利根川「ラブカストーンは……命よりも重い……!」
利根川「そこの認識をごまかす輩は生涯地を這う……!」
ざわ……ざわ……
立木「カイジ……!借金を抱え為す術もなく……!帝愛グループに拉致られる……!」
立木「目を覚まし……カイジを待ち受けていたのは『希望の船』エスポワール号……!」
きたい
期待
液体
利根川「Fuck you……!ぶち殺すぞこの『カス』共め……!」
利根川「お前らは一つ100円のラブカストーンにも劣る……『カス』だ……!」
利根川「だがお前らにもチャンスをやる……!」
利根川「お前らの胸に付いているハートマークの石があるのはわかるか……?」
カイジ「(ハートマークの石……?これ……か?)」
利根川「その石はラブカストーン改といって一つは100万円の値打ちがある……!」
利根川「そして……先ほど配られたであろう……お前らのスマートフォンのアプリ『スクフェス』を起動してみろ……!」
穂乃果「ファイト……だよ……!」
立木「無垢な笑顔をしている少女が……!札束に囲まれ……そのセリフを口にしている……!」
立木「笑顔とは似合わない風景……!勝ち組の雰囲気……!」
利根川「お前らには今からこのスクフェスで音ゲーをしてもらう……!」
利根川「曲はEXのラブノベルスだ……!」
利根川「失敗したら石を一つ没収……!成功したら石を一つ贈呈だ……!」
ワロタ
利根川「制限時間は30分……それまでに石4つを手に入れた者の借金は帳消し……!」
利根川「そうそう……いい忘れていたことがあった……!」
利根川「スクフェスには対戦モードというものがあり……!ランダムで選曲され4人で対戦できる……!」
利根川「1位と2位はそれぞれ石一つ贈呈……!3位と4位は石を一つ没収だ……!」
利根川「では……はじめ……!」
カイジ「(音ゲーとか……おかしいだろ……!)」
立木「カイジ……賭博人生の中で音ゲーは一度もやったことなし……!」
立木「だが音ゲーと言うのは奥が深く……!」
立木「反射神経……!先読み……!対応能力が問われる……!」
立木「つまり……ギャンブルとなんらかわりない……いや……!」
立木「ギャンブルよりもギャンブルそれが音ゲー……!」
深いんだな
カイジ「(やってみるか……ラブノベルスってやつを……!)」
「ねばねば……!ねばねば……!ねば……!」
カイジ「(なんだよ……!この歌詞……!納豆じゃねえんだぞ……!)」
立木「初めて聞く歌詞に怒り出すカイジ……!」
立木「だがその手はあまりにも精密な動きをしている……!」
カイジ「(歌詞はふざけてるが……なんだ……)」
カイジ「(簡単じゃねえか……!これはいける……!)」
立木「だがカイジを……ふざけた歌詞とともに……同時押しが襲ってくる……!」
「らーれ……!られ…られ…られ…られ…られる……!」
カイジ「(き、急に譜面が早くなりやがった……!指が追いつかねえ……!)」
穂乃果「失敗……!ゴミカス豚(トーン)には……無理だったようだね……!」
カイジ「あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛」グニャァ
>カイジ「(なんだよ……!この歌詞……!納豆じゃねえんだぞ……!)」
クッソワラタwwwwww
てす……!
立木「カイジに……音ゲーの真髄が牙を向く……!」
立木「圧倒的敗北……!カイジ……圧倒的敗北……!」
カイジ「ど゛う゛し゛て゛な゛ん゛だ゛よ゛お゛お゛ぉ゛お゛!゛!゛!゛」ボロボロ
カイジ「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛」ボロボロ
黒服「ラブカストーン一つ没収だ……!」
カイジ「や゛め゛ろ゛お゛お゛お゛お゛!゛!゛!゛」ボロボロ
立木「だが現実は無慈悲……カイジの必死の訴えも黒服の心には響かず……!」
穂乃果「……!ファイトだよ……!」
カイジ「何゛が゛フ゛ァ゛イ゛ト゛だ゛よ゛お゛!゛」パリン!
立木「ついに少女の笑顔にキレ……スマフォの画面を割ってしまう……!」
画面割れ穂乃果「ファファファファファwwwフォーフォーwww」
利根川「お前……!スマフォの二万円も……借金に上乗せだ……!」
カイジ「あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛」グニャァ
このカイジ馬鹿だwwwwww
――30分経過
立木「カイジ……ラブカストーン所持数0……!0……!」
利根川「これにて……終了だ!」
利根川「現時点をもって石が3つに満たない者は地下帝国送りだ……!」
カイジ「……?どういうことだよ……?」
カイジ「そんなの……聞いてねえぞ……!」
利根川「大人は全てを正直に答えたりしない……それが基本だ……!」
利根川「おい……そこの『カス』を連れて行け!」
黒服「……」ガシッ
カイジ「い゛や゛だ゛あ゛あ゛!゛は゛な゛せ゛え゛!゛」ボロボロ
立木「カイジ……!呆気無く地下帝国送り……!」
立木「勝てなければただの『カス』……『カス』なのだ……!」
「希望の船――エスポワール号……終わり……!」
――地下帝国
カイジ「ううっ……キンキンに冷えてやがるっ……!あ、ありがてぇっ……!」
カイジ「涙が出るっ……犯罪的だ……うますぎる……!」
立木「カイジ……!すっかり地下帝国の生活に浸っていた……!」
立木「最初は外になんとでも出てみせると誓ったものの……!ビールの誘惑には抗えなかった……!」
立木「その時……!カイジに電流走る……!」
ざわ……ざわ……
遠藤「やぁやぁ……カイジくん……!」
やっと……スマフォの充電……溜まった……!
地下帝国編期待
カイジ「遠藤……さん?」
立木「遠藤……!カイジを拉致った張本人……!」
立木「自分を地下帝国へと追いやった原因……!」
遠藤「おまえの毎日って今……ゴミって感じだろ?無気力で自堕落で非生産的」
遠藤「今日……!ブレイブメンロードっていうギャンブルが行われるんだが……!」
遠藤「カイジ……お前も来ないか……?」
立木「勇者達の道……ブレイブメンロード……!地下帝国から外へ出れる唯一の方法……!」
カイジ「……!あ、あぁ……!やる……!いや……やらせてくれ……!」
遠藤「そうだろうと思って……もう準備しているんだ……!」ニタァ
遠藤「さあ来い……!」
ちょいちょい出る>>1のプライベートな独り言に笑う
――スターサイドホテル
利根川「ようこそ……ブレイブメンロードへ……!」
利根川「ここは『カス』達の最後の砦……!」
利根川「挑みたくない奴はさっさと引き返せ……!」
ざわ……ざわ……
利根川「数人去ったところで……早速ゲーム説明だ……!」
利根川「まず……お前ら『カス』にやってもらうゲームは電流音ゲーだ……!」
カイジ「電流音ゲー……?」
利根川「一度でもミスをしたら死に至るほどの電流が体に流れる……!」
利根川「勿論死ななくてもフルコンボでなければ失格だ……!」
利根川「早い者勝ちで一番に達成した者には2000万……!」
利根川「二番に達成した者には1000万贈呈する……!」
利根川「曲はきっと青春が聞こえるのハードだ……!」
利根川「では……はじめ……!」
カイジ「ヤる……!ヤるったらヤる……!」
穂乃果「ファイトだよ……!」
支援
>>1の才能と書き続ける力をオラにわけてけれ(´・ω・`)
「~ぁあきっとせいしゅんがあぁ~」
カイジ「簡単すぎる……!前のラブノベルスよりもぬるい……!」
カイジ「きたぜ……ぬるいの……!」
「うあああああああああ」バチバチバチ!
立木「その時……周りに電流走る!(物理)」
カイジ「どうしたんだみんな!?」
カイジ「っ!?」
立木「困惑するカイジを流れるような連続押しが襲う……!」
立木「ぬるいと高をくくっていたからこその不意打ち……!」
カイジ「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛」
穂乃果「やったね……!フルコンボ……!」
カイジ「や゛っ゛た゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛!゛」ボロボロ
きっと青春のハードって難しくない?
輝夜の城のハードのが簡単だよな
俺、輝夜の城のハードは7回でフルコン達成したぞ
立木「だが……またもカイジを無慈悲な現実が襲う……!」
利根川「お前……!ゲーム中『ぬるい』と言ったよな……?」
カイジ「それがどうかしたのか……!」
利根川「そんな弱音を吐く奴に……賞金なんぞ贈呈する価値はない……!」
利根川「よって……2000万の権利は剥奪とし……!」
利根川「お前には外にでる権利のみを与える……!」
「勇者達の道――ブレイブメンロード……終わり……!」
次は……利根川とのEカード戦……!だけど……まだ考えてないから更新遅れる……!
乙……!
乙‥乙‥
立木「カイジに言い渡されたそれは……あまりにも惨たらしい結果であった……!」
立木「だがカイジは己が命を賭けて……もぎ取った結果をぞんざいに扱われる事に納得がいかない……!」
立木「なにより……!借金は抱えたまま……!振り出しに戻るだけ……!」
立木「これが一番の理由……!クズのカイジにはそれが一番重要……!」
カイジ「な゛ん゛で゛だ゛よ゛お゛お゛!゛!゛!゛」ボロボロ
カイジ「や゛く゛そ゛く゛の゛2000万よ゛こ゛せ゛よ゛お゛お゛お゛!゛!゛!゛」ボロボロ
立木「カイジが取った行動は……泣き寝入り……!」
立木「この男……プライドなんて関係ない……!」
立木「みっともないクズ……!圧倒的負け組……!」
利根川「だから……!2000万はやらんと言っただろうが……!」
利根川「それ以上みっともない姿を見せるな……!」
カイジ「あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛」グニャァ
兵藤「まぁまぁ……!もう一度チャンスをやっても……!」ニヤァ
利根川「か、会長!?」
兵藤「……この男とギャンブルしたまえ」
利根川「で、ですが!」
兵藤「命はもっと粗末に扱うべきなのだ…!命は、生命は…丁寧に扱いすぎると澱み腐る……!」
利根川「……仰るとおりで」
兵藤「そこの君……君の名前はなんという……?」
カイジ「伊藤……カイジ……!」
兵藤「ではカイジくん……もう一度チャンスをやろう」ニヤァ
利根川「おい……!こいつを別室に連れて行け……!」
黒服「……」ガシッ
カイジ「あ゛り゛が゛と゛う゛!゛あ゛り゛が゛と゛う゛お゛お゛!゛!゛!゛」ボロボロ
立木「カイジ……!自分に法外な借金を課しギャンブルをさせている黒幕に感謝をする……!」
立木「馬鹿なのか間抜けなのか……?いや……クズだ……!」
――別室
利根川「では……!ゲーム説明をする……!」
利根川「ゲーム名は……!Lカードだ……!」
カイジ「L……カード……?」
利根川「このゲームでは……三種類のカード計10枚のカードを使用する……!」
利根川「その三種類とは……!『南ことり』、『一般生徒』、『アルパカ』だ……!」
期待
利根川「『南ことり』は……理事長の娘である為……!『一般生徒』よりも強い……!
利根川「『一般生徒』は……動物よりも地位が上の為……!『アルパカ』よりも強い……!」
利根川「『アルパカ』はどうしようもないクズだが……そのキュートな瞳で『南ことり』を堕とせる……!」
カイジ「(三すくみの関係……!まるでじゃんけんだ……!)」
立木「図の関係上はこうなる……!」
立木「『南ことり』>『一般生徒』>『アルパカ』>最初に戻る」
利根川「そして……『南ことり』側で勝った場合は賭けた金額の2倍支払われる……!」
利根川「『アルパカ』側で勝った場合は賭けた金額の10倍支払われる……!」
利根川「お前の手持ちは2000万だが……さぁどうする……?」ニヤァ
カイジ「『アルパカ』だ……!それにしてくれ……!」
利根川「わかった……!」ニヤァ
利根川「(バカめ……!!!南ことり側の方が圧倒的有利……!)」
利根川「(お前は負けるしかないんだよカイジ……!)」
このスレ面白そうッ……!圧倒的期待っ……!!
てす……!
立木「Lカード……!開始ィ……!開始ィ……!!」
カイジ「500万を賭ける……!」
利根川「ほう……?思い切ったな……!なら……これを切ろう……!」
立木「利根川……テーブルにカードを一枚伏せる……!」
カイジ「(まずは手始めに『一般生徒』……!)」
カイジ「(相手も様子見で同じカードを出してくるはず……!)」
カイジ「(それが定石……!それがベター……!)」
利根川「では……両者一斉にオープン……!」
立木「カイジ……『一般生徒』」
立木「利根川……『南ことり』」
立木「まさかの南ことり……!最初から切り札……!予想もしないカード……!」
カイジ「は……?どういうことだ……?」
利根川「最初は……一般生徒を出してくる……そう読んだんだろ……?」
利根川「そんなのお見通し……!誰でも考えつく……愚行……!」
カイジ「あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛」グニャァ
利根川「まずは一勝……500万円は……没収だ……!」ニヤァ
カイジ「か゛ね゛か゛え゛せ゛え゛え゛!゛!゛!゛」ボロボロ
利根川「ダメだ……!」
カイジ「な゛ん゛で゛だ゛よ゛お゛お゛お゛!゛!゛!゛」ボロボロ
立木「必死に土下座をして訴えるカイジ……!そして右ポケットに違和感を感じる……!」
ざわ……ざわ……
カイジ「(さっきのスマフォ……!)」
カイジ「少゛し゛ト゛イ゛レ゛い゛っ゛て゛い゛い゛で゛す゛か゛?゛」
利根川「別に構わん……!」
――トイレ
カイジ「これだ……!」
――別室
カイジ「よう……!待たせたな……!」
利根川「遅いぞ……『クソ』でもしてたんじゃあないのか……?この『クソ』野郎……!」
カイジ「うるせえ……!それより次も500万を賭けるぞ……!」
利根川「そうか……!では俺はこれを切る……!」
立木「利根川……ガラステーブルにカードを一枚伏せる……!」
カシャッ
カイジ「あ゛あ゛あ゛あ゛!゛」ボロボロ
利根川「おい……!今の音はなんだ……!そして咄嗟に右手に隠した物……!」
利根川「見せてみろ……カイジ……!」
カイジ「い゛や゛だ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛」ボロボロ
利根川「おい……この『クソ』野郎を取り押さえろ……!」
黒服「……」ガシッ
カイジ「や゛め゛ろ゛お゛お゛!゛!゛!゛」ボロボロ
立木「カイジの右手に握られていたのはスマフォ……!スマフォ……!」
このカイジ頭悪すぎワロタwwwwwwwwwwwwwwwwww
利根川「悪あがきを……!俺がカードを伏せる瞬間に裏側から撮影したのか……!」
カイジ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛」ボロボロ
利根川「不正行為により……このギャンブルはお前の負け……!負け……!」
カイジ「そ゛ん゛な゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛」ガンガンッ
立木「カイジ……!床に頭を叩きつける……!何度も何度も……!」
利根川「ついに狂ったか……!」
あげっす
なんとなくあげ
近いうちに続き投下します
>>55
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