タヌキ「もうしないよ、許してよ」
お婆さん「・・ほんとかね?」
タヌキ「ほんとだよ!縄を解いてよ」
お婆さん「しょうがない」スルスル
タヌキ「ありがとうお婆さん、この恩は忘れませ・・ん!」ドン
お婆さん「うわぁ」バシャン
お婆さんは熱々の鍋に落ちてしまいました。
お婆さん「あ、熱い!タヌキよ、助けておくれ」バシャバシャ
タヌキ「なーにが助けてじゃ!オレを殺してタヌキ鍋にしようとしたくせに!」
タヌキは上から蓋をしてお婆さんを出られないようにしてしまいました。
それから数刻が過ぎお爺さんが帰ってきました。
爺「婆さんや、今帰ったぞー」
お婆さん?「はい、おかえりなさい。タヌキ汁を作っておきましたよ」
爺「婆、でかした!腹が減ったから食べてしまおう」ムシャムシャ
お爺さんが食べ終わるとお婆さんは突然笑い出しました。
お婆さん?「フハハ、かかったなアホがァ!」
爺「どうしたんじゃ、婆さん!・・お前は!?」
タヌキ「オレだよ!」
爺「タヌキェ・・貴様、婆さんに何をした!」
タヌキ「オレは何もしてないさ、婆はお前に食われただけだ」
爺「なにぃ!」
タヌキ「まだわからないのか、婆は勝手に鍋に落ち、それをお前が勝手に食ったのさ」
爺「・・ウウオヴォェ」ゲロゲロ
タヌキ「口からゲロゲロと汚いやつだ」
タヌキは爺さんを一笑し、カチカチ山に帰っていきました。
じいさんが伝説の傭兵を雇って復讐するのか
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