研究室
エイダ「おはようございます」
シンジ「あの…何ですかこれ」
アスカ「なんか喋ってるし」
リツコ「独立型戦闘支援ユニット、平く言えばaiよ」
エイダ「エイダです。宜しくお願いします」
シンジ「よ、よろしく…お願いします…?」
アスカ「で、何なのよこれ」
リツコ「あなた達エヴァパイロットの戦闘をサポートする為に作られたプログラムよ」
アスカ「……なによ、私達だけじゃ不安ってわけ?」ボソ
シンジ「ア、アスカっ」
アスカ「ふんっ」
シンジ「で、でもよくできたプログラムってmagi…みたいなものですか?」
リツコ「ええ、エイダはmagiから得たデータを元に…」
エイダ「一緒にしないでください」
シンジ・アスカ「!?」
リツコ「」イラ
リツコ「……とにかく、エイダは試験的に初号機で運用する事になったの」
アスカ「ええ~バカシンジだけ?」
リツコ「心配しなくても問題が無い様なら他のエヴァにも実装されるわ」
リツコ(……嘘だけど)
アスカ「ふ、ふんっそんなん無くたってやれりわよ」
シンジ「…噛んでるよ。ふふっ」
アスカ「う、うるさい!」
エイダ「二人は仲がよろしいのですね」
シンジ・アスカ「!?ち、違う(わ)よ!/////」
アスカ「なっ!?違うって何よ!」
シンジ「えぇっ!?無茶苦茶だよ……」
リツコ「…仲がいいのは喜ばしい事だけれど、今は説明を聞いてちょうだい」
シンジ「す、すみません」
アスカ「ふんっ//」
リツコ「エイダは普段、今みたいに携帯端末に移しての持ち運びが可能よ」
シンジ「す、凄いですね」
アスカ「なんでもアリね。さすがネルフ」
エイダ「何時でもご一緒できます」
リツコ「シンジ君。あなたはこれからエイダと共に生活してもらいます」
シンジ「ええ!?」
アスカ「なんですって!?」
エイダ「何処でもご一緒できます」
シンジ「で、でもそんな事急に言われても…」
アスカ「そ、そうよ!あの家には私も住んでるしミサトだって!
ai一人住まわす余裕なんて無いんだから!」
エイダ「………嫌…ですか?」
アスカ「……うっ…」
シンジ「そんなんじゃないよ!ただ…戸惑ってるっていうか…」
リツコ「何がどうあれ一緒に生活してもらいます。この件は既に葛城一佐に連絡済みよ」
シンジ「あの何故一緒に生活しないと駄目なんですか?」
エイダ「……やっぱり嫌なんですね」
シンジ「ち、違うってば!!嫌な言い方しちゃってごめん」
エイダ「いえ」
アスカ「」
リツコ「…エイダは優秀な自立aiだけど、まだ蓄積データが十分じゃないわ。そこで、あなたにデータ収集をお願いしたいの」
アスカ「そんなのあんた達でもいいじゃないの」
リツコ「シンジ君の思考や行動パターンを覚えさせれば実戦に於いて、より迅速に、より的確にサポートできるようになるわ。彼に一任した方が都合がいいのよ」
シンジ「は、はぁ」
リツコ「じゃ、お願いね」
アスカ(納得がいかないけど…仕方ないか)
エイダ「不束者ですが宜しくお願いします」
アスカ「」
~
ミサトのマンション
シンジ「ここが僕達が住んでる所だよ」
エイダ「はい。お邪魔します」
アスカ「…な~によ辛気臭いわねぇ」
シンジ「えっとエイダ…さん?」
エイダ「敬称は無くて結構です」
シンジ「うん…じゃエ、エイダ?これから一緒に住むんだから、お邪魔しますじゃなくて……」
エイダ「…」
アスカ「あーもう!aiにそんな回りくどい言い方してもわかんないわよ!こーゆー時は」
エイダ「ただいま」
シンジ「え…」
アスカ「…なによ、できんじゃないの。ほらバカシンジ!あんたも言いなさいよ」
シンジ「う、うん。おかえり!」
あらやだ奥さん、エイダですって
ふぉおおおおおおおおおおお!
zoeか、懐かしい
bohのエイダかと思ってしまった
>>14
どんな略し方してんだ
研究室
リツコ「本当によかったのね?」
ミサト「……他に手の打ちようがないもの」
ミサト「加持君の情報にあった人類補完計画…その要となる初号機。初号機を処分すれば或いはゼーレの思惑も…」
リツコ「穴だらけね」
ミサト「此処まで来たんだもの最後まで付き合ってもらうわよ」
リツコ「そのつもりよ。私を捨てた男に一矢報いるいい機会だわ」
ミサト「…鬼ね」ボソ
リツコ「あなたにだけは言われたくないわ…
遠隔操作による妨害を受付ないために、エヴァ自体に自爆プログラムをセットする。
戦闘補助などと体のいい口実と共に」
ミサト「残された時間は僅か。形振り構ってらんないのよ……爆破の猶予は全ての使徒を殲滅してから計画発動まで」
リツコ「いつ計画が発動されるかわからない以上、最悪使徒を倒したその場で…」
ミサト「リツコ!シンジ君は…無事でいて欲しいの」
リツコ「覚悟はしておきなさい」
ミサト「分かってるわよ…」
ミサトのマンション
アスカ「バカシンジ~早くご飯作んなさいよ」
シンジ「ご、ごめん。アスカは何か希望ある?」
アスカ「ハンバーグ!」
シンジ「わかった。できたら呼ぶよ」
アスカ「じゃ、部屋に戻るから。早くしなさいよね」トテテテ
シンジ「……ねっ?言った通りでしょ」クス
エイダ「はい。ハンバーグを所望しましたね」
ワイヤワイヤ
・
・
・
・
じー
アスカ「……やっぱり打ち解けてる。こんな短時間であの人見知り根暗バカが……驚天動地ね」
~
シンジ「でね?それが…」ペチャクチャ
エイダ「はい。私は…」ペチャクチャ
~
アスカ「……ずっとあんな調子なのよ」
ミサト「はっは~んアスカったらシンちゃんを取られてヤキモチ妬いてんのねぇ」
アスカ「ち、違うわよ!!///
今のあいつは異常よ!学校にもエイダを持ってってるのよ」
ミサト「ま、まぁ意思疎通を測ってくれるのは悪い事じゃ…」
アスカ「登下校中もずっと喋ってんのよ!?お陰で白い視線に晒されるし…」
ミサト(あ、あれ…仲良くなりすぎよね…変な事喋らないようにしてる筈だけど…心配ね)
アスカ「ミサト!聞いてるの!?」
ミサト「ご、ごめんごめん。よーっし、うら若き乙女の為にぃお姉ぃさんが一肌脱ぐか!」
アスカ「ミ、ミサト!//」
ミサト「あれっ居ないわ。部屋に戻ったのね」
シンちゃんのお部屋
ミサト「シンジくーん、ちょっちいいかしら?」コンコン
シンジ「あ、ミサトさん。どうぞ、入ってください」
ミサト「それじゃ…あり?もしかして勉強してた?」
シンジ「はい。まだ…宿題が終わってなくて…」
ミサト「邪魔しちゃってごめんね」
シンジ「いえっ!大丈夫ですよ。
それで…何か用ですか?」
ミサト「えっと…宿題はエイダと一緒にしてたの?」
エイダ「はい」
シンジ「僕一人じゃわからない問題も多くて…手伝って貰ってるんです」
エイダ「飲み込みが速いので時間は掛かりません」
ミサト「そうなの……でもエイダだけじゃなくてアスカも頼ってあげて?」
シンジ「え?」
ミサト「あの子寂しがってるから、シンちゃんの力になれたらきっとよろ…」
シンジ「そんなのあり得ませんよ。馬鹿にされるだけです」
ミサト「え…?そ、そんな事ないわよ」
シンジ「これまでだってそうでしたから。でもエイダは僕を馬鹿にしない…僕を傷つけないんだ」
ミサト「シ、シンジ君?」
シンジ「もう、いいですよね?まだ宿題が残ってるんで」
グイグイ
ミサト「あ、ちょっと」
ピシャ
ミサト「」
見てくれた人居たらありがとう
寝ます
乙
乙
支援
つぎはよ
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