おっさん「何だ、その態度は」
木こり「えーと、伝承ではここは女神の泉では……」
おっさん「ああ、娘のことか」
木こり「娘!?」
おっさん「驚くことか?まあ、いい
娘は体調不良で寝ているんでな、俺が代わりだ
で、お前が落としたのは金の斧か、銀の斧か?」
木こり「えぇー……」
おっさん「どっちなんだ、早くしろよ」
木こり「あっ、ハイ、俺が落としたのはちょっと欠けた鉄の斧ッス」
おっさん「正直なヤツだ、ちょっと待ってろ」
木こり「ハイッス!」
数分後……。
おっさん「待たせたな……なんだ、正座なんかして」
木こり「いえ、なんとなく……」
おっさん「まあいい、斧だ、持っていけ」
木こり「あ、ありがとうございます……(鉄の斧も綺麗に研がれてる……)」
別の日
木こりb「へっへっへ、木こりの野郎が泉に斧を落としたら金の斧と銀の斧を手に入れたって話じゃねえか!
俺様もそれを手に入れて大金持ちってワケよ!
じゃあ、オラアッ!!」
斧{ドッボーン
おっさん「お前が落としたのは金の斧か、それとも銀の斧か?」
途中で書き込んでもうた。
木こりb「わたくしめが落としたのは金の斧と銀の斧でございます(むさいおっさんかよ……ケッ)」
おっさん「……欲深いヤツめ、ちょっと待ってろ」
木こりb「へへー、ありがとうございます(チョロいぜ)」
おっさん「ほら、斧だ、くれてやろう……脳天にな!!」
木こりb「うぎゃああああ!!!」
おっさんの振り下ろした黄金の斧は木こりbの脳天を正確に捉え、木こりbは脳みそを撒き散らして絶命しました。
おっさん「あーあー、泉が汚れちまったか……」スッ
おっさんが手をかざすと木こりbの死骸が輝き、そして血の跡一つ残らず消えてしまいました。
おっさん「これで、よし」
おっさんは満足そうに頷くと泉へと沈んでいきました。
ホルホルホルホルホルッ!
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