穂乃果「ノゾえも~ん!」 (67)
第一話『うちノゾえもん』
穂乃果「ふんふ~ん♪」シャンシャン
穂乃果「…よっし! 乙女式EXフルコン!」
穂乃果「ふふ、スクフェスで私の右に出る者は存在しないね!」
穂乃果「さて次は…」
ガラッ
穂乃果「ん?」
希「お邪魔します」
穂乃果「うわっ! 誰ですか急に!?」
希「うちノゾえもん。未来からやって来た狸型ロボットや」
穂乃果「た、狸型ロボット…?」
希「そう。穂のびちゃんのことを助ける代わりに衣食住を提供してほしいんよ」
穂乃果「ちょ、ちょっと待ってよ! 急にそんなこと言われても…それになんで私の名前を…?」
希「未来から来たってゆうたやろ?…とりあえず」
ゴロン
希「ここまでくるの疲れたからベッド借りるで」
穂乃果(な、なんか変なのがやって来た……)
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ワロタ
第二話『欲望』
希「ぐぅ……」スピー
穂乃果「ぐっすり寝てるなぁ…ロボットって本当なのかな、普通は寝ないよねぇ…」
希「ロボにも睡眠は必要なんやで」
穂乃果「うわっ、起きてたの!?」
希「穂のびちゃんだって疲れたら眠くなるやん? ロボだって同じや」
穂乃果「同じかなぁ…色々違うと思うけど」
希「ま、そんなことより」
グー
希「お腹減ったから何か食べさせてーな」
穂乃果(ロボじゃないでしょ絶対…)
第三話『もぐら』
穂乃果「急にお腹減ったって言われても…こんなものしか用意できないよ」
希「お、おお…! めっちゃおいしそうやん!」
穂乃果「肉まん見たことないの?」
希「ウチのいた時代には存在しなかったで」
穂乃果「へぇー」
希「なんやねんその目は。あ、うちが未来から来たってこと信じてないんやろ!?」
穂乃果「だってそんな話信じられるわけないじゃん。全然ロボットに見えないし」
希「かぁ~! これだから感受性を失った若者はダメなんや! 少しは非現実的な存在との邂逅に感動せーや!」
穂乃果「だって…」
希「だっても何もないで!……うぉ、なんやこれ!? うまっ!」モグモググラグラ
穂乃果(狸のコスプレでしょこれ…カチューシャずれてきてるよ……)
第四話『ダメージ』
希「ふぅ~、食べた食べた」
穂乃果「……で、何しにきたの?」
希「おお、そうやった。まだ何も話してなかったね。まぁさっきも言った通り、うちは穂のびちゃんを助けにきたんよ」
穂乃果「私を助けに?」
希「そう。未来の穂乃果ちゃんの娘に頼まれてね」
穂乃果「わ、私の……娘?」
希「穂のびちゃんは絵に描いたようなダメ人間……やろ?」
穂乃果「やろ?…じゃないよ! 自分でそんな事実認めたくないよ!」
希「はいダメ~。まずは自分のダメさを認めんことにはダメ人間から脱却できんよ?」
穂乃果「むかっ! 私だってねぇ…!」
希「はいダメ2~。すぐに言い訳するようじゃ碌な大人になれんで?」
穂乃果「言い訳じゃないよ! ていうかセリフの途中で割り込んでこないでよ! それこそダメな大人のすることだよ!」
希「はいダメ3~。すーぐ他人の粗探しをし始めるのはダメ人間の特徴やで~?」
穂乃果(う、うぜええええええええええ!)
かわええな
>>5訂正
希「そう。未来の穂乃果ちゃんの娘に頼まれてね」
↓
希「そう。未来の穂のびちゃんの娘に頼まれてね」
穂のびちゃん て何やねん
支援
第五話『1000と66円』
希「ま、そんな穂のびちゃんを気の毒に思って穂のびちゃんの娘はこの時代にうちをよこしたってわけや」
穂乃果「い、意味わかんないよ、なんで過去の私を心配してるの私の娘は…」
希「もっと楽しい青春時代を過ごしてほしかったってわけやね」
穂乃果「……やっぱり信じられないよ。あなたが未来から来たってことも、私に娘がいるってことも…」
希「まだ疑うんか…どうすればしんじてくれるん?」
穂乃果「どうすればって……あ、そうだ」
希「ん?」
穂乃果「未来の道具とか持ってないの? どこでもド○とか」
希「ふむ、仕方ない。見せてあげないと納得してくれそうにないね」ゴソゴソ
テケテテン♪
希「どこでもドアラ~」
穂乃果「……なにこれ?」
希「これ持ってればいつでもどこでもドアラと一緒や」
穂乃果「ただのぬいぐるみじゃん!」
続き楽しみにしてるよ
おもしろい
可愛いいやん!
第六話『作るのは大変やった』
穂乃果「もっとマシなのないの!?」
希「これ実はGPSついてるんやで?」
穂乃果「要らないでしょその機能! もう少しこう…未来的な道具ないの?」
希「未来的? よく分からんなぁ」
穂乃果「え、未来から来たんでしょ?」
希「…………あ」
穂乃果「え?」
希「……おっけー。それじゃ次はもっと未来を感じる道具を…」ゴソゴソ
穂乃果「今設定忘れてたでしょ!?」
テケテテン♪
希「水晶カメラ~」
穂乃果「す、水晶カメラ? ただの水晶玉にしか見えないよ?」
希「ふふ、ただの水晶玉やないんよ。これに向かって見たい場面を念じればその映像が映し出されるんよ」
穂乃果「お…おお~、未来的! こういうのだよこういうの!」
希(名前通りの道具なんやけどね)
第七話『酔っぱらったおっさん風』
希「さっそく使ってみる?」
穂乃果「うん!……あ、そのあいだはちょっと席外してて欲しいというか…」
希「うちにはお見通しやで。どうせこどりちゃんの入浴シーンでも見たいんやろ?」
穂乃果「!? な、なんで…」
希「未来から来たっていうたやん。穂のびちゃんがこどりちゃんのこと好きなん含めて、だいたいのことはお見通しや」
穂乃果「う、うぅ……恥ずかしい…///」
希「いいやんいいやん! 自分の欲望に素直になったって! 好きな人の裸みたいと思うことの何が悪いん!? 騙されたと思って念じてみ!」バンバン
穂乃果「なんなのそのノリは…」
第八話『ファミチキください』
穂乃果「…わ、分かった。やってみるよ」
希「いいぞぉ~、少年!」ピューイ
穂乃果「ちょ、ちょっと静かにしててよ!」
穂乃果「……///」ドキドキ
―脳内―
穂乃果1(何をためらってるの! ちょっとだけじゃん! ほんの三十秒くらい見て終わりにすれば良心も痛まないでしょ!?)
穂乃果2(それでもやっぱり覗きはよくないよ…)
穂乃果3(そうだよ、そりゃこどりちゃんの裸は見たいけど…)
穂乃果4(べつに裸なんて見られても困るもんじゃないよ! 本人には害もないんだし、いいじゃん!)
希(そうや、行くんや! 若さとはためらわないことやで!)
穂乃果5(そーだそーだ!)
穂乃果6(似非関西人の言うとおり!)
穂乃果7(はっだっか! はっだっか!)
ハッダッカ! ハッダッカ! ハッダッカ!………
1話ごとのタイトルに意味とかあるの?
何か凄い楽しみにしとるで
>>16
美味そうで巧くない、やっぱり旨い言葉遊び
要するに上手い事言おうとしてる
いくつウケるかは受け手次第
面白いやん
続き期待
第九話『非防水』
穂乃果「……ええい! ままよ!」
穂乃果(こどりちゃんの入浴シーンこどりちゃんの入浴シーンこどりちゃんの入浴シーン……)モンモンモン…
水晶カメラ「……」ジジジ…
穂乃果「!」
ことり『はぁ~、きもちいい~…♪』チャプン…
穂乃果「き、きたあああぁぁあぁぁあぁあぁあ!」ガタン
希「な? ウチの言った通りやろ?」
穂乃果「神様仏様狸様ー!」ヒシッ
希「はっはっは、ほめいほめい」
穂乃果「…あれ、でもなんか…」
希「ん?」
水晶カメラ「……」ザザ…ザーーーーーー
穂乃果「映像が映らなくなったよ?」
希「お風呂場やからなぁ」
穂乃果「お風呂場の映像は見れないの?」
希「安物やからなぁ」
穂乃果「未来の道具なんでしょ?」
希「不良品やったんやろうなぁ」
第十話『はまり役』
穂乃果「やっぱり未来から来たって嘘っぱちなんでしょ! ペテン師! 詐欺師! 中国製!」
希「やれやれ、ほんとに穂のびちゃんは疑り深いなぁ」
穂乃果「こんなうさんくさいロボット信じる方がバカだよ!」
希「…しゃーないなぁ」ゴソゴソ
テケテテン♪
希「おかあさんスイッチー」
穂乃果「もうネーミングからして信じる気が起きないよ!」
希「これを押すと穂のびちゃんのお母さんが召喚されるんよ」
穂乃果「そんなのありえな…ていうか役に立たな過ぎるよそれ!」
希「はいぽちっとな」ポチッ
ガラッ
海未「穂のび! 宿題は終わったんですか!?」
穂乃果「げげっ! ママ!?」
ママ海未ちゃんかよwwww適役だな
第十一話『ノゾえもんが帰って行った』
海未「どうせまたスクフェスしていたんでしょう!? 今日という今日は許しませんからね!」
穂乃果「ひ、ひいぃ…」
海未「三日間パン抜きです!」
穂乃果「そ、そんなぁ~!」
穂乃果(あ、あれ? ていうかノゾえもんは…?)チラッ
『また来るで 肉まん食べに また来るで』
穂乃果(お、置手紙…いつの間にいなくなったの!? ていうかなんで五七五…!? てか肉まん食べに来るの!? 私の娘がどうとか言ってたのはなんだったの!?)
海未「穂のび! 聞いているんですか!?」
穂乃果「は、はいぃ!」
海未「…どうやらもう少しお仕置きが必要なようですね。三日間スクフェス禁止です!」
穂乃果「!?!?!??!!?!? それだけは勘弁してー!!! LPがじゃぶじゃぶあふれちゃうよ~!!!」
海未「問答無用です!」
穂乃果「ママの鬼~!!」
たしかにひでぇ
イベント中なら死ねるな
第十二話『(多分)はまり役』
―三日後―
穂乃果「す、スクフェス……すくふぇすうううぅううぅぅ……」ハァ…ハァ…
穂乃果「あ、あの狸野郎のせいだ…あいつのせいで私がこんな思いを…」
穂乃果「……でもそれも今日まで…今日一日の授業を乗り切ればママからあいぽんを取り戻せる…」ゼェ…ゼェ…
「穂のびちゃん! 大丈夫!?」
穂乃果「!!(こ、この声は…!)」
ことり「なんだか具合が悪そうだけど…」
穂乃果(マイエンジェル…こどりちゃん!)
穂乃果「だ、だだだ大丈夫! ちょっと禁断症状がでてるだけだから!」
ことり「禁断症状?…大丈夫ならよかった。でも体調悪かったら私に言ってね? 私、保健委員だもん♪ いつでも治療してあげるから」
穂乃果(うおおおぉぉぉぉぉしまったぁぁぁあぁ! 体調悪いって言えばよかったぁぁぁああぁぁ!)
ことり「じゃあ先にいくね。また学校で」
穂乃果「う、うううん!」
穂乃果「…行っちゃった」
穂乃果「はぁ…今日もこどりちゃんは可愛いなぁ…」
「お? そこにいるの穂のびじゃねーかにゃ?」
「そうみたいにこ。あの冴えないまげは穂のびにこ」
穂乃果「! ま、まさか…」クルッ
凛「よぉ、いい朝だにゃぁ、穂のび」ニヤッ
にこ「ひひっ」ニヤニヤ
穂乃果「に、ニャイアン!? ニコオ!?」
にゃいあんwwwwwwww
馬鹿トリオwwwwww
確かにバカトリオだこれwwwwwwww
にこォ・・・
いいなこれ
スゲー好きだわw
劇場版だと凄くいい奴なんだろうなwwww
にこおww
第十三話『本名は凛』
穂乃果「お…おはよう、二人とも…」
凛「おいおい、朝っぱらから暗くねーかにゃ? つーか朝から凛に会えたんだからもっと嬉しそうな面したらどーだにゃ?」
にこ「そうにこ。ニャイアンの言うとおりにこ」
穂乃果「あ、あはは…」
穂乃果(うぅ…こどりちゃんに会えたと思ったら……なんでこの二人まで…)
凛「お? 何黙ってんだにゃ?」
にこ「ニャイアンが話しかけてるにこ。だんまり決め込んでんじゃないにこ」
穂乃果「え、えへへ…最近スクフェスできなくて…」
凛「ほー……」ニヤッ
にこ「へー……」ニシシ
穂乃果(い、いやな予感が…)
凛「穂のび、これを見るにゃー!」バッ
穂乃果「これは…スクフェスのトップ画面…?……!!」
にこ「へへへ、既にイベントは始まっているにこ!」
穂乃果「あ…あぁぁぁぁあああああぁあぁぁあぁ!」
凛「すでに凛は一枚取り済みだにゃ! ぬははははは! 悔しいか、悔しいかにゃ穂のび!」
にこ「ニコなんて運営にクラックして二枚取りにこ! ざまーみろにこー!」
穂乃果「うわぁぁぁぁぁぁぁん!」
にこちゃんお金持ちキャラでよかったね!
第十四話『なんか釈然としない』
穂乃果「う、うぅ…ううぅ…」グスグス
希「どうしたんや、穂のびちゃん?」
穂乃果「ノゾえもん…今日は耳ついてないんだね…」
希「あれは営業用やから…今日はオフの日なんよ」
穂乃果「もうツッコむ元気もないよ…」
希「スクフェスイベに乗り遅れたんがそんなに悔しいん?」
穂乃果「だって毎回二位に十万以上の差をつけて余裕で三枚取りしてきた私がスタートでつまずくなんて…ていうかなんで知ってるの?」
希「いったやろ? ウチは未来から来た狸型ロボット…穂のびちゃんを助けに来たんよ?」ニッ
穂乃果「の、ノゾえもん…! じゃあ何か策があるんだね!?」
希「当然やで」
テケテテン♪
希「あいぽん~」
穂乃果「お、おお?…って、それは…!」
希「うん。穂のびちゃんのあいぽんやで。盗ってきた」
穂乃果「こ、これで授業中に石を割れば巻き返せる…! ありがとうノゾえもん!」
希「ふふ、やっと笑ってくれたね」
穂乃果(…………うん、これでいいんだよね?)
第十五話『理事長だけど先生』
―授業中―
理事長「じゃあこの問題を…マキ杉さん」
真姫「はい」ガタッ
サラサラサラ~
理事長「……はい。さすが、完璧な解答ね」
オオ~、パチパチパチ
ことり「マキ杉ちゃんすご~い!」パチパチパチ
真姫「……ふ、ふん! 当然でしょ!///」
穂乃果(ちぇっ、マキ杉のやつ…こどりちゃんに拍手されてる……面白くないの!)シャンシャン
穂乃果(ちょっと勉強ができて運動もできて可愛いからって…ふん! 私の方がスクフェスは上手いもんね!)シャンシャン
穂乃果(……)シャンシャン
穂乃果「…あっ、フルコン逃した! くそ~、授業中じゃなければ…」
理事長「……」ジッ
穂乃果「……」
理事長「…授業中じゃなければ?」
穂乃果「ふ…フルパフェも余裕かな…と」
理事長「没収です!」
穂乃果「ノオォォォォォォォォ!」
マキ杉すき
かよちんとエリちはだれ役なんだろ
まきすぎってどんだけ巻いてんだよ
第十六話『穂野海未』
――廊下
穂乃果「はぁ…まさか先生に見つかるなんて。ついてないなぁ」
穂乃果「思えばノゾえもんに会ってからロクな目に会ってないような…」
希「心外やなぁ」
穂乃果「!?」
希「ウチはありがた~い狸のロボットやで? むしろ会えてラッキーやで、穂のびちゃんは」
穂乃果「どっから湧いてきたの…ていうかここ学校だよ? 不法侵入だよ?」
希「大丈夫や。ウチはロボットやから」
穂乃果「そういう問題じゃないよ…ていうかロボって嘘でしょ」
希「はぁ~~~……まぁだ信じてないん? 何度も言うようにウチは未来から来た…」
ガシッ
希「んん?」
理事長「あなた、ここの生徒じゃないわね?」
希「ああ、ウチは未来から来た狸型ロボットです。お気になさらず」
理事長「……穂野さん、あなたの知り合いの子かしら」
穂乃果「いえ、初対面です」
希「おお~ぅ…ロボットでも心に傷はつくんやで? 案外もろいんやで?」
理事長「…ちょっとこっちにいらっしゃい」
希「だからウチはロボやって~」ズルズル
穂乃果(神出鬼没なところは人間離れしてるな…)
おおっ!きたか
もっとみたいなー
第十七話『ニャイアニズム』
キーンコーン…
穂乃果「はぁ…結局お昼休みまでずっと立たされっぱなしだった…」
穂乃果「でもこれでようやくパンが食べられる! ふふ、パンさえあれば…」ゴソゴソ
凛「よぉ穂のび。昼飯おごれにゃ」
にこ「ひひっ」
穂乃果「う、うわぁ!……ま、まえにおごったよ…?」
凛「今日は今日にゃ。おら、さっさと金だすにゃ」ゲシッ
穂乃果「う、うぅ…やめてよぉ…」
にこ「あっ、ニャイアン。穂のびのやつランチパックもってやがるにこ!」
凛「にゃんだ、それならそうと早く言えにゃ」
穂乃果「だ、ダメだよ! こ、これは私のお昼ごはん…」
凛「うっせーにゃ!」
ドカバキボコ!
凛「にゃはは、穂のびのものは凛のもの。凛のものは凛のものにゃー!」
にこ「にここここここ!(笑い声)」
穂乃果「う、うぐぅ……」ガクッ
第十八話『苺の見える風景』
ー保健室ー
穂乃果「……う?」
ことり「あ、穂のびちゃん大丈夫?」
穂乃果「こ、こどりちゃん!? あれ、何で私保健室に…」
ことり「廊下に倒れてたんだよ。きっと星空さんにやられたんでしょ?」
穂乃果「そっか…あの時気を失って……うぅっ!」
ことり「あ、まだ動いちゃダメよ。今私が治療してあげるから…」
穂乃果「あ、ありがとう…///」
穂乃果(ふふふ…こどりちゃんに手当てしてもらえるなんて……これなら結果オーライだね!)
ことり「穂のびちゃん。そこの包帯を取って」
穂乃果「おっけー。よっ……と?」ズルッ
ガシッ
ズルッ…
ドタッ!
穂乃果「あたた…ベッドから落ちるなんてついてない…ていうか今何か掴んだような…」
ことり「……」
穂乃果「……わーお」
ことり「穂のびちゃんのえっちーーー!!///」バチーン
穂乃果「おぶぅぅぅぅ!!」
ことり「ばかばかばかーーー!!///」バチンバチンバチーン
穂乃果「がふっ…ぶべらっ!」
ことり「ばかーーー!!///」グシャ
穂乃果「あぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ぐしゃ…
第十九話『趣味が絵を描くことだったからさ…』
ー帰路ー
穂乃果「や、やっぱりついてない…こどりちゃんに筋肉バスターかまされるなんて…」
穂乃果「何で……何で私がこんな目に会わなきゃいけないの…」
ササッ…
穂乃果「…ん? 今何か横切った…?」チラッ
シーン…
穂乃果「…気のせいか」
穂乃果「はぁ…早く帰ってスクフェスでもしよう…」トボトボ
「ほ、穂のびさん!?」
穂乃果(…もう嫌だ。声で分かるから振り向きたくない……)スタスタ
「ま、待って下さい!」タタッ
「きゃ!」ドテッ
穂乃果(…うぅ、手貸さなかったことがニャイアンにばれたら…)ゾクッ
穂乃果(仕方ない…)クルッ
穂乃果「大丈夫?」
花陽「あたた…あ、ありがとうございます! 穂のびさん!」
穂乃果(パナ子……!)
しえ
パナ子…
本来の結婚相手がかよちんとか未来変える必要ないだろ
と思ったけどことりちゃんとの二択とかやばい
第二十話『人はパンのみに生きるにあらず』
花陽「う、嬉しいです! 穂のびさんと並んで歩けるなんて…///」
穂乃果「さいですか…」
花陽「えへへ、照れちゃうな…///」
穂乃果「……」フゥ…
花陽「あ、そうだ! 今度コンクールにだす絵が書き上がったんです、良かったら見て下さい!」スッ
穂乃果「……」ジーッ
花陽「ど、どうですか…?」
穂乃果(どうですか、って……中心にちっさく書いてある米粒をどう評価しろって言うのさ…)
穂乃果「…あ、ああうん。いいんじゃない?」
花陽「ほ、本当ですか!? 良かったぁ…コシヒカリとひとめぼれの書き分けに苦労したんですよ」
穂乃果(あ、ホントだ。よく見たら沢山米粒書いてある。どうでもいいけど」
花陽「え……?」
穂乃果(しまっ…! 口が滑った!)
花陽「どうでもいい……えへへ、そうですよね…私の書いた絵なんて…興味、ないですよね…」ポロポロ
穂乃果「そ、そんなことないよ! 私パン派だから正直こんな米の絵見せられても「はぁ?」って感想しか浮かばないけどそんなことないよ!」
花陽「うぅ…いいんです……! パン派の穂のびさんに米の絵なんて見せる私が…私が全部悪いんですーーー!」ダッ
穂乃果「ぱ、パナ子ちゃーーーん! ニャイアンには何も言わないでー!」
第二十一話『
穂乃果「や、ヤバイ…! パナ子を泣かせたことがニャイアンに知られたら…!」
穂乃果「……あ」
凛「まーじまーじえんじぇー♪ まーじえんじぇー♪」スタスタ
凛「ん?」
花陽「うぅ…」ダダッ
凛「ぱ、パナ子!? 何で泣いてるんだにゃ!?」
花陽「お、お姉ちゃん…! な、何でもないの! 気にしないで…」グスッ
凛「そんな顔して何言ってるにゃ! 誰に泣かされたにゃ!? お姉ちゃんがギッタギタにしてやるにゃ!」
花陽「い、いいの! 本当に、いいの……」チラッ
穂乃果(こっちみんなぁぁぁぁぁ!)
花陽「……」ウルッ
花陽「……!」ダッ!
穂乃果(そして目に涙を浮かべた後に走り去るなぁぁぁぁぁ!)
凛「……てめーだにゃ? 穂のび…」ポキポキ
穂乃果(ま、まただ…! また殴られる…!)
穂乃果(もう殴られるのは嫌だ…! 誰か…誰か助けて!)
凛「吹っ飛べにゃぁぁぁああ!」グァッ
穂乃果(あの胡散臭い奴でもいいから! お願い…お願い…!)
穂乃果「助けてぇぇぇ! ノゾえも~~~ん!!」
もーーーん
もーーーん…
もーーーん……
凛「オラァっ!」
ボゴッ!
穂乃果「ちくしょおおおおおお!」
第二十二話『焼肉で一番好きな部位』
ヒュウウウ……
穂乃果「ち、ちくしょう……何で肝心な時には来ないんだあんちくしょう…」ボロボロ
穂乃果「…はぁ。私の人生ってずっとこんな調子なのかな…」
穂乃果「ニャイアンやニコオに苛められて…こどりちゃんには振り向いてもらえず…マキ杉に嫉妬して…先生やママに怒られて…パナ子に米の絵を見せられて…」
穂乃果「取り柄なんてスクフェスの腕前くらい……他に誇れるものはなし…」
穂乃果「私にも、何かきっかけがあればなぁ…」ハァ…
ガサッ
穂乃果「ん?」
絵里「……!」
穂乃果「だ、誰!? 何でカメラ構えてるの!?」
絵里「ハラショー」
穂乃果「は、はらしょー…? 何語…?」
絵里「……」
穂乃果「何でそこで黙るの!?」
希「うちが説明するで」
穂乃果「……もういつでて来ても驚かないよ。ていうか何でさっきは来なかったのさ! 私を助けに来たとか言ってたのに!」
希「そこも含めて説明するからおちつきーや。とりあえずこっちの金髪碧眼で狐のフードを被ってるのはハラミ。うちの妹や」
穂乃果「い、妹…?」
絵里「ハラショー」
穂乃果「さっきからハラショーしか言ってないよ…」
希「それも関係しとる。実はな……」
その名前はあんまりだと思います!
関係ないけど妹の方が身長高いって可愛い
ハラミで草生えまくった
ハラミwwwwww
その扱いはあんまりだと思います
第二十三話『ハラミーチカ』
希「実は……ハラミもうちと同じロボットなんよ」
穂乃果「……」ハァ…
希「あ、信じとらんね?」
穂乃果「何回言っても信じないよ…この子も狐のフード被ってるだけじゃん。未来から来た狐型ロボットとでも言う気でしょ?」
希「…………そんなことない」
穂乃果「その間が全てを物語ってるよ」
希「い、いや違う! ハラミはロボットや! 事実、話せる言葉は正しくない発音の『ハラショー』だけや!」
絵里「え、正しくないのこれ?」
希「そうなんよ。本来は舌を巻いて『ハルァァショオ』みたいに発音するんよ」
絵里「へー。さすがお姉ちゃん、物知りね!」
希「はっはっは」
穂乃果「姉妹揃ってボロ出るの早いね」
絵里「はっ…! は、ハルァァショオ!」
第二十四話『真実』
希「さすがは穂のびちゃん。素晴らしい洞察眼やね…」
絵里「こんなに早く見破られるとは思わなかったチカ…」
穂乃果「常人なら気づくっつーの」
希「どこでもドアラが1066円のぬいぐるみってことにも?」
穂乃果「見りゃわかるよ」
希「そっか…水晶カメラがハラミの撮ってる映像を写していただけってことにも気づいてたんやね…」
穂乃果「そりゃあ……え?」
希「お母さんスイッチも同様、映像を見ながら穂のびちゃんのママが来るタイミングを見計らって押してただけってことにも…」
絵里「穂のびちゃんにはお見通しだったってことチカ……凄いチカ」
希「うちがタイミング良く現れるのもハラミから送られてくる映像を見てただけということも…か」
穂乃果「何だこの犯罪者姉妹」
ハラショーにおもしろいから期待
第二十五話『次で最終話』
穂乃果「ていうかさっきのも見てたなら助けてよ!」
希「うちケンカ弱いから…」
絵里「私もチカ…」
穂乃果「何なの!? マジで何がしたいの!?」
希「言ったやろ、うちは穂のびちゃんを助けるためにやって来たんよ」
穂乃果「それが意味分かんないよ! そもそも助けるって何を……」
希「…ニャイアンやニコオに苛められたくないやろ?」
穂乃果「!」
希「こどりちゃんに好きになって欲しいんやろ? マキ杉ちゃんに勝ちたくはないん?」
穂乃果「……」
希「先生やママに怒られたくないんやろ? パナ子に米の絵見せられるのはうんざりなんやろ?」
穂乃果「ノゾえもん……さっきのもカメラで見てたんだね」
希「水晶カメラや。とにかく、ウチがその助けになろうってわけや」
穂乃果「ノゾえもんが…助けに…?」
穂乃果(ノゾえもんが…ノゾえもんが助けに……)
希『お腹減ったから何か食べさせてーな』
希『穂のびちゃんは絵に描いたようなダメ人間……やろ?』
『また来るで 肉まん食べに また来るで』
希『あれは営業用やから…今日はオフの日なんよ』
希『うちケンカ弱いし…』
穂乃果「うん、いいや別に」
希「あれー?」
最終話『友情の始まり』
希「なぁなぁ、そんなこと言わんで~。穂のびちゃんの家に居候させてーな」
穂乃果「だから嫌だよ。肉まんが減るっていうデメリットしかなさそうだもん」
絵里「穂のびちゃん冷たいチカ…」
希「しゃあないな…行こう、ハラミ。もっと優しい人のところへ」
絵里「…うん。お姉ちゃん」
穂乃果「…ね、ねぇ。もしかして…住む家ないの…?」
希「……」
絵里「……」
穂乃果「………そ、それなら…」
希「いやあるよ」
絵里「庭付き一戸建てチカ」
穂乃果「はよどっかいけ!!」
希「やれやれ、穂のびちゃんと友達になりたいだけやのに」
絵里「邪険に扱われるのは辛いチカ」
穂乃果「……」シッシッ
希「せっかく友情の証にこどりちゃんのお風呂シーン撮り直したのになぁ」
絵里「防水カメラに買い換えたからバッチリ鮮明に写ってるチカ」
穂乃果「ノゾえもん!!」
希「どうしたん?」
穂乃果「……私と、友達になろう?」スッ
希「! 穂のびちゃん……」
ガシッ!
希・穂乃果「……」ニコッ
絵里「ハラショー…!」パチパチパチ
続…………く……?
正直配役と名前決めた時点で満足してたのでssの内容はおまけみたいなもんです
続く確率は勧誘チケットでUR引くくらいです
昨日22連で三枚でたぞ
はよ
乙、おもしろかった
乙
設定が面白いからたまにでもいいから更新してほしいな
このSSまとめへのコメント
何これ新しいwwちょっと面白いwww
続き凄く期待している!
ちなみにこの流れ・・・
まさかかよちんはジャイ子ポジションなのか・・・?