サシャ「食糧対策担当のサシャ・ブラウスです!」(100)

訓練後のある日の夕食


サシャ「いただきまーす!」ガツガツ

エレン「うえ・・・また肉なしシチューかよ」

コニー「量が全然ねえ、いつもの三分の一くらいだ。こんなんじゃもたねーよ」

ライナー「最近、配給食がほんとに少ないな」

アルミン「今年は不作だったからね。狩りをするにも巨人の侵攻で森にも入れないし・・・・・・それでも一般市民よりはマシなんだろうなあ」

ジャン「でも中央の金持ち連中はいいもん食ってるんだろ?割にあわねえわ。ヤッパケンペイダンヲキボウスレバヨカッタ・・・・・・」

アニ「今にはじまったことじゃないさ。貴族はしょせん私ら平民とは扱いが違うんだ」

エレン「くそっ、中央の奴らめ。俺たちが巨人と戦う最前線だってのにまるでわかってねえ!」ガツガツ

ミカサ「エレン、足りなければ私のをあげる」

エレン「やめろよミカサ、おまえが一番身体動かしてるんだからお前がちゃんと食えよ」

クリスタ「これからもっと少なくなるのかな・・・・・・?」

ユミル「まあ変な希望はもたない方がいいだろうね」

一同(それにしても不思議なのは・・・・・・)

サシャ「ごちそうさまでしたー!」

一同(一番文句を言いそうなコイツが何も言わないということだ)

見てるよ

ジャン「別に不思議でもなんでもねえだろ。あの芋女は食えりゃ何でもいいんだからよ」

クリスタ「でも前はよく『いらないならください』とか言ってたのに何も言わないんだよ?」

ユミル「私らでも足りないくらいなのに、あの食欲魔人がねだりもしないというのは確かに奇妙ではあるな」

エレン「また食糧庫でつまみ食いとかしているんじゃないか?」

ベルトルト「備蓄担当のやつに聞いたんだけど、ここ最近荒らされた形跡はないらしいよ。大体今の兵団の食糧庫にはサシャがつまめる余裕すらないし」

ライナー「そんなにヤバいのか、うちの兵団は」

アルミン「つまみ食いをしてる様子もないとすると本当に変だね、最近のサシャは」

ミカサ「・・・・・・」

ミカサ(そういえば、夜に時々物音がしてたけど・・・・・・)

『就寝ー!!』

サシャ「おやすみなさーい」

クリスタ「おやすみ」

アニ「おやすみ」

・・・・・・・・・

サシャ「・・・・・・」ムクリ・・・・・ガサガサ・・・・・・バタン

ミカサ(・・・・・・・)

ミカサ「やっぱり夜中に抜け出していたのはサシャだったみたい」

エレン「おいミカサー、尾行するにしても俺達までまきこまないでくれよ。眠くてたまんねえ」

アルミン「向こうで焚火がみえるけどあそこにいるのかな?」


パチパチジュージュー

サシャ「──モグモグ、今日のは結構まるまる太ってますね、バクバク、うーん、これはちょっとイマイチ、料理の仕方をちょっと変えてみますか」

エレン「みつけたぞ!」

サシャ「!?」ガツガツガツ!ゴクン

サシャ「エ、エレン!?、それにミカサにアルミンまで何してるんです?」

エレン「それはこっちのセリフだろ、やっぱりこっそり何か食ってたんだな」

サシャ「え、えへへ」

エレン「俺たちにもちょっとよこせよ・・・・・・ってああっ!」

ミカサ「鍋がカラ」

アルミン「さっき声かけたときに全部食べちゃったんだね」

サシャ「い、いやあ、取られまいと思ってつい反射的に」

エレン「なんだよ、一人だけずるいな。腹すかせてるのは皆同じなんだぞ」

サシャ「うーん、そうですねえ。じゃあ今度はみなさんにも御馳走しますよ。実は一人占めしてるのも少し心苦しかったですし」

アルミン「え?また用意できるの?」

サシャ「できますよ、明日の夜に食堂にくるよう伝えてください。それまでには用意しておきますから」

エレン「絶対だな?」

サシャ「はいー」

アルミン(・・・・・・おかしいな。兵団自体への配給も滞っているはずなのにサシャはどこから調達するんだろ?)

翌日


ジャン「おい本当に腹一杯食えるんだろうな。そう言われてきたからここに来たんだぞ」

ライナー「結構人数いるけど大丈夫なのか?」

サシャ「任せてください。量はもちろんですが味にもかなり自信があります」

アニ「なんかテーブルの上にいろいろあるけど、これがそうなのかい?」

サシャ「そうですよ、では召し上がれ」


パカッ パカッ パカッ

一同(・・・・・・・・・)

ライナー「・・・なあ、これフライだよな」

ベルトルト「フライではあるね、そうではあるんだが・・・・・・」

アニ「この見慣れた毛深い八本足・・・・・・まさか」

サシャ「はい、クモのフライです」

一同「!?」

まさかとは思うが……

アルミン「こ、こっちのは田植えするときによくみるんだけど・・・・・・」

サシャ「それはタガメですね。タガメのから揚げです」

エレン「このバッタみたいなやつは・・・・・・」

サシャ「あ、おしいですねエレン。イナゴです。イナゴの佃煮。佃煮はザザムシ(トビケラの幼虫)もありますよ」

クリスタ「サシャ、こ、これまさかイモム・・・シ・・・・」

サシャ「スズメガの幼虫ですよ。それを煮つけにしたやつです。あと幼虫系ならハチの子が・・・・・・」

クリスタ「」

アルミン「ね、ねえ、まさかこれって」

サシャ「はい、昆虫食です」

ジャン「ざっけんなテメエ!俺たちにムシ食えっていうのか!?」

サシャ「何を言ってるんですか。身の回りで手軽に調達できて量も確保しやすいといったら現時点ではこれが最適なんです」

ジャン「だ、だからってなあ・・・・・」

アニ「これホントに食えるのかい?」

サシャ「栄養価はかなりありますよ。はっきり言ってこれまでの水で薄めまくったシチューやカビかけたパンなんて比較になりません」

アルミン「それにしても妙に調理法が凝ってるね・・・・・・」

サシャ「もともと私の村に伝わっていた非常食なんですよ。さすがに生のままは抵抗があったんで、なんとかできないかと思って試行錯誤してみたんです」

ライナー「いや、でも虫はさすがに・・・・・・」

ミカサ「悪くない。結構イケる」モグモグ

エレン「ミカサ!?」

ミカサ「このクモのフライ、フライドチキンみたいな味がする」モグモグ

サシャ「そうなんですよ。タランチュラといって大型のクモなんですが、ニンニクと一緒に揚げるとイケるんです。毒もとれますし」

コニー「た、確かに食えねえことはないな」モグモグ

ライナー「このタガメも川魚の干物みたいな味がするな」パリポリ

アニ「佃煮も味は普通だね。見た目はイナゴだけど」ポリポリ

ミカサ「この幼虫の煮つけもいい。外はカリカリだけど中はトロトロしてる」ムシャムシャ

サシャ「本当は生のままもいいらしいんですけどねえ」

ジャン(イモムシを頭から丸ごとかじってるミカサなんて見たくなかった・・・・・・)

エレン「・・・まあ、見た目を気にしなければ結構食えるもんだな。あ、ミカサ、そのイモムシ俺にもくれ」

アルミン(なんだかんだで皆普通に食べてるな。確かに高カロリーで採取も飼育もしやすいし、そういう意味では牛や馬よりは効率いいんだろうけど)

進撃世界でも昆虫食は一般的じゃないのか

ニンニクはどこからとってきたの…

クリスタ「・・・・・・」

ユミル「どうしたクリスタ?食わないのかい?」モグモグ

クリスタ「・・・・・私、やっぱり無理・・・・・いくら栄養があっても見た目が虫じゃ・・・・・・」

サシャ「あ、それじゃこれとかどうですか?」

ユミル「なんだいこれ、ただのチーズじゃないか」

クリスタ「あ、これならいけるかも」パク

クリスタ「うん、中に白い小さな粒粒があるんだね。ちょっとピリ辛な味かな」モグモグ

サシャ「カース・マルツゥというチーズです」

クリスタ「へー」モグモグ

サシャ「別名『ウジ虫入りチーズ』です」

クリスタ「ブーーーーーーーッ!!!!」

そのチーズはヤバいやつじゃねーか!

ggったけどコレはエグイ。でもチーズとか腐敗する前に普通に食べそうだな

エレン「ウ、ウジ虫!?」

ジャン「こ、この白い奴か!?しかもまだ生きてるぞ!」

サシャ「そうですよ。生きてるウジ虫の体外消化でチーズをさらに柔らかくしてるんです。ただ食べる時は注意して下さい。幼虫が飛びはねるんで顔が近いと・・・・・・」

ライナー「いてえええっ!目がっ!目がああああっ!!!」

サシャ「目に入る恐れがあるのでゴーグルを・・・・・・ってちょっと遅かったですね」

ベルトルト「ラ、ライナァァァァァッ!」

あれ確か腸内に寄生してヤバイやつだろ

チーズを柔らかくする蛆虫がライナーを襲う!!

クリスタ「イヤ・・・イヤ・・・いやあああ」ガタガタ

アルミン「こ、これ感染とか大丈夫なの!?」

サシャ「大丈夫です。無菌バエから生ませたんで感染の危険性はありません」

アルミン「は、はあ(無菌バエとかどうやって育てたんだ?)」

サシャ「ただ胃にはいったウジ虫が消化されなくて食い破られることもあるのが目下の問題なんですが」

クリスタ「」

フラッ バターン

ユミル「クリスタァァァァァ!!」

バタン!!

キース「うるさいぞ貴様ら!何をしている!!」

アルミン「あ、き、教官・・・・・・」

エレン「や、やばい・・・・・・」

サシャ「?」モグモグモグ

キース「また貴様かサシャ・ブラウス!貴様が右に持っているものは何だ!?」

サシャ「タガメです。あ、お一ついかがですか?」

一同(あ、バカ)

キース「貴様・・・・・・」

サシャ「(ドヤァ)」

キース「私はイナゴの方が好きだな」

一同(!?)

教官も食料減ってるんだもんな

その後、キース教官の推薦もあってサシャの昆虫食は兵団に採用された。彼女の言うとおり栄養価が高く手軽に調達できると言う点が評価されたのだ。特に外に出ることの多い調査兵団にとって
昆虫食は手軽な携帯食として重宝されるようになった。サシャも味付けにはかなりこだわったらしく、少なくとも以前の食事よりはマシというのが大半だった。

もっともあのウジ虫チーズは不採用になった。あとクリスタが一週間寝込んだ。 

しかしこれが食糧対策担当サシャ・ブラウスの挑戦にとって、まだ序の口だということには僕らは気づいていなかった。 『アルミンの手記』より

今日はここまでです。タランチュラのフライだけは食べたことありますが意外に美味しいです。
深夜にもかかわらずレスしてくれてありがとうございます。サシャの挑戦はとりあえずまだ続きます。

クリスタ食事が辛くなりそうだな

とりあえず乙、待ってるよ。クリスタだけひどい目にwww

昆虫は同量の牛肉に匹敵する栄養価があるからなぁ…

あ、唐揚げならセミの幼虫がお薦め♪

エビみたいな味がするぞ!(b^ー゚)

おつ、虫が苦手なクリスタってかわいいよね(ゲス顔)

・・・海老みたいなのか、だったら俺雑草食ってるわ、

この前世界はもっと虫食えみたいな国際会合があったから日本人も食べなきゃ(使命感)

イナゴの佃煮はトラウマ

蜂の子とかイナゴは割とガチで美味い

村在住

足ぐらいもいどけよ

タランチュラのフライって食感はどんな感じなんだろ
外はサクッと中トローリみたいなのかな

昆虫じゃないが、ゲテモノ系で食ったことがあるのはカエルぐらいだ。
鶏肉みたいでおいしかった。

なんやみんな意外と虫食ってんのな、イナゴの佃煮はマジうまい

終わってしまったのか?

>>41
申し訳ありません。今週末までにはあげます

おお、生きていたか、安心した、

(ゆっくりでも)ええんやで

アニって調査兵団だっけ?

憲兵団

イナゴの佃煮は小さいころよく食べたな

続きになります。※10巻までのネタバレあり&設定に変更あり


コニー「エレン、サシャのこと聞いたか?」

エレン「なんだ、アイツがどうかしたのか?」

ベルトルト「ああ、僕は聞いたよ。兵団の食糧対策担当に任命されたらしいね」

アルミン「前回の昆虫料理評判いいみたいだからね。特に調査兵団の人達には携帯食として便利だと評判らしいし」

ライナー「・・・冗談じゃねえ、アレのせいでこっちははえらい目にあったんだぞ」

ベルトルト「ま、まあまあ、結局ウジ虫チーズはライナーの犠牲もあって採用されなかったんだからよかったじゃないか」

コニー「それでな、さっきアイツと話してたんだけど、また新しいアイデアがひらめいたんで皆を集めてくれってさ」

エレン「・・・・・・あいつ何しに入団したのか分かってんのか?立場もまだ訓練生なんだぞ」

ベルトルト「サシャの優先順位は、食べ物>巨人なんだろうね」

ライナー「どちらにしろ今回はまともなもの食わせてくれるんだろうな。俺はもう昆虫食は御免だからな」

アルミン(なんだろう?ものすごく嫌な予感がする・・・・・・)

その日の夜

サシャ「ふっふっふっふ、皆さん。この度はお集まりいただき誠にありがとうございまーす」

アニ「・・・まあ、タダで食べさせてくれるというから来たんだけどさ」

ジャン「おい、芋女。またセミとかイモムシとかだったら承知しねーぞ」

クリスタ「・・・・・・ム、ムシ、い、いやぁぁぁぁ」

アルミン(ユミル、クリスタやせたね)

ユミル(あれ以来、食がほそくなっちまったんだよ。兵団の常食が昆虫食主体になったのも拍車をかけたし)

ミカサ「サシャ、この前の新作のセミの幼虫は川エビみたいな味がしてなかなかよかった」

エレン「・・・・・・おまえここ最近始終食ってるもんな、アレ」

アルミン(こっちはこっちで対照的だなあ)

サシャ「皆さん、いろいろ意見があるようですね。でも今回は昆虫食じゃありませんよ。今回のテーマはズバリ・・・・・・『肉』です!」

一同「肉!?」



サシャ「前回の昆虫食から各兵団にアンケートをとったんですけどね、昆虫食は栄養はあるけど物足りない、もっと食いでがあるものが欲しいという意見が多かったんですよ。
だから今回はその要望にもお答えしてボリューム中心の肉料理にしてみました!」

ジャン「マ、マジかよ!?」

サシャ「なお今回の試食品準備には、ハンジ・ゾエ分隊長にも御協力いただきました」

ハンジ「はじめまして。皆よろしくね」

エレン「誰だあの人?」

アルミン「調査兵団の人らしいね」

ハンジ「それじゃ皆にはキッチンの方に移動してもらおうか」

「ハンジ」が協力して得られる「肉」……ねぇ

コニー「す、すげえ!この大テーブルに置かれてるの全部がそうなのか!?」

ベルトルト「焼き肉、燻製肉のソーセージ、ハンバーグ、スープに・・・・・・これはモツ料理かい?」

ライナー「試食ってレベルじゃない、どうなってんだ一体」

クリスタ「よかったぁ、今回はまともな御飯みたい」ホロリ

ユミル「クリスタ・・・・・・・よかったな」

ジャン「おい、ジラさねえでさっさと食わせろよ!」

サシャ「はいはい、ではどうぞ皆さん召し上がれ」

「「「「「いただきまーす」」」」」

に、肉…ねえ?

エレン「うめええええっ!!、焼き肉なんて何カ月ぶりだ」ガツガツ

ライナー「モツ料理ってはじめて食ったけどなかなか上手いな」ガツガツ

コニー「これなんだ?なんかの唐揚げ?」

サシャ「それ皮をつかった唐揚げですよ」ムッシャムッシャ

コニー「へえ、なんかパリパリしてるけどうめえな」パリパリ

クリスタ「美味しい、美味しいよお・・・・・・」ポロポロ

ミカサ「悪くはない。だけどやっぱりセミの幼虫の方が──」モグモグ

アニ「あんた、いっその事人間やめて鳥にでもなったらどうだい?」

ハンジさんが提供した肉…うん。

ハンジさんからの肉?

あっ………(察し)

ベルトルト「それにしてもちょっと変わった肉だね。見た目の割に軽いというかなんというか」

アルミン「サシャ、これ元々何の肉なの?ビーフ?ポーク?チキン?」

サシャ「いいえ、タイタンです」

アルミン「タイタン?」

サシャ「はい───








───巨人です」

知ってた

ある意味でカリバニズム

エレン「」

アルミン「」

ライナー「」

ベルトルト「」

アニ「」

ユミル「」

コニー「」

クリスタ「」カラーン、カランカラン

ミカサ(食事中)モグモグモグ

ジャン「お、おまえ、今なんて・・・・・・」

サシャ「え、だから巨人ですよ」ムシャムシャ

ハンジ「やっぱりまだサシが少ないなあ」モグモグ

エレン「きょ、きょ、巨人だあ!?サシャ、もう一回言ってみろ!」

サシャ「巨人ですよ、どうかしましたか?」

エレン「どうかしましたかじゃねえ!おまえ、よりにもよってアレを俺達に食わせたってのか!?」

サシャ「いけませんか?」

エレン「当たり前だろ!あれは敵だ!食いもんじゃねえっ!」

ハンジ「まあまあ落ち着きなよエレン。これは我が兵団にとっても貴重な調査なんだからさ」

エレン「なんだと!?」

アルミン「ハ、ハンジ分隊長、それはどういう・・・・・・?」

ハンジ「うん、これはまだ極秘なんだけどね。実は調査兵団では、巨人の生態を調べるためにすでに何匹かの巨人を生け捕りにしてるのさ」

サシャ「私はキース教官からその話を聞きましてね。これは使えるんじゃないかと思ってハンジ分隊長に交渉にいったんです」

アルミン「じゃ、じゃあこれ全部巨人から削ぎ落した肉なの?」

エレン「バカいえ!あいつらは死ぬと消滅するじゃねえか!」

ハンジ「死んだ肉を使ったとは言ってないよ?」

エレン「・・・・・・え?」

サシャ「これ生きたままからかっさばいてきたんですよ」

エレン「」

巨人は自己再生するからこれで食糧問題も解決だな!!!!!!

ライナー「ちょ、ちょっと待て!確か巨人の手足は切り離されると消滅するんじゃ──」

サシャ「死ぬとそうなんですけどね。本体が生きてるうちはそうでもないみたいなんですよ」

ライナー「そ、そんなバカな!だいたい本体から切り離された肉片は硬化するはずだぞ!?」

サシャ「ライナー、極秘情報なのによく知ってますね」

ライナー「い、いや、それはその・・・・・・」ダラダラ

ベルトルト(ライナー、君ってやつは・・・・・・)

アニ(なにやってるんだい、あのバカは・・・・・・)

ハンジ「ライナーの言うとおり、硬化するんだけど巨人が生きているうちはそれが遅いみたいなんだよ。そこで私とサシャで削ぎ落した肉を
加工して新鮮なままにすることに成功したんだ」

アルミン(簡単に言ったけどとんでもない技術発明しちゃってるよこの人)

アニは柔らかそうだな

自由を奪われ生きたまま肉を喰われ続ける... プロメテウスかよ...

コニー「そ、それにしても巨人を生け捕りにしたままで大丈夫なんスか?牛や豚と違って暴れたりしたら──」

ハンジ「巨人の生態として暗所では活動が低下して動かなくなるんだよ。だから肉を削ぐときは暗い部屋のなかで行うようにしてるんだ」

サシャ「まあモヤシみたいなモンですね」

アニ「モ、モヤシ・・・・・・」

サシャ「それに今回の料理の一番の利点は巨人の再生能力!」

アルミン「再生能力?」

サシャ「生きてるうちならどこを切っても瞬く間に再生するんです。これを応用すれば一体の巨人だけでも無限にお肉取り放題!」

ハンジ「まさに食のエコ!そうは思わないかい諸君?」

一同「・・・・・・」

そりゃまあ…最善策ではあるんだろうけども…

みんなうめぇうめぇ言いながら食ってたじゃないか…

サシャ「それにしてもこう食べ比べてみると巨人によって味がちがうもんですね~」

ハンジ「ああ、食べてみると分かることだが3メートル級と5メートル級では、5メートル級の方が肉のハリとサシがあって美味い。
たぶん大きければ大きいほど味がよくなるんだろうな」

サシャ「そうすると、超大型巨人とかとんでもなく美味しいんでしょうねえ」ジュルリ

ハンジ「まあ、まだあそこまでの大きさを捕獲することは不可能だけどね。でももし捕まえられたら凄い高級食材になると思うよ」

サシャ「うふふふふ、どんな味がするんでしょうねえ・・・・・・あれ、ベルトルトどうしました?顔色が悪いですけど?」

ベルトルト「・・・・い、いや、なんでもない」ガクガクブルブル

昆虫食とかゲテモノよりは全然いいと思うけどなあ

俺は昆虫食の方がまだマシだわ

たしかになぁ

何かとあげられるよな、食糧問題は巨人食えばよくね?って
理想郷に巨人食いが主人公の奴があった気がする、すぐにエタったけど

ライナー(おまえ、なんで怯えてるんだよ。おまえほどの大きさなら捕まるなんてありえないだろうが!)

ベルトルト(・・・・そうだとしても今のサシャの目をみたら平常ではいられないよ)ガクガクブルブル

アニ「アタシ、もういいわ・・・・・・」

ユミル「私も・・・・・・」

サシャ「あれ、肉ばっかりで食べ飽きました?そしたらこの茶碗蒸しとかいかがですか?巨人の脳みそを裏ごしして加えてるんですけど──」

アニ・ユミル「「や、やめてくれ!」」

ミカサ「私がもらう」

エレン「ミカサ!?」

ミカサ…

クリスタ「(涙目)サシャ、私もっと普通のものが食べたい・・・・・・」

サシャ「じゃあこのスープをどうぞ」

クリスタ「ど、どうせ、これも巨人の骨かなんかでダシをとってるんでしょ!?騙されないんだからっ!」

サシャ「いえ、これは普通に牛骨からとったダシをとったスープですよ」

クリスタ「ほ、本当に?よかったぁ」カパッ

プルン

クリスタ「」

サシャ「巨人の目玉のスープです。目玉と言うのはビタミンb1が豊富で疲労回復に非常に効果があると言われていまして──」

フラッ バターン

ユミル「クリスタァァァァァッ!!!」

巨人の脳ミソって...

理屈は解る(諦め)

信じられないことだが、サシャの巨人料理は兵団に採用された。とりあえず肉は肉という点とボリュームには不足しないという点で評価されたのだ。
ハンジ分隊長曰く、最初は食えたものじゃなかったそうだが、サシャの恐るべき食への探求心によって、牛や豚とそん色ないものにまで至ったらしい。
まったく彼女の食べ物への執念は恐ろしいものだと思う。

さらに巨人食は兵団に思わぬ効果をもたらした。巨人を「所詮食べもの」と認識することで、それまで兵士の中にあった恐怖心が薄れ士気が上がったのだ。
もちろんまだまだ巨人と対抗していくには力不足だが、今後の戦いにとって大きな効果をもたらすこととなるだろう。

ただ例外はあるものでしばらくたってからベルトルトが脱走未遂で捕まった。拘束した兵士によると「嫌だ、食われたくない・・・・・」と
うわごとのように繰り返していたらしい。キース教官いわく巨人への恐怖心が今頃になって出てきたのだろうということだ。




あとクリスタが二週間寝込んだ。                 『アルミンの手記』より

とりあえず以上でおわりです。また何か浮かんだら書くかもしれません。

サシャの食い物への執着心は恐ろしいな…乙

乙、待ってる


クリスタの精神はボロボロ





クリスタが酷い目にあってるのにニヤニヤしてしまう

ライナーは食えるのか?

ライベルも悲惨だがそれ以上にクリスタが酷い目に合うssは初めて見た

作者は間違いなくドsやね(ゲス顔

巨人になれる奴からしたらカニバリズムだからな…きついわ

好きな人に自分を食べてもらいたい特殊性癖持ちは巨人になればヤリ放題やな

エレンは平気なのか

巨人はおいしそう

>>92
アニ「私を食べて」

大きいほどうまいのならエレン15mくらいだし同意の上で…いや流石にダメか

ミカサ「痛くしないから(マジキチスマイル」

シチューの話がしたいようなので貼っておきますね

「彼氏の実家に行ったらご飯にシチューをかけて食べてた。正直、将来うまくやっていけるかどうか不安になった。
一瞬、結婚できないとも思った」と語るのは、都内の商社勤務のol智子さん(26歳)。
彼女は当編集部の記者の知人女性で、同僚の男性と今年のクリスマスに挙式の予定。
 
・ご飯にシチューをかけて食べはじめた
そんな彼女が先日、彼氏の実家に3度目の訪問をしたという。今回は、はじめて彼氏の実家に宿泊。
夕食を彼氏の母親が作ったらしいのだが、そこでとんでもない出来事があったとのこと。
彼氏、その父親と母親、そして彼氏の弟全員が、ご飯にシチューをかけて食べはじめたというのだ。

シ チュ ーの話がしたいようなので貼っておきますね

「彼氏の実家に行ったらご飯にシチ ューをかけて食べてた。正直、将来うまくやっていけるかどうか不安になった。
一瞬、結婚できないとも思った」と語るのは、都内の商社勤務のol智子さん(26歳)。
彼女は当編集部の記者の知人女性で、同僚の男性と今年のクリスマスに挙式の予定。
 
・ご飯にシ チューをかけて食べはじめた
そんな彼女が先日、彼氏の実家に3度目の訪問をしたという。今回は、はじめて彼氏の実家に宿泊。
夕食を彼氏の母親が作ったらしいのだが、そこでとんでもない出来事があったとのこと。
彼氏、その父親と母親、そして彼氏の弟全員が、ご飯にシ チ ューをかけて食べはじめたというのだ。

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