加蓮「トライアドプリムスとペットショップ」 (37)


加蓮 「はぁーっ、いいなぁー…」

奈緒 「何だ、どうしたんだよ急に」

加蓮 「私も欲しいなー…」

凛 「私のハンバーガー?あげないよ」

加蓮 「ちがうー」

奈緒 「私のポテトか」

加蓮 「ちーがーうーもっと可愛いものだよ」

奈緒 「わかった!ネイルだろ、加蓮は何かにつけてネイルだよな全く」

加蓮 「ちーがーうーからドヤ顔やめなさい」

奈緒 「えー、じゃあ何だよ」

加蓮 「ハナコだよ…!」

凛 「ハナコ?」



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モバマスSS、短めです。


加蓮 「こないだ凛がトークにハナコ貼ったじゃん」

凛 「あー…夜中までトークしてた時」

奈緒 「あったあった」

加蓮 「もうそれが超可愛かった…!」

凛 「そんなに?ありがと」

奈緒 「確かにあの時荒ぶってたもんなー加蓮」

加蓮 「ねぇ凛…ハナコちゃんちょうだい…」

凛 「あげようか?ハナコ」

加蓮 「くれるの!?」

凛 「嘘だよ」

加蓮 「えーいじわる」

奈緒 「あげられるもんじゃないだろ…」


凛 「写メならもっとあげるよ」

加蓮 「やった!さすが凛」

奈緒 「あー、あたしにもくれ」

加蓮 「何だ、奈緒も欲しいんじゃん」

奈緒 「だって可愛かったし…」

加蓮 「だよねー…!」

凛 「トークに貼っとくね」

奈緒 「サンキュ」


加蓮 「あー私も飼いたいなぁーハナコ」

奈緒 「加蓮の家犬ダメそうだもんな」

加蓮 「私が体弱かったからねー」

奈緒 「まあ、しょうがないな」

凛 「犬なんてうるさいだけだよ?」

加蓮 「えぇー、そう?」

凛 「毎日散歩にも行かなきゃいけないし」

加蓮 「んー…」

凛 「体洗ってトイレだって世話しなきゃ」

加蓮 「でも可愛いでしょ?」

凛 「可愛いよ」

加蓮 「うわぁー羨ましい…」


加蓮 「あぁー、ハナコじゃなくてもいいから犬とふれあいたいよー」

奈緒 「やけにしつこいなお前…」

加蓮 「もう何だかわんわんの気分」

奈緒 「は?何て?」

加蓮 「ごめん今の無し」

凛 「じゃあさ、付いてくる?」

加蓮 「どこに?」

凛 「私今日帰る前にペットショップ寄ってこうと思ってたんだけど」


加蓮 「ペットショップ…」

凛 「ハナコに買っていかなきゃいけないものあるし」

加蓮 「行く!行く!」

凛 「奈緒も大丈夫?」

奈緒 「ん…そうだな、行ってみるか!」

凛 「よし、決まりだね」

加蓮 「よし!しゅっぱーつ!」

奈緒 「お前はまずハンバーガー食えよ」

加蓮 「あっ…」

凛 「会話に夢中になり過ぎだよ」

加蓮 「はーい…」


加蓮 「おぉーっ、結構広いじゃん」

奈緒 「こんなに近くにあるのに来たこと無かったなー」

凛 「まぁペット飼ってないと来ないだろうしね」

加蓮 「よっし犬見に行こう犬!」

奈緒 「はしゃぎすぎだろ、加蓮」

加蓮 「あっち?あっちか!わんちゃん!」

奈緒 「何か今日めちゃくちゃテンション高いなあいつ…」

凛 「ふふっ、まぁいいんじゃない?付き合ってあげてもさ」


加蓮 「うわぁー、可愛い…」

奈緒 「うぉぉ、たくさんいるな…」

奈緒 「ねぇ凛、ハナコってこの子と同じ犬種?」

凛 「そうだね、ヨークシャーテリア…ハナコはそれとダックスとのミックスだけど」

加蓮 「可愛い…もふもふしたい」

奈緒 「噛まれるぞー」

加蓮 「噛まれたい…」

凛 「痛いよ」

奈緒 「噛まれたのか?」

凛 「ヨーキーもダックスも気が強いからね」

奈緒 「飼い主に似たのかもな」

凛 「そうかな?」

加蓮 「羨ましい…」

奈緒 「お前は落ち着けよ」


加蓮 「見てー、こっちの犬もふもふだよ」

奈緒 「おー、可愛いな」

凛 「奈緒みたい」

奈緒 「そ、そうか?」

凛 「もふもふしてる」

加蓮 「でも奈緒は犬ってより猫だよねー」

凛 「ツンデレだからね」

奈緒 「はぁ!?あたしツンデレとかじゃねーだろ!」

加蓮 「はい、お約束いだだきました~」


奈緒 「あれだろ、猫は加蓮で犬は凛だろ」

凛 「私が犬?」

奈緒 「ドーベルマンとかっぽい」

加蓮 「あー、わかるそれ」

凛 「そうかな?」

奈緒 「ほら、あっちにいる」

加蓮 「うわ、おっきい…」

奈緒 「近づかないのか?」

加蓮 「大型犬はちょっと怖い、かも」

凛 「大きい子のほうがお利口で大人しかったりするんだよ…ね?」

加蓮 「凛、すごいな…」

奈緒 「さすが、飼ってる人は違うな-」

凛 「じゃあ私ハナコの道具見てくるから、二人で適当に時間つぶしてて」

奈緒 「おう、わかった」




加蓮 「鳥だよ-、鳥!」

奈緒 「可愛いな!こいつら」

加蓮 「私鳥飼おうかなー」

「コンニチワ!」

奈緒 「うおっ!?」

インコ 「コンニチワ!」

奈緒 「うぉぉ見ろ加蓮!こいつ喋るぞ!すげぇ!」

加蓮 「うわーすごい…お利口」

インコ 「コンニチワ!コンニチワ!」

奈緒 「うぉぉ凄いな!こんにちはって!」

加蓮 「…ふーん、あんたが私のプロデューサー?」

インコ 「コンニチワ!コンニチワ!」

加蓮 「ふーん、あんたが私のプロデューサー?」

インコ 「コンニチワ!コンニチワ!」

加蓮 「ふーん、あんたが私のプロデューサー?」

インコ 「コーン…ニチワ!コンニチコンコンニュチワ?」

加蓮 「ふーん、あんたが私のプロデューサー?」

インコ 「コーン…アンニチワタニチプロニューチャ?」

奈緒 「やめとけよ…」




凛 「お待たせ」

奈緒 「おー、おかえり」

加蓮 「あんたが私のプロデューサー?あんたが私のプロデューサー?」

凛 「…何してるの?加蓮」

奈緒 「何してるんだろうな…」

加蓮 「あっ凛!?もういいの!?」

凛 「うん、すぐに探してたもの見つかったから」

加蓮 「よし!じゃあ次行こう次!」

凛 「?そんなに急がなくてもいいのに」

加蓮 「いやぁー、楽しいなペットショップって!」

インコ 「…フーン!アンタガワタシノプロデューサ!アンタガワタシノプロデューサ!」


奈緒 「お、ハリネズミだ!珍しいな」

加蓮 「あっ、奈緒だ」

凛 「奈緒だね」

奈緒 「え、何が私なんだよ?」

凛 「昔加蓮と『奈緒ってハリネズミみたいだよね』って話してたんだ」

奈緒 「私が?ハリネズミ?」

加蓮 「うん。なんかツンツンしてる所とか似てるし」

奈緒 「だからツンツンとかしてねーだろ!」

凛 「あと髪の毛もなんだか似てるし」

奈緒 「そ、そうか…?」

加蓮 「それに可愛いし」

奈緒 「可愛っ…いや似てねーだろ!似てねーって!」


加蓮 「私ハリネズミ飼おうかな-」

奈緒 「ハリネズミってどうやって飼うんだ?」

加蓮 「それでねー奈緒って名前つける」

奈緒 「やめてくれ」

加蓮 「奈緒―ご飯の時間だよー」

奈緒 「恥ずかしいって!」

凛 「あのカラカラを一生懸命走り続ける奈緒」

奈緒 「走らねーよ!てかそれハムスターだろ」

加蓮 「それで疲れた奈緒と一緒に寝る」

奈緒 「ハリネズミと一緒に寝たら針が刺さりそうだな」


奈緒 「ハリネズミはダメだな」

加蓮 「えー、残念」

凛 「しょうがないよ。…じゃあ行こうか、奈緒」

奈緒 「凛、それハリネズミだ」

加蓮 「あれ?大きなハリネズミがゲージの外に出てる」

奈緒 「…おーまーえーらーなぁ…」

加蓮 「やばっ、怒った」

凛 「からかいすぎちゃったな…」

奈緒 「私はもう知らん!」

凛 「まぁまぁ奈緒、謝るよ」

加蓮 「ごめんね、奈緒」

奈緒 「…まぁいいよそんな、別に怒ってないし」

凛・加蓮 (毎度思うけど優しいな…)




加蓮 「魚だ-!」

凛 「このコーナー、蒼いね…!」

奈緒 「そうだな、ライトがな」

加蓮 「えへへー可愛い」

凛 「ねえ、マグロはいないの?」

奈緒 「マグロォ!?」

凛 「マグロってね、泳ぐのを止めると死んじゃうんだって」

奈緒 「あ、ああ…そうらしいな」

凛 「蒼いよね…!」

奈緒 「いやでもペットショップにマグロはいないだろ…」

加蓮 「いた!」

奈緒 「嘘ぉ!?」

加蓮 「うわー本物のニモだー」

奈緒 「ああ、カクレクマノミね…」

野生のハリネズミってかなり不潔だったっけ
危ない


加蓮 「私魚飼おうかなー」

奈緒 「何でもかんでも飼いたがるな…」

加蓮 「だってー」

凛 「…私も飼いたい」

奈緒 「凛もか?」

凛 「この蒼い熱帯魚…」

奈緒 「ホント青好きな…」

加蓮 「ねぇー、事務所で飼おうよ熱帯魚」

凛 「加蓮、それすごくいい」

加蓮 「でしょー?ねぇ、いいでしょー奈緒―」

奈緒 「えっあたし!?あたしじゃなくてちひろさんとかに言えよ」

加蓮 「だってちひろさんなんやかんやでうやむやにしそうなんだもん」

奈緒 「あー…」

凛 「検討するフリしてからの無かったことコースだよね」


奈緒 「じゃあプロデューサーにお願いするとか」

加蓮 「プロデューサーがちひろさんに勝てるかな…」

凛 「今度直接連れてきて買わせるしか無いね」

加蓮 「よし、凛それでいこう」

凛 「しっかり計画立てて失敗しないようにね」

奈緒 「プロデューサー大丈夫かな…」

凛ちゃんの蒼キチっぷりが…




奈緒 「ほら二人とも、いつまで見てんだよ」

加蓮 「え?そんなにだった?」

奈緒 「もう軽く10分は眺めてたぞ」

凛 「うーん…やっぱりこの蒼い魚がいいな…」

加蓮 「私はやっぱりカクレクマノミー」

奈緒 「飼う前提かよ」

凛 「ホントはマグロがいいんだけどね」

奈緒 「いや、マグロが泳いでる事務所は嫌だぞ…」

凛 「水槽とかも買わなくちゃだね」

加蓮 「いくらくらいになるのかな?」

凛 「計算してみないと」

加蓮 「まあ私達が買うわけじゃないけど」

凛 「そうだね」

奈緒 「プロデューサーをいたわってやれよ…」


奈緒 「ほら、もう魚コーナーから離れるぞ」

加蓮 「はーい、んー…疲れた…」

凛 「ふぅ…あっ」

奈緒 「どうした?」

凛 「ハナコのリードも新しく買うんだった…」

奈緒 「忘れものか」

加蓮 「じゃあついてくよ」

凛 「ごめん、ありがと」

ハリネズミの下りに笑った。

それとまあ熱帯魚は綺麗だからね。 仕方ないね。


加蓮 「いっぱいあるねー」

凛 「うん、おもちゃとかベルトとか首輪とか…」

奈緒 「何か凛がそういうの持ってるとそれっぽいよな」

凛 「それっぽい?」

奈緒 「女王様っぽいよな」

加蓮 「あー、わかる-!」

凛 「女王様…?そうかな…」

加蓮 「ちょっとこのベルト持ってみて」

凛 「こ、こう…?」

加蓮 「あーそれっぽいそれっぽい!」


奈緒 「こっちにベルトを…こう!」

加蓮 「あー!似合う!写メ取っていい?」

凛 「ちょっとやめて…恥ずかしいから」

奈緒 「もっと見下すような感じで!」

加蓮 「あーすごいSっ気あるわー」

奈緒 「奴隷とか飼ってそうな感じだよな」

加蓮 「それはアニメの見過ぎじゃない?」

奈緒 「えっ?」

凛 「もう恥ずかしいから終わり…レジ行ってくるよ!」



奈緒 「あー、行っちゃった」

加蓮 「さって、帰る前にもう一回わんちゃん」

奈緒 「結局犬かい」

加蓮 「だって可愛いんだもん」




凛 「買ってきたよ、また犬見てたの?」

加蓮 「おかえりー」

奈緒 「ほんとに気に入ったんだな、犬」

加蓮 「んー、昔っから飼いたかったからねー…」

奈緒 「そっか…」

加蓮 「テレビで犬とか見るとね、私も飼いたいなーってちょっと寂しかった」

凛 「加蓮…」


加蓮 「あの頃はね、あんまり外にも出れなかったから…犬見たことも数えるくらいで」

奈緒「…もう少し見てるか?」

加蓮 「…ううん、いいや。行こっか」

奈緒 「もういいのか?」

加蓮 「もうちょっと見ててもいいけど…今は凛と奈緒がいてくれるから、寂しくないかなって」

凛 「うん…そうだね」

奈緒 「何だよ…照れくさいこと言いやがって」

加蓮 「えへへ…」





凛 「まあ、また来るしね」

奈緒 「ホントに買わせるのか?熱帯魚…」

加蓮 「買ってくれないかな?」

奈緒 「どうだろ…プロデューサーもそんなにお金なさそうだし」

加蓮 「えぇーっ」

奈緒 「あっでも、あたし達がもっと売れたら買ってくれたりするかもな」

凛 「マグロも?」

奈緒 「いや、マグロは知らんが…」


加蓮 「そうだね、私達がもっと人気アイドルになれば…」

奈緒 「むしろ熱帯魚とか事務所にプレゼント出来るくらいにな」

加蓮 「それ、いいかもね」

凛 「ふふっ…何だか私すごくやる気出てきちゃった」

加蓮 「ねぇ、凛、奈緒…これからも私達三人で!」

奈緒 「ああ、人気アイドル目指して!」

凛 「走っていこう…!止まるつもりはないから、ついてきてよ?」

奈緒 「ったく、当たり前だろ!」

加蓮 「…よーっし、トライアドプリムス三人で、これからもがんばってこー!」

「「「おーっ!」」」



加蓮「トライアドプリムスとペットショップ」おわり

おつ



おわりですー
家の犬がうるさいので書きました。
凛様に首輪選んでもらいたい勢です。

最近書いたもの
ありす「あ、リス」美羽「ふっw」
美羽「みうさぎノートと」加奈「今井メモ!」

読んでくれた皆様ありがとうございました!

マグロはさすがに無理だろ
カジキにしとこう

おつ
マグロ飼うってどう運んでもらうんだろ…

おっつおっつ
P「いざとなったらマグロになりそうな奈緒で我慢しなさい」

しぶりん蒼キチすぎぃ

あとしぶりんはむしろ犬の方だと思います

マグロを飼うためにトップアイドルを目指すのか…?

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