせただけなのか?それともなにか薬品を注入したのか…)」
救急隊員「君はこの子とどういう関係?」
永生「実はまだ会って2日目なんですよね」
救急隊員「2日目?転校生かな?」
永生「俺とこの人が転校生です」
救急隊員「なるほど。しかし転校して早々運がないな」
永生「疲れてたんですかね」
救急隊員「恐らくちがうな。これは眠らされている」
永生「眠らされている?」
救急隊員「つまり誰が薬品を飲ませたたりしたという事になる」
永生「そうなんですか。変な事しますね」
救急隊員「変な事か。むしろ変な事をしようしとしたんじゃないかな」
永生「ありえますね〜」
救急隊員B「(いつも思うけどこいつ付き添いの人との会話に絶対こういう事まぜてくるよな)」
救急隊員B「(この子も普通に返してるし…)」
救急隊員「君が電話をしたということは君が眠らせたという事じゃあないな」
永生「そんな事もするはずないじゃないですか」
救急隊員「とか言いつつこの子を狙ってるんじゃないか?だいぶ可愛いしな」
永生「確かに可愛いけど狙ってませんよ」
救急隊員「なんだ。実は…みたいなのを期待してたんだがな」
救急車が止まった。止まる時も実にソフトだった。救急車に乗っていた時間は短いが、スピードはかなりでていた…つまり結構離れた場所にある。もっと近くに病院はなかったのだろうか。
救急隊員「カプセルから出すぞ」
救急隊員B「了解」
救急隊員C「はいよ」
救急隊員「君は後についてきてくれ」
永生「分かりました」
鳴護アリサは病室へ運ばれていった。眠らされてただけなので当然だが。俺も病室に入ったが…正直帰りたい。待ってるだけとは何もすることがない。つまり暇だ。
永生「………」
永生「起きろー」
永生「そろそろ限界だー」
永生「おーい」
永生「流石に寝すぎだと思うぞ」
医者「まだ起きないですか?」ガラガラ
永生「そうなんです。」
永生「かれこれ六時間もまってるですよ」
医者「うーん。しかし君もよく待ってるますね」
永生「ここまで待ったならお礼くらい聞きたいじゃないですか」
医者「といっても起きる様子は無いですし…」
アリサ「う〜ん」
永生「やっと起きたか」
アリサ「あれ?私学校から帰って…」
永生「おはよう」
アリサ「平賀くん?」
永生「まあとにかく帰ろう。歩きながら説明するから。先生、帰ってもいいですか?」
医者「特に異常はないようなので大丈夫です」
アリサ「ありがとうございます」
医者「お大事に。それと君たち家は遠い?」
永生「めっちゃ遠いです」
医者「じゃあ車用意するからそれで帰ってください」
永生「あざーす」ダラーン
アリサ「平賀くんお医者さんの前でそんな風に座っちゃダメだよ」
永生「いやもう疲れたし…」
医者「鳴護さん、彼もだいぶ参ってるようだしいいじゃないか。では」ガラガラ
永生「とりあえず帰ろう。もう車の中で寝る」
アリサ「え?説明は?」
永生「疲れが急に襲ってきた。明日にしてくれ」
アリサ「うっうん」
アリサ「平賀くん!平賀くん!起きて!」
永生「ん?あっ着いたのか」
アリサ「ありがとうございました」
永生「ねむい…」バタン
永生「じゃ」
アリサ「まって!」
永生「?」
アリサ「その運転手さんから話聞いたの」
永生「(手間が省けた。いい運転手だ)」
アリサ「助けてくれてありがとう!」
永生「どういたしまして。じゃあおやすみ〜」
アリサ「うっうん。おやすみ」
アリサ「(ちょっと冷たい気がするな…。眠いのかな?)」
睡眠欲と食欲が同時に襲ってきた。ご飯はインスタントで簡単に済まして寝よう。俺は待つというのがあまり好きではない。というか嫌いだ。精神力が二次関数並に減っていく。飲食店で待たされると殺意が湧いてくる。だから行かない。つまり今日は地獄のような日だった。
永生「あーーー」
永生「起きるの早」
昨日早くに寝たからだろう。風呂も入ってなかったしちょうどいい。
永生「朝風呂…。意外といいもんだな」
学校に行くにも早いので散歩でもしようか。学園都市の早朝はどんな感じなのか。
永生「誰もいねぇ」
永生「素晴らしい」
一応制服に着替えた。そのまま学校へ行けるからだ。掃除ロボがやけに目がつく。なるほど朝に一気にやるのか。まあ夕方に大量のロボがいたらかなり邪魔だろう。朝がちょうどいい訳か。
DQN1「よー兄ちゃん朝から散歩かい?」
DQN2「俺たちいま金欠なんだよな〜」
DQN3「そうそう。金欠金欠(笑)」
いつの間にか裏路地に入ってしまった。浮かれすぎた。しかし起きるの早いな。まだ四時だぞ。
永生「朝からご苦労だな…」
DQN1「余裕だな兄ちゃん。能力者かい?」
永生「まだ開発すら受けてないよ」
DQN3「ほぉー外から転校したのか。じゃあママからの仕送りもたっぷりもらってるよな?」
永生「男に絡んで楽しいか?」
DQN2「あぁ!?」
DQN1「粋がるのはいいが俺ら全員レベル2異常はあるぜ?」
永生「なるほど。じゃあ超能力とはどういうものか見せて貰おうか」
次の瞬間DQN2が吹き飛んだ。
DQN1「なに!?」
DQN3「てめえ嘘つきやがったな!!」
DQN1「なるほど大気系能力者か」
DQN1「残念だったな。俺の能力は大気を切り裂いてかまいたちを作り出す空気斬撃(ウィンドスラッシュ)だ」
永生「へえ。楽しみだな」
DQN1「言ってろ」
DQN1がかまいたちを繰り出した。その切れ味は人体を軽く致命傷にするほど。そしてそのかまいたちはDQN3へとそれていった。
DQN3「うお!」
DQN1「ぐはぁっ!」
そしてDQN1は吹っ飛ばされた。DQN3は何が起きたのかを理解できない。いつも通り朝にカツアゲをしてゲームセンターでその金を使い果たす。だか二人の相棒はすでに血だらけになって後ろの壁にめり込んでいる。
DQN3「こっ殺さないで!」
永生「物騒なこと言うなよ」
DQN3「頼む!何円でもだすか」
DQN3「おがっ!」
永生「すごかったなー。超能力。いや俺も使いたいわ」
同時刻。不自然にも出入り口が一つもない建物で髪の長い人物は驚愕した。
アレイスター「魔術や超能力以外にもあのような力が存在するとは」
アレイスター「ふふふ。人生とはままならいものだ」
オティヌス「おい人間。禁書目録とくっつき過ぎではないか?」
上条「どこをどう見たらそう見えるんですかね?上条さんは絶賛朝食を襲われ中なのですが」
インデックス「とうまー!その目玉焼きを一口食べさして欲しいかも!」
上条「騙されないぞ!一口と言っておきながら全部食べるやつだろ?そんな見え透いた手に引っかかかるか!」
インデックス「全部食べるつもりはないんだよ。私の一口のサイズがたまたま目玉焼きと同じサイズだっただけなんだよ!」
楽園追放…………めっちゃ良かった。あれは神作。あれをディスるやつは消し飛ばす。いやマジでなんでこんないい映画を知らなかったんだろう。入場者特典みたいなやつ全週ほしかった。すげえ後悔してる。
しかし禁書のアニメはいつやるのだろう。レールガンでもいいけどやってくれんかなぁ。
上条「分かった分かった。あげるから大人しくしてくれ」
インデックス「ほんと!?ありがとう!とうま!」パク
上条「不幸だ…」
オティヌス「そいえば時間大丈夫か?」
上条「えーと今は8時30分!?」
上条「遅刻だ!」
インデックス「いってらっしゃ〜い」
オティヌス「毎朝忙しいやつだ」
上条「どうだ!?」
小萌「遅刻ですよ!」
青髪「かみやんまた遅刻かいな〜」
土御門「何やら言い争ってからにゃー」
上条「インデックスのやつがおれの目玉焼きをとろうしてたんだよ」
青髪「そんな素敵イベントに遭遇してたんかい!」
上条「いや出るとき声ぐらいかけてくれよ…」
土御門「それじゃかみやんが遅刻しないにゃー!」
上条「したらまずいだろ!」
青髪「遅刻くらいしないと割にあわないんや!どうせまたラッキースケべにあってあッごめんね。おっおうみたいな事あったんやろ!?」
上条「どこでそれを!?」
青髪「しね!」バキッ
上条「痛あー」
土御門「爆発しろ!」バキッ
上条「ぐはぁ」
男子A「なんでお前ばっかり!」バキッ
上条「なんで!?」
小萌「はわわ上条ちゃんをいじめないで下さーい」
永生「……」
アリサ「とっとうまくんっ!?」
永生「めっめっちゃ殴られてる」プクク
アリサ「感想おかしくない!?」
永生「その分モテてるからちょうどいいんじゃない?」ククク
アリサ「やっぱりとうまくんてモテるんだね…」
永生「まあ俺が見ても分かるほどだしな」
アリサ「むぅ〜」
小萌「みなさーんそろそろ授業が始まるので座って下さーい」
生徒「「「はーい」」」
永生「授業になったら流石に座るか」
アリサ「切り替えが早いね」
このクラスの普通教科のレベルはまずまずと言ったところだ。俺の行ってた高校と変わらない。超能力についての授業は頭を傾げるばかりだが、それよりも体育の授業が印象に残った。たまには遊ぶかという事でドッチボールをやった。普通段々人が減ってきてどちらかがいなくなったら終わり、のはずが終らない。
上条当麻が集中砲火されていた。上条当麻も簡単には当たらないのが問題だった。
男子D「死ねええええ」ブン
上条「お前ドッチボールで出す言葉じゃねえだろ!」ヒョイ
青髪「オラァァァァァ」ブン
上条「お前そんな声でるんだな」ヒョイ
終始このペースだった。朝も見たなと思いつつこいつは今までに何をやったんだ?という疑問も浮かんだ。そして放課後先生に呼び出された。
ほう
呼び出された俺は会議室のような部屋に連れて来られた。鳴護アリサの事か、それとも能力開発の事か。
小萌「平賀ちゃん今日は予定ありますか?」
永生「ないです」
小萌「良かったです。今日は能力開発の事で呼び出したました」
永生「おお」
小萌「楽しみでしたか?」
永生「楽しみです。どんな能力が使えるのかな〜って」
小萌「先生も楽しみなのです。では平賀ちゃんには今週までに開発機関に行って欲しいのです」
永生「分かりました」
小萌「時間は昼の2時から6時の間に来て欲しいそうです」
永生「短いですね」
小萌「研究者さんも忙しいのですよ〜。では気をつけて帰ってくださいね」
永生「はーい」
こんなにも早く能力開発する事になるとは。なにか理由でもあるのだろうか。早いに越した事はないから問題はないが。
打ち止め「………」
黄泉川「今日のご飯はなんにしようかな〜」
芳川「私はカレーがいいわ」
打ち止め「……」
黄泉川「カレーかぁ、最近食べてなかったからちょうどいいじゃんよ」
芳川「一方通行。あなたはなにがいい?」
一方通行「肉」
打ち止め「……」
黄泉川「じゃあ肉の沢山入ったカレーにするじゃん」
芳川「食材はあるの?」
黄泉川「ルーと肉意外なら…」
芳川「ないのね」
打ち止め「鍋が食べたーい!!!」
芳川「さっきから熱心に見てると思ったら鍋を見てたのね」
黄泉川「でも芳川はカレーが食べたいらしいしじゃん」
芳川「私は全然いいわよ?」
黄泉川「そうか。じゃあ鍋にするじゃんよ!」
打ち止め「わーい!鍋だー!」
黄泉川「さっそく買い物に行かなきゃな」
芳川「一方通行よろしk」
一方通行「オレは絶対いかねェぞ」
打ち止め「行かないの?ってミサカはミサカはあなたに聞いてみる」
一方通行「黄泉川と行ってこい」
黄泉川「わっ私は野菜を切らなきゃいけなじゃんよ」
一方通行「買い物行ってからでもできるだろ」
黄泉川「仕込みとか時間がかかるじゃん?」
一方通行「どの道買い物行ってからでも
問題ねェだろ」
芳川「(押されてるわね)」
黄泉川「打ち止めもお前と一緒に行きたいだろうし…な?」
一方通行「な?じゃねェよなんで毎回オレが」
打ち止め「ねーねー行こうよ〜ミサカはあなたと一緒に買い物がしたいな♪ってミサカはミサカはあなたの腕を引っ張りながら訪ねてみる!」
一方通行「腕引っ張んな」
打ち止め「じゃあ一緒に行く?」
一方通行「めんどい」
芳川「そいえばコーヒーなくってたわね」
打ち止め「大変だ!スーパーに買いにいかなきゃ!ってミサカはミサカはわざとらしく言ってみる!」
一方通行「仕方ねェ。コーヒー買いに行くついでだ」
打ち止め「やったー!じゃあ行ってきまーす」ドタドタ
一方通行「手引っ張んな」
黄泉川「芳川」
芳川「なに?」
黄泉川「最初からコーヒーないって言っておけば良かったじゃん?」
芳川「どの道行ってたと思うわ」
黄泉川「あいつも素直じゃないじゃんよ」
土御門「上条。先日鳴護アリサが襲われた」
上条「アリサが!?」
上条「クソ!会えたばっかなのに!」
土御門「襲われたが怪我はしてない。平賀永生が一緒にいたから誘拐はされなかったらしい」
上条「平賀…転校生か。なぜ誘拐されなかったんだ?」
土御門「そこまではな。だがまた狙ってくるだろう」
上条「誰がやったんだ?」
土御門「襲撃犯は暗部と魔術師だ」
上条「暗部と魔術師?どういうことだ?」
土御門「魔術師鳴護アリサの力を話したんだろう。暗部のやつらはそれぞれ問題を抱えているからな。奇跡を起こせるとなれば飛びついてでも協力するだろう」
上条「ともかくそいつらの場所を探さないとな」
エツァリ「その必要はないですよ」
訂正
土御門「魔術師鳴護アリサ…」
↓
土御門「魔術師が鳴護アリサ…」
永生くんの顔のイメージがない。考えた方がいいのだろうか
エツァリ「すでに場所は特定しています。隠す気がないのかバレバレでしたね」
土御門「上条はそこへ向かってくれ」
上条「お前はどうするんだ?」
土御門「俺は少し別行動だ」
上条「分かった」
上条たちがついたのは壁に囲まれた空き地、という表現が最適だろう。目立った物といえば4つの椅子と2つの机。上条達は隣のマンションからその光景を一望できた。
上条「あいつらか?」
エツァリ「そうですね。しかしなぜ魔術の痕跡をけさないのでしょうか」
上条「それなんだ。さっきからその理由を考えてるけど分からないんだ」
エツァリ「罠かこの街に魔術師がいると知らないのか。どっちかでしょうね」
上条「罠だとしてもわざわざ自分の場所を教える事はないだろ…!。まさか囮?」
エツァリ「それしかないでしょう。まさか今まで気付かなかったなんて言いませんよね?」
上条「ははっかっ上条さんがそんな事に気づかない訳ないだろ〜」ギク
エツァリ「よくそれで今まで生き残れましたね」
上条「今日はちょっと調子が悪かったんだよ!」
エツァリ「見苦しい…。御坂さんが心配になってきました」
上条「クッ言い返せない…」
エツァリ「やっぱり囮でしたね。ほら、前から敵が来ましたよ」
上条「いやお前倒せよ!?」
エツァリ「まず敵が魔術師か能力者か、見極めが必要ですよ」パンパン
上条「普通に撃ちやがった」
エツァリ「わざわざ魔術を使う事もないでしょう。脳のある鷹は爪を隠すっていうですし」パンパン
上条「俺には当てんなよ!」ダッ
上条「オラァ」キュイーンバキッ
能力者「なに!?ぐはっっ」
魔術師「この手にやどりし雷の龍!」バチバチ
上条「うおっ」キュイーン
魔術師「馬鹿な!なぜ消えた!」
上条「海原!魔術師だぞ!」
エツァリ「あなたなら大丈夫です。じゃあ私は先に帰ってるんで」
上条「まて!まだまだ敵は残っているぞ!」
エツァリ「逃げながら魔術で倒します」ダッ
上条「おおーい脳ある鷹は爪を隠すんじゃなかったんかーい」キュイーン
魔術師「なぜ消える!仕方ない…」
上条「なんかすごい技がくる予感!海原ー!俺ヤバイよー!!!」
エツァリ「ユーキャンドゥーイット」
魔術師「十六の響きを一つに。光ある天使の力を昇天せよ。広がりゆく雷鳴は太陽を模す。響き、昇天、雷鳴。輝きの世界を!!!」
上条「うおっ!」キュイーン
魔術師「なっ…。ありえない!」
上条「よしっ」ダッ
魔術師「座標攻撃だぞ!いくらなんでも消せる訳がない!」
上条「それができるんだよ!」バキッ
黒髪ジャージ「嘘だろ。あいつがやられるなんて」
ピアスジーパン「勝てるわけねぇ。あの魔術を防ぐやつなんかに俺が勝てる訳……」
エツァリ「実際どうなんですか?」ヒソ
上条「たまたまだよ。ぶっちゃけ今死んでたかも」ゾォォォ
エツァリ「一気に弱く見えました。さて、始末しときますか」パンパン
上条「しかしあれだけ騒いでもあいつら動かねえぞ」
エツァリ「恐らく魔術で作られた人形でしょう」
上条「あれは消しとかなくていいのか?」
エツァリ「あの辺は罠の巣窟に決まってるでしょう。そんなに死にたいんですか?」
上条「死にたくないよー」
エツァリ「どうやら死にたいようですね」スチャ
上条「冗談!ジョーク!だからその物騒な鉱石しまって!」
土御門「さて、あいつらが到着する前に始末しておかないとな」
土御門「結標」
結標「はいはい」
土御門「今は何回移動できる?」
結標「んー6回ね」
土御門「足りないな…。その後は俺が指定する場所に飛ばしてくれ」
結標「了解」ヒュン
狙撃手「ほんとに来るんかなぁ」
狙撃手「別に魔術の囮に来る奴なんかいないと思うんだが…」
音もなく土御門と結標は狙撃手の後ろに現れた。しかし着地時にはどうしても音がなる。
狙撃手「!」
土御門 パン
土御門「いきなり当たりだな。これであと三人だ」
結標「スナイプポイントを虱潰しにするの?」
土御門「かなり絞ったんだがな」
結標「どうでもいいけどね」ヒュン
結標「次でラスト。ハァ疲れた」ヒュン
赤帽子スナ「なっ!」
土御門 パン
土御門「これで四人全員始末したな。後は囮の痕跡を追えば直みつかる」
結標「一石二鳥ね」ヒュン
土御門「6回じゃなかったのか」
結標「その時の気分ではね」
土御門「仕事に浮ついた発言はやめろ。お前の能力の限度で生死が左右されることになるからな」
結標「限度って言っても別にこの補助装置のバッテリーがもつ間は制限はないわ」
土御門「分かった。じゃあ第二アジトに転移してから上条たちの所にテレポートだ」
結標「(言わなきゃ良かったかしら)」
上条「結局そいつらはどこにいるんだ?」
エツァリ「土御門さんが来たら分かります」
上条「ふーん」
上条「それはいいけどわざわざ個室サロン借りなくても…」
エツァリ「だからと言ってファミレスでは話せないでしょう?」
上条「それもそうか」
土御門「待たせたな」ヒュン
結標「よっと」ヒュン
上条「ん?あなたはいつぞやの倒れていたお姉さん」
結標「あぁあなただったの?助けてくれてありがと」ニコ
上条「いっいえ」アセアセ
エツァリ「どうしたした?結標さんに惚れましたか?」
上条「ちがう!ただ男の本能が反応しただけだ!」
エツァリ「え?」
上条「(しまったーーーー!!!)」
エツァリ「何言ってるんですか?」
上条「口が滑ったというかなんというか…」
結標「ちょっと引くわね」
上条「あぁ!上条さんのイメージが!」
エツァリ「それで土御門さん。敵は?」
土御門「魔術師結社【草原の天災】」
土御門「こいつらはそんなにメジャーな組織ではないが、ある事情に関しては頻繁に関わってくる」
上条「その事情ってのは?」
土御門「奇跡」
土御門「奇跡に関する魔術に対しては必ず現れる」
土御門「と言っても奇跡に関する魔術ってのもそこまで数がある訳じゃない。だから有名ではないが」
土御門「ここからが問題だ。そいつらが動く機会が少ないって事もあるがどんな魔術が使われてるか分からない。ただ座標攻撃を使って来たという話はある」
土御門「そして草原の天災に出くわして生き残った人物はほとんどいない」
土御門「分かるか?それほどの相手って事だ」
エツァリ「生き残りも少ないから噂も広まらない。だから情報も少ない。困りましたね」
結標「それって距離はどれくらいとかわからないの?」
エツァリ「目に見える範囲…とか?」
結標「うわぁ」
上条「じゃあ尚更止めないとな」
上条「このままだとアリサだけでなく他の人も危険な目に会う。その前に必ず止める!」
結標「まっその前に場所を突き止めなきゃいけないわね」
???「その必要はない」
エツァリ「なっ」
その瞬間強烈な爆発が起こった。が、爆発はかき消された。
マクスト「ほう。今のを攻撃を消すとはどうゆう超能力だ?」
マクスト「なんにせよ自己紹介はしておこう。マクスト=フェンサーだ。」
土御門「ちっ」
マクスト「ふんっ」
土御門が拳銃を取り出した瞬間、土御門の手元が爆発した。
土御門「ぐあっっ!」
それに応じて結標が移動座標を発動しようとする。
結標「!?」
が、マクストの体内に移動させたはずのテーブルはゴトンと鈍い音を立てた。
マクスト「危うく死ぬとこだった。超能力も侮れないな」
結標の腰辺りからで爆発が起きた
エツァリ パンパンパン
エツァリ「(ホログラムッッ)」
上条「くそっ!まだだ!まだ助かる!」
土御門「禁式 札ヲ張リ、地脈ヲ吸イ上ゲ力ヲ纏エ。我ノ力ハ有限。スベテヲ使エバ無限ニモマサル」
マクスト「むおっ」
エツァリは原典を取り出した。とにかく今の敵を排除しようと。しかしマクストは自分の周りを連続爆発させ部屋壁を弾け飛ばした。
エツァリ「クッ!」ダッ
エツァリ「逃げられましたね」
エツァリ「土御門さん」
エツァリ「…」
すでに虫の息。魔術の行使はここまで負担がかかるものなのでしょか。自分も人の事言ってられる状況ではないのですが。
エツァリ「クッ」ズキン
エツァリ「この状態じゃ戦えもしないでしょうね」ズキズキズキ
上条「早くしないと間に合わなくなるぞっ」ピリリリリ
冥土帰し「どうしたんだい?」
上条「知り合いが!知り合いが体を2つに千切られた!!」
冥土帰し「なに?場所はどこだい?」
上条「ええとビルの個室サロンの五階の真ん中の部屋で…」
冥土返し「君の携帯から場所は特定した。すぐ向かうからビルの下で待っててもらえるかい?」
上条「あと他に二人相当重症なんだ!」
上条「絶対先生が助けてくれるからな!」ダッ
エツァリ「(……まだ助かると思ってるのでしょうか)」
エツァリ「(土御門さんならまだしも結標さんは…)」
マクスト「あの金髪…まさか陰陽師だったとはな」
マクスト「もう一人の小僧も魔導師。恐らくもう少し遅かったらやられていたな……グッ」
マクスト「ハァハァ思ったよりダメージが大きいな」
マクスト「いや、まさかこれは…」バタッ
一方通行 ピロリン
打ち止め「それでねミサカは………」
一方通行「(グループ?)」
打ち止め「でもでもミサカは………」
一方通行「(……)」
打ち止め「ねぇねぇミサカの話聞いてるのってミサカはミサカは腹をたてながらおこってみる!」
一方通行「打ち止め」
打ち止め「えっ?」
一方通行「すまねェ」カチッ
黄泉川「はーい今でるじゃんよー」ピーンポーン
黄泉川「何のようです」ガチャ
黄泉川「!」
一方通行「こいつを預かってくれ」
黄泉川「お前…どういうことだ?」
一方通行「頼む」
黄泉川「せめて事情くらい」
一方通行「頼む…」
黄泉川「一方通行……」
黄泉川「…」
黄泉川「夕飯までには戻ってくるじゃんよ」
一方通行「アァ」ヒュバッ
ちょうど結標と土御門が運ばれている時だった。場所は座標が送られていたがそれも必要はなかった。空を飛ぶとすぐ目につくのが空に向かって伸びる黒い煙だった。
上条「一方通行!?」
一方通行「オマエは無事なのか?」
上条「あっああ。だけど土御門たちが!」
一方通行「知ってる」
タンカに乗った土御門と結標が運ばれてきた。土御門は口が血まみれに。そして顔色は死人のようだった。結標は腰の当たりから上と下で体が分かれていた。今も血が流れている。
一方通行「結標…土御門…」
エツァリ「一方通行さん。今来たんですか」
エツァリ「事情は聞いているかもしれませんが敵の襲撃によって結標さんが。土御門さんは魔術の後遺症です」
一方通行「オマエは?」
エツァリ「流石ですね。隠してたつもりですが」
臭いオリキャラssで無駄に傷つけられる原作キャラ
まさか牡蠣が当たるとは……
ゲロゲロはきまくって絶賛不幸中です
このSSまとめへのコメント
がんばれ