骨が豊かにあるから「體(「体」の旧字体)」 (32)

…だと思ったら大間違い!

そもそも「體(体)」や「禮(礼)」にある「豊」はレイと発音し
「豆(本来は「高坏(たかつき)」という食器の一つ)」に
供え物(特に甘酒)を整えておいた事を意味する会意文字で、
きちんと整えること、のちに甘酒を意味するようになり
「醴」にその意味を、「禮(礼)」に音をそれぞれ残している
なので「豐(「豊」の旧字体・繁体字)」とはまったく違う漢字

つまり「體」は「骨がきちんと整っている」から「體」という字になったというわけ

成程

画像が「たかつき」。高い台の付いた食器の一つ
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(http://open2ch.net/p/news4vip-1404301045-3.png)

鱧は?

>>4 「鱧」は「魚」+「豊(レイ)」

おそらく甘酒と一緒に供えられる魚という意味だったのだろう

聯合艦隊の聯のカッコよさは異常

漢字研究してるの?

>>7 いえ、たまたま調べ物をしていたら偶然この話を読みまして、
面白かったのでスレをたてました

體って字自体はじめてみたわ

>>6 【聯】字源:会意。「耳」+「丱」(「|」状のものに横串を通す。かんぬき)+「絲(=糸)」。
戦争捕虜の耳に穴を開け、糸を通し連ねたことから。
意義:つらなる、つらねる。
同義同音字:連(字源を異にするが、明確な区別なく用いられる、現代日本では
常用漢字に含まれないため、「聯」に替え「連」が用いられる)

人を信じる者と書いて儲ける
みたいな小話も好きだけど、頭から信じ込まれるとなんかアレだよね

>>9 日本では「体」の旧字体、中国では繁体字。
台湾や香港では今でも「體」の字形をつかいます
ちなみに台湾では小学校2年生で習う漢字です

二年生(716字) http://i.imgur.com/28EIYIj.png

また、「豆」が「植物のマメ」を意味するようになったのは
アズキを意味する漢字「荅(トウ;タフ)」と混用されたことからだとか

専ブラでも體が化けないって…
Shift-JISに入ってたんだ

>>14 基本的に旧字体はshift-jisに入っています

そして「豊(レイ)」を「豐(ホウ)」の新字体に採用したのは
形が似ているために統合してしまったものだという
ちなみに「豐」の簡体字は「?」と書くが、この漢字は
草の穂が茂ることを表す象形文字で峰、蜂、邦、豐などの漢字の音もあらわす

「豐(ホウ)」が使われる漢字:艶(艷:ただし会意文字)
「豊(レイ)」が使われる漢字:體、禮、醴、鱧

新字体や簡体字に採用された「体」は「ホン」と発音し
「太い」を意味したが、のちに「劣る」ことを意味する漢字となる
(「本」は木の根元に印を付けた漢字で、木の根元は特に太いからか)
中国でも古くから「體」の俗字として用いられ、いまでは簡体字に昇格した

飯食い終わったらまとめて読みたいので支援

それからもう一つ、「藝(ゲイ)」の字を日本では「芸」と略すが、
「芸」はウンと読み、本来はまったく違う漢字

「云」は「雲」の原字で、もやもやとひろがる様子を表し
草冠をつけた「芸」はそのような草(特にヘンルーダというハーブ)を意味した

ヘンルーダ(オランダ語:wijnruit)はミカン科の常緑小低木。日本語の「ヘンルーダ」は
オランダ語に由来する。学名は Ruta graveolens 。
地中海沿岸地方の原産で、樹高は50cmから1m位。葉は青灰色を帯びたものと黄色みの強いもの、
斑入り葉のものなどがあるが、対生し、二回羽状複葉でサンショウを少し甘くしたような
香りがある。花は夏咲きで、黄色の4-5弁の花を咲かせるがあまり観賞価値はないらしい
ちなみに花言葉は「悔恨」「軽蔑」「貴方を軽蔑します」
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駅の旧字の「驛」も結構すき

>>21 形声文字です。「馬」の象形と「次々とたぐり寄せる事を意味する」漢字から、
馬を乗り継ぐ為に用意された所、「宿場・えき」を意味する「駅」という漢字が成り立ちました。
*画像は「澤(沢)」の成りたちです
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俺グロメン中卒ニートだけど、白川静先生が来てらっしゃるのか?

>>23 白川先生ではありませんが、ここで紹介している成りたちは白川説が多いのは確かです

>>19 の続き

現在、日本では「ゲイ」と読むときは「藝」の新字体・略体、
「ウン」と読むときは「草むしり;ヘンルーダ」を というふうに使い分ける
中国では「蕓」の簡体字で「ヘンルーダ、書物」を意味する
これはヘンルーダを書物の除虫草として使ったことからで、子供の名づけに使われることある

おーぷんはお絵かき機能あるから
変換で出ない漢字でも書いて伝えられるな

オマケ1:「虫」

本来は「キ」と発音し、マムシの象形文字で、一般には爬虫類の意味も表す
そしてそれが集まったものが「蟲(チュウ)」。それぞれ別の漢字を構成していたが
古くから「虫」は「蟲」の略字として混用されていた

オマケ2:「糸」

本来は「ベキ」と発音し、糸を撚り合せた束を意味する
但し「いと」を意味する漢字は「糸(ベキ)」を並べた会意文字「絲」(シ)であり
糸はその略字(新字体)として使用。ちなみに簡体字は画像のとおり
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>>15 の類推から「邦」は「草のおい茂る里」という成りたちになる

日體大ってこの字使うよな

ためになるなあ

良スレ

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