P「あー、なんだって今日はこんなに暑いんだ…」

ちひろ「……」ﾁﾗｯ

P「肩が凝るなぁ…！」

まゆ「揉みましょうか？

P「まゆが背中から離れてくれたらそれでいいんですけど！？」

まゆ「それは出来ませんね…」

P「なんで！？」

まゆ「磁石みたいにくっついてしまって…」

P「あー、それなら納得……するわけねぇだろうがぁぁぁ！！」

ちひろ「プロデューサーさん、暑苦しいのであまり騒がないでいただけると」

P「まゆに言ってくださいよ！」

まゆ「それでも乱暴に引きはがさない辺りPさんですねぇ」

P「……もう少ししたら営業とか行くんですけど？」

まゆ「お供しますよぉ」

P「いや、困るんだが」

まゆ「こうしてPさんの背中にくっついていればPさんはまゆのことしか考えられませんよねぇ」

P「そうだな。仕事したいから離れておくれ」

まゆ「…まゆより仕事の方が大事なんですか？」ﾆｯｺﾘ

P「ひぃ！ま、まゆのためだから！この仕事まゆのためだから！」

まゆ「まゆの仕事のことならまゆが近くにいた方がいいんじゃないですか？」

P「でもこれは近すぎというか…」

まゆ「いいですよねぇ？」ﾆｯｺﾘ

P「は、はい！」

まゆ「それに今日はまゆの誕生日なんですよぉ？」

P「あ」

まゆ「まさか忘れてたわけじゃないですよね？」

P「もももちろんだぜ？まさか俺がまゆの誕生日をわわわ忘れるなんて……なぁ？」

まゆ「……うふっ」ﾆｯｺﾘ

P「すいません！忘れてましたぁ！」ﾄﾞｹﾞｻﾞｧ!!

まゆ「いいんですよぉ？でもちょっとした罰ゲームぐらいは受けてもらいますけど」

P(いったい何をさせられるんだろう…監禁かな…髪を食べさせられるとかかな…)

まゆ「今日1日まゆを背負ってください」

P「……え？」

まゆ「もちろんですよぉ…それとももっと過激な方がお好みですか？」

P「滅相もないです！」

まゆ「ではお願いしますね」

P「お、おう」ﾋｮｲｯ

まゆ(ああ…Pさんの背中……いい匂い)

P(罰ゲーム始まる前からずっと背負ってたんだけど……とりあえず今日の営業は全部なしにしよう)

まゆ「♪」

P「まゆが嬉しそうでなによりです…」

ちひろ「仲がよろしいようで喜ばしいですがプロデューサーさん買い出し当番ですよ？」

P「この状態で行けって言うんですか！？鬼！悪魔！ちひろ！」

ちひろ「誰が鬼悪魔ですか！」

ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ

まゆ「Pさん…他の娘とお喋り楽しいですかぁ？」

P「娘……？」

ちひろ「ぶち殺しますよ？」

まゆ「……」ﾆｯｺﾘ

P・ちひろ「ひぃ！」

P「か、買い出しに行こうまゆ！二人きりで！」

まゆ「二人きりですか？うふっ…Pさんと二人きり…うふふふふふ♪」

P「では、行ってきます！」ﾊﾞﾀﾝｯ

ちひろ「おんぶされてる姿は微笑ましいんですけどね…まゆちゃんの前でプロデューサーさんに絡むのはなるべく控えた方がよさそうです…」

デパート内

P「買い出しは後でいいか」

まゆ「では何をするんですかぁ？」
※おんぶされてます

P「まゆの誕生日だからな。プレゼントを買いに行こう」

まゆ「Pさんがまゆのことだけを考えてくれてる今この瞬間が最高のプレゼントですよぉ」

P「それじゃ俺の気が済まないからな。なにか欲しいものとかないか？」

まゆ「Pさんの家の合鍵…」

P「さすがに無理かな…」

まゆ「うふっ、冗談ですよぉ」

P(すごいガチなトーンだったんですが…)

まゆ「Pさんがまゆを思って、まゆのために、まゆを喜ばせたくて選んだ物ならなんだって嬉しいですよ？」

P「まゆ…！」ｼﾞｰﾝ

まゆ「Pさんがまゆのことだけを考えてくれている今この瞬間が最高のプレゼントです♪」
※おんぶされてます

P「うおおおお！まゆ大好きだああああ！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
※おんぶしてます

まゆ(もちろん先程の気持ちは嘘ではないですけど……一番欲しいのはPさん自身ですよぉ？)

終わりです。短くてすみません…

まゆ誕生日おめでとう！



過去作
モバP「凛ちゃんなう！」

まゆはモバＰが困ることをあからさまにはしない