P「暇だから好きだった小説やら漫画やらの話をしよう」 (28)


P「良いかな?」

春香「は、はぁ……」

千早「……」

真「またプロデューサーが変な事を……」

律子「すぐに忙しくなって死にそうな顔をし始めるんだから、今ぐらい相手してあげなさい?」

アイドル「はーい」





※超ショートなSS。

内容は作者の独善的な解釈によります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402141270

はよ

期待


P「昔の俺は、それはそれはやんちゃな子供だった」

真「自分語りが始まったんだけど……」

千早「シーッ、語らせときなさい真」

P「年がら年中走り回って遊びまわって泥だらけ。家の中に居るのは寝るときか飯の時だけといった感じだったよ」

P「そんな俺が初めて読んだ小説……活字中毒になった理由とも言える作品がこれだ!」

音無「銀河英雄伝説~」

P「ありがとうございます、小鳥さん。ドラ〇もんのマネが御上手ですね」

音無「えへへ」

P「そう、と言うわけで銀河英雄伝説だ!」

響「なんか自分、名前の感覚だけで読みたくなってきたぞ!」

美希「今流行りのチュウニビョウ?チックな名前なの。ライトノベルかな?」

P「やけに引っ掛かる物言いだな…………たしかに厨二の走りとも言われる事は有るが、ライトノベルではない!断じて!な!」

春香「どんな内容なんですか?」

P「よくぞ聞いてくれたな春香。さすがバラエティー慣れしてるだけはある!」

春香「あ、あははは(嬉しくないよぉ」

P「簡単に説明すると、遥か未来の宇宙で繰り広げられる戦争と、その最中に繰り広げられる群雄劇だ。主人公は二人……常勝を謳う苛烈にして華麗な天才ラインハルト・フォン・ローエングラムと、不敗と称された奇術師ヤン・ウェンリー」

春香「戦争ですかぁ」

やよい「怖いのはちょっと……」

P「お前達が好んで読む作品ではないよなぁ……………まぁ、でもあらすじだけ言わせてな」


P「この作品に登場する国は、専制国家であるゴールデンバウム朝銀河帝国と、帝国の圧政から逃れた人々が建国した自由惑星同盟、この2つが並び立ってから少しして建国された商業国家フェザーンの3つしかない」

P「メインはラインハルトと俺は見るから先ずはラインハルトの方から話を進めていこう」

P「ラインハルトは帝国の貧乏貴族、ミューゼル家の長男として産まれた。優しい母と父と姉に囲まれて、恵まれずとも幸せな生活をしていたラインハルトだが、幼少時に母を車の衝突事故で亡くしてしまう。相手が有力貴族であったために訴えは通らず、僅かな慰謝料だけしか貰えなかったんだが、最愛を亡くした父親は酒におぼれ、一気にうらぶれてしまった。父親は借金のために家を手放し、借家に引っ越すことになったラインハルトは、そこで生涯の友にであう……隣人のジークフリード・キルヒアイスだ」

音無「この二人の出会いが宇宙を変えたといっても過言ではないですね」

P「はい……ラインハルトとキルヒアイスは親友となり、幸せな時間を過ごしていた…………だが、姉が皇帝の寵姫として召し上げられる事が決まってしまった」

やよい「寵姫?」

千早「えっと、おめかけさんよ高槻さん」

やよい「?」

P「まぁ正式な奥さんじゃない、ってところかな………ラインハルトとキルヒアイスはこの姉にベッタリだったから、当然怒りに震えたな。そうしてラインハルトは考えたんだ、自分達に力がないから奪われるのだと。ラインハルトはキルヒアイスに言う「一緒に姉さんを取り返そう」キルヒアイスは答えた「宇宙を手にお入れ下さい」ってな」

真「なかなか王道なストーリーなんですね!」

P「あぁ。ラインハルトは士官学校に入り、実力を付けていった。寵姫の弟ということで、命を狙われたり妬まれたりしたが、それらを実力で退け昇進を重ねて行ったラインハルトは、着実に王道を突き進んでいた。門閥貴族達との戦い、敵国である同盟との戦い、それらを勝ち抜いていったラインハルトには、いつの間にか常勝の名が付いていたんだ」

ラインハルト(テディベア)

長居産業

やよい「うっうー。もう一人の方はどうなんです?」

P「こちらは敵国である同盟軍の士官だな。幼少から歴史好きという変わり種だったヤンは、最初それを学べる学校へと進むつもりだった。だが、父親が事故で亡くなったせいで引受人がいなくなって、金もないから進学もできなかった。そんなヤンが目を付けたのは士官学校だった。士官学校なら条件を満たせば無料で入れたし、これまた条件を満たせば卒業後も金を返さずにすむから、という理由でな」

千早「そこからすでに真っ当ではない匂いが……」

P「現に真っ当ではないからな、ヤンは…………えっと、コイツはラインハルトと違ってどちらかと言えば赤点ギリギリの落ちこぼれだった。戦史とシミュレーションの成績は良かったけど、それだけじゃあな。結局良い評価も無いままに、ヤンは卒業後の任地として辺境惑星のエルファシルに着任することになった」

P「さてこのエルファシルで、ヤンは穀潰しと呼ばれるレベルでぽややんとしていたんだが、なんとエルファシルに帝国の艦隊が押し寄せた!」

真「奇術師ってくらいですし、ヤンが艦隊をやっつけるんですか?」

P「いや………エルファシルにある同盟基地の司令官が艦隊を連れて逃げ出したんだ、民間人を見捨ててな」

貴音「民を捨てて逃げますか……」

P「まぁまぁ。ヤンは民間人を連れて逃げるために奇策を弄した……その内容買うなりして確認しろ」

台詞が横長すぎて読み難い……

P(cv沼倉愛美)かな?


P「結果は成功。被害者を出さずに脱出し、首都惑星ハイネセンに到着したヤンを出迎えたのは沢山の報道陣だった」

千早「プロパガンタですね」

P「そうだ。司令官が民間人を捨てて逃げ、挙げ句捕虜になったという醜聞を隠すために、民間人を助けた英雄として祭り上げることを同盟政府は選んだんだ……ヤン自身は英雄と呼ばれるのを嫌がっていたが、周りは呼び続けたな」

春香「英雄」

P「ヤンは怠け者だから、そのあとは長くダラダラと軍歴を伸ばし、たまに功績を上げて昇進していって、とある艦隊の参謀長に就任する……ラインハルトとヤンの人生が交差しあうのは、この後からだった」

真「ライバル関係の始まり!」

P「あぁ。徐々に自由に大きな力を振るえるようになっていくラインハルトと、味方からの足の引っ張りによって苦しい戦いを強いられるヤンの対比が、この作品の見所ではあるかな」

>>10
どっかで切ったほうが良いかな?

そうしてくれるとありがたい

P「本当は此処からもっと細かく色々話したいんだが、そうするとネタバレにならざるをえないから言わん。ただ、沢山の人物が複雑に絡み合ったこの作品は、今でも俺を魅力してならんのだ!是非読んで欲しい」

春香「……」

やよい「うぅ」

真「ぼ、僕は興味ありますよ?」

響「堅そうな内容は苦手だぞ」

千早「……」

P「おうふ。ダメだった」

音無「Pさんってプレゼン出来ないんですね……」

音無「少し違う方向に付け足すと、この銀河英雄伝説は様々なところとクロスしていてね?
宝塚で演目にあがったこともあるし、漫画化アニメ化もしたのよ」

やよい「へぇ、スゴいですね!」

真「宝塚かぁ……格好んだろうなぁ」

美希「アニメでなら見てみたいの」

P「よし、こんどアニメのvhs持ってくるから見るか?」

アイドル「vhs?」

P音無「……………」

あっ・・・(察し)

小文字で書かれるとピンと来ないな、VHS

同級生にVHSって何とか言われた悲しみよ

ベータとか言ったら更にポカンとするんだろうな

もうVHSが通じない時代か……

ウチまだvHSも再生機械も健在なんだが・・・

ビデオならわかる

ブラウン管でOFAプレイしてるぜいえーい!

>>23
流石に新しいテレビ買ったほうが良いんじゃねwwww

P「アイドルへの布教用に、つい買ってしまった………この銀河英雄伝説のDVDbox4セット」

P「まさか揃えるのに六桁も円が飛ぶとは思わなかったが、まぁ安いものと考えよう」

真「うわ、なんです?それ?」

P「前に話した銀河英雄伝説のDVDboxだよ」

美希「へぇ、本当に持ってきたんだ」

P「ひ、人事みたいに言いやがって……お前等に布教しようと思ったんだよ!」ゴトッ

貴音「なにやら重たそうな音をしておりますが……」

春香「………これ110話あるよ!?」

アイドル「!!」

P「長編OVAやらなんやらもついてるから、感覚的にはもっともっと多いし長いぞ?」

アイドル「……………」

美希「ミキ、そこまでして見たくないかな」

やよい「DVDなんて家じゃ見えません……」

響「自分は見たいけどなぁ」

貴音「私も興味が沸きました」

真「この一昔前の宇宙戦艦っぽいアート、格好いいですよね!」

雪歩「この軍服、真ちゃんが着たら宝づ」

真美「それは言わないのが情けだよ→」

真「……」

千早「春香が見るなら私も見るわ」

春香「でも千早ちゃん、私の家遠いよ?」

千早「ふっふっふっ」

真「その笑み……まさか!?」

千早「そうよ真。私のマンションにはDVDとBDの再生機器がある!!」

一同「なんだってー!?」

真「嘘だ!千早のマンションにはベッドと布団と音楽プレーヤー」

美希「炊飯ジャー、急騰ポット、TV、掃除機」

雪歩「お茶入れセットに電子レンジ、ドライヤー、本棚」

亜真美「各種据え置きのゲーム機!」

響「アクアリウムの水槽」

貴音「ラーメン打ち機」

アイドル「しかないはず!!」

春P音「十分だよ!!」
千早「ふふふ、皆が遊びに来る度来度、色々置いていったりするから……増えちゃったのよ」

P「それは良かったな。お前の部屋は殺風景だって話しがあったから、すこし心配だったんだ」

千早「大丈夫ですプロデューサー………というわけで、見たい人は家で見ましょう。だって私たち」

アイドル「仲間だもんね!!」

高木「ティンと来た!彼女達こそ最高のアイドルだ!」

P音「はい!!」





律子「………うわぁ」

うへぇ

雑誌の付録だったっけ
帝国の連中がダジャレを言い合うミニドラマがあったのって

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