・みんな大好き(一部)ほのぼの系SSですー
・ココロちゃんが少し大人びている気がしないでもないけど、そこはご愛敬で
・アニメ設定で
・ココロちゃん可愛いですー
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──ただただ、戦慄していた
私の頬に突き立てられたナイフが、鈍い輝きを放っている
金属製の冷たさと味わったことの無い恐怖のせいで痛みは感じないが、頬を流れる血の感触はハッキリと理解する事が出来た
にこ「あっ、ぐっ…うぅっ……何でっ、 何でぇっ…! どうしてっ、あんたがっ… 、こんな…」
私が何を言っても、目の前にいる──は不敵に口元を弛ませるだけだ
天井から垂れている鎖に両手を拘束されている為、抵抗する事も儘ならない
ココロ「んっ……おねぇ、さま……?」
にこ「こころ……っ」
……正直、気を失ってくれていた方が良かった
だって、こんな状況……あの子が目にするには酷すぎる……
それに……
にこ「っ!? や、やめてっ…!! お願いっ…!!」
私の悪い予感が的中してしまった
──は、興味の対象を私からココロに移したのだ
ココロ「ひっ…!! な、何なんですか!? あなたっ」
──はナイフを手にしたまま、ココロにゆっくりと一歩一歩近付いていく
にこ「逃げてっ!! 逃げてぇっ!! こころぉっ!!」
ココロ「お、お姉さまっ!? 」
どんなに必死になって地面を蹴りつけようとも、ぶらんぶらんと虚しく宙に揺らされるだけだった
それでも私は決してやめる事などしない
手首の皮がずるずる剥け、ピンク色の肉が剥き出しになる
痛いっ、痛いっ、痛いっ…
でも……このくらい…、どうってことない
何なら肉でも骨でも、好きなだけ…どれだけ削ぎ取られようと構わない
それで、あの子を助けられるなら……私は
ココロ「な、何の冗談なんですか!? 私、あなたのこと知ってますよっ!!」
「……」
ココロ「こんなことして許されるわけありませんっ! 今すぐ私とお姉さまをはなしてくださいっ!」
この常軌を逸した場に、響き渡る甲高い声
──は、それを心の底から楽しむかの様に上唇を舐め、満面の笑みを浮かべた
その表情はまるで、悪魔そのもの
私は鎖に抗う事も忘れ、絶望に駆られる
この女には何を言っても意味など無いのかもしれない、だって……
確実に狂っているから
そして、──は手にしたナイフでまだ幼い少女の右の太股に線を一本引いた
スッ……
ココロ「い、痛ぁぁぁぁっっ !!!!」
赤い……、真っ赤な線を
その赤は瞬く間に周囲に滲み渡っていく
──は、血の拡がっていく様をしばらく見つめた後、少女の太股に顔を埋め……その血を啜った
「ん、ちゅるっ…ちゅぱ、ぴちゃっ…」
ココロ「ぁきゅっ…んひゅ……っ」
にこ「やめて……っ、やめてやめてやめてぇぇっ!!」
──は、引いた線から充分に血を啜り終えると、立ち上がり目を細め、少女の体の隅から隅までじろじろと観察を始める
目線を上下に往復させるだけだった動作は、次第に首をくねらせたり、頭を傾けたり、前のめりの体勢になったりと……
とにかく、少女を恐怖に陥らせるには充分過ぎるものだった
そして、何かを見付けたのか…『あはっ』という微かな高揚を発し、再びナイフを少女へと近付ける
首筋……、先程と同じ様に線を引き、血を啜る
次は、二の腕……ふくらはぎ
強引に服を脱がし、背中……まだ膨らみきっていない胸部へと
少女の身体中には無数の線が刻まれていった
スッ……
スーッ……
ココロ「いやぁぁぁぁっっ!! ぐきゅっぎゃああああああっっ!!!! 」
にこ「や、やめてっ!! やめてってばっ!! やるなら私にしてよっ!! お願いだからっ!! 私なら何されてもいいからぁっ!! ココロにもう酷い事しないでぇぇっっ!!!!」
ココロ「お、おねぇっ、さっ、まぁっ… !! いぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ !!!!」
どうして……私達が何したっていうのよ!?
何でこんな目に遇わなくちゃいけないの!?
ここは、何処……? いきなり知らない場所に連れて来られて……ワケもわからず酷い事されて……
状況が、全く理解出来ない
楽しい休日になる筈だったのに
ここに来るまで、二人ともあんな幸せそうに笑っていたじゃない……
なのに……
何で……、何でなのよ……
こころ……っ
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━━今朝
にこ「さて、と…」
姿鏡でもう一度、念入りに身嗜みをチェックする
よしっ、今日もにこにーはとっても可愛い
にっこにっこにー☆
ココロ「ふみゅ……、おねぇさま……? おでかけ?」
にこ「ごめん、起こしちゃった? ちょっと買い物に行ってくるから。夕方には戻るわ」
ココロ「お買い物……? さすがお姉さま! プライベートでもファンのイメージを決して裏切らない甘々ファッション! あ、でもあまり目立ってはパパラッチに発見される危険が」
にこ「そうね~、でもいい? ココロ。真のスーパーアイドルっていうのはどんなに完璧に変装していても身体の内側から放たれるオーラまでは隠しきれないの」
ココロ「な、なるほど…」
にこ「それに、ニコはいつでも可愛いにこにーでいる必要がある。どんな時でもファンサービスを忘れない…それもスーパーアイドルとしての宿命なのよ!」
ココロ「すごいっ! お姉さま!」
にこ「ふふ~んっ♪ じゃあそろそろニコは」
ココロ「……」
にこ「ココロ…?」
ココロ「ううん、何でもないっ! それより少しでも街を混乱させない為に帽子くらいは」
にこ「一緒に、来る?」
ココロ「……うんっ!」
太陽よりも眩しい我が愛妹の笑顔
それを見て私も嬉しくなってくる
たまには、二人でお出掛けするのも楽しいかも
にこ「なら早く支度しないとね」
ココロ「す、すぐ準備するから待っててっ! お姉さまっ」
にこ「ふふっ♪」
ココロは焦る手つきでクローゼットを開け、外行き用の洋服をいくつか取り出した
それらひとつひとつを自分の小さな身体にあてがい、鏡に映し出す
ココロ「うーん……うーん……」
どうやら悩んでる様子
ココロももう立派な淑女の一人。その気持ちは大いに共感できる
並べられている洋服はどれもココロの年齢を考えれば大人っぽいデザインばかりだ
対するココロも同年代の女の子達に比べれば幾分大人びているし、内面もしっかりしている
気も利くし、私のことを慕ってくれている自慢の妹
だからこそ、その小さな頭の中で色々と考えてしまうのだろう
もしかしたら今、私が着ている服とのバランスとかまで考えていたりして?
真剣に鏡と向き合い、悩ましげな表情を浮かべているココロがとても愛しく、いつまでも見ていたいとさえ思えてくる
ココロ「うーん……こっち? でも、あっちの方が……」
ココロ「ご、ごめんなさいっ! お姉さま! もう少しだからっ!」
にこ「そんなに焦らなくてもいいのよ、時間はたっぷりあるんだし。でも、そうねぇ……どれも可愛いと思うけど、ココロにはこっちが一番似合うんじゃない?」
ココロ「これ? わぁ…うんっ、うんっ!」
にこ「ほらぁ、とっても可愛いニコッ♪」
ココロ「お姉さまもすごく可愛いニコッ!」
にこ「そんなの当たり前でしょ~? にっこにっこにー☆」
ココロ「にっこにっこにー☆」
にこ「さ、行こっか?」
ココロ「はいっ♪」
ココロの手を握り、二人で玄関を出る
その楽しそうな横顔を見て私は思う
アイドルとしてではなく、一人の人間……矢澤ココロの姉としての矢澤にこの仕事はココロを笑顔にすること
ココロの笑顔を守ること
それが私にとって、一番の喜びだ
こころちゃんかわいい
ココロ「えへへ、お姉さまとお出掛け嬉しいなぁ♪ 嬉しいなったら嬉しいなぁ~」
にこ「そういえば最近は全然こうして遊びに連れていってあげられてなかったものね」
ココロ「お姉さまはスーパーアイドルとして毎日忙しいんだから仕方ないよ! でも…、一つだけワガママ言ってもいい?」
にこ「何? 何でもいいわよ。ニコにできることなら」
ココロ「えっと…あのね、お仕事がお休みの日…少しでも時間がとれたらでいいんだけど」
にこ「?」
ココロ「ココアやコタロウともこんな風に遊んであげてほしいなぁ、って」
にこ「……っ」
ココロ「だめ……?」
にこ「ダメなわけ、ない…。それに当たり前でしょ? ココロもココアもコタロウもみんなニコの大切な、大好きな兄弟なんだから」
ココロ「お姉さまぁ…、ありがとうっ!」
にこ「それだけ? 他にももっと言ってもいいのよ? 欲しい物とか食べたい物とか」
ココロ「うーん…、無いかなぁ?」
にこ「何かあるでしょ? 遠慮する必要なんか無いんだから」
ココロ「私は、お姉さまとこうしてお出掛けできるだけでとっても楽しいから!」
にこ「……ホントに良い子ね」
ココロ「??」
にこ「何でもないわ。それよりお腹空いてない? あっちにクレープ屋さんがあるんだけど食べに行こっか」
ココロ「クレープ? うんっ!」
にこ「ここよ」
ココロ「わぁ~! 美味しそうなクレープがいっぱ~い! お姉さまのいきつけのお店なの?」
にこ「え? も、もっちろ~ん!」
ココロ「あれ? でもお姉さまのサインが飾れてない…」
にこ「へ? サイン?」
ココロ「いきつけのお店ならサインあるの当然でしょ? もしかしたら奥にあるのかも! ちょっと聞いてみるね! すいませーんっ!」
にこ「サ、サインなんか置いてたらにこにーファンが押し掛けまくって大パニックになるでしょ!? だ、だから敢えて表には出さないようにしてもらってるのよっ!」
ココロ「ふむふむ…なるほどー、この秋葉原でのお姉さま人気は凄まじいから敢えて」
にこ「そ、そうっ! 敢えてよ、敢えて! それで、ココロはどれ食べたいの?」
ココロ「もう決まってる~! すいませーんっ! にっこにっこにースペシャルくださーい!」
にこ「ひぇっ!?」
「に、にく……? ごめんね、お嬢ちゃん。もう一度言ってくれるかい?」
ココロ「にっこにっこにースペシャルです!」
にこ「あわわわっ…! い、いちごカスタードとバナナトルネードを一つずつでっ!!」
「はいよ」
ココロ「お姉さま?」
にこ「に、にっこにっこにースペシャルは最高級の特別な食材を使ってるからいきなり行っても作れないのよ…! ニコがいつも頼む時は予め予約してからだからっ…」
ココロ「あー、そうだったんだー。食べてみたかったなー」
にこ「こ、今度、家に買って帰ってあげるから今日は我慢してね~……あはは」
ココロ「はいっ!」
にこ「ふぅ……」
「はい、イチゴカスタードとバナナトルネードお待ち」
ココロ「ありがとうございますっ! にっこにっこにー☆」
「にっこにっこにー」
ココロ「わぁ~」
にこ「そ、そこのベンチに座って食べましょう」
ココロ「はむっ…はぐっ、んー美味しいっ」
にこ「こっちも食べてみる?」
ココロ「いいの?」
にこ「はい、あ~ん」
ココロ「あ~んっ、はむっ…もぐもぐっ、お姉さまのも美味しいっ! じゃあお姉さまにも、あ~ん」
にこ「あ~んっ、もぐっ、はむっ…う~んっ、デリシャスにこ~☆」
ココロ「デリシャスにこ~☆」
にこ「ふふっ…あ、口の周りにクリーム付いてるよ? ちょっとじっとしてて」
ココロ「ふゅむっ…んっ…、えへへ~」
にこ「ココロは、将来なりたいものってある?」
ココロ「ん~……、お姉さまのマネージャー!」
にこ「へ? マ、マネージャー?」
ココロ「うんっ! お姉さまのマネージャーになってお仕事いっぱいとってきて…あっ、でもお姉さまなら私が何もしなくてもスーパーアイドルだから自然にお仕事なんか…」
にこ「ココロがとってきてくれる仕事ならきっとニコも思いっきりにっこにっこにー☆ ってなれるわ!」
ココロ「そしたらココロも、もーーっとにっこにっこにー☆ って!」
にこ「うふふっ」
ココロ「えへへへっ」
にこ「ニコのマネージャーしてくれるのはとっても嬉しいんだけど、ココロはアイドルにはなりたくないの?」
ココロ「アイドル? 私がお姉さまみたいなスーパーアイドル?」
にこ「ココロは可愛いし頭も良い、それに何といってもその笑顔! アイドルとしての素質は充分過ぎる程だわ!」
ココロ「なれるかなぁ?」
にこ「なれるわよ! ココロはニコの妹なんだし~♪ そのにっこにこのスマイルをニコだけのものにするなんて勿体無さすぎ~」
ココロ「えへへっ、にっこにっこにー☆ にっこにっこにー☆ あ、そうだ! ねぇ、お姉さま」
にこ「ん~?」
ココロ「お姉さまは何をお買い物しに来たの?」
にこ「それはもちろん~」
ココロ「はいっ、はいっ! アイドルグッズ!」
にこ「大正解ニコ~♪」
ココロ「わぁーい! あ、だったら急いだ方がいいんじゃないの? 売り切れちゃうかもっ」
にこ「大丈夫大丈夫~! だって予約してるから~」
ココロ「さすがお姉さま! 抜かりはないです!」
にこ「れっつご~♪」
ココロ「ご~☆」
ココロ「お姉さまお姉さまっ! ここは?」
にこ「ここは……スクールアイドルショップね」
ココロ「スクールアイドル! ということはお姉さまのグッズがいっぱいっ! 入ってみたいっ!」
にこ「え、えぇ~~……どうしよっかなぁ~…」
ココロ「お姉さまぁ…」
にこ(確かこの店は前にμ'sのグッズを置いているのを確認したから……大丈夫よね…)
にこ「なら、少しだけ見てみよっか~?」
ココロ「うんっ! わぁーいっ!」
にこ「あ、こらっ、お店の中走り回っちゃダメよ!」
にこ(な、ないっ!? ニコのどころかμ'sの名前が何処にも……)
ココロ「あれー? おかしいなぁー」
にこ(……もしかして、前回のラブライブでエントリー取り消したから解散したと思われて)
にこ「え、え~っと……あれれぇ~?」
ココロ「……完売!」
にこ「え?」
ココロ「スーパーアイドルのお姉さまグッズが完売……確かに、普通に考えれば当然のことですっ!」
にこ「そ、そうっ…! やっぱり入荷日直後に行かないとさすがに残ってないわね~」
ココロ「お姉さまぁ、このいっぱい売れ残っているグループ……あらいず? は有名なの?」
にこ「ま、まぁそうね……なかなか頑張ってるみたいでここら辺ではニコの次くらいに人気あるかな~…………なんつって」
ココロ「と、いうことは秋葉原2位のスクールアイドル? お姉さまのグッズは一つも残らず完売なのに、このアライズはお店の半分以上を占めるほどの売れ残りの数々……こうも人気の差が表れるとちょっと可哀想かも」
にこ「あ、あははは……アイドルは格差社会だから…………はぁ……」
予約しておいたアイドルのライブBDを受け取った後、少し歩いた所にあるアクセサリー店へと向かった
ココロ「わぁ~! キラキラぁ~!」
可愛い小物を数多く取り揃えてあるこの店は、女の子なら必ず誰しもが憧れるお姫様になったような気分を抱かせてくれるのだ
勿論、私もココロも例外ではなく、二人で目を輝かせながら店内をぐるぐる回り非日常の空間に酔いしれていた
ココロ「お姉さまっ、お姉さまっ! これっ、すごく可愛いっ!」
にこ「わぁ~! ホントだ~! 買っちゃおうかなぁ~」
ココロ「あ……、いちじゅうひゃくせんまん……じゅうまんひゃくまんせんまん…、いちおくじゅうおく…ひゃくおく」
にこ「って、絶対そんなにしないよねっ!?」
ココロ「えへへ~! お姉さま、あっちのお店にも入ってみたい!」
にこ「じゃあそっちにも行ってみよっか♪ あ、その前にトイレは大丈夫?」
ココロ「ふぇ…? い、行ってきますっ」
にこ「ふふっ」
今日、ココロを連れてきて本当に良かった
だって、こんなに喜んでくれている……幸せそうな笑顔をすぐ傍で見られるのだ
姉冥利につきるというもので、私の胸の中は穢れのない幸せで満たされていた
……あっ、そうだ♪
ココロ「お姉さまぁ、お待たせしましたっ! お姉さまはお手洗い平気なの?」
にこ「スーパーアイドルはトイレなんてしないニコ~☆」
ココロ「さすがお姉さまっ! にっこにっこにー☆」
近くのブティックに立ち寄り、ゲームセンター、カラオケなどココロがまだ一人では訪れないであろう様々なこの街の景色を見せてあげた
ココロ「わぁ~マイクマイク~♪」
にこ「ココロは何歌うの~?」
ココロ「う~ん…、お姉さまの曲っ!」
にこ「じゃあこのニコニコ2000%ね~♪」
ココロ「私も歌いたいっ!」
にこ「もちろん歌っていいのよ~」
ココロ「2000%~! このスーパースマイル~♪ 広げるよ~♪」
にこ「上手ニコ~☆ やっぱりニコの妹ね~! よしよし~」
ココロ「ふあぁ~お姉さまぁ」
店から出ると辺りはもう薄暗く、吹き抜ける冷たい秋風が二人を襲ってきた
ココロ「うひゅぅ…っ、寒いっ」
にこ「ほら、これ着て」
ココロ「え? でも、お姉さまが」
にこ「ニコは営業とか撮影とかで寒いのは慣れてるから、これくらいへっちゃらよ」
ココロ「お姉さまぁ……くしゅんっ…」
にこ「はいはい、風邪でもひいたら大変でしょ?」
ココロ「うんっ、ありがと、お姉さま……温かい…」
にこ「ふふっ、今日は楽しかった?」
ココロ「うんっ!! すごくすっごーーく楽しかった!!」
にこ「それなら良かった。私もココロと一緒に遊べて楽しかったニコ~☆ だから、これ…お礼っていうのもおかしいかな? これからもニコと遊んでね♪」
そう言って私は、バッグからネックレスを取り出した
先程訪れていたアクセサリー店でこっそり購入しておいたものだ
ココロにプレゼントする為に
ココロ「えっ? 私に? これ、さっき見てたやつ」
にこ「ココロにすごく似合いそうだったから、ね」
ココロ「いいの?」
にこ「付けてあげる」
にこにーにこちゃん
少し屈んで、目線をココロと同じ位置に合わせる
夕陽のせいだろうか、ココロの顔がほんのり紅潮しているように見えた
星とハートが交互に連なっているネックレス
首元に手を回し、それを巻いてあげた
にこ「うんっ♪ 可愛いっ」
ココロ「わぁ~~っ! ありがとうっ、お姉さまっ!! 大切にするねっ!! にっこにっこにー☆ にっこにっこにー☆」
にこ「にっこにっこにー☆ さて、夕飯のお買い物して帰ろっか。今日は何が食べたい?」
ココロ「フカヒレの姿煮っこ煮っこみ~っ!」
にこ「それは無理かなぁ~」
「…………」
にこ「……?」
ココロ「お姉さま?」
にこ「何でもない、さ…帰ろ?」
私は手を差し出す
ココロもそれを握り返す
ココロ「お姉さまっ!」
にこ「な~に?」
ココロ「お姉さまだぁいすきっ!」
にこ「ニコもココロだぁいすきっ!」
ココロ「えへへ~、にっこにっこにー☆ にっこにっこにー☆」
にこ「にっこにっこにー☆」
「…………」
前半終わりですー
遅くともGWが終わるまでには後半部分も投下します
需要があるのか気になるころですが、まぁそんなことお構いなしに書きたいので書いていますー
ではではー
待ってますよ
楽しみにしてる
期待
海未さん的諸事情により完結まで書くことが困難になりました
申し訳ありませんがこのスレ落とさせて頂きますー
また立てるかもしれませんがその時は最後まで書ききってから立てますねー
しょうがないよね
乙でした
広報部も楽しみにしてます
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