舞「気持ちが悪い」

厚志「それって」

舞「吐きそうだ」

厚志「うん」






舞「たわけ」

厚志「ごめん」

舞「励ませ」

厚志「もう少し我慢してね」

舞「もっと」

厚志「大丈夫？」

舞「ダメだ」

厚志「うん」






舞「たわけ」

厚志「ごめん」

舞「うぅ」

厚志「どうしよっか」

舞「どうしよっかではない」

厚志「はい」

舞「Gをなんとかしろ」

厚志「そんなこといったって」






ﾋﾟｯ

厚志「瀬戸口さん」

瀬戸口『やあ、耳の恋人云々』ﾋﾟｯ

厚志「舞がなんだか」

舞「厚志の体調が優れないそうだ」

厚志「えっ」

瀬戸口『速水が』

厚志「いや」

舞「早急に戻る必要がある」

瀬戸口『大丈夫かい？』

厚志「僕じゃな」

舞「今にも倒れそうな顔色だな」

瀬戸口『了解、指令と打診云々』ﾋﾟｯ






舞「たわけ」

厚志「ごめん」

舞「なにに対して」

厚志「えっ」

舞「なにに対して『ごめん』なのだと聞いておる」

厚志「それは」

舞「反省しろ」

厚志「でも」

舞「なんだ」

厚志「そこからじゃ僕の顔見れないよね」






舞「あっ」

厚志「んふっ」

舞「もうダメかもしれぬ」

厚志「そっか」

舞「『そっか』ではない」

厚志「はい」

舞「愉快な話だ」

厚志「えっ」

舞「愉快な話をしろといっておる」

厚志「そんな無茶な」






舞「たわけ」

厚志「ごめん」

厚志「『旦那、良い女ってのはどんなんか分かりますかい？』」

厚志「『そりゃあ、良いカラダのべっぴんさん云々』」

厚志「『そういう女ってのはここを見るんですよ』」ﾂﾝﾂﾝ

厚志「『鼻の下？』」

厚志「『長けりゃ長いほど、色欲まみれのいい女です』」

厚志「とんとんとん、『失礼します』と仲居さん」

厚志「『おひゃをおもひひまひた』」

厚志「はははは」

舞「厚志」






舞「たわけ」

厚志「ごめん」

舞「換気を所望する」

厚志「出来ないよ」

舞「名は芝村だ」

厚志「出来ないよ」

舞「舞をやっておる」

厚志「逆だよ」






舞「ぐぬぬ」

厚志「ごめん」

舞「厚志」

厚志「限界？」

舞「頼むなにか」

厚志「『旦那、良い女っての』」

舞「やめろ」

厚志「ごめん」

舞「うむ」






厚志「『そりゃあ、良いカラダの』」

舞「やめろ」

舞「話を変えよう」

厚志「うん」

舞「欲しいぬいぐるみがあるのだ」

厚志「動物の」

舞「シロイルカだ」

厚志「あの頭がぷよぷよした」

舞「生まれた時は黒く、成長と共に純白のぷよぷよに」

厚志「んふふ」

舞「来たければ一緒に買いに行っても構わぬぞ」

厚志「デェトだね」






舞「仕方のないやつめ」

厚志「図書館以外にしようね」

舞「図書館は嫌いか」

厚志「たまには他でもいいじゃない」

舞「本はいいぞ」

厚志「生物とか？」

舞「それもよいがやはり数学だな」

厚志「いつも難しい問題やってるもんね」

舞「ああまで心ときめく学問はそうないからな」

厚志「僕にはさっぱり」

舞「そのようだから『ぽややん』などと」

厚志「あはは」






舞「『ぽややん』め」

厚志「嫌いじゃないんだ」

舞「ふぅ」

厚志「落ち着いてきたかな」

舞「厚志よ」

厚志「うん」

舞「全然だ」

厚志「そっか」






舞「た、たわ」

厚志「舞？」

舞「私はそなたを誇りに思う」

厚志「大丈夫？」

舞「苦楽を共に出来たこと」

厚志「あの」

舞「これ以上の喜びはない」

厚志「うん」

舞「そなたがカダヤであることを、私は誇りに思う」

厚志「あ、ありがと」

舞「厚志よ」






舞「すまぬ」

厚志「えっ」

瀬戸口『お前さん達、お待ちかねの撤』

瀬戸口『うん？』

瀬戸口『速水、姫さんは……、泣いてるのか？』

瀬戸口『あぁ、うん』

瀬戸口『理由は聞かないでおいてやるから』

瀬戸口『ハンガーに石津を呼んでおく』

瀬戸口『あぁ、それじゃ』






瀬戸口「王子様ってのも大変だ」

ののみ「どうしたの？」

舞「うわあん、あうあうあう!!」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

石津「……あの」

舞「しかし、しかし!!」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

石津「……大丈夫、……だから」

舞「ああああ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

石津「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ






石津「『旦那、良い女って』」

舞「やめろ」

ｶﾞﾗﾗｯ

厚志「舞」

舞「っ!!」

厚志「大丈夫？」

舞「わ、私はそなたに」

厚志「うん」






厚志「たわけだね」

舞「」

厚志「あはは」

舞「に、煮るなり焼くなり」

厚志「そうだね」

舞「……っ」

厚志「ぬいぐるみ」

舞「えっ」






厚志「シロイルカ、だっけ」

舞「……あぁ」

厚志「明日の9時、校門前」

舞「でも」

厚志「シロイルカを買いに」

舞「シロイルカを」

厚志「ぷよぷよの」






舞「ぷよぷよしていて、……よいものを」

厚志「かわいいやつね」

舞「厚志」

厚志「うん」

舞「その、今日は」

厚志「じゃあ、明日」

ｶﾞﾗﾗｯ






石津「……ぷよぷよ？」

舞「な、なんでもない」

石津「……よかった」

舞「迷惑をかけたな」

石津「……これが、……私の役目」

舞「あ、あと今日のことは」

石津「……誰にも言わない」

舞「助かる」

石津「……明日は楽しんできて」






舞「」

石津「……ふふっ」

ガンパレとは懐かしい

加藤「この前ムーンロードで速水と芝村さんを見たんよ」

石津「……そうなの」

加藤「めっちゃ幸せそうだったわ」

石津「……妬ましい、わ」

加藤「なー」

石津「……ね」






加藤「あのな」

石津「……えぇ」

加藤「運転中に申し訳ないんだけどな」

石津「……大丈夫」

加藤「私、もうダメや」

石津「……うん」






加藤「気持ち悪い」

石津「えっ」

終

ありがとう、アルファ・システム
そしてごめんなさい、芝村舞

乙
石津さんに酔い止め薬を陳情してもらわなくちゃ！（使命感

舞はオリジナルの人類だからしゃーないよな。

なつかしいな

ガンパレ懐かしいな
黙ってると続々集まるNPC…

特定キャラにヘイト向けるのは良いけど
発散させないからただただワンパなんだよね

これを面白いと思ってやってるなら狙いは大きく外れてるし
スレタイを消化するような内容にもなってない。惜しいだけの凡作。虚しいね

ガンパレードマーチリメイクしてくれんかな
ガンオケの戦闘システムはいらん

シロイルカの頭ってメロンじゃなかった？
てかなつかしいｗｗ