マリオ「しまっちゃうおじさん……?」 (14)

【基本 マリオ×ぼのぼの の誰得コラボ】

マリオ「誰だそいつ」

ルイージ「兄さん知らないの?」

マリオ「知らん。興味も皆無。どういう奴なんだ?」

ルイージ「何でもかんでもしまっちゃうんだ」

マリオ「それは新作スマブラにおいてのむらびとと違うのか!?……で、そいつがなんだって?」

ルイージ「つい昨日の話だ。………ピーチ城のキノピオが、しまわれたんだ」





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設定が秀逸www天才か!?

マリオ「はぁ……?」

ルイージ「目撃者もいるんだ。昨晩城の周りの警備をしていたキノピオが、叫び声を聞いて駆けつけると、『見られたからしまっちゃおうねぇ』と言いながらキノピオを連れ去る怪物がそこに……」

マリオ「幻覚だろ」

ルイージ「そして翌日朝から城はこの話で持ちきりになり、ついた呼び名が"地獄倉庫の番人・しまっちゃうおじさん"……」

マリオ「厨二くせー……しかも何故おじさん?」

ルイージ「さぁ……そう呼び出したのがキノじいらしいから」

マリオ「あいつかよ」


マリオ「そもそも、何でお前がそのことを?」

ルイージ「さっきピーチ姫から手紙が来て」

マリオ「言う前に見せろよ…………どれどれ」


ピーチからの手紙『マリオと緑へ 突然ですが、昨日の夜にキノピオが何者かに連れ去られてしまいました。目撃者もいるのです。その時城の周りの警備にあたっていた者が、叫び声を聞いて駆けつけると(中略)キノじいは、その怪物を、地獄倉庫の番人、しまっちゃうおじさんと呼ぶことにしたそうです。これがもしクッパ達のしわざかと思うと、恐ろしくて眠れない夜が続きそうです。マリオと二番手も十分に気をつけてください。 ピーチ』

マリオ「言ったのと同じのが書いてある……。」

ルイージ「」

マリオ「つか、あの姫さん自分の身を心配しろって……。……行ってみるか」

ルイージ「?どこにだい?」

マリオ「クッパ城」

ルイージ「兄さん、いきなり乗り込むつもりかい?!」

マリオ「いや……ちょっと確かめに行くだけだ」

ルイージ「だったら兄さん、僕も」

マリオ「お前は留守番だ」

ルイージ「なんでさ!」

マリオ「また新しい手紙来たらどうするんだよ……もし姫さんの身がかなり危なくなったら、裏庭に新しく作ったワープ土管でピーチ城まてすっとんでけ」

ルイージ「それは兄さんの役目だろ!?」

マリオ「チャオ」

ルイージ「あ、兄さん待っ…………行っちゃった……」


期待

二番手に草不可避

マリオ「さて、ぼちぼち行くか……」


マリオ「ん?分かれ道……?」

【分岐:クッパ城前の分かれ道】
【マリオの前には三方向に分かれ道が二つもあります。どの道を通ってもクッパ城にたどり着くことはできますが、城に到着したときの位置が異なります。また、各道で起きるイベントも異なります。イベントは全3種類。この中の1種類は見ることができません。さらに、道を選ぶ順番によってイベント内容も若干変わるかもしれません。】


マリオ「どの道を行こうか………」

1.左の道
2.中央の道
3.右の道

一回目の分岐点>>安価下
二回目の分岐点>>安価下2

2

1

1

【安価結果】
【一回目、中央→ジュゲムルート
二回目、左→カメックルート】

マリオ「まず真ん中行くか……」

ジュゲム「あ、マリオさーん!」

マリオ「……なんだ、ジュゲムか。で、今はどっち持ってんだ?カメラか、例のトゲの……なんだっけ」

ジュゲム「パイポですね」

マリオ「そうそれ。あ、後者だったら容赦なく雲奪ってくからな」

ジュゲム「普段から両方持ってるんですが……ほい」

マリオ「お前の雲は四次元ポケットかっ!……って、何撮ってんだよ」

ジュゲム「いえ、このカメラでマリオさんを撮るの久しぶりだなぁ、と」

マリオ「ところで、結局今トゲのやつ持ってるんだよな?」

ジュゲム「パイポですよ。名前覚えてください!」

マリオ「どっちにしろ、雲はもらうぞ」

ジュゲム「ああ、まま待ってください!今はそれ持ってないんですよ!」

マリオ「嘘つけ!さっき言ってたじゃないかシューリンガンだかグーリンダイだかを」

ジュゲム「パイポですっ!それは普段の話で、今は………なくしちゃってて」

マリオ「……はぁ?なくした?」

ジュゲム「ストックの分まで全部……それに、今は出撃命令がクッパ様から出てませんし」

マリオ「いや、俺一応お前らの敵なんだが……なんつーゆるい軍隊だ」

ジュゲム「今、命令もなければ、攻撃もできない。だから自分はマリオさんをこのカメラに収め続けることしかできないんです」

マリオ「おっかけかっ!っていうか、俺、今から堂々とクッパ城に乗り込むつもりなんだが?」

ジュゲム「また武勇伝が一つ増えますね!」

マリオ「そこかよっ!!」

ジュゲム「あ、城は壊さないであげてくださいね!修理代がたまんないそうですから!」

マリオ「お前はどっちを応援してんだよ!!」

ジュゲム「どっちもです!!」

マリオ「お、おう」

ジュゲム「じゃあ時間ももったいないですし、少し先まで送りますよ!」

マリオ「待て、その雲、二人乗りOKなのか?」

ジュゲム「何言ってるんですか!たまにあの緑の龍と乗ってるじゃないですか……それに、この雲3人くらいまでなら平気ですよ!」

マリオ「いや、重さじゃなくて、スペースの問題」

ジュゲム「あ………。……マリオさん、肩車……」

マリオ「断る」

こうして、結局狭苦しい雲で
次の分岐点まで移動した。

マリオ「さて、お次は左に………」

カメック「ケーッケッケッケ!」

マリオ「城までどれくらいかなー」

カメック「スルー!?」

マリオ「日が暮れるまでに帰りたいからなー」

カメック「えっ、ちょっ」

マリオ「くっそ、今が何時かもわかんねえ……

カメック「」

マリオ「まぁ歩いてればそのうち着くだろ」

カメック「待たんかぁぁぁっ!!」((ゴゴゴ

マリオ「うおっ、危なっ!……てめ、いきなりライフ減らそうとすんじゃ……」

カメック「こうでもしないとずっと無視するじゃろ?」

マリオ「当然」

カメック「そんなお前さんを引き留めることに成功したからとりあえず尋ねてみるんじゃが、お前さn」

マリオ「さて、先を急ごう」

カメック「待たんかぁぁぁっ!!」((ゴゴゴ

マリオ「うおっ、危なっ!……てめ、さっきとおんなじ事を………」

カメック「こうでもしないとずっと無視するじゃろ?」

マリオ「当然。つか、台詞も一緒なのか!?」

カメック「そんなお前さんを引き留めることに成功したからとりあえず尋ねてみるんじゃが、お前さんこれくらいの白と紫n」

マリオ「付き合ってらんねぇ……」

カメック「待たんかぁぁぁっ!!」((ゴゴゴ

マリオ「うおっ、危なっ!……てめ、無限ループにする気かっ!?」

カメック「こうでもしないと結局無視するじゃろ?次にお前さんは『当然』と言う」

マリオ「当然。………はッ!?……っじゃなくてだな……」

カメック「分かった分かった……20字以内で手短に言うから聞いとれ」

マリオ「10字にしろ」

カメック「無理」

マリオ「あと8字な」

カメック「………」

マリオ「(指折って数えるあたり律儀だな……)」

カメック「キ、ノ、コ、見、な、か、っ、た?」

マリオ「見ない。アディオス」((スタスタ

カメック「え、あっ、白と紫のやつじゃ!見つけたらクッパ城に送っといてくれ~~!」

マリオ「そんな暇ないって……」


クッパ城まであと少し……



その頃、マリオ宅

ルイージ「兄さん……一人で乗り込んで大丈夫だったのかな……」

ルイージ「もしかして、今頃マンマミーアってたりして……」

??「郵便でーす」

ルイージ「ん?何か来たみたいだ。はーい、待っててくださーい」((ガチャ

青キノピオ「あ、おはようございます!手紙を届けに参りました!」

ルイージ「あ、あぁ………今日の配達当番は青だったな。ありがと……誰から?」

青キノピオ「ピーチ姫からです」

ルイージ「!あの人から一日に二回も……」

青キノピオ「?二回も?」

ルイージ「いや、今朝だって……別のキノピオが届けてくれたんだけど」

青キノピオ「そ、そうなんですか……?」

ルイージ「?」

青キノピオ「と、とにかく私はこれで失礼しますね!ではー!」

ルイージ「………最後の笑顔が妙に怖いなぁ……まぁいいや、とりあえず中身中身………………………!」

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