キリト「SOA」 京太郎「マージャンゲーム・オンライン」 (58)

京太郎「リーチ!」

キリト「やべえ、負ける」

 「SAOのクリア者の麻雀レベルはこンなもンか」

 「ロン!」

俺は今、ナーブギアをかぶってオンラインゲームで麻雀をやっている。

一体なぜこんなことになってしまったのか。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397820633

・・・
第1話 LGO(ラッキーゴールドメダル・オンライン)

その日の朝

クライン「面白いことを思いついた。俺の家に集合な。」

ということで今日はクラインの家に行くことになっていた。

その道中・・・

和人「シリカじゃないか。いや、珪子って言った方がいいのかな。」

珪子「こんにちは。結城リトさん。」

和人「俺の名前をTO LOVEるの主人公みたいに呼ぶな。俺の名前はキリト、本名桐ヶ谷和人だ。」

珪子「失礼、噛みました。」

和人「違う、わざとだ。」

珪子「かみまみた」

和人「わざとじゃない?」

和人「ってなんのネタだ。」

珪子「今日はどちらにお出かけですか」

和人「ちょっとクラインの家に。」

珪子「ふむ。」

珪子「クラインさんの家で新作エロゲーの制作会議ですね。」

和人「そんなもの作るわけねえよ。」

珪子「じゃあ新作恋愛アドベンチャーゲームの制作会議ですか?」

和人「それも一緒だ!」

珪子「ここで予告編クイズ! 味噌汁は赤味噌ですか、白味噌ですか。はいキリト君!」

和人「え?そんなのどっちでもいいんじゃないか。」

珪子「その通り、どちらでも良い。」

珪子「たかが味噌汁の味噌で女の魅力が決まると思ったら大間違いです。」

珪子「女子の皆さんは赤味噌じゃなきゃ嫌だという男とは交際しないように。」

珪子「そして男子の皆さんは味噌汁にケチをつけるような大人にならないこと。」

和人「皆さんも何も、今は俺しかいないのだが。」

珪子「これは中の人つながりです。」

和人「中の人つながりかよ」

和人「なあ」

珪子「なんでしょう、キリノさん」

和人「人の名前を妹ものエロゲーにハマってる妹みたいに呼ぶな。俺の名前はキリトだ。」

珪子「失礼。噛みました。」

和人「違う、わざとだ。」

珪子「はにかみました。えへっ。」

和人「可愛いすぎる!」

和人「そんなことより、たまに思うんだけど、俺ってソロだったわけなんだが、ソロで生き残れてたのは運河よかったんじゃないかと思うんだよ。」

珪子「そうですね。色んな女の子と知り合った上、ソードアート・オンラインのクリア者にもなり、キリトさんは幸運だと思いますよ。」

珪子「例えるなら、運動会でビリになりそうだったのが、ゴール直前で前の人が全員転んで1等になっちゃった、くらいに幸運です。」

和人「そんな運動会で全員転ぶとかありえないし、あったとしても気まずすぎて素直に喜べないんじゃないか?」

珪子「昔オリンピックでそういうことがあったんですよ。」

和人「え?オリンピックで?」

珪子「ショートトラックという競技なのですが、とあるオーストラリアの選手が開始早々出遅れてダントツビリだったのに、
    ゴール直前で上位争いの選手が全員転んで、上位陣から離れてたその選手だけが転ばず金メダルを取っちゃったのです。」

珪子「ソルトレークシティオリンピックでの出来事です。」

珪子「ニコニコ動画に動画があるので後でご覧下さい。『ショートトラック』で検索すれば一番上に出てきます。」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm291203
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7808

和人「それなんか聞いたことあるな。ソルトレークシティオリンピックって何年前だ?」

珪子「2002年ですからこの時空から23年前です。」

和人「俺の生まれる前じゃないか。」

和人「っていうか俺がSAOをクリアしたことはそんなたまたまの金メダルと同じくらい幸運なのかよ。」

珪子まあその選手も金メダルであることには変わりないですけど。」

珪子「季節は春ですね。外の世界で桜を見るのは3年ぶりですね。」

和人「そうだな」

和人「じゃあそろそろ時間なので」

第2話 TPO(チタンアンドパンツァー・オンライン)

クラインの家

和人「それで面白いことってなんだ?」

クライン「ゲーム製作だ。新しいゲームを考えた。」

和人「え?なんだと?」

和人「まさかエロゲーじゃないだろうな?」

クライン「は?お前エロゲー作りたいの?」

和人「いや、そんなこと思わないけど。」

クライン「ソードアートオンラインより100倍面白いゲームを考えた。」

和人「それはなんだ?」

クライン「戦車に乗って、巨人を倒すゲームだ。」

和人「は?」

クライン「ちなみに巨人を倒すとグリーフシードという戦車を浄化するものが手に入る」

和人「どっかで聞いたことある要素が3つもあるぞ」

クライン「ちなみに衣装はこんな感じ」

和人「パンツじゃないか」

クライン「パンツじゃない。ズボンだ。」

クライン「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」

和人「それもどっかで聞いたことある」

和人「いくつのネタパクってるんだよ」


つまらないので30分くらいで帰った。

里香「えーっと、目印とか何か覚えてないんですか?」

?「目印、ですか。目の前に電柱柱があったじぇい。」

里香「電柱柱じゃ、あんまり目印とは。」

里香「あー、キリト。」

里香「こんなところで何してんの?」

和人「クラインの家に行ってきたんだが、つまらないから出てきた。」

里香「ってことは、あんた今暇なんだね?」

和人「時間ならたっぷりあるぞ。」

里香「じゃあ麻雀屋探すの手伝ってくれない?」

和人「はあ?」

優季「私が通ってる麻雀屋がどこだかわからなくなっちゃってね。」

和人「え、ちょっと、なんで?」

里香「あたし、行かなきゃいけないところがあってね。あんた暇なんだからいいでしょ?」

和人「よくないって。なんで俺が?」

里香「じゃあよろしくね」

和人「ちょっと待てよ」

優季「今の子、可愛かったね」

和人「まあな」

優季(あの子逃がしたの惜しい)

和人(押し付けやがって)

第3話 MGO(マージャンゲーム・オンライン)

和人「その麻雀屋って君がよく通ってるのか」

優季「というよりそこで働いてるんだじぇ」

和人「なんで自分が働いてる場所がわからなくなるんですか」

優季「なんでだろうね」

和人「住所は知ってる? 地図とかある?」

優季「ここなんだけど」

和人「なんだ、そこならこの近くだ。」


麻雀屋に着く。
看板にはSOAと書いてあった。

和人(SOA?SAOのもじりか?)

優季「ありがとうございました。」

和人「じゃあ俺はこの辺で・・・」

優季「麻雀やっていかない?」(グイ)

和人「え?」

ハギヨシ「ようこそ、麻雀屋SOAへ。」

和人「えー?」

優季「ちなみにSOAとは『そんなオカルトありえません』の略」

和人「・・・」

和人「もしかして麻雀屋がわからなくなったのは嘘で、俺を勧誘するために道案内させたんじゃないだろうな?」

優季「その通りだじぇい。」

和人「なんだよ!」

京太郎「いいじゃないか。麻雀打っていけよ。」

インデックス「ていうかまた男なの?」

優季「いやー、本当は女の子を連れてこようかと思ったんだけど逃げられちゃって、代わりにこの人になった。」

あやせ「最近女の子が来ないから暇」

本名で書かれると分かりにくいかな


和人「ところで麻雀の台なんかどこにもないのだが」

一方通行「これだよ」

和人「ナ、ナーブギア」

一方通行「最近流行のおンらいンゲームの麻雀版だ」

和人「これ本当に大丈夫なんだろうな。SAOみたいにログアウトできなくなったりしないよな?」

赤城浩平「たまにバグはあるけどちゃんと出られますよ。」

東1局から

レッドキャッスル(赤城浩平)「電撃文庫のキャラがコラボだな。」

キョウ(京太郎)「俺だけ電撃文庫のキャラじゃないけど。」

レッドキャッスル「そうだったな。」

アクセラレータ「俺と京太郎はガンガンの仲間だ。」

キョウ「なんでお前がガンガンなんだよ。」

アクセラレータ「知らねえのか? とある魔術の禁書目録のコミック版は月刊少年ガンガンに連載だ。」

アクセラレータ「ちなみにとある科学の超電磁砲、とある科学の一方通行は月刊コミック電撃大王だ。」

レッドキャッスル「そういえばキリトだけ主人公だな」

キリト「そ、そうだな」

キョウ「俺たちは主人公になれなかった負け組だ」

キリト「まあ京太郎さんと赤城さんはともかく、アクセラレータさんは主人公並に人気じゃないですか。」

アクセラレータ「それでも悪役状態なンだぜ」

ハギヨシ「お待たせしました。こちらタコスでございます。」

キョウ「来た来た」

キリト「タコス?」

キョウ「タコスは俺の大好物だ。今日の君を連れてきた優季の大好物でもある。」

レッドキャッスル「この店は麻雀の店でタコスの店でもある」

キリト「麻雀とオンラインゲームとタコス。なんて店だ。」

・・・
クロネコ「これが麻雀オンラインゲームですか。」

タコス「女の子がきたからやっと麻雀できるね。」

インデックス「麻雀最高」

アヤカ「黒猫さんよろしくね。」

・・・
キョウ「リーチ!」

キリト「やべえ、負ける」

アクセラレータ「SAOのクリア者の麻雀レベルはこンなもンか」

というわけで俺は大苦戦

レッドキャッスル「ロン!」

キリト「くっそー、最下位か。」

キリト「まあたまには麻雀もいいな。」

キョウ「じゃあ最後にキリトと・・・」

レッドキャッスル「キスしようぜ」

キリト「なんだって?」

言われるがまま3人とキス、そして

レッドキャッスル「お覚悟!」

キリト「わあああ」

キョウ「もっと触らせろ!もっと抱きつかせろ!もっと舐めさせろ!」

アクセラレータ「こら暴れンな!ぱンつが脱げせにくいだろがァ。」

レッドキャッスル「nice boat」

レッドキャッスル「キリtrick」

キリト「じゃあログアウトするか」

キリト「ログアウト!」

キリト「あれ?」

キリト「ログアウトできないぞ」

キョウ「あ、バグだ。」

キリト「本当にバグなんだろうな? もうゲームの中に閉じ込められるのは懲り懲りだぞ。」

アクセラレータ「安心しろ。すぐ治る。」

レッドキャッスル「俺にできることはせいぜいこのゲームを救うことぐらいだけど」

レッドキャッスル「ていう微妙な中の人ネタで」

キリト「そのネタ知ってる人は少ないだろうな」

そうして無事ログアウト

和人「なんなんだ、あいつらホモかよ。」

和人「疲れた。まったくなんで俺がこんなに疲れなきゃならないんだよ。」

和人「すべてはあいつのせいだ。リズ・・・」

里香「あー!」

卵が割れる音と叫び声がした

里香「全滅だわ。重要なたんぱく源が。せっかく、せっかく2時間も並んだのに。」

里香「不幸だー」

里香「あ」

和人「さっきはよくも俺をおいて逃げたな。人に厄介ごとおしつけておいて自分はお買い物か。」

里香「貧乏学生にとって特売品を手に入れられるかどうかは死活問題なんだ。」

里香「ネトゲ廃人のキリトにはわかるまい」

和人「こっちだって大変だったんだから」

和人「無理矢理オンラインゲームの麻雀やらされるわ、そのゲームをログアウトできなくなるわ、挙句の果てには男に抱きつかれるわ・・・」

里香「男に抱きつかれたの?」

和人「ああ、あいつらホモかと思った。」

里香「ホモ!」

里香「その話是非聞かせて」

和人「えー!?」

第4話 PAO(プラチナエイジ・オンライン)

帰り道で見かけたのは

和人「おーい、アスナ。」

明日奈「あ、キリト君。」

明日奈「私の友達出てこいキリト!」

和人「俺は妖怪か!」

明日奈「まあ中の人ネタですから。」

明日奈「今日はクラインさんの家に行ってたんだよね?」

和人「そうなんだけど、その後が大変だった。」

和人「リズに道案内押し付けられて、行った麻雀屋で無理矢理麻雀やらされて、変な男に襲われて、ログアウトできなくなって・・・」

明日奈「キリト君麻雀やったんだ。イメージないな。」

和人「俺もそんなのやるつもりはなかったけどな、麻雀もたまにはいいもんだなと思った。」

和人「最近の俺は不幸だ。SAOとALOで幸運たっだからここにきて運が尽きたか。」

明日奈「まあ世の中にはもっと不幸な人もいるんだよ。」

明日奈「例えば14歳にしてオリンピックで金メダルを取って、今まで生きてきた中で一番幸せですと言った競泳選手とか。」

和人「知ってる。岩崎恭子さんだろ。なんで岩崎選手が不幸なんだ?」

明日奈「そこからの競泳人生は成績が伸び悩み不幸だったんだよ。」

和人「1度金メダル取れただけでも幸運だと思うが。それも14歳で。」

明日奈「それから100歳で流行語大賞を取った双子のお婆さんとか。」

和人「えーっときんさんぎんさんだっけ?」

和人「なんできんさんぎんさんが不幸なんだ?」

明日奈「100歳で注目集めるなんて、どう考えても遅すぎでしょ。」

和人「100歳まで生きられたなけでも幸運だと思うが。」

明日奈「それから宇宙に行った毛利衛さんとか。」

和人「なんで毛利さんが不幸なんだ?」

明日奈「結局月には行けなかったからね。」

和人「宇宙に行けただけで幸運だと思うが。宇宙飛行士になれない人、なれても宇宙に行けない人だっているんだから。」

和人「岩崎さんも、きんさんぎんさんも、毛利さんもどう考えたって幸運だろ。」

和人「少なくとも俺たちより。」

明日奈「あれ? この3人に共通する年が不幸なんだっけ?」

明日奈「忘れちゃった。」

和人「なんだよ。」

その夜

直葉「そうだお兄ちゃん、いいこと教えてあげるよ。」

和人「いいこと?」

直葉「私の口癖のプラチナむかつくのことなんだけど、あれ元々はプチむかつくからの変化だから、
    プラチナって言葉から連想されるほど強くむかついてるわけじゃないの。」

和人「お前の口癖がプラチナむかつくだってことが初耳だ。」

直葉「何で知らないのよプラチナむかつく」

和人「明らかに激怒してんじゃねえか」

直葉「あと昔サッカーにプラチナ世代ってのがあったみたいだよ。」

和人「へえ」

直葉「どの世代だったか忘れたけど。」

和人「忘れたのかよ」

直葉「私って、人生相談があんまりうまくないですね。」

和人「無理矢理中の人ネタに持っていこうとすんな。しかも2つくっつけて。」

第5話 UTO(うんたん・東京節・オンライン)

ユイ「東京の中枢は丸ノ内 日比谷公園 両議院♪」

ユイ「いきな構えの 帝劇に いかめし館は 警視庁」

ユイ「諸官省ズラリ 馬場先門」

ユイ「海上ビルディング 東京駅 ポッポと出る汽車 どこへ行く」

ユイ「ラメチャンタラ ギッチョンチョンで パイノパイノパイ」

ユイ「パリコト パナナで フライ フライ フライ♪」

キリト「今のは?」

ユイ「東京節です。」

キリト「なぜ?」

ユイ「中の人ネタです。」

キリト「そういえばそんなアニメもあったな。」

キリト「このSS読んでる人の半数以上が元ネタ知らなそうだな。」

ユイ「大丈夫です。最後に解説があるので。」

ユイ「うんたん♪」

キリト「今度はユイつながりか」

ユイ「それよりこのSSでは私の出番これだけですか?」

キリト「そうみたいだな」

第6話 TAO(トラジックエイジ・オンライン)

別の日

和人「ようシリカ。こんにちは。」

珪子「こんにちは、キリトさん。とシリカは挨拶します。」

和人「なんだ、今度はまた別のネタか。」

珪子「こちらは中の人ネタです、とシリカはシリカは語ってみたり。」

和人「また中の人ネタか」

和人「最近俺は不幸なんだよな。こないだは道案内押し付けられて変な麻雀屋に行く羽目になるし。」

珪子「そんなことがあったんですか、とシリカはちょっと同情します。」

和人「そしたらアスナがもっと不幸な人がいるとか言ってたな。」

和人「14歳で金メダルを取った岩崎恭子さんと、100歳で流行語大賞を取ったきんさんぎんさんと、宇宙に行った毛利衛さんが不幸だとか。」

和人「なんで不幸なのかわからないけど。」

珪子「それはその人の出来事があった年に生まれた人が不幸なのの間違いではないかとシリカは推測します。」

和人「何、これらの出来事があった年に生まれた人?」

和人「競泳の岩崎選手が金メダルを取った年と、きんさんぎんさんが流行語大賞を取った年と、毛利さんが宇宙に行った年・・・」

和人「何年だ?」

珪子「どれも平成4年、1992年です、とシリカはシリカは説明してみたり。」

和人「1992年か。俺が生まれる10年以上前だな。」

珪子「ちなみにキリトさんは何年生まれでしたっけ? とシリカはシリカは質問してみたり。」

和人「2008年生まれだ。シリカは何年生まれだっけ?」

珪子「2010年の10月4日生まれです。現在14歳です、とシリカは自己紹介します。」

和人「で1992年生まれの人がなんで不幸なんだ? 俺より干支一回り以上年上だからいまいちピンとこないけど。」

珪子「それはですね、まず1992年生まれの人は生まれたと同時にバブルが崩壊しました。」

和人「バブルか。もう30年以上前になるな。」

珪子「それから物心がついた5歳のころ、1997年に消費税が3%から5%になりました。」

和人「ほう」

珪子「それから小学校に入学したころにゆとり教育が始まり、ゆとり世代のレッテルを貼られることになります。」

和人「ゆとり教育ね。俺らからしたら無縁だな。」

珪子「それから2008年4月、高校の入学式の日に爆弾低気圧が直撃し大雨になります。」

和人「2008年は俺が生まれた年だな。4月に雨が降ったのか。」

珪子「さらに2009年、高校の修学旅行の時期に新型インフルエンザが大流行し修学旅行が中止になります。」

和人「修学旅行が中止か。それは残念だったな。」

珪子「さらに2011年3月、高校卒業時期に東日本大震災が発生し、卒業式が延期になったり、大学の入学式も中止になったりします。」

和人「東日本大震災は知ってる。大変だったな。」

珪子「そして2013年1月14日、成人式の日に全国で大雪か大雨。晴れの日は大変な日になってしまいました。」

珪子「でも『ホワイト成人式』なんていう前向きな言葉も誕生したのでした。」

珪子「と、シリカはシリカは1992年生まれの悲劇について説明した。」

和人「成人式に大雪、印象には残りそうだけどな。」

珪子「それだけではなく、1992年生まれはスポーツでも厳しい状況でした。」

珪子「1992年生まれの選手が中心だった2009年のU-17ワールドカップは、予選リーグ3戦全敗。」

和人「惨敗だな。」

珪子「2010年、高校3年生のときの高校野球はプロのスカウトから不作の年と言われ、
    マスコミからは1・2年生ばかりが活躍した大会だと言われました。」

珪子「その年評価が高かった2年生は聖光学院の歳内選手や東海大相模の渡辺選手、1年生は報徳学園の田村選手や九州学院の萩野選手などで、
    特に歳内選手はベスト8止まりでしたが春夏連覇した興南高校の島袋選手よりスカウトの評価が高い選手でした。」

珪子「まあその年のナンバー1投手は3年生を抑えて2年生の歳内投手だったってことで、それだけ3年生は不作だったってことですね。」

珪子「ちなみにこれが当時の記事と2ちゃんに立てられたスレッドです。」

http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/2010/08/20/article53/
http://unkar.org/r/hsb/1282736421
http://unkar.org/r/hsb/1284640818
http://unkar.org/r/hsb/1282198820
http://unkar.org/r/mlb/1283842453

和人「それは厳しいな。」

珪子「高校野球好きが集うyahoo掲示板の各都道府県別知名度調査トピでも1992年生まれは酷評され、1・2年生の活躍がすごかったと言われたそうです。」

珪子「そしてその年のドラフトでは高校生の1位指名はゼロ、外れ1位が3人いただけでした。」

和人「高校生のドラフト1位がゼロの年なんかあったのか。それは不作と言われても仕方ないかもな。」

珪子「このSSが書かれた時点ではプロ野球で活躍してる1992年生まれの選手は巨人の宮国椋丞選手くらいと、その後も不作の年と言われ続けています。」

珪子「2010年は軟式野球でも2年生の活躍が目立ち、決勝でサヨナラヒットを打ったのが2年生の選手でした。

珪子「高校サッカーでも2年生の活躍が目立ち、インターハイの得点王は市立船橋の2年生の和泉でした。」

珪子「野球やサッカー以外でも1992年生まれのスポーツ選手は不作で、このSSが書かれた時点ではオリンピックの個人競技のメダリストは1人もいません。」

和人「個人競技のメダリストがいないってことは、団体競技ならいるのか?」

珪子「卓球の石川佳純選手の銀メダルがありますね。」

珪子「しかし学年ではなく、年区分だと、1992年生まれは個人競技はおろか団体競技のメダリストもいないことになります。」

珪子「さらに1992年生まれは学力も最低クラスで現役東大合格率は過去最低、数学オリンピックでは1992年生まれの高校3年生は僅か2つしかメダルを取れませんでした。」

珪子「そして1992年生まれは芸能界にも有名な人があまりいません。」

珪子「と以上が1992年生まれの悲劇の記録です、とシリカは説明します。」

和人「そんなことよく知ってるな。」

珪子「ソードアートオンラインの中でその年に生まれた人がいて、その人から聞きました。とシリカはシリカは体験を語ってみたり。」

和人「その人、もう30歳過ぎになるけどな。」

珪子「ちなみにさきほど1992年生まれはまだオリンピックメダリストがいないと言いましたが、実はソチオリンピックが終わった時点では平成生まれでオリンピック金メダリストを出した世代は1994年生まれしかないんですよ。」

珪子「このSSが書かれた時点で、1989年生まれから1993年生まれまでは、日本人のオリンピック金メダリストは個人競技・団体競技を通じて出てません。とシリカはシリカは補足してみたり。」

和人「フィギュアスケートの羽生結弦選手だっけな。」

珪子「はい、ちなみに1994年生まれは私の中の人の世代でもあるのですが、フィギュアスケートの羽生結弦選手の他、野球の藤浪晋太郎選手と大谷翔平選手、サッカーの南野拓実選手と石毛秀樹選手、競泳の萩野公介選手と瀬戸大也選手など、スポーツ選手が大豊作の世代なのです、とシリカは説明します。」

和人「すごいな。1992年生まれとは対照的だな。」

和人「じゃあなんでも知ってそうな珪子さんに質問なのだが」

和人「直葉はサッカーのプラチナ世代について話してたのだがそれがどこの世代だか忘れたんだと。」

和人「珪子は知ってるか?」

珪子「はい、プラチナ世代とは元々は1992年生まれのサッカー選手につけられた名前です。とシリカはシリカは追加情報を話してみたり。」

和人「ん?1992年生まれってU-17ワールドカップで3戦全敗した世代だろ?」

珪子「2005年の第1回世界幼少年サッカー大会で優勝したU-13日本代表がこの1992年生まれなのです。」

珪子「その実績が評価されプラチナ世代と呼ばれるようになりました、とシリカは説明します。」

和人「優勝? 男子サッカーが世界大会で?」

珪子「はい。ブラジルやフランスなど強豪国を破って世界一になりました、とシリカはシリカはすごさを語ってみたり。」
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/brz2014fm/article/11

和人「女子サッカーがワールドカップで優勝したのは有名だけど、男子も世界一になったことあったんだな。」

和人「お前はなんでも知ってるんだな。」

珪子「なんでもは知らないですよ。知ってることだけ、とシリカはシリカはちょっと照れながら答えてみたり。」

珪子「ちなみにプラチナ世代の高校サッカーでの記事です」


和人「今日はいろいろ教えてくれてありがとう。」

珪子「どういたしまして、とシリカはシリカはお礼に照れてみたり。」

和人「じゃあまた、けいのあやこ。」

珪子「私の名前をどっかの声優さんみたいに呼ばないで下さいよ。私の名前は綾野珪子です。」

和人「失礼、噛みました。とキリトは謝罪します。」

珪子「違う、わざとです。」

和人「かみまみた、とキリトはキリトは言い訳してみたり。」

珪子「絶対わざとですね。」

第7話 BLO(ボーイズラブ・オンライン)

和人「そういえばお前たちはどういう関係なんだ?」

和人「SAO内で一緒にいたのか?」

里香「いや、ゲーム内では数回しか会ったことないんだけど・・・」

珪子「外の世界である店で会って知り合ったんですよ。」

和人「ある店?」

珪子「そこは言えないんですけど。」

・・・
2024年12月 池袋

珪子「そこにいるのは武器屋のリズさん?」

里香「シリカちゃん。こんなところで会うなんて奇遇ね。」

里香「なんでここに?」

珪子「BL漫画を買いに来たのですよ」

珪子「ここにいるってことはリズさんも腐女子なんですね。」

里香「まあね。」

珪子「実はここに来たのは2年ぶりなんですよ。ずっとゲームの中二いましたから。」

里香「そうなんだ。私はこないだも来たけどね。」

里香「ゲーム内にいたときはBL本とか読めないから辛かった。」

珪子「私もです。」

里香「そうだ。今度一緒にコミケ行かない?」

珪子「コミケですか? 是非行きたいです。」


12月下旬 有明

里香「コミケか。2022年の夏以来2年半ぶりね。」

珪子「私は2年半前に1度来ただけなんですけど。」

珪子「すごい混んでますね。」

里香「そりゃコミケだもんね。」
・・・

珪子「この絵ってもしかしてキリトさん?」

里香「そう。」

里香「キリト×クラインの同人誌書いてみた。」

珪子「さすがにキリトさんには見せられないですね。」

里香「そうだよね。」

珪子「私が腐女子だってことはキリトさんには知られたくないです。」

学校

明日奈「何よこれ」

明日奈「リズ・・・里香、図書室にこんなものが置いてあったんだけど。」

里香「あー、それ」

明日奈「この人キリト・・・和人君でしょ?」

里香「そう」

明日奈「和人君が見たらどう思うと思う?」

里香「誰にも見せないわよ。」

明日奈「今日既に私に見つかってるんだけど。」

珪子「ほら里香さん、気をつけなきゃダメですよ。」

明日奈「まあ私もこういう絵、嫌いじゃないけどね。」

珪子「え?もしかしてアスナさんも腐女子だったんですか?」

明日奈「別にそんなんじゃないんだから」

和人「図書室で調べるのか。面倒くさいな。」

和人「ん? これなんだ?」

和人「何? この絵俺か?」

和人「俺がこんな風に・・・」

和人「一体誰だ?」

和人「篠崎里香・・・ってリズかよ。」

和人「しかもノートの中にシリカの名前まで書いてあるじゃん。」

和人「なあ」

里香「あ、和人」

和人「お前たちはどこかの店で会ったって言ってたけど、それって池袋なんじゃないか?」

里香「え?」

珪子「な、なんでわかったんですか?」

和人「これに池袋の地図が載ってたからね」

里香「あ!」

和人「この中に書いてある絵、明らかに俺に似てるんだが。」

和人「もう1人はクラインに似てるな」

和人「どういうことだ?」

里香「・・・」

和人「つまりお前らはそういう人だったんだな」

里香「そうよ」

和人「まあ別にそういう趣味が悪いとは言わないけど、実在の人物を対象にするのはどうかと思うぞ。思うぞ。」

里香「悪かったわ」

珪子「ごめんなさい」

明日奈「まあ実は和人君も似たような趣味だったよね。」

里香「似たような趣味?」

明日奈「百合よ百合。」

和人「う・・・」

里香「百合ってレズだよね?」

里香「レズが好きなんだ。」

和人「百合とレズは違うんだよ。」

和人「女の子同士だからなんでもいいってわけじゃない。」

和人「百合はキスまでだ。それ以上やったらレズだ。」

里香「まぁた病気が始まったか」

和人「病気ってなんだよ。中の人ネタ?」

珪子「もしかして和人さんもこの学校の誰かで妄想してたりは」

和人「それはない。百合は二次元に限る。」

珪子「そうですか。」

第8話 ADO(あってもなくてもどうでもいいオンライン)

里香「キリトはとある科学の超電磁砲は好き?」

和人「そうだな。インデックスよりレールガンの方が好きだ。」

里香「まあキリトならそうでしょうね」

里香「そのレールガンの舞台は常盤台中学ですが、常盤台という駅名が実際にあるのをご存知かな?」

和人「ああ、俺の地元の東武東上線にあるな。正しくは「ときわ」がひらがなでときわ台だが。」

里香「常盤台というバス停もあるのよ。」

和人「そりゃ日本のどこかにあるだろうな。」

里香「東京の近くにあるのよ。川越から1本で行ける駅から出てるバスに。」

和人「川越から1本? 何線だ?」

里香「それは東急東横線です。」

和人「そういえば副都心線を経由して東上線と直通してたな。」

里香「その東横線の日吉駅から出てるサンヴァリエ日吉行きと高田町行きのバスの途中に常盤台というバス停がある。」

里香「ちなみに日吉とサンヴァリエ日吉を結ぶ路線は東急バストップクラスの混雑路線だそうよ。」

里香「前面展望の動画よ」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6282205

里香「このSSの作者が昔サンヴァリエ日吉に住んでてその路線を使ってたのよ。」

里香「ところで昔東急目蒲線って路線があったのを知ってる?」

和人「東急ネカマ線?」

里香「ネカマ線じゃなくて目蒲線。」

和人「それは知らないな。」

里香「なんて時代だ。今の若者は目蒲線も知らないのか。」

和人「あんたも若いだろうが。」

里香「東急目蒲線とは名前の通り目黒と蒲田を結ぶ路線で、2000年に多摩川を境に目黒線と多摩川線に分断された。」

里香「目蒲線物語という歌があって、「あってもなくてもどうでもいい目蒲線」などと歌われてる。」

和人「あってもなくてもどうでもいいって、そりゃひどいな。」

里香「ちなみにその歌で東武東上線がボロクソに貶されてるわよ。」

里香「東京都内で一番陰気とか、忘れ物にクワとストップが一番多いとか、電車の中にゴキブリホイホイが置いてあるとか。」

和人「なぜ東上線が?」

里香「なぜでしょうね。」

里香「しかも埼玉なんか走りたくないとか、埼玉まで貶されてる。」

和人「なぬぞ?」

里香「東武の関係者からや埼玉県民から苦情こなかったのかな。」

和人「目蒲線の沿線住民もな」

里香「そういえば赤羽線って路線も歌に出てきてわ。」

里香「赤羽線は知ってる? 今でもあるんだけど。」

和人「今でもある? 赤羽線なんて路線聞いたことねえぞ。」

里香「池袋板橋十条赤羽のたった4駅の路線なんだけど」

和人「それは埼京線だろ」

里香「実は埼京線という路線名は戸籍上なくて、大崎から池袋までは山手線、池袋から赤羽根までは赤羽線、赤羽から大宮までは東北線が正式な路線名なのよね。

里香「東急は21世紀に入ってからめまぐるしく変わったのよね。」

里香「例えば昔東急東横線は桜木町に行っていたとか、渋谷駅は地上にあったとか、」

里香「東急田園都市線には快速という種別があったとか」

里香「田園都市線の渋谷から二子玉川までは新玉川線と呼んでいたとか」

里香「東横線は東京メトロ日比谷線と直通運転していたとか」

和人「全然知らないな。」

和人「お前もよくそんなこと知ってたな。」

里香「たまたま知ってたの。」

最終話

明日奈「麻雀屋ですか? ご案内しましょう」

優季「ありがとうございます」


ハギヨシ「ようこそ麻雀屋SOAへ」

京太郎「今日は女か」

明日奈「え?」

おわり

元ネタ
失礼、噛みました→化物語 八九寺真宵
予告編クイズ→化物語次回予告 阿良々木火憐・阿良々木月火
○○ですか? はい○○君→魔法少女まどか☆マギカ 早乙女和子・中沢
全滅だ。重要なたんぱく源が~他→とある科学の超電磁砲 上条当麻・御坂美琴
そんなオカルトありえません→咲 原村和
もっと触らせろ~&こら暴れんな→偽物語 阿良々木暦
nice boat→Scool days
キリtrick→桜trick
俺の友達出てこい~→妖怪ウォッチ 妖怪ウォッチ
俺にできることはせいぜい○○~救うことぐらいだけど→神無月の巫女 大神ソウマ
プラチナむかつく→偽物語 阿良々木月火
人生相談→俺の妹がこんなに可愛いわけがない 高坂桐乃
あんまりうまくないですね→けいおん!! 中野梓
東京節→大正野球娘。 鈴川小梅
うんたん→けいおん! 平沢唯
と○○は○○します→とある魔術の禁書目録 御坂妹(シスター)
と○○は○○は○○してみたり→とある魔術の禁書目録 打ち止め(ラストオーダー) 
まぁた病気が始まったか→ささめきこと 村雨純夏

登場人物(括弧内はアバター名)
ソードアート・オンライン
桐ヶ谷 和人(キリト) CV:松岡禎丞 
綾野 珪子(シリカ) CV:日高翌里菜
篠崎 里香(リズベット) CV:高垣彩陽
結城 明日奈(アスナ) CV:戸松遥
桐ヶ谷 直葉(リーファ) CV:竹達彩奈
ユイ CV:伊藤かな恵
クライン CV:平田広明

ゲスト(括弧内はアバター名)
須賀 京太郎(キョウ) CV:福山潤 咲-saki-
一方通行(アクセラレータ) CV:岡本信彦  とある魔術の禁書目録
赤城 浩平(レッドキャッスル) CV:間島淳司 俺の妹がこんなに可愛いわけがない
ハギヨシ(ハギヨシ) CV:小野大輔 咲-saki-
五更 瑠璃(クロネコ) CV:花澤香菜 俺の妹がこんなに可愛いわけがない
片岡 優希(タコス) CV:釘宮理恵 咲-saki-
インデックス(インデックス) CV:井口裕香 とある魔術の禁書目録
新垣 あやせ(アヤカ) CV:早見沙織 俺の妹がこんなに可愛いわけがない


最後の最後で多摩川線沿線の俺がディスられた気がした
そんなにおっさんじゃないさ

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