昔、ここのSSの書き抜きを保存していたのですが、
タイトルを失念してしまって、読み直せません。
検索にはかけたのですが…
どうしても読み返したいので、どなたか助けてください。


ーー以下書き抜きーー
叔母の声色は真剣なものに変わっていた。

「あんたはたぶん、ひとりで居ることに慣れ過ぎたんだよ」

「…どういう意味？」

「そういうものは、分からない人には一生分からないけど、でも、分かる人には分かってしまうものなんだ。
　だからわたしにはそれが、まあ、そこそこ……理解できる。分かっちゃうんだよ」

　だから、と叔母は言う。

「だから、もし自分が"そこ"にもう一度落ちてしまいそうだと気付いたら、絶対誰かと話をすること。
　話して、"そこ"を矮小化させること。言っていること、分かる？」

「まあ、分かるよ」

「もちろんこれは命令じゃなくて……もし"そこ"がもう嫌だと思ったら、の話」