ゴジラ対スーパーロボット大戦Z 呉爾羅篇 (421)

参戦作品

・スーパーロボット大戦Z 破界篇~時獄篇 参戦作品

・ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃

・その他ゴジラシリーズ登場怪獣予定


立ったら超ゆっくり書く

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1398439380

超ゆっくりでいいから是非とも完結させてくれ支援期待
ゴジラ大好きなんだ

様々な世界、様々な宇宙……
別の時空に存在するそれらは並行世界と呼ばれ、互いに交わる筈のないものであった。

そう……あの日が来るまでは。


大時空振動…。

ある世界で発生した巨大な時空振動により、それぞれの世界を隔てる次元の壁が破壊された。

その結果、数多の並行世界は、互いに交じり合い、多くの新たな世界が生まれた。
それが多元世界の誕生である

新たな世界の誕生は新たな出会いを生み、新たな出会いは新たなる戦いを生み、多くの、多元世界が誕生から長い混沌の中にあった。

しかし、その中の幾つかには次第に新たな秩序が生まれていった。


※スーパーロボット大戦Z 時獄篇 引用

ゴジラ逃げて
超逃げて

スパロボでやるなら
ギルギルガンとかドラゴノザウルスあたりとぶつけても面白そう。
第3次Zにはでないだろうけど。

あの作品のゴジラくそ強いんだよなぁ

時の牢獄を打ち破ったZ-BLUE。

次元の壁が崩壊した先に一行が見たものは、もう一つの地球であった……。


「こっちの地球にはガンダムが居ないんだな」
会議室の席で、多少パーマのかかった男が、向かいの男に冗談混じりに語りかける。

「殆どの多元世界に存在したからな…俺も少し驚いたよ。比較的平和な世界なんだろう、羨ましい限りだ」

黒髪の男が受け答える。

パーマの男の名は、アムロ・レイ。
過去、多元世界で起こった戦争で、ZXUTH、ZEXIS、Z-BLUE…独立部隊の中心人物である。

黒髪の男は、ブライト・ノア。
ZEXIS以外の独立部隊にて、隊の指揮官を勤めた人物である。

ガンダムぐらいなら圧勝できそうだな

亡霊ゴジラって物理的手段で倒すの不可能じゃないかな

2人はとある理由で、新たな地球の日本に降り立っていたのである。

「驚いたよ、行方不明だったメンバーが、この世界…まさか日本に跳ばされてたとはな…」
ブライトが苦笑いを浮かべる

「確か西暦だったな?しかし、防衛の為だけの軍とは面白いな」

2人が通された部屋は、防衛軍の一室であった。

2人が部屋で談笑をしていると、扉のノックが鳴った。

「やあやあ!お久しぶり!元気にしてましたか?」

ノックと同時に部屋の扉が開くと、それと同時に、快活な声が部屋に響き渡った。

「相変わらずだな、元気そうでなによりだ。万丈」

「ブライト艦長は少し貫禄が出たんじゃないですか?」

「ブライトは司令官に出世したからかもな」
再会した三人が冗談まじりに会話する


男の名前は、破嵐万丈。
ZEUTX.ZEXIS.部隊のメンバーとして多元世界の戦争を戦い抜いた男である。
先の戦争では、行方不明になっていた


「行方不明になった時は心配したぞ。まさか時空振動に巻き込まれてたとはな、一体なにがあったんだ?」

「……それが、よく分からないんですよ。ただ…世界に来たのは、時空振動が原因ではないと思います」

「時空振動が原因ではない?どういう事だい?」
万丈の予想外の答えに、アムロは訝しげに質問をぶつけた。

「時空振動に引き込まれたというより…何かに引っ張られた感覚だったんですよ。」

「何かに引っ張られた…?」

「ええ、何か恐ろしい………怨念めいたモノに」

>>8
量産機でも大抵の場合はビーム兵器持ちだし下手な対怪獣兵器より火力も機動力も有るぞ

そもそも一年戦争期のビーム・ライフルですら直撃なら戦艦をも一撃で沈める威力がある訳だし

そもそも怪獣同士だと、軽くなぎ払ったら戦車隊が吹っ飛んだり
ビル街に風穴開くような攻撃の応酬でピンピンしてるわけで

「なんだ万丈、ニュータイプみたいな事を言うんだな」
ブライトが苦笑する

「ま、正直怨念云々を僕は感じられなかったんですけど…ティファがね」

「ティファが?」
万丈が発した名にアムロが反応を示す。

ティファ・アディール。
ニュータイプの少女。
予言めいた、高いニュータイプ能力でZXUTH.ZXITHメンバーたちを助けた。

「ええ、アポロやジロンなんかは気のせいだなんて笑ってますけど、何せティファが感じた事ですから」

「そうか…ティファの言葉なら安易に無視出来ないな。頭の片隅に入れて置いた方がいいな」

話の途中、再び部屋の扉が叩かれる。

「失礼します」

部屋に、サングラスをかけた軍服姿の男が入ってきた。


「初めまして。防衛軍の准将を勤めている、立花泰三と申します。」

「はっ!私は地球連邦所属。ブライト・ノアであります。階級は大佐であります。」

「初めまして、自分はアムロ・レイ。階級は大尉です。」

「ブライトさんにアムロさんですか…、本日は、わざわざ足を運んでいただいて有難うございます。」

立花は2人に頭を下げる。

立花の強面や准将らしからぬ柔らかな対応に2人は驚く

「あ、頭を上げて下さい准将!」
予想外の立花の応対にブライトが狼狽する

「ははは!」
突然、万丈が場違いに笑い出す。

「ば、万丈!」
予期せぬ万丈の行動に、焦るブライトが万丈を睨み付ける

「立花さんは誰にでも礼儀正しい人なんですよ。2人共、こんな強面が礼儀正しくて驚きましたか?ははは!」
万丈が2人を更に焦らせる

「おい!」
アムロが万丈に近寄り、耳元で小さく声を荒げた

「万丈君…」
立花が軽く咳払いをし、サングラスに指をかける

「すいません。泰三さん。つい、おかしくて、からかってしまいましたよ」
万丈は笑みを浮かべたまま立花に謝る。

「泰三さん?」
万丈のフランク過ぎる態度に違和感を感じる2人

「ああ2人共、僕たちメンバーは立花准将…泰三さんに御世話になってるんですよ」

「なに!?」

後々万丈の口からメンバー全員が一緒の場所に跳ばされた事…
場所が防衛軍の敷地内だった事。
機体の徴収を立花が防いでくれた事などを聞かされた。

「半年近く滞在してますが今の所、僕たちの存在は関係者以外には知られてません。こっちの日本の公務員は口が固いですよ」
万丈が冗談を交えて近況を語る

「そうか…だが、地球ごと時空振動に巻き込まれた今後は分からんな」
ブライトは顎に手をあて考え込む

「大丈夫ですよ。ブライトくんたちが、この地球に来たように万丈くんたちも帰れる。今更公になった所で問題ないでしょう。」
立花が笑顔で答える

「しかし、今まで匿っていた事が公になった場合、准将が責任を追及されるのでは…」
アムロが心配そうに立花を見つめる。

「……それも大丈夫ですよ。こちらの世界の事は心配無用です。安心して下さい。」
立花は優しく諭す


そして、立花は仕事の為、部屋を後にした。

「いい人だな…」
アムロがぽつりと呟く

「そうでしょう。跳ばされたメンバーみんなが慕ってますよ」

「はぁ…。防衛軍の士官が羨ましいよ」
自身の今までの上官と立花を比べブライトは皮肉混じりに答えた

「だからこそ余計、立花准将に迷惑をかけたくないな…」
アムロが考え込む

「まあまあ、何とかなりますって、そんな事より、今は他のメンバーに会いに行きましょう」

「随分余裕だな?何か考えがあるのか」

「任せてくださいよ…僕を誰だと思ってるんです?噂の破嵐万丈ですよ」

まさかゴジラのSSが見れるとはたまげたなぁ

マッハ越えするキングギドラさんの突撃を回避するゴジラさん。

ゴジラ、ゴジラじゃないか!

宣言通り、噂の破嵐万丈の活躍により、隠蔽問題は表に出る事はなく、立花は責任を問われる事はなかった。

そして時がたち……
2つの地球による同盟協定が調停される。

「…まさかZ-BLUEの面々が軍事留学の名目で駆り出されるとはなぁ…厄介払いだろう」
防衛軍基地の部屋で、赤服を着た黒髪の少年が愚痴を零す

「そう愚痴るなよ。ろくでもない人間が迷惑かけるよりいいだろ?」
青髪の少年が笑顔で受け答える。

赤服の少年の名前はシン・アスカ。

ZEUTHから始まる全ての多元戦争に隊のメンバーとして参加している。

青髪の少年の名前はカミーユ・ビダン。
シンと同じく全ての戦争に参加している。

「そうだけどさ……でも、来訪して間もないのに、調停やら軍事協力だの凄いスピードで決まったよな」

「この地球は多元世界が初めてだからな、早々に混乱を収めたかったんだろう。それに……連邦の軍事圧力があったのかもしれない。」

「あっ…マクロス船団の時みたいにか」

「ああ…」

真面目な空気を切り裂くように1人の男が現れる。

「もう2人揃って、な~に辛気くさい顔してんのよ!」
緑髪の中性的?な男性が2人に声をかける

「あっ、リーロンさん。今日の技術指導は終わったんですか?」

「終わったわよ、でも、まさか私たちが技術提供する立場になるだなんてねぇ…暗黒大陸暮らしの時には考えもしなかったわよ」

男の名は、リーロン・リットナー。
ZEXIS.以降の戦争に参加。
持ち前の頭脳を生かし、大グレン団が属するZEXIS.Z-BLUEを助けた。

「教えるも何も、リーロンさん以外に、あのトンデモ兵器を理解出来る人いるんですか…」
シンがポツリと呟く

「あら、なにか言ったかしら…?」
リーロンが妖しくシンを見つめる

「何も言ってません!」
シンが慌てて否定する

「でも……変ですよね」
カミーユが神妙な趣で言葉を発する。

「なにが変なんだよ?」
シンは、これ見よがしにカミーユに乗っかる

「だってそうだろ?比較的平和な地球…そして、この日本は特に平和だ。なのに、ガンメンのような強靭な兵器が必要か?」

「………」
リーロンは黙って聞いていた。

「そう言えば…そうだよな」
カミーユの話を聞いてシンの中にも疑問が湧いてきた。

「リーロンさんは何か知ってるんじゃないんですか?」
カミーユがリーロンに訊ねる。

「ふふ、流石はカミーユね。鋭いわ、現状の日本ならガンメンどころかMSも必要ないわ。でもね……日本には必要なのよ、ガンメンがね」

「じゃあ一体?」
シンが困惑した表情をする。

「それは日本がある問題を抱えてるからよ……」

「問題…ですか?」
リーロンの真剣な態度に、カミーユに緊張が走った



「そう、問題の名は………ゴジラ」

ガメラはでますか?

ゴジラせ世界の自衛隊はチートやで

GMKのゴジラとかいくらなんでもMSとかじゃ勝ち目ねぇよwwwwww
グレンラガン、ガンバスター、真ゲッター位だろ、対抗できそうなの。

ある意味GMKゴジラの分身にあたる、東京SOSで向こうのゴジラと共に日本海溝に消えた四式機龍が次元転移してきたら面白そう。

噂のヤングエリートは出ないのかね?

GMKゴジラは心臓だけになっても生きてたからな

>>24
四式×
三式??

スパロボにマントルの中をスイミングできるような機体ってあったっけ。それを平然とこなすのがゴジラ

ゴジラは歩く月光蝶だからなぁ

放射能熱線はどの機体まで通用するのかな

Zシリーズに出てるガンダム系ならW、X、∀、種死、OOなら問題無さそうだがな
マクロスはバルキリーでも反応弾やらフォールド爆弾やらあるし

いや都市にクレーター作るような攻撃はアカンやろ
ここは空飛べる人達で南の島とかに穏便に運ぶ方向で…

ただ間違っても接近戦を挑んではいけない。昭和ゴジラでさえメカゴジラの首をねじ切る

つまりスナイパー組の出番ですね!

「ゴジラ……ですか?」

「そ…、ビキニ環礁で行われた水爆実験の影響で生まれ、半世紀近く前、この国で破壊の限りを尽くし、口から放つ放射熱線で日本を火の海にした核の申し子よ」

「核の申し子……ヘテロダインのような物なんですか?」
カミーユが疑問をぶつける

「いいえ、彼らと違って群れがない……、一つの存在。ゴジラはオンリーワンよ」

「国を焼く怪物だなんて…!防衛軍だけで無理なら俺たちが協力して何とかしましょうよ…」
過去の体験を重ねたシンが苦悶の表情を浮かべる

「シン…」

「必要ないわよ、ゴジラ退治されてるから」

「え!?」

リーロンから衝撃の発言が飛び出した

「どういう事ですかっ!?」
シンが動揺する

「シン、落ち着け!」
カミーユはシンに落ち着くよう促す

「……ゴジラは現れた時に、当時の防衛軍に退治されちゃってるのよ」

「そ、そうだったんですか」
シンは安堵の表情を浮かべる

「……それっておかしくないですか?」
カミーユがリーロンの言葉に噛み付いた

「………」

「おい、カミーユ」
カミーユの漂わせる空気にシンが慌てる

「リーロンさん、言いましたよね。この国は問題を抱えてるから、ガンメンが必要だって…そして、抱えてる問題はゴジラ…」

「………」
リーロンは黙ってカミーユの言葉を聞いている

「矛盾してませんか?退治されてるならガンメンは必要ないじゃないですか?それに……水爆実験で生まれたゴジラが…当時の、この世界の兵器で倒せるとは思えません!」

「全く…カミーユは本当に鋭いんだから」
リーロンは感嘆としていた

「じゃあ…」

「ええ……ゴジラは生きてるわ。ただ、カミーユ…、一つだけ間違いがあるわ。」

「間違い…ですか?」

「そっ、当時の日本はね……本当にゴジラを撃退したのよ」

これは期待したい

期待

しかしバサラ一人で十分な気がするんだが
ゴジラと友達になって終わりだろ…

あーでもゴジラの皮膚にスピーカーポッド刺さらないかも
それにゴジラの声めちゃくちゃうるさいからバサラやランカの声聞こえなさそう

「えっ?でもゴジラは生きてるって…」

「話を最後まで聞きなさいよ」

「すいません…」
落ち着かないシンをリーロンが諭す

「確かに退治はしてないわ。でも撃退には成功したのよ。」

「本当ですか!?」
カミーユが驚く

「……本当よ。ただ、カミーユの言う通り通常兵器では手も足も出なかった。」

「……」
カミーユたちは黙って聞いていた

「ここからは立花ちゃんも知らないゴジラに関する本当の歴史話。」

「立花准将が知らない?」
リーロンの言葉にカミーユは食い付いた。

「そうよ。立花ちゃんだけじゃない、政府高官以外、この国の殆どの人が知らない事実。私はガンメン技術提供の際に知る事が出来たけどね」

「……続けて下さい」
カミーユがリーロンに促す


「……この国ではゴジラの存在自体は隠してないわ。隠しているのは、防衛軍がゴジラを撃退も退治もできなかったという事だけ…」

「それじゃあ、どうやってゴジラを…」
シンが口を開く

「それはね、たった1人の男が命を賭けて撃退したからよ」

「誰なんですか?」
カミーユはリーロンにその人物の事を訊ねる

「歴史の影に隠れ世界を救った天才………芹沢大助」

接近すればパイロットが被爆するし(キリコ以外)神も殺す怨念相手じゃ正攻法じゃどうしようもない
経緯的にバサラとかの歌も効果が望めないし熱戦を防げる防御力がある機体も少ない

どうすんのコレ……

書いてて思ったけどそうだよ被爆しちゃうんじゃん……どうすんのよ……マッハで飛行する相手に苦もなく熱戦当てるしその熱戦吐いたらキノコ雲まで出来るし……

流石に大丈夫だと思うがスパロボ側で死んじゃう奴出たりしないよなコレ?

ゲッター線がなんとかしてくれるから(震え声)

宇宙で活動できる機体なら被曝の心配はないよな

けどサイズと武装的にボトムズとフルメタはどうしようもないという悲しさ…

宇宙戦闘可能にしてある機体なら被爆そのものの心配は要らねーよ
ターンエーとGなら熱線も力比べも問題にならんだろ
問題は「どこで倒すか」と「倒したところでいずれ蘇る」というところにある

「オキシジェン・デストロイヤー?」

「そう、別名酸素破壊剤。芹沢博士が開発した悪魔の発明。大気中で使われたら人類を簡単に死滅させられる代物よ」

「そんな恐ろしい物が……、まるで月光蝶だ」
シンが唾を飲みこむ
「そうね、恐ろしいわね。でも、オキシジェン・デストロイヤーが兵器転用される事はなかったわ」

「えっ?」

「芹沢博士が設計図を燃やしたからよ。」

「一体どうして?」
シンが問いただす

「兵器転用を防ぐ為に決まってるじゃない…」
リーロンが呆れ顔を浮かべる

「シン、少し静かにしてろ」
カミーユがシンに釘をさす

「うっ…わかったよ」

「ふぅ。いいかしら?そして…もう一つの設計図である芹沢博士自身は、たった1つのオキシジェン・デストロイヤーを抱え、海中に眠るゴジラの下へ向かった。そして辺り一面を死の海に変えゴジラと共に心中したのよ」

「そうだったんですか…」
カミーユは心痛な表情を隠せなかった


「でもね…誤算があったの」
リーロンが悲しげに呟く

「誤算?」

「ゴジラは完全に液化しなかった…耐えたのよ」

「そんな!?量が足りなかったんですか!?」
シンが声を荒げる

「どうなのかしらね…当時の被害状況とゴジラの全長…私なりに計算してみたけど充分な筈なんだけどね」

「……」
二人は言葉を失っていた

「ゴジラ……仮に現れたら相当厄介なヤツよ」

問題は倒す場所だよなぁ…せっかくのグレンラガン、ゲッター、ガンバスも地球じゃ本気出せん…
アサキムが都合よく宇宙とかに移動してくれるかな(適当)

>>43
ゲッター線も放射線の一種……

おい、ゲッター線がゴジラ進化させようか迷い始めたぞ!?

とりあえずボン太くんが何とかしてくれるはずや

「今の話は立花ちゃんや防衛軍のみんなには内緒よ!Z-BLUEメンバーにもヒョイヒョイはNGだからね!」

「わ、わかってますって!」
シンが答える


後でわかった事だが立花准将は幼い頃、ゴジラ襲撃の現場に出会していた。
家族を失った悲しみや恐怖心。現場で自分を救ってくれた軍人への感謝。ゴジラを退治した防衛軍への憧れ。様々な思いから、この道を目指したそうだ。

「言える訳ないよ」
シンが悲しげに呟いた…

ゴジラは一度撃退できても短期間で対抗手段を身につけるしな
メカゴジラ戦での全身磁石化を使われたらスナイパー組を一網打尽だろうし


だが、仮に倒せたとして、別の宇宙に行ったときにガンダムにゴジラ細胞が付着したりしていたら宇宙では完全無敵のあいつが…

某日 深夜

西暦地球の太平洋上空をネオ・ジオンの洋艦ムサカが飛行していた。

「大尉、準備が出来ました!」

「よし、では作業にかかれ」

大尉と呼ばれた男の名はアンジェロ・ザウパー。
先の大戦で完全に枝分かれしたネオジオン。
フル・フロンタル派の急先鋒である。

「この地球の軍事力はたかが知れてる。我ら親衛隊にかかれば国を落とす事など容易い」

「大尉。やはり今回の作戦は安易過ぎませんか?同盟調停以降、少ないながらも、この地球にもMSやATが配備されてます。大佐に許可を得てからの方がよろしいのでは?」
副官と思わしき人物がアンジェロに苦言する。

「貴様…臆病風に吹かれたか!」
アンジェロは副官の言葉に激昂する。

「違います。私はただ冷静に…」

「黙れっ!都落ちした我々は一刻も早く土台となる土地を得なければならんのだ!この作戦は大佐に必要な物だ!」

「だからこそです。」

「黙れといったぞ」
アンジェロは副官と思わしき男の額を撃ち抜いた。男は糸が切れた人形のようにその場に倒れこんだ。


「おい、裏切り者の死体を始末しろ」
アンジェロは、そばの兵に命じる

「は、はっ!」

「先ず出始めは日本だ。そして、徐々に領土を広げてやる。……待っていて下さい大佐」
アンジェロが1人悦に入ってる時…


搭乗するムサカが激しい揺れと轟音に襲われた

デストロイア、スペースゴジラ、マグロばっか食ってる奴に期待

アンギラスとかカマキラスも忘れちゃいけない

「な、なんだ!?敵襲か!!おい貴様!レーダーはどうなってる!」
アンジェロは動揺すると同時に操縦士を怒鳴りつける

「わかりません!レーダー反応はありません!突如…」

再びムサカが激しく揺れる

「くっ、なんだ…今の光は!?光学兵器か?」
アンジェロは激しい閃光に目を瞑らせる

「舐めやがって…!ギラ・ズールで出る!行くぞ!」

「はっ!」

アンジェロは、パーソナル・カラーの紫に塗装されたギラ・ズールに乗り、他の親衛隊員のギラ・ズールと共に漆黒の空へ飛び出した。

「舐めやがって…何処だ!」


親衛隊の前に巨大な影が現れた

「ば、化物…!」

「た、隊長!逃げましょう!」

「な、何を言ってる貴様ら!シッカリしろ!我々は誇り高い親衛隊だぞ…」
アンジェロは震えた声で隊員に喝を入れる

そんな彼ら親衛隊とムサカを巨大な光が襲った

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


西暦世界の地球。太平洋

この場所で、フル・フロンタル親衛隊は人知れず、この世から消滅した……

>>48>>51
ゲッター「こいつと人類で無限進化ktkr」

ゴジラの恐怖感をうまく演出した文章表現だ

見事なまでのかませっぷり

そもそも、本編でゴジラが破壊した兵器も結構なオーバースペックばかりだしね……。

アンジェロ生きてそうだけどなwwwwww

ゴジラは恐ろしければ恐ろしいほどよい
怨霊ゴジラがそうかはわからないけど核動力のMSはやばいな。機体の核エネルギーと殺された人の命でどんどんパワーアップするんじゃ…
あと関係ないけどリーンの翼とは話の相性よさそう

【クリアにおいて気を付けるポイント(GMKゴジラ)】
・少なくとも外皮だけで水圧耐え・地圧・マグマ耐えが出来る
・毒りんぷんにも耐えている
・体内は核エネルギーが充満しており口から最大核爆発(原爆?)クラスのエネルギーを発射・連射可能?
・ミサイル効果なし
・戦車砲効果なし
・背後からの攻撃を察知する野性
・進化したギドラのフルパワーの引力光線を吸収して熱戦に上乗せし返り討ちにしたことからエネルギー吸収能力があると思われる

【注意すること】
・敵をいたぶる獰猛性と深い人間への憎悪、さらにトドメをしっかり刺す残忍さがあるため捕まらないこと
・空高くをマッハで動く相手を捉える動体視力と反応を持つ為遠距離でも油断せず注意すること
・1発も熱戦を貰わないこと、特に連射に注意すること
・接触しないこと(重量差で尾や爪だけでもヤバイ)
・ダメージを与える武器をまず持つこと
・狙いを絞らせないこと
・怨念の塊に近く肉体が消しとんでも心臓だけで生きてたり期間を置くと再生するので注意すること

モンハンなら討伐依頼出した奴に散弾ありったけぶちこむレベルの無茶ぶり

肉体消し飛ばすだけならある程度以上のモビルスーツでも行ける
怨念ごと何とかするにはゲッターとかサイバスターとかネオグランゾンとかイデオンとかそんなオカルト兵器が必要

怨念の塊とニュータイプって相性最悪じゃね?

カミーユ辺りはシロッコの置き土産食らった状態になるな
アムロは邪気を感じる程度で済ませそうだが。ウッソもいれば耐えそう

???「その怨念を殺す!」

大グレン団の螺旋力かアクエリオンのトンデモならワンチャンあるか?>怨念

暴走状態のバーニングゴジラと怪獣無双をやって宇宙空間の敵に精密射撃を叩き込んだFWゴジラはどっちが強いのかな

こうして設定を並べ立ててみるとつくづく凄いなゴジラ…

お前らメッチャゴジラに詳しいな!!
おれも見てくるよ!

雑談多過ぎ
作者でもないのに設定の定義とか
邪魔だろ

参考になるかわからないけどゴジラスペックのコピペ置いときますね

ゴジラスペックのコピペ(詳細版)
・核爆発で生まれてからは三度の飯が放射線
・大気圏外の巨大隕石を熱線で狙い撃つほどの視力
・音速で移動する昆虫怪獣にカウンターを浴びせられる反射神経
・自分の放つ熱線を1万倍で反射されても平気な顔
・↑反射した側が溶け出す始末
・神の放つ光線を背鰭に吸収、自分の熱線に上乗せして放った
・火山に放り込む→ふわーよく寝たー
・生物兵器で200年は眠らせる→地獄の未来
・歴史改竄で存在ごと消す→さらにパワーアップして復活
・マグマの中を泳いで移動更に地殻の下のマントルを移動
・ミサイルの雨を受けても余裕の表情
・東京が消し飛ぶ隕石が命中しても特に動じる素振りを見せないタフっぷり
・海の怪獣が土俵の海で、しかも2匹がかりで挑んだが戦闘描写も無しに抹殺された
・ブラックホール砲が直撃したが何事もなかったかのように再登場
・群体生物なら余裕だろうと大勢で挑んだら焼き払われた
・失明したり片腕溶かされたけど、相手ぶっ殺して私は元気です!
・宇宙空間なら余裕だろうと宇宙に連れ出したら真空なのに元気にはしゃいでた
・はしゃぎすぎて連れ出した宇宙人が壊滅した
・頭悪いかと思いきや、ジェスチャーへの理解が高く悪知恵が凄い
・人間の兵器を効率よく再利用
・雷を浴びて自分に磁力をつけて、宇宙ロボットを引き寄せて力任せにスクラップ
・串刺しにしたら死ぬかと思ったけどそんなことはなかった
・体内に消化液や毒を流したのでなんかあると思ったら何もなかった
・地球の守護神を噛み殺す
・地球の守護神に魔法で封印されたけど一年で封印を破る
・未来と世界の技術を用いたスーパーロボット→スクラップ
・息子にはスパルタ教育。体罰も辞さない
・息子をいじめる不良にもスパルタ。体罰も辞さない
・敵が空を飛んで逃げたので、熱線を使って自分も飛ぶ
・数十年も氷漬けになっていたが、解凍直後、地球の守護神を破ったサイボーグ怪獣を一撃でスクラップに
・幼虫モスラには勝てない
・親バカ

あくまでコピペなので内容は関知しない
たしかうろ覚えだがゴジラの熱戦は10万度だったかの熱量だったはず
10万度の熱に耐えれる機体なら熱線は防げると思う。パイロットが耐えられるかはまた別だが

【仮面ライダー】特撮SS総合・雑談スレ【ウルトラマン】その2
【仮面ライダー】特撮SS総合・雑談スレ【ウルトラマン】その2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394369232/)

強さ議論とか、このSSに直に関係のない雑談はこちらでどうかお願い
クリアのポイントとか横から書かれてもこれから先の展開に縛りをかけかねないし、>>1にとっても邪魔なだけでしょ
そこは自重するところでは?

「ゴジラが生きてるですって!?」
防衛軍司令部の一室に立花の声が響き渡る

「どういう事ですか?」
立花は部屋の主である、日野垣 書記官に静かに詰め寄った。

「立花くん!落ち着いて」
そんな立花を上官の三雲が宥める。

「…どういう事ですか?」

「…昨日未明、太平洋でゴジラと思わしき反応が見られた。」
日野垣が口を開く

「何故ゴジラが?防衛軍が退治したのではないんですか?」
立花は当然の疑問をぶつけた

「退治してないんだ…してないんだよ!」
日野垣は大きな声ではないが、多少興奮気味にゴジラ退治を否定する。

そして…半世紀前の真実が立花に語られた


「…わかりました」
立花は全てを飲み込んだ

「…我々は不幸にも時空振動に巻き込まれた。ただ幸いにも双子とも言える、もう一つの地球に出会えた。ただ双子とは言え違うのは、科学技術……ガンメンなどが、その例だ。」
日野垣が語る

「それでは、リットナー博士は?」

「そうだ…ガンメンはゴジラ対策の一環だ」
日野垣は小さく頷いた

「そうでしたか」

「向こうの地球にはゲッター線や光子力などの未知の技術がまだあるらしい…案外ゴジラは楽に倒せるかもな…」
日野垣が笑みを零す

「……」
立花は黙って見つめていた

「アンジェロの音信が途絶えただと?」
宇宙空間に浮かぶ紅色の艦レウルーラの艦内。
ネオ・ジオン、フロンタル派の首領フル・フロンタル。

「はっ…数日前から一切連絡が出来ず、アンジェロ大尉からの連絡もありません。」

「ふむ、妙だな。アンジェロなら定期連絡は欠かさない筈…反応が途絶えた場所は分かるか?」

「はい。大尉達の乗るムサカの反応が消失した場所は、西暦地球の太平洋…日本近海です」

「そうか……平和な地球(ほし)と思っていたが、違ったようだな」
フロンタルは軽く下を向いた

「大佐…大丈夫ですか?」
アンジェロの事で落胆したと思いこんだ兵が気遣う

「何…、平気さ」
フロンタルは顔を上げた

「どうやら赤い彗星が降りるしかないようだな…もう一つの……重力の井戸へ」
フロンタルは笑みを浮かべていた


フロンタルの来訪が、西暦地球に混乱を生む事になった

何か大変だな あんま雑音気にせずがんばって完走して欲しい

「フロンタルが来てるですって!?」
防衛軍司令部の待合い所…カミーユが持っていた、コーラの缶を握りしめる

「ああ、…今は三雲中将と立花准将が応対している」
ブライトはホットコーヒーを飲みつつ、現状を説明した。

「ヤツの事だ。何かしら思惑があるんだろう」
アムロがホットココアを飲み呟いた。

そんな中…
「何でもいいじゃねぇか!」
1人の男が一気に炭酸ビタミン飲料を飲み込みんだ後に言った。

「シモン…」
男の名前はシモン。
ZXITH.Z-BLUE.所属にして大グレン団を率いる男。
そして、グレンラガンの操者。

「ろくでもない事を考えてるなら叩き潰すまでだ!そうだろ?」
シモンは豪快に言い放つ

「ふふ、そうだな」
皆に笑みが零れた


時を同じくし、同じ建物の一室では、立花たちとフロンタルの会談が始まっていた……

「し、知らん!知らんよ!太平洋日本近海だなんて…勘違いじゃないのか!」
会議室の席で、三雲が向かいに座る、1人の男に向かって慌てふためいた様子で言い放つ。

「おかしいですね…最後の反応は確かに確かに日本近海でした。何か隠しておりませんか?中将?」
向かいに座るフロンタルが三雲に詰め寄る

「か、隠しとらんよ!言いがかりは止したまえ!」
三雲は焦りを隠せなかった

「困りましたな…」
フロンタルは、顎に片手を当て目を瞑る。

「待って下さい。」
三雲の隣に座る立花が沈黙を破り口を開く

「……何ですかな?」

「先ずは、フロンタル大佐……あなた達ネオ・ジオン…多元世界の技術は、我々より技術水準が上です。当然ステルス機能も高いでしょう」
立花が静かに語る

「……日本の技術は高いと聞きましたが?」
フロンタルが一言返すも、立花はすぐさま首を横にふった…。

「それでも及びませんよ……何せ……領空侵犯した部隊に気付けないんですから」
立花は真剣な眼差しで、フロンタルの瞳を射抜く

「!!」
フロンタルの顔色が変わる

「普通ならスクランブルをかけますよ?情けない話ですが気付けなかったんですよ」
立花は表情を変えず続けた

「そうだよ!気付いてたらスクランブルをかける!領空侵犯の方が問題だ!」
三雲が勢いづく

「……なる程、確かに今回は此方に非があるようですな」
フロンタルは頭を下げ席を外す

「いえ、仮に事故に遭ったなら、人命救助に間に合わなかった我々にも落ち度があります。」
立花は静かに頭を下げた

「准将の心遣いに感謝します。……准将のような人間(ヒト)に宇宙(ソラ)へ上がって貰いたいものですな。」
フロンタルは笑みを浮かべ立花を見つめる

「………」
立花は黙していた


「ん??ん??」
残された三雲は訝しげに、立花とフロンタルの顔を交互に見る

「准将…失礼ですが、今日の会談の件をお聞きしたいのですが…」

防衛軍立花の個室に出向しているZ-BLUEの面々が集まった。
ブライトが代表し、立花に質問した。

「……確か、ネオ・ジオンと君たちは敵対関係だったな」
立花が口を開く

「違います!ネオ・ジオンと敵対してるんじゃなく…あの人が…フル・フロンタルが危険なんです!」
立花の言葉に1人の少年が食い付いた。

少年の名は、バナージ・リンクス。
Z-BLUEから独立部隊へ参加。
フロンタルが追うラプラスの箱。
その鍵である、ユニコーンガンダムを動かせる唯一の搭乗者。
箱から遠ざけたいアナハイムにより出向組にされた。

「おいっ!バナージ!」
同じZ-BLUE所属のオズマがバナージを諫める。
オズマ・リー。階級は少佐。
部隊にはZEXISから参加しておりSMSスカル小隊の隊長も勤める男。

「オズマ君、構わないよ……バナージくんだったね」
立花はオズマに軽く手の平を向ける

「はい」

「フロンタル大佐…君は、彼の何が危険だと思うんだ?」
立花がバナージに問う

「何というか…わかるんです」
バナージは感覚的…ニュータイプ的な感想を言ってしまった。

「おほんっ」
ブライトが軽く咳払いをする

「准将。コロニーは御存知ですか?」
ブライトが話を始める

「ああ、最初は驚いたよ」
立花が答える

「あの男…フロンタルは、コロニーを我々の地球に落とそうと画策したのです」
ブライトが具体的にフロンタルの事を語る

「恐ろしいことだな……」
立花が呟く

「そうですっ!だから、あの人は…」
バナージが興奮していると

「バナージくん…」
立花が穏やかに呼びかける

「は、はい…」
バナージに平静さが戻った

「彼は仕出かした事は、確かに恐ろしい事だと思う。……だが、危険なのは彼個人だけではなく、私も含めた、人類すべてが危険な存在だと…私は思うよ」
立花が静かに語った

「……」
バナージを含めた一同は黙って聞いていた

「まあ、この話はこれ位にしておくか、会談の件だったね」
立花がサッと話題を戻した

「は、はい」
ブライトは、切り替えの速さに縮してしまった

「内容だが、彼らの隊員…アンジェロ隊が、数日前、太平洋日本近海で行方不明になった事についてだ」

「なんですって!?」
一同に衝撃が走る…
フロンタル隊が行方不明…然も、あのアンジェロ隊

「アンジェロって…あの人が」
バナージが呟く

「知っているのか?」
立花が問う

「何度か交戦した事があるんです」
アムロが答えた

「そうか」
立花は、どこか悲しげな顔を見せた

「准将は行方不明になっていた事を御存知だったんですか?」
ブライトが立花に聞く

「いや、我々も会談で知ったんだ。正に寝耳に水だったよ。まさか、領空侵犯されてたとはね」
立花は軽い溜め息を漏らす

「そうですか、原因は一体なんでしょうかね?」
ブライトが首を傾げる

「原因なら、わかってる……」
立花が呟く

「えっ!?」
一同が声を上げる

「原因は……ゴジラだ」

「ゴジラ……?」
Z-BLUEがざわめきたつなか、カミーユなど事実を知る人間の心中は違っていた。

「ゴジラがMSの部隊を…」

「私が説明するわ」
リーロンが皆の前に出る。
ゴジラとは何か、ゴジラの歴史などを一同に説明した。

「要はデカいトカゲって事だろう?んなもん焼いて食ってやるぜ!」
アクエリオンのメインパイロットの少年。
アポロが余裕綽々に答える

「ちげえねぇ!こちとら宇宙怪獣相手にしてんだ!デカいトカゲ如きにビビってられっか!」
アクエリオンEVOLのパイロット。多元世界の悪戯か、アポロの来世である青年のカグヤが同調する。

リーロンからゴジラを聞かされたが、Z-BLUEたちは楽観的に考えていた

「すいません。…准将」
立花の過去を知るカミーユが謝る

「どうした?頼もしい味方が協力してくれる。心強い限りじゃないか」
立花は笑顔で返した

「准将……」

その頃

「あの偽物野郎…何の目的で日本に来やがった」
横須賀 米軍基地。
そこに1人苛立つ男がいた…
本家ネオ・ジオンに属する、強化人間のギュネイ・ガス。

「そう苛立つな、ギュネイ」
ギュネイを諫める女性の名前は、同じく強化人間のマリーダ・リンクス。
総帥のシャアが、ラプラスの箱から手を引く旨をアナハイムに伝え、無事に身柄を引き取られた。

「あはは、無駄よ。ギュネイは普段から苛々してるんだから」
あっけらかんと笑うの少女の名前は、クェス・パラヤ。
ニュータイプの少女である。

「お前たち静かにしないか」
現れた男は、偽装貨物船ガランシェールの船長。スベロア・ジンネマン

彼らは、フロンタルの行動を知ったハマーンの命により、フロンタルの動向を探る為、日本に送られて来たのであった。

「明日、総帥と閣下は日本の総理と内密の会談を控えている。フロンタルの奴が日本に来たのは、事前に情報を得て、総帥や閣下に害をなす準備だったのかもしれん」
ジンネマンが語る

「だから俺たちがシッカリ目を光らせとけって事でしょ」
ギュネイが面倒くさそうに言う

「そうだ。だから気を引き締めろ」

「はっ」
マリーダだけが威勢よく返事をした。


その日の夜
太平洋上
海に浮かぶ巨大な…巨大な影が………

日本へと向かっていた…

マリーダさんが結婚してますよ

マリーダ・クルスです(^_^)
修正辛いんで間違いは脳内補完の方向でお願いします。

デッカいトカゲ扱い=死亡(敗北)フラグ…

「なっ!」
防衛軍司令部の廊下で、アムロの眼前にいた男は…

「アムロ…久しぶりだな」
ネオ・ジオン総帥。
シャア・アズナブル。
ZEUTH.ZEXISと独立部隊の中核人物であり、メンバーの支えであった。
然し、先の大戦ではZ-BLUEと敵対し、時の牢獄などの理由があったとは言えアクシズ落としを行うなどした。

「なぜ大尉がここに?」
隣に居るカミーユが続く

「話す必要があるのか?」
シャアの後ろから1人の女性が現れる。

「お前は…ハマーン!」

ハマーン・カーン。
前ネオ・ジオン代表。
現在はシャアに代表の座を譲り渡し、自身はシャアの片腕を勤める。

「カミーユ・ビダン…相変わらず礼儀を知らぬな」
ハマーンはカミーユを一笑する。

「まあ、隠す必要もあるまい。総理との会談にきたのだよ。この地球ではスペースノイドへの偏見がない…良好な関係を築きたいからな」
シャアは淡々と答えた

「最初が肝心と言うわけか…」
アムロは複雑な笑みを浮かべる

「そういう事…!?」

その時、轟音と激しい揺れが建物を襲った。

「な、なんだ!?」
凄まじい揺れに、鉄の女。ハマーンも動揺を隠せなかった

「地震…!?いや……違う!」
カミーユは直感で感じていた……



ゴジラが来たのだと

揺れが襲った少し前

「会談は始まった頃か…」
横須賀基地内でギュネイが、クェスやマリーダたちとトランプに興じていた

「スリーカードだ。残念だったな、ギュネイ」
マリーダはギュネイの英世二枚をもぎ取っていった。

「あっ…」

「勝負だからな」
マリーダは冷徹に言い放った。

「ちっ…」
ギュネイは舌打ちをする

「きゃはは」
クェスは、そんな2人を見て笑う。

「なにやってんだか」
ジンネマンが呆れ顔で見てる。

「いいじゃないですか、平和を感じられで」
ガランシェール隊のフラストが声をかける。

「そうですよ。マリーダも無事帰ってこれて、言うことないじゃないですか」
同じガランシェール隊のギルボアが続く。

「そうだな……よく帰ってくれたな」
ジンネマンは鼻をかく


そんな穏やかな空気が流れる港に……

突如破滅が訪れた

明るい日差しが差し込む横須賀港が…、突如として暗闇に変わった。

「な、なんだ…ありゃあ!?」
ジンネマンがその原因を見つめ驚愕する……。

※ゴジラテーマ冒頭部分のアレ

目に映ったのは、漆黒の巨大な……巨大な怪物の姿であった……

「ゴ…ゴジラ!ゴジラだぁぁ!」
ジンネマンの近くにいた老人が腰をぬかし叫ぶ。

「ゴジラ?」
ジンネマンが呟く


「あ…あ…」
ガランシェール隊の面々は怪物の放つ威圧感に動けないでいた


「おいっ!ぼさっとするな!早くMSに乗るぞ!」
ギュネイが一同に喝を入れ、2人に発破をかけた。

「あ、ああ!」
マリーダがギュネイへ続く

「……」
然し、クェスだけ様子がおかしかった。

「クェス、どうした?」
マリーダが様子のおかしいクェスに声をかける。

「あれは駄目…駄目だよ!近寄ったら駄目!逃げなきゃ駄目!」
クェスは怯え、怪物との戦いを避けるよう懇願する。

「クェス……」
マリーダは困惑していた

「クェス……大丈夫だ。俺たちは、神様とも戦ったんだぞ?あんな怪物目じゃないさ、調子が悪いなら休んでな…俺が片付けてやる!マリーダ、クェスを頼む」
ギュネイは1人ガランシェールへ駆けていった。

「おい!待て、ギュネイ!」
マリーダの制止も聞かず、ギュネイはヤクト・ドーガを発進させる。

「くそ!ギルボア、クェスを頼む」

「あ、ああ」

マリーダはギルボアにクェスを託し、クシャトリヤに乗り込んだ。

誰かギュネィ止めろ

止めたって……

宇宙でスペゴジ来たらヤバス

ゴジラ…ギュネイをやったの!?

しかしまぁ惑星サイズの戦艦の艦隊とよくもやりあえたもんだよなぁスパロボじゃ毎回のことだけど

バサラの歌でモスラパワーアップあるで

そこはランカじゃないんだ…意外とモスライケイケだな

「ギュネイ、落ち着け」
マリーダはクシャトリヤからギュネイに通信で語りかけた。

「マリーダ?クェスはどうした?」
多少、驚いた様子でギュネイが聞き返す。

「ギルボアに預けてきた…。それより、敵はかなりの大きさだ。クシャトリヤのメガ粒子砲が役立つだろう、協力して迅速に倒すぞ」


「…そうだな、援護を頼む!」
ギュネイが少し笑って答える

「了解だ!」
マリーダが力強く答えた。

そして…、ギュネイたち二機が漆黒の怪物の前に到着した。

「……近くで見ると、かなり厳つい顔だな」
体の色と真逆に、怪物の瞳は全て白色であった…
ギュネイは、その風貌に禍々しさを感じていた。

「……言いたい事は分かる。ファンネルで目を狙ってくれ。私は奴が口を開いた所を粒子砲を撃ち込む」
マリーダが作戦を提案する。

「了解だ。……いけっ!ファンネル!」
ギュネイが了解すると、怪物にファンネルが放たれた……

「なっ…!!」
予想外の光景にギュネイより先に、マリーダが驚いていた。
怪物は瞳にファンネルの火を直撃させても、瞬きすらしなかったのである…

「…化物め!」
ギュネイが叫んだ…その時。
怪物の右腕が凄まじい速さで、ヤクト・ドーガを襲った

「!!」
ギュネイは反応出来ず、ヤクト・ドーガの半身は砕かれ、機体は勢い良く吹き飛ばされてしまった。

「ギュネイ!!」
マリーダが叫び、ギュネイの方向に目線をやる……
マリーダを怪物のしなる尾が襲う、そして、ギュネイと全く同じ結果になってしまった。


その頃、ガランシェール内では

「マリーダが出撃しただと!?」
ジンネマンが叫んでいた。

「はい、クェスを介抱してる時に……」
ギルボアが申し訳なく答えた

「くっ…!」
何も言えなかった。ジンネマンたちガランシェール隊は、人々の混乱で乗り遅れたのである。

「あ……ギュネイ!マリーダ!……行かなきゃ……怖いけど…行かなきゃ!……私が迎えに行く!!」
クェスが震えながらも、強い瞳でジンネマンを見る

「……頼む」
少し間を置き、クェスに頼んだ。

「うん!」
クェスが、ヤクト・ドーガのある格納庫へ走る。

「私も、行きますよ。クェスを頼まれましたからね」
ギルボアが続き、ギラ・ズールのある格納庫へ走る

「二人とも頼んだぞ……」
ジンネマンは静かに見送った

「キャプテン!ガランシェールは少し離れますぜ!?」
二機の発進後、運転士のフラストが、ジンネマンに避難の了解を求める。

「ああ…」
ジンネマンが許可をだす。

その頃

「無事か?マリーダ…」

「あ、ああ」
額から血を流すマリーダが返事をする。
互いの無事を確認しあった。

「とんでもない化物だな。機体は動かせそうか?」
マリーダがギュネイに言う。

「無理だな。そっちも同じ状態だろう?」
ギュネイの様子を見ていた、マリーダが答えた。

「そうか…救援を待つか、徒歩で脱出…!」
ギュネイが次の行動について話してる最中、ヤクト・ドーガとギラ・ズールが降り立つ。

「ギルボア…クェス!?」
マリーダが二機に反応した。

「お前たち、無事か!?」
ギルボアが、ギラ・ズール内から2人に通信する。

「マリーダ!ギュネイ!大丈夫!?」
クェスも間髪入れず2人に通信する。

「ああ…ただ、2人とも、化物にやられ機体が動かせない。それぞれの機体に乗せていってくれ」
ギュネイが状況を説明した。

「お前たちがやられるなんて、とんでもない化物だな…わかった!待ってろ!今ハッチを開ける」
ギルボアがギュネイたちに応答した…その時。

怪物は待ってはくれなかった………

怪物の背鰭が輝きを放ち、口から凄まじい光を覗かせ辺りを光らせた……

「な……なんだ…あの光は……?」
マリーダは不気味な光に感覚的に恐怖し、震えていた。

「駄目……駄目よ!」
クェスは錯乱する

怪物の口から強烈な光が放たれる……


辺り一面に巨大な茸雲が生まれた……



「……ッッッ!!マリーぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

現場から離れていたガランシェール内に悲鳴が響き渡った………

ヤバいな
どこに光線が打たれたんだ…?

横須賀基地の港に撃たれ、GMK描写の茸雲範囲で消えたと想像して貰えれば。

あわわわわ…

「ティファ、大丈夫か?」
舞台が変わり防衛軍近くの街中
ニュータイプの少女ティファに声をかける少年は、ZEUTH.ZEXIS所属。
ガンダムXXのパイロット、ガロード・ラン。
この世界に跳ばされていたメンバーの1人。

強烈な地響きだった為、恋人である、ニュータイプの少女ティファを案じていた。

「はい……ただ、沢山の……沢山の命が消えました。」
ティファは両手で顔を覆った

「ティファ……」


そして、舞台は防衛軍司令部に戻る

「た、大変です!!大尉っ!」
シンがアムロたちの下へ駆け寄ってきた。

「どうした?シン」
アムロが慌てるシンに答える

「そ、それが!……クワトロ大尉!?とハマーン!?」
シンがアムロに話をしたが、目の前のシャアとハマーンに驚き止まる。

「久しぶりだな。シン」
シャアが笑みを浮かべた

「久しぶりって…大尉がどうして此処に?」

「今は、そんな事どうでもいい。何があった?」
アムロは反応を無視し、シンを急かした。

「あっ、すいません。大変なんです!横須賀近辺が……消滅しました」

「なんだと!?」
その場の一同が同じ声を上げた。

「どういう事だ!?」
アムロがシンに詰め寄る

「そ、それが…」
シンがしどろもどろに説明しようとすると……

「ゴジラだな…」
カミーユがすかさず答えた

「ああ、良くわかったな」
シンが答える

「ゴジラだと…!」
アムロが小さな驚きを見せる

「ゴジラ…?」
ハマーンは聞いた事がない言葉に反応を示した。

「説明して貰おう。アムロ」
シャアが口を開く

「わかってる。付いて来い。歩きながら話す」

シンに案内された部屋にいく途中、アムロの説明により、シャアたちはゴジラの事を知る。
そして、カミーユたちは…ハマーンの言葉でガランシェール隊が横須賀に居た事を知った。

「ギュネイ…無事でいろよ」
カミーユは安全を祈った。


「ゴジラ上陸を許し、横須賀を消される?どれだけの化物だ!?」
ゴジラ緊急対策本部内で、三雲が興奮していた。

「中将、落ち着いて下さい」
そんな三雲を立花が冷静に宥める

「落ち着いてられるか!そもそも米軍は何をやっていた!?最新鋭の装備を整えてる癖に仕事をサボっていたのかっ!?」
三雲は在日米軍に当たり散らす。

「彼らも軍人です。黙ってやられはしないでしょう」
立花は当然の意見を言った。


実際、米軍はゴジラと戦っていた。然し、最新鋭の装備を持っても足止めも出来ず、打ち砕かれていたのであった……

「んんん…米軍も手に負えん状況下、我々のゴジラ対策も完了しておらんというのに…!」
三雲は狼狽する

「我々に任せて貰えませんか?」
疲弊する三雲にブライトが声をかけた。

「いや…流石に君たち余所の世界の人間の力を借りるのは……」
三雲がブライトの要請を渋る

「オッサン!今更何言ってんだよ!ガンメン技術借りといてよ?
それに、俺たちが跳ばされてる間、新機体開発の協力もしてやっただろうが?」
アポロが発言する

「うむむむ…」
三雲が口籠もる

「アポロっ!」
アポロと同じアクエリオンパイロットの少女シルヴィアが、アポロの態度に釘刺す。

「中将、今はそんな事を気にしてる場合じゃないでしょう。」
颯爽とシャアが現れた。
場が騒然とする。

「私も一応、独立部隊に属してますので…」
シャアが先制する

「いや、そういう事じゃなくて……」
三雲が困り果てる

「私が彼等を率いて、現場で指揮をとります」
立花が口を開いた。

「防衛軍として任務にあたります。ですから…中将、お願いします。」
立花が三雲に詰め寄る

「むむむ……わかった!わかったよ!任せる!君たちに任せるよ!」
三雲が決断した。

立花とブライト含めた、その場のZ-BLUEの一員が目を合わせ頷く。



怪獣王とスーパーロボットたちとの戦いの火蓋が切って落とされた……

直戦闘描写不安なんだがいいかな

大丈夫だ問題無い

これわりとホイホイ味方キャラ死んでく感じかな
クロウさんは出るかなお気に入りなんだが

やべぇ良スレ発見だわ

ゴジラシリーズの超兵器は初戦はいい線いくけど結局ボコられるのがお約束だが
メインキャストに死人はあんまり出ないことも多いからどうだろうね
まあシリーズ最強って説もあるGMKゴジラなんだから宇宙世紀製MS程度は一蹴してもらわないと困る

「ブライトくん、このラー・カイラムだが助かったよ」
ゴジラの下へ向かうラー・カイラム艦内にて、立花がブライトへ艦を借りた事に感謝の意を述べる。

「…いえ、こちらこそ、准将に助けられました。助け舟を出して頂き感謝してます。」
ブライトは逆に感謝の言葉を返した。

「強力な援軍を受け入れるのは当然だよ。ただ、中将も悪気があった訳ではないんだ。許してくれ」

「ええ、理解しております」
ブライトは軽く口元を緩め答えた


「遠方のゴジラを捉えました!モニターに表示します。」
操縦士が艦内のモニターにゴジラを表示させる、すると…艦内がざわめきたった。

「なんだ…あの大きさは…!」
立花が映像に真っ先に反応していた。
それは、目の前のゴジラが、半世紀前に遭遇したゴジラとは、かけ離れた大きさであったからである。

「准将!落ち着いて下さい。我々は巨大生物との戦いに慣れてます…出撃命令をお願いします!」

「そうだったな……頼らせてもらう」
2人は目を合わせ頷く

「各員に告ぐ!今より、防衛軍と独立部隊による共同でのゴジラ討伐作戦を開始する。Z-BLUE隊…出撃せよ!」

立花が力強く号令をかけた

アンジェロはアレだ
きっと漫画で言うその頃のアンジェロ?みたいな感じで海を漂ってたりそのまま大冒険しちゃう感じだろ多分

初期ゴジラ=エヴァ(L) 40m
二代目以降=バルディオス(2L) 100m
ダイターンぐらいでようやく掴み合えるサイズだもんなぁ…スパロボにでたらサイズ補正でダメージ酷そう

「へへっ…待ってたぜ。トカゲ野郎」
出撃したアクエリオン内でアポロが闘志を燃やす。

「アポロ、燃えてますね。」
アポロの様子を静かに見つめる少年の名前はロラン・セアック。
多元世界。
黒歴史と呼ばれる、過去に起こった大災害の遺産。
∀ガンダムのパイロットである。

「俺だって燃えてるぞ!」
同調する丸顔男の名前は、ジロン・アモス。
ガソリンで動くハイパワーロボ、ウォーカー・ギャリアのパイロット。
ある意味、シモンと双璧をなす偉業なした男。

「お前ら落ち着け!」
Zガンダムに乗るカミーユは、ゴジラからただならぬものを感じて、皆に冷静さを求めた。

「そんなにビビる必要ねぇよ!インベーダーやバジュラじゃねぇんだ…俺が片付けてやる!……。オイっ、アマタ!あれやるぞ!!」
アポロはもう一つのアクエリオン、EVOLのパイロットにのる少年。
もう一人のアポロの来世である、アマタ・ソラに呼びかける。

「ええっ!?」
呼ばれたアマタがたじろぐ

「アポロってあんな感じだろ?無駄だよ…」
別の少年が答えた。答えたのは現在EVOLを構成する機体に乗り込んでる、ジン・ムソウ。

「ふふ、やるしかないな」
笑いながら答える青年の名前は、シューレド・エラン。
同じくEVOLを構成する機体に乗り込んでいた。

「いくぜ!!」
アポロがアマタに呼びかける。

「あ、ああ!!」
アマタもそれに続いた

それぞれのアクエリオンが左右対象の構えをとる。

「ダブル無限拳!!」
2人の叫び声が重なると同時に、二機のアクエリオンの左右の拳が、遠くのゴジラ目掛けて伸びていった。

「くらえっ!!」
2つの拳が交差し、ゴジラの体に命中した。

「……!」
しかし、命中した瞬間、アポロは直ぐに気付いた。
ビクともしてない、まるで山を叩いてるかのよう…
ゴジラに触れ、今までの敵と違う事、ゴジラの恐ろしさを本能が察した。

「アポロ!どうした!?」
アマタは気付いていない、ゴジラの恐ろしさを…

「アマタっ!腕を戻せっ!!」
アポロはアマタに呼びかけるが…遅かった。
二機のアクエリオンは、ゴジラに伸びた両の腕を握られると、勢い良く振られ、ビルに叩きつけられた。

「アポロ!アマタ!」
ディステニーガンダムに乗るシンが叫んだ。

「くっそぉぉぉぉ!!」
ジロンがギャリアで突撃をかけようとする。

「ジロン、止めろ!」
νガンダムに乗るアムロが声を張りジロンを制止する。

「アムロさん…」
珍しいアムロの叫びにジロンが止まる

「今の無限拳で分かるが、奴に対して接近戦は危険だ。俺たちMS部隊の遠距離攻撃で奴を止める。いいな?」
アムロが作戦を指示する

「はい、わかりました」
返事をしたのはMS組の1人、キラ・ヤマト。
ストライク・フリーダムガンダムのパイロットである。


「よし…いくぞ!」
アムロが号令する。


そして、アムロたちMS部隊の攻撃が始まった……

???「任務了解…自爆する」

???「俺の歌を聞けぇーっ!」

「ったくよ!部隊が二つの地球で割れてる時に攻めてくんなよな!スーパーロボット組も少ないし………せめて夜ならな」
ガロードが愚痴を零す

「愚痴るな、ガロード。オズマ少佐なら作戦を理解する筈、スカル小隊が援護してくれるさ」
アムロが宥める

「そろそろいくぞ…いまだっ!撃て!」
アムロが号令すると同時にビームライフルの雨がゴジラを襲う



「スカルチームより各機へ、アポロたちがゴジラにやられた。大尉の事だ…今後MSによる遠距離戦法をとるだろう、俺たちは上空から援護に回る。お前ら、覚悟はいいな!!!」
スカル小隊、VF25-SメサイアF・TPを駆る。
隊長のオズマが隊員に激を飛ばす。

「了解!!」
それぞれ隊員のデュランダルF-TPを駆る早乙女アルト少尉、25GメサイアF・TPを駆るミハエル・ブラン少尉、25メサイアFを駆るルカ・アンジェローニ准尉が、それに応える。

「ゲインさんやヨーコさん…他のスナイピング組が居ればイチコロ何ですがね」
ミハエル・ブラン。通称ミシェルが軽口を叩く

「馬鹿を言え!アポロたちがやられた相手だぞ!?簡単にいくか!」
アルトが通信でミシェルを怒鳴った

「冗談だよ…ったく糞真面目なんだから」
ミシェルは更に軽口を叩く

「お前っ!!」
アルトが噛み付く

「やめましょうよ…先輩」
ルカがオロオロとした声で通信に入る


「お前らっ!作戦前に何をやってる!!目標は目の前だ!!気を引き締めろ!!……いくぞ!!planetdance!」

オズマが怒鳴りつけると同時に、援護作戦が開始された。

ハム太郎と同時上映だったな

MS組による、ゴジラへの遠距離攻撃が始まった

上空からは、バルキリー組によるMDE弾の援護射撃も組み合わされていた。


然し…白眼の巨獣は、それらの猛攻をものともしなかった…

「駄目か……住民の避難はどうなっている?」
ラー・カイラム艦内。
立花が一般兵に避難状況を聞いた。

「避難は完了しています」

「そうか……なら、全力で戦えるな」
防衛軍に在籍中のZ-BLUEメンバー。
彼らの装備を把握している立花は、その威力を知っていった。

「Z-BLUE各員に告ぐ。住民の避難は完了した。遠慮はいらん、責任は私がとる。全力で望め!スカル小隊には反応弾の使用を許可する」
立花がZ-BLUEたちに指示をだした。


「聞いたか!?お前ら!准将から反応弾の使用が許可された」
オズマが隊員に通信する

「ええ、聞いてましたよ。然し、立花准将はZ-BLUEの艦長組顔負けですね…一瞬、ウチの艦長かと思いましたよ」
ミシェルが軽く笑い、通信を返す。

「ふっ、同感だ。いくぞ…お前らっ!」
オズマはミシェルに同意する。そして、隊員たちに気合いを入れ、反応弾の準備に取りかかった。

反応弾はアカン
というか止めろよ立花さん

バルキリー隊が反応弾の準備にかかり始めた時、
ゴジラの様子が変わった…

背鰭が輝きを放ち、口から光を覗かせる……

「気をつけろっ!放射熱線が来るぞ!!」
半世紀前だが、ゴジラの情報を得ていた隊員たち、アムロが警戒を促す。

溜めは短く、輝きが始まると直ぐに、ゴジラの口から青白い光線が放たれる。

隊員たちに被害はなかったが、街が焼き払われてしまった。
レーザーで鉄板を焼ききるように、彼方の街まで真っ直ぐ光線の形に破壊し尽くした。

「ま、街が…消滅してる」
その光景にシンが驚愕する。

「なんて威力だ……まるでコロニーレーザーだ」
カミーユは熱線の威力に戦慄していた。

「ちくしょお!!」
アルトが激昂し、ゴジラに突撃をしかける。

「アルト!止めろ!」
オズマが制止するが、間に合わない。

ゴジラが背鰭を輝かせ上空を向いた。

「アルト!!」
ミシェルが叫ぶ

上空に熱線が放たれた……

「ちっ……!!」
アルトは咄嗟に熱線をかわす。

皆が安堵したのも束の間、ゴジラは上空に熱線を連続で放った。

「あの熱線を連射できるのか!?」
アムロが驚愕する


「みんな!ゴジラの顔にライフルを撃て!!アルトを援護するぞ!」
カミーユが声を上げた。

「いくぞ!」
カミーユの叫びにあわせ、MS組がゴジラの顔を目掛けて、一斉に射撃を開始した。

ビームライフルの集中放火を浴びたゴジラは熱線を中断させる…。

「…いまだ!ミシェル!反応弾の準備はいいか!」
オズマがミシェルに合図する。

「ええ!いつでもいけますよ!!」
ミシェルは準備が整っている事を伝える。

「よし…。みんな!今から反応弾を使用する!今いる場所より離れてろ」
オズマは仲間たちに通信で、更に離れるよう促した。

「合わせろよ、ミシェル!いくぞ…覚悟しろよ、ゴジラ!食らえっ!!」
オズマとミシェルの機体から、反応弾が放たれた。
放たれた反応弾が、ゴジラ目掛けて飛んでいく、撃たれた反応弾がゴジラの体に直撃する…



そして、その瞬間、強烈な光が辺り一面に広がった………

後ろから近づいたのに振り向かれて熱戦喰らってモスラがじわじわ消滅してくシーントラウマだったな。あの丁寧に殺していく感じというか

「……やったか!?」
激しい閃光が、多少の落ち着きを見せ始めた時、オズマが呟いた。

大量の粉塵と煙が舞い上がる……

その中でZ-BLUEは見た…
煙に浮かぶ、巨大な影を………

立ち込める煙の隙間から、黒い巨獣が姿を現した……

※BGM


ゴジラは体から煙を上げ、その場に仁王立ちしていた。
表情は禍々しさを増し、鋭い白眼で正面のZ-BLUEを睨みつけていた……

そして、ゴジラに変化が起こっていた。
背鰭が異常に発光し、白く輝く粒子を放っていた。


「核の……申し子」
カミーユは、その姿を見て、リーロンの言葉を思い出していた……。

「化物めっ!」
ミシェルが叫ぶ

「ああ…そんなぁ」
ルカは萎縮してしまう

「落ち着け!体勢を立て直すぞ!」
オズマが冷静に指示をだす。

「反応弾が効かないなんて…」
ルカが弱気になる

「何を弱気になってる!一回で駄目なら、何発でも食らわせてやればいいだろう!」
アルトが檄を飛ばす

「アルトの言う通りだ。一撃で倒せなかった相手は初めてじゃないだろう。確かにあのナリには正直驚いたが、続けるだけだ」
オズマが同意する。

「そうですね…」
ルカに落ち着きが戻った。


だが、その落ち着きを消し去るように、ゴジラが行動にでた。

背鰭が今までにない、凄まじい輝きを放ち始める…。
口元の輝きが異常に光りだし、辺りを照らす。
しかし、即座に熱線は放たれず、ゴジラは、光り続けていた。

「なんだ、何をする気なんだ?」
ユニコーンに乗ったバナージが、様子の違うゴジラに困惑する。

ゴジラの口から強烈な光りが溢れだす…

通常より巨大な白色の熱線が、前方に放たれた……

地平に見える遠くの街が、輝きに包まれる。

そして、その場所に……巨大な茸雲が生まれた。

GMKのゴジラはバンプレオリジナルならディストラナガンが相性良さそうだな

「なんだよ…なんなんだよ!お前はっ!!」
バナージはユニコーンのNT-Dを発動させると同時に、高速で突撃をかけ、ゴジラ目掛けてビームマグナムを速射する。

「……!」
そして、バナージに続き、キラがSEEDを発動させ、上空へと飛翔。
ゴジラに向かってフルバーストを放つ。

「俺だって!!」
ジロンはギャリアのバズーカを発射させる。

立ち直ったアクエリオンは、シルヴィアのルナに変形してアーチェリーを連射する。

EVOLはゲパルトに変形、バルキリー隊と共にホーミングミサイルを浴びせかける。

一方、残りのMS隊
アムロはハイパーバズーカ、カミーユはメガランチャー、シンは長距離ビーム砲。
ロランは高出力ビームライフル、ガロードはバスターライフルにミサイルと……


バナージの突撃を皮切りに、ゴジラへの総攻撃が始まった。

ゴジラはZ-BLUEの集中放火を浴びる…
然し、目に見える効果は生まれなかった。

「駄目か…」
アムロの表情が曇る
「うおおおお!!」
その時、バナージが叫んだ。
ビームマグナムの弾を切らしたバナージが、無謀にもゴジラに正面から直接突撃を仕掛けていった。

「ばっバカやろう!危ないぞ!止めろバナージ!!」
ガロードが危険だと叫ぶが、バナージの耳には入らなかった。

ユニコーンがゴジラの正面から眼前目掛け飛翔したとき…

ユニコーンは、ゴジラの手に叩かれ、地面に叩きつけられた。

衝撃で動けないバナージに向かって、ゴジラは口元を光らせる。

「バナージ!!」
カミーユが叫ぶ…

誰もが絶望しかけた時……


「サン・アタック!!!」

何処からか放たれた光弾が、ゴジラに直撃した。
動きが止まるゴジラに、巨大ロボットが強烈な蹴りをお見舞いし、ゴジラが蹴りの勢いで後ずさる…

「緊急だったからね。口上は省かせて貰ったよ」
バナージの窮地を救ったのはダイターン3。噂の破嵐万丈であった。

「よっと…」
万丈はユニコーンを抱えると素早く後退した。

「万丈さん!」
Z-BLUEの面々が安堵の声で万丈に呼びかけた。

「やっ、遅れてすまなかったね。」

「いや、助かったよ。危うくバナージが死ぬ所だった」
アムロがホッとした表情を覗かせる。

「なら良かった。然し、とんでもない化物ですね…まさか、ダイターンよりデカいとは、聞いてた話と随分違いますね。成長期なのかな?」
万丈は冗談まじりに軽口を叩く

「全く、君ときたら…」
アムロは呆れながらも笑みが零れる。部隊の空気が変わっていった。

「おやおや…奴さん、随分お怒りのようだ」
万丈は睨みつけるゴジラを見て更に軽口を叩いた。

「気をつけて下さい!万丈さん!!」
シンが警戒を促す

「わかってるよ、シン。ただ…ここに駆け付けたのは、僕だけじゃないからね」

「え?」

「ゴジラァァァ!!てめぇの相手は俺だ!!!」

シモンの叫び声が響き渡る。

「シモン!?だってグレンラガンは、あっちの地球に…」
グレンラガンが西暦地球に置いてない事を知るシンが動揺する。

「……あっ!まさか!!」
何かを思い出したかの様に、ガロードが声を出す

「ガロードは気付いたようだね。そう、僕たちが、この世界に跳ばされた間に、僕らの機体をコンセプトに、防衛軍は幾つか機体を制作した。」
万丈は語る

「その内の一つ…未完成品だった物をシモンが仕上げた」

「うおおおおおおお!!!」
シモンの叫び声と共に、銀色の機体がゴジラに襲いかかる。

「その機体にはシモンの魂が込められている」
万丈は続ける

「くっらぇぇぇぇ!!」
銀色の機体…
その両手には……

ドリルがついていた

「そう……シモンの魂が込められた機体……」


「モゲラ」

かっこよすぎ
万丈とシモンって何でこうピンチに颯爽と現れるかね

ゴジラさらにデカくなってるのかよ…
って、モゲラ!?

「まんまモグラだけど…モゲラって…洒落かよ」
アルトが通信上で呟く

「ふふ、モグラだけじゃないよ。シモン曰わく穴掘り虫のケラともかけてるらしい…まさに穴掘りシモンの魂だ」
万丈が堂々と語る

「そうか…何だか格好いいな!」
ジロンが熱くなる

「渋い!渋すぎるぜ!」
ラー・カイラム艦内で、アクエリオンEVOLサブパイロットのアンディが1人興奮していた。

「……そんな事より!あんなに接近して危ないですよ!」
シンがふと気づき声を上げる

「ふふ、大丈夫さ」
万丈は余裕の態度を崩さなかった

「うおおおお!」
シモンの駆るモゲラが、ゴジラの足元で攻撃を続ける。然し、ゴジラに対して効果は見られなかった。

最中、ゴジラは背鰭を輝かせ始めた、口元から光が溢れる…

「シモン!危ないっ!」
ロランが叫んだ

「やらせる訳…ねぇだろぉぉ!!!」
足元のモゲラが飛翔し、ゴジラの顎をドリルで殴りつける。
熱線が強引に中断させられた

「えっ!!」
万丈を除くZ-BLUEの皆が驚いていた。

「見ていただろ!熱線を撃たせない方法はあるんだ!ここが気合いの見せ所だ!シモンに続くぞ!!」
万丈が皆を鼓舞する。
自らが先陣をきる形で皆を突撃させた。

Z-BLUEの猛攻が始まった…
ゴジラの熱線が放たれ始める瞬間、顔面を攻撃。
ゴジラの肉弾攻撃も強烈を極めるが、放射熱線に比べれば、遥かに危険性が少なくすむ。

Z-BLUEは海側へと押し込んでいく…
然し、次第に疲労が見えてきた。
押しているとは言え、ゴジラにダメージは見られなかった…

然も、疲れ知らずのゴジラが驚きの一手を仕掛けてきた。

ゴジラの背鰭が輝き口元から光が溢れる…

「させるかよっ!」
シモンが再びモゲラを飛翔させる…が、その時…

ゴジラの全身が輝き全身から熱線が放たれる。

「うおおおお!?」
熱線を浴び、シモンが体勢を崩す。

「なっ!?シモン!!」
カミーユが叫ぶ

威力は小さいものの、ゴジラは全身から熱線を放つと言う離れ技をしてきた。

「進化してるのか…」
アムロが驚愕する

「この野郎ぉぉぉ…!」
シモンが何とか立ち上がろうとするが、ゴジラは止まったシモンに尾を直撃させた。

「ぐわあああ!」
モゲラが激しく転がる

「シモン!大丈夫か!?」
転がるモゲラをダイターンがキャッチした。

「あ、ああ…すまねぇ。万丈」

ゴジラの全身が輝く。
光る口元がシモンと万丈に向けられる。

「まだいけるかい?シモン」

「当たり前だろ?俺を誰だと思ってやがる!?」

この状況下で、2人の闘志は全く萎えなかった

ゴジラの背鰭が光り輝く…
口元から光が溢れた、その時…

突然の来訪者の乱入。

突如として現れた来訪者が、ゴジラ目掛けて体当たりをして、ゴジラの光を止める。

「な、なんだありゃあ!?」
シモンが来訪者の姿を見て驚く

ゴジラに攻撃を仕掛けて、熱線を止めたのは…
巨大なゴジラとは逆に、控え目なサイズの四足怪獣だった。

「ふふふふ…」
遠くの丘で戦いを見下ろす男が居た。
男の名前は不動GEN。アポロたちアクエリオンのパイロットの指導者。
ZEUTHたちを要所要所で導いた謎の男。

不動が呟く

「ついに現れたか……婆羅護吽」

螺旋の力でモゲラのドリルでギガドリルブレイクできないかな

あの異様に可愛い顔したバラゴンか

なんかいつの間にか退場してた記憶しかない

現れた四足怪獣は、ゴジラに向かい吠えて威嚇する。

「あの豚…あれもゴジラか?」
ジロンが呟く

「いや、恐らくゴジラではないだろう。…然し、何者なんだ?ゴジラだけで手一杯だというのに」
アムロが答える

四足怪獣はゴジラを睨み吠え続ける…
一方ゴジラは、逆に四足怪獣を静かに見下ろす。

四足怪獣がゴジラに向かって、その巨体を飛翔させる、怪獣はゴジラの腕に噛み付いた。

ゴジラは腕を振り回すが、四足怪獣の噛む力が強く振り払えなかった…

「あの怪獣……」
カミーユは何かを感じていた…

「地上メンバー!武器が弾切れ起こしてるだろ!?四足怪獣がゴジラを引きつけてる間、俺と隊長が残りの反応弾で、二匹纏めて片付ける!避難してろ」
ミシェルが指示をだす

「馬鹿やろう!!」
シモンの叫び声が響いた

「シモン…どうした?」
アルトが、怒鳴るシモンに理由を聞いた

「アイツはな…あんな小さい体で、たった1人…あの、デカいゴジラに喧嘩売ってんだぞ!それを二匹纏めて片付けるなんて、ふざけんな!」
シモンが叫ぶ

「シモン……」
アルトが神妙な面で聞いていると、Z-BLUEに通信が入った。

「各員、新たに現れた怪獣に、現在敵対行動は見られない。可能な限り怪獣と協力し、ゴジラ駆逐に勤めろ」
ラー・カイラム艦内にいる、立花からの指令であった。

「へっ、わかってるじゃねぇか。立花さんよ!」
モゲラが息を吹き返した

「待て!シモン」
逸るシモンを万丈が止めた…

「なんだ!万丈」

「援護はバルキリー隊に任せ、直接戦闘は四足怪獣に頑張ってもらい、僕たちは暫く様子を見よう」
万丈が冷静に指標を伝える

「見捨てるってのかよ!?」
シモンが叫ぶ

「違う…。今、余力が残っているのは後からきた僕たち2人と、上空のバルキリー組だけだ。下手に動いて返り討ちにあえば四足怪獣も…僕たちも助からない。チャンスを…待つんだ!」
万丈が冷静に判断して、シモンに語る

「……わかった」
シモンは万丈の本心を理解し、チャンスを必ず掴む…そう決意した

ゴジラにバルキリー隊によるガンポッドの集中放火が始まる。

そして…その時、事件が起こり、事態が動きだしていった

事態が動いた切欠は、ルカが放ったビーム砲からであった。

ゴジラが驚きの行動を見せた。
ルカの放ったビーム砲を…噛み付いている四足怪獣を盾に使い防いだのであった。

撃たれた衝撃で四足怪獣は口を離してしまった。

悪夢が始まる…

宙に浮く、四足怪獣の目前にはゴジラの顔があった。

衝撃で瞼を閉じていた四足怪獣が瞼を開くと…ゴジラの口が輝いていた。

驚きの表情を浮かべる四足怪獣を容赦なく熱線が貫いた…

「ぶたぁぁぁぁ!」
シモンが叫ぶ

四足怪獣は燃え尽き、粒子となって消えていった…

「なんだよ」
ジロンが茫然自失とする

「この野郎!」
怒りに震えるシモンだったが、ゴジラはモゲラを見向きもしなかった。

「不味いっ…!!」
アムロが、いち早く気付いた。

「ラー・カイラムが狙われてるぞ!!」
Z-BLUEに戦慄走る


ゴジラの背鰭が輝き……
熱線が放たれた

熱線が放たれる瞬間、Z-BLUEに絶望が走った。

然し、ラー・カイラムの熱線直撃は防がれていた。

アクエリオンゲパルトのパイロット。
ジン・ムソウが、自身の能力、断ち切る力のバリアを使って、迫る熱線を防ぎ続けていた。

「みんなを……守る」
強烈な熱線を防ぐ為に過剰に能力を使う……
ジンの額、過去にミカゲによって付けられた傷跡から血が流れだす。

「ジン!止めろ!」
「ジンくん止めて!」

同じアクエリオンEVOLパイロットのカグヤとユノハが艦内からジンに向かって叫ぶ。

然し、ジンは止めなかった。

そして、ジンの意識は熱線が消えると同時に………途絶えた。

「いやぁぁぁ!ジンくぅぅぅぅぅん!」

艦内にユノハの悲痛な叫びが響き渡った

絶望的だな
ゲッター勢とグレンラガンもってこないと…

「貴様ッ…!」
今まで、どこか及び腰であったカミーユの中で、何かが切れた…。
Zガンダムのバイオセンサーが発動する。

「お前はぁー!」
カミーユはZをウェブライダーに変形させゴジラの下へ突進する。

「カミーユ!?くそっ!」
シンはSEEDを発動させ後を追う

「お前みたいな…お前のような奴がいるからっ!!」
ゴジラの目前でZに戻ると、カミーユは、超出力のビームサーベルを、ゴジラの顔に振り下ろした……

「……!?」
ビームサーベルがゴジラに触れた刹那

「これは…?」
カミーユはゴジラと感応し精神世界の最中にいた。

最高のニュータイプと呼ばれる、高いニュータイプ能力を持つカミーユ故に起こってしまった。

「ゴジラの…なんて禍々しいんだ…」
カミーユはゴジラから、今までにない、おどろおどろしい物を感じていた

「ころは……怨念!?……それだけじゃない……ゴジラは…人類の……業…」
カミーユは、徐々にゴジラの正体と本質を掴んでいく…
そんな時、禍々しい何かが、カミーユを襲う。

「ゴジラ!?待ってくれ!!頼む…!!俺の話を聞いてくれ!!うっ……!」

カミーユの言葉も虚しく、カミーユは、何かに飲み込まれていった

現実では、Zがゴジラの眼前で棒立ちしていた…。

「バカやろう!」
シンがZを捕まえ上空に飛翔する。

「何を考えんてんだよ!カミーユ!」
シンはカミーユを怒鳴りつる。

「……」
然し、カミーユから返事はなかった。


「カミーユ!?しっかりしろ!」
カミーユは意識を失っていた……

カミーユが意識を失い満身創痍のZ-BLUE

ゴジラの前に悠然と立ち上がる機体があった…

アクエリオンスパーダ。
それを駆るパイロットの青年。
シュレード・エラン。

「シュレード止せ!お前の体は万全では…」
彼を止める男の名は、カイエン・スズシロ。
現在、倒れたジンの代わりにゲパルトに搭乗している。
シュレードの親友であり、ゲパルトパイロット、ミコノ・スズシロの兄でもある。

「ジンが命を賭け…カミーユが身体を張ったと言うのに、俺だけ休む訳にはいかないだろう?親友」
シュレードはカイエンの言葉を拒否する。

「……シモン!万丈さん!俺が必ず隙を作って見せる。その時に一撃を決めてくれ!」
シュレードが2人に呼びかける

「シュレード…」

「ああ…任せとけ!!シュレード!頼んだぞ!!」
シモンが力強く応じる

「ふふ、頼もしいな……では行くぞ、ゴジラ我が最終楽曲…今、奏でよう」
シュレードはゴジラへと翔ていった…

スパーダが音を奏でる。
精神演奏…
奏でる音で対象の精神を惑わせる事ができる。
然し、ゴジラには通用しなかった…

「無理だ!奴には効かない!止めろ!」
カイエンが制止する。

「予想済みだよ…親友…ぐっ」
シュレードが吐血する

「効果はない…だが…此方に意識は向けられる…!今だっ!」
シュレードが叫ぶ

「わかってる!いくぞ!シモン!」

「応ッ!!」

万丈とシモンの2人が応じた。

「日輪の力を借りて…今、必殺の…!」

「行くぜぇぇ!!モゲラァァァ!!」

「サンッッ…!!」
「ドリルゥゥゥゥゥゥ……!!」

「アタァァッッック!!」

「ブレェェェェイクゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

ギガドリルブレイクの要領で突撃したモゲラのドリルに、サンアタックの光弾が重なり、ゴジラの体に直撃した……


突撃の力は凄まじく、ゴジラは後方の海に飛ばされていった……

ゴジラは海に落とされた後、姿を現さなかった……

それから数日後

「ゴジラの行方は?」
防衛軍司令部。書記官室

「ゴジラの行方は相変わらず不明か?」
日野垣が立花に問う。

「はい、探索範囲を広げていますが、ゴジラの所在は未だ不明のままです」
立花が、ゴジラ捜索の件を報告する。

「そうか…然し、発見さし所で、どうなるんだろうな…まさか、あのZ-BLUEですら相手にならないとはな」
日野垣は疲弊しきっていた。

「書記官。彼らの隊は、万全ではありませんでした。まだ、希望は残されてるでしょう」
立花が日野垣を励ます。

「…そうだな。ただ、再び他人、任せになるというのが寂しいところだ」
日野垣が苦笑いをする。

「書記官…」

「然し、あの戦いが各地で流されてたとはな…迂闊だったよ。既に発表の準備はしていて、これ以上、隠すつもりはなかったのだが…そのせいで、人々のゴジラ対策に追われるとは、隠してきた罰なのかな」
日野垣が軽く俯く

「思いつめる必要はありません」
立花は、そう声をかける

「有難う」
軽い笑みを浮かべ、感謝の言葉を述べた

「Z-BLUE隊の皆はどうしてる?」

「犠牲にあった隊員が居たので、喪に服しています。勇敢な隊員でした」
立花は悲痛な顔で、Z-BLUEの状況を説明した。

「そうか…」
日野垣は言葉少なげだったが、立花同様に悲痛な表情を見せていた。

もう一つの地球
日本 第三新東京市

「ミサトさん!どうして、あっちの地球に行けないんですか!?」
声を上げる少年の名は、碇シンジ。
使徒と呼ばれる生命体に対抗する為のヒト型決戦兵器、人造人間エヴァンゲリオン、その初号機パイロットである。

「防衛の為よ。使徒が何時くるかわからないのに、本部を空けて置く訳にはいかないわ」
シンジの問いに答える女性の名前は、葛城ミサト。階級は一佐
シンジたち、EVAパイロットの上官であり、保護者的役割をつとめている。

「以前は、何回も空けてたじゃないですか!?なんで今回だけ…」
シンジは、ミサトの答えに反論した。
先の大戦でZ-BLUE隊にEVAのパイロットとは戦闘要員、葛城ミサトは補佐として終戦まで出向していた。
そんな彼にとって、本部を空けるという行為は、余り危険性を感じなかったのである。

「っさいわねぇ……命令なんだから仕方ないじゃない?」
そう答えた少女の名前は、式波・アスカ・ラングレー。
EVA2号機パイロット、ユーロ空軍のエースでもある。階級は大尉。

「そんな…アスカは何とも思わないのかよ!」
シンジはアスカに向かって言う

「あんた物事冷静に考えなさいよ。少しはナナヒカリ見習ったら?」
アスカは横目で座る少女を見る

「………」
アスカにナナヒカリと呼ばれ、沈黙を続ける少女の名前は、綾波レイ。
EVA零号機のパイロットである。

「……っ!」
平静を保つ面々の中、居たたまれなくなったシンジはその場を後にする。

「シンジくん!?」
ミサトが声をかける

「ほっときなさいよ。消化するのに時間が必要なんでしょ……あいつ、ジンとは仲良かったから」
アスカが呟く

「そうね……」
ミサトが静かに同意した

「…………」
レイは走り去っていくシンジの後ろ姿を見つめていた

ドラゴンズハイヴ艦内
「くそっ!!」
そこには机を叩きつける男の姿があった。
男の名前は、藤原忍。
ファイナルダンクーガのメインパイロット。
ZEXITH時代に単独で多元世界に来訪。そのまま独立部隊に参戦した。
そして西暦地球に跳ばされたメンバーの1人である。
里帰りの感覚で、多元地球に戻っていた。

「落ち着きなよ…センパイ」
興奮する忍を宥める女性の名前は、飛鷹葵。
別世界のダンクーガ、ダンクーガノヴァのメインパイロット。
ZEXITH.Z-BLUE.と独立部隊で戦い抜いた。

「落ち着いてられっか!!俺たちが帰らなきゃ…ちきしょお!!」
忍は悔しさを滲ませる

「センパイ…」
葵は言葉を失っていた

「果たしてそうかな?君1人がいた所で事態が変わったとは思えんがね」
横から忍に良く似た声の男がやって来た。

「なにぃ…!?」

「F.S.…」

葵がF.S.と呼んだ男。
ドラゴンズハイヴの司令官を勤める人物。
葵たちダンクーガノヴァの所有者であり、忍たちの身元引受人でもある。

「映像を見る限り敵の力は強大だ。Z-BLUEの力を集結しても苦戦を強いられるだろう」
F.S.は冷静に分析していた。

「……」
沈黙が流れる

「なに、沈む事はない……皆の力を合わせ、見せてやればいい……君たち全員の、野生の力をな!」
F.S.が喝を入れた


「そうだな…!やってやるぜ」

「まさか、あの地球にあの様な怪物がいるとは…」
宇宙、西暦地球へ向かうトゥアハー・デ・ダナン艦内
1人の少女が呟く
対テロ組織ミスリル所属、 テレサ・テスタロッサ。階級は大佐。
前大戦、ミスリルはZ-BLUEとして独立部隊に参戦していた。未知の科学技術を知るウィスパードと呼ばれる存在。

「自分も驚きました。戦力が全て集まっていないとは言え、この世界の精鋭があの様になるとは……」
テレサに続いて話す青年の名前は、相良宗介。
ミスリル所属の傭兵。階級は軍曹。
ラムダ・ドライバ搭載AS、アーバレストの搭乗者である。
テレサと同じウィスパードの少女、千鳥かなめを守る任務についている。

「それより宗介……ジンくんとシュレードさんが…」
悲痛な顔をする少女の名前は、千鳥かなめ。
宗介が守る、ウィスパードの少女である。

「ああ、残念だ…だが乗り越えなければならない」
宗介はかなめを諭す
「うん……」
かなめは頷いた

「安心しろ。ゴジラ相手でも、俺はかなめを守ってみせる」
宗介は、かなめを安心させ元気付ける

「有難う。頼りにしてる」
かなめに笑顔が戻る

「んんっ…」
テレサが軽く咳払いをする。

「然し、あのゴジラの力、一体何なのでしょう…あなたはどう思いますか」
テレサは壁際によしかかる男に声をかけた。

「…………さあな、誰が相手でも関係ない。何時も通りやるだけだ」
両目を閉じたまま、テレサの問いに答えた男の名前は、
キリコ・キュービィー。
ギルガメス陣営のメルキア軍に所属していたATパイロット。階級は曹長。
幼き日より常に戦火に身を晒して育ち、死と隣り合わせの日々を過ごしてきたためか、非常に無口で無愛想だが、ATの操縦技術は卓越している。
さらに状況判断力に優れ、身体能力も抜群。スクラップからパーツを集めてATを修理する、一晩で戦闘用プログラムを組んでしまうなど、こと戦いに関する事については万能とも言える能力を見せる。
異能生存体と呼ばれる資質を有し、死地に臨んだ際の異常なまでの運の強さや、常人の約3倍もの回復能力を持つ。
ZEXIS以降の独立部隊に参加している。

「大佐ちゃん、キリコにとっちゃ奴の正体なんざどうでもいい事なのさ…聞くだけ野暮ってもんだ」
横から男が口を出してきた

「そうかもしれませんね…それより、クロウさん、災難でしたね。とんぼ返りの形になってしまい」

「いや、災難は慣れてるんでな」
テレサがクロウと呼んだ男の名前は、クロウ・ブルースト。
ZEXISに所属し、借金返済やエスターという少女を救う為など、様々な理由で戦争を戦い抜いた。
リ・ブラスタのパイロット。揺れる天秤のスフィア・リアクターでもある。
西暦地球に跳ばされたメンバーの1人。
現在はミスリルにスフィアリアクター保護の名目で雇われている。

VSシリーズとFWのゴジラも参戦させよう

貧乏クジ同盟キター!

「なあ、青山。俺たちは、何も出来ないのか…。ジンやシュレードが倒され、星は違えど、日本の街が破壊つくされたのに…椅子に座り仕事をするだけなんて……」

「……赤木、気持ちは分かるが、俺たちはサラリーマンだ。自分たちの街を守るのも大事な仕事だ」

株式会社21世紀警備保障。
企画開発部広報二課の一室に2人の男の姿が会った。
1人の名は赤木駿介。
ヘテロダインと呼ばれる災害生物に対抗する兵器、ダイ・ガードのパイロットを勤めている。

もう1人の男の名前は、青山圭一郎。
ダイ・ガードのエンジニアを勤める男。

「くっ……大切な仲間がやられたのに…」
赤木は悔しさを滲ませる

「赤木くん……」
そんな赤木を心配そうに見つめる女性の名前は、桃井いぶき。
ダイ・ガードのナビゲーターを勤める女性社員。

彼らは、ZEXISを21世紀警備保障が全面バックアップしたのを切欠に、独立部隊に広報ニ課ごと参加。
Z-BLUE…先の大戦でも活躍する。

「そうでもないみたいですよ…」
そこへ課長の大杉春男がやってくる。

「災害援助の名目で、我々、広報ニ課の派遣が決まりました。大河内社長からの通達です…至急現地のZ-BLUEと合流せよ…との事です」

「俺たちに残れって!?どういう事!!」
多元地球、防衛軍本部。
長官の一室で声が響く

「そうだ。今、君たちが離れてしまったら、この多元地球の防衛力は格段と下がってしまう…使徒などの敵が襲来した場合、世界が危機に陥ってしまう」
声の主に語る男性の名前は、地球防衛軍の長官。大塚茂。
ZEXIS.Z-BLUEに参加した、クラッシャー隊を組織した人物。

「そりゃあ、わかるけど…」
声の主は、竹尾ワッ太。
少年の身ながら竹尾ゼネラルカンパニーの社長を勤める。
父の形見であるロボット、トライダーのパイロットも兼任している。ZEXIS.Z-BLUEに、社員一丸となって協力した。

「長官、理由は分かります。でも、ワッ太の気持ちも分かるんです」
そう語る少年の名前は、金田正太郎。
鉄人28号を操る少年。
幼いながら、ICPOの特別メンバーでもある。ワッ太、同様にZEXIS.Z-BLUEと独立部隊に協力した。

「大塚長官。多元地球は俺が守りに付きます。2人はいかせてやれませんか?」
大塚に進言する青年の名前は明神タケル。
ギシン星生まれ、地球育ちのA級超能力。本名はマーズ。
クラッシャー隊に属し、ゴッドマーズのパイロットを勤める。
ZEXIS.Z-BLUEと独立部隊に参加していた。

「うーん……」
大塚が困り顔を見せると、そこへ…

「みんな、大塚長官を困らせるな」
声をかけるのは、城田志郎。
大塚の片腕的存在。
過去、赤木たち広報二課の戦術アドバイザーを勤め、ZEXISと行動を共ににした事もある男。

「君たちの歯痒い気持ちは、長官も私も痛い程わかる。だが…留守にした時に、万が一の場合が起こったらどうする?悲しみに耐え、力のない一般市民を守るのが役目じゃないのか?」

「そうだな……依頼を受けた、なんでも屋の宿命だな」
ワッ太が前を向く

「そうですね…ワッ太だけじゃなく、僕も感情的になってたみたいです。この地球に対する認識が甘くなっていました」
正太郎が自身を戒める

「城田さんの言うとおりです。軽率でした。すいません」
タケルが謝罪する

「いや…先ほど言った通り、君たちの辛さは痛い程分かる。すまないが、今は耐えてくれ」

暴走初号機&ザ・ビーストも参戦したらガチでやばいんじゃない?

「みんな大丈夫かな……」
西暦地球へ向かう大型貨物式宇宙船の中。
1人の少女が呟く。
少女の名前は、ミレーヌ・フレア・ジーナス。
音楽バンド、ファイアーボンバーのボーカル兼ベース担当。
ZEXIS.Z-BLUEと独立部隊で、ファイアーボンバーのボーカル、熱気バサラの「音楽活動」をメンバーでサポートし続けた。

「そうだな…映像では、酷い有り様だったからな」
ミレーヌに答えた男の名はレイ・ラブロック。
ファイアーボンバーのリーダーで、キーボードを担当。

「………!」
その横で、黙ってドラムを叩くゼントラーディ人の女性の名前は、ビヒーダ・フィーズ。
ドラムを担当する。

「彼等なら、大丈夫ですよ。きっと、立ち直ってくれます」
笑顔で答えた男の名前は、ガムリン・木崎。
ダイヤモンドフォース隊長。階級は大尉。
ZEXIS当時、ファイアーボンバーのメンバーたちと共に多元世界に跳ばされZ-BLUEにも参加する。
バサラをサポートする。

「ゴジラってのは、とんでもないな」
レイが呟く

「本当よ!あの化物ったら、いきなり現れて、無茶苦茶に暴れて…何も考えてないのよ!全く!」
ミレーヌは怒りを隠さないでいた

「アイツはそんなんじゃねぇよ」
床に座り、壁によしかかりながらギターを弄る男が、ミレーヌに向かって呟く。
ファイアーボンバーのボーカル兼リードギター。
熱気バサラである。
彼は対象を問わず、歌で魂をぶつける。
プロトデビルン、銀河クジラ、バジュラ…彼と通じあった異種族は数多い。
ZEXIS時代に遭遇したバジュラは、彼と通じあった。

「じゃあ、なんなのよ!?」
ミレーヌがバサラの言葉に噛み付く

「アイツは溜めてるモン吐き出してんだ……アイツは熱いんだよ」
バサラが答える


「??」
然し、バサラの返答に、ミレーヌは首を傾げていた

バサラぶれねぇなwwwwww

問題はバサラとは真逆のベクトルの思念の塊って点だよな
お互い理解はするけど譲る気は毛頭ないとかなるかもしれん

バサラの答えが的を得すぎてるww

熱線のエネルギーも溜めてるし何か(この場合は戦争とそれを忘れた日本?)に対する怒りも溜めてるし

Gは時期と個体によってはある程度人間と共存出来たりするみたいだけどGMKのは無理だよなぁ
一時期のゴジラは悪の怪獣を倒すヒーロー路線だったみたいだし、ボンボンだかでやってた漫画じゃ完全に人間に味方してたし
マグロ食ってる奴の子供も人間になついてたし

再世篇の全員強制気力低下イベントで全くぶれてなかったからなバサラ
ヒイロとトライダー組もか

バサラさんはサルファでも極普通の生身の人間と明言されてる人では唯一パレッサ粒子に対して抵抗できた人だからな
後は出撃後の気力チェックで無事なことが判明するクローンかつ感情希薄の綾波さんを除けば
サイボーグとか勇者ロボとかバーチャロイドのパイロットしか耐えてない

シモンがバラゴンのために怒ってくれたのが嬉しい

「…號はまだ目覚めないか」
新大陸、カミナシティに安置される、真ゲッタードラゴン内部
強面の男が女に語りかける。男の名前は、神隼人。
ゲッターチームのメンバー。
メンバーである流竜馬、巴武蔵、車弁慶と共に、ZEXIS時代から独立部隊で戦い抜いてきた。
カミナシティでの軍事関連任される身でもあり、ギミー、ダリー両名の指導者である。

「うん……全然起きる気配ないよ」
隼人の問いに答える女性の名は、渓。
本名は、早乙女元気。
早乙女博士の娘である。早乙女博士の事件後に記憶を失い、ゲッターチームの1人の弁慶によって育てられ、新しい名前である渓として育てられた。
現在は新ゲッターチームの一員として、真ドラゴンに搭乗する。隼人らゲッターチーム同様にZEXISからZ-BLUEと先の大戦も参加していた。

「號の奴、どうしちまったんだ…こんな大変な時に…」
そう呟く青年の名前は、凱。
真ゲッターチームの一員。號、渓と共に真ドラゴンに搭乗する。

「……」
そして、深い眠りにつく男の名前は、先程から名前が出ている、號。
早乙女博士と渓の実姉ミチルの細胞を融合し、ゲッター線を照射させる事で誕生した新人類。
真ドラゴンの操縦者となるべく生まれた。主に渓を守る為に戦った。
真ゲッターチームの要。その生まれからか、ゲッター線の何かを感受し、独立部隊を導く事が多々あった。

「……號はゲッターの申し子とも言える。今回の件に何かを感じたのかも知れん」
そう呟くのは、ゲッターチームの1人、車弁慶。
ZEXIS途中、武蔵亡き後のゲッターチームに参加する。

「そう言えば大将、竜馬さんはどうしたんです?」
凱が弁慶に訊ねる。

「短気だからな。アイツなら1人で行っちまったよ。俺たちは號を見てなきゃならんからな……」
弁慶は淡々と答える

「1人でって…1人でですかっ!?」
凱は、その言葉に驚く

「じれったいなどと言わず、グレンラガンを送る艦を待てば良いものを……相変わらず無茶な奴だ。まさか、ブラックゲッターで直接西暦地球に向かうとはな…」
隼人は呆れながらも、軽い笑みを浮かべていた

「くそっ!ゴジラめっ…!」
宇宙、多目的艦プトレマイオス2改。艦内

怒りに震える青年の名前は、兜甲児。
スーパーロボット、マジンガーZの操縦者。ZEXIS.Z-BLUEと独立部隊で戦い抜く。宿敵である、神々の集団ミケーネ帝国とは、先の大戦で一応の決着を見せた。

「落ち着いて、甲児」
興奮する甲児を宥める女性の名前は、スメラギ・李・ノリエガ。
ソレスタルビーイングの戦術予報士。
あらゆる紛争に介入し戦争根絶を掲げるソレスタルビーイング。紆余曲折を経てZEXISの一員となりZ-BLUEの戦いにも参戦する。スメラギは主に部隊の指揮官を勤めた。

「甲児…悲しみはわかる。だが、落ち着くんだ」
スメラギに同調し、甲児を諭す男の名前は、刹那・F・セイエイ。
ソレスタルビーイングのガンダムマイスター。
スメラギ同様にZEXIS.Z-BLUEに参加。
脳量子波などの能力を持つイノベイターとして変革する。
ダブルオークアンタのパイロット。
その機体は大量のGN粒子を放ち、主に人と人、異種族間が理解しあえる切欠の光となった。

「わかってる…わかってるけど…くそおおおっっ!!」
甲児の悲しみに満ちた叫びが艦内に響き渡った

「甲児さん…」
1人の女性が甲児に声をかけようとする。女性の名前はフェルト・グレイス。
ZEXIS時代から、ソレスタルビーイングのオペレーターを勤めている。

「そっとしておいてやれ…」
1人の男がフェルトを引き止めた。
男の名前は、ロックオン・ストラトス。
本名はライル・ディランディ。
瓜二つの双子の兄ニール・ディランディがロックオン・ストラトスとしてZEXISに参加していたが、戦闘で世を去る事に、その後、ライルが二代目を継ぎZEXISに参加。先の大戦も参戦する。
ガンダムサバーニャのパイロット。

「相互理解……みんな…ゴジラ」
刹那の心の中では、様々な事が駆け巡っていた。
相互理解への道のり、今回傷付いたZ-BLUEの仲間たちの事、そして、ゴジラという生命体について……

「桂さん…私、少し部屋で休んできますね」
宇宙。西暦地球へ向かうS.M.Sの旗艦マクロス・クォーター艦内。
力無く話す少女の名前は、タカヤ・ノリコ。
帝国宇宙軍トップ部隊のパイロット。
人類の敵、宇宙怪獣に対する地球防衛の切り札、ガンバスターのパイロット。
多元世界に跳ばされるが、相方のお姉様、アマノ・カズミは行方不明に…
この多元世界のバアルが宇宙怪獣であり、打倒の為にZ-BLUEの面々に協力、そのまま部隊に参加する。

「あまり、無理するなよ」
優しくノリコに答えた男の名前は桂木桂。
この多元宇宙が生まれた原因。特異点と呼ばれる時空修復能力を持つ人間。多元世界で特異点は数多く存在するが、真の特異点である桂が最重要視されている。
そして、女性の扱いに長けている男。
ZEUTHから全ての独立部隊に参加、オーガスのパイロットを勤める。

「今回の事件は相当堪えたのだろう…無理もない」
そう桂に語る男の名前は、オルソン・D・ヴェルヌ。
桂の相棒であり、桂と同じ特異点でもある。ZEUTH時代に一時チラムに身を寄せていたが、途中桂たちZEUTHに合流する。
ZEXISと独立部隊で戦い抜くも、西暦地球に跳ばされてしまったメンバーの1人。
多元宇宙の悪戯である桂の娘アテナ・ヘンダーソンも共に西暦地球に跳ばされていた。現在、元の地球におり、共に無事が確認される。

「彼女は強い。立ち直ってくれるだろう」
そう語るのは、ジェフリー・ワイルダー。
この艦の艦長。階級は大佐。
落ち着いた物腰と時折見せるユーモア、滲み出る貫禄とで、S.M.Sを含むZEXIS.Z-BLUEのメンバーから全幅の信頼を置かれている。大胆な戦法や決断をする豪気な一面もある男性。

「まぁ、1人多元世界に跳ばされ、戦い抜いた位だもんな……少し休んだって罰当たんないだろ」

「そうだな…」
桂の言葉にオルソンが頷く


「だから、今は休め……みんなで待ってるからな…ノリコ」
桂は心の中で呟き、ノリコの去った方角を見つめていた

Z-BLUEが徐々に集結していく日本。時計の針を一時進ませる。
とある場所で意外な面々が活動していた…

「おい!貴様っ!本当にこの場所であっているんだろうな!?」
日本某所の山奥。
怒鳴り散らす男の名は、カン・ユー。
以前、キリコ、カレンの両名を配下にしていた事がある男。
その後対立し、キリコを付け狙う。そのたびZEXIS.Z-BLUEと交戦するが、キリコには相手にされていない。

「うるせぇぞ!カン・ユー!嫌なら帰んな!ここには、お宝があるぜ…俺の感が言ってら」
カン・ユーに怒鳴りつけた男の名は、ジェイソン・ベック。
謎の秘めた街パラダイム・シティで悪事を重ねる男。
ロジャーとは互いに毛嫌いする仲。基本的に敵対する為、ZEUTH.ZEXIS.Z-BLUE.その全てと戦っている。然し、稀に彼らを手助けする事もある男。端から見るとロジャーとは腐れ縁化している。

「宝と言っても目的とは別の宝だったりしてなぁ~」
1人陽気に喋る、ベックと似た声の男の名はゲイツ。
感情の起伏が激しく、変わった趣味を持つ変態。モミアゲに拘りを持つ男。

「お前ら静かにしな…依頼人の兄さんが目の前にいるんだぞ?俺たちは黙って徳川埋蔵金を探せば良いんだよ」
他のメンバーを叱り、目的を話した男の名は、ティンプ・シャローン。
ジロンの仇で元ライバルの腐れ縁。本人は今でもライバルと思っているがジロンは既に相手にしていない。
西暦世界に跳ばされた人物の1人

「ふふ、ティンプくん、すまないね。気を使わせてしまったようだ。」
彼らを雇った依頼人と思われる人物がティンプに話しかける

「いや、構わねえよ。雇われ者として、当然の事をしたまでだ…フロンタルさんよ」
ティンプが……衝撃の名前を口にする。

「そうか、有難う。ティンプくん」
フル・フロンタルの姿がそこにあった……

面子的に絵面の酷さは相当だろうな

「おい!ティンプ!貴様の話は本当だろうな!?フロンタルは、そんな事言っとらんぞ!」
カン・ユーがティンプに疑問を投げかける

「黙ってな、カン・ユー。出来る男は口が固いんだよ。そして出来る男は、事前調査を欠かさねえ…俺の調査に間違いはねぇ」
ティンプは自信を持って返事した。

「へへ、流石は旦那だぜ…抜かりがねぇ。俺の感と旦那の調査……間違いねぇな」
ベックが満面の笑みを浮かべる

「…確かに、ある意味では宝だな。私が求めるのは、埋蔵金などではなく、護国聖獣という宝だがね」
フロンタルは内心で、彼らを嘲笑っていた。
護国聖獣。
婆羅護吽、最珠羅、魏怒羅。三つの聖獣たちを指す言葉。
実は、ゴジラとZ-BLUEが戦っていた時に乱入した四足怪獣が婆羅護吽である。
フロンタルはゴジラより、四足怪獣の正体を注目していたのであった。
彼は四足怪獣を調査する過程で護国聖獣記という伝承に辿り着いた。そして、彼は聖獣たちが眠る場所を突き止めたのである……
探し出す理由は、ただ一つ。先の大戦で回収したミケーネの技術を使い支配下に置く事…眠る今なら可能と考えたからである。

「宝なんか何だっていいけどよ~…仮面の兄さん、目的地はまだかい?延々同じ景色見せられて苛々するぜ」
ゲイツの機嫌がみるみる悪化していく

「直だよ、むっ……これは?」
フロンタルが何かを発見した…

フロンタルwwwwwwwwww

「この洞窟……やはり伝承は正しかったか」
フロンタルは残りの聖獣が眠る洞窟を見つけるが…一行の前に、ある男が姿を見せた。

「やはり、現れたか…フル・フロンタル」
フロンタルとは逆の色、黒いフルフェイス状の仮面の男がフロンタルたちの前に立ちふさがった。
男の名前は、元黒の騎士団の総帥ゼロ。
仮面の下の素顔は、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。
神聖ブリタニア帝国の王子である。
彼はギアスと呼ばれる超能力を得た後、仮面で素性を隠し、黒の騎士団の総帥の座に就く。
カレンら黒の騎士団をZEXISに参加させ、戦争を戦い抜くも途中離脱。ブリタニア帝国を継ぎ世界に戦争を仕掛け、独立部隊と対立する。
その後、世界に責任を取る為にZEXISに復帰。Z-BLUEにも参加し、先の大戦を戦った。知略を生かし部隊を助ける。

「き、貴様はゼロ!?なぜここに…」
カレンら黒の騎士団と因縁浅からぬカン・ユーが狼狽える。

「かぁーっ!やだねぇ…カラス野郎同様、黒好きは、俺の邪魔が好きなのかね?」
ベックが辟易した

「お前ら慌てなさんな…所詮1人だ。流石のゼロも囲んじまえばどってことねぇ」
ティンプが煙草を吹かし2人に呟く

「そう言う事だ……迂闊だったなゼロ」
フロンタルが勝ち誇る

「ふっ、所詮は偽物か…俺が誰か知らんらしい」
ゼロは余裕の態度を崩さない

「なに…」

「俺は奇跡を起こす男ゼロ!」
ゼロが高らかに叫ぶと、フロンタルたちは瞬時に囲まれていた。

「流石だなゼロ…今回は奇跡と呼ぶ程ではないがな」
銃を突きつけ無愛想に呟く少年の名前は、ヒイロ・ユイ。
コロニー守護の為に戦った戦士。任務に忠実な少年で、任務の為なら自爆すら厭わない。
ZEXIS時代に参加しZ-BLUEでも戦い抜いた。未来を見通せるゼロシステムなる機能を搭載した機体、ウイングガンダムゼロのパイロット。

「一々ケチつけんじゃないわよ」
銃を構え、ヒイロに突っ込む少女の名前は紅月カレン。
黒の騎士団のエース。ゼロの信奉者であったが、ルルーシュが王位を継いだ時に袂を分かつ。現在は再びゼロと行動を共にする。
紅蓮聖天八極式のパイロット。

「って事は…もう1人も居るって事かい」
ティンプはしかめ面をし、煙を宙に吐く

「そうだ…」
声が聞こえると同時に刀が首筋に当たる

ギドラのいる場所か

ティンプに刀を当てた少年の名は枢木スザク。
ブリタニア帝国、皇帝直属の元ナイトオブラウンズ。ZEXISに参加する事もあれば、対立する事もあった。最終的にZEXISに参加し、先の大戦ではZ-BLUEとして戦った。

「何の真似かな?我々は埋蔵金探しの最中なのだがね…戦中でもないのに、随分な手荒な行為だな。ゼロ…いや、ルルーシュくん」
フロンタルはゼロを挑発する

「そう言うこった…今回は悪巧みも無しってやつだ。自称正義の坊や達は帰って寝んねしな」
ティンプが続き挑発する

「埋蔵金か…フル・フロンタル…。己の目的の為なら全てを利用する…以前の俺に似ているな。しかし、ゴジラをも利用しようとは恐れ入る」
ゼロは挑発に耳を貸さず、冷徹にフロンタルの目的の一旦を語った

「……」
フロンタルが沈黙する

「ゴジラぁ?なんでゴジラがでんだよ?」
ベックが当然の疑問をゼロに投げかける

「貴様らは利用されてたのだから、知らないだろうが…この男の目的は埋蔵金の類などではない」
ゼロが真実を語りだす

「何?」
ティンプが反応する

「ゴジラとZ-BLUEが戦った時に現れた怪獣は知っていよう?あの怪獣の名は、婆羅護吽。護国聖獣と呼ばれる三体の獣の一体」
ゼロが聖獣の事実を語りだす。

「要点言ってくれよぉ…その聖獣ちゃんがなーんの関係あんのよ」
ゲイツが急かす

「慌てるな…残りの聖獣二体が目の前の洞窟に眠っていると言ったらどうする?」

「はあーっ!?」
ベックが驚きの声をあげる

「そう、フロンタルの目的は宝などではない。残りの聖獣をその手に収める事だ」
ゼロがフロンタルの真の目的を暴く

「ふふふ、よく調べたものだな」
フロンタルは不気味な笑みを浮かべ軽く拍手する

「貴様の恐ろしい所は、ゴジラ打倒の切り札とも言える聖獣を奪い、ゴジラに暴れさせ、地球とZ-BLUEを弱体化させる事を目的としている所だ。更に聖獣の戦力も得られる…。落ち武者同様の貴様には魅力的だろう」
ゼロがフロンタルの恐ろしい計画を暴露する

「おいおい、相当ヤバいヤマに噛んじまったな」
ベックが引きつった表情を見せる

ゴジラこと怪獣王倒すには地球がなくなる威力になっちゃうからね。ちかたないね

つまり宇宙に飛ばしてブラックホール爆弾ぶつければいいんですね

>>171
スペゴジさんが爆誕しそう

>>171
スペゴジさんという方がいてな……ゴジラの細胞片がブラックホールに呑まれて色んなエネルギー吸った結果スペースゴジラになったんだ
色々割愛するが光子と重力子を操り宇宙を光速、大気圏内をマッハ3で飛行し周囲の機械を強力な電磁波で破壊してしまうというネオグランゾンも東宝にクレーム付けるレベルの奴

>>171は明らかに結果わかった上で言ってるだろww

洞窟にキャラ濃い奴集まりすぎだろwwwwww

>>173
そんなのまであるのか…

もうイデオンとかゲッターとかぶつけたら更に進化しそうで怖いな

なんかもう、久保のデッドエンドシュートぐらいしか
有効打にならなそうだな

アストラナガンと渡り合うαおよびOG設定のネオグランゾンならともかく
初期のネオグランゾンじゃスペゴジ無理だろうなあ
ヴォルクルスみたいなものだろ、存在の根元が

「…流石だな、見事な考察だ。しかし、若さゆえかな…、考えが足りないな。この私は、赤い彗星、シャア・アズナブルが、それだけの理由で聖獣を欲すると思うのかね?」
フロンタルは勝ち誇るかのような笑みをゼロに見せる

「何だと…」
ゼロは不快感を覚えたが、平静に訊ねる

「君は先程、聖獣をゴジラ打倒の切り札と言ったが…、果てして、その認識は正しいのだろうか?」

フロンタルが、ゼロに語りかける…

「ふん、何を言うかと思えば当然だ。以前の婆羅護吽を見れば分かるが、彼ら聖獣は伝承に記されている通り、護国を司る……!」
ゼロは当然だと言い返すも、途中で何かに気付いた素振りを見せ、言葉を詰まらせる。

「ゼロ…どうした?」
様子の変わったゼロに、ヒイロが声をかける

「気付いた様だな……そう、護国聖獣は国を護る存在だが……人々を守る存在ではないのだよ」
フロンタルが聖獣の実態を語る

「何だって!?」
スザクが驚きの声をあげる

「以前の婆羅護吽と言ったね。言っておこう、婆羅護吽はZ-BLUEや防衛軍を助けた訳ではない。単に国を脅かす災厄…ゴジラと戦っていただけだ」
衝撃の事実が証される

「貴様ら、先程から何の話をしている…?」
カン・ユーが途中、横やりを入れる

「普通、このタイミングで茶々入れるかぁ……相変わらずスマートじゃねぇ」
ベックが呆れ顔を見せる

「まぁ~ったくだ!黙ってモミアゲを弄って聞いてればよいぃだけなのになぁ~」
ゲイツはモミアゲを弄り通し虚仮にする

「カン・ユー…少し黙ってな。てめぇは、そんなんだから小物なんだよ」
ティンプが煙草に火を着ける

「何だとっ!貴様らっ!」
カン・ユーが激昂する

「あんたら纏めて黙れ!」
カレンが怒鳴るも油に火を注ぐ結果に……銃声が響いた

「……黙れ」
ヒイロが手に持つ銃を騒動の中心に放ち静める

「……続けろ」
ヒイロがフロンタルに説明の続きを促した

「……ああ、わかった。……若者の特権だな」
フロンタルは淡々と説明を開始するも…、内心では、ヒイロの平然と銃を放ち、説明を求める一連の行動を、若者故なのかと、戸惑いを見せていた。

さすがヒイロさん

「…続けよう、それは最珠羅と魏怒羅も同様だ。仮に、彼らがゴジラを倒せたとしよう……君は、その後を考えているのかね?」
フロンタルがゼロに問う。然し、ゼロは無言のままだった…

「ふふ、今は理解している様だね。そう、彼ら聖獣は……、第二のゴジラになる可能性が高いと言う言をな」
フロンタルが衝撃の予言を放つ

「せ、聖獣が第二のゴジラって…どういうことよ!?」
カレンがフロンタルの言葉に噛み付いた

「……半世紀前、ゴジラが現れた時には聖獣は現れなかった。私は考えたよ、同じゴジラなのに何が違うのかと…答えは簡単だ。違いは一つゴジラの強さ、聖獣が脅威と認識する線を今回のゴジラが超えたからだろう。」
フロンタルが驚きの予測を口にする。

「くっ……!」
ゼロが口を噛む

「確かに、ゴジラの強さは異常だ。常軌を逸していよう。だが…それは君達も同じではないのかね?ゲッター線や螺旋力や光子力……同じく常軌を逸脱した力だ。聖獣は直接利用してるZ-BLUEと防衛軍の違いを理解できるかな…いや、それですめば、まだ良いが…、聖獣は我々の世界の地球自体を災厄と捉えるかもしれんな」
フロンタルは次々と恐るべき予測を口にしていく

「何故、僕たちの地球が関係あるっ!」
スザクが声を荒げフロンタルに詰め寄る

「発達し過ぎた軍事力の存在……それは目と鼻の先にある」
ゼロが力無く淡々と述べる

「ふふ…これで、私の行動を理解できたかね?自分の為ではない、世界の為に、聖獣の首に縄を付けようとしているのだよ…そして、それが出来るのは、聖獣が眠りにつく今しかない」
フロンタルが勝ち誇った様子で語る

沈黙が流れる

「理解も得られた事だ。それでは行こうか…」
フロンタルがティンプたちに呼びかける

「はっはっはっ!全体を見ない愚か者め!少しは頭を使うんだな!カレン!」
カン・ユーが満足げな笑みを浮かべ、下劣な視線でカレンを舐め回した

「気がのらねぇな…俺はここまでだ」
ティンプの言葉に周囲が驚く

「ティンプくん……今なにか言ったかね?」
フロンタルの表情が険しくなる

「てめぇは、重要な聖獣を手に入れた後の事を言ってねぇ…ガキじゃねぇからな、度の過ぎた火遊びはしねぇ主義なんだ。後は勝手にやんな……」
ティンプは、フロンタルに、そう言い残すと、その場を立ち去っていく

「へっ、俺も降りるぜ。そもそもケダモノの縄付け作業なんぞ性にあわねぇ…旦那もああ言ってるしな、じゃあな」
ベックがティンプと共に去っていく

「う~ん……聖獣って今一そそんないんだよねぇぇ…性獣なら考えたんだけどさぁぁ~~、まぁぁ~モミアゲの兄貴がノォォォって言ったら結局無理だけどねぇ……またねぇ」
ゲイツはモミアゲの兄貴ことティンプの下へ駆けていった

「おい!?貴様らっ!?………待てっ!俺を置いていくなっ!」
カン・ユーは、フロンタル、カレン、ヒイロ、スザクの冷めた目線に居たたまれなくなり、急いでその場を後にした。

「ふふふ…まさかティンプの言葉で目を覚ますとはな」
ゼロの口調に活力が戻る

「綺麗事を並べようと、貴様が聖獣を使い地球に害を及ぼす目的は変わらん!フル・フロンタル!」
ゼロはフロンタルに指差し力強く宣言する

「ちぃっ…」
フロンタルが舌打ちをする


その時……大地を激しい揺れが襲った

「なに!?なに!?」
カレンが慌てふためく

「間に合わなかったか……」
フロンタルが呟く

そして、その場に1人の少女が姿を現した
「目覚めてしまったか…」
少女の名前はC.C.ルルーシュにギアスを授けた人物。
不死のコードを持っており、見た目は少女だが実年齢は老婆。

「C.C.!我々の機体は用意してあるな」
ゼロが問いかける

「当然だろ?私はC.C.だぞ?それより、さっさと行くぞ。機体に乗れ」

C.C.は皆を急かした

「何処へ行くのよ!?」

「お前は相変わらず鈍いなカレン……Z-BLUEと合流するんだよ。この揺れは聖獣が目覚めた証拠。だから始まるんだよ」

「何が始まるんだ…?」
ヒイロが質問する


「これから始まるんだよ…………怪獣大戦争がな」

「由里さん、頼まれてた企画書まとめときました。」

「有難う~!さっすが万丈くん!頼りになるぅ!」
彼女の名前は立花由里。
かの防衛軍准将、立花泰三の娘である。
テレビ番組BS.デジタルQのリポーターを勤めている。
噂の破嵐万丈、この世界に跳ばされて以来、立花を通じて、由里は跳ばされてきたZEXISたちと知り合い、万丈は由里の勧めで、この職場で勤める事となった。
因みに国家機密であった為、ZEXIS一同の正体は知らない。
「何だかここ最近大事件が続くよね…もう一つの地球だの、ゴジラの再来だの…クタクタよ」
由里は宙を見上げ溜め息をつく

「小馬鹿にしてた空想上のオカルト以上の存在が目の前に現れましたからね。忙しくなりますよ。更に、我がオカルトQは、オカルトの老舗番組で注目の的ですから、実際は単なるヤラセ番組だったんですけどね」
万丈は普段と変わらぬ軽口を叩く

「万丈!ヤラセとはなんだ!ヤラセとは!演出と言いなさいよ!演出とぉ!」
万丈を叱りつける独特な髪型の男の名前は、門倉春樹。
デジタルQの企画部長である。

「これは失礼しました。部長がアホ番組と人一倍馬鹿にしてた事は、この際、忘れましょう」
万丈がチクりと皮肉る

「う…!余計な事言ってないで取材行ってこい! ゴジラと戦った多元地球のロボット集団についてだ」
門倉が誤魔化すかのように万丈に取材を命じた

「はい、わかりました。それでは、破嵐万丈、取材にいってきます」
万丈は元気よく返事をし、取材へ出かけた

万丈なんてとこでバイトしてやがるwwww

「お父さん、教えてくれてもいいのにな~…Z-BLUE部隊名迄は調べがついたんだけど」
由里はZ-BLUEの内情を語らない、父である立花准将に対する愚痴を零す

「ははは、泰三さんは准将ですからね。詳しく知ってるでしょうけど、一軍人として、喋る訳にはいかないでしょ」
噂のZ-BLUEの1人、万丈がサラリと答える

「もう!万丈くんったら、どっちの味方よ!」
2人が、そんな会話を交わしてると、その場に勝平が現れる

「よお!万丈の兄ちゃんに由里姉ちゃん。ひひひ、2人揃ってデートかい?」
勝平は子供特有の冷やかしをする

「勝平くん、そうよ、2人で聞き込みデートの真っ最中」
由里は疲れ顔で受け流す

「なーんで、要はお仕事か、何の取材なんだよ?」
勝平は由里に仕事の内容を聞いた

「Z-BLUEについてよ。全く手掛かり掴めなくて参っちゃう」
由里は溜め息混じりに勝平に説明した

「Z-BLUE?なんでい!それなら、万丈の兄ちゃんに聞けば一発じゃねぇか」
勝平がサラリと衝撃の発言をする

「勝っ…!」
珍しく万丈が慌てた表情をみせる

「万丈くんに…?なんで?どうして?」
由里が勝平に訊ねる

「そりゃ兄ちゃんがZ-BLUEのメンバーだからさ、ついでにオイラもだぜ!へへへ」
勝平は得意気に語るも、万丈は両目を片手で覆い上を向いていた

「万丈くん…勝平くん…どういうこと?」
由里が凄まじい形相で2人に詰め寄る

「勝平……」
万丈は勝平に目線を合わせる

「あっ……!」
勝平は、やっと自身のウッカリさと、事の重大さに気付いた………

防衛軍司令部。
この場所に、Z-BLUEのメンバーが集結しつつあった。

「いやはや、Z-BLUEとは凄いもんだな!」
三雲は目の前に並ぶスーパーロボット軍団を前にして、目を輝かせる。

「そうですね…」
はしゃぐ三雲に立花は力無く答える

「Z-BLUE、多元世界最強の部隊……仮に、この全戦力を集結させてもゴジラに勝てなかった場合……我々人類に未来は無い」
立花の心中は複雑だった


「准将、失礼します。」
ブライトが准将室にZ-BLUE指揮官組と共に訪れた

「ブライトくん、この方たちが…」

「はっ、Z-BLUEの指揮官を勤める者たちであります」


「初めてお目にかかります。私はジェフリー・ワイルダーと申します。階級は大佐です。
マクロス・クォーターの艦長を勤めております。部下達が世話になました、どうも有難うございます」

「こちらこそ宜しくお願いします。立花です。あなたがジェフリー艦長ですか、オズマくんから御話を聞いています」
立花は笑顔で応対する。そして、各艦長と挨拶を交わしていった。そして、最後の艦長…

「私はテレサ・テスタロッサ。階級は大佐です。ミスリル所属、トゥアハー・デ・ダナンの艦長を勤めています。宜しくお願いします」
テッサは敬礼する。

「こちこそ、初めまして、立花です。宜しくお願いします」
立花は他と変わらぬ礼儀正しい対応を見せた。

「……流石は立花准将だ。テレサ大佐を見て全く動じないとは……」
立花を知るブライトは内心で深く感心していた、 他の艦長たちは、感心と同時に驚きを見せていた……

その時、室内に電話音が響き渡る。

「失礼します、……ああ……」



「なに……由里が来てる?」

「お父さん!どういう事よ!?万丈くんや勝平くんがZ-BLUEだなんて!説明して」
由里が声を荒げる。立花は由里のいる待合室に居た

由里は勝平を問い詰めた結果、勝平と同じく跳ばされ、由里と馴染みのガロードやロランたちもZ-BLUE…しかも、以前戦ったグループだった事を知る。
年少組の存在。それらを戦わせる父親に由里は不満をぶつけていた。

「どうもこうもない。機密情報だ。例え、娘だろうと、外部に情報を漏らす訳にはいかん。帰りなさい」
立花は動じず、由里に帰るよう促し、その場から早々に離れた

「ちょっと…!もう……」

面白い

各台詞のあとにいちいち地の文を入れてるせいでテンポが悪く感じる

映画っぽくていいと思うけど>>地の文
あと下げ

「Z-BLUE隊がゴジラ対策の為、集まってくれた事に感謝します」
防衛軍司令部。
集まったZ-BLUE隊指揮官を前に日野垣の感謝の言葉から始まる。
行方を眩ましたゴジラへの対応を協議する為、隊の指揮官クラスが集まっていたのだった。

「では、ゴジラ探索は我々の艦トゥアハー・デ・ダナンが担当します」
協議の結果。先ず、行方不明のゴジラ発見を最優先とし、その任務を万能潜水艦の艦長である、テッサに一任される事となった…。

「それでは、相良さん。留守の間、かなめさんの警護を頼みましたよ」
トゥアハー・デ・ダナン出航の日
テッサは宗介に別れの挨拶をする

「はっ、お任せ下さい。大佐殿の任務達成。及び、無事帰還を祈っております」
宗介は背筋を伸ばし成功と安全祈願を述べた


「有難うございます。では、行って参ります」
テッサは笑顔で応える。


そして、テッサは挨拶を済ませ、ゴジラの潜む海へと出発していった…

ゴジラに潜水艦とかもうフラグが立ちまくりじゃないですかーやだー

「目標、未だ発見されません」
出発から数時間後の大平洋。
ダナンの機動力で迅速に目的地に着いたテッサだったが、探索は難航していた。

「私の予測では、この辺りなんですが……」
テッサは持ち前の頭脳を生かし、ゴジラの潜む地点を独自に推測していた。
そして…その推測が的中する事となる。
艦内にレーダーの探知音が響く…

「どうした?」
副長のマデューカスが原因を訊ねる

「前方に熱源反応を確認、温度上昇を続けています。原因は海底火山が活動しているからだと思われます」
原因が海底火山によるものと兵が答えた

「熱源反応の上昇………ダナン緊急回避!!」
突如テッサが命令を叫ぶ…

その直後……光の柱がダナンの横を掠めた。艦内に衝撃が走る

「くっ…!どうした!?なにがあった!」
マデューカスが叫ぶ

「ゴジラです!!前方にミサイルを放ちながら緊急浮上!」

テッサは全てを理解していた……

「迂闊でした…!ゴジラの危険性は分かっていた筈なのに…何の為に推測したのっ!」
テッサはゴジラに自ら接近した事を後悔していた。距離をとり、時間をかけて捜索すれば良かったのだと…

「本部にゴジラ発見の連絡!引き続きゴジラに向かって弾幕を張り続けて下さい!デコイの役割を果たします」
テッサは艦内に指示を出し続ける

「ゴジラの温度上昇中!第二射来ます!」

「緊急回避!弾幕は継続!」
再び、熱線がダナンの艦体を掠めた。再度、艦に衝撃が走り、艦内に警報が響き渡る。

「ダナン、ごめんなさい。私のせいで…。でも、お願い。後、少しだけ力を貸して…」

「すいません…あなたを巻き込んでしまい」
警報の響き渡る艦内でテッサが男に謝罪をする

「なーに、気にしなさんな。それより、くれるなら、謝罪の言葉より1Gの方が嬉しいぜ」
謝罪を受けたのは、ミスリルに雇われ中のクロウだった。ゴジラ探索の護衛として同行したのである。

「何をいう、貴様は非正規ながらミスリル所属の身だ。マムが謝罪する必要など本来ないのだ」
マデューカスがクロウを睨み付ける

「中佐は大佐ちゃんの事になると本当に厳しいね。まっ、冗談はそこそこに……マジな話、浮上出来んのかい?」
クロウが飄々とした態度から一転、真剣な表情に変わった。
熱線の直撃は辛うじて回避しているが、巨大熱線を二度掠めた事により、ダナンの浮上速度は劇的に下がっていたのである。

「………」
テッサは黙り込む

「微妙な感じか……流石の俺も海中じゃ、お手上げだからな……あんたとダナン次第か」

「……」
テッサは沈黙を続ける

「浮上したら、俺が意地でも日本に帰してやる。だから……あんたに預けるぜ…俺の命」
クロウは笑顔で語りかける

「はいっ…!」
テッサは力強く返事をした。瞳には強い意志が戻っていた

「……以上が作戦内容です」
テッサがクロウ等に作戦を伝える

「おいおい、マジかよ…大佐ちゃん」
クロウが聞かされた作戦内容に引きつった表情を見せる

「大マジです。現在デコイ擬きのミサイルで熱線を回避していますが、浮上前に限界に到達するでしょう」
テッサが現状を語る

「でもよぉ……はあ、預けた命って返却可能?」
クロウが深い溜め息をつく

「ええ、その場合はミスリルとの契約打ち切りと見なして、即艦から退去して貰い、自力で日本に帰って頂きますけどね」
そんなクロウにテッサは笑顔で恫喝めいた言葉を述べていった

「恐ろしい、お嬢ちゃんだ。オーケー、最後まで付き合うぜ」
クロウは愚痴りながらも笑顔で了承した

「有難うございます。それでは、作戦を開始します」


作戦開始後、デコイが次々に消されていった…
ついに、ダナンの前方に熱線反応が現れる

「きちまったか……のるかそるかの大博打…決まってくれよ」
クロウが大きく息を吐いた

そして、熱線がダナン目掛け放たれる。
巨大な光の柱がダナンを襲った……


「相良さん……」
テッサの脳裏に宗介の顔が浮かんでいた……



トゥアハー・デ・ダナンの反応が消失。

防衛軍及びZ-BLUEに衝撃が走った………

水中でも大して威力が減衰しないって凄まじいよな

貴重な貧乏クジ同盟が

「大佐殿の艦が……」
防衛軍司令部。ゴジラ対策本部室。
ダナンが消息を絶った件が、立花の口から宗介に告げられる。

「ああ…、ゴジラ発見の報を司令部に入れた後、間もなくの事だ…」
立花は時折、表情を曇らせるも、冷静に報告を続けた

「そうですか………了解しました」
宗介は表面上平静を保って返事をしたが、彼の放つ声色が心情を物語っていた。

「宗介…大丈夫?」
かなめは、部屋から退室した宗介に声をかける。

「………」
しかし、宗介は、かなめの声に反応せず、その場を後にする。

「大佐殿……。っっ…………!!!!」宗介の自室。宗介の声にならない叫びが響き渡った…

「宗介…」
部屋の前に立つ、かなめの頬には一筋の光が伝っていた


「クロウがダナンに!?」
アムロの報告に驚く男の名はデュオ・マックスウェル。
ヒイロと同じコロニーのエージェント出身。ZEXIS.Z-BLUEと独立部隊で戦い抜く。ガンダムデスサイズヘルのパイロット

「ああ、彼は現在ミスリルに雇われていたからな…今回、ダナンに同乗していたらしい」

「今度はミスリルか……アイツも相変わらずだな…しかし、今一腑に落ちねぇな」
デュオが呆れ顔を見せた直後、考え込む

「反応が消えただの、消息を絶っただのって…、撃沈されたって、断定してないよな?」
デュオが疑問をぶつける

「それは俺も考えた。ダナン級の艦だ。撃沈されたら、それこそ反応でわかる筈…。そこら辺は、どうなんだい大尉?」
その場にいたロックオンが同調する。

「……ああ、確かに、その通りだ。その事は立花准将も理解している。ただ、現状では推測に過ぎない。ぬか喜びさせて現実が違った場合、辛いからな」
アムロは希望的観測を視野に入れながらも、敢えて伏せた理由を語る

「そりゃそうだ……ペラペラ喋らず、胸の内にしまっとくよ」
デュオがアムロや立花の方針に同意する

「そうだな…。それに、アイツは殺しても死ぬ様なタマじゃないしな」
ロックオンが不敵に笑う

防衛軍司令部に警報が鳴り響く…

「ゴジラが日本に接近中!二時間後に到達します!」
オペレーターがゴジラ襲来の報を伝える。
直ぐ様、その情報は官邸に流され、総理による緊急会見と同時に避難命令がだされた。

「皆、聞いてくれ。」
ブライトがZ-BLUE隊員を前に語りかける

「Z-BLUE隊が全て集まった訳ではない………だが、そんな事は関係ない。これ以上、ゴジラに勝手はさせん!必ず奴を倒すぞ!!」
ブライトが全隊に喝を入れた。その声にあわせ、隊員たちの気力が漲っていった。

「申し訳ありません、准将。出過ぎた真似をしてしまい…」
ブライトは、総指揮の立場である立花に頭を下げる。

「いや、いい演説だったよ。共に戦い抜いて来た、君の言葉だから、隊員たちに活力を与えらたんだろう。私では無理な演説だ」
立花が笑顔で語り、ブライトの肩に手を添える。

「准将…」

「ブライトくん。今回の指揮は君に任せる。ゴジラ打倒、必ず成し遂げるぞ」

「…はっ!!」
立花の真剣な眼差しに、ブライトは強く答えた


スーパーロボット軍団と怪獣王による第二次大戦が再び幕を開ける

「ゴジラ!到達しました!」

巨大な津波を起こすと同時に、海面から漆黒の巨獣が姿を現す…

「デ、デカい…」
上陸地点に先回りしていたZ-BLUE。
以前、戦った時より大きくなっている、ゴジラの姿を見て驚愕していた。

「映像より、デカくない…?」
ダンクーガノヴァに乗る葵がゴジラの姿に唖然とする

「馬鹿野郎!葵!ちょっと成長したぐらいでビビってんじゃねぇ!!」
ファイナルダンクーガに乗る忍が、葵に喝を入れる

「言ってくれんじゃん、先輩。誰がビビってるって?」
忍の叫びに反応し、葵に何時もの調子が戻る

「へっ、らしくなってきたな…なら、とっとと決めるぞ!」

「オーケー先輩!」
忍の掛け声に葵が応じる。二機のダンクーガが、それぞれの断空剣を片手にゴジラに襲いかかる。

「ゴジラ!あんたに野生の恐ろしさ、思い知らせてやるわ!」
葵は片手に持つ断空剣を天に翳す

「いくぜ!葵っ…!」
左右対称に忍も同じ構えをとると、それぞれが掲げた断空剣の切っ先から、光の柱が上空へと伸びていく

「やぁぁぁってやるぜ!」
2人の掛け声と同時に、二本の断空剣が振り下ろされる。

「断空…双牙剣!!」


二本の断空剣がゴジラに直撃した…

しかし…二本の牙がゴジラの体を貫く事は叶わなかった…。

「なっ…何ぃっ…!?」
切り捨てるどころか、皮膚の上で止まる断空剣を見て、忍が動揺の声を発する。
忍の動揺、その隙をゴジラは見逃さなかった。ダンクーガにゴジラの強烈な左手が振りかかる

「先輩っ!!」
葵が声を発した時には、忍は既に吹き飛ばされていた。
続けざまに、忍に反応していた葵をゴジラの右手が襲った。
忍同様にゴジラは隙を見逃さなかった。そして、忍と左右対称の方角へ吹き飛ばされた…。


「嘘だろ、あのダンクーガ組が…」
一部のZ-BLUEに動揺が広がる。ゴジラと前回直接対決に参加していないグループであった。

「どうやら以前より、格段にパワーアップしているようだ…気を引き締めてかからないといけないね」
万丈が冷静に分析する。対決経験済みグループと未体験組の温度差は予想以上であった。

「先ずは、ゴジラ戦経験者の俺たちが前に出る!未経験者は様子見に徹っするんだ!」
アムロが各機に指示を出す。

しかし……


「こんな熱い野郎を目の前に様子見なんて、馬鹿らしいぜっ!!」
熱気バサラがゴジラ目掛けてに突進する


「いくぜっ!!ゴジラっ!!俺の歌を聞けぇぇぇぇぇっ!!!」

熱気バサラの魂のサウンドが戦場に響き渡る……

バサラwwwwwwwwwwww

人間の怨念だから説得ができるかもしれないが

バサラはぶれねぇなwwwwww

「いくぜ!… PLANET DANCE!!」
戦場にバサラの歌声が響き渡る…

「彼が資料で読んだ…」
立花がバサラの演奏を静かに見つめる。

「はっ、熱気バサラ。彼の歌声には、次元を超えるなどの、計り知れない力が秘められていまして、異種生命体との相互理解を何度か成し遂げた事もあります」
ブライトが立花に、バサラの能力について改めて説明をする

「資料で拝見していたが、改めて聞くと凄いな……それは、ゴジラを鎮める事も可能と言う事か?」

「はい、あくまで可能性ですが、多種多様な異種生命体と遭遇しましたが、その全てが必ずしも耳を貸す存在ではありませんでしたから」
ブライトはインベーダーや宇宙怪獣などの存在を思い浮かべていた


一方、戦場では…

「もしかして、バサラの歌なら、ゴジラに効くのかも……」
アルトが呟く、その場の一同が同じ事を考えていた。
しかし、その甘い考えは、粉々に打ち砕かれるのであった…

熱唱するバサラ目掛けて、ゴジラの右手が振り下ろされる。

「あっ…危ない!」
その場のZ-BLUE隊が叫ぶ……が、バサラは何事もなかったかのように、ヒラリとかわし、熱唱し続ける。

「何やってんだ!アイツ…!ゴジラは歌を聴いてないんだ!さっさと離れろよ!」
アルトが苛立ちながら叫ぶ

「ちょっと~!バサラ!何時まで歌うのよ!ゴジラ相手に無駄よ!」
ミレーヌが演奏を続けながら愚痴る。しかし、バサラは熱唱し続ける

「無駄だ…こうなったバサラは止められん」
レイが間に入る

「ゴジラ全然聴いてないじゃない…インベーダーみたいな奴って事でしょ」
ミレーヌは更に愚痴る

「どうだろうな……見ろよ、バサラの顔を…奴のあんな嬉しそうな顔、久し振りだろ?」
バサラは満面の笑みを浮かべシャウトしていた。

「ほんとだ…バサラ凄い嬉しそう」
バサラの表情を見てミレーヌが呟く

対象が退却すれば効果があるのか?否…
バサラにとって、表面的な事象など、意味は無く無関心な事である。

実際、バサラはゴジラと通じていたのだ。
バサラの放つ歌声とゴジラの凄まじい怨念とが、ぶつかり合い激しいビートを奏でていた…。

バサラはゴジラとのセッションを心の底から楽しんでいた。

然し、Z-BLUE一同はゴジラの禍々しい姿に、本来のバサラの姿勢を忘れてしまい、バサラを兵器としての一面で捉えてしまっていた…


「離れろ!バサラ!危険だ!」
アルトが演奏の間に入る

「てめえ!!何しやがる!!」
バサラは、突然セッションを邪魔され怒りを露わにする

「アルトくん、もう少しバサラに時間をくれないか」
ガムリンが間に入る。

「何言ってんです大尉!?ゴジラにバサラの歌は効かないんですよ!?暴れてるゴジラを放置できないでしょう!」
アルトがガムリンに訴える

「……わかった。バサラ、演奏はここまでだ。」
ガムリンがバサラを諭す

「ちっ…!わかったよ……冷めちまったぜ」
バサラたちファイアーボンバーはガムリンに誘導され、戦場を後にする

バサラが物わかりよく退却してて草
スパロボ補正か…

バサラ必要なのに扱い辛いのね

バサラは自分のハートが熱くなれりゃそれでいいから
そりゃゴジラほどの思念が強い相手なら楽しいだろうな

でもぶっちゃけゴジラほど人間の都合がどうでもいいと考えてる生き物はいないと思うな。
怨念こそ宿ってるが元は水爆で仲間皆殺しにされて自分も姿が変わった水中生物だし怨みの晴らさせ方がマジでわからない

いや、止められずバサラが歌い続けたら何か変わったんじゃないかという期待も確かにあるけどな

息子の話をちゃんと聞くあたり完全に怪物って訳じゃないんだよな

それにしてもモゲラでワロタ
あれビーム撃ってるイメージしか無いんだけどな、しかも落とし穴で壊れるし

ググってみたらMOGERAなんてのも居たのか……
今度平成シリーズ補完してこようかな

乙です。

バサラは他のマクロス歌い手と方向性が違う。
ミンメイやシェリルをリアル系として、バサラは明らかにスーパー系。
「~~のために歌う」じゃなくて「歌いたいから歌う」ある意味純粋バカ。
ミレーヌも理解しきってないようだし、同じ考え方なのは初音ミクとフェイイェンかな?

>>211
俺は逆だな
バサラが歌い続けたとして、バサラがゴジラを深く理解できるかもしれないけど
それ以外は何一つ変わらないし解決もしないと思う、でもだからこそいい

バサラとゴジラの邂逅は、傍目に見ていたZ-BLUEたちには理解出来なかった。
バサラの歌を聴いて尚、暴れる事を止めぬゴジラの姿に、Z-BLUEたちは、ゴジラをバアル同様の存在と認知する。

「上等だ!てめえが、聞く耳持たねえで暴れるなら……ぶちのめすだけだっ!!」
グレンラガンに搭乗するシモンが吼え、グラサンカッターをゴジラに投げつけた。

「クアンタム……出る」
続いて、クアンタムを駆る刹那がシモンの後を追う。
彼の心中は複雑だった。以前の戦いで、カミーユがゴジラに触れ意識を失い、未だ目覚めない状態。
バサラの歌が通じぬ相手…ゴジラは意識を持たぬバアル同様の存在なのか…?
なら、何故ニュータイプのカミーユは意識を失った?何かゴジラの意思めいた物を感じたからではないのか…?
相互理解は可能なのか?カミーユが意識を失う相手に、GN量子を展開させるのは危険なのか……
そんな疑問が、刹那の脳裏に湯水の如く沸いていた。

「刹那っ!!」
アムロが叫ぶ。ゴジラを前に、集中力を鈍らせていた刹那…
クアンタを強烈な尾が襲う…。

「ちっ…!!」
真下にいたグレンラガンが咄嗟に跳躍し、刹那を庇った。

「シモン!?」
刹那が反応する。
クアンタは、グレンラガンの体当たりで上空に弾かれ、事なきを得るが…代償にグレンラガンが強烈な尾の餌食となり飛ばされてしまった…

でも理解できたとして解決策があるわけでもないしなぁ

>>213
地球防衛軍に出てきたのと比べるとかなり強くなってる+格好よくなってるんでオススメしますよ。

ケイサルエフェスを消し去れる力が歌にはあるみたいだし歌い続ける方が何かしらの突破口は開けたんじゃね

グレンラガンに体当たりされるとか大丈夫なのかクアンタ…

何の解決にもならなくても歌って相手を理解しようとするからバサラはかっこいいんだろ
バサラが歌えばすべてうまくいくからではない

面白い

確かにバサラさんが歌えば相手のことを理解できるかもしれない。でもそれって根本的な解決にはなりませんよね?

バサラ理解→Z-BLUEに話す→気力UPイベント

「くそっ…!」
この事態を招いた、自身の失態を、刹那は悔いる。それと同時に、即座に追撃態勢をとった。

「止めろ!!刹那っ!」
アムロが叫び、刹那を引き止める。

「落ち着くんだ。お前が躍起になって、倒されたら、シモンの行為が無駄になるだろう?シモンなら無事さ、あれ位で死にはしない」
アムロが刹那を宥め、軽率な行為を戒めた。

「すみません。アムロ大尉…」
アムロの叱咤により、刹那は落ち着きを取り戻す。

「いや、いいさ。それより、奴に単機で挑むのは自滅行為だ。一先ず離れるぞ、ついて来い!」
アムロが指示を出し、二機が距離を取り始めた……その時、


上空から、巨大な蝶のような生物が飛来する。
その生物は、羽根を羽ばたかせながら、ゴジラの頭上に襲いかかっていった。

「な…なんだぁ!ありゃ!?」
ガロードが突然の光景に驚愕する

「でけぇ……蝶…それとも蛾か?」
アポロが首をひねる

突然の来訪者に、Z-BLUEたちは困惑する。
しかし、来訪者は、まだ終わりではなかった……
新たな来訪者の登場で、戦場は混迷を極める事となる。

モスラがキター

蝶の怪獣は、輝く鱗粉を放ちゴジラを翻弄する。

「あの蝶々…一体何者なんですかね」
ロランが訝しげに呟く

「何でもいいさ!ゴジラと戦ってるんだ!協力すればいい」
そんなロランの不安をジロンが一蹴する。

「成る程な……よっし!なら俺が一発……うぉぉっ!?」
ジロンに同意したアポロが、無限拳の構えに入った時、辺りを大きな揺れが襲った…。

「こんな時に、地震か……なんだ…あれは!?」
Z-BLUEたちは、その揺れが地震では無い事を即座に悟った。
彼らが見たものは…
ゴジラの背後にある地面を突き破り、現れた……
三つの頭に長い首。黄色い体色に小さな両翼を持つ、巨大な三つ首の竜の姿だった…


「また怪獣~!?」
ゼシカが悲鳴をあげる。

「アイツもゴジラと戦ってるぞ…」
シンが目前の光景を見て呟く。
竜はゴジラより小柄ではあるが、長い首を生かし、ゴジラの体に巻き付き戦っていた……


「始まっていたか!」
突如、戦場に男たちが姿を現した。


「ゼロに…ヒイロ!?」

戦場へ馳せ参じたゼロ、ヒイロ、カレン、スザク、C.C.の五名。
ゼロは、その場のZ-BLUEたちに、怪獣の目的と正体。護国聖獣記について伝えた。

「奴らは護国を司る聖獣……我々、人類の味方ではない…ガロード!頼みがある」
皆に説明していたゼロが突如ガロードに呼びかける

「俺ぇ!?」
突然の指名にガロードは驚きを見せた。

「幸運にも現在月が出ている。今なら、三匹纏めてサテライトキャノンで片付けられる」
ゼロの打ち出した策に、場がざわつく。

「マジかよ…」
ガロードは戸惑いを隠しきれないでいた

「ああ、今奴らも倒さねば、第二のゴジラとなるだろう。一点集中している、今が最大最後のチャンスなのだ!」
ゼロが力強く語る

「……わかった。やってみる!」
ガロードはゼロの言葉の意味を考えた結果…承諾する。

そして、ガロードはツインサテライトキャノン発射の準備に入った……

ゼロの指示はぶっ飛ばされてるシモンや立花さんに聞かれたら怒られそうだな

バサラさん黙っちゃいないぞ

ガロードが発射の為、後方へと下がった時…

「ああっ…!」
ガロードが声を上げる。その原因は、ゴジラが二体の聖獣を叩きのめしたからである。
先ず、ゴジラは自身に巻き付く魏怒羅を力任せに振り解き、三つ首の一つを握り締め、怪力で魏怒羅を投げ飛ばした。
そして、最珠羅は、小蠅を振り払うように左手を水平に叩きつけ、真横に吹き飛ばした。


「ど、どうすんだよ!?バラけちまったぜ!」
ガロードはゼロに指示を仰ぐ

「くっ……構わんっ!撃てっ!!先ずは、ゴジラ駆除を最優先とする!聖獣は後回しだっ!」
ゼロは聖獣の危機より、確実にゴジラを仕留める事を優先した。そして、魏怒羅と最珠羅に気を取られている、今が熱線に邪魔されず撃てる絶好のチャンス。

「わかった!!……いくぜ!!サテライトシステム起動!」
月面から、ダブルエックスに向けて光が放たれる……

「チャージ完了!ツインサテライトキャノン…発射!!!」
ガロードの掛け声と共に、ダブルエックスの肩に乗る二つの砲台から、巨大な光線が、ゴジラめがけて放たれた……

巨大な光線はゴジラの姿を覆い隠し、光の柱は地平へと続いてゆく…

「すごい…」
その光景を目の当たりにしたバナージが呟く。
初めて見るサテライトキャノンに、Z-BLUE参入組は皆一様に驚いていた。

「なんて威力だ……本当にMSなのか…?」
宗介は、その余りの威力に唖然としていた

「これでどうだ!!!」
ガロードはガッツポーズを決め、声を上げる
長く続いた光線が静まる。周辺を凄まじい量の粉塵と煙が包みこむ……


「流石のゴジラも、サテライトキャノンなら…」
ゼロは半ば勝利を確信する


大量の粉塵と煙が徐々に消え、景色が晴れていく……

「何だと……まさか……!?」
ゼロが驚愕する。彼が見たものは……



体から煙を上げる、黒い巨獣の姿だった…
その姿は、より禍々しくなっていた。
体から稲光を放ち、背鰭は一層巨大になっていた……

>「流石のゴジラも、サテライトキャノンなら…」

自らフラグを折りにいく男

もう無理だ
強すぎる

自分でフラグ建てるとは流石ゼロ…

なんと言うテッカマンランス

映画公開前だからってゴジラさん頑張りすぎだろ!!(絶望)

ゴジラの巨大な背鰭が、より一層輝きを放ち出す…それと同時に、口から、稲光の混ざった凄まじい光が溢れ出した…。

「みんなっ!…急いで離脱するんだっ!!」
アムロが叫ぶ…。
放たれるであろう熱線の威力が、想像を絶する物になると直感したからである。各機が上空へ避難を開始した、その時……

最珠羅がゴジラの後方から、奇襲をしかけにかかる…

「最珠羅っ!?」
飛ばされた、最珠羅の登場にZ-BLUEが驚く。

最珠羅がゴジラの背後に迫った直後…
最珠羅に悲劇が襲う………

ゴジラが後ろを振り向き、最珠羅めがけて、熱線を放ったのだった。
その熱線は、まるで、サテライトキャノンを上回る巨大な光の柱だった・・・

「な、なんて威力だ…まさか、奴はサテライトキャノンを…」
ゼロは恐ろしい予想をしていた。
そして、仮面の下で、絶望の表情を浮かべる

最珠羅は光の粒子へと変わり消滅していった……
そして、ゴジラの体から放出していた、禍々しい稲光は、熱線を放った後、消えていった。

「最珠羅が……背鰭はそのままだが、不気味な稲光が消えた?」
アムロは冷静だった。ゴジラの微妙な変化に気付き、注視する。


そして、戦場に更なる変化が訪れた。
最珠羅の粒子が、倒れた魏怒羅の下へ向かい体を包んでいった…

魏怒羅の体が、徐々に金色の輝きを放ちだし、魏怒羅の体と両翼が巨大化していく

両翼を羽ばたかせ、金色の竜が宙を舞った……

「千年竜王…」
変貌を遂げた魏怒羅を見詰めるC.C.が呟く


怪獣王と千年竜王の戦いの火蓋が切って落とされた

キングギドラだー!?

宙に浮かぶ魏怒羅が咆哮を上げる。その声に反応したゴジラが、魏怒羅目掛け熱線を放つ…
然し、その熱線が魏怒羅の体を貫く事は無かった。
魏怒羅の体を包む、金色の障壁が熱線を弾いたのだった……

「なんだ…、あの力は…C.C.!貴様なにを知ってる!?」
ゼロが、何かを知ってる素振りを見せたC.C.に声を荒げ詰め寄る

「怒鳴るなよ。私も知ってる事は、お前らと殆ど変わらんよ。ただ……私は聞いたのさ、魏怒羅の真実を、機体の準備をしている時に出会った奇妙な老人からな」
C.C.が事の真相を語った

「老人だと?」

「ああ、千年竜王…。魏怒羅が完全体として目覚めるには、後2000年の眠りが必要だと言ってたな。今の姿は、多分、最珠羅の魂が成長を促進させたのだろう」
C.C.が自身の推測を交え解説する

「何故、その老人が知ってる…何者だ」
ゼロが追求する

「さあな…爺様なら、話しの最中に姿を消してしまったよ…もしかして、魏怒羅自身だったりしてな」
C.C.が笑みを浮かべ語る

「まさか……」
ゼロが唖然とする

「それより、いいのか?私に構っていて?今がチャンスじゃないのか?」
C.C.が指を指す。指指す方を見たゼロは、仮面の下で驚愕の表情を浮かべる…


魏怒羅はゴジラが放つ熱線を弾きつつ、三つ首それぞれの口から放たれる、三本の黄金の光線でゴジラを追い詰めていた…

「すげぇ…」
ガロードは、固唾を呑んで、目の前の光景を見詰めていた


「なんて力だ………このまま、ゴジラを倒せるのでは」
ブライトは、魏怒羅の力に淡い期待を抱く

「本当に、このまま終わるのか…?」
アムロの脳裏に不安が走る

予感が的中する、戦況に変化が訪れた。
魏怒羅の光線を浴び続けたゴジラの全身から、黄金の稲光が放たれ始める

「まさか!?奴は!」
万丈は、その変化に先程の光景を重ねた

ゴジラの背鰭が稲光と共に黄金に輝きだす…
ゴジラの口から黄金の光が溢れだし、その口は魏怒羅に向けられる。

そして、放たれた巨大熱線は、金色の稲光を纏い、魏怒羅の障壁を貫いたのだった……

障壁の効果もあり、強烈な熱線を浴びながらも、魏怒羅は命を拾っていた…

「まさか…魏怒羅が……」
ゴジラの常軌を逸した強さに、ブライトは声を失う。

「……ブライトくん、援護だ」
立花が口を開く

「准将?」

「Z-BLUE全隊に告ぐ!!魏怒羅を援護し、ゴジラを打倒せよ!」
立花が叫ぶ
Z-BLUE全隊に指示を放った。


「ぎ、魏怒羅の援護って……いいんですか?」
上空を飛ぶルカが通信で呟く

「…いいじゃないの!!助けようじゃない!そもそも、あれだけ頑張ってる奴を殺すなんて……出来ないよ!」
ジロンが叫ぶ

「へっ…同感だな!俺も同じだ」
アポロがジロンに続く、アポロ同様、生まれ変わりのカグラも同じだった

「ま、待て!お前ら…奴は第二のゴジラ…」
ゼロが慌てて制止する

「馬鹿やろう!!」
傷だらけのグレンラガンが近寄り、シモンがゼロに怒鳴りつける。

「アイツは、たった1人、命懸けでゴジラ相手に突っ張ってんだろ!!命張ってる奴、見捨てる奴は……最低の糞野郎だ!!」
シモンがゼロに思いをぶつける

「シモン……」
ゼロは黙って聞いていた

「後の事は、そん時考えりゃあいい…アイツが第二のゴジラになるってんなら、そん時に止めりゃいい…、俺たちが…お前を止めた時みたいにな」
シモンが笑みを浮かべる

「君の負けだな、ゼロ」
万丈が通信先で笑う

「ふっ……そうだったな……すまなかった。私が間違っていたようだ」
ゼロは、自身の事を思い出し、謝罪をする

「いいんだよ……それよりゼロ!頼んだぜ!!」
シモンがゼロに促す

「…!ああ…全軍に告ぐ!魏怒羅救出を最優先とし、ゴジラへの攻撃を開始せよ!」
吹っ切れたゼロが再度指示を出した

「任務了解…」
近くのヒイロが突撃を開始する

「了解だ!」
やる気に満ちた宗介がヒイロに続く

「………」
キリコが無言で、その後を追った


「いくぜぇぇぇ!ゴジラ!!」
シモンの叫び声が響き渡る…

Z-BLUEによる、魏怒羅との共同作戦が始まった

何その無口三人組

謎の老人は、死神博士です。

いや、鳴滝だな

プロフェッサーKか…

「俺だってぇぇぇぇぇぇ!!」
ジロンがバズーカを乱射しゴジラに特攻を仕掛ける。

「………」
キリコが続く、マシンガン、ショルダーミサイル、ソリッドシューターの重火器をゴジラに掃射する……が。
途中、キリコの機体がトラブルにあう…
ゴジラの放つ、稲光に当てられ、機体の操縦が止まる。

「……!」
キリコが驚きの表情を見せた時、彼を悲劇が襲う。
その隙を、ゴジラは見逃さなかった…キリコの機体は、ゴジラの巨大な足に踏み潰されてしまったのである。

「キリコっ!!」
近くにいた宗介が叫ぶ。最悪の状況を予想したが……

奇跡的にも、キリコは無事だった。踏みつけられた土壌が柔らかかったのが幸いしたのである。
機体は再起不能だが、キリコ自身は軽傷で済んでいた……

「無事か!?キリコ!」

「ああ…大丈夫だ」
宗介の問いに、キリコは平然と頷いた。
宗介は、キリコを回収し、その場を離脱した。

「本当に運悪いんだか、良いんだか、わかんねえ奴だよな!」
ゴッドシグマに乗る男、飛ばされたZEUTH組の一員。壇 闘志也が、キリコの姿を見て笑う。

「流石、異能生存体じゃ!大したもんじゃい!じゃが、ワシも負けとらんぞ!異能健作じゃい!」
闘志也に続き声を上げる男は、吉良健作。通称キラケン。同じくゴッドシグマの一員である。

「異能しか、あってないだろう…」
キラケンの言葉に呆れ顔を見せる男の名前は、ジュリィ野口。同じくゴッドシグマの一員である。

「細かい事はええんじゃい!とっととゴジラをブチのめすぞ!!」
キラケンはジュリィの言葉を気にせず、檄を入れた

「闘志也!!無双剣をかましたれ!!」
キラケンが叫ぶ

「おうっ!!」
闘志也が、力強く応える

「無双剣!兜斬り!!」
闘志也の叫び声と共に、無双剣がゴジラの頭上に振り下ろされる……
然し、無双剣がゴジラを斬り裂く事は叶わなかった。

「なんじゃとおお!!」
キラケンが驚きの声を響かせる……

「ちきしょう!」
闘志也が悔しさを滲ませつつ、緊急離脱をして事なきを得る。

「大丈夫か!?闘志也」
アムロがゴッドシグマに近寄る。

「大丈夫だ。あの野郎…なんて丈夫な野郎だ。まさか無双剣が全く通じないなんて」
闘志也はゴジラを睨みつけ、瞳に闘志を宿らせながらも冷や汗をかいていた。

「ああ、ゴジラは常軌を逸してる。接近戦は危険だ。闘志也たちは、スピンソーサーやストリングスで距離をとって戦うんだ」
アムロが闘志也に指示を出す

「わかったぜ、大尉。焦れったいが、言うとおりだ」
闘志也は頷き、改めて攻撃を開始する

一方上空ではヒイロがツインバスターライフルを構えていた。

「ヒイロ、お前は攻撃ではなく、ゴジラの熱線を防ぐ事に集中してくれ。奴の口が輝きだしたら、そこに射撃をしてくれればいい。兎も角、奴の口を光らせないでくれ」
ヒイロはゼロから指令を受けていた

「任務了解…」
ゴジラの背鰭が輝きを増し、口から光が溢れだす…
そこへ、強烈なバスターライフルが放たれる。ゴジラの口から光が消えていった……

相変わらずヒイロとゼロは良いコンビだな
ごひは?

??「ゴジラこそが正義だ!」

真っ先に熱線封じにかかるあたりやっぱゼロ賢いわ

バスターライフルと口内の熱線による衝撃が重なり、流石のゴジラも顔をよろけた…

「まさか、ツインバスターライフルで防ぐなんて……ヒイロ!油断するなよ」
甲児が感心すると同時に、ヒイロへ警戒を促した

「了解。全身を発光させる熱線攻撃も、近寄らなければ問題ない…」
体を発光させたゴジラを後目にヒイロが呟く

「無駄だ…」
ヒイロが呟く。
再び、ゴジラの背鰭が輝きを放ち、口から光が溢れ出す…
それに合わせ、バスターライフルがゴジラ目掛けて放たれた…。

しかし、バスターライフルの爆風から現れたのは……よろけた姿などではなく、ヒイロを睨み付ける、禍々しい白眼だった。
ゴジラは口を閉ざし、爆風を去なしていた…。輝きを放つ口がヒイロに向けられる。

「……!」
ヒイロの視界を強烈な光が包み込む

「ヒイロッ!!」
ゼロたちZ-BLUE隊員が一同に叫ぶ。
誰もが絶望しかけた時……

ヒイロの目前に…

魏怒羅が駆け付けた。

「魏怒羅!?」
ヒイロが戸惑いの声を上げる。
次の瞬間、放たれた熱線は、ヒイロの乗るウイングではなく魏怒羅を貫いたのだった…

「魏怒羅が……ヒイロを庇った…」
アムロは目の前で繰り広げられた光景に驚愕する

貫かれた魏怒羅は光の粒子となり、ゴジラを包み込む……


すると、ゴジラの動きが止まった

まあ最悪ゴジラのビームでウィングゼロ爆散してもヒイロなら生きてるだろ

「動かないぞ……まさか…死んだのか?」
シンが微かな期待を抱く
だが、その期待は即座に打ち砕かれた。
ゴジラは再び咆哮を上げると、金色の稲光を纏い背鰭を含む全身を輝かせ始めた。

「くっ…!」
即座にヒイロがバスターライフルを放つが、今の状態のゴジラに効果は無かった。

「くっそー…まさか魏怒羅の攻撃がパワーアップに利用されちまったのか!?」
ガロードが悲鳴に似た声を出す。
その言葉の通り、ゴジラの口の輝も一層凄まじい光を放っていた。

「魏怒羅の根性無駄に出来るか!!」
シモンがギガドリルブレイクで応戦しようとした時……

「止めろ!シモン!!」
ゼロが叫び、シモンを制止した

「ゼ、ゼロ?」
突然のゼロによる制止に流石のシモンも驚きを隠せなかった

「先程ガロードが言ったが、奴には理由が分からんが、攻撃を吸収し、より強い力で跳ね返している可能性がある」
ゼロがゴジラの力について予測を語る

「そして熱線を放てば、多少落ち着く傾向も見られる。然し、今のゴジラが、お前の螺旋力を吸収したら、我々の手に負えなくなるだろう。だから……この攻撃は、私が防ぐ!」
蜃気楼がゴジラの直線上に立ちふさがった。

「馬鹿やろう!死ぬ気か!」
シモンが怒鳴りつける

「ふっ、死ぬ気はないさ……無事成功するかは分からんがな……それに、こうなった責任の一端は私にある。熱線が来るっ!みんなっ!離れてろ!!」
ゼロが叫び、避難を促した

「わかった……死ぬんじゃねぇぞ!!」
シモンが檄を飛ばし、場を離れる

「有難う、シモン……さあ、来いっ!ゴジラ!」
ゼロは小声で感謝を述べる。
そして、輝きが当たりを包む……

「ナナリー…」
ルルーシュは死を覚悟した。
そして、熱線が放たれた………


その瞬間…




「ゲッタァァァ…ビィィィィィム!!!」
薄紅色の光線が熱線を相殺させた…

突如、戦場に現れた、漆黒の機体が放つ光線が、蜃気楼を救った

「諦めちまうとは、らしくねぇな?」
パイロットが荒々しく語りかける

「りょ…竜馬さん!!?」
甲児が叫ぶ

流竜馬。
ゲッターロボの登場が、更なる波乱を呼ぶ

ゲッターキター

進化合戦で地球どころか宇宙が死んでしまいます

ゴジラエンペラーになる日も近いな

ゴジラの意思とゲッターの意思って相容れない気がするし、お互い独自に進化はするだろうけど吸収はどうなんだろう
意思の巨大さではゲッターのほうがでかいだろうし

設定的には小さいケイサルエフェスみたいな感じだけど
あいつと違って核となる意識がないから倒すのはめんどくさそう。

現れた男の名は、ゲッターチームのリーダー、流竜馬。
ブラックゲッターに乗って、戦場に駆け付けた。

「わりぃな…折角、直接ゲッターで来たってのに、迷って遅れちまったぜ」
竜馬が淡々と登場した経緯を語る

「ちょ…直接って!竜馬さん、ゲッターロボで直接来たんですか!?」
グラパールに乗る少女、ダリー・アダイが驚く

「ああ、ダヤッカの出航準備が長引きそうだったからな……じれったかったから、先に飛び出してきたんだよ。結局、先を越されちまったがな」
竜馬が淡々と受け答える

「そんな無茶な……」
同じくグラパールに乗る少年が唖然とする。ギミー・アダイ。
ダリーの双子の兄である。2人はシモン、リーロンと共に先行グループの一員でっあった。

「それが流竜馬だ」
周囲のZ-BLUEが呆れ返る中、シモンだけは満足気だった。

「さてと……挨拶はこれ位だ。ゴジラ!!!随分待たせちまったがな……今までの落とし前、キッチリ払って貰うぜ!!!」
竜馬が吼える

「いくぜっ!ついて来い!シモン!!甲児!!さっさと片付けるぞ!!」
竜馬が2人に向かって叫ぶ

「おうっ!!」
竜馬の闘志に当てられた、シモンと甲児が竜馬に応え続く。

「まっ…!!待て!お前ら!!」
ゼロが慌てて止めるも、三機は既にゴジラ突撃していた。

ゲッター線・螺旋力・光子力……

そして……ゴジラの邂逅


ゼロは安心感を抱きながら、半面では戦慄もしていた。



しかし、この状況をゼロ以上に戦慄している人物がいた。


「だ……だめ…」
それは、防衛軍司令部で1人震えるティファであった……

「甲児っ!!俺にあわせろっ!」
竜馬が甲児に合図する

「はいっ!!」
甲児が力強く答えた。
そして、ゲッターとマジンガーの二機が左右に別れて飛翔すると…

「いくぜ!……ゲッタァァァ…ビィィィィィム!!!」
竜馬の叫びに呼応し、ゲッターの腹部から、薄紅の光線がゴジラ目掛け放たれる

「光子力ビーーーム!!」
竜馬と同時に甲児がメモリを捻ると、マジンガーの額から巨大な金色の光線が、ゲッターロボ同様に、ゴジラ目掛け放たれた。

二対のビームが同時に直撃すると、ゴジラの体から形容し難い激しい光が発生した
その光が辺りを包む……

「な、なんだか不味くない…」
カレンは片目を瞑りつつ、光の渦から微かに見えるゴジラの姿に狼狽する。

「まだ終わりじゃねぇぇ!!!」
シモンがカレンの心配を一蹴するかのように、グレンラガンの右腕を天に翳した。

「いくぜ!ゴジラァァァ!!……ギガァァ……」
天に翳した右腕が巨大なドリルへと変貌する…

「ドリルゥゥゥ……ブレェェイクゥゥゥゥゥゥ!!!」
巨大ドリルをゴジラに向けて、グレンラガンが突撃する……

輝くゴジラの体にドリルの一撃が直撃する…
辺りを今までにない、凄まじい輝きと咆哮が放たれた……


「おいっ!効いてんじゃねぇか!?」
ガロードは興奮を隠しきれない

「今度こそ……やったか?」
アムロも半ば確信しかける

然し、その時……

「何だとっ!?本当かっ!!」
ラー・カイラム艦内。ブライトの叫びが響き渡る

「はい!時空振動が発生します」
ブライトの問いかけにオーペレターが答える

「くそっ!!こんな時にっ……!!場所はどこだ!!」
突然の戦場での時空振動…
ブライトがオーペレターに、より詳しい状況説明を求めた


「は、はい……発生場所は……ゴジラです」

まさかの時空振動

最早、デストロイアやスペゴジでも倒せるか怪しくなってきたなwwwwww

やっぱり誰か特攻(生贄に)しないと…

「……ブライトくん、我々が跳ばされる場所は特定可能できるのか?」
ラー・カイラム艦内。
立花は、目の前の時空振動から逃れられない事を即座に理解し、覚悟を決める。
そして、ブライトに跳躍先の予測が可能かを聞いた。

「いえ……、現状では、跳躍先の予測は……不可能です…」
ブライトは歯痒さを滲ませ、跳躍先の予測が不可能な事を伝えた

「そうか……総員、対ショック体勢!時空振動に備えろ!」
立花はブライトの説明を聞き終えると、即座に艦内、及びZ-BLUE隊へ指示を出した。

「ゴジラ討伐任務は一時中断。各機は自身の安全を第一とせよ!」
立花の指示が続く…
そして遂に、ゴジラを中心とした時空振動が始まった。


「うわああああ!」
Z-BLUE隊の叫びが響き渡った…


「竜馬…ゴ……力じ……意……ぶつ…んだ」


「號?…何だ…ここは?」
時空振動の衝撃で、意識を失っていた竜馬が、うっすらと目を開ける。

「あっ、起きた?」
竜馬に1人の女性が近寄ってくる。

「ヨーコ!?」
竜馬が女性の姿を見て驚く

「何驚いてんのよ…まだ寝ボケてんの?今、新世界大陸よ。びっくりしたわ。竜馬たちが、いきなり跳ばされて来たんだもの」
女性の名前は、ヨー。
ZEXISからZ-BLUEと先の大戦に参加。大グレン団の一員。当然、竜馬たちとは旧知の仲である。


竜馬が跳ばされたのはZ-BLUE隊の多元地球。
なにより、この場所は竜馬にとって馴染み深い地域、ブラックゲッターで飛び立った地、新世界大陸であった……

「俺たち?他の奴はどうした?無事なのか」
竜馬がヨーコに問いかける

「うん、Z-BLUE隊全員が揃ってる訳じゃないんだ…」

「おっ?やっと起きたか!鼾かいて寝てんだもんな!相変わらず図太い奴だよ」
ヨーコの話の途中、桂がやってきた

「起きましたか…」
それに続いて、刹那もやって来る。

「まあ、今んとこ、この2人よ」
ヨーコがぶっきらぼうに、2人の方を親指で指差す

「…はぐれちまったか」
竜馬が神妙な顔で答える

「気落ちすんなよ。今までの経験から見ても、みんな新世界大陸にいるさ」

「桂さんの言う通りです」
刹那が笑顔で桂の前向きさに同意する

「取り敢えず、カミナシティに向かう事にしたけどさ、寝起きで辛いだろ?もう少し休憩してから行こうぜ」

「へっ、誰に言ってんだ、桂?余計な気遣いすんじゃねえよ。とっとと行くぜ」
竜馬は軽く笑い、桂の気遣いは無用と言い放ち、ゲッターの下へ去っていく

「ほんと…せっかちね」
ヨーコが呆れ顔で呟いた

もうスーパーヒーロー作戦の世界からウルトラマンとかてつをとか
αの世界からゴキトラとか連れてこないといかんぐらいゴジラがやばくなってる

まだガンバスターとエヴァいるし…
グレンラガンが宇宙行けば最強なんだが

ロンギヌスの槍はゴジラに効くだろうか
おそらく刺さるとは思うが、果たして…

誰かガイオウ連れて来て次元獣にしてもらえよ
その次元獣を制御出来るかは知らんが

もうみんなで因果地平に飛んでいこう(諦観)

スパロボの世界のエネルギー全部吸収したら
ゴジラどこまで強くなるのか気になってきた

「グレンラガンやゲッター…Z-BLUEが殆ど揃ってたんでしょ?ゴジラって、そんなに強いの?」
カミナシティへ向かう道中、ヨーコが竜馬たちに、ゴジラについての感想を聞く

「ゴジラか……運の良い野郎だ。時空振動がなけりゃ息の根止めてたのによ」
時空振動直前の出来事を思い浮かべた竜馬は、悔しさを滲ませる

「それはどうだろうな…」
竜馬の話を聞いていた桂が口を開く

「あの時空振動…偶然じゃなく、ゴジラが引き起こしたものだと思うぜ」
桂は先の時空振動がゴジラによるものだと唱える

「何だとっ!?」
竜馬は桂の考察を聞き驚く

「続けるぜ……ゴジラは、あの猛攻で死にかけたんじゃなく、進化したんじゃないのか?時空振動を引き起こせる存在に……」
桂の予想は衝撃的だった。一瞬周囲が静まり返った


「まさか…ゴジラは」
刹那が何かを言いかける

「俺の予想だから当てにはならんけどね…、この話はこれ位にして、先に進もうぜ」
桂は、暗い空気を払拭するかのように、話を強引に終わらせる

「何だか相当厄介な奴みたいね」

「ああ……」
刹那はヨーコの言葉に答えると、空を仰ぎ見る
ゴジラとは一体何なのか…刹那はゴジラの正体に考えを巡らせていた

「やっぱり此処に集まったな」
竜馬たちが跳ばされて三日後。
竜馬等が、カミナシティに到着すると、予想通り跳ばされたZ-BLUE隊がシティに集まっていた。

「これで全員の無事が確認されたな」
アムロがホッとした表情を浮かべる

「然し、不幸中の幸いだったな。まさか、跳ばされた先が我々の地球だったとは…」

「そうだな。それより、ブライト…ゴジラは一体どうなった?」
アムロがブライトにゴジラの行方を問いかける

「ゴジラか…捜査中だ。ゴジラは別の場所に跳ばされたらしい。ブラックホールにでも跳ばされてくれれば良いんだがな」
ブライトは皮肉混じりに、ゴジラが別の地点に跳ばされた事をアムロに伝える。

「ブラックホールか、世の中そんな上手くはいかないよ。然し、別の地点か……ブライト、西暦地球…防衛軍司令部に連絡はしたのか?」

「当然だろ、日野垣書記官の調べでは、日本の周囲にゴジラの存在は確認されないそうだ」

「そうか…なら、予想通りゴジラは多元地球…こちらの地球に居る可能性が高い訳だな」

怪獣王の細胞がブラックホールに行ってスペースゴジラになったんやで。(ゲス顔)
あと、R戦闘機呼ぼう

バイドゴジラとか最悪じゃないすか…

「まさか時空振動とはね…。ゴジラが引き起こしたなら、相当厄介だな」
万丈が神妙な顔付きで今回の件を語る

「ガタイや背鰭がデカくなったり、熱線が巨大化するだけかと思いきや、時空振動かよ…全く荒んだ成長期だ、勘弁して欲しいもんだぜ」
デュオが大きな溜め息をつく

「落ち込んでても仕方ねえよ!無事だった事、ゴジラと離れられた事、多元地球に跳ばされた事、全部ラッキーと思おうぜ!こっちの地球には、全戦力あんだ!暴れる前に見つけて、次こそ倒そうぜ!」
ガロードは握り拳を顔に上げ、皆にガッツを示す

「ガロードくんの言う通りだ……我々は、まだ負けていない。だからこそ、一刻も早く行動せねばな……」
立花が現れ、ガロードの言葉に同調する

そして、Z-BLUE隊は多元地球に残った隊員の招集。ゴジラ探索を本格的に開始する。



一方、多元地球の日本。
Z-BLUE本隊が、カミナシティに駐在している頃…


第三新東京市に、恐るべき危機が迫っていた。

ここの怪獣王は、ウルトラ兄弟も大苦戦させるほどの基地外スペックになってる\(^o^)/

例え異世界に飛ばされても狙うのは東京
さすがゴジラ

今のところ偶然か必然か核、螺旋力、ゲッター線、精神感応能力、時空を越えた武力といった全部スパロボ&防衛軍側(人間側)の科学力や争いの力の反動みたいな存在になってるのねこのゴジラ
元々のゴジラの設定に合ってて面白いと同時に強すぎてどんな終わりになるのか想像できない

まだゴジラと戦ってない戦力けっこう残ってるか?
ベックは出てるけどロジャーがまだだな
あとごひが気になる

マジンガーはまだだっけ
ゲッター系もブラックしか出てないし真ドラゴンがどうなるか

あとロラン出てるけど月光蝶使ってない

「目標の状況をお願い!」
ジオフロント内、NERV本部。
ミサトの声が響く

「目標は最終防衛ラインを突破!接近中です」
オペレーターの青葉シゲルが答える

第三新東京市に黒い体、白い面の巨大な怪物が飛翔、接近中…
その怪物の正体は使徒であった。

「Z-BLUE本隊に連絡は?」
技術開発部、責任者の赤木リツコがミサトに訊ねる。

「……カミナシティで、各機補給と戦艦組が整備中らしいわ。距離もあるし、間に合いそうに無いわね」
ミサトは片手で目を覆いながら、リツコの問いに答える

「現在配備中の戦力は…?」
リツコは更に問いかける

「シンジ君、レイ、アスカのエヴァ三機、ワッ太くんに正太郎くんにタケルの三人よ」
ミサトが配備中の人員を答えた

「そう…。でも、彼等だけで、なんとかして貰わないといけないわね」

「そうね…頼むわよ。みんな」
ミサトが呟く

「まさか、遠方から、セントラルドグマに直接来るとはな」

セントラルドグマ。
ゴッドマーズの操縦席で、タケルが呟く
使徒は、ドグマの真上からではなく、離れた場所から侵入を図ったのだった

「碇くん、大丈夫?」
レイがシンジに呼びかける

「あ、ああ。僕たちだけで、使徒と戦うのか…」
シンジは普段の戦い以上に緊張していた

「大丈夫さ!シンジさん!俺たちだけで、やっちまおうぜ!」
トライダーに乗るワッ太が力強く語る

「全く、バカシンジは…そもそも、私たちエヴァだけで使徒と戦うのが本来の姿なのよ!?それなのに、ワッ太に励まされてんじゃないわよ!!」
アスカの怒声が響く

「シンジさんも緊張してるんですよ。使徒は凄まじい奴ですから…アスカさん、頼りにしてます」
正太郎がアスカを宥める

「まあ見てなさい、私1人で充分だから。あんたらは安全な所で休んでなさい」
アスカが得意気に語る

「そうも言ってられないようだ。来たぞ!みんな、気をつけろ」
タケルが警戒を促す

使徒がセントラルドグマの空を突き破って、タケル等の前に姿を現した。

「使徒が来ましたね!サクッと倒して、パーッと!やりましょう!パーッと!」
男が陽気に叫ぶ
支援メカ、シャトル内、竹尾ゼネラルカンパニーの営業係長。木下籐八郎。

「き、木下くん。君って男は…」
同じくシャトル内。
木下の態度に震える初老の男性は、竹尾ゼネラルカンパニーの専務。柿小路梅麻呂。

「ははは!流石は木下さん。こんな時でも変わんないね」
ワッ太が、やり取りを見て笑う

「ったく…あんたら使徒が目の前に居んのに……なら、サクッと倒すわよ!!」
アスカは呆れながらも、木下の言葉を借り、号令をかける

「おーっし!いくぞ!」
ワッ太が先陣を切った

「ちょっと!待ちなさいよ!!」
アスカが慌てて後を追う

「おーっし…いくぜ!アスカさん!」
ワッ太はアスカに連携を促す

「もう!仕方ないわね!!トチんじゃないわよ!」
アスカは渋々ながら承諾する

「いくぜ~…ダブルスピアだ!」
ワッ太の叫びに合わせ、二機のスピアが使徒を襲う……

然し、幾重にも重なったATフィールドが合体攻撃を防いでしまった。

「拒絶型か…厄介だな」
NERV作戦司令部
モニター越しで状況を見る、副司令の冬月が呟く

「げぇ!?嘘だろ~」
ワッ太は、自身とアスカのスピアが防がれ驚愕する

そして、硬直した二機を使徒のATフィールドを利用した衝撃波が襲った

二機が衝撃により吹き飛ばされる

「社長!!」

「ワッ太!アスカ!」
飛ばされた2人を見て一同が叫ぶ

「くそ…!使徒め…よくも2人をやったな!許さないぞ!!」
正太郎が怒り、Vコンを握りしめる
そして、鉄人が使徒めがけて突撃の構えに入った時…

異変が起こった……

「ま、待て!正太郎!」
真っ先に異変に気付いたのはタケルだった。
その次に、NERV司令部が異変に気付く。

「セントラルドグマ内に高エネルギー反応発生!」
オペレーターの伊吹マヤが異変を感知する

「一体何が起こったの!?」
ミサトが原因を訊ねる

「原因は…小規模の時空振動です!」

「な、何ですって!?」


突然起こったドグマ内の時空振動…
空間に歪みが起こり、強烈な光が放たれる。
光はモニター越しの司令部をも照らした…

「な、何が転移されてくるの…!?」
ミサトは、強烈な光を手で遮りモニターを見つめる


激しい光の中から、現れたのは…

あの漆黒の巨獣だった……



「ゴ……ゴジラ」

「ゴジラ!?ここに転移してきたの!?然も、よりによって、こんな時にっ…!!」
混乱する司令部内
ミサトは机を叩く
次々と降りかかる災難に、苛立ちを爆発させていた

「まさかゴジラとはな……どうする?」
冬月が隣に座る男に話しかける

「スケジュールは変更すればいい………生きていれば、何とでもなる」
冬月の問いに無表情で答えた男の名前は、碇ゲンドウ。
NERVの総司令であり、シンジの父親でもある。

「そうだな、先ずは、生き延びなければならんな…」


「シンジ!レイ!正太郎!お前たちは俺のバックアップをしてくれ!柿小路さんは、ワッ太とアスカの救援をお願いします!」
タケルが困惑する一同に的確に指示を出す

「は、はい!」
シンジが答える

そして、ゴッドマーズを中心に各機がフォーメーションをとった時…

使徒が行動を起こした。
使徒の黒い体が解かれ、数本の長方形の触手が姿を表した。

「…気をつけて」
使徒の何かを察したレイが警戒を促す

然し、使徒はタケルたちを無視するかのように、体を横に向けた。

「え?」
シンジが唖然とする

「まさか…ゴジラを」
タケルの言葉通り、使徒は…


目標をゴジラに変え、攻撃を開始した


「使徒がゴジラを!?同士討ちしてくれるなら…」
ミサトが驚きながら、淡い期待を抱く

期待は早くも砕かれる


使徒の触手が伸び、離れたゴジラを目掛けて一直線に襲う

だが……その触手が、ゴジラを貫く事は叶わなかった…

触手は、ゴジラの皮膚に命中するも、その硬さに、豆腐が潰れるかの如く、ひしゃげていった。

ゴジラは、両の触手を無造作に引きちぎる。
痛みからか、使徒が天を仰ぐと同時に、使徒を…巨大な熱線が襲う

ATフィールドが、苦もなく消し飛ばされ、使徒は……爆散していった

やっぱりエヴァに食われるようなのはダメだな…次!

やっぱり零号機くってるようなのは駄目だな…次!

sageるの忘れてた。ごめん

使徒くーん、そんな簡単にやられて恥ずかしくないのー?

一瞬で、ヤラレルとはマグロ喰ってる奴より弱いなwww時間稼ぎにもならない。

「使徒……殲滅……反応…消滅しました」
使徒は消えたが、マヤの言葉に力はなかった

「圧倒的ね…」
言葉通り、リツコは圧倒されていた

「そうね…でも、これからが本番よ」
ミサトはモニターのゴジラを睨む

「サードインパクトを防いでくれたんだし、このまま帰ってくれないかしら」
リツコが溜め息混じりに漏らす

「そうしてくれたら、有り難いけど…そうもいかないみたいよ」
禍々しい白眼が、タケルたちを捉える

「し、使徒が…一瞬で」
ゴジラの凄まじい姿に、シンジは萎縮していた

「碇くん…」
レイがシンジを庇うように前にでる。

「あ、アンタら!何ビビってんのよ!あんなの楽勝でしょ!!」
復帰したアスカが虚勢を張る

「そりゃ無茶だぜ、アスカさん…俺たちをアッサリ返り討ちにした使徒をアッサリ倒したんだぜ。楽勝は、無理じゃないかい!?」
ワッ太が冷静に突っ込む。

「ウルサいわね!わかってるわよ!!」
アスカはワッ太の意外な反応に赤面する

「みんな落ち着いて下さい」
正太郎が平静を促す

「……みんな、下がってろ」
タケルが単身、前にでる

「タケルさん?何をするんです!?」

「シンジ…俺は今から超能力で、奴と共に地上にテレポートする!」

「あんた!?何、バカな事、考えてんのよっ!!止めなさいよ!!」
アスカが制止する

「いや…ここはドグマ内。重要拠点の前に、ミサトさんや…シンジの父親を含む、非戦闘員が多い。早くゴジラを何とかしないといけない…だが……正直、俺たちで、奴を倒すのは不可能だ。だから…俺がやるしかない!」
タケルが強い口調で行動理由を語った

「タケルさん…」
タケルの決意を前にシンジはそれ以上、何も言えなかった。

「よし!わかった!タケルさんに任せるよ!俺たちは、タケルさんを直ぐ助けられるように、上で待ってるからな!」
ワッ太が気合いを入れる

「はは、頼りにしてるぞ。ワッ太」
タケルに笑みが零れる

「無理はしないで下さい!タケルさん」
正太郎が声をかける

「ああ、わかってる」

「タケルさん、お願いします……」
レイも続いて言葉をかける

「ああ、任せろ」
タケルは笑顔で応える

皆が、急ぎその場を離れていった。

「タケルくん、話は聞いてたわ……こんな事、言うのは無責任だけど…、お願い!」

「気にしないで下さい、ミサトさん。それより、正太郎たちのサポートお願いします」
タケルは申し訳なさそうに頼むミサトを気遣う。

「有難う。正太郎くんたちなら任せて。直ぐに地上へ上げてるせるわ」
ミサトが答える

「有難うございます。じゃあ、そろそろいきます…」

「ええ、頼んだわよ」
2人は笑顔で会話を終える


「いくぞ…ゴジラ!!」
ゴッドマーズが両腕を広げ、体を傾けながら、頭をゴジラの方角に向け突撃の構えをとる

「ゴッドマーーズ!!」
タケルの叫び声と共に、タケルの体が黄金に輝く…
ゴッドマーズからオーラが放たれると、機体は高速でゴジラめがけて突撃していった…


意表を突いた高速の突撃は、ゴジラに直撃する事に成功する。

タケルとゴジラが接触した瞬間、高音と光がセントラルドグマを照らした……

光が収まった時、そこに…タケルとゴジラの姿は見当たらなかった

ゴジラ×フィアットのコラボCM
https://m.youtube.com/watch?v

「マーズファイヤー!」
ゴッドマーズがゴジラに向け刻印状のビームを放つ…
そこは第三新東京市。セントラルドグマの地上だった。タケルはテレポートに成功していた

「この体格差じゃ、効果は薄いか……それに、想像以上に超能力の疲労が激しい…!!思うように力が出せない…!」
タケルは満足に戦えない現状に危機感を募らせる

「………今、出来る事をするしかない!マーズフラッシュ!」
タケルは決意を秘め、剣を呼び出し、握り締める。

「いくぞ!ゴジラ!!」
タケルは、剣の狙いをゴジラの眉間に定める、そして、ゴッドマーズが飛翔した。

だが、飛翔中のゴッドマーズをゴジラの巨大な尾が襲う。
その攻撃により、ゴッドマーズは遠方に飛ばされてしまう、タケルの剣が眉間に届く事は無かった。

「くっ…せめて万全の状態なら」
タケルは何とか立ち上がり、その場を離れようとする…


離れたゴジラが、背鰭を輝かせ、熱線を放つ準備にかかっていたからだ。

ゴジラの口から、光が溢れだす…
タケルが覚悟を決めた、その時……


「タケルさぁん!!」
叫び声と共に、ゴジラの口元へ銃弾の嵐が炸裂する。
口元の光は収まり、タケルは命を拾う。

「シンジか!?」
タケルが目をやると、そこには、煙を上げるガトリング砲を構えた、初号機の姿があった。

「やいやいやい!ゴジラ!タケルさんを、よくもやってくれたな!覚悟しろよ!」
ワッ太がシンジに続く

「ぼくもだ!許さないぞ!ゴジラ!」
ミサトたちと一緒に地上へ出た、正太郎も怒りの声を上げる。
アスカとレイも後から続く。

「みんな…」
タケルに笑みが戻る

「タケルさん!後は任せて下さい!」
シンジが力強く叫ぶ

「ぼくたちが、抑えときます。タケルさんは回復に集中して下さい!」
正太郎はタケルへ体力の回復を促す

「何いってんのよ、正太郎。抑えるんじゃなく倒すわよ!」
アスカに強気が戻る

「わかった…みんな頼むぞ」
タケルは超能力で疲労した、体力の回復に取りかかった

「皆さん、離れて下さい。ゴジラは僕が抑えます」
正太郎が口を開くと、驚きの発言をする

「はあ!?あんた何いってんの!?」
アスカは正太郎に驚きと怒りの混ざった感情をぶつける

「そうだよ!アスカさんの言う通りだ!何いってんだよ!」
ワッ太も同様の態度を見せた

「……ワッ太やアスカさんたちと違って、鉄人に…僕は乗ってません。だから…」
正太郎の決意は固かった

「正太郎……わかったわよ、あんたに任せるわ!その代わり、指示は私が出すからね!」
アスカは正太郎の意思を汲む

「正太郎を中心に、私とワッ太が左右から、火器でサポートするわ。アンタは離れた場所から射撃。専務さんは、バカシンジの補給。エコヒイキは2人の守りと射撃担当…いいわね!」

「うん!わかった!」

「了解…」

ワッ太とレイの返事を切欠に、作戦が開始された。

アスカの作戦が功を成し、怪我人は出ず、無事にタケルが復帰を果たした。
然し……

「すまない……折角時間を稼いでくれたのに」
タケルが回復し、戦線に加わったが、ゴジラにダメージを与える事は叶わなかった。

「こんな化物相手じゃ、しようがないよ……それより、みんなまだかよ!?」
ゴジラの横を飛翔するトライダーの中で、ワッ太が息切れを起こす

「しっ、しっかりしなさいよ!」
トライダーの逆、ゴジラの横を跳躍する2号機のアスカが必死に気合いを入れる

両者が会話をしていた、その時……
疲弊した両機を、ゴジラの左右の腕が襲う。

「アスカ!ワッ太!」
シンジの叫びも虚しく、二機は激しい衝撃音と共に、飛ばされていった。

ゴジラの猛攻は終わらなかった…
一同が固まった隙をゴジラは見逃さなかった。

鉄人とゴッドマーズが宙に一直線に並んだ所を、強烈な尾の一撃が直線上に薙払われた。

ワッ太とアスカに続き、タケルと正太郎も飛ばされてしまう。

残ったのは、シャトルと初号機と零号機だけだった。

「ミサトさん!Z-BLUEのみんなは、まだ到着しないんですか!?」
正太郎は隣にいるミサトに詰め寄る。目の前の現状に焦りを隠しきれないでいた。

「後もう少し…、後もう少しな筈よ」
ミサトは冷静に答える。然し、ポケットの中では、爪がめり込む程の握り拳を作っていた。

ゴジラは固まる三機を見つめる…

「逃げて!!」
レイの叫びに呼応し、三機は飛散する。
シャトルは上空へ飛び、その場を離れ、シンジとレイは、ゴジラを背に、それぞれ逆方向へ駆けていった。

ゴジラの背鰭が輝きだす…
口から凄まじい光が溢れ出す……

「あっ…!」
シンジが逃走中に転けてしまった。
ゴジラはシンジを見つめる…

「碇くん!」
レイは急遽方向転換すると、倒れたシンジの方角へ駆ける

「あ…ああ」
ゴジラが強烈な光を含んだ口を開いてゆく…
シンジは金縛りにあっていた……。

「シンジくん!!」

「シンジさん!!」

ミサトと正太郎が叫ぶ

「バカシンジ!!」

「シンジ!!」

「シンジさん!!」

遠方から、アスカとタケルとワッ太も同様に叫ぶ……


ゴジラの口から強烈な光が放たようとした瞬間…

「碇くんは、死なせない…!」
零号機が初号機の前に踊り出た。

「綾波…?」
シンジが反応するや否や、零号機は渾身の力を振り絞り初号機を遠方へ放り投げる。

零号機を強烈な光の柱が包み込んだ……



「綾波ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
シンジのレイを呼ぶ叫びが木霊する…

使徒「それは食らったらアカンやつや!」

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org5055248.jpg

でかくなった白眼ゴジラ=平成VSシリーズ+ミレニアムシリーズ+白眼ゴジラ?なイメージで描いてみた

まーた綾波が酷い目に合うのかwwwwww

目を遮りたくなる程の強烈な閃光が辺りに広がる…
放たれた熱線は、大地を貫き、ドグマの大地を焼き払った……。

零号機の立っていた場所には、零号機の姿はなく、巨大な穴が残されているだけだった…

「…エコヒイキが」

「嘘だろ…レイさん…」

アスカとワッ太が呆然としている…

「綾波を…綾波を返せ!」
シンジの怒声が響いた時……


「なら返そう……ビッグオー!アクション!!」
どこからともなく聞こえてきた、男の掛け声と共に……

鎖に巻き付けられ、宙を舞う、零号機の姿がそこにあった。


「レディを鎖に巻き付けるのは、些か紳士的ではないのだが…緊急時だ。御容赦願いたい。碇シンジくん」
男の名は、ロジャー・スミス。
記憶を失った街、パラダイムシティのネゴシエイター。
ZEUTH.ZEXIS.Z-BLUEで全ての戦いに参加している。
黒いメガデウス。ビッグオーの操縦者。

今回、ビッグオーの腹部に搭載されてる鎖を使い、零号機を寸前で救出していた。

「ロジャーさん?な、何が起こったんだ!?」
ワッ太は突然の出来事に困惑する。それは他のメンバーも同じだった。
そんな中で…


「いや~、ロジャーくん!助かりましたよ!お手柄です!」
困惑する様子も見せず、柿小路が讃える。ロジャー側の上空から見ていた為、シャトルメンバーは事前に察知していた。

「ネゴシエイターとして突然ですよ。専務。……それより、シンジくん。レディを鎖に巻き付けたままと言うのは、感心しないな」

「は、はい!」
シンジはロジャーの言葉を聞き、慌て横たわる零号機の鎖を外した。

「ロジャーさん!有難うございます!!……でも、どうしてここに?」
正太郎が通信でロジャーにお礼を述べると同時に、場に現れた訳を聞いた

「私だけではないよ……君たちの粘り勝ちさ」
ロジャーが笑みを浮かべ答える

「え?」
正太郎が反応を示すと…

突如、ゴジラをミサイルの嵐が襲う。

「オルソン!まだ、いけるな!?」

「誰に言ってるんだ、桂?」

桂のオーガスと、オルソンのオーガスⅡが、上空からゴジラに放っていたのだった。

「桂さん!?オルソンさん!?」
2人の登場に、タケルが驚きの声を上げる

「おっ、無事だったか、タケル。俺たちが来たからには、もう大丈夫だ」
タケルに気付いた桂は、機体を止め話しかける。

「何止まってんだ!危ないよ!」
ゴジラの間近で止まる桂に、ワッ太が叫ぶ

「大丈夫だって……ほら」
桂が余裕綽々にしていると

「イナズマ…キィィック!!」
響く女の叫び声…
上空から隕石の如く急降下してきた、漆黒の巨大ロボが、ゴジラの側頭部に凄まじい蹴りを食らわした……
ゴジラの巨体を吹き飛ばす、強烈な一撃であった。



「無事だった!?」
声をかけたのは、ノリコ。
ゴジラに蹴りを食らわした機体は、ガンバスターであった。

>>304から修正します。

修正しないと余計長引きそうなので…、スイマセン。

>>302
最悪の場合、バーニング白眼ゴジラになるわけか…
核の炎で地球が熱くなるな。

強烈な光が辺りを照らす…
放たれた熱線は地表を貫き、ドグマ内の大地を焼き払った。

大量の煙と粉塵が、徐々に晴れていくと、そこには…熱線によって生まれた巨大な空洞があった。
そして、その場所に、零号機の姿は存在しなかった……。

「嘘だろ…」

「エコヒイキが…」ワッ太とアスカは、目の前の光景に茫然とする。

「そんな…レイさん…!」
正太郎は目を閉じ、涙を堪える

「レイ…」
ミサトは空洞の煙消えた見つめている


「まさか…レイが………シンジ!?」
悲しみに暮れる中、タケルはシンジの異変に気付く。

「……返せ…綾波を返せ!」
シンジの瞳が赤く染まる…
初号機の顔の拘束具が外れ、歯が剥き出しになり、腕や足の一部から、赤色の光が放たれる。
頭上には、天使を想わせる、光の輪が形成されていた。


「ミサトさん!シンジさんは、どうなったんですか!?」
正太郎が隣のミサトに問い詰める

「……」
ミサトは沈黙を続ける。そんな、ミサトの代わりにリツコが口を開いた

「……元に戻るのよ。私たちが無理やりヒトの姿に押し込めてたエヴァが、元の姿に…」

「元の姿…エヴァって、一体何なんですか!?」
正太郎が声を荒げると、同時に…事態が動く

再びゴジラの背鰭が輝きを放ち、口元から光が溢れ出す……

「ヤバい!!…バカシンジ!」

「シンジさん!避けろ!」
アスカとワッ太が声を上げる

然し、シンジの乗る初号機は、その声に反応を示さなかった。
退避行動に移らず、その場から動かず、右腕を上げ、掌をゴジラに向ける。

「返せ…」

初号機の掌から、ATフィールド状の弾丸が、ゴジラ目掛けて放たれる。

その威力は凄まじく、ゴジラの体は大きく仰け反った…。

弾丸は連射が利くらしく、ゴジラは背鰭を輝かせる暇も無く、弾丸を浴びせ続けられた。

「すごい…」
正太郎は初号機による一方的な猛攻を前に、茫然と立ち尽くしていた。

初号機は猛攻撃を緩めず、徐々に距離を詰めていく。

「早く…シンジを助けないと…!」
タケルが傷付いたゴッドマーズを起こす。

「なんで!?勝てそうじゃない!」

「よく見ろ…ワッ太。ゴジラの背鰭は今どうなっている?」

「どうって……あっ!?」
タケルに指摘され、背鰭を見たワッ太が驚く

「輝いてるんだ。何時でも撃てるのに、撃たないのは、チャンスを待ってるだけだ!それに…シンジは冷静じゃない。気付いてないだろう。」

「そんなぁ…」
タケルの言葉にワッ太は落胆の表情を浮かべる

「何より、今のシンジ…元のエヴァに戻してやらないと、取り返しのつかない事になる気がするんだ」
タケルが予知めいた言葉を語る


そして、事態が動きだす…

辺りに強烈な地鳴りが響き渡る。
初号機の猛攻によって、ゴジラが仰向けに倒れたのだった…

「うっそ…!?」
アスカは眼前の光景に目を疑う。


「返せ…綾波を返せ!」
怒りの感情に支配されるシンジ…
ゴジラにトドメを刺す為、ゴジラの眼前に浮かび、掌を向けた……

「マズい!!」
タケルの叫びと同時に…

巨獣の閉じた眼が開き、白眼が初号機を捉える。


獣の口から、天を貫く光の柱が放たれた……

「シンジ!!」
タケルが叫ぶ…
彼の目に映ったのは、左足と左腕…体の左部分を失い、上空から落下する、初号機の姿だった。

ユイさん「からだ吹っ飛ばされた…もぅマヂ無理…ふて寝しょ…」

ゴジラさんマジ怪獣王www

鎧モスラでも余裕綽々で返り討ちにしそうなのが

「間に合え!」
正太郎は、満身創痍傷の鉄人を操作し、無防備に落下する初号機を受け止めた。

「シンジさん!大丈夫ですか!?」

「……」
正太郎が問いかけるも、シンジは意識を失っていた為、返事はなかった。

「正太郎くん!シンジくんは危険な状態で、素早い処置が必要だわ!救助をお願い!」
ミサトが正太郎に指示を出す

「はい!わかりました!」
鉄人がボロボロの初号機を抱え、飛び立とうとするが…

目の前のゴジラが、それを許そうとしなかった。

「最早、我々が突撃するしかありません!……いきますよ!……あれはっ!?」
上空で旋回し、事態を見つめていた柿小路。この事態を打開する為、特攻を決意するも、ある物が目に入り、動きを止める。

再びゴジラの背鰭が輝きを見せ始める…

「くそっ!」
タケルたち三機が援護に駆けるが、三機共に満身創痍の状態で、間に合わない距離であった。

皆が覚悟を決めた時、無数の光線がゴジラを襲った…。
「あ、あれは…」
タケルたちの目の前に現れたのは……

「ラー・カイラムじゃなく……マクロス・クォーター!?」
予想外の登場に一同は驚愕する。
そして、彼らの驚きは、まだ終わらなかった。

マクロスから、人型兵器が一機、飛びだし、ゴジラの周囲を旋回し射撃を浴びせ始める。

「あ、あの機体は…!?」
タケルがその機体を見て、驚愕の表情を浮かべる…

「ゲットレディ…いくぜ」

「その声…!やっぱり!」
ワッ太が確信する


声の主はクロウ。
機体はリ・ブラスタ。太平洋で消息を絶ったと思われていた男である。


「クロウさん!無事だったんですか!?」
正太郎が呼びかける

「ああ、お陰様でな」

「無事なら、今まで何やってたんだよ!?この野郎!!」
ワッ太が怒鳴りつける

「厳しいね社長……言い訳は後で話す!先ずは、コイツを片付けてからだ!」

突如現れたクォーター。
そして…
揺れる天秤クロウの登場……

事態は更に混迷を極めていく

リ・ブラスタは射撃型?格闘型?

なんとなくRでお願いします。

時は遡り…
西暦地球。太平洋海中…

潜水艇ダナンがゴジラの襲撃を受け、艦の運命は風前の灯火だった。

「追撃が来ないって事は……取り敢えず成功か?しかし、本当にダナンの炉を落とすとはな…」
場面は、クロウの呟きから始まる

「はい。このままでは、撃沈を待つだけでしたから」
テッサが答える。

テッサは前面に、全てのデコイ、大量のミサイルを設置。
熱線が放たれた瞬間にダナンの炉…、パラジウムリアクターを落とし潜水艇の熱源反応を消失させたのだった。

「ゴジラの目を欺ける確証はありません…ですが、これ以外、現状で生存の可能性はありません」
テッサが強く語る

「確かにな……だが、レーダーも使えねぇ。外部と連絡も取れねぇ。出るタイミングを間違えたらオジャンだ。それに、再点火も簡単じゃねぇときた…」
クロウが現状の問題点を語り始める。

「そうですね…追撃が来ないとは言っても、離れた保証はありませんからね」
テッサは伏し目がちに、クロウに同意した形で答えた。

「まあ、大佐ちゃんの案がなきゃ、確実に沈んでたんだ…野となれ山となれさ」
クロウが笑みを浮かべ、テッサを気遣う

「有難うございます。追撃が無い事が条件ですが、炉の再点火は六時間後……その時に、全てを賭けましょう」
テッサの瞳に強い意志が宿っていた

「了解だ。あんたに、命預けたぜ」


その後、ダナンは無事に浮上を終える。
司令部に連絡を入れた時には、Z-BLUE隊は時空振動による転移で移動した後だった。
日本に戻った後、クロウ等は、司令部でラー・カイラム等の居場所を把握する。
クロウたちは、巻き込まれなかったマクロスに乗艦し、多元地球に向かったのだった。

緊急時の為、連絡の行き違いがあり、ミサト達が知る事は無かったのである。

「来たのは、俺だけじゃねぇがな…」
クロウが得意気に呟く

「え?」
タケルが反応をすると…

「くたばれぇぇ!」ゴジラの上空から、男の野太い声が聞こえてきた……
橙色の機体が巨大なレンチを握り締め、ゴジラ目掛けて落下してくる。
そして…そのまま握った巨大レンチを、ゴジラの眉間に振り下ろした。

「ランドのおっさん!?」
ワッ太が驚きの声を上げる…

機体の正体はガンレオン。それに乗る、野太い男の声の持ち主は、ランド・トラビス。
ZEUTHに参加し、ZEXISにも協力途中参加した。クロウ同様のスフィアリアクター…傷だらけの獅子の持ち主でもある。

「ワッ太!俺はオッサンじゃねぇぞ!」
ランドは笑顔で、ワッ太に注文をつける。

「スマイルしてる場合じゃないよ!後ろ!」
ワッ太は慌て声をかける…後ろには、レンチの一撃を物ともせず、ランドを睨み付け仁王立ちするゴジラの姿があった。

「うおっ…!」
振り向いたランドが見た物は、自身を睨み付けるゴジラの姿であった…。
「マジかよ…!」
ランドがレンチを意に介さない、ゴジラの姿に驚愕してると…
突如、そのゴジラを光線が襲った。

「離れて下さい!ランドさん!!」
上空から女の声が響き渡る。
声の方向には、銃身から煙を上げる、巨大な銃を構えた、全身青色の機体が其処にあった。

「助かったぜ!セツコ!」
ゴジラから退避するランドが、機体の主の主の名を呼び、感謝の言葉を叫ぶ。

ランドが呼んだ、女性の名前は、セツコ・オハラ。
青色の機体は、バルゴラ・グローリー。
ランド同様ZEUTHに参加し、ZEXISにも協力、途中参加した。前の2人同様、スフィア・リアクター。悲しみの乙女の持ち主でもある。

「セツコさんまで…」
ワッ太が2人の登場に驚く

「お互い、この前の戦いに間に合わなくてな…お互い運良くマクロスに乗れたんだよ」
ランドが事の成り行きを話した

負けな~いぜ負けな~いぜ負けな~~いぜ~
壊し屋の登場か

そういやオバテクのスフィアがあったか

既にゴジラさんがスフィア持ってる可能性…
強力な思念って意味では資格十分だし

没案のロジャーとノリコの参戦熱いしかっこ良かったのに残念だ…クロランセツ参戦もかなり熱いけど

潜水艦の場面でナディアを思い出すのは仕方ないよね
スフィア持ちがこれだけ集まるともう一人も封印から逃げ出して来そうだ

「だが……ちょいとばかり、着くのが遅かったみたいだな…悪かった」
クロウは、半壊した初号機の姿を見て、そっと呟き謝罪する

「いや…そんな事はない、助かったよ。来てくれなかったら、鉄人とシンジは助からなかった」
タケルはクロウらを気遣う

「すまん…。遅れた分は、シッカリ働かせて貰うぜ。…ゴジラよ……てめぇが奪ったモン……利子付けて返して貰うからな!!」
クロウの怒りの沸点が瞬時に突破する。
リブラスタが高速移動を展開、ゴジラの後方へと回る。

「ランド!セツコ!合わせろ!!」
リブラスタの体に付属していたリングが外れ、前方に浮遊する…。
クロウは興奮状態にありながらも、2人に支持を出す。

「あれに合わせろって事は……これしかねぇ!!」
ランドは一瞬躊躇をしながらも、行動に移す。
ガンレオンの体から両翼が生え、顔・両腕・両足の機能が解放され、輝きを放っていく…
セツコも二機に合わせ、バルゴラの巨大な銃をゴジラに向ける……

三機はトライアングルを形成、それぞれの武器を中心に位置するゴジラへ向けた。


「いくぜ!SPIGOT…VX…マキシマムブレイズ!!」
クロウの叫びに合わせ、それぞれの必殺の一撃が同時に放たれた…

トライアングルを中心に強烈な閃光が生まれ、辺りを包む…

「凄い光だ!皆さんは!?」
正太郎は光を遮りながら、三人の安否を案ずる

光の中心では……

「なんだ…どういう事だ!?どうなってやがる!?」
異様に動揺をする、クロウの姿があった。

彼の目に映ったのは……

体から異常な光を放ち、天を仰ぐ…

……ゴジラ

ゴジラは無事だった……


然し…動揺の原因は、ゴジラ生存ではなかった……

「落ち着け!」
ランドが喝を入れる

「ああ…すまねぇ」
クロウは、ランドの喝に平静を取り戻す

「私たちの反応……間違いありません」
セツコは恐ろし気にゴジラを見つめる

「元からなのか……俺たちが変えちまったのか…!」
クロウが下唇を噛む

「わかんねえよ…ただ、ハッキリしてんのはよ…こいつ…ゴジラは……」
ランドが口を開く



「次元力だ」

「逃げるぞ!!」
ランドが叫ぶ。
三機は、ゴジラが硬直している隙に、その場を離れた。

光がゴジラの体に収束していき、徐々に周囲の景色が晴れていく…
光と煙が晴れる前に、三機が仲間の前に姿を見せる。

「無事だった!?ゴジラはどうしたの!?」
ワッ太が話しかける

「ワッ太!急いで逃げろ!!早くマクロスに乗れ!!」
クロウが叫ぶ

一同は困惑する

「落ち着け、クロウ。状況を説明しろ」
マクロス艦長、ジェフリーがクロウを宥め、状況報告を求める

「大佐…ゴジラは生きてる。それよりも…ゴジラは次元力だったんだ」

「何っ!?」
クロウの発した言葉にジェフリーが驚愕する。

「次元力って……ゴジラはスフィアなのか!?」
ワッ太が入り込む

「ちげえよ……スフィアは次元力を引き出す物……だが、ゴジラは、その次元力そのものなんだよ」
クロウが悲痛な表情を浮かべ語った

「リアクターの君たちが、何故、今まで存在に気付かなかったんだ?」
ジェフリーが疑問をぶつける


「…すまねぇ。多分、俺のせいだ。変貌はスフィアを利用した攻撃が切欠だろう…だから直後に感知出来たんだ。俺が先走りさえしなけりゃ…!」
クロウは己の迂闊さに腹立て、操縦桿を叩きつける

「只でさえ手焼いてる化物だったのに……あんたどう責任とってくれんのよ!!」
アスカが怒鳴りつける

「アスカ!止めろ!」
タケルがアスカを制止する

「いいんだ、タケル。……アスカの言うとおりだ。俺が責任とらなきゃならねぇ…」

「まさか…止せ!」
タケルが察しクロウを止める

「此処は俺が抑える!みんなは逃げろ!!」
クロウはリブラスタを走らせる。
煙に浮かぶ、ゴジラ目掛けて特攻をしかけた……

クロウさんマジ主人公
貧乏クジまた引いた感は否めないが

「クロウ!!」
仲間たちが叫ぶ…
然し、その声は届かず、クロウは突進を続ける……その時


「ビッグオー!アクション!!」
男の掛け声と同時に、何処からともなく現れた鎖が、リブラスタの体を縛り上げる。その結果、クロウの暴走が止まる事となった。

「その事…!」
ワッ太が声の方角を向く…

「相変わらず無茶をする男だ」
声の主、男の名前は、ロジャー・スミス。
記憶を失った街、パラダイムシティのネゴシエイター。
ZEUTH.ZEXIS.Z-BLUE.全ての戦いに参加している。
黒いメガデウス。ビッグオーの操縦者。

今回、ビッグオーの腹部に搭載されている鎖を使い、クロウの暴走を止めた。

「ロジャーさん!どうして此処に!?」
突然の登場にワッ太が驚きの声を上げる

「私が居る理由…それは、ネゴシエイターの仕事だからだ」

「ネゴシエイターの仕事ぉ?」

「そうだ。私もZ-BLUEとして、西暦地球に向かう筈だったが…両地球の重要な交渉を任されていてね。大塚長官に待機を頼まれたのだよ…そして、交渉場所の香港から駆け付けたわけだ」
ロジャーは経緯を語った

「そ、そうだったんだ」
今一理解出来なかったが、ワッ太は適当に頷いた

「ロジャー…。来て早々、何だけどよ…余計な事してないでサッサと逃げな。話は聞いてたんだろ?」
クロウはロジャーに少々棘のある口調で退避を促す

「らしくないな…スフィア……次元力などに囚われて、己の信条を忘れてしまったのかな?」

「なにっ?」
クロウはロジャーの言葉に表情を歪ませる

「クロウ…君は忘れたのか?…それがどうした。……大切な信条ではなかったのかね?」

「!!」
ロジャーの言葉がクロウの胸に突き刺さった

「へっ…そうだったな。あんたの言う通りだ。大事なモン忘れてたみたいだ」
クロウに笑みが零れる。クロウは、とある人物を脳裏に浮かべていた。

「心配させやがって!いい歳して無茶すんなよな!」
ワッ太が怒鳴る

「すまなかった若社長。……だが、歳はナシだ。そこまで老け込んじゃいねぇぜ」
クロウに何時もの飄々とした調子が戻る。

「だが、実際どうする?一時退却じゃねぇか」
クロウが一同に問う

「何、大丈夫さ…」
ロジャーが上を見上げるその先には…

Z-BLUE.ラー・カイラムの姿があった……

保守

カミーユは意識不明の重体だよな?
今って戦死者何人ぐらいなんだろうか

ネオジオン主戦力が大変なことになってるのは知ってる

ネオジオンさんは、やられるフラグとカマセシュウ出して10秒も保たず撃沈しましたが\(^o^)/\(^o^)/

「遅れて、すまない!みんな無事だったか!?」
ラー・カイラムから、甲児の乗る、マジンガーZが降り立った。

「甲児さん!…実は…」
言葉を詰まらせる正太郎…
甲児は、鉄人の抱える、変わり果てた初号機を見て、言葉を失った。

「無事か!?……これは…」
続いて、アムロのνガンダムが降り立つ。初号機と姿の見えない零号機と場空の気…、アムロは状況を理解する。

「すまなかった…」
アムロは俯き謝罪する

「いえ…僕たちの力不足が招いた事です。アムロさんたちのせいではありません。」
正太郎は気遣いの言葉をかける


「シンジ…!レイが…!?クソっ!!ゴジラめ…」
通信で状況を知った他の隊員はゴジラへの怒りを露わにする。

そして、遂に巨獣を覆い隠してた煙が消え去り…、ゴジラが姿を現した。

その姿は、Z-BLUE本隊の想像を絶する姿だった…

「大きい……」
ロランが呆然とする

「え?た…確かに、煙から出る前より、大きくなってる…どうして、わかったんだい?」
ワッ太が不思議そうに問いかける

「……そうじゃない、ワッ太。ロランが言いたいのは、僕たちが戦った時より、ゴジラが更に大きくなってると言う事だ」
万丈が神妙な顔で答えた

「ええっ!!?」

「まさか、ここまで成長するとはね…」
万丈に何時もの軽口は聞こえなかった。
以前はダイターンの一回り大きな姿のゴジラ…、しかし目の前のゴジラは、ガンバスターより一回り以上大きな姿に変貌していた。

「こいつに限界なんて、無いんだよ」
そこにクロウが降り立つ

「クロウか、連絡を聞いた時は驚いたが、無事で安心したよ。それより、どういう事だ?」
アムロがクロウの発言の意味を聞いた

「ゴジラは…次元力そのものなのさ」
クロウが苦い表情を浮かべ、衝撃の事実を吐露する

「なんだって!?」
次元力の意味を知る、Z-BLUE隊に沈黙が走る…

「そ、それじゃあ…ゴジラは無尽蔵の力を…」
上空のルカが怯えた声を出す

「関係ない…」
甲児がルカの言葉を遮るように声を出す

「次元力がなんだ!今までだって同じ様な相手と戦ってきた…宇宙魔王だってそうだ!俺は……ゴジラを許さない!!」
甲児の闘志に炎が灯った…

「ゴジラ…お前が次元力だろうと関係ない!俺とマジンガーZ…いや、Z-BLUEは屈しない!覚悟しろ!!」
甲児はマジンガーの翼を広げ、ゴジラに突撃を仕掛ける。

「待て!甲児!」
アムロが制止を呼びかける

「大尉…もう良いでしょう。何時までも後手に回っても仕方ない。それに…僕も限界なんですよ!」
万丈が甲児に続きダイターンを走らせる

「私だって…許さないわよ……ゴジラ!!」
ノリコもガンバスターで追随。

「輝くゼウスの名の下に…海を割り…全てを砕く!!」
甲児の叫びに合わせ、マジンガーが巨大な拳の形に変化する。

「ノリコっ!合わせるぞ!!」

「はいっ!!」

万丈がノリコに呼びかける。ダイターンが飛翔、ガンバスターの真横に止まる。

「ビッグバン…」
マジンガーの金色に輝く拳がゴジラに迫る…
「イナズマ…」
ガンバスターが隕石の如く、ゴジラ目掛け急降下していく
「ダイターン…」
ダイターンが、阿吽の呼吸でガンバスター同様の構えで、ゴジラ目掛け急降下する

「パァァンチ!!」
金色の拳がゴジラの腹部を直撃する


「キィィック!!」

「クラァァァッシュ!!」
マジンガーの拳に合わせ、ガンバスターとダイターンの蹴りが、ゴジラの顔に同時に炸裂した。

ゴジラの巨体が後方へ飛ばされる……

「まだ終わりじゃないぞ!!ノリコ!」
甲児がノリコに向かって叫ぶ

「…わかったわ!」
ノリコは一瞬間を置くが、甲児の意図を理解する

「光子力ビィィィム!!」

「バスタァァビィィィム!!」

二機の光線が遠方のゴジラを襲うと……
そこに、巨大な火柱が上がった。
ゴジラの体から、強烈な光りが放たれる…

「くそっ!やはり力を与えるだけだったか…」
ゼロが唇を噛む、その時

「だからどうしだ!」
オズマ率いるスカル小隊が、ゴジラを強襲する

「吸収するなら、好きなだけしろ!破裂させてやる…根比べだ!!」
アルトが叫ぶ…


甲児たちの猛攻に続き、スカル小隊による反応弾の嵐が、ゴジラを襲った。

ダメージなくても吹っ飛ぶことは吹っ飛ぶんだから宇宙の彼方まで銀河グレンラガンに投げてもらおう(提案)

>>332
そして、いろいろ吸収して超銀河スペースゴジラ(白眼)になって帰ってくるわけですね、わかります

超ゴジラかもしれん

ゴジラってやられる度にパワーアップするサイヤ人みたいなやつだしな

歴史改変で存在消されたはずがより強大になっちゃうし

時を遡り、場所はカミナシティ。Z-BLUEが第三新東京市へ向かう日の事…

「なんだ…?どういう事だ!?ゲッターが反応しねぇ!?」
ゲッターのコクピット内で、全く動かぬゲッターに、竜馬が動揺を見せる。

「やはりな…」
操縦席から降りた竜馬に、隼人とリーロンが歩み寄る

「どういう事だ…隼人。何か知ってるのか?」
竜馬が詰め寄る

「ええ、半分だけだけどね…」
リーロンが答える

「半分?どういう事だ」

「……真ドラゴンがゲッター線を喰ってるんだよ。そして、現在、ブラック同様、真ゲッターも起動不能だ。理由はわからん」

「真ドラゴンが……號はどうした?」
予感があったのか、竜馬の驚きは少なかった

「…まだ目覚めないわ」

「どうした?何かあったのか?」
そこに、シモンや立花、ブライト、その他Z-BLUE隊が現れる。彼らに、真ドラゴンが原因で、ゲッターが起動不能な事を伝える。

「ゲッターが…何か理由があるのか」
シモンは、目の前のブラックゲッターを見詰める

「……ロージェムの予想なんだけど」
リーロンが口を開く。リーロンが口にした、ロージェム…。
獣人を束ねる男、螺旋族の戦士、螺旋王ロージェム。
初期のZEXISと戦い敗北後、生態コンピューターとして蘇り、後期ZEXIS.Z-BLUEの協力者として戦争に参加した。

「ロージェムが…何て言ってるんだ?」
シモンがリーロンに説明を求める

「…ゲッターは…いえ、號が眠りについてるのは…来るべき時の為、この地に引き留める必要性がある…らしいわ」

「来るべき時…カミナシティに何か起こるのか?」
ブライトがリーロンに問う

「それは分からないわ。カミナシティが戦場になるのかも知れないし…違うかも知れない」

「何だって!?」
戦場の言葉にシモンが声を上げる

「……あくまで可能性よ」
リーロンの静かな呟き…場所に沈黙が流れる。立花が沈黙を破る

「…シモンくん、君は、カミナシティに待機しなさい」
立花が、シモンに待機の命を下す…

「准将!?なに言ってるんですか!?相手はゴジラだ!俺も…」
シモンは立花に食ってる

「シモン…」
アムロが、シモンの言葉を遮り、話しだす。

「知ってるだろう。ゴジラは、意図的に時空振動を起こす可能性がある。もしかして號は、カミナシティに、ゴジラが来襲するのを察知しているのかも知れない…」

「……」
シモンは黙って聞いている。

「ゲッターが抜け、戦力的に厳しいのは確かだ…だが、ロージェムの予想にゲッター線…無視するには危険、万全を尽くすべきじゃないか?戦えないゲッターチーム。何より街の住人を守るのは、重要な使命だ。」

「ああ…」
シモンは頷く

「自分の街は自分で守らないとな!それに…、自分の奥さんを他人任せは締まんねえよ!」
甲児が笑い飛ばす

「甲児…」

「そういう事だ。ゴジラは俺たちに任せろ。それとも、俺たちは信用ならないか?」
アムロが笑いかける

「…わかった!俺は街を守る事に専念する!みんな頼んだぜ!」
シモンは吹っ切れる

「へっ、まあ、いざとなったら、素手で相手すりゃいいからな」
竜馬が得意気に話す

「竜馬さん…本気かよ」
甲児が軽く引いている




時が戻り
第三新東京市

>>337
シモンは立花に食ってかかる


誤字脱字今更なんですが一応

ちなみにロージェムじゃなくてロージェノムね

ほんとだ
有難うさん

ゴジラとZ-BLUEによる死闘が続く…
Z-BLUEは、猛攻を続けるが、致命打を与えられず、ゴジラの更なる巨大化を招いていた。然し…

「まだまだ、こんなもんじゃないぞ!ゴジラ!」
ギャリア内からジロンが、ゴジラを睨みつける

「ジン…シュレード…レイ…落とし前キッチリつけてやるからな!!」
アクエリオンからアポロが吠える。

Z-BLUEは怒りに燃えていた…
仲間を奪ったゴジラに対する怒りが、Z-BLUEに力を与えていたのだった……
そんな彼等の止まらぬ猛攻を前に、ゴジラは反撃する術を持たなかった。

そんな戦場に突如……

「…行くぜ!Z-BLUE!ゴジラ!俺の歌をきけぇぇ!!」
熱気バサラのFバルキリーと、FBのメンバーたちであった。
「バ、バサラ!?」
突然のバサラの登場、Z-BLUE隊に衝撃が走る…

「突撃ラブハート!行くぜ!!」
戦場にバサラのサウンドが木霊する…

「流石は、バサラね。最高に燃えてきたわ」
ノヴァに乗る葵が不敵に笑う…

バサラの歌は、Z-BLUEに更なる力を与えていった。

「行くぜ!ゴジラ!一緒に燃え上がろうぜ!!DYNAMITE EXPLOSION!」
ゴジラの目前で、バサラの魂のボイスが響き渡る…

その時、戦場に異変が起こった…


「何が起こった?状況を説明しろ」
ラー・カイラム艦内。
立花がオペレーターに状況の説明を求める。

「はい、空間に複数の転移反応です。」

「複数の転移反応…何が来るんだ」

「転移反応…データ確認。……バジュラです!バジュラが転移してきます」

「バジュラだと!」
ブライトが反応する。
バジュラ…ZEXIS.Z-blueと交戦した異種生命体。バサラは歌で理解する。
刹那やZ-blueに、異種との相互理解の可能性と、その険しい道教。それら両方を示した存在。多元世界を股に掛ける力を持つ、凄絶な生命体。


異種生命体とゴジラとの出逢いが、新たな波乱を呼ぶ事になった…

マジでゴジラどうやって倒すんだ

黄金バットさんがなんとかしてくれるんじゃね(鼻くそホジー)

大銀河グレン団こないとキツイな。サイズ的に

「バジュラだと!?」
突然の、バジュラ襲来に、Z-blUEは混乱を見せる。

ゴジラは、その隙を見逃さなかった…
鬱憤を晴らすかの如く前方に、超巨大熱線を放つ……
巨大光線は、大小数え切れないバジュラと、数体の旗艦バジュラを無慈悲に打ち払う…。
近くのZ-blue隊は、放たれた衝撃だけで、吹き飛ばされてしまった……

負けじと、即座に大小多数のバジュラがゴジラに襲いかかった。

「どうなってやがる……止めろバジュラ!」
アルトは突然の出来事に困惑しながらも、バジュラに制止を求める。それは、他のZ-blueも同じだった。


「いいぜ!盛り上がってきたじゃねぇか!」
然し、バサラは違っていた。

「なに言ってんのよ!バジュラがやられて…殺し合い始めちゃったのよ!?何とも思わないの!?」
ミレーヌが、バサラに怒鳴りつける。然し、バサラは…

「ちげえよ!!!」バサラが叫び否定する

「!!」
バサラの叫びにミレーヌは驚き声を失う

「殺し合いじゃねぇ…バジュラはな…今ぶつかってんだよ…ゴジラの熱いハートによ!」
バサラがミレーヌにバジュラの行動の意味を語る

「…??」
然し、相変わらずミレーヌには伝わらなかった…

その時…ゴジラとバジュラの間に異変が起こった。

「何だ!?」
アムロが異変を察知する…

「アムロ大尉!どうしたんですか!?」
シンが駆け寄る


「本当か!」
ラー・カイラム艦内。
ブライトが声を上げる。

「はい!ゴジラとバジュラ間でのエネルギー反応…間違いありません!」

「まさか…ゴジラとバジュラがな」
ブライトが片手で両目を覆った…

「総員、対ショック……」
立花が冷静に指示を出す


「時空振動に備えよ」

その頃、カミナシティ。

「……!」
號が突如、目を覚ます。

「號!やっと目を覚ましたの!!」
渓は、ホッと息をつく

「ああ…」

「號…目覚めたか。答えて貰うぞ、眠りについてた理由をな」
竜馬が、號に長い眠りの理由を問い詰める

「……ゴジラとの…決戦の時が来た」
號が静かに答える

「號…!お前、ゴジラだと…」
弁慶は、眠りについてた號がゴジラを知ってた事に驚く

「驚く事じゃないんじゃない。號はゲッター線の申し子だし。それより、決戦って、どういう意味かしら?」
リーロンが問いかける


「決着をつける。時間がない…急ぐぞ」

「急ぐって…やっぱり、ゴジラはカミナシティに来る訳?」
リーロンは號に決戦の場所を聞く

「違う。ゴジラとの決戦の地は……宇宙だ」


更に場所が変わり、少し時が進んだ宇宙。

「何、転移だと?」
宇宙コロニー、アクシズ。
ネオジオン総帥の部屋。
総帥シャアは、兵士から、アクシズ付近の宙域で、転移が発生した、との報告を受けていた。

「はっ、複数の反応がありました。如何いたしましょう」

「情報で、消えたゴジラが第三新東京市に現れた事は分かっているが…まさかな」

「どうかしましたか?」
シャアに男が話しかける

「ああ、アスラン。すまないな、わざわざ、足を運んで貰ったのに」
シャアが謝った男の名は、アスラン・ザラ。
ZAUTH.ZEXIS.に参加し大戦を戦い抜いた男。コーディネーターであり、ザフトに在籍している。
∞ジャスティスガンダムのパイロット。

「構いませんわ、総帥。」
シャアを気遣った女性の名前は、ラクス・クライン。
ZEUTH.ZEXIS.に参加。旗艦エターナルの艦長。 コーディネーターであり、現在、ザフト評議会の議長を勤めている。

「…アクシズ付近の宙域で時空転移の反応があったらしい。」
シャアの言葉に、二人の表情が一変する。

ゴジラが宇宙へスペゴジフラグじゃないですかwwwwww

第二戦も決着つかずに終わって第三戦が最終決戦になる感じかと思ってたが
第二戦で宇宙行って決着つく感じか

決戦の場が宇宙になると問答無用でテンション上がるよな…!

まだこれからじゃないの?
スパロボ側も最高戦力じゃなかったし

これ、仮に倒せても、しばらくしたら間違いなくスペゴジ来るパターンやwwwwww

君たちに最新情報を教えようこの夏、時空怪獣バジュラ来襲、生き残るのはゴジラか?バジュラか?

ゴジラVSバジュラ

今夏公開

映画を観に行くとランカのディスクが貰えるぞ


CV 小林清志

勝利のカギは、勝利のカギはないんですか(絶望)

政宗ボイスだったらギャグになってまうwwwwww

ゴジラとマクロスFのコラボありそうだから困るwwwwww

ゴジラとハム太郎同時上映したときはマジキチだと思った
ハム太郎目当てで来た妹泣いてた

いざゆかん決戦のバトルフィールドへ!

ゴジハム君プレゼント

>>354
よりにもよって一番えげつない描写の白目という地獄だからな
人のいる民宿踏みつぶしたり、人間に直接熱線ぶつけたり、逃げることのできない患者いる病院尻尾でつぶしたりetc

ゴジラに一番効果のある攻撃ってメガギラス、カイザーギドラのやったエネルギー吸収なんだよな

「時空転移…まさか!」
アスランの脳裏に、ゴジラの姿が浮かぶ…。自身に起こる最悪の未来を想像し、一瞬動揺を見せる。
シャアは、その反応見て、アスランの考えを見抜き、言葉をかけた。

「…いや、君の考えてる事は起こらないだろう。何故なら…現在、ゴジラは多元地球の日本…第三新東京でZ-blueと交戦中だからな。跳ばされた先が、多元地球だったようだ」

「何ですって!?」
シャアの予期せぬ言葉に、アスラン…それにラクスも反応する。

「…確かな情報だ。Z-blueは新世界大陸、ゴジラは第三新東京。別々の地点、時間差で跳ばされ、後から現れたゴジラと交戦中との事だ」

「そんな……」
アスランは言葉を失う。その時…突如として、ノックも無く総帥室の扉が開いた。

「入るぞ。」
来訪者はハマーンだった。

「…どうした?」

「西暦地球の防衛軍から知らせだ。Z-blueと交戦中のゴジラに動きがあった」

「…続けてくれ」

「戦場にバジュラの群れが現れ、ゴジラを襲撃……共に転移したそうだ…」

「何…!?」
シャアは、ハマーンの報告に少なからず、動揺を見せる…

「…アクシズ付近の転移反応は、十中八九ゴジラだろう」

「……どうなさるおつもりですか?」

「ラクス・クラインか……当然、防衛に徹する。わざわざ奴を刺激して、アクシズを戦場にする必要は無いからな」
ハマーンがラクスの問に淡々と答える

「そうですか…」

「…現実問題、今のアクシズの戦力では、ゴジラに太刀打ち出来んからな。それより…君たちは今の内に、プラントへ帰りたまえ」
シャアが2人にプラントへの帰還を促す

「なっ!?」
シャアの言葉に、アスランは驚きの声を上げる

「此方が手出しせんとは言え、ゴジラがアクシズを襲わない保証はない。安全な内に、引き上げるのだな」
ハマーンが続けて語る

「……」
ラクスは黙って聞いていた。
その時…

「大変ですっ」
息切れした兵士が室内に入り込む

「…何があった?」シャアは予感していた

「ゴ、ゴジラが現れたのです!アクシズ付近の転移反応はゴジラとバジュラだったのです!そして…ゴジラがアクシズに接近中!然も、バジュラはゴジラを追っている状況です」

「やはりか…それも、最悪の状況だな」

災害が災害を引き連れてきたww

どうやってゴジラは移動してるんだ…尻尾丸めて熱線噴射でもしてるのか?

Gの恐ろしさ味あわせてやるぜ
(`・ω・´)kkkkkkzzzzzzzz

光光鰭光光===
光顔銅尾光===
光光光光光===


移動はこんな感じで各自補完して下せぇ。

それと今は投稿なしです。すんまへん。

全身光って近づいてくるとか怖すぎ
初代ガンダムにも近づいてくるのが怖い顔型のMAいたよな

グランナイツの諸君が見当たらないんですが…
宇宙で出てくるよね!

ザンボットとかエウレカ、ナタクもまだだな
ゴジラに対しての戦力として有効かわからんが

もうこいつスぺゴジに成りかけてんじゃねえか?

「聞いた通りだ。君たちは、早くプラントへ退避したまえ」
シャアは再度2人に帰還を促す

「…それは出来ません。クワトロ大尉…いえ、シャア総帥。俺たちも一緒に戦います」
アスランが退避を拒否し、共闘を申し出た。

「……危険だぞ?」

「…わかってます。だけど、アクシズの人達を見捨てて逃げる事は出来ません。それに…俺も…大尉と同じ、ZEXISですからね」
シャアの問いに、アスランは笑顔で応える

「ふっ…今はZ-blueだがな…アスラン、頼りにさせて貰う」
嘗ての上官と部下…2人の絆が戻った瞬間だった。

「話が纏まったのなら、グズグズするな。迎撃の準備をするぞ」
ハマーンが、多少不機嫌そうに間に入る

「そうだな。急ぐとしよう」

「シャア…」
アクシズ司令部。
シャアたちが、迎撃準備の為に移動した部屋に1人の少女が入って来る。

「ミネバか…」
少女の名前は、ミネバ・ラオ・ザビ。
ジオン公国の指導者の一族であるザビ家の末裔。
経歴故、ネオ・ジオンの象徴として、多くの将兵に崇められている。偽名のオードリー・バーンを使用し、Z-blueに同行していた事がある。バナージとは互いを信じ合う仲にあり、バナージはミネバの正体を知った後も、彼女をオードリーと呼び続ける。

「ゴジラがアクシズに来るのですか?」

「ああ、そうだ」

「ミネバ様…アクシズは危険になります。御身の安全の為、急ぎ、アクシズを離れ下さい」
ハマーンはミネバに頭を下げ、アクシズからの退避を進言した。

「ハマーン…それは出来ません」
ミネバはハマーンの提言を拒絶する

「ミネバ…ハマーンの言葉に従ってくれないか?」
シャアがハマーンに追随する形でミネバに語りかける

「…シャア、ハマーン。私が飾りの象徴だと言う事は承知しています。然し…仮初めと言え、象徴には変わりません。その象徴が、民の危機に真っ先に逃げ出すなど、あってはなりません。仮にアクシズが滅ぶなら…、私は、あなた達や民と運命を共にします」
ミネバは瞳の奥に強い意思を宿し、2人に語りかけた

「ミネバ……」

「…余計な気遣い、申し訳ございませんでした」

「良いのです、ハマーン。それより我が儘を許して下さい」

「このハマーン、身命を賭して、ミネバ様を御守りします」

監視モニターの音が響く

「ゴジラ、バジュラ直アクシズ圏内に入ります!」
オペレーターが声を発する

「来たか…ナナイ準備は出来てるな」

「はい、大佐。大佐の乗る機体、レウルーラ共に、調整は終了しています」
女の名前は、ナナイ・ミゲル。シャアの秘書を勤める女性。
ニュータイプ研究所の所長でもある。


「そうか…では、いくぞ!」


レウルーラ艦内。

「各艦隊に告ぐ…ゴジラを倒そうなど思わんで良い、奴をアクシズから離す事だけを考えるのだ。決して、無茶はするなよ」
シャアが自身の乗るサザビーから、全ネオジオン兵に指示を出す。

「アクシズを背にして戦ってはならんぞ!アクシズが熱線の直撃を受ける危険性が高まる。それと、ゴジラがアクシズの直線上に立った場合は、何としても引き離せ!アクシズにはミネバ様が居られる…命を賭して、ミネバ様を守り通せ!」
シャアに続き、キュベレイに乗るハマーンも指示をだした。

「ゴジラ…まさか、宇宙に来るとはな」
ギラ・ズールの中で1人呟くのは、ジンネマン。西暦地球でゴジラと遭遇後、アクシズへ帰還していた。

「そうっすね…アクシズに来るなんて…とんだ化物ですよ」
ジンネマン同様に助かり、帰還していたフラストが同意する。

「今日にもマリーダやギルボアに会えそうだな…」
ジンネマンは笑みを浮かべる。然し、その声からは哀愁が感じられた

「キャプテン…」



「…っ!来たかっ!各機!戦闘開始っ!死ぬなよ!」
遂に、ゴジラを視界に捉える瞬間が訪れる…
シャアの号令を合図に、ネオジオンの存亡を賭ける、アクシズ防衛作戦が開始されたのであった……

「ちっ…予想以上にスピードが速いな。MS隊は左右に展開!合図を出したら、一斉にスキウレを放て!」

「今だ…ってっっ!!」
…シャアの合図が響き渡った。
夥しい数の光線が、輝く巨獣に放たれる。一斉射撃に反応を示したゴジラは移動を止めた。

「手を緩めるなよ!直ぐにバジュラが来る!それまで引き止めるのだ!」
ハマーンが指示を飛ばす。シャアたちは、ゴジラとバジュラの同士討ちを狙っていたのだった。

「大尉…上手くいくんでしょうか?仮にバジュラ迄もが襲ってきたら…」
アスランは通信で、シャアに作戦への不安を吐露する。

「…確かにな、然し、我々が生き延びる可能性は此しかない。どちらにしろバジュラは来る…兵の命を預かる総帥としては辛い所だがな」

「すいません…大尉の気持ちも考えず」

「構わんよ…!それより来るぞ」
アスランとの会話の最中、遂にバジュラの群れが、その姿を現した。

「来ましたね…現状はゴジラに砲撃を集中…決してバジュラには攻撃しないよう、お願いします」
ラクスがエターナル艦内に指示を出す。

そして…バジュラの大群による集中砲火がゴジラを襲った。
ネオジオンの攻撃とは、比較にならない物量攻撃…

巨獣は即座に目標を変える。ゆっくりと後を振り返りると…、その禍々しい白眼で、後方を埋め尽くす蟲達の群れを睨んだ。

巨獣は蟲達の集中砲火を正面から浴びるも意に介さず、背鰭を輝かせ始めた。

そして…ゴジラの口から熱線が放たれる…
巨大な光の柱は、バジュラの群れを横薙に払い滅ぼしていった……。

保守

「なんて威力だ…」
熱線により半壊したバジュラの群れ…
多くのネオジオン兵たちは言葉を失い、茫然と光を見つめていた。

そして…

「不味いっ…!」
アスランが声を上げた…。
ゴジラが背鰭を輝かせ、こちら側を振り向いたからである。

「各機!緊急…」
ゴジラと同じ線上に位置する、各艦隊が指示を出すが、時既に遅し…硬直していた部隊に反応する術は無かった。
光の矢は放たれ、線上にいた数え切れない多くの部隊を消し去っていった…。


「っ…!…各機は攻撃を継続!熱線を私防げ!私はハマーンと一緒にゴジラにへ近付き注意を逸らす!…アスラン、君にも協力して貰いたいのだが」

「囮なら人数が多い方がいいですからね。行きましょう!」
シャアの申し出をアスランが承諾する。

「助かる…2人共、行くぞ」

残存部隊による、粒子砲の攻撃が開始される。
然し、半数近く失われた部隊の火力では、ゴジラを完全に抑えきれなかった。
熱線が再び放たれる…
粒子砲によって、直線から上方に逸れはしたが、再び多数の死者を出してしまった。

「ちぃっ…!何れ全く抑えきれなくなる。急ぐぞ!」
三機はゴジラの下へ急いだ。そして、次の熱線が放たれる前に、ゴジラの近くに付いた三機は、急ぎ攻撃を開始する。

サザビー、キュベレイの二機によるファンネル。ジャスティスのビームライフル…
それらの攻撃は、ゴジラの白眼をピンポイントに直撃していった。ゴジラも煩わしさを感じたのか、彼らに目標切り替える。

「よし!注意を逸らす事に成功したぞ」

「だが、これからが本番だ…気を抜くなよ、アスラン」

三機は引き続き攻撃を仕掛ける。粒子砲と眼の攻撃により、熱線を封じ込める事に成功する。

「この調子なら、Z-blueが来るまで持ちこたえれそうだな…」
シャアは安堵を覚え始めていた。

「シャア…!!」
そこにハマーンの叫び声が響く。
シャアの油断…
ゴジラの右腕が、サザビーに振り下ろされる瞬間だった。

「ちぃっ…!!」
瞬間、シャアは自身の迂闊さに怒りつつ、覚悟を決める。
その時…
一筋の閃光が、ゴジラの手首を直撃し、軌道を逸らした。

「大尉!今のうちに退避して下さい!」

「その声は…!?」
シャアは声の主に動揺しながらも、急ぎ退避行動に移った。

「無事でしたか?大尉」

「こちらの台詞だ…無事、戻れたようだな。だが助かったぞ。感謝する……カミーユ」
先程の閃光は、Zガンダムのメガランチャー。声の主…パイロットは、ゴジラとの戦いで、眠りについていた筈のカミーユだった。

「カ…カミーユ!?何故ここに!」

「アスラン隊長!話は後です。それに…俺だけじゃありません!」
アスランの問いに、カミーユがそう答えると同時に…
数発のミサイルがゴジラの顔面に直撃した。ミサイルを放った正体に一同は驚愕する。

「あれは…ダナン!?」

「お久しぶりです。シャア総帥」
驚くシャアにテッサが挨拶する

「俺はテッサのダナンに乗って来たんですよ」

「そうだったのか…」

「…俺だけじゃないんですけどね」

「お久しぶりです…クワトロ大尉」
落ち着きのある男性の声が通信に入ってきた

「その声…サンドマンか」
声の主は、ジーク・エリクマイヤー。
通称サンドマン。
ZEUTH.ZEXIS.と参戦。ゴッドΣグラヴィオンのパイロット。

「君がいるのなら…」

「ええ、彼等も来ていますよ。」

カミーユ復活きたか

保守

「ソル…グラヴィトンノヴァァ!」
少年の声に合わせて、柴色の光線がゴジラの顔に降り注いだ。

「斗牙!」
アスランが声の主にをかける

「久しぶりです…アスラン」
声の主…少年の名前は、天空寺 斗牙。
ソルグラヴィオンのメインパイロット。ZEUTH.ZEXISに参加。西暦地球に跳ばされたメンバーの1人でもある。

「久しぶりだな!クワトロ大尉!アスラン!」
斗牙に続き、ソルグラヴィオン内から話しかけた少年…
名前は、紅エイジ。
ZEUTH.ZEXISと参戦…斗牙と同じく跳ばされた身である。

「お前たちは、ゴジラの転移に巻き込まれなかったのか?」

「僕たちの機体は、直前で機体不良にあい、出撃出来なかったんです。それが原因で僕たちは、転移に巻き込まれなかったんです。」
斗牙がシャアの問いかけに答えた

「その他にも、似た理由の勝平たち…、すれ違い組も来てるぜ!」
立て続けにエイジが答える。

「よっ!待たせたな!クワトロのオッチャン」
シャア等の前に、ザンボット3に乗る勝平が現れる。
それに続き、赤木の乗るダイガード。マリンのバルディオス。ゲイナーのキングゲイナー。
ゲインのエンペランザ率いるヤーパン天井組、レントンのニルヴァーシュ、ホランドのターミナス。
カトル、トロワ等コロニーのガンダム組にアレルヤのハルートなど…
続々とシャアたちの前に姿を現す。

「みんな…」
皆の姿を見たアスランは小さな笑みを浮かべる

「へっ…これだけ集まりゃ、ゴジラを抑える所か、ぶっ倒せちまうぜ!」
エイジが得意気に言う。
然し、その言葉をカミーユが…

「…無理だ。ゴジラは倒せない…。例えみんなが集まってもだ」
静かな口調で淡々と否定した…

「な、何だと!?」
思いがけないカミーユの言葉に、大きく動揺する一同…

「…」
だが、自ら絶望的な言葉を放ちながら、カミーユの表情に絶望の影は見当たらなかった。

カミーユの瞳には、強い意志が宿っていた。

「カミーユ…それは、どういう意味だ?」
シャアが真っ先にカミーユに発言の真意を問う。

「それは…!話は後です!皆が来てから話します!」
カミーユが説明をしようとした時に…ゴジラの攻撃が皆を襲った。

「僕たちじゃ絶対にゴジラに勝てないって…どういう事なんだ!?」
ゲイナーがパレットを撃ちながら叫ぶ。

「…さあな。だが、あのカミーユの言葉だ…無碍には出来ん。然も、ゴジラに直に触れているしな」
ゲイナーの近くにいたゲインが答えた。
部隊がゴジラを抑える中、ニルヴァーシュが動きを止める。

「だ、駄目って!?どういう事エウレカ…?」
ニルヴァーシュに乗る少年、レントンが、同乗者の少女、エウレカに話しかける。

「あのゴジラは私たち自身…あのゴジラが暴れてるのは…私たちのせいなの!!」
素粒子を操る異種生命イマージュ…
スパイロボットである少女、エウレカ…
何かを感じたのか、切実な表情で、レントンにゴジラへの攻撃を止めるよう訴える

「そんな…でも、攻撃を止めたら…」
攻撃を中止したら、何が起こるか…レントンは素直に受け入れきれなかった。
その時…

「余所見してんじゃねぇ!!」
ホランドの声が響く

「え?」
会話に夢中になっていたレントン…
ゴジラの巨大な尾が、棒立ちのニルヴァーシュに襲いかかっていた。

「不味い…!!」
シャアは瞬時に救出の不可を悟る。
それは、他の隊員も同様だった。

「あ…」
瞬間、レントンの世界がスローになった。
尾が徐々に迫った時…

「レントン!!」
突如、ニルヴァーシュの横に現れたのは…
マリンの乗るバルディオスだった。
マリンは即座にレントンを掴むと、亜空間突入に入る。間一髪、マリンによってレントンは命を救われた。

「馬鹿野郎!何ボケッとしてやがる!」
エイジがレントンを怒鳴りつける

「ご、ごめん…それと、有難う御座います。マリンさん」

「いいさ。無事で良かった」
レントンが救われ、一同の気が緩んでしまう…
そして、そこに新たな危機が生まれた。

「貴様等、揃って何を呆けてる!」
ハマーンと五飛の怒声が響く
生還を喜ぶあまり、多くの機体はゴジラへの攻撃を中断してしまっていた。抑える物が無いなら熱線を放つ…
ゴジラの行動はシンプルだった。

「不味いっ…!あの方向は…」
アレルヤは、ゴジラの視線の先を見詰める。
その先に浮かぶ物は…Z-blueの主力旗艦ダナンであった。

「逸らすんだっ!」
斗牙が叫ぶ。然し、既に遅し、熱線は放たれる瞬間であった……

「ここまでですか…」
テッサは覚悟を決める。
そして、ゴジラの口から光の柱が放たれる。
が、その時……


「ゲッタァァァァビィィィィィム!!!」
男の野太い叫び声と共に、巨大な緑の光線が現れた。
光線は熱線と正面衝突し相殺…、互いに消滅した。

「今のはまさか!真ドラゴン!!」
エイジが目にしたのは…、號の乗る、封印から目覚めた真ドラゴンであった。

「それよりよ…エイジの兄ちゃん…なんだ…あのでけぇの…」
勝平は、真ドラゴンの後ろに聳える、ある物に驚愕していた。

「まさか、これを駆り出すとはな…それ程の敵か」
シャアが訝しげに呟く

「超銀河ダイグレン…」

「ゴジラ…てめぇとの喧嘩…今度こそケリつけてやるぜ!!」
腕を組み仁王立ちしたグレンラガン…。
それを操るシモンがゴジラへ宣戦布告する。


言葉通り、決着の時が近付いていた……

真ドラゴン来たか
そして超銀河グレンラガンも来た

けど物理的に倒せなさそうなのがな…

まだゲッターエンペラーじゃないからまだ大丈夫。
時天空とかバイドが来たら地球が危険になっちゃう。

保守

保守

いよいよ佳境だな

その頃、多元地球。
地上から、宇宙に浮かぶ、超銀河ダイグレンを見上げる人物がいた。

「遂に始まりましたね…」
真剣な表情で、空を見上げる1人の女性。
名は、ディアナ・ソレル。ZEUTH世界にある月の女王であり、この宇宙の親善大使も兼任している人物。西暦地球に跳ばされたメンバーの1人であり、一時職務を離れていたが、現在復帰している。

「はい。彼等なら、必ず、ゴジラを倒して、平和を勝ち取ってくれるでしょう」
ディアナの傍らにいる、もう一人の女性、リリーナ・ドーリアン。
本名、リリーナ・ピースクラフト。
今は亡き、完全平和主義国サンクキングダムの姫君。地球連合の外務次官を勤め、ZEXIS.Z-blueに協力した。

「倒す…か…どうだろうな」
二人の会話に突如として現れた男…不動GEN

「不動司令…今の言葉は、一体どういう意味なのですか?」
すかさずディアナが言葉の真意を問う。

「ゴジラは我々人類の業その物……己自身を倒せる者など存在すまい」

「ゴジラが…人類の業?」

「ふふ…相手は己自身。どうする?Z-blueよ」
不動は不敵に笑い、空を見上げた

そして、場面が変わり宇宙。

「シモン!合体だ!!」
號がシモンに超銀河グレンラガンへの合体を促す。

「おうっ!!いくぜヴィラル!!」

「ああっ!!」

シモンとヴィラルが大きく応えると、超銀河ダイグレンが変形…そしてグレンラガンと合体。
超銀河グレンラガンへと変貌した。

「す…すげー…グレンラガンがトンデモなのは知ってたけどよ…」
ガロードを含む西暦世界に跳ばされたメンバーは唖然としていた。

「一気に決めるぞ!」
合体直後、ヴィラルが勝負を決めようと叫んだ時…

「待て!!」
號がヴィラルを制止する

「俺が先ず攻撃する…お前たちは、その後に続いてくれ」
號がシモンたちに指示を出す

「…構わないが、何か理由があるのか?」
シモンが號に理由を聞く

「…ああ。みんなも聞いてくれ…。俺の予想が正しければ、この後…、時空振動が起こる」

「な、何っ!?」
號の衝撃の発言に、部隊が大きく揺れ動いた。

「どういう事だ!號!?」
Z-blue隊員一同が號に詰め寄る。

「…俺を信じてくれ」
號がそう一言呟く。その一言に、並々ならぬ気迫が感じられた。

「…へっ、しょうがねぇ野郎だ。良いぜ、好きにやんな」
竜馬は軽い笑みを浮かべると、真ゲッターを後ろへ下がらせる。

「もう少し説明して欲しいもんだぜ!でも、理由があるみたいだし…任せるぜ」
甲児も竜馬に続き、マジンガーを下がらせる。他の隊員も後に続いた。
そして、皆が後方に下がり、真ドラゴンと超銀河グレンラガンが場に残った。

「シモン…お前が攻撃をする時は、俺が合図をする。その時まで、待ってくれ」

「ああ…わかった」

「すまないな…準備は良いか?」

「ああ!何時でも良いぜ!」

「そうか……俺からいくぞ!!」

「ゲッタァァァァァ…ビィィィィィィィィム!!!」
號の叫びにあわせ、巨大な緑色の光線が、ゴジラに向かって放たれる。
巨大な光がゴジラを覆い隠していった…。

「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…!!」
號の叫びと共に、ゲッター線がゴジラに照射され続けていく…
そして、直ぐにゴジラに異変が起こる。それは誰の目にも分かる変化だった…

「ゴジラ……な…何なんだ、コイツは……」
百戦錬磨のZ-blueだったが、このゴジラの姿に動揺を隠せなかった。
ゲッター線を浴び続けているゴジラの体躯は……
今や真ドラゴンを超え、超銀河グレンラガンに迫る勢いであったのだった……

「おい!!まだなのか!?號!!」
ゴジラの姿にヴィラルが痺れを切らす

「まだだぁぁぁぁ!!」
然し、號は一向にゲッター線を止める気配を見せなかった。
そして、ゴジラの体躯が、超銀河グレンラガンに並び始めた時…

「今だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
遂に號が号令を出した…

「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
超銀河グレンラガンが、緑色に発光する巨獣に襲いかかる。

「ギガァァァ…ドリルゥゥゥゥ……ブレェェェイクゥゥゥゥウ!!!」
超巨大ドリルが、ゴジラの胸に刺さった瞬間…
強烈なエネルギー…時空振動が辺りを包んだ。

「まさか本当に…號!お前は行き先を知っているのか!?」
時空振動の光の中、アムロが號に問いかける

「ああ…行き先は、螺旋宇宙だ」

サイズが全員∞になる螺旋宇宙か!?

「なんだ…ここは?」
ラー・カイラム、ブリッジ。
立花は、初めて目にする螺旋宇宙に戸惑っていた。

「准将…ここは、螺旋宇宙と呼ばれる宇宙。個々の認識が実体化し力となる場所です。」
ブライトは立花に螺旋宇宙について簡潔に説明をした。

「創造力を力に…か…ブライト君、すまないが、後は頼む」

「じゅ、准将?…どちらへ?」
立花は艦の指揮をブライトに任せ、ブリッジを後にする。

「何だ!?こりゃ!?俺たちもバカデカくなってるぞ!!」
立花同様、西暦跳躍組も、初の螺旋宇宙に困惑していた。

「みんな、落ち着くんだ。ここは螺旋宇宙。思いが力になる場所…だから此処では、大きさなど関係無いんだ」
アムロが跳躍組に螺旋宇宙についての説明をする

「へぇ~…便利じゃないの!ならゴジラと殴り合える訳か!」
ジロンが息巻く

「そうか…これなら、ゴジラがこれから、幾ら大きくなろうが関係ないんだ!!これなら勝てるぞ!」
螺旋宇宙を理解したゲイナーが闘志を燃やす。

「そうだな…やっと勝利の可能性が見えてきたな」

「えっ?…え~っ!モゲラ!?それより、泰三さん!?」
ゲイナーに同意したのは、モゲラに搭乗した立花だった。

「大丈夫かよ?泰三さん」
ガロードが心配そうに声をかける

「なに、操縦技術には自信がある。それに、この環境だ、心配いらないさ…それより、敵も同じ条件だと聞いた…各機!気を引き締めるぞ」
現場から直接、立花の号令が響く。
最後の決着の時が、迫ってきたのであった……

ジャイアント芹沢博士居そう。

「成る程な…良く考えたな、號。此処でなら、好きなだけ暴れられるぜ!!」

「……」
竜馬の問いかけに、號は無言のままだった。

「違う…號が、俺達…ゴジラを螺旋宇宙に呼んだのは…」
カミーユは號の意思のような物を感じていた。

「…カミーユ、今は迷いを捨てろ。命取りになるぞ」
カミーユの変化を察したアムロが釘を刺す。

「……はい」
カミーユは静かに頷くも、その心中は複雑であった。
そして、Z-blueによるゴジラへの攻撃が開始される…

「さっさと決めさせて貰うぜ!!」
竜馬が真ゲッターを、ゴジラの上空へと飛翔させる。

「うおぉぉぉぉぉぉ…ストナァァァー!サァァァァンシャイン!!!」
竜馬の叫び声と共に、両手の中で超圧縮されたゲッター線の光球が、ゴジラ目掛けて放たれる。
光球はゴジラに直撃すると、超巨大な爆炎を放ち、ゴジラと辺りの惑星を包んでいった…。


そして、場面が変わり多元地球

「不動司令…改めて問います。ゴジラとは一体、何なのですか?」
ディアナらが、不動にゴジラの正体を聞き出している最中だった…

保守

>>388
この板は保守は不要

saga入れてる時点でよくいるage荒らしだから気にしなくておk

「…今より半世紀以上前、西暦地球で大規模な戦争が起こった。民間人や軍人の区別なく、数多くの犠牲者を出したと言う」
不動が静かに語りだす。

「…悲しい事です」
リリーナは心痛な表情を見せる

「…その世界大戦を終わらせる切欠となったのが、米国が持つ二発の原子爆弾だった。二発の原子爆弾は、戦争の当事国…日本の広島と長崎に落とされる事になった」

「な…何ですって!?」
核兵器が使用…それも二発…ディアナ達は驚きを隠しきれなかった。

「……二つの核の炎が上がり終戦を迎える。そして、終戦から十余年…日本人は焼け野原だった日本国を復興させていた…」

「……」
二人は黙って耳を傾ける

「戦争の悲惨さ、核の恐怖の記憶も薄れ、人々は平和を謳歌していた…そんな折り、事件が起こる」

「事件…ですか?」
ディアナが問いかける

「…米国が太平洋ビキニ環礁で核実験を行った。そして…それを切欠にして、ゴジラが生まれる事になる。核の申し子…ゴジラを、そう呼ぶが…核は切欠に過ぎない。ゴジラの本質、それは……戦争による犠牲者の怨念」
不動がゴジラの本質を明らかにする

「怨念…それが事実なら悲しい事です。悲しみを知ってる筈のゴジラが、過去の憎しみに捕らわれ、悲しみを蒔くとは…」
ディアナは悲しげな顔を浮かべる

「そうですね。」
リリーナがディアナに同調する

「過去の憎しみか…ゴジラの怨念は殺された事ではない」
不動は賺さず二人を否定する

「え?」

「ゴジラの怨念の対象…それは…戦争や兵器。即ち、それを振りかざす、我々人類その物だ!」

「…!」
不動の言葉に二人は言葉を失う

「言いたい事はわかります。然し、ZEXIS…いえ、Z-blueは真に平和の為に戦って来ました。彼らが罪だとは…」
リリーナが不動に食い下がった。

「兵器は兵器!戦争は戦争!其処に善悪の垣根は存在しない。」
不動の言葉に二人は黙ってしまった…。

「確かに不動司令の仰有る通りかもしれません…。ただ、わからない事があります。ゴジラの強さは何なのでしょうか?怨念の度合いを超えてるように思えます」
ディアナが不動に問いかける

「…ゴジラは人類の写し鏡と言えよう。核兵器なら核相応の姿に…。それはゲッター線や螺旋力…次元力も同じだ。ゴジラが強いのではない…Z-blueが強いのだ」

「それでは、ゴジラに勝つのは不可能だと?」
ディアナは真剣な表情で聞き返す

「…過去、たった一人でゴジラを撃退した男がいる。名は芹沢大助という。科学者であった芹沢博士は、自身が発明した酸素破壊物質…オキシジェンデストロイヤーを用いてゴジラと共に心中をした」

「そんな人が…では、そのオキシジェンデストロイヤーを使えば…」

「無理だな。兵器転用を恐れた芹沢博士は設計図を焼却…唯一設計方法を知る芹沢博士はゴジラ共に心中…闇の中だ。然し、仮にオキシジェンデストロイヤーがあったとしても、ゴジラには無駄だろうがな」

「…?どういう事ですか?」
リリーナが賺さず言葉の意味を問う

「言葉の通りだ。現在のゴジラは生身で宇宙を駆ける。酸素破壊は効果は無いだろう。それに、兵器転用のオキシジェンデストロイヤー…どちらにしろ期待出来ん」

「…」
沈黙が広がる


「ゴジラを撃退させたのは、兵器を否定する信念…自己犠牲…果ては愛…。芹沢博士の強い意志がゴジラを貫いたのだ…。Z-blue…乗り越えてみろ」
不動は心の中で呟くと、空を見上げる


そして、場面が変わり螺旋宇宙。

螺旋宇宙にてZ-blueによる、ゴジラへの総攻撃が行われるも、効果は現れなかった…。

「ストナーサンシャインや月光蝶でも効かねえのかよ…!」
それらの攻撃を意に介さないゴジラの姿に、各機はたじろいでしまっていた。

「弱気になるな!奴が立ち上がるのなら、倒れるまで攻撃を続ければいい…諦めるんじゃない!諦めるたら其処で終わりだ!!」
立花が各機に喝を飛ばす。更にシモンが続く…

「准将の言う通りだ!立ち塞がるなら、突き破るだけだ…いくぜゴジラ!俺の…俺たちのドリル受けてみやがれぇぇ!!」
螺旋宇宙におけるグレンラガンの形態。
天元突破グレンラガン…

「いくぜ!!ギガァァァ……ドリルゥゥゥゥゥ…ブレェェェェイクゥゥゥゥウ!!」
シモン…そして、大グレン団一同の魂が込められた超超巨大ドリルがゴジラに襲いかかる。
そして、直撃と同時に凄まじい閃光が、辺りを照らした。

「や…やったか…?」
アムロは手で激しい光を遮りながら呟く。

然し…グレンラガンのドリルがゴジラの体を貫く事は叶わなかった

「なっ…!?」
流石のシモンも動揺を隠しきれなかった。

「嘘だろ…あの状態のギガドリルブレイクが」
離れて見ていたシンが愕然とする

「逃げろ!シモン!!」
竜馬が叫ぶ…
白眼の巨獣は目前のグレンラガンを睨み付け、熱線を放つ準備にかかっていたのだった…

「ちっ!!」
シモンは咄嗟に離れるも、時は既に遅かった…
いや、シモンだけではなくZ-blue全体が手遅れの状態であった。
放たれた超巨大熱線は、今までの比ではなくグレンラガンに留まらずZ-blue全体を飲み込んでしまったのであった…

そして、包まれる光の中、各々の叫びが響く

「くそ…くそぉぉぉ!!」

「俺、ここで死んじまうのかよ…」

「私たちが負けるなんて…」


薄れゆく意識…

「…此処は?」
光の中をカミーユが漂っていた。

「俺は…俺たちは、ゴジラに許して貰う事が出来なかったのか…ゴジラは戒め…仕方ないのか」
カミーユは溜め息混じりに呟いた…その時

「ふふっ、可笑しな事言って、お兄ちゃんったら変なの」
一人の女性がカミーユの下へ現れた…

「君は…ロザミィ」

カミーユの前に現れた女性の名前は、ロザミア・バダム。通称、ロザミィ。
ZEUTH時代に命を落とした人物。敵対していた組織の人間であったが、強化人間の為、精神が不安定であり、敵でありながらカミーユを兄と思い込み慕っていた。彼女の落命はカミーユの心に深い傷を残した。

「ロザミィ…どうして君が?」

「ふふ…そんな事より、どうして仕方ないの?」

「…ゴジラらは俺たちその物…ゴジラは俺たち自身の蒔いた種だからさ」

「…そう。でもね、ゴジラは自分自身なんでしょ?」

「ああ…そうだ。…理屈じゃないんだよ」

「なら尚更変じゃない。自分に許して貰おうなんて」

「なっ…!?」
ロザミアの言葉にカミーユが一瞬固まる。

「相手が自分なら、余計な事…遠慮せず、素直な気持ちをぶつければ良いんじゃないのかな?」

「素直な…気持ち…」

「うん。宇宙の為とか、他の何かじゃなく……お兄ちゃんの素直な気持ち」

「俺の気持ちか…」

「そうよ。自分に嘘ついたって無駄なんだから、素直が一番よ。自分の事は自分で乗り越えなきゃね。お兄ちゃん」
ロザミアが笑顔を見せる

「ロザミィ…そうだな。ゴジラ…相手は自分自身なんだ。正直にぶつからないとな」
カミーユの瞳に光が宿っていく。
それと同時に、一筋の光の道がカミーユの前に現れた。

「…有難う、ロザミィ。俺はいくよ」
ロザミィに別れを告げ、カミーユは光の道を駆けていった。

「負けないでね…カミーユ」
ロザミアは去っていくカミーユを見つめ言葉を残すと、光と共に消えていった。

別の意識

「まさか、天元突破グレンラガンでも無理だなんてな…」
深層意識…
シモンは光の海を漂っていた。

「へっ…然し世の中広いもんだな…とんでもねぇバケモンだぜ」
シモンが腰を上げた…その時

「おいおい!どうした?情けねぇ声だしやがって!」
1人の男がシモンの眼前に立ちふさがった…

「ア…アニキ!?」

シモンの前に現れた男の名前はカミナ。不撓不屈の男。
ZEXIS参加者にして、大グレン団創立者。ZEXIS時代に戦死する。彼の生き様は、今尚大グレン団、ZEXISに深い影響を与え続けている。

「こんな所で何グダグダやってやがる。さっさとリベンジかましてきやがれ!」
カミナが発破をかけるも…

「アニキ…無理なんだよ…」

「あん?」

「ゴジラには、天元突破グレンラガンのドリルも効かなかった…。俺のドリルじゃ…奴を貫けねぇ」
シモンは小さく息を吐き、下を向く

「てめぇ…シモン!歯ぁ食いしばれぇぇぇぇ!」

「え?」
カミナの渾身の右拳が、シモンの左頬を打ち抜いた。

「ア…アニキ…」
殴り飛ばされたシモンは、カミナを見上げる。
カミナは、倒れるシモンの襟を掴み立ち上がらせ叫ぶ…

「天元突破のドリルだぁ~?…シモン!いつからお前のドリルがグレンラガンのドリルになっちまったんだ!?」

「あれは俺の認識を形に…」

「細けぇ事はいいんだ!」
カミナは強引にシモンの言葉を遮った。

「なら、お前のドリルはグレンラガンの腕に着いてんのか!?違うだろ!お前のドリルは…ココにあんだろ?」
カミナは、そっとシモンの胸を拳で叩いた。

「アニキ…」

「お前のドリルは天を貫くドリルだ…ゴジラだって貫ける」
カミナが微笑んだ

「…へっ、一端に成長したつもりだったが、俺もまだまだだな。何処かでグレンラガンに頼っちまってたみたいだ……」
シモンの瞳に炎が宿る。それと同時に、光の道が姿を現した。

「まだまだならドンドン掘り進みゃ良いんだよ!……行ってこい…シモン」
カミナは穏やかに声をかける

「…ああ!行ってくるぜ!ダチ公!」
シモンは力強く応えると、光の道を駆けていった。
シモンの後ろ姿を見つめるカミナは笑みを浮かべると、何も言わず静かに消えていった。

「さん…。お父さん」

「うう……由里…」
警告灯で真っ赤に染まるモゲラの操縦席。
呼び声に反応し、立花が目を覚ます。

「…由里?…どういう事だ!?何故、此処に居るんだ?」
突然目の前に現れた娘に困惑したが、狼狽えず、現れた理由を問いかけた

「……」
然し、由里は何も答えなかった

「何とか言いなさい…」
立花が答えを急かすと…

「…お父さん生きて帰ってきて」
由里は一言答えると、体から強烈な閃光を放ちだした。

「ゆ…由里!?」
操縦席を光が包み込んだ…
光が晴れると、其処に由里の姿は無かった。機内の警告灯も消え、全てが現実に戻っていた…

「夢だったのか…」
立花が呟くと、突如…

「准将!無事ですか!」
ブライトからの通信が入る。全隊が一度消滅した事、各機が意思の力で復帰した事、そして、自身が最後だった事を伝えられた。

「そうだったのか…」

「はい。未だ、現状打破の手は見つかってませんが…戦うしかありません!」
ブライトが力強く進言する。

「よし…各機!諦めず徹底的に戦い抜くぞ!」
立花が号令を発した時…

「待って下さい!ゴジラに攻撃をしても無駄です!」
カミーユが割って入る。その言葉は部隊に衝撃を走らせる

「お、おい…何言ってんだよ。カミーユ?」
シンは、カミーユに発言の真意を問う

「シン…言葉の通りだ。みんな…理由を説明する。俺の話を聞いてくれ」
ゴジラの本質を理解したカミーユは、その正体を説明した。

「マジかよ…強い訳だぜ。自分自身と戦ってんだもんな」
ガロードが気の抜けた声を出す

「成る程な…。過去と現在のゴジラ…異常な進化の理由はこれか…。この世界の兵器は常軌を逸してるからな」
ゼロが呟く

「……確かに、カミーユの考えなら、攻撃は無駄だろうね。けど他に方法はあるのかい?」
万丈がカミーユに対策への具体案を聞く。

「そ、それは…」
カミーユが口ごもった時…

「何が自分自身だ!まどろっこしいんだよ!!」
バサラが声を上げる

「ちょっとバサラ!話聞いてなかったの!?」
賺さずミレーヌがバサラに噛み付く

「関係ねぇぜ!アイツはアイツ!俺は俺だ…いくぜ!ゴジラ!俺の歌を聞けぇぇ!!」

バサラぶれねぇ…

保守

ゴジラss

バサラの歌が始まらない…?

>>400
ワロタ

けど、まだかな?

ここまで来てエタるとかはやめてくれよ…

バサラが歌うという最高潮で止められたままの俺のビートをどうしてくれる!

「俺は俺か……そうか!」
アムロは、バサラの言葉に閃く。

「みんな!聞いてくれ!今から俺がサイコフレームの力を引き出し、螺旋宇宙に、みんなの意思の力を広げる!そして、ゴジラへの意思疎通を計る!フォローを頼む!」
アムロが各機に指示を出す。

「サイコフレーム……成る程な。了解だ。バナージ!君も手伝うんだ!カミーユ!君はバイオセンサーを使え!刹那はサイコフレームに合わせ、GN粒子を散布してくれ!」
シャアが応えると、改めて明確な指示を出す。

「了解です!クワトロ大尉!」

「はい!わかりました!」

「了解しました。」
そして、Zガンダム、νガンダム、ユニコーン、サザビー、クアンタの五機がゴジラの下へ駆けていく…

「俺たちはどうするんだ!?」
ジロンが口を開く

「アムロたちの作戦が終了するまで、攻撃はするな!」
ラー・カイラム艦内から、ブライトが指示を出す。

「頼むぞ…アムロ」

アムロ達は、熱線をかい潜りながら、ゴジラへと接近していったが…進化したゴジラが放つ熱線の嵐のせいで、目標地点を前に足踏みしていた。

「ちっ…これ以上は近寄れないな…」
アムロが唇を噛み締めた…その時。

「俺たちに任せな!ゲッタァァァ…ビィィィィム!!」

「バスタァァァ…ビィィィィム!!」
二つの光線が、ゴジラの顔に直撃する。

「竜馬…ノリコ!」

「お前たち…!」
ブライトが攻撃を仕掛けた二人に注意を仕掛けた時…

「ブライト君…。彼らが死んでしまったら、元も子もない。それに、ゴジラは自分自身なんだ、遠慮は要らんだろう?」
立花が二人の行動をフォローする

「准将…」

「まっ、ここは泰三さんが正しいですかね。ブライトさん」
万丈が、小さな笑みを浮かべ、ブライトへ語りかける。

「ふぅ……。全機に告ぐ!アムロたちを援護しろ!方法は各機に任せる!」
ブライトの号令が響き渡った…

Z-blueの援護攻撃が始まった。それにより更なる進化が始まるも、隙が生まれ、アムロ等は前進に成功する。

「今だ!バナージ合わせろ!」
アムロがバナージに合図する。

「はい!!」
二機のサイコフレームが共鳴し、螺旋宇宙をサイコフレームの発光色が照らし出す…

「すげぇ…」
目の前の光景にクロウが呆然とする

「まだだ…刹那!」
シャアが声を上げる

「うおぉぉぉぉぉ!!GN粒子全開!」
刹那の叫びに合わせ、クアンタから大量のGN粒子が放たれる。GN粒子とサイコフレーム…二つの光が重なり螺旋宇宙に広がった…

「このおぉぉぉ!」ZのバイオセンサーがZ-blueの思いをゴジラ周辺に集め始める

「熱いじゃねぇか!燃えるぜ!!FIRE!!」
バサラがDynamite Explosionを熱唱する。

その時…螺旋宇宙を人の光が包み込んだ。

ゴジラにdynamite explosionって合ってるな

「ここは………」
立花が周りを見渡す。其処は漆黒の闇であった…各Z-blue隊員達の姿も見当たらなかった。そして、立花は即座に理解する。

「ゴジラの中か…」
立花自身、何故かは分からなかった。だが、この場所がそうなのだと確信していた。
それは、他のZ-blue隊も同様であった。

「ゴジラの中か…」
同じくカミーユが暗闇の中を見渡す。

「みんなは……無事か」
カミーユは、他の隊員も同じ状態である事を感知する。

「……」
そして、1人思いを馳せる… 。脳裏に浮かんだのは、ファの姿であった。

「ゴジラ…俺……行くよ。」
カミーユは暗闇に手を翳す。すると…翳した掌から、光が溢れ出した。それは、他のZ-blueも同様であった。

「正義の味方って難しいな…。でもさ、今までの行動、見てみぬ振りしてたら、きっと後悔してたと思うんだ…。だから俺は、これからもZ-blueで進む!」
赤木は力強く掌を翳すと。光が溢れ出す…

「俺はみんなと笑って上手い飯が食いたいだけなんだ!」
ジロンが叫び、拳を上げると、同様に光が溢れ出した。

「ミムジィの処に帰らないといけないからね。小難しい話はスルーさせて貰うよ」
桂は軽い笑みを浮かべ、掌を翳す。同様に光が溢れ出した。

「例え俺自身が相手だろうと関係ねぇ……俺の邪魔をするなら、ぶち殺す!!」
竜馬が声を荒げ、正拳を放つと、その先から光が溢れ出した。

「…人間は乗り越えられるさ」
アムロは小さく笑い、目を閉じる。前面に掌を翳す。そして、同様に輝きが生まれた。

「己の壁だろうが、壁なら掘り進む…俺を誰だと思ってやがる…。俺は…穴掘りシモンだぁぁぁ!!!」
シモンの振り抜いた拳の先から、光が溢れる。

「……」
キリコはただ黙って頷くだけだったが、同じく光が輝いた。

「写し鏡ね…。然し、代わりに借金返済してくれる訳でもなさそうだしな…何より、借りた物は自分で返さないと気が済まない質でな!御退場願うぜ!」
クロウも続いた…。

「最高に熱かったぜ……。最後だ!!ゴジラ!俺の歌を聞けぇぇぇ!!」
バサラは、ひたすらに熱唱する。そして辺りは燦々と輝いていた。

「ゴジラ…まさか、再びお前と出会うとはな…由里の下へ帰らせて貰うぞ」
立花の周囲

Z-blue隊の意思の光がゴジラの体内で輝きだす…。
その光は無数の光線となり、ゴジラの体中を内部から突き破っていった。同時にZ-blue隊は脱出に成功する。

「ここは…俺たち、外に出れたのか!?やったぁぁ!」
ガロードが喜びの声をだす。

「気を抜くな!まだ、ゴジラも健在だ」ヒイロが、戦闘準備を促す。


「待て!ゴジラの様子がおかしい…」
然し、ゼロがゴジラの異変を指摘する。

ゴジラの全身が黄金色に輝いていった。そして、ゴジラが天を仰ぎ凄まじい咆哮を上げると同時に、大量の光の粒子と共に爆散していった…。

「綺麗……」
その光景にZ-blueの多くが、そう感じ、誰ともなく、呟いていた。

そして、その光景を見ていた両地球やコロニー等から、歓喜の声が上がった。

そして、飛散した光の粒子は、螺旋宇宙を越え二つの地球を覆い尽くしていった。

ラー・カイラム艦内
Z-blue隊は、ゴジラ復活の兆しが無く、帰還の準備に入っていた。

「なぁカミーユ、まだ鳴き声が聞こえるけど……本当に終わったのかな?あの粒子も何だか不気味だし…」
シンが、カミーユに疑問を問いかける。

「……ああ。大丈夫だよ」
カミーユは軽く微笑み答える。その答えに、シンは安堵の表情を浮かべた。

「……」
そして、カミーユは廊下の窓から、何時までも咆哮が響き渡る螺旋宇宙を静かに見つめる。

「カミーユ?」

「何でもないさ……帰ろう。俺たちの地球へ」
カミーユは、シンと共にその場を後にした

螺旋宇宙帰還から数日後…
西暦地球
防衛軍司令部内の休憩所で、アムロとブライトが談笑していた。

「然し、驚いたよ。まさか、今回の犠牲者たちが、全員生き返るなんてな」
ブライトはコーヒーを片手に呟く

「そうだな…。今までも、不思議な経験はして来たつもりだったが、流石にな…」
アムロはコーヒーを飲みつつ、答える。

「リーロンの話では、ゴジラの次元力が関係しているのは確からしいが…、正直、何故犠牲者が甦ったかは不明だそうだ。」

「そうか…。でも、良いじゃないか、ジンやシュレードやレイも帰ってくれたからな。」
アムロがコーヒー啜りながら答えた。

「そうだな…。シンジやユノハが元気になってくれたからな。あの二人の様子は見てられなかったしな」

ゴジラが放った粒子により、犠牲者は命を取り戻す。
ギュネイ・クェス・マリーダも、その中の1人であり防衛軍に無事保護される。
アンジェロは、太平洋上を漂ってた所を、偶然通りかかった万丈に救助され、危機を脱した。

立花の自宅
居間の昼食時

「お昼近くじゃない!何で起こしてくれないのよ!」
由里は仕事に出かける準備をしつつ、泰三に怒りをぶつける。

「社会人だろう…。自分の事は自分でしなさい。」
立花は受け流す

「なによ、もう!…行ってきます」

「ああ…。気をつけてな」
立花は由里を送り出す。駆けてく娘の背中を見送った後、空を見上げる。

「……終わったんだな」
立花の顔に、充足した笑みが浮かんでいた…。








立花の視線の遥か先で、誰も知らない事が起こっていた…。
太陽系の向こう側、宇宙魔王の遺したブラックホール……。

其処に、ゴジラの放った粒子が付着し、不気味な胎動を開始していた…。



ゴジラのテーマ



素晴らしかったよ
分かり合えたと思ったのにスペースゴジラ誕生…だと…

携帯故障気味で遅れ遅れすまんね。
取りあえず終わらせられますた。
改めて思ったけど、スパロボZって人多すぎやね(´・ω・`)

いち乙
ゴジラってすごい、そう思った


このゴジラは人類の業そのものだから分かり合ったというより
受け入れてゴジラに認めてもらったって感じだな

このゴジラからスペゴジが生まれたら最低でもケイサル・エフェス並のスケールになりそう

この怪獣王さんは、マジラスボスだった
この後スペースゴジラとギドラ族の闘いが始まります。(嘘)

スパロボ風のゴジラステータス知りたい

横からだけど作ってみた。余計ならスマソ

HP:300000 EN:500
装甲値:3000 運動性:130 照準値:150
適性:空B 陸S 海S 宇A
移動:7
タイプ:空陸海宇
強化パーツスロット:無し
特殊能力:HP回復(大)、EN回復(大)、ダメージアベンジャー

特殊スキル
底力L9、カウンターL7、極
二回行動、気力限界突破、マルチターゲット
精神耐性、ガード

武装
(格闘)格闘 P assi 4000  1-2 命中+55 消費EN0 必要気力/ 空B陸S海A宇A
(格闘)尻尾 P ALL 4500 2-4 命中+40 消費EN5 必要気力100 空A陸S海A宇A

(射撃)熱線    MAP 4600 1-12 命中+15 消費EN150 必要気力150 空S陸S海A宇S
(射撃)熱線    ALL  5500 3-10 命中+45 消費EN70 必要気力130 空S陸S海S宇S

まあまあかなゲームなら精神コマンド有るし第1形態だけなら
多分1ターンで倒せるかな。
OG外伝のダークブレインの方がツライと思う

この怪獣王さんは、ウルトラ兄弟でも、和解か封印エンドだな

早く、アメリカ版ゴジラ観たい

今日は、ジブリが金曜ロードショー

怪獣王さん

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