※R-18注意※
その他注意点
①とあるスレのスピンオフ的なあれ。
②まだ全然できてないから途中で終わらせてしまう可能性あり。更新もすっごいゆっくり。
③地の分あり、しかも相当へたくそ。
④ほのまき
⑤ 生 え る 。(最大の注意点)
以上の点を許せる人であるならそのままどうぞ。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412602925
真姫は今日も何事もなく、一人の命を救う手伝いをした。
医者としてまだまだ半人前だが、小さなころからの夢を叶えたことに違いはない。
高校卒業とともに独り暮らしを始めて、もう数年が経過している。
けれど、今は一人じゃない。ドアを開ければ、「おかえり」と答えてくれる人が、一人いる。
「ただいまー」
玄関のドアを開けると、家に寄生する、…もとい同居している穂乃果が上機嫌にとてとてと軽い足取りで真姫を出迎える。
「おっかえりー!……んー」
「ん……ご飯は?」
2人の間では帰ってきたら玄関先でライトキスをするのが二人の間で約束となっている。
キスの後、夕食を待ち遠しくしていた真姫は穂乃果に軽く問う。
「出来てるよー♪先に食べちゃう?」
「ええ。少し話があるし」
靴を脱ぎながら、話を続ける。
その時、真姫のハンドバッグに赤茶色の瓶があったことを穂乃果にはちらりと見えた。
けれど、含みのある真姫の言葉の方が穂乃果の頭には強く残った。
なぜなら、今の穂乃果は無職。ニート。穀潰し。
話があると前置きされることは大抵大真面目なことだ。
大真面目なことといえば、これからについて。
これからについてと言えば……。
「話?……まさか、私とうとう追い出されちゃうの!?やめてっ!ここで捨てられたら、穂乃果のたれ死んじゃうよお~」
あわてて穂乃果は真姫に取り入ろうとする。
「お願いします、真姫さま!嫌いにならないで!お料理、お掃除、お洗濯、これからも全般やらさせていただきます!もちろんお給料はいりません!なにとぞご容赦を~」
「ちっ、違うわよ。けど」
「よかったぁ~。…けど?」
「…ご飯」
「……はーい」
お預けをくらった犬のように少し不満げに顔を膨らませて居間へと歩く穂乃果。
そんな姿に少しだけ肩をすくめて、真姫もその後ろに続く。
「今日は何作ったの?」
「見てからのお楽しみ~」
玄関でストライキするに見えた
「ごちそうさまでーした」
「ごちそうさま。それで、話なんだけど」
穂乃果は再び緊張する。追い出す話じゃないと言われていたけれど、いまだに安心はしていない。
人の話をうのみにするほど、子供ではなかった。
どんなことを言われるのか、それだけを気がかりに自分でたてたお茶を手にじっと真姫の方を凝視していた。
次に彼女が想像したことが、彼氏が出来たとか、浮気をしたとか、とにかくそういったことだった。
「短期だけど出張しなきゃいけないの。ん、おいし♪」
上機嫌にお茶をすする真姫に穂乃果は少し、肩透かしを食らった感じがした。
「出張かー。いつから?」
ひとまず、穂乃果は安堵した。
自分の想像したことをそのまま口に出されていたら、今頃泣き叫んでいたかもしれない。
「来週。2週間ほど家を空けることになるわ……んぐ」
「そっか。場所は?」
どんどん気分が上がっている穂乃果に、真姫は湯呑をテーブルに置いて、頬杖をつきながら安らいだ顔で続ける。
「一応近場ではあるんだけど、どうしても人が足りないし、泊まり込みになるからっていうんだけど……ごめん」
「ううん、気にしないで。忙しいお仕事だっていうのは知っているつもりだし」
「その代わり、帰ってきたら少しはお休み、もらえる……みたいだから」
「うん。じゃあ帰ってきたらいっぱい遊ぼうね!……それよりさ、あの瓶って、なに?出かけるときにはなかったよね?」
「あぁ、見えた?この瓶。栄養剤……らしいわ」
テーブルの横にかけたハンドバッグから赤茶色の小瓶を、テーブルの上にコン、と音が鳴るように乗せる。
「へぇ~、……らしいって?」
含みのある言葉に、穂乃果もきょとんとした顔で問い返す。
「うん、同僚がもらってきたのが私にも回ってきたの。でも中身が何かとかは聞いてないし、そもそも私にはいらないわ」
「どうして?」
穂乃果の疑問は尽きない。一つわかったらその次の、と止まることを知らない。
少しだけ、真姫は思案する
「…こんなものよりもっと効く栄養剤が私にはあるもの」
真姫は自身の思う最良の回答とともに穂乃果にウィンクする。
穂乃果は一瞬何のことなのかわからなかったが、すぐにその意図が分かって、胸がドキリと、一つ大きく鳴る。
嬉しくなって、けど気恥ずかしさで赤面する。
「……あ、あははっ!じゃあこの瓶捨てちゃうね!」
照れ隠しに小瓶を両手に抱える。
そして、今の表情を見られないように、逃げるように自室に逃げようとする。
「ええ、お願い」
「お風呂、先入ってくるね。……そのあと」
後姿のまま、ピタッと止まって真姫に聞こえる声で問う。
「ええ。……ねぇ、私も一緒にお風呂、入っていい?」
真姫はそれ以上言わなくても分かるから、と言葉を遮り、今度は自身の些末な願いを届ける。
穂乃果は後姿のまま、嬉しそうな、けれど恥ずかしさの混じった艶やかな横顔をちらりと真姫に見せて、
「……うん」
と答えた。
今日は短いけどここで終わり。
本番はまだよ
頑張って
良かったらとあるスレ教えて
乙
おつん楽しみ
しぶやのうーみをだいびーんぐ
昏い、わずかにアロマナイトの光が入る一室で、ベッドの上の二人の下着姿の女性が、お互いの生の感覚を、愛を受け取るために抱きしめあう。
ドクン、ドクンと大きく鳴る真姫の胸の音を聞いて、穂乃果は耳元で尋ねる。
「真姫ちゃん、緊張してる?」
「……ううん、もう何度目かわからないけど、その……楽しみで、ドキドキしてる」
「…よかった、私もだよ、真姫ちゃん」
耳にあたる吐息と優しい言葉で真姫と穂乃果が互いにかけた戒めに綻びを作る。
そして、少しだけ離れて。お互いの顔をじっと見つめる。
しばし、無言。二人の間では無言の会話が形成される。
やがて目を見ることに気恥ずかしくなった真姫が先に顔を少しだけ逸らすと、穂乃果は私を押し倒しながら、強く唇を奪った。
これが、二人の愛の時間の始まり――。
唇を奪った穂乃果は、素早く舌を伸ばす。
私は、戸惑いを隠せないまま、逃げ回る。
「んっ、んんっ!」
「ん……んっ……」
一人は逃げるように上歯を、上あごをなぞり、一人はそれを追う。
逃げて、追って、追って、逃げて―――。
そして…ついに絡み合う。何度も、何度も――。
「ぁっ……あむ……」
「はぁ、んっ……」
二人の舌が、唾液が混ざる。
ぴちゃり、ぷちゅ…。
淫靡な水音が二人の口内で広がる。
熱い唾液が中へ中へと入り込んで、のどを通る。
ちゅっ、ちゅぱっ、こく、じゅるるっ……
「あんっ、はむっ、ん……」
絡み合ううちに溢れる2人の唾液が、行き場を求めるように唇を、柔肌を、ベッドを濡らす。
「はぁ、んっ」
絡みつく女の腕は、その体を求めながら、相手を独占するように相手の体を撫でる。
もう一対の腕はキスを求める唇を助けるように撫でるように耳を、うなじを、髪を、頭を抱く。
けれど、永遠のようなキスもさめるのは一瞬。
次第に真姫の息が続かなくなって。
真姫が穂乃果の腕をぎゅうと掴む。
穂乃果も、それを察して離れる。
とうとう二人の唇が離れていく。
穂乃果が上半身を起こして、二人の間に艶やかなアーチが描かれる。
「も、もう、強引すぎよ……んく」
涙や汗でぐしゃぐしゃになった顔で、涎混じりに真姫が叱る。
「はぁ、はぁ、目を逸らすからだよ、私だけ見て」
「……ごめん」
「ねぇ、もっと……」
「…うん」
息を整えた二人は、また抱きしめあって、ゆったりと、優しく、キスをした。
ちゅう、ちゅっ……んふ、ん……
じゅるるっ、ん……はむ……んく……
最初のキスからどれだけ交えたか。
二人の唇が離れてはつながり。
つながっては離れて。
真姫の唇を奪うことに夢中になっていた穂乃果は、いつの間にか天を仰ぐ側に回っていた。
不揃いだった心音が、キスを重ねるたびに歩調を早めて…やがて二人の胸の鼓動がシンクロする。
強欲な二人はもっと、もっととお互いを求める。
体を、心を、愛を――。
何度目かの銀糸を紡いだ後、穂乃果が次への口火を切った。
「ねぇ、ねぇっ、もう、がまん、できないよ……」
「私も、もっと気持ちよくなりたい……」
「うんっ……真姫ちゃんのこと、もっともっと愛したい……だから……きて」
「……うん」
センスがない。期待してる人ほんとごめん。
ばいばい。
おやすみ
いいよいいよ
続きない感じなのか
二人でお互いのブラのホックをプチ、プチと丁寧にはぎとる。
たわわに実った2つの果実が二人の眼前に現れる。
じい、と真姫はその双丘を凝視する。
「そんなエッチな目で見ないで……恥ずかしいよ……」
淡い光に照らされた艶やかな胸の突起はかすかに張っていた。
恥じらいの気持ちで穂乃果は目を逸らす。
「……んふ」
真姫は浮つく心のまま爪先で、下乳をふにふにと持ち上げる
「あ、あん……」
爪先でその線をなぞり、触れそうで触れないように小狡く指を滑らせる。
「んっ……いじめ、ないでぇ……!」
ピリピリとした意地らしい責めで、やんわりと張った乳首が先をとがらせる。
真姫は両の手で優しく包み、痛めつけないように、マッサージするように揉みしだく。
「あんっ、はぁ、はぁ……ん」
背筋がゾクゾクするのを感じながら、さらに扇情が真姫を後押しする。
穂乃果の体はどんどん力を抜かれていき、為すがままにされるだけ。
いつもこうだった。いつも、二人のセックスの主導権は真姫が握る。
穂乃果が手を抜いているわけではない。
ただ、真姫が上を取って、自然とそうなってしまうだけ。
この関係に穂乃果は少しだけ、退屈を覚えていた。
「んっ……あ」
体を紅潮させて、ピクピクと身もだえる。
そんな隙を見逃さず、真姫は次に穂乃果の乳首を爪先でピン、と弾く。
「きゃんっ!」
「もう、ほんとここ弱いのね」
薄ら笑いを浮かべて、嗜虐心をそのままに手のひらで揉みしだき、指でその突起を今度は指でつまむ。
「だ、ダメ、ほんと、弱いからぁ……あっ、ふぁぁ」
「知ってる。だからこうして苛めてるのよ」
「いじめちゃ、やだぁ……」
涙目で懇願する穂乃果。
もう自分でも何をしてほしいのかわからない。
「……ん」
真姫は次に右の胸にしゃぶりつく。
「ふぁぁあぁぁぁん」
れろっ、しゅるっ、じゅるる、じゅうっじゅううっ
齧り付いた真姫の胸を吸い取ろうとする空気の音が次第に水音に変わっていく。
穂乃果はそんな真姫を抱きしめて、離れないようにするだけ。
「あっ、やあっあっあっ、あん!」
喘ぎ声が、体の動き大きくなる。
そろそろ限界が近いと真姫は直感し、更に乳首を激しく吸う。
じゅるううっ、ぢゅうっ……かりっ
そして、最後の一押しに、乳首を甘噛みする。
「あっ、あぅう……んひゃああっ!」
思い切り、穂乃果の体が跳ねる。
舌を出して、犬のように汚らしく穂乃果は絶頂を迎えた。
んじゃ
おっつっt
乙
乙
ひとしきり胸の味を愉しんだ後、真姫は口を離して、ころころと指で転がす。
「あっぁあぁっ、はひっ、んっんん……」
ビクビクと大きく跳ねらせる穂乃果。
「イっちゃったわね」
興奮冷めやらぬ穂乃果をしたり顔で俯瞰する。
穂乃果は真姫の余裕の言葉に涙目のまま、口をもごもごさせる。
そんなことは露にも気にかけず真姫は穂乃果のショーツのクロッチに手をかける。
「ぁっ」と穂乃果が小さく、か細くうめいて、手をさえぎる。
真姫はぴたりと手を止めて、腰を落ち着かせる。
穂乃果は、しまったと心の中でつぶやいて、すぐに起き上がる。
「ご、ごめんっ、そんなつもりじゃなくって……」
セックスの腰を折ってしまって、一気に部屋の空気が静まり返る。
あわあわと慌てる穂乃果に真姫はつんとして無言を貫く。
「あ、あの、ごめんっ、おねがい、機嫌、直して?ね?」
じっと、その目に訴えると、真姫はにっこり笑って、
「……えいっ」
「ひゃっ」
また穂乃果の視界は真姫と天井に戻される。
「…つい、いじめたくなっちゃうのよね。悪い癖だわ」
「ずるい……」
「私のことも、ちゃんと気持ちよくしてよ。あなただけじゃやだ」
「……真姫ちゃんがいじめるからぁ」
「……ごめん」
クスっと笑いながら、真姫の指は穂乃果のバリケードを容易く通過して、湿ったクロッチの部分をなぞる。
「んあっ……あん……、はぁ…はぁ…」
こそばゆさと恥ずかしさで穂乃果の顔が紅潮し始めて、身をよじる。穂乃果の甘い吐息交じりの声が漏れる。
真姫はショーツ越しの秘所へのソフトタッチをやめることはない。
執拗な少しずつ、少しずつ漏れ出す愛液がショーツを湿らせていく。
「はっ、はぁ、あん……ん……」
穂乃果の淫靡な嬌声が真姫の加虐心を刺激する。
湿った場所をなぞるだけだった指先は時折布越しに蜜壺の口を意地悪くつつく。
「だめっ、そんな、いじっちゃ、はぁぅ……」
「はぁ、はぁ、うふふ、穂乃果ぁ……」
穂乃果が愛撫に身をよじらせる。
ショーツがびっしょりと濡れて、溢れだした愛蜜がシーツを湿らせ始めたころ、真姫は穂乃果の秘部を隠す最後の砦に目をつける。
「穂乃果、指、入れるわよ」
浮つく心が、劣情を抑えきれない体が、真姫の頭のリミッターを溶かす。
身をちぢこませながら、穂乃果は小さくうなずく。
「……知らないからね?」
くすりと微笑を浮かべながら、ショーツをゆっくりと脱がせる。
「ぁん……恥ずかしいよ……」
脱がされる気味の悪い、恥辱感に、穂乃果は両手で顔を覆う。
晒し出された秘部に人差し指と中指をゆっくり入れる。
「はぁんっ……はぁぁ……」
膣壁は拒むことなく真姫の指をぎゅうぎゅうと絡みつく。
「ふふ、そんなにがっつかなくてもいいのよ?」
絡みつく肉壁を相手にさながら蛇のように指をうねらせ、道をこじ開けていく。
くちゅくちゅと淫靡な水音を立てながら膣壁から愛液が溢れる。
「あぁんっ、んっ、ふあぁ」
「本番はこれからなんだから」
真姫の親指が穂乃果の陰核をつん、とつつく。
「ふゃああっ!」
内側と外側を同時に責められて、穂乃果の体がビクン、と大きく跳ねる。
「ほら、次はあなたの番よ」
「はぁ、んっ、んう……」
「それとももうギブアップかしら?」
「ばかにっ……しないで」
真姫の肩を取って横に倒す。
「きゃっ」
あっという間に上下が入れ替わる。
穂乃果の先ほどとはうって変わった、ぼさぼさになった髪から覗く、真剣な眼差し。
押し倒された格好になった真姫は、その目に圧倒されて憂い気の顔を一瞬見せて、けれども待ちわびたようなそれに変わる。
まだ、二人の時間は終わらない。
それから、数時間後。
体は激しく乱れ、その度に汗と愛液が弾け、嬌声が部屋に響く。
二人の体は、クリトリスを擦りあう。
俗にいう、貝合わせ。
貝から顔を出した真珠は何度も何度も接吻を繰り返す。
もう受け持責めも関係なく、自分から、相手から。
代わる代わる体位を変え、ベッドの上を転がるように、けれど離さないように、落ちないように手足をからめる。
何度も体を交えて、当の本人らの体力は最後の一滴というところ。
絞り出すように、体をぶつけ合い、抱きしめあい、キスをして。
そして。
「あああっ、やあっ!イクっ!イっちゃううっ!」
「ほのかっ、ほのかぁ!ふあああっ!ああああああああっ!」
「あ、あぁっはうう、あううぅうぅ……」
「ハァッ、ハァあっ、あっ……」
ドクン、と一際大きく心臓が跳ねる。
バチバチと腔内に電流が生まれ、全身に走り、焦点定まらぬ視界はその感覚を受け止めて白黒に輝く。
体は芯から融けそうになるほどの熱を帯びて、それを冷やす汗が覆う。
二人が達した快楽の世界。これ以上ない幸福感が二人を包む。
三日月のように反った二人の体は元ある形に戻り、ベッドへと沈み込む。
「ハァッ、ハァぁっ、んん……」
肩で息をして、興奮冷めやらぬ真姫は自らの秘所に中指と薬指を差し込む。
「んっ、ふぁあ……」
少しして、指を抜く。
異物が抜かれる空虚感で出された真姫の甘い吐息はふわりと穂乃果をくすぐる。
真姫の指には彼女の艶やかな愛液が惜しみなくまとわりついて、真姫の指に艶をつける。
その指は、宙を泳いだ後、穂乃果の口へと届けられる。
穂乃果は、少しも拒絶することなく、真姫の指を口に含み、彼女の愛蜜を舐めとる。
穂乃果も自分の指を、同じように真姫の口にその指を宛がった。
真姫は恍惚の面持ちでその指を大事に舐めて、吸い取り、多少飲み込んだ後、穂乃果に首を近づける。
ちゅっ……。
今日の締めくくりを象徴するフレンチキス。
二人の間にもう言葉はいらない。
舌にまとわりついた2人の蜜を唾液と混ぜ合わせながら感じる最後の時間。
やがて、たらりと二人の口から溢れて頬を伝うと、ゆっくり、二人の唇が離れる。
真姫は、優しい笑顔を穂乃果に向けて、穂乃果の手を握る。
穂乃果も蕩けた顔から、いつもの暖かい笑顔を真姫に見せた。
握られた暖かく細い手をぎゅっと握り返して、少しして眠りについた。
真姫も、安らかなその寝顔をしばらく眺めた後、同じように夢の世界へと落ちていった。
元スレ
まだ続く感じかな?
というかそれの続きだったのか
大層乙
そもそも生えてないんだよなぁ
楽しみにしてる
「それじゃあ、また2週間後ね」
足元にキャリーバッグを置いて、靴を履き終えた真姫が穂乃果にそう告げる。
「うん、気を付けてね!」
「帰るときには連絡入れるから、何かあったらメッセージ残しておいてね」
「はーい」
「じゃあ、行ってきます」
「行ってらっしゃい!」
ドアが二人を見えなくさせるまで、見送り、見送られていた。
それから、何事もなく2週間後の朝。ちょうど真姫が帰ってくるはずの日。
『ごめん、急患が入ってきたから今日は帰れそうにない』
という無機質なメッセージを見て、穂乃果は少しささくれた。
そのあと、怒りが噴火前の火山のようにふつふつと煮えたぎって、
「何さ何さ!帰ってこれないってどういうこと!?もー!真姫ちゃんのばかー!」
とケータイをソファに投げ飛ばした。
ソファのクッションを頭ごなしに引っ掴んでは投げ、引っ掴んでは投げた。
ある程度体に熱を入れた後、急に電池の切れたおもちゃのようにその場に立ちすくむ。
常識に当てはめれば健康な自分よりも死に瀕する人の命を救う方がよほど大事なことである。穂乃果もそれは承知していた。
「私よりも患者さんの方が大事……だよね。はぁ」
それと真姫が帰ってこないことには納得がいかなくて、愚痴をこぼすけれども、肝心の相手はいないし、言ったとしても説教をされるか、よくて頭を下げられるかで、穂乃果にとってプラスになることはないから、結局ため息を吐くしかないのである。
「あーあ、今日どうしようかなー、なんか元気も出ないし、寝ていようかな……」
クッションをもとの位置に戻して、ぼやきながら寝室のベッドに寝転がる。
ふとテーブルを見ると、あの時捨て忘れた栄養剤…らしい小瓶があった。
しまった、結局捨てるの忘れてた、見つかったら後で叱られると思った穂乃果は慌てて飛び起きてその瓶を手に取る。
この時、穂乃果の中で悪い思考が巡った。
真姫もいないし、今日だけこれに頼ることにしよう、と思い立ったのである。
「……いいよね。栄養剤らしいし!」
そう言って、台所に行って小瓶のふたを開けて中から1錠取り出して、水と一緒に口に含み、飲み込む。
「よっし、栄養補充完了!さーて、お洗濯お掃除!」
洗濯籠をもって、洗濯機にスイッチを入れる。
夕刻になって、穂乃果は奇妙な熱に苛まれていた。
「はぁっ、はぁ、っん、なんで、体、熱い……」
動悸、息切れ、発熱。
行きつく先は、風邪だと穂乃果は直感した。
「……今日は…もう寝よう、ん……」
そう言って穂乃果はベッドに潜り込む。
「明日、真姫ちゃんが帰ってくるのに……」
火照る体を無理やり『自分は大丈夫だ』と言い聞かせて目を閉じる。
そうでもなければ、寝付けないばかりか寝不足の顔を真姫に見せることになるし、それはもっと嫌だったから黙って眠ることを選んだ。
「…………んぁ」
少しして急に目が覚める。
体を起こすと、なんだか下半身に変な感じがした。
痛い、というのとは違う。
けれど、むず痒さを掻き立てられる、とにかく、気持ち悪い感じ。
掛布団をめくって見ると、ズボンがテントを張っている。こんなのを見るのは初めてだった。
「え?な、なに、これ……」
ズボンとショーツを脱いでみようとする。
何かが引っ掛かる。
引っ張られるたび、ジクジクと甘い痺れが脳をかすめる。
「あぁっ……んっ」
自然と淫靡な吐息が漏れ出す。
今度は出来るだけ刺激しないように、ゆっくりと脱いだ。
すると、そこには女性にはまずありえない、グロテスクに黒く光る『それ』がぶるん、と姿を現した。
「や、やだ、……うそ、なんで……お、おちんちん、だよね、これ……」
みちみちと雄々しく、何かを求めるようにとがったそれを見て思わず戦慄して、息をのむ。
どうしようという思考が穂乃果の頭を占領していた。
その中で、一つ大きな問題が浮かんだ。
「どうしよう、真姫ちゃんに、見せられないよ、こんなの……」
どうにかして、隠さなければ、という気持ちが強くなって、パニックになった彼女の頭で浮かんだのは、危険なものだった。
「台所に……切らなきゃ…」
思い立った手段が助けを求めるでも、鎮めるでもなく、切断という最悪の手段だった。
恐怖に苛まれる体をどうにか奮い立たせて立ち上がろうとする。
そのとき、うっかり指先がつんと、あれに当たる。
「くひいっ!あっ、あうぅっ……!」
刹那、体中に電撃を受ける感覚が穂乃果を襲う。
思わず、立ち上がったのにもかかわらず腰ががくん、と落ちて、足に力が入らなくなる。
「はぁ、はぁ、どうしちゃったの、私……」
「たすけて、まきちゃん……」
真姫が帰ってくるまで身動きできないまま屹立したそれを刺激しないようにただベッドに上半身を横たわせるか、起き上がることしかできなかった。
その様はさながら身動きを取れないようにする呪いのようでもあった。
真姫は帰りの夕刻、だいぶ焦っていた。
運よく予定通りに帰宅を許されて、電車に乗っていたところ、彼女に帰ると一言メッセージを飛ばしておいても既読がつかない。
不審に思って電車を降りて電話をかけてみても、出る気配はなく。
何か悪いことがあったのではないか、それとも寝ているだけなのか、はっきりしないことが不安だった。
出張自体は初めてではない。今から帰ると一言言っておけば、『気を付けて帰ってきてねー♪』とスタンプ付きで返してくれるのがお決まりだった。
なのに、穂乃果が何の反応もないことは初めてで、当然戸惑いは隠せなかった。
ようやく最寄りの駅に着くと、大急ぎで階段を駆け上がって、駅を飛び出す。
何度も信号に捕まってはその度に時計をちらちら何度も見て、足を速め、大荷物を両手に抱えて自宅マンションに戻る。
息も絶え絶えに自宅玄関のドアを開けると、やはりどこにも電気がついていない。
悪い予想の一つが当たってしまって、真姫の背筋に悪寒が走る。
「穂乃果!」
ただいまも言わずに愛する女性の名前を呼ぶ。
まるで誰もいない、一人暮らしの部屋特有の不気味な雰囲気。
独り身の時なら気にもしなかったけれど、他人の暖かさを知るようになった今の真姫の心には不安の霧が立ち込めていた。
玄関の靴を見ても、穂乃果の靴はあるし、かといって出かけていないという確証もない。
部屋で具合を悪くして寝ているか、それとも、誰かに連れ去られたのか……。
せめて、寝ているだけでいてほしい。
胸騒ぎを残したまま、廊下を通り過ぎて、リビングのドアに手をかける。
そのとき、奥から女の喘ぎ声がかすかに聞こえた。
真姫にとって、聞き覚えのあるその声。
そこにいるのが分かって、ひとまず安心はした。
が、そこでさすがの真姫も思考を止める。
襲われているかもしれない穂乃果を助けるため、考えもなしに寝室のドアを開けてしまった。
「穂乃果!」
そして、見てしまう。
下半身丸出しのまま醜悪なそれを勃たせて、涎や汗や涙でぐしゃぐしゃになった顔で天井を仰ぎ見る穂乃果の姿を。
「あ……」
真姫は絶句した。
仕事柄、これを見ることは珍しくない。
けれども、こんなに大きく、それも女性にできることがあるのか、と思考を巡らせてしまった。
「ハァッ、ハァ、んぐっ、……ま、真姫、ちゃん……?」
死にかけて生気を失ったようなくすんだ目に、光が戻る。
「そうよ!大丈夫!?どうしたのこれ!?すぐに病院に……!」
「……やっ、やだっ!来ないで!見ないでぇ!」
そんな真姫の手を振り払って、拒絶する。
「なっ、ど、どうしたのよ!」
「やだっ、ばかっ!真姫ちゃんなんか嫌い!」
嫌い、と言われたことで幸いにも真姫は冷静さを取り戻すことができた。
穂乃果の口からこんな言葉が出てくるはずがない、と反射的に思ってしまったからである。
穂乃果は自分に起きたことで、いささかパニックを起こしていると真姫は推察した。
「ばか、ばかっ、見られたく、なかったのにぃ……」
秘密を知られたことで、穂乃果は失意に駆られて泣き出してしまう。
真姫は手に提げていた荷物も捨てて、穂乃果の前に座り込んで肩を優しく抱く。
それなら、今の状況にも納得がいく。
そんな穂乃果を慰めるように真姫は頭を撫でる。
「……大丈夫よ。わたしはそんなもので失望もしないし、嫌いになったりもしないわ。何か事情があったのよね」
「……ごめん、ごめんねぇ、こんなことになっちゃって……うええぇん……」
救いの言葉をかけられて、穂乃果は安堵し、涙を流す。
「話はあとでじっくり聞くわ。……まずは、これを鎮めないとね」
「うん……はぁっ、はぁっ、でも、んっ…どうするの?」
当の穂乃果は、男性の性事情をまったく知らなかった。
「少し荒療治だけど、これを刺激すれば、少なくとも今よりはましになると思うわ」
「……痛くなる?」
「ならないと、思う……こればっかりはわかんないわ」
「……痛く、しないでね?」
「……努力するわ。ちょっとごめん」
最初はやはり躊躇したものの、穂乃果のため、と割り切って、それに触れる。
「んひぃっ!」
五指がそれに触れたとき、穂乃果の体はまたしてもビクン、と大きくのけぞった。
それに驚いて、真姫は思わず手を離す。
「だ、大丈夫!?痛かった?!」
「い、いいよ、つ、続けてっ……」
震え声で促す穂乃果。真姫はざわつく心をどうにか義務感で上書きして、再び手をかける。
手のひらで全部で握った時、またしても穂乃果は大きくのけぞったが、真姫は手を離すことはしなかった。
手に伝わる脈動が真姫に息をのませた。
(ここから、上下させれば……いいのよね)
真姫は握った手を上下に動かす。
手と陰茎の肌が摩擦でこすれあう。
すっ、しゅっ、ぎゅっ
「あ、うああっ、んぐっ……なんか、変になりそうっ……」
真姫は構わず続ける。
(穂乃果のため、穂乃果のためよ……ごめん、穂乃果……)
苦悶の表情を浮かべる穂乃果を見て罪悪感と背徳感が真姫の顔を苦々しくゆがめる。
ただ、穂乃果は息を荒くしながら、快楽に足を取られていた。
「ふぅ、ぅっ、んっ……ふぅぅ……」
(気持ちいいっ……なに、これ)
漏れそうな本音を必死で手で覆いながら、呼吸を乱す。
触られているのは外側なのに、ちくちくと中から何かが刺さるような痛みを感じる。
甘い痺れが思考を鈍らせる。
乱れた呼吸はやがて喘ぎ声を織り交ぜ、淫靡なものに変わる。
それに応じて、女性本来の腔内からも愛液が滴り始める。
「うぐっ、あっあっあっあっ!で、出るっ……なんか、出ちゃうっ……!」
ドクンドクンと脈が激しく、ビクビクと暴れる。
先端からはちろちろと何か白いものがあふれ出している。
そして。
「あっああっ!ああああーーーっ!」
びゅくっ、びゅるるっ、たぱぁっ……
絶叫とともに穂乃果の肉棒から白濁の液が尾を引きながら真姫めがけて飛びかかる。
「きゃああっ!」
顔にぶちまけられた熱いそれに驚いて、思わず後ろに飛び退く。
全てを出し切って呆けた様子の穂乃果は、ベッドに倒れ込んで息を整えるので精一杯で、真姫を心配するどころではなかった。
穂乃果の逸物は出し残した分を吐き出しながら少しだけへたり込んだが、未だ気勢をそがれることなく、大きくその存在を誇示していた。
「んぐぅっ、はぁ、はぁ、んっ、ま、まだ、ダメなの……?」
「んぅ……そう、みたいね……」
顔にへばりついた熱いものを指でぬぐい、目に通す。
「うっ、生臭い……」
ムワっとするそれに、思わず苦々しく顔をゆがめる。
「ご、ごめん……」
「…気にしなくていいわ。続けましょう」
「つづけるって、いつまで……?」
「これが小さくなるまで、かしら……」
「こんなのっ、こんなの堪えられないよ……頭がおかしくなっちゃう……」
「…っ!?ごめん、ちょっと顔拭いてくるわね」
突然の動悸。
穂乃果の応答も待たず逃げるように寝室から飛び出す。
下腹を抱えながらよろよろと歩き、たどり着いた先は洗面所。
「はぁっ、あっ、はぁっ……!」
なんとか塞いだ引き戸にもたれかかって、ずるずるとへたり込む。
「何でっ……んっ……」
スカートごしにショーツに触れると、その指先は少しの湿り気を感じて真姫の眼前に帰ってくる。
真姫の体は穂乃果の精気に当てられて、発情してしまっていた。
「やだ……私、感じて……っ」
疼きが止まらない。早く治まって。
けれどもっと感じたい。
そんな相反した歯がゆい感情がせめぎあって、真姫の思考を黒く塗りつぶした。
その代わりは、彼女の内に秘めた本能が表層に表れて、右手をゆっくりと秘部へと忍ばせる。
「んっ……あっ……」
スカートを脱いでショーツをずらし、ゆっくりと、人差し指と中指を濡れた腔内へと侵入させる。
濡れそぼった腔は拒絶することなくその指を受け入れ、指はその中を押し広げる。
「あぅっ……ふぁあ……」
指が少し入り込んで、真姫の本能はさらに理性を上書きする。
「あんっ、あっ、気持ち、いい……!」
快感の嵐が、真姫の体をうねる様に襲う。
「あっ、んっ、んふぅ……あぁ、はぁ……」
止まらない、止められない。
かき乱せばかき乱すほど疼きが止まらない。
いつの間にか空いていた左手は服越しに胸を揉みしだき、乳首をいじっていた。
「あっ、あぁっ、うあぁっ、ダメっ、イっイくっ、あふあぁあっ!」
外に声が響くことに気づかぬまま、嬌声を上げる。
「あっ、あぁ、ふぁぁ……」
余韻が真姫の体を埋め尽くす。肩で息をしながら前につんのめる。
蕩け顔で涎を垂らす真姫の後ろでがらりと引き戸が開かれる。
「あ……?」
震える体をどうにか制して後ろを見ると、そこには体を紅潮させて、弱弱しく力なく立っている穂乃果がいた。
「まき、ちゃん……」
「ほ、ほの、か……」
頭の中のぐちゃぐちゃした黒いものは霧散して、真っ白な自分が戻ってくる。
蛇に睨まれた蛙のような様子で、目を大きく見開いて、穂乃果を見る。
穂乃果のことを意識の外から投げ捨てて自慰に耽っていたのだから。
何を言われるか、悪辣な言葉を浴びせられるのか、想像もつかなかった。
今の真姫には、穂乃果はいたずらをして叱ろうとする親の立場にいると想像した。
だから、なんとかこの場を切り抜けようとして、思いついた言葉を紡ぐ。
「ご、ごめんなさい、その、急に我慢できなくなって……」
目を合わせられなくなって、必死に体裁を取り繕おうとする。
そうしている時点で、もう遅かったのだが。
そんなあと一押しすればあっさりと瓦解してしまうであろう不安定な真姫に、穂乃果は―――。
「ううん、いいよ。ちょっと、びっくりしちゃった。真姫ちゃん、急に出ていくんだもん」
「あっ……」
「えっと、こんな形で悪いんだけど……お帰りなさい」
「っ……うんっ、うん、ただいま……」
あまりにも優しく、母のような慈愛を受けて、思わず涙腺がほころぶ。
「ね、真姫ちゃん。このまま続き……シない?」
「ばか……ぐすっ、もうっ、台無しっ……」
「えへへ、ちょっと、その抑えきれなくって……」
思わず、ごくりと喉を鳴らす。
真姫も真姫で、その異物に興味があった。
「……じゃあ、行きましょうか」
余韻さめぬかくつく足でどうにか立ち上がって、穂乃果の手を握る。
握られた手は力なく、けれども優しく握り返した。
再び場所は寝室のベッド。
二人の女は生まれたままの姿を相手に晒して、真姫は穂乃果にかぶさるように抱きしめる。
体全体がまた熱くなっているのを感じて、いよいよ待ちきれなくなる。
「んふ……ちゅ……」
キスは、いつもより短かった。
穂乃果は真姫から生臭さを感じて気持ち悪くなって、すぐさま離れる。
真姫は蕩けた様子を少しも隠そうとせず、穂乃果のおでこを舐める。
「ねぇ、これ……舐めてもいい?」
「え……けど…」
「大丈夫よ、痛くしないから」
体の奥底、下腹部の辺りから強い脈動を感じる。
欲しい、それを中に入れたい、…犯されたい、と本能が求めている。
体の芯からそれを求めるように、肉欲のスイッチがはいった。
「ま、真姫ちゃんっ!」
出口となる茎口をちろり、ちろりと舐める。
「はうっ……だっ、だめっ」
頭を押さえつけようとする穂乃果だったが、腰に力の入らない今の彼女は無抵抗に近かった。
ちろり、れろ、ちゅ、ちゅむ――。
「あんっそんなっ、やさしく、しないでっ」
「はぁ、はあ、んく……」
舌先で白濁を舐めとり、唇でキスをして…口に含んだ
「くぅぅぅうんんっ!」
体をビクビクさせて、またしてものけぞる。真姫の頭に置いた手は、いつの間にか倒れこまないように支える柱になっていた。
「ん、んー、んふ……ん……」
ちゅるっ、ちゅくっ、ぢゅっ、ぢゅるるっ
眉を顰めることなく、真姫が舌を蠢かしながら顔を前後させ始める。
「あひいっ、す、すっちゃ、ああううう」
穂乃果が身をよじる。
ぢゅるっぢゅううっ、ぢゅむっ、れろ――。
真姫は一通り吸った後、感じる部分を探すようになった。
「ひぎっ、そこっ、なめないでぇっ」
弱点は、すぐに見つかった。
裏筋を舐めとるだけで、簡単に穂乃果は強く反応する。
れろ、ちゅ、はむ――。
「あんっ、あっ、またっ、でるっ、でちゃっうぅっ」
これ見よがしに大きくそれを咥え込んで、口で上下にこする。
真姫の中で逸物がぷくりと膨らむ。
にちゅっ、ぬちゃっ
「あっ、もうっ、だめっ、だめえぇっ」
ぶびゅるっ、びゅううっ
穂乃果は2度目の絶頂に達した。
「んんうう~~~っ」
白い濁り酒が真姫の口内を満たす。
「あっああ、うぐっ……」
穂乃果は自分のことに精いっぱいで、バチバチと明滅を繰り返す視界からかろうじて意識を繋ぎ止める。
「んふっ、んっ、んん……」
真姫は口いっぱいに溜め込んだそれを、吐き出さないように手で押さえた。
そして、息を整えながら、大きく、大事に飲み込む。
「んくっ、んー、んっぐ、ごくっごきゅっ……」
穂乃果にも聞こえるくらいの大きさで、喉を鳴らしながら穂乃果の精液を飲み干す。
「んぐっ、ふはぁ……んっ……」
上気した肌と、恍惚とした顔を浮かべる真姫。
食道を熱いゼリーが通り過ぎていくのがわかる。
体内から焼けつくような気分が押し上げて、気分が高揚していく。
真っ白だった頭が少しずつ黒く染め上げられていき、もっと、もっとと穂乃果を求めた。
「ほのかぁ、入れてぇ……アソコに、それ……」
「ん……うん」
左手でしっかりと握りながら、真姫の陰唇にゆっくりといれる。
ちゅっ…ずっ……ぷっ
「あっあぁっ……んっ」
喘ぎながら、真姫の肉壁が穂乃果の肉棒を咥え込む。
加えた淫管は最愛の夫を抱きしめる妻のように強く強く締め付け、淫棒はそれに屈さぬようにその雄々しさを堅持した。
反して二人の主は熟れた果実のように体を赤くしながら苦悶の表情を浮かべる。
「も、もっと、奥、まで……」
そこで、真姫の体は止まる。
処女という壁が理性の最後の壁となって快楽を押しとどめてしまう。
その時、急に真姫は現実に引き戻された。
「あ……、だめ、穂乃果」
けれども穂乃果はそうはいかなかった。
真姫の危惧とは別に、穂乃果は邪な願いをその身に受ける。
今なら、真姫を思う存分自分で抱ける。
真姫を支配できる。
真姫を…犯せる。
穂乃果は、欲望の塊の先が強く奥に触れた時、どうにか繋ぎ止めていた理性が吹き飛び、本能に従順なけだもののそれとなった。
悪魔のささやきが頭を支配して、思考を奪う。
逡巡する真姫を無理やりがっちりと抱きしめる。
「あっ」
「真姫ちゃん、大好きだよ、真姫ちゃんっ!」
「まっ、あっ、やっ!」
真姫のうめく声も聞かず、強引に、刺し貫く。
瞬間、ぷちん、という音とともに真姫に鈍痛が走る。
「うあっ…!うっぐ…、はぁっ……!」
真姫は、処女であることを失った。
その証拠に、少量の血が、たらりと淫穴から陰茎に沿って流れる。
腹部を異物で満たされる圧迫感で、呼吸ができなくなる。
漫然と進むこつん、と初めて亀頭が子宮口に触れる。
「待ってって、言ったのにぃっ……」
「はぁっ、お、奥に、当たってぇ……」
「まきちゃん、まきちゃんっ」
「だ、ダメっ……まだ、このままでいて……」
「……だっ、だめっ、真姫ちゃんの中、すごく気持ちよくってぇ……」
真姫の願いは聞き入れられず、穂乃果の腰がゆっくりと動き出す。
鮮血を連れながら、愛液混じりに淫棒が引き抜かれる。
異物が出ていく排出感に戸惑いを見せる。
「んぁぁっ、ぁっ……」
「んっ」
そして、突かれる。
「あぁっ!」
さっきよりも強く、子宮の門を叩く。
背筋を通して脳髄に伝わる甘い電撃が真姫の思考を鈍らせ、そして艶やかに喘がせる。
(こんなの何回もされたら、おかしくなりそう……)
「ふぅっ!」
ずん、とひときわ大きく腰を振る。
すると真姫の体は面白いように跳ねる。
「うああっ!あぁぁあぁ……」
往復するたびにずちゅ、ずぷ、と愛液をこぼしながら体を揺らす。
「あんっ、ああっ!やだっ、まって、だめぇええっ!」
必死の抵抗か穂乃果の体を力いっぱい抱きしめる。
背中に爪を立てて、柔肌を引っ掻く。
それでも穂乃果は止まらない。
「はぁっ、はぁっ、すごくっ、締め付けてくるくるからぁっ……我慢でき、ないよぉっ……」
「あぁっ、おかしくなるっ、おかしくなっちゃうっ!」
ずん、ずん、ずんと一突きされるたびに脳を焼き尽くされ、心を征服される。
「あぁあっ、んっ、ふぁあああっ」
「あっ、でっ、出るっ……!」
「だめっ、やだっ、まだイきたくない!ああっ!」
一瞬、穢されている感覚を覚える。
最後の砦も壊され、大きな槍が何度も何度も城門を叩く。
「あぁっ!でっ、出るぅ!」
穂乃果は真姫の腰をがっちり掴んで、息もさせないほどに強く突き込む。
「あっ、あっ、あぁっ!あああぁぁあぁあぁっ!!」
二人の絶叫が部屋中にこだまする。
穂乃果のものが中で大きく膨らむ。
そして胎内に体を溶かすようなドロドロしたものが弾ける。
ペニスが強く跳ねるたびに熱いものが子宮をめざし流れ込んでいく。
「はぁ、はぁ、まだ、出てるぅ……」
ビクン、ビクンと脈打つそれを抜きながら、真姫の体めがけて浴びせかける。
「はぁ、あぅ……んふ……」
体をビクビク震わせながら体中に精液を浴びせられたその姿は穂乃果
少しだけあった真っ白な部分は今や完全に黒く塗りつぶされ、真姫は穂乃果の手に堕ちた。
「ほのか、まだ……いける?」
「……うん」
息を整え終えた穂乃果は真姫の腰をつかむ。
今度もしっかりと離れないように、ペニスをゆっくりと差し込みながら――。
ぎしぎしと悲鳴を上げるベッドの音、柔肌がぶつかり合う音、淫靡な水音と、喜びに満ちた二人の嬌声とが4重奏となって部屋に響く。
「あっ、あんっ、はっ、ひぃっ!」
「はぁ、っ、んんっ、でっ、でるぅ!」
「うんっ、だしてっ、もっと!もっとちょうだいぃっ!」
びゅくびゅく
「あっああっああああーーーっ!……あっ、ああぁ……」
何度も熱い種子をその身に受け止めた真姫は、くたくたになった様子でベッドに体を預け、茫然と天井を見る。
真姫のめしべは十分すぎるほどに穂乃果の精を搾り、とうとうだらだらとだらしなく吐き出すほどになっていた。
「ハァッ、あんんっ、んー、ん……」
穂乃果はやっとへたりきった愛棒を真姫の口から引き抜いて、真姫の上に倒れこむ。
穂乃果はぐったりして、真姫の恍惚とした横顔を息も絶え絶えに見守る。
「まきちゃん、だいすき……」
ぽつりと囁く穂乃果に、真姫は小さく、精一杯の笑顔で小さくこくりとうなずいた。
二人が安らぎを得た赤子のように眠るのに、そう時間もかからなかった。
「ん……あぁ、何時……」
翌朝、先に目を覚ましたのは真姫だった。
体を起こそうとして、けれど腰の痛みと穂乃果の重さですぐにバタリとベッドに落ちる。
「いっ……も、もう、穂乃果ったら、手加減しないからぁ……」
その上で、ほのかがすぅすぅと寝息を立てて眠っている。
「……夢じゃないのよね。……お腹の中、まだいっぱい……」
ぼんやりした面持ちでお腹をさする。
まだ、あの時間が脳裏に焼き付いて離れない。
「……ねぇ、穂乃果。……起きて、ねえってば」
「ん、んんー……」
頬をつつかれて、ようやく穂乃果もよぼよぼ目を開ける。
「おはよ。体、大丈夫?」
「うん……ん?」
「どうかした?」
「……なくなってる」
「なにが?」
「……お、おちんちん」
少しだけ顔を赤らめて、恥じらい気に答える。
「……そう。よかった。これで心配なくなったわね。切り落とすとかなんてなったら、嫌だもの」
「あ、あはは……夢だったらいいのになぁ」
「そう?私は夢じゃなくていいわ」
「なんで?」
「……だって、私と穂乃果が本当の意味で繋がったから……それに、穂乃果の愛をたっぷりもらったし」
「……えへへ」
「それで聞きたかったんだけど、どうしてあんなことになったの?」
「……うん、わかんないけど、多分、真姫ちゃんのもらってきたお薬が原因だと……思う」
「……飲んだの?ちょっと。処分するって言ってたじゃない」
「忘れてたんだよぉ~……それに、真姫ちゃんがちゃんと予定通りに帰ってきてくれたら飲もうなんて思わなかったんだよ?」
「それはそうだけど……ごめん」
「……ううん、私の方こそ、ごめん……こんなことに巻き込んじゃって。…ねぇ、あのお薬、どうするの?」
「処分しちゃいましょう。あんなの、最悪命を落としかねないわ」
「……そっか。そうだよね」
「それより穂乃果、起きれる?お腹すいたし、ご飯食べたいわ」
「……うん。真姫ちゃんも手伝って」
「じゃあ起こすの手伝って」
「えー?穂乃果も起こすの手伝ってほしいよ」
「私だって、穂乃果のせいで腰が痛いの。あなた、すっごく激しく突いてくるから」
「真姫ちゃんが締め付けてくるからだよぉ……」
「…ふふ」
「……あははっ」
「大好きよ、穂乃果。愛してる」
「私もだよ、真姫ちゃん。世界で一番愛してる」
「……うん」
二人は幸せに唇を重ねて、再び眠りについた。
おわれ
起きたら依頼出してきます
たいへんよかったです
乙
良かった
乙
に、妊娠エンドは?
真姫ちゃんが飲んで攻守の入れ替わりが残ってるよ
大層乙であった
神経尖らせるって意味ではささくれるは間違ってないと思うしそもそもフレンチキスは軽いキスじゃない
フレンチキスは元々ディープキスの事だけど、日本では誤用が広まって軽いキスの意味で用いられることが多い
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