長谷部(確か駒野さんが外して負けちゃうんだよな…)
遠藤「最初は俺に蹴らせてくれ!」
長谷部「キャプテンとして.絶対決める!俺に二番目いかせてくれ!」
長谷部(まあ、あれは所詮夢だしな…次は本田あたりが蹴りたがるだろなぁ)
本田「次は、お
駒野「次は俺に蹴らせてくれ!!」
長谷部「!!!!!」
長谷部「でも駒野さん!あんた…」
駒野「長谷部、言いたい事はわかる。でもな、俺はこのPKを決める自信があるんだ」
駒野「俺は昨日、PKを決める夢を見たんだ」
長谷部「ゆ、夢ってあーた!!」
本田「わかった。駒野さん、三番目はあなたに託す。絶対に決めてくれ」
駒野「ああ、任せてくれ」
長谷部「でも駒野さん、あなたは外し
長友「やめろ長谷部!!駒野さんは決めてくれる、目を見ればわかる」
長谷部「あわわわわわわわわ…」
本田「という訳で四番目は俺が蹴る」
闘莉王「5本目は俺にまかせろ」
長谷部(まあ、所詮夢だしな。そう気にする事も無かったのかな)
川島「俺は出来る男だ俺は出来る男だ俺は出来る男だ俺は出来る男だ俺は出来る…」
そしてヤットさんと俺、パラグアイの2選手がPKを決めた
肩を組んだ俺たちが見送る中、顔面蒼白の駒野さんがボールを置いた
俺は、「この展開、夢で見たやつだ!」
そう思った
刹那、駒野さんのシュートがゴールを外れた
案の定川島はパラグアイを止める事が出来ず、俺たちのW杯は幕を閉じた
岡田監督は、「PKは運だから」と口にすると固まってしまって動かなくなった
そして俺は思った
心を整える事が、力を発揮する一番大切なことなのではないか
『心は鍛えるものではなく、整えるものだ。いかなる時も安定した心を備えることが、
常に力と結果を出せる秘訣だ。自分自身に打ち勝てない人間が、ピッチで勝てるわけがない。』
日本代表キャプテンとして、チームを勝利へ導いた男の実践的メンタルコントロール術。
長谷部誠はサッカー選手としては、特に特徴がある選手ではない。
試合を決定するフリーキックが蹴れるわけではないし、突出したテクニックを持っているわけではない。
だが、彼はあらゆる指揮官に重宝される日本代表の中心人物だ。
それに加え、浦和レッズではタイトルを総なめにし、移籍したドイツでは、クラブチームを初優勝に導いた。
そして、記憶に新しいアジアカップでのチーム優勝……。
彼は一体何を持っているというのか。
それは、類まれなるメンタルコントロール力にある。心はよく「鍛える」「磨く」などと表現されるが、長谷部誠は違う。
心を「整える」のだ。
生活のリズム、睡眠、食事、そして、練習。日々の生活から、心に有害なことをしないように、少しでも乱れたら自分で整える。
そうすることによって、いかなる試合でも、いかなる場面でも揺らぐことがなく、ピッチで力が発揮できるという。
実践することはいたってシンプルながら、だからこそ、慌しい現代では意識をしないと難しいもの。
力を抜いて無理なく自然体で行える姿は、まさに彼の心情が姿勢として表れている証明だろう。
今最注目のアスリートのビジネスでも、スポーツでも、あらゆるシーンで応用できる新メンタルコントロール術!
価格: ¥1,404/幻冬舎
長谷部「『心を整える』大好評発売中だ!」
おしまい
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