伊織「Stairway Generation」 (11)

・伊織20歳になった設定

すぐ投下終わります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399271166

律子「誕生日おめでとう、伊織。乾杯!」

伊織「乾杯。………ビールって言うのは不味いのね。」

律子「あら、20になったばかりの伊織にはまだ早かった?」

伊織「そうね、日本酒の方がまだ美味しいわよ。」

律子「意外だわ…アンタ、ワインの方が美味しいって言うと思ったのに。」

伊織「ワインにはあまりいい思い出が無いの。」

律子「そう。………本当に、アイドルを辞めるのね?」

伊織「もちろん。20を過ぎたら、私もプロデューサーになる、って言ったでしょう?」

律子「………決心は固いのね。分かった。」

伊織「トップアイドルになって分かったわ。高みに上り詰めても、寂しいだけってね。」

伊織「いつかは、終わりが来てしまうもの。私が欲しいのは、確固たる居場所。砂上の楼閣なんて嫌だわ。」

伊織「色あせて終わってしまうよりも、私は煌びやかなまま終わるのよ。」

律子「ふぅん………。」

律子「………伊織、あなた、お酒弱いのかしら?」

伊織「な、ど、どうしてよ?」

律子「普段より饒舌よ。まだおかわりも頼んでないのに。」

伊織「ふん。ビールは不味いけど気分がいいわ。なんせ、誕生日だもの。」

律子「それを酔っていると言うのよ。」

伊織「そんな事くらい知ってるわよ!!」







伊織「こうして歳を取ると言う事は、未来への階段を上ると言う事他ならないのよね。」

律子「藪から棒に、どうしたの。」

伊織「今、過去を振り返ろうとしたのよ。でもね、私は階段を上り続ける以外道がないって思ったわ。」

伊織「水瀬伊織はここに居る、って証明する為に、ずっと登って、登って。」

伊織「いつかはお母様に届けるのよ。貴女の娘はここまで上り詰めたわ、って。」

伊織「何を言っているか分からなくなってきたわ。………お酒、もう一本頼んでいい?」

律子「潰れても知らないわよ。」

伊織「いいのよ。ええ。今日はめでたい日だもの。」

律子「………しょうがないわね、こうなったらとことん付き合ってあげる。」

伊織「望む所よ、にひひっ♪………ふぁあ………。」

律子(この調子だと、すぐ潰れそうね。………世話が焼けるんだから。)


おわり

階段~をあがれあ~がれ~

https://www.youtube.com/watch?v=rVPoIlCpllU

ハッピーバースデー伊織さま~~~
しかしただ単に伊織と律子が飲んでるだけって言うSSになった
多分他の人がこってりとした伊織誕書くと思うので、俺はあっさりめに

見てくれてありがとう

乙おつ

おつおつ

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