提督「………」ｶｷｶｷ

舞風「……」ｼﾞｰ

提督「………」ｶｷｶｷ

舞風「……」ｼﾞｰ

提督「………」ﾁﾗｯ

舞風「……！」ﾆｺ

提督「あ……あの……舞風くん……僕の事見てても面白くないでしょ…？部屋でのんびりしてて良いんだよ…？」

舞風「そんなことないよ！」

提督「そ、そう…」

舞風「あ…もしかして舞風邪魔だったかな…？そうだよね……提督いっつも私と話すとき楽しそうじゃないもんね…」ｼｭﾝ

提督「そ、そんなことっ！」

舞風「いいの……舞風みたいなうるさい子は鬱陶しいだけだよね……ごめんね……部屋に戻るよ……」

提督「ち、違うよ！ぼ、僕はその…人とコミュニケーションとるのが苦手なだけで……ホントは舞風くんともたくさんお話したいって思ってるけど……う、上手く言葉が出てこないっていうか……その……

舞風「……ふふ」

提督「ま、舞風くん…？」

これは童貞ですわ

勘違いされ、しちゃいますわ

童貞どころかショタだろ

ショタじゃない俺だ

俺じゃない俺だ

森田さんは無？

俺、俺ってなんだ

俺は俺だよ、お前も俺だろ？そう、俺っていうのはそういうことだ

お前らのせいで俺がゲシュタルト崩壊してきた

俺はお前らで
お前らは俺で

カフェ・俺

舞風「あはははは！提督ってばそんなに焦っちゃって可愛いっ」ｹﾗｹﾗ

提督「え？……え？」

舞風「ごめんなさい！提督の反応見てたらついからかいたくなっちゃって」

提督「えっと……つまり……さっきのは演技…？」

舞風「うん！」ﾆｺｯ

提督「…………」

舞風「でも…よかった……ホントに舞風のこと嫌ってたりしなく……って、どうしたの提督？」

提督「…………」

舞風「もしかして怒った？そうだよね…いくら優しい提督でもあれは怒るよね……ごめんね？」

提督「…………」

舞風「ほら提督！こういう時は踊って忘れるのが一番だよ！ね！一緒に踊ろ！」

提督「…………」

舞風「……提督？…その……えっと…」ｵﾛｵﾛｵﾛｵﾛ

提督「…………」

舞風「ごめんなさい……もうこんなからかったりしないから…なにか喋って……」

提督「…………」

舞風「ごめんなさい……ごめんなさい……ぐすっ…舞風なんでもするから…」ｳﾙｳﾙ

提督「…………」

舞風「うぅぅ……提督ぅぅ……舞風のこと見捨てないでよぉぉ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

提督「…………」

提督(かける台詞が思いつかなくて喋らないでいたらいつの間にかこんなことに……どうしよう……)

提督(でもこう可愛い子の泣いてるところを見るともっと虐めたくなっちゃうなぁ…)

舞風「うぅ……ぐすんっ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

提督(……よし)

提督「ごめん舞風くん……僕は怒って無いよ…」

舞風「ぐすっ………ほ、ほんと？」

提督「ああ……さっきからかわれてちょっとやり返したくなっちゃったんだよ…ごめんね」

舞風「ほんと？ほんと？舞風のこと嫌いじゃない？」

提督「ああ、もろちんだよ」ﾆｺ

舞風「……！」ﾊﾟｧｧ

舞風「よ、よかったぁ……ホントに提督に捨てられちゃうかと思ったよぉ…」ﾆｺ

提督(あぁ、かわいいなぁ……そしてこの笑顔をどん底に突き落とされた様な絶望の顔に変えてあげたいなぁ…)

提督「でもね……僕が傷ついたのは事実だよ？」

舞風「う……それは……ごめんなさい…」

提督「だから舞風くんにはお仕置きをしなくちゃね」

舞風「おしおき…？」

提督「うん 取り敢えず舞風くんここに立ってくれないか？」

舞風「は、はい…」ﾃﾃﾃ

提督「よし…いいよ」

舞風「あの…何するの……？」

提督「………」

舞風「提督…？」

パチン

舞風「っ！」

ただのむっつり変態ロリコンクズ相手が下手に出ると調子乗るクズ提督じゃないですかやだー!

舞風「……え？てい…とく……？いま……」ﾋﾘﾋﾘ

パチン

舞風「あうっ！」

提督(最初は軽目にと…)

舞風「な、何するの…？痛いよぉ…」ﾋﾘﾋﾘ

バチン バチンっ

舞風「っ！…あうぅ！」

提督「…………」

舞風「うぅぅ……やっぱり提督は私のこと嫌いなんだ……うぅ」

提督「それは違うぞ舞風！俺がお前のこと嫌いになるわけ無いだろ！」

舞風「じゃあなんで叩くのぉ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

一人称変わってるぞクソ提督

これはもう1人の闇提督ですね

別人格かなにか？

もう一人の僕かな？

提督「俺はな…不器用だから素直に相手に気持ちを伝えることができないんだ…」

舞風「……どういうこと？」

提督「つまりこれは舞風に対する俺の愛情表現ってことだ」

舞風「じゃあ提督は舞風のこと好き…なの……？」

提督「ああ！大好きだぞ舞風！」

舞風「提督が舞風を大好き………えへへ…」

提督「俺には舞風しかいないんだ！頼む！殴らせてくれ！」

舞風「うん……いいよ……舞風も提督のこと好きだもん………提督のためなら痛いのも我慢できるわ…」

なんか急にゲスくなってるんですが

提督「あ、ありがとうぅ舞風ぇえ！！」ｷﾞｭｰ

舞風「わわ…///て、提督……くるしいよ…///」

提督「よし舞風！歯を食いしばれ！思いっきりいくぞ！！」

舞風「う、うん……」

バッチーん！

舞風「っ！」ﾄﾞｻｯ

舞風「あ……あ……は、歯が……」

提督「あぁ…歯が取れた舞風もかわいいなぁ…」

ｶﾞｽｯ

舞風「あがっ！」

提督「大好きだぞ……舞風…」ｹﾞｼｯ ｹﾞｼｯ

舞風「うごっ…！はぁ……はぁ………わ、私も……」


大好きだよ………提督………




………く

て…とく…

ていとく…


…提督！

舞風「ていとく！」ﾕｻﾕｻ

提督「……はっ」ｶﾞﾊﾞｯ

舞風「あ！やっと起きた！もぉ……提督ったら…何度読んでも起きないんだもん…」

提督「え………」

舞風「私がちょっとおトイレで目離してるうちに寝ちゃうんだもん……だめだぞぉ！……まぁ提督の寝顔が見れてちょっとよかったけど…」

提督(さっきのは夢だったのか……どうりで僕が喋れてたわけだ……)

提督(でもいくら夢だからとはいえコミュ力がついてもあんなに僕がクズだとは……)

舞風「ほら！いつまでも寝ぼけてないで早くお仕事終わらせちゃお！」

どういう方向に持って行きたいんだ？

完全にお脳みそに問題があると思われるんですけど…

まだこれからだろ

こんな池沼が指揮をとる鎮守府

これは糞提督だわ（断言

続きが気になるね