金剛「紅茶が飲みたいネー」提督「またか」 (55)
金剛「正午十二時をアナウンスするデース!Lunchの時間デース!」
提督「ん、もうそんな時間か。とりあえず飯にするか」
金剛「紅茶が飲みたいネー」
提督「了解了解。いつものやつでいいよな?」
金剛「紅茶が飲みたいネー」
提督「ん?今日は違うやつがいいのか?」
金剛「HI!今日もイイ天気ネー!」
提督「んんん……?」チラッ
ザーザーザー
提督「……」
金剛「紅茶が飲みたいネー」
※艦娘指定で安価するかもです
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酉ミス
提督(何故か12時を境に金剛が同じ事しか言わなくなってしまった)
金剛「紅茶が飲みたいネー」ゲフ
提督(紅茶はもう飲みたくなさそうだな)
金剛「HI!今日もイイ天気ネー!」
提督「とりあえずどうしたらいいものか…あ、そうだ」
提督「確かここの棚に……」ガサゴソ
金剛「HEY、提督ぅー!触ってもイイけどサー、時間と場所をわきまえなヨー!」
提督(俺はメモ帳とペンを触る時も場所を弁えにゃならんのか)
提督「…まあいい。とりあえず金剛、この紙に今のお前の状況を書いて俺に教えてくれ」スッ
金剛「紅茶が飲みたいネー」サラサラ
金剛「HI!今日もイイ天気ネー!」スッ
提督「どれどれ……」
『超弩級戦艦として建造技術導入を兼ねて英国ヴィッカース社で建造された、金剛デース!
太平洋戦域でも持前の高速力を活かして、大活躍デース!
期待してネ!』
提督「駄目か」
金剛「紅茶が飲みたいネー」
期待
セリフが変わってるだけでコミュニケーションは出来てるのか
提督「これは何かの病気なのだろうか……」
金剛「午前一時。提督は働き者デース!」
提督「そりゃどうも」
金剛「紅茶が飲みたいネー」テレテレ
提督「……どの道このままでは埒が明かん。誰かに相談しよう。↓2は詳しそうだよな」
↓2 相談しにいく艦娘
明石
夕張
提督「頼もーっ!!」バァン
夕張「何でしょう?試し撃ち、ご所望ですか?」ビクッ
提督「いや、申し訳ないが試し撃ちは御所望じゃないんだ。少し相談したいことがあってだな」
夕張「提督!おはようございます!」
提督(おや?)
※全員が全員こうなっている訳ではありません。条件を満たした場合はいつも通りになります
提督(夕張も駄目なのか……期待してたんだが)ガクッ
夕張「何でしょう?試し撃ち、ご所望ですか?」キョトン
提督(……いや、待てよ)
提督(金剛との時も一応俺の意思は伝わっていたみたいだし…こっちの用件を一方的に押し付けることは出来るんじゃないか?)
提督「なあ夕張。金剛の、それとお前のことで相談なんだが――」
カクカクシカジカシカクイムーブ
夕張「提督!おはようございます!」 ガッツポ
提督「お、おお…?伝わったか?何を言っているのかは分からないけど」
夕張「提督!おはようございます!」 タッタッタッ
提督「あっちは…工廠だな。ついていってみよう」
こんなとき真っ先に疑われる明石と夕張がいささか不憫
改造できる系の定めだ
夕張「データもバッチリね!」ジャジャーン
提督「この機械で金剛とお前を元に戻せるのか?」
夕張「あぁ、提督もやっぱりそう思います?ここに兵装まだ載りそうよね‥、うん‥。」コクコク
提督「良かった…金剛もすぐ連れてくるからよろしく頼む」
夕張「提督!おはようございます!」フリフリ
提督「え、駄目?どういうことだ?」
夕張「あぁ、提督もやっぱりそう思います?ここに兵装まだ載りそうよね‥、うん‥。」ユビサシ
提督「んーと……俺がこれを使わないと駄目ってことか…?といっても使い方が分からないんだが」
夕張「データもバッチリね!」スッ
提督「取説まで準備していたか。流石夕張、頼りになるな」
夕張「何でしょう?試し撃ち、ご所望ですか?」エッヘン
提督「それにしても取説にしてはやたら分厚いな」パラパラ
1ページ目
『コンパクトボディに充実の重武装を施した実験艦的存在の軽巡、夕張です。
私の残したデータが、様々な重武装最新鋭艦開発の元になったんだから!
機関室に一発?何いってんの?
ほんと…失礼しちゃうわ。』
2ページ目
『コンパクトボディに充実の重武装を施した実験艦的存在の軽巡、夕張です。
私の残したデータが、様々な重武装最新鋭艦開発の元になったんだから!
機関室に一発?何いってんの?
ほんと…失礼しちゃうわ。』
〜〜〜〜
156ページ目
『コンパクトボディに充実の重武装を施した実験艦的存在の軽巡、夕張です。
私の残したデータが、様々な重武装最新鋭艦開発の元になったんだから!
機関室に一発?何いってんの?
ほんと…失礼しちゃうわ。』
提督「Oh……」
提督「夕張の説明書だったかー…」
夕張「提督!おはようございます!」
これは高度な暗号文ですね…
狂気を感じる
これ実は提督に問題があるんじゃ…
提督(あれから1時間以上粘り続けたものの、使うどころか起動することもできず)
提督(……イエスかノーで正解に辿り着こうともしたが結局は空回りするばかりだった)
提督(夕張の申し訳なさそうな顔が頭に残る…)
提督「はあ」
提督「他の娘もこうなっているのだろうか…」
???「……」チョンチョン
提督「ん?」
↓1〜3 艦娘指定 コンマ1桁の数字が一番高いレスを採用。但し条件を満たしたレスがあった場合、そのレスが優先されます
鈴谷
浜風
雪風
曙
五十鈴
大鯨
川内
何か書こうとすると自己紹介になっちゃうのか
浜風「今日も、いい風ですね」
提督「…浜風か」
浜風「今日も、いい風ですね」
提督「浜風も…そうなのか」
浜風「今日も、いい風ですね」
提督「……」
浜風「今日も、いい風ですね」
浜風「今日も、いい風ですね」
浜風「今日も、いい風ですね」クビカシゲ
これあれか?
多分時報?
これ提督側の認識が壊れてそうな
夜にまた更新します。そんなに長くはならない予定です
ザーザーザー
提督「今は……15時27分か」
提督「そろそろ出撃しないとな」
提督「今日中に5-5を終わらせないといけないしな」
提督「戦闘の時は流石にいつもの皆に戻ってほしいが…」
提督(……)
提督(………)
提督(……あれ?)
提督(いつもの皆、って何だ…?)
直下 艦娘指定
※大和型以外の戦艦、加賀以外の正規空母、軽空母をそれぞれ1人ずつ指定してください
霧島瑞鶴RJ
扶桑姉様
赤城さん
大鳳
〜出撃前〜
龍驤「……」
大和「……」
武蔵「……」
霧島「……」
瑞鶴「……」
加賀「……」
提督(繰り返しの次は黙りと来た)
提督(ついさっきまであんなに騒がしかったのに、出撃しようとした途端全く口を聞かなくなった。話しかけもしたが反応する素振りもない)
提督(この現象にはなにか法則でもあるのか…?)
提督「……」
提督「出撃開始だ」スッ
龍驤「ウチがいるから、これが主力艦隊やね!」
提督(ん?喋った……?)
あ。なんとなく見えてきたかも
マジか。俺はさっぱりわかんねぇ…
何か分かったような違う気がするような…
この提督はプレイヤーか?
まだ慌てる時間じゃない
すいません、次の投下は23時頃です
オチだけ考えてから書き始めたので少しおかしなところありますね…SSって難しい
〜艦隊帰投〜
提督(出撃して分かったことは、皆交戦時以外は出撃前のように静かだったことと、戦闘時には言葉のパターンが変わったことぐらいか。同じ言葉を繰り返す点は変わらなかったんだがな)
大和「提督~? あの~、いえ、いいですけど…」タイハ
提督「ボロボロになっても母校に戻るとそうなるのか」
大和「提督? あの、まあ…居住性は他の娘とは段違いではあるのだけれど…いいの?」
提督「その、なんだ…その格好で言われると色々と反応に困るな」
大和「提督? あの、まあ…居住性は他の娘とは段違いではあるのだけれど…いいの?」キョトン
提督「……って言ったところで大和には何のことか分からないよな」
提督(皆自分達がおかしくなっていることを自覚していないみたいだしな…)
提督「まあいい、お前は敵旗艦を倒してくれたんだ。ゆっくり休んできていいぞ」
大和「あ、甘く見た訳じゃないんだけど、ごめんなさい。」
提督(ん、また違う言葉?)
提督「うーむ……」チラッ
加賀「修復に入らせていただきます。」ガツガツムシャムシャ
提督(加賀はやはり大食いだなぁ)
怖いなー。杞憂ならいいがねぇ。
五億年ボタン思い出した
提督(……一日の終わり)
提督(結局、異変については何も分からずじまいだった)
提督(これが、夢だったらどんなに良い事か……)
提督(明日起きたら全てが元通りに…なってくれないよなぁ、多分)
ガチャ
提督「ん」
金剛「……」
提督「金剛…?どうしたこんな時間に」ウトウト
金剛「目を離さないでって言ったのにィー! 提督ぅー、何してるデース!?」
提督「……は?」
ーー
ーーー
ーーーーー
ーーーーーーー
???「……」カタカタ
???「…ん」カチッ
???「なんだこれ…『楽園への片道切符』?」
???「貴方の思い描いた世界を一寸の狂いもなく創り出す事のできるお呪い、か……アホくさ」
???「……」ジー
???「かといって他にすることもないし……」
???「…」
???「……」
???「………」ウズウズ
???「物は試し、って言うしな。やってやろうじゃん。もし出来たならその時は後輩にでも自慢してやろう」フフフ
???「えぇとどれどれ……20XX年X月X日12時0分0秒丁度に――」
???「今は……11時51分か」
???「折角だし、今流行りの艦これの世界でも創ってみようかね」
終わり
無理矢理感ありまくりですがこれで終わりです
プレイヤー(>>1)が艦これの世界を思い描くとどうなるか?そんなSSでした
二次創作等でよく見るようなハチャメチャワールドになることを期待しつつも、無意識的には「ゲームとして」の艦これが強くイメージされた為にこんなカオスな世界が出来上がってしまいました、って話にしたつもりです
出撃時に皆が静かになったのは、プレイヤー(>>1)がバトルものの書籍、その他二次作品を全く読んでおらず、その結果「ゲームとして」の出撃しか再現出来なかったためです
ちなみに安価の条件は単純にゾロ目でした
ここまで読んでいただきありがとうございました。初SS楽しかったです
流石にこれは
乙
設定や発想は面白かったよ。
できればもうちょっと色んな艦と協力したりして引っ張って終わってくれたらホラーっぽさや謎解き要素もあってもっとよくなったと思う
まあ、うん。いいんじゃないかな
後で見返すと黒歴史化待ったなしだなとは思った(KONAMI)
なんか惜しいがまあしゃあない
結構良かったと思うけどね
現実の俺らと同じで画面越しの艦娘しか知らない状態だからこれらのセリフしか聞けないって発想は
ゾロ目出てたらもっと展開見られたのかなあ
見たかった
乙
うん別に悪くないと思うよ
お疲れ様
悪くないが故にもっと練られていればと思わざるを得ない
おつ
このSSまとめへのコメント
ちょっとよくわかんない