春紀「怖いの無理」 (15)
以前、純恋子「番場さんがいなくなって」と春紀「もしかして嫌われた?」を書いたものです。
今回で3回目です。まだ全然慣れないんで文章や口調がメチャクチャだったりキャラ崩壊も
あると思うので気になる方はご注意ください。今回はネタバレ要素はないと思います。
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金星寮2号室
伊介「ねぇ春紀ー、退屈~、テレビ付けて♥」
春紀「いや、伊介様のが近いじゃん」
伊介「めんどくさい♥」
春紀「はいはい、分かったよ」ポチッ
伊介「リモコンも♥」
春紀「ほらよ伊介様」ヒョイ
伊介「ありがと~♥」カチ、カチ
伊介「あ、映画やってる。伊介このシリーズ好きなのよね」
春紀「ん?どんな映画?」
伊介「ホラー映画」
春紀「そ、そうなんだ」
伊介「そうだ、春紀も見よ?♥」
春紀「え?い、いいよあたしは・・・」
伊介「いいから見るわよ」グイッ
春紀「いや、マジでいいって・・・」
伊介「黙れ♥」ズルズル
春紀「いや、ホント、マジで勘弁」ググッ
伊介「春紀、もしかして怖いの苦手?♥」
春紀「そ、そんなことは・・・」
伊介「じゃあ決定~♥」ズルズル
・・・
テレビ「ぎゃーーー!」
春紀「!」プルプル
テレビ「キャァーーーーー!」
春紀「ッ」ビクッ!
伊介 (ヤバッ、怖がってる春紀可愛い~)
春紀「も、もう寝るわ。お休み」スッ
伊介 (可愛過ぎwイジメてやろ♥)
春紀「・・・」ガタガタ
伊介「目開けたらいきなり出てくるのとかあったわねー」
春紀「!?」パチッ
伊介 (あ、目開けた)
春紀「やめてよ伊介様」バサッ
伊介 (と思ったら布団被りやがった)
春紀「」ブルブル
伊介「布団から出てくるのもいたっけー」
春紀「!?」ガバッ
伊介 (布団めくった~)ニヤニヤ
春紀「マジやめて・・・」
伊介「変な音聞こえてくるのとかもあったなー」
春紀「伊介様ホントやめて」ボフッ
伊介 (耳塞いでうつ伏せになりやがった、こうなったら♥)スクッ
伊介 (顔にメイクして)
伊介 (こうやって紐に色々くっ付けて)
伊介 (伊介のベッドの上に通して)
伊介 (春紀のベッド下に入ってと)
伊介 (あとは春紀が気づいたときに引っ張れば・・・)
数分後
春紀 (ヤバイ、怖くて全然寝れねぇ)ガクブルガクブル
春紀 (なんか変な匂いするしちょっと寒すぎ、冷房効きすぎだろ)
シーン・・・
春紀 (あれ?そういや物音しなくなった気が・・・)
春紀「・・・」ムクッ
春紀 (テレビ消えてる、伊介様も寝たのかな?)
春紀「まあいいや寝よ」
伊介 (今よ)スルスル
カタカタカタカタ
春紀「!?」ビクッ
春紀 (え、何?伊介様?)
伊介 (ビビってるビビってるw)スルスル
カタカタカタカタ
春紀 (近づいて来てね?)カチッ
春紀 (は?ライト点かねぇ・・・)
春紀「い、伊介様?」
伊介 (伊介は春紀の真下よ♥)スルスル
カタカタカタカタ
春紀「なあ、伊介様だろ?」
春紀 (そういえば伊介様さっき『変な音聞こえてくるのとかもあったなー』)
カタカタカタカタ
春紀「マジふざけんな・・・」
伊介 (そろそろ伊介のベッドね)ピタッ
カタカタ・・・
春紀 (止まった?すぐそこだよな?)
シーン・・・
春紀 (無視して寝るか?いや気になるし無理だな)
シーン・・・
春紀 (とりあえず電気を付けに行くしか・・・)ムクッ
春紀 (今度はなんも聞こえねぇ・・・怖)ソロリソロリ
伊介 (よし、再開♥)スルスル
ゴソゴソ
春紀「!?」ビクッ
春紀 (伊介様のベッド?)
モゾモゾ
春紀「伊介様?」
モゾモゾ
春紀 (他にも『布団から出てくるのもいたっけー』とか言って気が)ブルッ
モゾモゾ
春紀 (またこっち来てないか?)
モゾモゾ
春紀「お願い伊介様、悪戯ならホントにやめて・・・」涙目
モゾ・・・
春紀 (止まった・・・)
伊介 (今のうち後ろに)
春紀「もう無理・・・」ポロッ
伊介 (今ね♥)ポチッ
春紀「あれ?電気が・・・」クルッ
伊介「ばあっ!」
春紀「うぎゃああああああああああっ!!!!!!!!!!」
ゴロゴロ、ドスンッ!
伊介「あははははははははははっ!!!!!」
春紀「」
伊介「春紀ったらビビり過ぎだっつーのwwwww」
春紀「」
伊介「お、お腹痛ーいwwwww」
伊介 (そろそろ怒って飛び掛かってくるわね)
春紀「グスッ」
伊介 (あれ?)
伊介「えっと、春紀?」
春紀「グスッ、ひっく・・・」ボロボロ
伊介 (あ、嘘・・・)メイクごしごし
春紀「う、うえぇーーーーーん」
伊介「え、マジで泣いてるの?」アセ
春紀「えーーーーーーーーーーん」
伊介「ご、ごめん春紀」オロオロ
春紀「うぇーんえーーーーーん」
伊介「ご、ごめんねぇ~。は~いもう怖くないよ~怖くないよ~」ヨシヨシ
春紀「わーーーーーーーーーん」
伊介「は~い、春紀~?大丈夫~。もう大丈夫よ~」ギュッ
春紀「う、うぅ。グスッ」
伊介「ご、ごめん。ホントにごめんね春紀」ナデナデ
春紀「グスッ・・・」
伊介「ごめん、そんなに怖がると思わなくて」
春紀「や、やめてって言ったのに」グスッ
伊介「そ、その怖がる春紀が可愛くてつい・・・」
春紀「・・・」
伊介「ごめんね」
春紀「伊介様なんか嫌いだ・・・」
伊介「もう絶対しないから、ごめんね」ギュッ
春紀「もう二度と一緒に寝ない・・・」
伊介「ごめんね、ごめんね。二度と脅かしたりしないから」
春紀「・・・」
伊介「え~と、おさまった?」
春紀「」コクッ
数分後
春紀「酷いよ伊介様」
伊介「ごめんねって♥」
春紀「もう腕枕してあげない」
伊介「お願いだから許して春紀♥」
春紀「あんな手の込んだ仕掛けまでして」
伊介「仕掛け?あの紐のこと?」
春紀「紐?それは見たよ。空調になんか匂い混ぜたりしたでしょ」
伊介「空調?何言ってんの?」
春紀「は?メッチャ寒かったし」
伊介「伊介点けてないわよ?変な匂いなんてしないし」
春紀「まだ脅かす気?ホントに許さないよ?」
伊介「ホントよ、現に今点いてないし、リモコンそっちだし・・・」
春紀「さっき消したんじゃ?」
伊介「ずっと春紀のベッドの下に居たのよ?どうやって点けんの?それに・・・」
春紀「それに?」
伊介「春紀にランプ点けさせないためにブレーカー落としてたんだけど」
春紀「うそぉ・・・」
伊介「天井の小さいのは電池式だし・・・」
春紀「マジ?」
伊介「マジよ・・・」
春紀「・・・」ゾッ
伊介「・・・」ゾッ
伊介「えっと、ホントに反省してるんで伊介のベッドで一緒に寝てください」
春紀「あ~、はい。もう許すんで一緒に伊介様のベッドで寝ます」
伊介「あ、是非よろしくお願いします」
春紀「いえ、こちらこそお願いします」
春紀「それじゃ失礼しま~す」
伊介「はい、どうぞ~」
春紀 (あ~伊介様やっぱいい匂いだな、でもまだ怖いや・・・)
伊介 (ん~春紀のいい匂い。でも正直怖い、どうしよ・・・)
春紀「ねぇ伊介様?」
伊介「何よ?」
春紀「えーとその、抱きしめながら寝てもらっていい?」
伊介「どうしてよ?」
春紀「まだ怖いんだ・・・」
伊介「いいわよ別に」
春紀「ありがと」テへへ
伊介「その代り」
春紀「ん?」
伊介「春紀も伊介のこと抱きしめろ♥」
春紀「何で?」
伊介「伊介も少し怖いの、悪い?」
春紀「ううん、うれしい」
伊介「ありがたく思いなさいよ♥」
春紀「うん、お休み伊介様」ギュ
伊介「お休み春紀♥」ギュ
というわけで二人は仲直りしてメッチャ抱き合いながら寝た。
オチ
鳰「あちゃ~、寝惚けて換気口とダストシュート間違えちゃったッスよ」
鳰「誰かの部屋に行ってなきゃ良いんすけど・・・」
鳰「あのドライアイスめっちゃ臭かったんスよねぇ・・・」
鳰「よし、もう気にすんのやめて鳰ちゃん寝るッス」
FIN
見てくださった方ありがとうございます。黒組で誰がお化け苦手かなと思ってとりあえず一番好きな春伊にしました。
逆でも成り立つかとも思ったんですけど春紀が怖がる方が個人的に萌えたんでこっちにしました。
あとは途中に伊介様が失敗してギャグでも良いかなと思ったんですけど書いてる時に怖い思いしたんでどうせだから
突っ切っちゃえと思ってこっちにしました。
気分が乗るか良いの思いつけば他のカプでも怖がらせシリーズとか書くかもしれないです。
乙っすよおおおおおおおおお
ついつい怖がらせて遊んじゃう所が親密な感じで可愛い
気が向いたら他カプの怖がらせ話もまた書いて欲しいっス!乙
乙です
春伊かわいかった!
リアルタイムで遭遇できた!!ご家族に怖がらせをされてそうな春伊乙です
このSSまとめへのコメント
まさかのオチww