魔王「それはまことか!?従者よ」
従者「うそ言ってもしょうがないですしおすし」ホジホジ
魔王「くぅーっ、キターーーーーーーーーーーーーー!!!」
従者「さすが魔王さま。物怖じしないその態度は鳥肌ものです」
魔王「ふははは!!だってあれだろ?今代の勇者は美少女なんであろう!?」
従者「らしいですね」
魔王「ぬぬぬw拙者!よだれが!」
従者「はあ」
魔王「ふははは!!そうだ!四天王どもに伝えておけ!勇者の妨害はするなとな」
従者「魔王さま!あまりふざけてると大魔王さまに言いつけますよ」
魔王「やめてー。パパこわいー」
魔王「うえーん」ウルウル
従者「ちっ、かわいいーぜ」
魔王「てれる」
従者「じょじょじょ、冗談です!ばか//」
魔王「ま、とりあえず四天王に、ね?」
従者「ダメです。勇者なんてゴミなんですからこの魔王城に入ってこられたら困ります」
魔王「いやだ!百合百合したいのぉー」
従者「ゆ、百合百合ならわたしと…」
魔王「はぁ?」
従者「だめですか……?」
魔王「ふははは!!貴様は男であろう?」
従者「お、男の娘でござい」
魔王「ちげえよハゲ」
魔王「ハゲ」
魔王「はーげ」
魔王「ハゲ!」
従者「」ウルウル
従者「はげてないです!」
魔王「まーそんなことはどうでもよい」
従者「」シュン
魔王「勇者はどれくらい侵攻してきているのだ?」
従者「ゆ……勇者は、物量作戦をとってきてましてですね、第一第二防衛線を数で強引に突破しました」
魔王「ふははは!!なかなか理にかなった作戦よ!してその数は?」
従者「百万です」
魔王「ふははは!!は、は?えっ?なに?」
従者「ですから百万です。地響きすごいです」
魔王「うん、逃げよう」
従者「はぁ?」
魔王「いくら勇者が美少女であろうとも、百万の軍勢に埋もれていては百合百合できんしな」
従者「いやいやいや」
従者「もしや魔王さま?怖じ気づいたのですか!?」
魔王「ふははは!!そんなわけあるまい。興が冷めたのだ」
従者「しかしここ魔王城は魔界の最奥。逃げ場などどこにもありませんよ?」
魔王「ふははは!!パパが住む裏魔界があるではないか」
従者「百万の軍勢ですよ?裏魔界にだって侵攻してくるはず」
魔王「なあにそこらへんは問題あるまい。なんたって百万だ、すぐ兵糧などつきてしまおう」
従者「いえ、それが・…」
魔王「なに?なんなの!?えっ?なんなの!?」
従者「百万の内一千が召還師でして残りが召還獣なのですよ」
魔王「つまり」
従者「はい、兵糧はあまり必要ないかと」
魔王「ぐぬぬ」
従者「どうされますか?魔王さま」
魔王「今すぐに四天王どもを集めろ!」
従者「了解致しました」スタコラサッサ
魔王「……くっ」
まぁ普通は軍勢を揃えて攻めてくるわな
面白そうなのに途中終了か
序盤が面白いだけに、面白さを続けられる気がしなくなって止めるのはよくあること
従者「集まりました」
魔王「うむ。火水風土の四天王共よ、今宵集まってもらったのには訳がある」
風「ふっ……」
魔王「実はというか知ってるとは思うが勇者攻めてきた」
火「な、なんだってー!?」
土「おれ、しらない。それしらない」
魔王「ゴーレムうざっ」
水「あら。さすがね火の四天王さん」
火「なんだよ?なにがさすがなんだ?」ウヘヘ
水「勇者が攻めてきているということを知らないなんて、ね」
火「ま、まあな!」
魔王(うわ、相変わらずどうしようもねえな)
水「ぐぬぬ」
風「で、魔王?勇者が攻めてきているからなんなんだ……?」
魔王「止めにいってくれない? 」
水「いやよ。私相棒見たいの」
土「じゃあ、おれ、臨場みる」
火「んじゃおれは!……あれ」
風「ふっ……」
従者「ちょっとみなさん!?真面目にやってください!」
火「俺は真面目だぜ」
従者「あなたはいいです、どうでも 」
魔王「わかっているのか?」
水「え?」
魔王「勇者は……勇者は、1000000の大軍で我らを滅せようと進軍しているのだぞ!?」
水「それが?」
火「どうした?」
土「われらは」
風「最強の……」
火水風土「四天王だぞ!?」
魔王「ふは、ふははは!そうか!私の杞憂だったのか……」
水「もちろんですわ、魔王さま」
魔王「」
魔王「は?」
火「ん!?」
魔王「お前等弱いじゃん?私よりも」
水「はい」
魔王「あのさー、1000000だよ?百万!無理だって!だからね?やつらの兵を分断する必要がね」
水「ふふ、魔王さまは我らが魔王軍の兵の数をご存知?」
魔王「いや」
水「なら教えてあげますわ!我らが魔王軍の兵士数!それは……従者さん!」
従者「……一万です」
水「……」
従者「さいきんの魔王さまのていたらくに……」
魔王「……」
水「」
魔王「……なんかごめん」
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