モバP「花をどうぞ」 (24)
夕美「はい!お花をどうぞっ」
P「?」
夕美「」ドウゾー
P「…あ、うん。ありがとう?」
夕美「いえいえっ!えへへっ」たたっ
柚「Pサンお花!」ペカー
P「Pさんは花じゃないぞ。ありがとう」
ほたる「あ、プロデューサーさん、これ…よかったら置かせてください…」
P「お、おう。スズランな。ほたるは育てるところから来るかー」
幸子「プロデューサーさん!どうぞ!」
P「頭を差し出してカワイイボクは花のようですってかやかましいわ」ペチ
幸子「あうっ!?」
ちひろ(なんだか盛り上げってますね?)
夕美「ちひろさんにも、はいっ。どうぞ!」
ちひろ「へ?あ…うふふ。はい。どうもありがとう」
夕美「いえいえですよっ」ニコー
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わさー
P「…。またなんだか急に事務所が華やかになったなあ」
柚「花だけに!」
P「そうだな」
幸子「ボクが事務所に戻って来たからですね!」
P「そうだなー」
夕美「そうだね♪」
夕美「えへっ、えっと…」
夕美「梅雨のジメジメに負けないようにって、思ってっ。お花がたくさんだと、気持ちも少し、晴れやかになりませんか?」
P「…。うん、そうだな」
柚「花だけに!」ペカー
P「なにが?」
夕美「花だけにっ、ね♪」ニコー
柚「ねー」ニパー
P(この二人はいるだけで十分はやなかというか…まぶしいなぁ)クス
夕美「スズランはいまの季節はのんびりさせてあげようねっ」
ほたる「は、はい。…あ、ありがとうございます…」ニ、ニコ…
ちひろ(夕美ちゃんはお姉さんですね)ニコニコ
はなつやつや
ちひろ「花瓶に移してみました♪」
夕美「ありがとうございますっ」
P「…こう花だらけで、…ちょっと仕事がし辛い気もしますけど、…たまにはこんなのもいいですね」
夕美「ねっ♪」
ちひろ「はい」
・・こてん
P「?」
P「…どうした輝子」
輝子「…フヒ」
輝子「花は…まぶしい……じ、ジメジメが足りてないよ、親友……」コロコロ…
P(床でもだえころがっとる)
P「…いやまあ、ほら。キノコだってこの時期はツヤツヤして楽しそうだろ?輝き方が少し違うだけだよ」
輝子「そ、そうか…?」
夕美「輝子ちゃんにもお花あげるー」
輝子「お、おー…。じゃあ、か、代わりにキノコを…」フヒ…
夕美「わあっ。ありがとう!」
輝子「ど、どうってことない…フヒヒ」
ぽこぽこぽこ
はなわさわさ
P(おお…共鳴してなんかすごいことに)
P(この二人が仲良くなると、事務所が大変なことになりそうだな…)
ちひろ「まあ、まだ事務所は広いですから。ね?なんて…あはは」
P「ええ…そうですね」クス
P「仲がいいのは、いいことだし」
ちひろ「はい♪」
幸子「開花するのにはやはり自信が大事だと思いますよ!」フフーン
ほたる「な、なるほど…。じゃあ、え、えいっ、じ、自信もって、もってねー…?」ニョニョ
P(スズランに念を送ってどうする。そのポーズは可愛いけど)
柚「ねーねーっ。柚のはねー柚子なんだよー」ヘヘー
P「そうなんだな」ナデナデ
夕美「よぉーし。じゃあプロデューサーさんっ、トレーナーさんたちにも配って来るねっ」
P「おー。ほどほどにな。レッスンのじゃまはしないように」
夕美「はーい♪」
柚「わーい。柚も行くー」ユズユズー
幸子「ボクたちも行ってみましょうか」
ほたる「うん。わ、私がここにいない方がプロデューサーさんにもいいと思うし…」
P「そんなことないよ。気をつけてな」
ほたる「そんなことないって…あ、あわわ。は、はい!気をつけてもらうよう、き、気をつけます!」
P(変わった気の回し方だな)
幸子「カワイイボクがいっしょなので大丈夫ですよ!ふふーん、では行きましょう!」
ほたる「……わ…。…う、うん、ありがとう、幸子ちゃん…え、えへへ」トテテ
P(案外気の合うコンビなのかな)
輝子「フヒ……これで私は平穏なアンダーザデスク・ライフふたたび…フヒ」コロコロ
P「お前もたまには外に出ろよ」フミフミ
輝子「あう、ふ、ふまないで…」
ちひろ(仲良しさんですね)フフ
・・・・・
ちひろ「じゃあお先に失礼しますね。お疲れさまです」
P「はい。お疲れさまです」
P「…」カタカタ
P(…そういえばこれ、花言葉はなんだろう)
P(…クレオメ、だったか。えっと)カタカタ
ポン
P「」ビクッ
夕美「きゃ…。ご、ごめんなさい。驚かせたかな?」
P「あ、ああ。いや、こっちこそ」
夕美「いえっ」ニコ
P「おかえり。花は配り終えたのか?」
夕美「ただいまっ。はいっ、無事!」エヘヘ
P「……」
P「なにか飲むか?ちょっとのんびりしようか」
夕美「あ…。ふふ、ありがとう。じゃあ甘いのが、いいな♪」
P「そっか」
P「ココアとか」
夕美「いいかもっ」
P「うん」
夕美「ふふっ、じゃあ代わりに私はプロデューサーさんにコーヒーを淹れてあげるね!」
P「お、ありがとう。…ん?それじゃあ意味がない気が…」
夕美「コーヒーにお花を描くのってどうすればできるのかな」ワクワク
P(…まあいいか)クス
P「はい」
夕美「はいっ。ありがとう!」
P「こちらこそ。いただきます」
夕美「うん、私こそ。いただきます」
P「……」ズズ
夕美「…」コクコク
夕美「…ふふ、甘くておいしいな」
P「そっか」
P「…。ちひろさんはさっき帰ったよ」
夕美「そうなんだ」
P「輝子は先に戻って来た幸子とほたると一緒に、ご飯を食べに行くって」
夕美「柚ちゃんは楓さんに誘われてご飯に行くって」
P「うん」
P「…」
P「…これで、合ってたかな」
夕美「……」
夕美「ふふ、…えへ。うん。ありがとう、…ごめんね。…プロデューサーさん、やさしいな」
P「……そんなことないよ」
夕美「そんなことあるよー」
P「そうかな」
夕美「そうだよっ」
P「……じゃあ、うん。そっか」
夕美「そうだよ♪えへへっ」
P「……」コト
P「…少しの間、こうして一緒に暖かいものを口にするくらいの、ことだけれど」
夕美「…うんっ。…でも、それがうれしいな」
P「そっか」
夕美「うん」
夕美「甘くておいしい♪」
P「さっきも聞いたよ。そっか。よかった」
夕美「うんっ、よかったな♪」
P「じゃあ少しだけど、二人で、なにかのんびり話でもしようか」
夕美「うんっ。なにを話そうかな?えへへっ」
・
・
・
・・・・・
ガチャ
柚「あっ、Pサンと夕美チャンまだいたっ、よかった!」
P「お、柚。おかえり」
夕美「おかえりなさい」
柚「ただいまー」エヘー
柚「へへ、楓サンたちとご飯に行こうって!やっぱり二人も誘おうと思ったんだけど、どうかなー」
P「そっか。じゃあせっかくだし」
夕美「うんっ、そうだね。行こうかな♪」
柚「わーい」
柚「けどけど、ふむふむ」
P「ん?」
柚「うん」
柚「てっきり二人で仲良くしてたのかなーって。なんだかすんなり一緒に来てくれるのって怪しいカモっ」
P(すんなりって)
夕美「ふふ、そんなことないよ。ね?」
P「…ああ、うん」
柚「そうかなー?そうなのかなー。ふむむー」
夕美「そうだよー。ぐるぐるっ」
柚「あ、あわわー。目がまわるよぅ」
P「こら柚に催眠をかけるのはやめなさい。その子騙されやすいから」
夕美「てへっ♪」
柚「ぐるぐるー」
柚「へへ、まあいっか!行こー」
夕美「うんっ」
P「そうだな」
柚「そだっそういえば!夕美チャンがPサンにあげたお花の花言葉ってなんだったのカナ?」
夕美「え?…えっと、ふふ、秘密だよ♪」
柚「あえっ。夕美チャンが柚にいじわるだっ」
夕美「ふふふふっ。ねっ、プロデューサーさん♪」
P「ん?…うん、秘密、だな」クス
柚「あえー。二人とも柚にいじわるだぁ!ふえーん」
夕美「ふふふっ」ニコニコ
P「……ははは」
おわりん
みじかいですが。クレオメは、花言葉の一つが「秘密のひととき」あるいは「秘密の時間」です
お読みいただきどうもでしたー
(・ワ・)< 1おつです
乙
おつおつー
ゆずゆずー
柚はかわえぇなぁ
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