【安価】主人公「安価でトロスト区防衛戦を生き残る」【進撃の巨人】 (234)

タイトル通り安価で決めた主人公が安価でトロスト区防衛戦を生き残る話です。
基本的に原作沿いでストーリー進行。

主人公の名前↓2

主人公の苗字↓4

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418649565

テリー

ルービック

ksk

ベントン

主人公名「ルービック・ベントン」

基本的な性格

1クール

2熱血

3お調子者

4クソ真面目

5その他(好きな性格)

↓1

スケベ

女好き

主人公名「ルービック・ベントン」

基本的な性格「スケベ」

ルービックのステータス。
能力値は0~99のコンマで決定

立体起動↓1

馬術↓2

対人格闘↓3

座学↓4

99

だめみたいですね

はっ

ほいさ

はい

(おっ?落ちこぼれかな?)

強いスケベとか格好いいやん?

対人戦が頭一つとびでてるな
対人戦強くてスケベとか…上官に可愛がり()されそう

主人公名「ルービック・ベントン」

基本的な性格「スケベ」

「ステータス」

立体起動 36(下の中、モブ並)
馬術 40(口笛を吹いても馬が戻ってこないレベル)
対人格闘 74(エレン並)
座学 48(コニーよりはマシ)


生き残れるのかこれ…

主人公の口癖or決め台詞↓2

経験するまで[ピーーー]ないぜ!

頑張れば何とかなるさ

馬術判定厳しくないかw

でも大丈夫、一番重要なステは幸運だから

>>22
ダメそうですね

主人公名「ルービック・ベントン」

基本的な性格「スケベ」

「ステータス」

立体起動 36(下の中、モブ並)
馬術 40(口笛を吹いても馬が戻ってこないレベル)
対人格闘 74(エレン並)
座学 48(コニーよりはマシ)

口癖「頑張れば何とかなるさ」

次からは主要キャラとの関係と好感度

エレンの好感度↓1コンマ

エレンとの関係↓3
基本的に何でもいいです 例 友達 ライバル 下僕(ルービックが)

このスレでは運補正で数値が変動することはありませんのであしからず
だいたいコンマのリアルラックにかかっています

友達の友達

悪友

こんな時だけ荒ぶるコンマww

エレンとの関係「悪友」 好感度「99」(ミカサやアルミンと同じくらい大切に思われている。ルービックの為なら命をはれる)

ミカサの好感度↓1
エレンとの関係↓2

ほい

ほい

↓2はミカサとの関係なんだよな?
安価下

すいませんミス ×「エレンとの関係」  ○「ミカサとの関係」

ミカサとの関係最安価↓

まあ喧嘩以外並以下のスケベ男がエレンと絡んでたらミカサはそうなるよな

エレンとの関係「悪友」 好感度「99」(ミカサやアルミンと同じくらい大切に思われている。ルービックの為なら命をはれる)
ミカサとの関係「敵」 好感度45(隙あらばルービックを亡き者にしようとしているがエレンが悲しみそうなのでギリギリの所で踏みとどまっている)

アルミンの好感度↓1
アルミンとの関係↓2

おう

よく座学を教えてもらってる

エレンとの関係「悪友」 好感度「99」(ミカサやアルミンと同じくらい大切に思われている。ルービックの為なら命をはれる)
ミカサとの関係「敵」 好感度45(隙あらばルービックを亡き者にしようとしているがエレンが悲しみそうなのでギリギリの所で踏みとどまっている)
アルミンとの関係「座学を教えてもらっている」 好感度56(同期の仲間。エレンが気に入ってる人と知っているくらいの認識)

ライナーの好感度↓1
ライナーとの関係↓2

tぷ

同期

知人程度

エレンとの関係「悪友」 好感度「99」(ミカサやアルミンと同じくらい大切に思われている。ルービックの為なら命をはれる)
ミカサとの関係「敵」 好感度45(隙あらばルービックを亡き者にしようとしているがエレンが悲しみそうなのでギリギリの所で踏みとどまっている)
アルミンとの関係「座学を教えてもらっている」 好感度56(同期の仲間。エレンが気に入ってる人と知っているくらいの認識)
ライナーとの関係「同期」 好感度54(同期の仲間。時々対人格闘の訓練を一緒にやる)

ベルトルトの好感度↓1
ベルトルトとの関係↓2

a

お互い苦手意識を持っている

エレンとの関係「悪友」 好感度「99」(ミカサやアルミンと同じくらい大切に思われている。ルービックの為なら命をはれる)
ミカサとの関係「敵」 好感度「45」(隙あらばルービックを亡き者にしようとしているがエレンが悲しみそうなのでギリギリの所で踏みとどまっている)
アルミンとの関係「座学を教えてもらっている」 好感度「56」(同期の仲間。エレンが気に入ってる人と知っているくらいの認識)
ライナーとの関係「同期」 好感度「54」(同期の仲間。時々対人格闘の訓練を一緒にやる)
ベルトルトとの関係「お互い苦手意識を持っている」 好感度「56」(挨拶くらいはかわすが2人っきりになると会話がなくなる)

ちょっと人いないみたいなんでまとめます

アニの好感度(コンマ)と関係↓1

ほい

嫌い

殺意

書いてなかったすいません、関係は下の人のやつで

エレンとの関係「悪友」 好感度「99」(ミカサやアルミンと同じくらい大切に思われている。ルービックの為なら命をはれる)
ミカサとの関係「敵」 好感度「45」(隙あらばルービックを亡き者にしようとしているがエレンが悲しみそうなのでギリギリの所で踏みとどまっている)
アルミンとの関係「座学を教えてもらっている」 好感度「56」(同期の仲間。エレンが気に入ってる人と知っているくらいの認識)
ライナーとの関係「同期」 好感度「54」(同期の仲間。時々対人格闘の訓練を一緒にやる)
ベルトルトとの関係「お互い苦手意識を持っている」 好感度「56」(挨拶くらいはかわすが2人っきりになると会話がなくなる)
アニとの関係「嫌い」 好感度「27」(スケベなルービックを心底嫌っている。女の敵)

ジャンとの好感度と関係↓1

猥談で盛り上がる

>>54

エレンとの関係「悪友」 好感度「99」(ミカサやアルミンと同じくらい大切に思われている。ルービックの為なら命をはれる)
ミカサとの関係「敵」 好感度「45」(隙あらばルービックを亡き者にしようとしているがエレンが悲しみそうなのでギリギリの所で踏みとどまっている)
アルミンとの関係「座学を教えてもらっている」 好感度「56」(同期の仲間。エレンが気に入ってる人と知っているくらいの認識)
ライナーとの関係「同期」 好感度「54」(同期の仲間。時々対人格闘の訓練を一緒にやる)
ベルトルトとの関係「お互い苦手意識を持っている」 好感度「56」(挨拶くらいはかわすが2人っきりになると会話がなくなる)
アニとの関係「嫌い」 好感度「27」(スケベなルービックを心底嫌っている。女の敵)
ジャンとの関係「猥談で盛り上がる」 好感度「71」(性格的な意味でも性癖的な意味でも気が合う中)

サシャとの関係↓1

どか食い仲間

エレンとの関係「悪友」 好感度「99」(ミカサやアルミンと同じくらい大切に思われている。ルービックの為なら命をはれる)
ミカサとの関係「敵」 好感度「45」(隙あらばルービックを亡き者にしようとしているがエレンが悲しみそうなのでギリギリの所で踏みとどまっている)
アルミンとの関係「座学を教えてもらっている」 好感度「56」(同期の仲間。エレンが気に入ってる人と知っているくらいの認識)
ライナーとの関係「同期」 好感度「54」(同期の仲間。時々対人格闘の訓練を一緒にやる)
ベルトルトとの関係「お互い苦手意識を持っている」 好感度「56」(挨拶くらいはかわすが2人っきりになると会話がなくなる)
アニとの関係「嫌い」 好感度「27」(スケベなルービックを心底嫌っている。女の敵)
ジャンとの関係「猥談で盛り上がる」 好感度「71」(性格的な意味でも性癖的な意味でも気が合う中)
サシャとの関係「どか食い仲間」 好感度「63」(よく一緒に隠れて食料庫を漁っては罰を受けている)

クリスタの好感度と関係↓1

一目惚れ

パンチラハンター

エレンとの関係「悪友」 好感度「99」(ミカサやアルミンと同じくらい大切に思われている。ルービックの為なら命をはれる)
ミカサとの関係「敵」 好感度「45」(隙あらばルービックを亡き者にしようとしているがエレンが悲しみそうなのでギリギリの所で踏みとどまっている)
アルミンとの関係「座学を教えてもらっている」 好感度「56」(同期の仲間。エレンが気に入ってる人と知っているくらいの認識)
ライナーとの関係「同期」 好感度「54」(同期の仲間。時々対人格闘の訓練を一緒にやる)
ベルトルトとの関係「お互い苦手意識を持っている」 好感度「56」(挨拶くらいはかわすが2人っきりになると会話がなくなる)
アニとの関係「嫌い」 好感度「27」(スケベなルービックを心底嫌っている。女の敵)
ジャンとの関係「猥談で盛り上がる」 好感度「71」(性格的な意味でも性癖的な意味でも気が合う中)
サシャとの関係「どか食い仲間」 好感度「63」(よく一緒に隠れて食料庫を漁っては罰を受けている)
クリスタとの関係「一目惚れ」 好感度「40」(一目惚れしてアタックをしたが玉砕。若干苦手に思われている)

他にもキャラはいますがキリがないので以上です。
他に決めたいこととかありますか?

無いかな

決まったことまとめ

主人公名「ルービック・ベントン」

基本的な性格「スケベ」

「ステータス」

立体起動 36(下の中、モブ並)
馬術 40(口笛を吹いても馬が戻ってこないレベル)
対人格闘 74(エレン並)
座学 48(コニーよりはマシ)

口癖「頑張れば何とかなるさ」

エレンとの関係「悪友」 好感度「99」(ミカサやアルミンと同じくらい大切に思われている。ルービックの為なら命をはれる)
ミカサとの関係「敵」 好感度「45」(隙あらばルービックを亡き者にしようとしているがエレンが悲しみそうなのでギリギリの所で踏みとどまっている)
アルミンとの関係「座学を教えてもらっている」 好感度「56」(同期の仲間。エレンが気に入ってる人と知っているくらいの認識)
ライナーとの関係「同期」 好感度「54」(同期の仲間。時々対人格闘の訓練を一緒にやる)
ベルトルトとの関係「お互い苦手意識を持っている」 好感度「56」(挨拶くらいはかわすが2人っきりになると会話がなくなる)
アニとの関係「嫌い」 好感度「27」(スケベなルービックを心底嫌っている。女の敵)
ジャンとの関係「猥談で盛り上がる」 好感度「71」(性格的な意味でも性癖的な意味でも気が合う中)
サシャとの関係「どか食い仲間」 好感度「63」(よく一緒に隠れて食料庫を漁っては罰を受けている)
クリスタとの関係「一目惚れ」 好感度「40」(一目惚れしてアタックをしたが玉砕。若干苦手に思われている)

ミカサとの関係内容が好感度の割に酷すぎ内
アニと同様でいいのでは

見た目のスペックと入団前の境遇とかかな

出身地とか?まあ後は話の流れで決めていけばいいんでない?

>>64だってミカサだし…

では見た目と出身地だけ

見た目と出身地↓1 

シガンシナ区

ikemenn

馬面

茶髪で細マッチョ

主人公名「ルービック・ベントン」

基本的な性格「スケベ」

見た目「イケメン(茶髪で細マッチョ)」

出身地「シガンシナ区」

「ステータス」

立体起動 36(下の中、モブ並)
馬術 40(口笛を吹いても馬が戻ってこないレベル)
対人格闘 74(エレン並)
座学 48(コニーよりはマシ)

口癖「頑張れば何とかなるさ」

エレンとの関係「悪友」 好感度「99」(ミカサやアルミンと同じくらい大切に思われている。ルービックの為なら命をはれる)
ミカサとの関係「敵」 好感度「45」(隙あらばルービックを亡き者にしようとしているがエレンが悲しみそうなのでギリギリの所で踏みとどまっている)
アルミンとの関係「座学を教えてもらっている」 好感度「56」(同期の仲間。エレンが気に入ってる人と知っているくらいの認識)
ライナーとの関係「同期」 好感度「54」(同期の仲間。時々対人格闘の訓練を一緒にやる)
ベルトルトとの関係「お互い苦手意識を持っている」 好感度「56」(挨拶くらいはかわすが2人っきりになると会話がなくなる)
アニとの関係「嫌い」 好感度「27」(スケベなルービックを心底嫌っている。女の敵)
ジャンとの関係「猥談で盛り上がる」 好感度「71」(性格的な意味でも性癖的な意味でも気が合う中)
サシャとの関係「どか食い仲間」 好感度「63」(よく一緒に隠れて食料庫を漁っては罰を受けている)
クリスタとの関係「一目惚れ」 好感度「40」(一目惚れしてアタックをしたが玉砕。若干苦手に思われている)

イケメンだけじゃ描写不足だったので茶髪と細マッチョ追加。馬面はイケメンっぽくないのですいませんが省きます。
では開始で。






ルービック「安価でトロスト区防衛戦を生き残る」





 

イケメンなのにサシャ以外の女性陣の評価が平均値以下
やはりスケベか

横島タイプなんだろう

【845】

 その日人類は思い出した。

 奴らに支配されていた恐怖を…。

 鳥籠の中に囚われていた屈辱を……。



「この便はもう満員だ! 出航する!」

「これ以上は危険だ! 閉門しろ!」

「急げ! 巨人が門に突っ込んで来るぞ!」



 悲鳴のような叫び声が耳に木霊する。
 阿鼻叫喚の地獄絵図――まさにシガンシナ区は地獄そのものだった。

「…………」

 この時ばかりは、どんな時でも助平なことを考えてはのらりくらりと生きて。
 頑張れば何とかなるさ、と慣れ親しんだ口癖の1つや2つを吐いていたであろう俺の口も、鉛のように重くてろくに開かなかった。

 港の縁で騒ぎ立て、必死で逃げようと、生き延びようとしている人々から目を背け。
 偶然にも避難船に乗り合わせた俺の悪友とその彼女の方へ視線を反らす。

「……」

「……」

 死人のように生気を失ったその目。
 死人のように生気を失ったその顔。
 その姿を一目みただけで、何が起きたかは一目瞭然だった。

 俺は声をかけれなかった。
 何も言えなかった。

「巨人だー!」

「ウォール・マリアが突破された……!?」

「おしまいだ……」

「また人類は……巨人に食い尽くされる……」

「――駆逐してやる」

「この世から……1匹……残らず!」

「駆逐してやる!」

 それは腹の底から捻り出されたエレンの憎悪と憎しみ。
 ……俺の悪友は凄い。こんな現状を目の当たりにして、こんな現実を突きつけられて、尚も奴らにそう言えるのだから。

 俺には無理だ……。
 頭の中でエレンの叫びを反芻しながら、ぼんやりと港に取り残された人々が巨人に食われている様を眺めることしか出来なかった。

 すると、一体の巨人が目に映る。
 その巨人は気持ちの悪い造形を持った巨人の中でも、随分とまともな姿をしていた。

 雌型、とでも言おうか。
 豊満な胸があり、筋肉質ながらもスレンダー、ピシッとしまった腰つき……。

(……なんかエロいなぁ、あの巨人……)

 それはただの現実逃避だった。
 目の前の現実が受け入れられない弱い心を持った俺の拒絶反応。

 それでも。

(……あの巨人になら、食われてもいいかなぁ……)

 少しでもそう思った俺は――死ななきゃ治らない程のスケベなのだろう。

今日は寝ます。
次回からトロスト区防衛戦をやりたいと思うのでよろしくおねがいします。


期待


せめて奪還戦あたりまで生き残らせたいね

あれをおかずにするとはたまげたなぁ...


駄目だこいつ…

乙 安価とコンマで決めたわりに結構違和感なくまとまっててワロタww

乙 のちのピクシス司令である

初対面でゼロだと考えればマイナスじゃない限りは結構良い好感度だと思うんだがな

【850】

 あのシガンシナの悲劇から5年。
 俺やエレン達は訓練兵となり、本日卒業を迎える。

 幼いころからずば抜けた身体能力を持っていたミカサは当然のように主席。
 驚いたのは、俺と同じで喧嘩以外は才能があると言い難かったエレンが5番で卒業するということだ。
 エレンのあの台詞は嘘ではなかった。本気で巨人を1匹残らず駆逐するために、血反吐を吐いて己を磨いた結果なのだから。

 ちなみに俺はエレン達とは違ってトップ10どころかワーストから数えた方が速い成績である。
 キース教官からは「お前は巨人の餌になるのがお似合いだな」というお墨付きを頂けるほどだ。

 幼馴染なのになぜこれほどの差がつくのだろうか……。
 頑張れば何とかなるさと思っていたが、全くなんとかならなかった。


 仕方がない。
 俺はエレン達ほど努力はしていなかったから。

 訓練の辛い日々を黙々とクリスタの胸を揉むことやアニの胸を揉むことやミーナのおさげを揉む妄想で乗り切って来たくらいだ。
 そんな士気の低さで結果を出せるという方がおかしい。

 まあいいさ。憲兵団には入れずとも、頑張れば何とかなるさ。
 とりあえずは卒業祝いにと用意された慎ましい食事を頂くとしよう。

「いーよな、お前らは10番以内に入れてよ! どーせ憲兵団に入るんだろ?」

「ハァ? 当たり前だろ。何のために10番内を目指したと思ってんだ」

 すると、真横に座っていたジャンと同期の仲間の声が耳に届いた。

「オレも憲兵団にするよ。王の近くで仕事ができるなんて……光栄だ!」

 隣に座っていたマルコが続く。

「まだお利口さんをやってんのか、マルコ……言えよ本音を。内地に行けるからだろ?」

 にやり、とあくどい笑顔を浮かべてジャンはマルコに問う。

「やっとこのクッソ息苦しい最前線の街から脱出出来るからだ! 内地での安全で快適な暮らしがオレ達を待ってっからだろうが!」

 机を親の敵のように叩きつけながらジャンの力説が空に響く。
 ……ジャン・キルシュタイン。今期の卒業生の中で6番の成績を誇る優等生だ。成績だけは、だが。

 ざわざわとジャンの発現に騒ぎ始める周りの同僚達。

「おい、ジャン……あんまりそういうことは大声でいうもんじゃ……」

「なんだよルービック! 俺が間違ってるっていうのか!?」

 いや、全く思わない。
 むしろ行けるものなら内地に言って可愛い女の子と桃色な生活を送りたい。

「は…恥を知れよ! 少なくとも俺は――」

「あ~すまん。俺が悪かった。お前は優等生だったな……しかしお前らならどうする!」

 マルコが取り繕う島もなく、ジャンは手に持ったコップを大仰に周りの同僚たちに突きつけながらそういった。

「俺達が内地に住める機会なんてそうそうないぜ!? それでも「人類の砦」とかいう美名の為にここに残るのか?」

 ――しん、と静まり返る室内。
 図星だった。誰もがエレンのように巨人を憎み、駆逐してやろうという意気込みを持っているわけではない。
 むしろ……俺のように巨人という圧倒的恐怖に心を折られている奴らが大半なのだ。

「そりゃあ…好きでこんな端っこに生まれたわけじゃないし…」

「巨人の足音に怯えなくて住むんなら…」

 誰かが小さくそういった。
 誰かが小さく、本音を吐いた。
 その答えに満足したのか、ジャンはゆっくりと椅子に腰を下ろす。

「だよなぁ……みんな内地に行きたいよな……で、お前らは?」

 次にジャンの興味の対象になったのは、前の席に座っていたアニとベルトルトだ。

「僕は憲兵団を志願するよ」

「私も…だけど」

 ムスッ、としたいつもの仏頂面を崩さず、アニはきっぱりと言う。

「あんたと一緒だとは思われたくないわ」

「ハハハッ」

「……あとルービックとは絶対に同じ兵団に入りたくない」

「アッハッハッハ!」

 爆笑するジャンを尻目に、俺を睨みつけるアニ。
 何故俺のことを追言した、アニ。

 そんなに俺が嫌いか、アニ……。 

「なぁ……内地が快適とか言ったな……この街も5年前まで内地だったんだぞ」

 まずい、と俺の脳内に警報がなった。
 今から喧嘩を売ります、とあからさまにエレンが立ち上がったからだ。

「ジャン……内地に行かなくてもお前の脳内は“快適”だと思うぞ?」

「ブフーッ!」

 ライナーが飲んでいた飲み物を鼻から吹き出し。

「うわああぁぁぁ」

 その隣にいたアルミンの頭上に降り注ぐ。
 特に理由の無い悲劇がアルミンを襲う中、俺は考える。

 今は卒業日という記念すべき日だ。
 最初に水を差したのはジャンとはいえ、何も喧嘩腰に対応することはない。

 エレンもジャンも俺の友と言える存在なのだ。
 できれば喧嘩はしてほしくない。

 さて、どうしようか……。


 1 ジャンに加勢する(ジャンやマルコの好感度アップ)

 2 エレンに加勢する(エレンやアルミンの好感度アップ)

 3 両方の意見を尊重しつつ上手く仲裁する。(色々と好感度アップ)

 ↓2

3

3

3

「俺が頭のめでたい奴だと、そう言いたいのかエレン?」

「それは違うな…俺は誰よりも現実を見てる」

 ジャンは言う。人類は巨人に勝てないと。
 4年前の人類の人口の2割を投入して総攻撃をしかけた戦いの惨敗を例にだして。

 ……ジャンの気持ちもよく分かる。
 俺の父親もまた、その戦いで巨人に食われたのだから。
 せっかく、シガンシナの悲劇を生き残ったというのに。

「もう十分わかった。人類は…巨人に勝てない……」

「――それで?」

「はぁ? 話聞いてたかあ?」

「「勝てないと思うから諦める」ってことまで聞いた」

 対して、エレンは言う。

 全くの未知の敵である巨人に物量戦を挑んで負けるのは当たり前と。
 負けはしたが得た情報は次の希望に繋がるのだと。
 戦術の発達を放棄してまで大人しく巨人の餌になりたいのか? と。

 これもまた、わかる。
 諦めたところで向かえるのは巨人による虐殺、むごたらしいまでの死。
 だけど諦めなければ次に繋がるのかも知れない。希望があるのかも知れない。
 それこそ――頑張れば何とかなる、というレベルの話だったのかも知れないけれど。

 自由が、あるかも知れないのだ。

 ……間違ってないよな。エレンも、ジャンも。だから俺は――。

「ストーップ、そこまでにしようぜ二人共。皆お通夜みたいな顔してるぞ」

「ルービック…!」

「おい、ルービック。お前はどっちの意見が正しいと思うんだ」

 それはな……。

↓1 コンマ判定

70 ~ 99 仲裁大成功 全員に好感度+10

69 ~ 20 仲裁成功 全員に好感度+5

19 ~ 00 仲裁失敗 全員に好感度-5

ゾロ目の場合はなんでも +15

a

(荒ぶる鷹のポーズ)

「……多分、どっちも正しいよ」

「「はぁ?」」

 素っ頓狂な声をエレンとジャンは揃って上げる。
 価値観の違いさえ……いや、ジャンの場合はミカサの事さえなければわりと馬が合いそうな2人だった。

「俺には2人の気持ちがよくわかる……なあジャン、エレン。俺はシガンシナで地獄を見たし、4年前も巨人との戦いで親を失った」

「そう、だったな……」

「だから俺は巨人が心底怖い。あいつらと戦うなんて正直いって嫌だ。出来ることなら奥地に逃げて引きこもりたい」

「俺はエレンみたいに強くない……でも、そんな俺でも心の違う場所では、こうも思う」

「祈ったところで何も変わらない……今を変えるのは戦う覚悟だと」

「……戦うのは覚悟がいる。俺はまだ、その覚悟を出来てない」

「だけど……きっと決めなきゃならない日が来る」

「巨人から逃げるのか、それとも戦うのか」

「……もう少しだけ、時間が欲しいんだよ。俺も、みんなも」

「訓練兵を卒業したてのひよこなんだぜ、俺達」

「……」

「……」

「今日はめでたい日なんだから」

「今日くらいは、仲良くしようぜ。なっ!」

「少し悪乗りしすぎた……すまん」

「……悪かったな、突っかかっちまって」

 両人しぶしぶ、といった感じではあるが、どうにか上手く仲裁出来たようだ。
 よかったよかった。この2人が本気で喧嘩を始めたら流血騒ぎじゃすまないからな。

 ……誰かご褒美に胸か尻を揉ませて貰えないだろうか。


 大成功。全員に好感度+10

ほい

エレン「ルービック……あいつだって迷ってるんだな。あいつの為にも巨人を駆逐して自由になってやる……!」 好感度109(ルービックの為に巨人を狩るレベル)

ミカサ「エレンを止めてくれたことには感謝する・……でも最大の敵には違いない……」好感度55(恋敵としてある程度は認めているレベル)

アルミン「あ、あのルービックがなんか良い事言ってた……!」好感度66(色ボケだけど意外といい奴なのかもしれないと思われている)

ライナー「……」 好感度64

ベルトルト「……」 好感度66

アニ「……ふん」 好感度37(同じ兵団でも少しは我慢してやれる)

ジャン「……やっぱいい奴だな、あいつ」 好感度81(あいつになら背中を任せられる)

サシャ「ルービック、今夜一緒に食料庫に忍び込みませんか?」 好感度73(食料荒らしの相方にしたい)

クリスタ「意外と……考えてるんだね」 好感度50(苦手意識が薄れた)

「現在のステータス」

主人公名「ルービック・ベントン」

基本的な性格「スケベ」

見た目「イケメン(茶髪で細マッチョ)」

出身地「シガンシナ区」

「ステータス」

立体起動 36(下の中、モブ並)
馬術 40(口笛を吹いても馬が戻ってこないレベル)
対人格闘 74(エレン並)
座学 48(コニーよりはマシ)

口癖「頑張れば何とかなるさ」

エレンとの関係「悪友」→「親友」 好感度「109」(ルービックの為に巨人を狩るレベル)
ミカサとの関係「敵」 好感度「55」(恋敵としてある程度は認めているレベル)
アルミンとの関係「座学を教えてもらっている」 好感度「66」(色ボケだけど意外といい奴なのかもしれないと思われている)
ライナーとの関係「同期」 好感度「64」(同期の仲間。時々対人格闘の訓練を一緒にやる)→(同期の仲間。よく対人格闘の訓練を一緒にやる)
ベルトルトとの関係「お互い苦手意識を持っている」 好感度「66」(挨拶くらいはかわすが2人っきりになると会話がなくなる)→(わりと他愛のない話をする仲)
アニとの関係「嫌い」 好感度「37」(スケベなルービックを心底嫌っている。女の敵)→(同じ兵団でも少しは我慢してやれる)
ジャンとの関係「猥談で盛り上がる」 好感度「81」(あいつになら背中を任せられる)
サシャとの関係「どか食い仲間」 好感度「73」(よく一緒に隠れて食料庫を漁っては罰を受けている)→(食料荒らしの相方にしたい)
クリスタとの関係「一目惚れ」 好感度「50」 (一目惚れしてアタックをしたが玉砕。若干苦手に思われている)→(苦手意識が薄れた)

期待を裏切らないサシャ

ステータス上がらないまま訓練時代終えちまったんだな
正直すぐ死にそう

超大型出現まで行きたかったけど今日は終わります。
ありがとうございました。

あと好感度ステータスは50が平均値で50より下から嫌われ始め50より上から好かれ始める感じなのでアニの37とか相当嫌われています。
しかしこのままだとエレンの好感度が凄いことになりそうですね。

乙です

>>108
最初に決めたステータスが卒業時のステータスなので。
一応戦闘を勝ち抜くごとに成長振り分けがあります(勝てればですが)


こいつ概ねエロいことしか考えてねぇ


地の文いいね

CV.三木眞一郎

読みやすい文章

ユミルはいないんだな

「はぁ……? 調査兵団にするって!? コニー、お前は8番だろ!? 前は憲兵団に入るって……」

「憲兵団がいいに決まってるだろ…けどよ…」

 翌日、俺達は現在訓練兵最後の仕事である固定砲の整備を行っていた。
 明日からはそれぞれが別の場所へ配属されることになるので、心なしか口数はいつもより多い。

「どうしたんですか?」

「コニーがどうかしたか?」

 俺とサシャが諸事情をすませて担当場所に戻ると、そこには何やら口調を荒らげるエレンとコニーが。

「どこにいってたんだよルービックにサシャ? いや、コニーが憲兵団じゃなくて調査兵団に行くっていうんだよ」

 マジかよ。成績上位のコニーも調査兵団に?
 憲兵団に入って田舎の連中を見返してやると普段から言っていたのに。

「俺は……アレだ……そう! ジャンだ。俺はアイツと同じ兵団に入りたくねぇだけだ!」

「調査兵団に入る説明になってないぞ…」

「うるせぇ! 自分で決めてたんだよ!」

 どうやらコニーの意思は固いようだ。
 自らあの巨人と戦いに行こうとするなんて……コニー、お前はなんて勇敢なんだ。

「そう照れるなよ。やるべきことはわかっていても踏ん切りが付かないこともあるさ」

「それに、調査兵団に行こうって奴はお前だけじゃ……」

「あのぅ、みなさん……」

 トーマスが何かを言いかけるがサシャがそれを遮り、懐から何かを取り出す。

「上官の食料庫からお肉を盗ってきました」

「……! サシャ、お前独房に打ち込まれたいのか……?」

「お前……本当にバカなんだな」

 全員が唖然とした表情でサシャを見る中、続いて俺も懐からあるものを取り出し――。

「ちなみに俺は食料庫から酒を盗って来たぜ」

 どやぁっと何かを成し遂げたかのような笑顔を作ってみせる。

「お前もか!?」

「根本的にアホなのかお前ら!?」

「1人でさえバカなのに2人揃ったら大バカだわ……」 

「あとで……みなさんで分けましょう。スライスしてパンに挟んで……むふふ……」

「葡萄酒の豊満な香りを楽しみながらよぉ……うへへ……」

 まるで憐れな生き物を見るかのような視線の最中。
 後のお楽しみを想像し恍惚とする俺とサシャ。

「戻してこい」

「そーだよ。土地が減ってから肉と酒なんてすごく貴重になったんだから」

 鋭いツッコミが襲いかかる。
 確かにバレたら酷い厳罰を与えられるだろう。
 だが、俺達はそんなもの恐れない。祈ったところで腹は膨れない、今を変えるのは戦う覚悟だ。

「……大丈夫ですよ」

 ハッと妄想から抜けだしたサシャは、よだれを垂らしながらいう。

「土地を奪還すればまた……牛も羊も増えますから」


 そう、昨夜俺はサシャにそう相談された。
 巨人から土地を奪還する前祝いに食料庫に忍び込まないかと。
 俺の言っていた“覚悟”って奴を決めたいからだと。

 サシャもまた昨日のエレンの考えに共感した1人なのだ。
 巨人の足音に怯えるよりも、立ち向かって自由を取り戻したい――。

「え?」

「なるほどな。ウォール・マリアを奪還する前祝いに頂こうってわけか。食ったからには腹括るしか無いもんな!」

「トーマス……」

「…………俺もその肉と酒、食う!」

「わ…私も食べるから! 取っといてよ……!」

 この場所にいた全員が俺達の共犯になると決めた。
 そしてそれは、巨人から土地を取り戻すという意思表示と同意義だった。

「……」

「何つっ立ってんだエレン。作業に戻んねぇとバレちまうぞ!」

「お昼はまだ先だよ」

 いつまでも手を止めていれば見回り役の上官が怒鳴りに来てしまうからな。
 さすがにバレると独房行きという手前、俺もしっかりと働かなければ。

「……」

「……エレン?」

「なあルービック。あれから、5年経った。3分の1の領土と2割の人口を失ってようやく人類は尊厳を取り戻しつつある……」

 拳を握りこんで、エレンは語る。
 ……今まで、外に行きたいというだけで、巨人を駆逐したいというだけで白い目で見られ、笑われてきた。

 だが、味方が増えた。
 巨人を倒し、土地を取り戻したいという同士が増えた。

 それがエレンには、たまらなく嬉しいのだろう。

「勝てる――」

 人類は、巨人に勝てる。
 この戦う覚悟と意思さえあれば、人類は巨人に負けはしない。

「勝てるよな、ルービック」

「……ああ!」

 感極まったエレンに思わず俺も同調してしまった。
 サシャと一緒に盗みを働いておきながら恥ずかしい話だが、俺にはまだ巨人と戦う覚悟はできていない。

 だが、そんな俺でも確かに思うのだ。
 こんな風に巨人と戦おうと思ってくれる仲間がいるのなら。巨人にきっと勝てると。

「人類の反撃はこれからだ――」

 ビュゥ、とふぶいた突風に髪を乱しながら、俺とエレンは人類の輝かしい明日を想像し空を見つめ――。















 巨人と、再開した。

再会ね


 ――顔。

 顔だった。

 巨大な顔。

 その顔は、忘れもしない。


 5年前、あの悪夢を引き起こした――超大型巨人!



 轟ッ、と吹き荒れる熱を持った豪風。
 それに煽られ、木の葉のように宙へと放り出される俺の体。



「立体起動に移れっ!」



 っ! その言葉に自然と体が動く。
 伊達に地獄のような訓練を受けてはいない。

 アンカー射出、目標は壁。

 行けッ!



【ミッション1 超大型巨人】

 ↓1 コンマ37以下で立体機動失敗。以上で成功。
    成功の場合はステータス上昇とルート移行。

a

えいしゃおら!

ダメみたいですね…

早くも死んだか

一つも高いのが無いな


 よしっ、刺さっ――!

 否、刺さりが甘い!?



 アンカーが外れた、落ちる――!



「うわああああああぁ!」



「ルービック!? サムエル!」

 エレンの声が響く。

 ぐっ、サムエルも落ちたか!?

「コニー! サムエルをお願いします! ルービック! 掴んでください!」

 掴む、何を――!?

 その言葉を理解する前に、サシャは射出されていない片方のアンカーを俺に向けて撃った。

 しかもあからさまな直撃コース。

 疾風のように迫るアンカー。

 くっそ――!


 00~10でアンカーが脳天に刺さる 「死亡」

 11~60でアンカーが足に刺さる 「ダメージ+ステータス低下」

 61~98でアンカーを掴む 「ステータス変化」

 99 奇跡が起こる

 ↓1

a

よっしゃ

「ステータス」

立体起動 36(下の中、モブ並)
馬術 40(口笛を吹いても馬が戻ってこないレベル)
対人格闘 74(エレン並)
座学 48(コニーよりはマシ)


 俺とアンカーの距離が縮まる。

 あと5メートル。

 3メートル。

 1メートル――。



 見切った!

 アンカーの先端を華麗に交わし、そのすぐ真後ろのワイアーを俺は掴む。

 ぶらんぶらんと宙吊りになりながらも、バクバクと高鳴る心臓が俺に生を認識させる。

 ふと横をみれば、瓦礫が直撃した額とコニーが放ったアンカーに貫かれた足に血を流しながらもサムエルが宙吊りに。
 とりあえずは全員無事らしい。

「はぁ、はぁ……サシャ! 助かった!」

「もう! 何してるんですかルービック!」

 仕方ないだろ……立体機動の成績下の中だったんだもの……。


 大成功 立体機動36 → 立体機動37

ここでこれってもう生き残れる気がしない

この上昇量のしょっぱさよ
死んだらどうなるのかな?(諦め)

コンティニューだろ


 カンカンカンカン――!

 警鐘がトロスト区に鳴り響く。

 入り口が超大型巨人に破壊されてしまったのだ。



 ちなみに超大型巨人はエレンが追い払ったのか、それとも自らの意思でかは不明だが姿を眩ませた。
 俺はその時宙吊りになっていたので何も出来なかった……。



「所持する財産は最小限に!」

「落ち着いて避難してください!」



 一目散に我先にとトロスト区から脱出する民衆。
 俺もあの中に紛れ込んで逃げたかったが、敵前逃亡は死罪なのでそれは出来ない。

 ……俺に巨人と戦えるのだろうか。
 壁にアンカーを刺すことも出来ないこのざまで……。

「悔やまれることに最も実戦経験の豊富な調査兵団は壁外調査のため出払っている」

「現在我々『駐屯兵団』のみによって……壁の修復と迎撃の準備が進行している」

「お前達訓練兵も卒業演習を合格した立派な兵士だ! 今回の作戦でも活躍を期待する!」

 駐屯兵団の兵舎で迅速に緊急配備が行われていた。
 巨人はすでに壁の中に入ってくる。急いで迎撃体制を取らなければならないのだ。



「大丈夫だよハンナ……僕が必ず君を守るから」

「フランツ……」


 中には恋人同士で励まし合うものがいて。


「し、しかしまずいぞ……現状ではまだ縦8メートルもの穴をすぐに鬱ぐ技術はない!」

「塞いで線をするって言ってたあの岩だって……結局掘り返すことさえ出来なかった!」


 中には状況の絶望さを認識するものがいて。


「うおぉぉぉぉ! なんで今日なんだ……! 明日から内地に行けたっつーのに!」


 中には運の無さを喚くものがいる。


 これが俺達の初陣。
 とてもじゃないが、あんまりだ……。 

「それでは訓練通りに各班ごと通路に分かれ駐屯兵団の指揮の下、補給支援・情報伝達・巨人の掃討等を行ってもらう」

「前衛部を駐屯兵団が、中等部を我々率いる訓練兵団が、後衛部を駐屯兵団の精鋭部隊が……」

「我々はタダメシのツケを払うべく住民の避難が完全に完了するまでこのウォール・ローゼを死守しなければならない」

「なお……承知しているであろうが敵前逃亡は死罪に値する。みな心して命を捧げよ――解散!」

「「「「ハッ!」」」」

 俺はエレン達と一緒の班に配属された。
 エレンがいるのは心強いが、ミカサはその実力を見込まれ精鋭部隊に配属されてしまった。

 ううぅ……勝てるのか。
 俺は……人類は……。

?「ルービック」



 ↓2 名前を呼んだのは誰? この中から選んでください。

エレンとの関係「悪友」→「親友」 好感度「109」(ルービックの為に巨人を狩るレベル)
ミカサとの関係「敵」 好感度「55」(恋敵としてある程度は認めているレベル)
アルミンとの関係「座学を教えてもらっている」 好感度「66」(色ボケだけど意外といい奴なのかもしれないと思われている)
ライナーとの関係「同期」 好感度「64」(同期の仲間。時々対人格闘の訓練を一緒にやる)→(同期の仲間。よく対人格闘の訓練を一緒にやる)
ベルトルトとの関係「お互い苦手意識を持っている」 好感度「66」(挨拶くらいはかわすが2人っきりになると会話がなくなる)→(わりと他愛のない話をする仲)
アニとの関係「嫌い」 好感度「37」(スケベなルービックを心底嫌っている。女の敵)→(同じ兵団でも少しは我慢してやれる)
ジャンとの関係「猥談で盛り上がる」 好感度「81」(あいつになら背中を任せられる)
サシャとの関係「どか食い仲間」 好感度「73」(よく一緒に隠れて食料庫を漁っては罰を受けている)→(食料荒らしの相方にしたい)
クリスタとの関係「一目惚れ」 好感度「50」 (一目惚れしてアタックをしたが玉砕。若干苦手に思われている)→(苦手意識が薄れた)

エレン

ミカサ

ライナー

「み、ミカサ……」

 俺に声をかけてきたのはミカサだった。
 いつもエレンのこと以外はあまり感情を出さない彼女も、今ばかりは暗い面持ちだ。

 ……なんの用だろうか。
 ミカサとは昔からの知り合いだが、何故かかなりの敵意を持たれてるので危険すぎてあまり近づきたくはない。

 ただミカサの顔自体はとても美しいし、体つきは腹筋が割れているナイスバディだ。
 ジャンと一緒に一晩語り明かしたことがあるくらいだし、正直かなりの好みと言える。その性格と強さ以外は。

「ルービック……エレンとアルミンを守ってあげて欲しい」

 ああ、そういうことか。

「任せろ――っていいたいけど、俺はどちらかというと守られる方だと思うぞ……俺の成績知ってるだろ」

「知ってる。むしろエレンの足を引っ張るんじゃないかと不安」

 ヒデェ。

「でも、エレンはルービックのことを気に入ってる」

「だから――エレンは何があってもルービックとアルミンを守ろうとする」

「多分、な」

 あいつは、そういう性格だから。
 俺と違って、強い人間だから。

「……エレンがルービックを守るなら、ルービックはエレンを守って」

「……全力は尽くす。俺も死にたくないし、エレンを死なせたくない」

「お願い。それと――」



↓1

0~15 「エレンを守れなかったら……わかるな?」 好感度以降なし。

16~70 「死なないで……」 好感度+4

71~98「生き残れたら、以前にルービックが言っていた『尻を撫でたい』と言っていた要望を考えてあげる」 好感度+8

はっ

a

や、やったっ!

なんだか対人技能のほうが高そう

コミュコンマには強いな
これがイケメンパワーか

エレンとミカサのダブルヒロイン待ったなし

「生き残れたら、以前にルービックが言っていた『尻を撫でたい』と言っていた要望を考えてあげる」

「――ああ、それは最高のお礼だな」



 それだけ言い合って、俺達はそれぞれの戦場へ向かう。



 ふぅ、さてと――。











 駆逐してやる!!!







 1匹残らず!!!!!!





 覚悟しておけッ! 巨人共!!!!!!





 ミカサとの関係「強敵」 好感度「63」(恋敵と書いて「とも」と呼ぶ仲)

誤解を解かないと恋敵だと思われたままだな

急にやる気出しすぎだろwww

尻の為に!

考えてあげる(叶えるとは言ってない)

生存フラグ立ったな

 あれから少しの時間が経った。

 俺達34班はこれから巨人の待つ最前線へ向かうのだ。

「駆逐してやる駆逐してやる駆逐してやる駆逐してやる駆逐してやる駆逐してやる……」

 ブツブツと俺は呪詛をつぶやき続ける。
 はぁはぁと粗い呼吸を繰り返しながら。

「ルービック、お前も巨人が憎いんだな……! 駆逐してやろうぜ、一緒に!」

 エレンが何か勘違いしているような気がしないでもないが今は気にはしていられない。
 俺は尻――否人類の為に心臓を捧げている身だ。例え立体機動の扱いが下手だろうが苦手だろうが尻――人類の為に言い訳などしていられない。

「……しかしアルミン、ルービック。こりゃいい機会だと思わねぇか? 調査兵団に入団する前によ」

「この初陣で活躍しとけば俺達は新兵にして……スピード昇格間違いなしだ!」

「ああ……間違いない」

「言っておくけど二人共。今期の調査兵団、志願者はいっぱいいるんだからね!」

 ミーナが頬に汗を垂らしながらも、おさげを揺らして強がった。

「さっきはエレンに遅れを取ったけど今回は負けないぜ! 誰が巨人を多く狩れるか勝負だ!」

「言ったなトーマス! 数をちょろまかすなよ!」

 どうやらこの班の士気は高いようだ。
 これならば、何とかなるかも知れない。

 頑張れば、何とかなるさ!

「34班前進! 行くぞ!」

「「「おおおおおおおおぉ!」」」


 アンカーを建築物に交互に突き刺しながら空を舞う。
 そろそろ巨人達が見えて来てもおかしくはないはずだ。

 さすがに緊張する。
 心臓の高鳴りがさっきから収まらない。

 落ち着け――焦りと恐怖はミスを呼び寄せ死を誘う。

 散々訓練して来たんだ。

 簡単にやられはしない。

 そして俺は死ねない。
 エレンやアルミンと一緒に絶対に生き残らねばならない夢があるのだから。






 ――居た、巨人だ!

ここからだ…

「俺達中衛まで前線に駆り出されてる!?」

「巨人がもうあんなに……」

「何やってんだ、普段威張り散らしている先輩方は……」

「まだほとんど時間が経っていないのに……前衛部隊が総崩れじゃないか」

 あちこちで戦闘が勃発しているその様子に、嫌な汗が額に滑る。
 4年前の戦争では1匹の巨人を狩るのに30人の犠牲を要したのだ。

 決して楽観視などはしていなかったが。
 やはり巨人との戦力差は計り知れない……。

「奇行種だ!」

 誰かが叫んだ。
 1匹の巨人が不気味な動きでこちらへ向かって来ている――!

 よし――行くぞ!


 ※戦闘について。

「ルービック・ベントン」

「ステータス」

HP100/100

ガス100/100

立体起動 37(下の中、モブ並)
馬術 40(口笛を吹いても馬が戻ってこないレベル)
対人格闘 74(エレン並)
座学 48(コニーよりはマシ)

 巨人と遭遇した場合、ステータスを参照したコンマで結果が決まります。

 例

 『↓1』コンマ ルービックの行動力 同時攻撃

 『↓2』コンマ 巨人の行動力

 『↓3』コンマ ルービックor巨人の攻撃力

 ここでステータスの立体機動の数値の3分の1がルービックの行動力コンマに加算されます。
 37÷2=18.5(端数は切り捨て)で18。

 コンマ+18がルービックの行動力となり、巨人の行動力が上回らなければルービックの、そして同数でもルービックの行動となります。

 攻撃時の戦闘ダメージはコンマ数+立体機動÷2+対人格闘÷2が加算されます。
 よって現在の現在のステータスではコンマ+55のダメージ。

 そして好感度によって仲間との『同時攻撃』が発生することもあります。
 同時攻撃は発生した時点でダメージが2倍となり、発生条件は好感度÷2となっています。
 エレンの好感度は現在109なので行動力コンマ54以上で成立。ただし巨人の行動力がルービックを上回った場合は無効。

 敵の攻撃時はコンマ-立体機動÷4+対人格闘÷4となり、現在のステータスなら27のダメージ減散。

 なおコンマゾロ目は行動コンマなら攻撃確定でダメージコンマなら2倍となっています。

完全に先走った…
見なかったことに

※あと書き忘れましたがガスは行動力コンマの一桁分消費します。

【ミッション2 奇行種を撃破しろ】

『巨人(奇行種8M級)』 HP200/200

『ルービック・ベントン」 HP100/100 ガス100/100』


 同時攻撃判定
 エレン 54
 アルミン 33

 『↓1』コンマ ルービックの行動力 同時攻撃判定

 『↓2』コンマ 巨人の行動力

 『↓3』コンマ ルービックor巨人の攻撃力



「うおおおおおおおおおおおおおおおぉ!」

ファイ

ほい

おぼぼぼ、やべえ

※上に行動力の加算は立体機動の3分の1と書いてありましたが正しくは2分の1でした。


 奇行種の行動は速い。

 だが――殺れる!

「突っ込んでくるぞ!」

「避けろっ!」

 立体起動装置からガスが吹き出し、高速で伸びたワイヤーを巻き上げる。
 そのまま慣性を利用して空を移動し、俺は巨人の背後へと飛び上がった。

「死っ――ねっ!」

 2本の刃を力の限り握りしめ、巨人のうなじに向けて叩き込む――!

「グオオオオォ!」

 しかし、巨人健在――!

 少し軌跡がズレたか。

 一撃で仕留め切れなかった。

 ――だったら死ぬまで削ぐまでだ!

「次こそ――!」

巨人 HP 92/200

ルービック・ベントン HP100/100 ガス95/100』

 同時攻撃判定(これも記載ミス。正しくは100-好感度÷2)
 エレン 46以上
 アルミン 67以上

 『↓1』コンマ+18 ルービックの行動力 同時攻撃判定

 『↓2』コンマ 巨人の行動力

 『↓3』コンマ ルービックの攻撃力+55or巨人の攻撃力-27

あれ強い

乗ってる

「ルービック! 俺が補佐する!」

「分かった! 頼んだぞエレン!」

 いち早く体制を立て直したエレン。
 エレンは巨人の前へと踊り出る。

 っ! 巨人の標的がエレンに向いた!

 背後はガラ空き! 今なら――削げる!

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉ!」

 ザグッ――。

 俺の両腕にある確かな手応え。

 今度こそ確実に……。


「グオォ……」


 削いだ!


『勝利! 巨人 HP 0/200 ルービック・ベントン HP100/100 ガス93/100』』

「やった! 討伐数1!」

「凄いじゃないかルービック!」

「やれる……! やれるぞ皆!」

 完璧に、とは行かなかったが巨人を駆逐した。

 俺が……1匹とはいえ巨人を狩った!

 勝てる……勝てるんだ。

 人は巨人に!

 沸々と心の中に湧き上がる歓喜。溢れ出る希望。

 ――もう、負けない。
 5年前も、4年前も人類は敗北を喫した。
 だが今は違う。あの敗北が糧となり、あの憎しみが実となった。

 今こそ――反逆の刻!





↓1 ステータス上昇

00~20 「何かを掴んだ気がした」 +1

21~60「確かな手応えを感じる」 +3

61~98「これが立体機動というものだ!」 +5

99 「我はメシア……この世界を粛清する」 +10

【ミッション2 終了】

「現在のステータス」

主人公名「ルービック・ベントン」

基本的な性格「スケベ」

見た目「イケメン(茶髪で細マッチョ)」

出身地「シガンシナ区」

「ステータス」

立体起動 .37→42(中の下、モブよりはマシか)
馬術 40(口笛を吹いても馬が戻ってこないレベル)
対人格闘 74(エレン並)
座学 48(コニーよりはマシ)

HP100/100 ガス93/100

口癖「頑張れば何とかなるさ」

エレンとの関係「悪友」→「親友」 好感度「109」(ルービックの為に巨人を狩るレベル)
ミカサとの関係「強敵」 好感度「63」(恋敵と書いて「とも」と呼ぶ仲)
アルミンとの関係「座学を教えてもらっている」 好感度「66」(色ボケだけど意外といい奴なのかもしれないと思われている)
ライナーとの関係「同期」 好感度「64」(同期の仲間。よく対人格闘の訓練を一緒にやる)
ベルトルトとの関係「お互い苦手意識を持っている」 好感度「66」(わりと他愛のない話をする仲)
アニとの関係「嫌い」 好感度「37」(同じ兵団でも少しは我慢してやれる)
ジャンとの関係「猥談で盛り上がる」 好感度「81」(あいつになら背中を任せられる)
サシャとの関係「どか食い仲間」 好感度「73」(食料荒らしの相方にしたい)
クリスタとの関係「一目惚れ」 好感度「50」(苦手意識が薄れた)

本日は以上。おつかれ様でした
意外とこれなら生き残れる気がしてきた?ね


割りと楽だったがそうでもないと生き残れないよなあ


ルービックが弱いから巨人一体倒しただけでも感動するな
エロスの力は偉大


楽って言っても体力100しかないから敵の高コンマで簡単に死ぬ
敵の場合もぞろ目でダメージ二倍なのかな?

主人公だし巨人化能力も持たせよう

主人公補正というやつですね

アニの好感度上げとかないと女型の巨人に殺されるかも

>>185エレンの心友だから大丈夫だと思っている。

アルミンのように見逃してくれるのか?

プチっと踏み潰されそう
又はマルコみたいに食われそう

一日でステータスと好感度が変化するのに3年でこれしか成果が無いのか

a

あげ

さげ

保守

来たとおもたら保守ですた

まだですか

待ってるぞ

まだ?

sageてくれお前ら

まだ?

進撃の巨人の安価ってこうゆうの多い気がする

a

>>203
sageてよ

a

カメハメ波〜

保守

ほしゅ

保守

a

保守

a

まだか

ほしゅ

s

まだ?

なんでこのスレ落ちないんだ?
いやそりゃ続いてくれるならそれが一番良いけども

a

a

a

a

a

保守

a

保守だけで1年以上ももつとかいろいろやばいなここの住人。
そういうの、俺は好きだぜ。
保守

a

a

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