女「ごめんね?急に来ちゃって」
男「大丈夫。風呂あがってから暇やったから」
女「この間の返事、言おうと思って」
男「あ…」
女「ここ何日か忙しくて、遅くなってごめん」
男「いや、こっちこそ、気ぃ使わしてごめん」
女「ううん」
男「で、その…返事は…」
女「…うん」
女「…やっぱり…ごめん」
男「…そか」
女「男君は23歳で…私は今年31だよ?」
女「もっと若い娘の方がいいんじゃないの?」
男「俺は…年上好きや」
女「ふふ、知ってる」クスクス
男「年下やったら…俺やったらアカンか?」
女「ううん…」
女「男君は優しいし、働き者だし」
女「私は…かっこいいと思う」
男「せやったら(だったら)」
女「問題は私にあるの」
男「うん」
女「だって私は…」
女「妖の…」
白蛇女「白蛇の血を引いてるもの」
男「白姉…」
白蛇女「はい!この話はおしまい!」
白蛇女「だから、これからも良き隣人同士で…」
男「なあ?」
白蛇女「うん?」
男「動揺してんのん、誤魔化してんねやろ?」
白蛇女「そんなことないよ?」
男「うそつけぇ!目ぇ紅いで?」
白蛇女「う…」
白蛇女「カラコン外してたの、忘れてた…」
男「白姉は、動揺したらすぐに蛇化してまうからな」
男「特に目はすぐに真っ赤な蛇の目になるから」
白蛇女「うう////」
白蛇女「そうよ。私は、純粋な人間じゃないもの」
白蛇女「だから、男君とは付き合えない」
白蛇女「それでも、私を好きって言ってくれたのは、すごく嬉しい」
白蛇女「だからこそ、男君には普通の人と…」
男「普通って何さ?」
白蛇女「え?」
男「そら、最初はびっくりしたで?こんなおとぎ話みたいな事、あるとは思わんかったわ」
男「でも」
男「俺、就職でこっちに出てきて、一人暮らしやったやんか」
男「お隣さんで、すっごい美人で優しくて色々、気にかけてくれて」
男「一人の寂しさ、紛らわしてくれたやん」
男「好きになる理由って、そういうのんやったらアカンのか!?」
白蛇女「…でも」
男「でももヘッタクレもあるかい!!」クワッ
白蛇女「ひっ!」ビクッ
男「あっ、ごめん…」
白蛇女「うん」
男「…ホンマ、こっちに来てからの5年…」
男「白姉と隣同士になってからの5年、ずっと楽しかった!」
白蛇女「うん」
男「だから!」
白蛇女「本当は私も…男君が好き」
男「ホ、ホンマに!?」
白蛇女「でも、自分に自信無いの」
白蛇女「私が…、人外だから男君に迷惑かけるって考えたら…!」
男「白姉…!」
グイッ
白蛇女「あっ」
男「…ホンマ、こっちに来てからの5年…」
男「白姉と隣同士になってからの5年、ずっと楽しかった!」
白蛇女「うん」
男「だから!」
白蛇女「本当は私も…男君が好き」
男「ホ、ホンマに!?」
白蛇女「でも、自分に自信無いの」
白蛇女「私が…、人外だから男君に迷惑かけるって考えたら…!」
男「白姉…!」
グイッ
白蛇女「あっ」
男「んっ」
チューーー
白蛇女「んんっ…」
スポン
白蛇女「ぷはっ!ああっ…////」ヘタリ
ズズズ…
男「白姉っ!」
白蛇女「あっ、いあっ、見ないで!」
男「いや!見る!」
白蛇女「うう…」
>>7
申し訳ありません。電波状況の関係で二重に投稿してしまいました
男「蛇化した時の」
男「長くて艶のある白い髪も!」
白蛇女「!」サラサラ
男「綺麗な、透き通るような白い肌も!」
白蛇女「!!」スベスベ
男「そして!」
男「安産体型!」ボン
男「女性らしいちょうど良い肉付き!」ホニャン
男「そして巨乳!」ボイヨヨーン
白蛇女「あう////」
男「性格も見た目も!」
男「全部好きや!!」
白蛇女「お、男君…////」カァァァ
男「ご、ごめん!その色々と勢いで…!」
白蛇女「…くない?」
男「え?」
白蛇女「私…気持ち悪くない?」
男「全然」
白蛇女「紅い目」
男「うん。綺麗」
白蛇女「肩から首筋らへんのウロコとか」
男「真っ白ですっごいキラキラしてる」
白蛇女「し、舌が長いのが…コンプレックス…なの」ペロン
男「ちょっと長めの『てへぺろ』やろ?」
男「長くても、その…可愛い////」
白蛇女「男く…ん」
チュー
白蛇女「ん、れる」
男「んん!」
男(舌が、舌に巻きついて…!)
白蛇女「ぷは」
男「し、白姉…」
白蛇女「白姉じゃなくて…」
白蛇女「白蛇女って、呼んで?」
男「し、白蛇女…」
白蛇女「…はい」
白蛇女「男君…」
ギュ
男「白蛇女…」
白蛇女「えい」
ボウン
男「あ」
白蛇女「押し倒しちゃった////」
男「おぅ…」
男(こここれは、非常にマズイ!)
白蛇女「ねぇ」
男「はっはいっ!」
白蛇女「私の初めて、貰って?////」
男「はじっ!?」
白蛇女「だって、自分の事全部話せたの、今まで男君だけだったから」
白蛇女「ちょっと行き遅れ感はあるけど…////」
男「純潔…!」
白蛇女「やっぱり年上過ぎて嫌?」シュン
男「嫌やない!断じて嫌やない!」
男「でも、想い合ったその日にって」
男「順序も大切かと思われますが…!」
男「仮にするとしても、シャワーとか」
白蛇女「コンタクト外してるって、言ったでしょ?」
男「死角ナーシ!」
白蛇女「…ねえ、いつから私が男君の事好きだったかわかる?」
男「え!?」
白蛇女「ねぇ、わかる?」
男「引っ越し当初から、よく世話焼いてくれるなとは思てたけど」
男「わからん…いつから?」
白蛇女「男君が引っ越してきて、1年ぐらいした時かな」
白蛇女「私が倒れたときだね」
男「部屋訪ねたら、高熱出してダウンしてて、俺が看病した時か」
白蛇女「そうそう。見事に私は蛇化してて、すごく慌ててたよね、男君」
男「あれはびっくりした」
男「そのあと、治った白姉が…」
白蛇女「む」ムー
男「し、白蛇女が、何回もありがとうって言うてくれて」
白蛇女「私の姿を見ても、それまでと変わらず接してくれて」
白蛇女「この人なら大丈夫かもって思ったの」
男「別に獲って食われるってワケでもなかったし」
白蛇女「だから、私の想いは昨日今日の事じゃなくて、あの時から男君の傍にあった」
男「うん」
白蛇女「でも、やっぱり自分の血筋が枷になって、それ以上望めなかった」
白蛇女「私がいくら男君を想っていても、男君の本心はわからない」
白蛇女「年上でも、人外でも…男君は優しいから、普段通りにしてくれてるだけかもって」
男「俺も、それぐらいから好きやったよ?」
支援だおぉー(^ω^)
prpr
支援
男「相変わらず面倒見よくて」
男「何より、白蛇女の家系の事、俺に話してくれたのが嬉しかった」
男「信用してくれてるんかなって」
白蛇女「そうだよ」
男「俺の方こそ、年下で頼んない(頼りない)とか」
白蛇女「そんなことないよ」
男「ただ看病した代わりに世話焼いてるんやろなって思た」
白蛇女「違うよ」
男「うん」
白蛇女「私は…私達は」ジッ
白蛇女「ずっと想い合ってたんだよ」ウルン
男「!」
男(潤んだ瞳に、赤くなった頬っぺた)
男(肌の白さ増してるから余計に目立って!)
白蛇女「だから、私は」
男「でも…!」
白蛇女「いくじなし」ムー
スッ
男「え」
カプ
男(甘噛っ、首にかぷって…)ドクンドクン
いちいち説明を入れなければならない関西弁である必要性……茨木童子が男を追い掛けて上京してきたりするんだな
支援
>>23さん
ご指摘ありがとうございます。標準語で書こうと試みたのですが、いざ書いてみると違和感だらけで途中挫折してしまいました。
ちなみに上京したのは『男』側です。読んで頂きありがとうございました。
>>24さん
支援ありがとうございます
白蛇女「ダメ?」
男(あああああ)
チュ
白蛇女「れる、ちゅぱ」
男(あああああ)
男「ぷはっ!白蛇女ぁっ!」ガバ
白蛇女「ひう」
男「と、止まらへんで?もう」
白蛇女「…うん」
男「上、全部脱がしていい?」
白蛇女「もうっ…いちいち聞かないで////」
男「ごめん」
スルスル
ボイヨボイヨヨーン
男「でか」
白蛇女「声に出さないでよ。恥ずかしいよ」
男「ごめん…」
男「手に収まりきらん」フムニュ
白蛇女「あっ」ビクッ
男「大丈夫?俺も初めてで…力加減がよう(よく)わからん」
白蛇女「大丈夫」
白蛇女「男君…キス…」
男「ん」
白蛇女「あむ、ちゅる」
男(あああこれすげぇ!長い舌が動いて、口の中くすぐったいやらなんやら!)
白蛇女「ふむっ、ちゅぱ」
パンツ消えた
>>25
追記です
男側のセリフはどうしても違和感だらけで挫折してしまいました。もし、また投稿することがあれば教訓にさせて頂きます。ありがとうございました
かっこなくてもわかるで
男(おっぱいもすげぇ柔らかい!!)ムニュムニュ
白蛇女「あっあふっ、ぺちゅ」
男(えーと、どどどどどうしよ)
男(ここ…)
キュ
白蛇女「くっあっ」ビクッ
白蛇女「急にそんな…先摘ままれたら」
男「ごめん」
白蛇女「ふふっ、男君、謝ってばっかり」
白蛇女「いいよ?好きにして」
男「じゃあ…」
男「あむ」
白蛇女「ひう」
コロリコロリコロリー
白蛇女「あっあっふあっ」
白蛇女(これっ、一人でする時と、ぜっ全然ちがうっ!)
男「ちゅうぅぅ」
白蛇女「ほあぁっ」
白蛇女「はあっ…あっ…はぁ」
男「気持ちいい?」
白蛇女「うん////」
白蛇女「男君も…気持ちよくなって?」
男「え?」
白蛇女「うまくできるかわからないけど、その…口でさせて?」
男「いや、無理せんでも…」
白蛇女「無理してないよ?」
白蛇女「してあげる」ニコ
男(その顔はクリティカルや!!)ドッキーン
白蛇女「下ろすね?」
スルスル
白蛇女「わ////」
ビンビーン
男「ホンマに無理せんで…」
白蛇女「えと…こうかな?」チュプ
白蛇女「はむ」チュルル
男「う…」
男(ぬくぬくぬるぬる~)
男「!あだっ!」
白蛇女「ほうひはの(どうしたの)?」
男「歯ぁ当たって痛い…」
白蛇女「ちゅぽ!ごめん!!大丈夫?」
男「なかなか敏感なもんで、ちょっとした刺激でも結構痛かったりするのです」
白蛇女「気をつけます」
白蛇女「あーむ」
白蛇女「はむ…ぷあっ…ふむ」ヂュルチパ
男「あぁ…温い(ぬくい)!」
白蛇女「ひもひひい(気持ちいい)?」
男「あだ!しゃべったら当たる!」
白蛇女「ほへんははい(ごめんなさい)」ジー
男(上目遣いヤバーい!)
白蛇女「んっ」チュポヂュルル
男「はあ、はあ」
白蛇女「はあっ、はあ…どう?」
男「初めて同士って最初の時は大体失敗するて聞くけど…」
男「これは…いいっ!」
白蛇女「ふふ。良かった!」ニッコリ
白蛇女「じゃあねぇ…あむ」
ギュルギュル
男「おわ」
男(舌が巻きついて!)
白蛇女「んっ、ふっ、ふっ」ギュチュポギュチュポ
男「はなななな!」
白蛇女「ふくっ、んふ、ふっ」ヂュルンチュルン
男「し、しろっ、白蛇お、女ぁ…」
男「離れっあっ、うぅっ!」グイッ
白蛇女「きゃっ!」チュポ
ドュピュルン
男「はあっ、はあっ」
白蛇女「あん」
白蛇女「口の中でも良かったんだよ?」
男「それはさすがに…」
白蛇女「代わりにソファー汚れちゃったけど」
男「大丈夫。カバー替えるだけでいいし」
白蛇女「男君…」
白蛇女「まだ、イケる、よね?」
男「んあ、うん」
白蛇女「じゃあ…ベッド、連れて行って?」
男「連れて?」
白蛇女「だっこ////」
男(ぬおわー!)
ボフン
白蛇女「下も脱がして…」
男「はい」ゴク
スルスルー
白蛇女「下着可愛くなくて、ごめんね」
男「いや…か、可愛いで?花柄で」
白蛇女「ふふ、ありがとう」
白蛇女「本当はこういう事態は考えてなかったんだよ?」
男「そら、そうやろ」
白蛇女「恋人の関係に成らずに、そのまま元の隣人同士に戻って」
白蛇女「男君には可愛い彼女見つけてもらって」
白蛇女「私は『良かったね』って言ってあげようって」
男「その可愛い彼女は、白蛇女なワケやけどな?」
白蛇女「はぅ////」ポッ
男「くぅ~っ!」
チューーーーー
白蛇女「ふむっ」
男「はふっ、自分のに間接キスしてもた(してしまった)…複雑…」
白蛇女「ふふ、考えて過ぎよぅ」
男「そうかな?」
ツツツー
白蛇女「あんっ////内腿っ」ビク
サワサワ
男(すっごいツルツルさらさらの手触り!)ドキドキ
男(で、ここ…かな?)ドキドキ
クチ
白蛇女「あんっううっ」ビク
男「オー!シットリーナ」クチュ
白蛇女「はっ恥ずかしい…」
男「肌もスベスベで綺麗やな」サワサワ
男「只でさえ白蛇女は色白やのに、蛇化したらより綺麗な肌になるんやな」クチュ
白蛇女「んあっ、こ、こんな身体でも、誉めてくれるの?」
男「こんな身体って…」
白蛇女「あっ、動揺したり興奮したりすると、ん、どうしても蛇化してしまうって」
白蛇女「だから…」
男「気にすんなよ」
白蛇女「え」
男「俺の事、いつも気にかけてくれたのは誰や?」
白蛇女「!」
男「俺が落ち込んだ時、隣におって(居て)くれたんは誰!?」
白蛇女「うん」ポロリ
男「いつも隣で笑顔でおってくれたのは!?」
白蛇女「うんうん」ポロポロリ
男「俺が惚れたのはそこや!!」
白蛇女「うん!うん!」ポロポロポロリ
男「まあ、あとおっぱいと…」ボソ
白蛇女「…」
男「…」
白蛇女「えっち」
男「すいません」
白蛇女「そ、そんなえっちな男君に…」
白蛇女「下着も剥ぎ取って、ほしいな」
男「は、はい…」
スルリ
男「ホンマに綺麗な体…」
白蛇女「ありがとう////」
白蛇女「男君も、全部…脱いで」
白蛇女「男君の体温、肌で感じたい」
男「わかった」ヌギヌギ
白蛇女「たくましいね」ギュ
男「ありがとう」
白蛇女「あったかい」ギュー
男「そう?」
白蛇女「私は体温少し低めだから、なおのことそう感じる」
男「うん」
白蛇女「ね、そろそろ…」
男「えと、じゃあゴムは…」
白蛇女「要らない」
男「いや、それはっ!」
白蛇女「私は男君となら、ずっと一緒に居たい!」
白蛇女「だから!」
白蛇女「男君…お願い…」
男「は、はいっ」
白蛇女「男君に…貴方にあげたい」
白蛇女「私の全部を…////」
白蛇女「貰って…下さい////」
男「い…」ゴク
男「頂きます」
ピチュ
白蛇女「あっ////」
男「ここ?」
白蛇女「うん」
男「痛かったら、無理せんで言うてや」
白蛇女「うん」
男「いくで」
ズズブッ
白蛇女「あっ、いっぎ…」
男「だっ大丈夫?」
白蛇女「我慢…できる…よ」
男「や、やめよ!一回…」
ガシッ
男「かっ、カニバサミ!?」
白蛇女「いつっ、はあっ大丈夫!」
白蛇女「んっ」グイッ
男「白蛇女っ、自分で腰っ!」
白蛇女「一気に!男君を!下さい!」
チュウゥゥーー
男「のおおあ…!」
男「ああ!」
リミッターカットシマス
男「あああ!」
ズズズブッ
白蛇女「はぐぅっ…!」
男「お、奥まで行った!」
白蛇女「うぐぅっ…うん」
男「ぐっ」
白蛇女「はあっはあっどうしたの?」
男「奥まで行ったら…こっちも痛く…!」
白蛇女「そ、そうなの!?」
男「でも、大丈夫…なんか…急に中が、ふわってなって」
白蛇女「私も大丈夫だから」
男「動くで?」
白蛇女「…はいっ」
ズプ
男「ふっはっ」ズプッ
白蛇女「あぐっ!はっあっ!いっ!」ズブッ
男「おい、はっ、ホンマにっ、大丈夫か!?」ズ…
白蛇女「とめないでっ!」グイッ
白蛇女「お願い!そのままっ、んあっ、動いて!」
男「わかっ、はっ、た!」ズプズプッ
白蛇女「あっ、あっ、」ズブッ
男「はあっ、はっ」ズッズッ
男「はっ…これっいいっ」ズプッズプッ
白蛇女「男君っ!」ズプッ
男「白蛇女っ!」ズプッズプッ
白蛇女「男君!」ズプッ
ガシッ
ギュー
男(これが噂の!だ、大好きホールド!?)
白蛇女「大丈夫だっ、あっ、ら…」
男「くぅ」
男(体温が直に!)
男(目もちょっと虚ろで…)
男(際限なく、艶かしい!)
男「くうっ」
白蛇女(男君…男君…)
白蛇女(大好き大好き大好き!)
白蛇女(頑張ってる顔も!我慢してる顔も!)
白蛇女(大好き大好き大好き大好き大好き!)
男「白蛇女っ、ちょっと、ヤバイ…」ズプッ
ガシッギュゥゥゥ
白蛇女「お願い!そのまま!」ズプッ
男「あああっ!」ズプッ
白蛇女「男君っ!」ギュゥ
ガリッガリリッ
男「背中っ!爪っ!」
白蛇女「ごめんっなさいっ、はあっ!」ズプッ
男「大丈夫っ!それよりっ、はあっ、そろそろ!」ズプッ
白蛇女「私もっ、あん、んっ!」ズプッ
男「ごっ、ごめん!出る!」ズプッ
白蛇女「だっ、あっ、大丈っ夫!」ズプッ
男「くぅうぅぅっ!」ビクンビクン
白蛇女「あああっ!!」ビクビク
ガブッ
男「あだぁっ!」
白蛇女「くぅぅっ!」ギリギリ
白蛇女「かはっ」
白蛇女「はあっ…あっ…はぁ」グテン
男「はあ、ふう」
男「首…噛みつくなよ…痛ぁ」
白蛇女「…ごめん、ふぅぇっ」
男「でも、ホンマに良かったん?その…中で…」
白蛇女「男君は、赤ちゃん…出来たら、嫌?」ウルウル
男「そういうワケやないけど…。こういう場合、ツラいのは女の人側やから」
白蛇女「私は大丈夫。覚悟出来てる」
男「俺かて、白蛇女となら大丈夫」
白蛇女「男君…ありがとう」
チュ
男「うん」
白蛇女「あ、噛んじゃった所、血が出てる」
男「そら、あんだけガブッといったら…」
白蛇女「ううっ」
男「なんで噛むかなぁ?」
白蛇女「首筋にキスするつもりが…ちょうどそのタイミングで気持ちよくなっちゃって…」
男「はあ、仕方ないなぁ」
白蛇女「んっ」ブルッ
男「汗かいたから、冷えた?」
白蛇女「少し、ね」
男「そろそろシャワー浴びよか」
白蛇女「うん」
スルッ
男「ありゃ」
トロリーン
白蛇女「いっぱい出たね」
男「血も結構混ざってるな」
男「大丈夫?」
白蛇女「ヒリヒリする」
白蛇女「でも、その痛みも男君との繋がりだから」
男「恥ずいこと言うなよ」
白蛇女「照れない照れない」
男「茶化すな!早くシャワー行くで!」
白蛇女「はーい」
ズズズズズッ
男「あ、元の姿に」
白蛇女「ふふっ、落ち着いたからね」
男「どっちの白蛇女も綺麗やで」
白蛇女「な…」ポッ
男「お、目が紅くなった」
白蛇女「うう」
白蛇女「もう少し、落ち着けるようにします」
白蛇女「ふう、さっぱり」ゴシゴシ
男「白蛇女…これ」スッ
白蛇女「鍵?」
男「この部屋の合鍵」
白蛇女「…」
白蛇女「ふふっ」
白蛇女「ふへっふへへへっ」
男「笑い方…」
白蛇女「ごめん、ついね」ニコニコ
男「まあ、お隣さんやから鍵自体は大した事やないけど、渡す意味は大きいと思うから」
白蛇女「うん、ありがとう」
白蛇女「ねえ」
男「うん?」
白蛇女「泊まっていっていい?」
男「ええけど、またなんで?」
白蛇女「男君は自分の彼女をこんな夜中に、一人で家に帰すの?」
男「お隣ですやん」
白蛇女「ふふふっ」
男「はははっ」
男「ええよ、泊まっていき」
白蛇女「うん!」
一
一一
一一一
白蛇女「…男君、寝た?」
男「スースー」
白蛇女「男君…」
男「スースー」
白蛇女「ひくっ」ポロポロ
白蛇女「あぐっ、ひぐぅ」
白蛇女「男君…ごめんね…」
ガチャ
バタン
はよ!!
一一一
男『隣に越してきた男といいます』
男『これ、引っ越しのご挨拶です』
白蛇女『わざわざありがとうございます』
白蛇女『一人暮らしですか?』
男『はい。就職でこっちに出てきまして…』
白蛇女『私も一人暮らしなんですよ』
白蛇女『何かあれば、お互い助け合いましょうね』
男『はい、よろしくお願いします』
一一一
一一
一
一一一
白蛇女『これ、お裾分けなんですけど、良かったら…』
男『いいんですか!?』
白蛇女『ちょっと作り過ぎたから、どうぞ!』
男『あ、ありがとうございます!』
白蛇女『男の人の一人暮らしだと、なかなか大変でしょう?』
男『すいません、助かります』
白蛇女『お口に合うかどうか…』
男『いえいえ、作ってくれはっただけで感激モンですわ!』
白蛇女『喜んでくれて、何よりです』
一一一
一一
一
一一一
ピンポーン
ピンポーン
男『(あれ?約束の時間やんな?)』
ガチャ
男『(ありゃ、開いてる)』
男『すいませーん!男ですけどー!昨日、電話で言うてた地元のお土産…』
ゴホゴホ
男『(奥で咳してる?)』
男『すいません、上がりますよー!』
白蛇女『ごほごほっ』
男『おっ、女さん!?』
白蛇女『うう…男く…ごほっ』
男『その姿…は!?』
白蛇女『うう、はあはあ…』
男『そっ、それより、女さんカゼですか!?』
ピト
男『熱っ!』
男『すごい熱ですやん!』
男『ちょっと待ってて!』ダダダッ
男『とりあえず、うちにあったヒンヤリシートと、解熱剤…。水、飲めます?』
白蛇女『はあはあ、男君…』
男『少しだけ体起こして…』
男『タオルも、俺のやつでスンマセンけど濡らして、顔だけでも拭きましょう』
男『あとは、ええと…』
一一一
一一
一
一
一一
男『よく寝てましたよ』
白蛇女『心配かけてごめんね』
男『いや、熱下がってよかったですわ』
白蛇女『まだちょっと、体が重い感じするけど』
男『これ、お粥作って来たんで。食べれます?』
白蛇女『わあ、ありがとう!』
白蛇女『…』
白蛇女『…驚いたでしょ?』
男『え?』
白蛇女『私のこの姿…』
一一一
一一
一
一一一
男『なるほど…特殊な家系、ですか』
白蛇女『もし、関わりたくないなら…』
男『え!?なんでっすか!?』
白蛇女『なんでって…』
男『いや、別に危害加えられるワケでも、ましてや加えようともしてないのに…』
男『その遺伝以外は普通のOLさんでしょ?』
白蛇女『うん』
男『それに白蛇って、富とか吉兆の象徴なんでしょう?』
白蛇女『確かによく言うよね』
男『俺の地元でも白蛇のこと『巳(みい)さん』って言うて、祀る風習があるんですよ』
男『そのせいか、女さんが悪い人とは思えんくて…』
白蛇女『ありがとう、男君』
男『お礼なんか言わんで下さいよ。』
男『お互いに助け合いましょうって言うてくれたのは、女さんっすよ?』
男『だから、変わらずこれからも良き隣人でいきましょうよ?』
白蛇女『じゃあさ?敬語やめない?』
男『え!?いや、それは女さんの方がだいぶ年上ですし…』
白蛇女『なーにそれ!オバサンって言いたいの!?』
男『ちがっ!違いますよ!そんなん思てませんて!』
白蛇女『ふふっ、わかってるよ。男君とは対等に接したいなって』
白蛇女『そう思ったの』ジッ
男『う、わかりま…わかった』
白蛇女『名前も、気軽に『白蛇女』って呼んでいいよ』
男『それはさすがに…。白姉さんはどうでし、いや、どう?』
白蛇女『じゃあ間取って、『白姉』でいこうよ』
男『何を以て間なんかわからんけど…』
男『白姉で』
白蛇女『うん!』
一一一
一一
一
チュンチュン、ピチチ
男(う、うーん、朝か)
男(今のは夢か…懐かしいな)
男(体、重た…、頭もクラクラする)
男(あれ?)
男「白蛇女?」ムク
男「白蛇女ー?」
男「よっこい…」
グラァ
男「あ、れ?」
男「めまい…」
男(…部屋に人の気配ない…)
男「白…蛇女?」
バタン
男「はあ、はあ…」
男(玄関に白蛇女の履き物無かったし)
男(白蛇女の部屋も鍵かかってた)
携帯『おかけになった電話は、現在電波の届かない場所に一』プッ
男(電話もかからんやんけ)
男「どこ…行ったんや?」
グラァ
男「あ…」
ドサッ
男(なんやコレ…体、動かへんやん、くそ…)
男「白蛇女…」
「白蛇女…どこ?」
標準語で書くと違和感ってどういうことなの。標準語の文章が書けないわけ?
>>73
つ行間
いやどう行間を読んでも分からんわ、内容読んでも関西弁じゃないといけない必然性もないし
「田舎から上京してきた」設定にしても、元が訛ってても標準語で話すやつくらいいくらでもいるだろ
わざわざ括弧で注釈つけなきゃいけないほどに関西弁に拘る理由が分からん
>>75
全てのセリフが、そうというわけではないのですが、男側を標準語にすると変にキザに見えてしまうんです。
例えば
関西弁「好きやで」→標準語「好きだよ」
を、女性のセリフなら何とも思わないのですが、男が言っていると思うと、どうしてもキザっぽく感じてしまうんです。
私個人の感覚で、勝手にそう感じてしまうので、理由はうまく説明はできません。
私の書き込みで不快になられたのでしたら申し訳ありません。
もっと読者側に立って書くべきだったと反省しております。文章力が無くてすいません。
ただ、もうすぐ完結ですので、このSSは、それまで大目に見て頂けないでしょうか?
よろしくお願いいたします
一
一一
一一一
男「ふう…」
男「だいぶ楽になった…」
男「…」
男「…」
男「お前、毒蛇やったんかい!」
白蛇女「すいません」
男「その毒の意味が…」
白蛇女「気になる男ができたら、かぷっとやって、手込めにして、既成事実を作れ」
白蛇女「という、うちの一族の女にだけ遺伝する能力です」
男「だから、『微妙に麻痺する毒』なワケか」
白蛇女「勢いで噛みついてごめん」
男「ホンマ。そんなんせんでも(しなくても)俺は離れへんよ」
白蛇女「そんな意味で噛んだんじゃないよ?事故よ?事故」
男「まあ、んで、解毒剤を取りに実家に帰って」
白蛇女「車で夜中こっち出たら、往復で朝までに帰れるかな、と」
男「ふむふむ、できるだけ早く」
白蛇女「解毒しようとしたワケです。しかし」
男「いざ実家に帰ったら」
白蛇女「『毒を盛るような男がついにできたか!』と色々質問攻めに会い」
男「帰るのが遅くなり」
白蛇女「男君の家に帰ったら」
男「俺が痺れて、ピクピク」
白蛇女「心配かけてごめんなさい」
男「ホンマや」
男「こういう展開のマンガとかアニメやったら、大概の場合、相手に秘密を知られたら思い出だけ作って」
男「こっそりサヨナラするパターンようあるやん」
白蛇女「ほう」
男「心配したっちゅーねん!」
白蛇女「ほうほう」
白蛇女「寂しくなった?」
男「うっ…////」
白蛇女「男君にも、そんなとこあるんだぁ!」
男「ぐぬ////」
白蛇女「心配しなくても離れないよ」
男「うん、俺も」
白蛇女「あ、でもぉ…」
男「なに?」
白蛇女「浮気したら、致死量の毒、撃ち込むからね?」
男「ぜっっったいしません!」
白蛇女「ふふっ、冗談だよ」
男「それでも、浮気なんかせんわ!」
男「白蛇女」
白蛇女「はい?」
男「次の休み、買い物行かへん?」
白蛇女「いいよ。何の買い物?」
男「指輪」
白蛇女「え」
男「俺も白蛇女の覚悟に応える!」
白蛇女「どういう事?」
男「結婚しよう!」
おわりです
お疲れ様
初めての投稿で、至らないところも多々あったかと思います。
それでも、支援して頂いた方、読んで頂いた方、お礼申し上げます。
本当にありがとうございました
乙。標準語に違和感云々は、別に不快だったわけじゃなく不可解だっただけだ
読者目線になって話を作るというのもおかしな話だ
作りたいものを作れば勝手にそれに賛同する者が現れ、それをファンと呼んだりする
読む側にも文句をいう権利はあるから言うことは言わせてもらうが
そんなことは気にせず作りたいように作ればいい
まあ乙
よかったよ! 乙!
乙
>>91
まさにこれ
乙
乙
申し訳ありませんが、当方、携帯からの投稿のため、完結作品スレにURLを貼ることができません。
どなたか代わりに貼っていただけないでしょうか?
最後になりましたが、読んで頂いた方、支援して頂いた方、乙して頂いた方、改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました
誰が貼るもんか!!
はよ続きを書け!!
続き、頑張ってみます。山無し谷無しになるかもしれませんがよろしければお付き合い下さい
~大家さんに相談編~
「……て」
「おき…」
「おきて!」
男「んん…」
白蛇女「おはよう」
男「ん」ムク
男「おはよふあぁぁ」ノビー
白蛇女「朝ごはん、できたよ」
男「んう…」ホケー
白蛇女「ささ、顔洗って!」
男「へい」
お、続くのかー
期待
山なし谷なしのシンプルないちゃらぶが良いんじゃないか!
男「頂きます」
白蛇女「どうぞ」
ズズー
男「味噌汁、今日も旨いわ」ホコー
白蛇女「ふふ、ありがとう」
男「なあ?」
白蛇女「なあに?」
男「あれから、毎日うちで寝泊まりしてるな」
白蛇女「うん」
男「朝ごはん、昼のお弁当、晩ごはん」
男「全部してくれてる」
きたこれ
白蛇女「…あ、もしかして世話焼きすぎてた?」
男「ううん、めっちゃ嬉しい」
白蛇女「えへへー」ニヤニヤ
男「もう3週間ぐらいになるか、半同棲し始めて」
白蛇女「うん」
男「白蛇女の部屋、ほったらかし?」
白蛇女「あー、お化粧と、うん、あとは…」
白蛇女「たまに持って帰ってきた仕事したり?」
男「うーん」
白蛇女「どうしたの?」
男「いや、家賃勿体ないかなって」
白蛇女「ああー」
男「…白蛇女の荷物、うちに全部入るかな?」
白蛇女「え?」
男「それより、俺の方が荷物少ないから、俺がそっちに行く方がええか」
白蛇女「え?え?それって…」
男「まあ、うん…いっそのこと、一緒に暮らさへんか?、と」
白蛇女「!!」
白蛇女「もう一回、言って?」
男「一緒に暮らさ 白蛇女「はいっ!!」
白蛇女「嬉しい!」
白蛇女「男君!大好き!!」ダキッ
男「ちょっ、ちょ!そんなに喜ぶことか?」
白蛇女「本当は、私から言いたかったんだけど、押し掛け女房みたいに思われたらどうしようって…」
男「押し掛け女房も何も、自分の左手薬指、見てみいや」
キラリ
白蛇女「そうだねぇ」ニヘラーニヘラー
男「顔、緩みすぎ」
白蛇女「嬉し過ぎて、このまま顔、流れちゃうかもー」ニヘラーニヘラー
男「おーおー、それは残念」
男「そんなんなったら、白蛇女の可愛い顔、もう見られへんやん」
白蛇女「流れない!」キリリッ
男「…ふっ…」
男「ふははっ、なんじゃそら!」
白蛇女「それぐらい嬉しいのよ」ニコー
男「まあ、一緒に暮らすって言うても、どっちかの部屋に引っ越すだけやけど」
白蛇女「ここ、わりと立地いいもんね」
白蛇女「二人の職場からも近いし」
男「そやねん」
男「でも、大家さんからしたら家賃まるまる一軒分無くなるわけやん?」
白蛇女「うん」
男「遠くに引っ越すならわかるけど、隣に移住するって、どうなんやろ?」
白蛇女「確かに…」
男「だから、大家さんに相談しようかなと思ってな」
白蛇女「そうだね。でも、あの大家さんならわかってくれると思うよ」
男「俺も同感」
男「ま、このマンションのおかげで、こうやって巡り会えたわけやし、報告も兼ねて、な」
白蛇女「うん」
激甘期待
白蛇女「男君は今日残業ありそう?」
男「大丈夫やと思うよ」
白蛇女「じゃあ、今日の夜さっそく行こうよ」
男「そやね」
男「ごちそうさま」
白蛇女「はい、ごちそうさま」
白蛇女「じゃあ、片付けお願いしまーす」
男「はい」
白蛇女「私は化粧して、仕事の準備するね」
男「白蛇女は化粧なんかせんでも、綺麗やで?」
白蛇女「…」
白蛇女「もぅ////」ポッ
白蛇女「おだててもなにもでないぞー!////」ニヘラーニヘラー
男「あーあー、また顔が…」
白蛇女「だって男君が、嬉しいこと言うから////」
男「本心ですよー?」
白蛇女「むー敵わないなぁ////」
白蛇女「じゃあ、行くね」
男「うん」
白蛇女「あ、ちょっと来て?」チョイチョイ
男「なに?」
ズイッ
白蛇女「ちゅっ」
男「んっ」
白蛇女「へへ、さっきのお返し!」
男「ふ、不意打ちはちょっと…いいな////」
白蛇女「えへへー」
白蛇女「仕事、頑張ってね!」
男「うん、白蛇女もな」
一夜一
男「こんばんはー!」
大家「はーい」
男「205号室の男です」
白蛇女「206号室の女です」
男(そか、白蛇の一族いうのは秘密やから外では女で通してるんか)
ガチャ
大家「あら、二人でどうしたの?」
男「引っ越しの事で、ちょっと報告というか、相談がありまして…」
大家「あら、そう。良かったら、少し上がっていく?」
男「えーと…」
白蛇女「じゃあ、ゆっくり話たいのでお邪魔させてもらいます」
大家「じゃあ、どうぞ」
一
一一
一一一
男「と、いうわけで」
白蛇女「婚約したんですよ////」
大家「それはそれは…おめでとう!」
男・白蛇女「ありがとうございます」
大家「それで二人で一緒に暮らしたいと」
男「ええ。隣に引っ越すってなかなかイレギュラーなパターンやと思たんで、相談の1つでも、と」
大家「そうねぇ」
大家「でも、あの部屋じゃ二人って狭くない?」
白蛇女「二人で居れるなら、それだけで幸せです!」
大家「おーおーおーおー」
男「だ、そうです////」
大家「のろけちゃって、ふふ」
大家「そんなあなた達に、朗報があります」
白蛇女「え?」
大家「このマンションは、立地の関係で角部屋が若干広くなっております」
男「はい」
大家「家賃は普通の部屋の1.3倍」
大家「今、3階の角部屋が空いています」
男「おお!」
大家「そこに引っ越したら?」
白蛇女「いいんですか!?」
大家「しーかーもー!」
大家「諸費用は一切要らないわ」
男「ホンマですか!?」
大家「でもね」
大家「ひとつお願いがあるんだけど、いい?」
白蛇女「何ですか?」
大家「あなた達の部屋を、『恋愛が成就する部屋』として宣伝したいの!」
男・白蛇女「え!?」
大家「偶然、お隣に越してきて、お隣同士で想い合って、結婚するって」
大家「ロマンチック、でしょ?」
男「はあ、まあ」
白蛇女「ですね!」キラキラ
大家「もちろん、何の根拠もないし、あくまでもあなた達のような事実があったって事で説明するから」
大家「当然だけど、不成立とか結果が伴わなくても、あなた達に文句は言わないわ」
大家「ただ、もしかしたらあなた達を『愛の証拠』として紹介するかも」
大家「ね?いいかしら?」
白蛇女「構いませんよ!いくらでも『愛の証拠』として紹介してくれて構いません!」キラキラ
男(ああー、白蛇女ってこういう展開になると、テンション上がるよなぁ)
男(まあ、そこも魅力のひとつではあるんやけど)
男「俺も大丈夫っす」
大家「交渉成立ね」
大家「じゃあ、また都合のいい日連絡して」
男・白蛇女「はい」
大家「必要なら知り合いの運送屋さんに頼んで、荷物の運び出しもしてあげるけど?」
大家「もちろん、それも無料でできるように口利きしてあげるわ」
男「何から何まで…でも、そこまでは申し訳ないんで、自分達でなんとかしますわ」
大家「男らしいわね」
白蛇女「でしょう?年下でもそこがイイんですよね!」
男「お、おいっ////」
大家「まーたのろけ話ですか、ふふ」
大家「それにしても姉さん女房か…」
大家「『年上女房は金のわらじ履いてでも探せ』ってね」
男「なんすか、それ」
白蛇女「年上の奥さんはしっかり者でよく気がついて重宝されるから、すり減らない鉄で出来たわらじ履いて、方々よく探しなさい」
白蛇女「ってこと」
大家「そうそう。男君はうまく良い女性、見つけたみたいね」
白蛇女「だって!」ニパー
男「う、うん////」
大家「ふふっ、照れて可愛いわね」ジッ
大家「私もまだ30半ばだし、男君の守備範囲だったりする?」
男「え!?」
大家「奪っちゃおかな?」チラ
白蛇女「ななななにをっ!」
大家「あら、男君もまんざらでもない顔してるわよ?」
男「え、あ、その、ちが…////」アセアセ
白蛇女「男君も動揺しない!!」ムカー
ギュ
男「あででで…!」
大家「あらあら、女さん妬いちゃった?」
白蛇女「大家さん信用できない…」ジトー
大家「大丈夫、冗談よ。私にもちゃんと彼氏居るから」
大家「あまりにも女さんがのろけるから、ちょっとだけ意地悪したのよ、ふふ」
白蛇女「人が悪い」ムー
一
一一
男・白蛇女「お邪魔しました」
大家「はい。お二人とも幸せにね!」
男「はい」
白蛇女「はい」ツーン
男「…」
一男の部屋一
男「なあ…」
白蛇女「なんでしょう?」ツーン
男「お、怒ってはります?」
白蛇女「べっつにー?」
白蛇女「大家さんに冗談とは言え迫られて、男君ならすぐに『俺には白蛇女がいますんで(キリッ)』って言ってくれるかなとか思ったら、顔赤くして慌ててさー?いくら年上好きだからって反応があまりにもテンプレートだったので、機嫌が悪い」
白蛇女「って事ではないので、決して怒ってるということはありません」ツーン
男「やっぱり急に女性に誘惑されたら、動揺してまうもんで…」
男「男の性やから仕方ないやん」
白蛇女「ふん」ツーン
男「俺が見てるのは、白蛇女だけやで」
白蛇女「…」
白蛇女「…」
白蛇女「…今更言われても…」ニヘ
白蛇女「その…」ニヘラ
白蛇女「嬉しくないんだから!」ニヘラー!ニヘラー!
男「白蛇女!顔緩みすぎて、そのセリフ、全く説得力無くなってる!」
白蛇女「はっ」
白蛇女「うー//////」
男「うん、まあ、ごめん…」
白蛇女「私ももごめん…」
白蛇女「こんなに嫉妬してしまうなんて、思いもしなかったわ、はぁ」
男「そんだけ、白蛇女も俺のこと見てくれてんねやろ?」
白蛇女「…うん」
男「ありがとう」
白蛇女「男君…」
男「まあ、でも大家さん…」
男「美人やんなぁ」
ギュウーーーー
男「おがっ!」
ギュウーーーー
白蛇女「そんな事を言うのは!」
ギュウーーーー
男「ひだひ!ひだひ!(痛い!痛い!)」
白蛇女「この口かーーーー!!」
ギュウーーーー
男「ひだだだ!(痛たたた!)ほ、ほめんなはい!(ご、ごめんなさい!)」
白蛇女「ぬー」ムカ-
ギュイウゥーー
男「あだっ!はだだだ!!」
一一一
一一
一
一数日後一
男「へえ!もう俺の部屋にも入ったんや?」
白蛇女「うん。今日、大家さんと話してるのを見たから、少し話したのよ」
白蛇女「今度は女の人だよ」
男「白蛇女の部屋は男の人入ったんやったな?」
白蛇女「そうよ」
白蛇「しかも、驚くなかれ!」
男「え?」
白蛇女「その二人はなんと!昔、引っ越して離ればなれになった幼馴染み同士なんだって!」
男「は?」
白蛇女「お互いに気になってたけど、想いを伝えないまま離れたって!」
白蛇女「うーん!ローマンチック!」
男「そ、それも白蛇の能力?」
白蛇女「え?」
男「そやったら、ちょっと怖いな…」ゾー
白蛇女「ちょっちょ!そんなワケないでしょ!」
白蛇女「そんな人の運命を左右するような能力、持ってたら怖いよ!」
白蛇女「白蛇一族の能力は毒だけ!」
男「それも大概怖いけどな」
白蛇女「う…、もう、いぢわる…」
男「でも、俺らもあの部屋に入ったからこそ、こうやって結婚の約束して」
男「一緒に暮らしてるんやもんな」
白蛇女「そうだね」
男「不思議なもんやな」
白蛇女「うん」
白蛇女「あの二人も幸せになれたらいいね!」
男「そうやな」
白蛇女「あ、この段ボールで片付けは終わりだね!よいしょ!」
男「うん」
白蛇女「これ男君の荷物だよ。どこに置く?」
男「あー…って、それ…!!」
白蛇女「なーに?」
男「あ、や…その…」アセアセ
白蛇女「?適当に持っていくよ?」
ビリ
男「あっ!」
ビリビリッ
ソコヌケー
男「ああっ!!」
ドサッドサドサッ
白蛇女「ありゃ、箱の底が抜け……」
『巨乳病棟24時』
『三十路・昼下がりの誘惑』
『巨乳素人せれくしょん12』
『隣の微熟女お姉さん』
etc…etc…
男「えーと…」
白蛇女「ふーん、へぇ…」ジトー
男「その…」ダラ
白蛇女「へぇ、ほぅ…」ジトー
男「あの…白蛇女さん、目が紅くなってますよ?」ダラダラ
白蛇女「ふーん」ジトー
男「ごめん!ちゃんと捨てるつもりやってん!」
白蛇女「」ズンズン
男「でも、こーゆーのんて処分に困るから…!」
白蛇女「」ズンズン
男「すぐに処分す 白蛇女「ばか」
ミミタブハム
男「あうっ」
白蛇女「すぐ隣に…」
ミミタブレロン
男「おうっ」
白蛇女「もっとイイモノ…」
ミミタブフー
男「おあっ」
白蛇女「あるでしょう?」ギュフムニュ
男「オッシャルトオリデス」
白蛇女「あんなもの、見せられたら…ね?」
ズズズズ…
白蛇女「昂ったキモチ、静めて?」
男「シカシ、コレヲカタヅケナイト…」
白蛇女「そんなものは、あ・と・で」
男「はい…////」
白蛇女「夜はまだまだ」
チュ
白蛇女「これからだよ?」ニコ
~大家さんに相談編~おわり
はよ!!
はよ!!
~結婚のご挨拶編~
白蛇女「あと一時間ぐらいだよ」
男「ほな休憩はここで最後になるな」
白蛇女「運転大丈夫?」
男「大丈夫」
男「それより、ご両親に挨拶するほうが緊張するわ」
白蛇女「男君なら大丈夫だよ」
男「そうやとええけど」
男「ほな行こうか」
キュルル、ブオーン
男「ホンマはもっと早く挨拶に行かな思ててんけどな…」
白蛇女「ゆっくり休み取れる時でいいって言ったのはうちの家だから、気にしなくていいよ?」
男「ああ…キンチョーしてきた」
白蛇女「ふふっ、ちゃんとフォローするから安心して?」
男「うん」
白蛇女「それより私の家が、先で良かったの?」
男「大丈夫大丈夫。うちの両親にはもう言うたあるし、俺4人兄弟の末っ子で、兄貴みんな結婚してるもん」
男「『彼女さんのご両親を大事にしてあげ』ってさ」
白蛇女「電話で挨拶しただけだけど、お母さん、優しそうだね」
男「うん、まあ…」
男「というより、義理でも娘できるのん嬉しいみたいやで」
白蛇女「いやん、娘だなんて////」
男「こないだも、3人のお義姉さんらと4人で温泉行った言うてた」
白蛇女「面倒見いいんだね」
男「いや、あれは長年紅一点で家庭を支えてきた反動ではないかと」
白蛇女「ふふっ、なにそれ」
白蛇女「私も早く仲良くしたいなぁ」
男「会うたら、それ言うたり。めっちゃ喜びよるわ」
白蛇女「うん」
白蛇女「あ、もうすぐ出口だよ」
男「はいよ」
一一一
一一
一
白蛇女「お疲れ様」
男「家でかっ!」
白蛇女「第一声がそれ!?」
男「縁側とかある…」
白蛇女「ちなみに、裏の山もうちの土地だよ」
男「マジすか?」
男「…旧家のお嬢様?」
白蛇女「うん、まあ、ね」
白蛇女「だいぶ…廃れちゃったけどね」
男「そうか…」
白蛇女「ま、上がってよ」
ガラガラッ
白蛇女「ただいまー!」
?「はーいはいはい」
白蛇女「ただいま、お母さん!」
白母「お帰り!疲れたでしょう?」
白蛇女「ううん!男君に運転してもらったから大丈夫だよ」
白母「あなたが男君ね?」
男「はいっ。はじめまして。白蛇女さんと婚約させて頂いた男といいます」ペコ
白母「そう固くならなくても大丈夫よ」
白母「母です。いつも娘がお世話になっています」
男「いや、こちらがいつも世話になりっぱなしで…」
白母「ふふ、優しそうな子ね」
男「そ、そうですか?」
白蛇女「でしょう?」ニコニコ
白蛇女「ところでお父さんは?」
白母「急な仕事が入ったのよ。晩ごはんまでに帰るって言ってたから、挨拶はそれからね」
白蛇女「うん!」
白母「そうそう!おばあちゃん楽しみに待ってたから、すぐに挨拶しておいで」
白蛇女「うん!」
白母「こんな田舎だから何もないけど、男君もくつろいでね」
男「はい、ありがとうございます」
白蛇女「男君、行こ」
一一一
スタスタ
白蛇女「ここ客間」
スタスタ
白蛇女「ここ真っ直ぐいくと離れがあるよ」
白蛇女「ここが大広間」
スタスタ
男(家、広っ!廊下、長っ!!)
白蛇女「昔はね、親戚一同集まる時があったから、無駄に広い造りなんだって」
男「昔は…か」
白蛇女「人数も減っちゃったしね」
白蛇女「白蛇の能力も、私、お母さん、お母さんのお姉さん、おばあちゃんの4人だけ」
男「なんか…ごめん」
白蛇女「あ、気にしないで」
白蛇女「やっぱりこんな身体だと、今の時代生きにくいんだよね」
白蛇女「昔は親戚同士で結婚して血筋を守ってたんだけど、そんなの時代遅れだしね」
白蛇女「仕方ないことだよ」
男「そか…」
白蛇女「あ、ここ」
白蛇女「おばあちゃん、白蛇女只今帰りました!」スッ
白祖母「やあやあ、白ちゃんお帰り。その子が男君だね」
男「はじめまして。白蛇女さんと婚約さして頂いた男といいます」ペコリ
白祖母「ああ、そう気を張らずに」
白祖母「うん、うん。いーい面構えだ!」
白蛇女「ふふっ、だって!」
男「いやそんな…」テレテレ
白祖母「はははっ、誉められたら素直に喜びゃいいんだよ。しかし、若いのによくこんな年増を相手に選んだね」
白蛇女「おばあちゃん、ヒドイ!」
男「いや、しっかりしてる人ですから安心してお付きあいできるというか…」
白祖母「安心、ねぇ」
白祖母「情事の時に毒を撃たれたのは…誰だったかな」クスクス
白蛇女「なっ/////」カァァァッ
男「なっ/////」カァァァッ
白蛇女「おばっ、おばあちゃんっ!」
白祖母「はっはっはっ!まあ、うちの一族の女は色々と『強い』から、覚悟しとくんだね」
男「は、はい…////」
白蛇女「もうっ、おばあちゃん!わ、私達は荷物置きに行くからね!」
白祖母「はいよ」
男「し、失礼します////」
白蛇女「もう、おばあちゃんたら…////」
白祖母「ふふ」ニンマリ
一夜一
男「男といいます。この度、白蛇女さんと結婚するにあたって、挨拶に来させて頂きました」
白蛇女「堅」
男「う…やっぱり、キンチョーしますねん」ドキドキ
白蛇女「こちらお父さんです」
白父「只今ご紹介に与りました、白蛇女の父です」
白蛇女「こっちも堅!」
白父「キンチョーしてるんだ!」フン
白蛇女「いや、威張られても…」
男「ははっ」
白父「はははっ」
男「話しやすそうなお父さんで良かったですわ」
白父「そうかね?かく言うワシも、話に聞いた通りで良かったよ」
白母「白ー!ちょっと手伝ってくれる?」
白蛇女「えっと…大丈夫?」
男「問題無し」
白父「同じく」
白蛇女「じゃあ、ちょっと行ってくるね」スクッ
男「あの」
男「こちらの家の事で、聞きたいことがありまして…」
白父「ふむ、何でも聞いてくれ」
男「今までこの一族に、普通の人間が関わったことは?」
白父「ワシ」
男「え」
白父「ワシも普通の人間だよ」
男「そうなんですか」
白父「昔は、一族同士で婚姻してたらしいんだが、何代か前にその風習を止めたらしい」
白父「ずいぶん白蛇の血も薄くなっているみたいだ」
男「…」
白父「君は白蛇女の蛇化を見たんだな?」
男「はい、初めて見たのは結構前ですが」
白父「それでも娘を選んでくれたんだな、ありがとう」
男「いや、そんな…」
白父「あいつは…、隔世遺伝ってやつか。少し白蛇の血が濃く遺伝してしまってな」
白父「妻も、妻の姉も、あそこまで蛇化が発現しない身体なんだが…」
白父「だが娘は…。迷惑をかけてしまった」
男「それは仕方ない事なんじゃ…」
白父「娘もそう言ってくれた」
白父「心配だったが、高校からは都会の学校に通わせた。本人が希望したのでな」
白父「大学も就職も、あいつは全部自分で決めて都会に残った」
白父「ただやはり、深い関係の友達、特に恋人を作ることはなかった」
白父「だからずっと心配していたんだが…」
男「…」
白父「都会に出して、正解だった」
白父「君という人に会えた事が、娘にとって一番の幸せだったと確信できるよ」
男「あ、ありがとうございます////」
白父「ワシも立場では君と同じだ。一族の中での立ち振舞い、今後の事、いくらか教える事もできるだろう。困った時は気兼ねなく頼ってくれ」
白父「娘をよろしく頼む」ペコリ
男「はい。必ず幸せにします」
白父「しかし、一族の女は気が強いぞ。尻に敷かれるのは覚悟したほうがいいな」
男「はははっ、なら好都合です」
白父「ほう?」
男「女が強い方が一族は栄えるって言いますし、何よりそういう強い人が家庭を支えてくれると、俺は安心して仕事に勤しめますしね」
白父「はっはっはっ、言うねえ!男君!」
ススー
白蛇女「お父さん、楽しそうだね」
白父「お前は本当に良い男を掴まえた!ワシは嬉しいぞ!」
男「ちょっ、お父さん!誉めすぎですって!////」
白蛇女「言った通りでしょう?ふふふっ」
男「白蛇女まで!////」
白母「はい、夕飯の用意できましたよ!」
白母「男君も遠慮せずに食べてね」
男「はい」
白父「酒だ酒だ!今日は良い酒が飲めるぞ!」
白蛇女「もう、お父さん!あんまり調子に乗らないでよ!」
白祖母「もちろん、用意しているよ。今日は私も頂くとしよう」
白祖母「男君も飲むだろう?」
男「はい。では頂きます」
ワイワイワイワイ
一一一
白蛇女「男君大丈夫?」
男「まあ。だいぶ醒めてきた」
白蛇女「お父さん、すごく嬉しかったみたい」
男「俺の事、べた褒めしてくれたはったな」
白蛇女「今は酔い潰れてるけどね」
男「よほど、嬉しかったんやな」
白蛇女「だね」
白母「ねえ、あなたたち」
白蛇女「はーい?」
白母「先にお風呂入っちゃう?」
白蛇女「あー、男君どうする?」
男「先に入ってもええんですか?」
白母「ええ」
白母「男君も色々疲れたでしょう?先に入ってさっぱりしたら?」
白蛇女「そうしなよ」
男「じゃあ、お言葉に甘えて」
白母「それと、あなたたちの部屋は離れにしてあるから」
白蛇女「あれ?私が使ってた部屋は?」
白母「物置にしてて、今は使えないのよ」
白母「離れも広いから二人でも大丈夫でしょ?」ニンマリ
白蛇女「?」
白蛇女「まあ、そうだね」
白母「男君もお風呂、ゆっくり入ってね」
男「はい」
白蛇女「じゃあ、案内するね」
男「うーい」
一一一
白蛇女「お待たせ、あがったよ」ホカホカ
男「かまへんよ」
白蛇女「もう、離れに行く?」
男「そうしよか」
白蛇女「じゃあ、おばあちゃん、お母さん、おやすみ」
男「おやすみなさい」
白母・白祖母「おやすみなさい」
白母・白祖母「」ニンマリ
一
一一
一一一
白蛇女「ああ…」
男「…」
白蛇女(お母さんのニンマリの意味は)
男「ひとつのふとんに」
男「枕が二つ」
白蛇女(これかーーー!)
男「ま、また枕元に置かれたティッシュが意味深ですなぁ」
白蛇女(でも…)
男「どしたん?」
白蛇女「男君…」ジッ
男「うん?////」
白蛇女「男君は、こんな雰囲気、イヤかな?」
男「ど、どゆこと?」
白蛇女「あからさまな布団の敷き方」
白蛇女「母屋から離れた個室」
男「えーと」
白蛇女「誰にも邪魔、されないよ?」
男「うん」ゴクリ
白蛇女「一緒に暮らしてから、ずいぶんと我慢してるでしょ?」
男「そ…」
男「ソンナコトナイヨー」
wktk
白蛇女「うそつき」
チュ
男「んっ」
白蛇女「ふむっ、ちゅぷ」
白蛇女「ほら、キスだけでこんなにして」
男「う////」
男「おっしゃる通り、普段から我慢してるワケで…」
白蛇女「男君、紳士だもんね」
男「嫁になるからって、白蛇女を欲の捌け口に利用するのん気ぃ引けるし」
白蛇女「そんなの気にしなくていいのに」
男「俺がアカンと思てんねん」
白蛇女「我慢しなくていいんだよ?」
クビフー
男「おららら…」ゾクゾク
白蛇女「我慢してるのは男君だけじゃないんだよ?」
男「おう…」
男(毎回思うんやが、する時の白蛇女って、急に積極的で妖艶になるよな)ジッ
白蛇女「なあに?」ジッ
男「あ、いや////」
男「あれ?」
白蛇女「どうしたの?」
男「全然…蛇化してないな。目も紅くないし…」
白蛇女「うん…男君のお嫁さんになるんだから、できるだけ普通でいないと…」
白蛇女「だから、蛇化しないように、力の流れをコントロールしてるの」
男「よかった」
白蛇女「え?」
男「俺やったら、もう興奮せんのか思たわ」
白蛇女「そっ、そんなわけないじゃん!」
男「ホンマ、よかった」
男「でも、俺の前くらいいいんちゃうの?」
白蛇女「そう、なんだけど…」モジ
男「?」
白蛇女「ううん、それより…」
白蛇女「んっ」グイン
男「おわっ!?」
ボフンッ
白蛇女「押し倒されちゃった////」
男「白蛇女が引っ張るから…」
白蛇女「ね、脱がして?」
男「うん」
プチ
プチ
一一
プチ
白蛇女「男君大好き」
プチ
スル
男「言わんでもわかる」
白蛇女「んんっ」チュウ
男「あふっちゅる」
白蛇女「ふあっ男くっん」
チュウ
白蛇女「ふむっ」
白蛇女「ふんっ、んっ、れる」
男「ちゅるちゅぷ」スススー
サワサワ
男「ありゃ?」
白蛇女「ふぅっ、どうした、の?」
男「ホックがない」
白蛇女「前」
男「はい?」
白蛇女「コレ、フロントホック」
男「あ、前ね」
白蛇女「もう////」
男「…」イジイジ
男「…」イジイジ
男「…あ、こうやるんか」
ポイーン
ボイヨヨヨーン
男「お、フロントホックええなぁ」
白蛇女「え?どうして?」
男「外したら、バァーン、ボヨヨーンてなる」
白蛇女「ばか、えっち、おっぱい人間////」
フムニュンフムニュン
白蛇女「ふあんっ」
男「おっぱい大好き~」
フニュギュ
白蛇女「ああっ、ちょっ、強!」
フニュギュフニュギュフニュギュ!
白蛇女「んっ、くあっ、かっ」
右キュッ左キュッ
白蛇女「はわあぁんっ!両方っ、先そんなにしちゃ、ダメぇっ!」
男「んっ」チュウ
キュッキュッ
白蛇女「あんっちゅぱ、うんっ、はっ、あああっ!」
男「なんか、いつもより感じてない?」
白蛇女「えあっ?」
ムニュン
白蛇女「あうっん!」
男「ほら」
白蛇女「えと、ね?」
白蛇女「あの、へ、蛇化を我慢してるとね?」モジモジ
男「うん」
白蛇女「力が体内に貯まるせいか…」
白蛇女「感度が良くなるの…////」
男「おーぅ新発見!」
白蛇女「こないだね?我慢できなくて、その…ひ、一人でしたときに…気がついて…」
男「でも大丈夫なん?キツくない?」
白蛇女「大丈夫…むしろ…」
白蛇女「男君を…いつもより感じられるから、もっと愛してほしい!」
白蛇女「私を!もっと悦ばせて!!」
男「そんなん言われたら…!」
男「白蛇女っ!」ガバッギュー
チュウ
白蛇女「んむっはむっ、ちゅる」
白蛇女「いいよ…んっ」
白蛇女「はあはあ、男君の好きにして?」
男「溜まってるから抑制効かんで?」
白蛇女「うん、男君の全部、受け止めてあげる」
男「ほな」
スルルルー
クチュ
白蛇女「んああっ!」ビクン
クチュクチュ
男「びっちゃびちゃやんか」
クチュクチュ
白蛇女「あへっ、ふあっ」
男「確かに…感度バツグン…やな」クチュチュプ
白蛇女「じゅ、従来よりっんっ、30っ%のぉっ感度、上昇りっつ、です!はあっ!」
男「なんじゃそら。そして何故今言う」
白蛇女「んっ、ふふふ」
男「よっ、と」グリン
白蛇女「ふあ」
白蛇女「男君の上に…」
男「ん?」ヌギヌギ
白蛇女「重たくない?」
男「白蛇女は軽いよ?」シタヌギヌギ
白蛇女「んふ////」
男「脚、こっちにして」
白蛇女「え?えっ!?」
白蛇女「こう?」
男「うん」
白蛇女「これって、その…シックスナ」
男「ふむ、ぢゅるん」
白蛇女「イぃぃいんン…!」ビクン
男「ちゃるぢゅる、ふはっ」
白蛇女「んんんっ、あ、あむ」チュルン
男「うあっん、ちぷ」
白蛇女「じゅぢゅっちゅぽる」
男「ほふっ、はっ、白蛇女のココ…すっごい濡れてくる…!」
白蛇女「男君だって…!」
白蛇女「ビクビクんっ、あ、う、してるよ!」
男「白蛇、女が…ちゅる」
男「してくれてるからっ!」
白蛇女「最初のっ、頃、わっふっん、ぢゅるん」
白蛇女「歯が、当たって、えぇっ」
白蛇女「痛がってた、のにっん、ね?あむっ」
男「うんくぅ、あかっ、くぅ」
白蛇女「いいっよ!」
白蛇女「口に!出して!」
白蛇女「受け止めるって、んあ!言ったから!」
男「うんっ、はあ、はあっ、ごめん」
白蛇女「じゅるっ、いっいっよ!」
白蛇女「出しちゃっ、あっ、て!」
男「くうっ!」ビュルル
白蛇女「んぐっく、んく…」ゴクン
白蛇女「くは」
男「だ、大丈夫?」
白蛇女「うぇっ、やっぱり慣れないね、えへへー」
男「ごめん」
白蛇女「いいのよ」
白蛇女「私は男君のモノだから」
男「お、おう」
男「じゃあ、お返しに…よいしょ」
白蛇女「えっ!?後ろから?」
男「うん」
白蛇女「初めて、だねぇ」
男「入れるで?」クチ
白蛇女「うん…自分でも、わかるくらい…だから、その…」
白蛇女「一気に、来て!」
男「いくで?」
ズッポシュ
白蛇女「あああっ!」
パンパン!
白蛇女「んあっはっはっ…んっ」
男「くっう、胸も」ムニュン
白蛇女「ああっ!」パンパンパン!
白蛇女(後ろから、抱きしめられてるみたい!)パンパン
白蛇女(中で当たってる場所もいつもと違う場所に…!)パンパン
白蛇女「あくっ、んっ、はあっはっ!」パンパン!
白蛇女(でも…)
白蛇女「あっ、男っ君!」
男「はっ、はっ、どうしたん?しんどい?」
白蛇女「ううんっ、くはっ、あっ違うの」
白蛇女「最後は…普通の…あっ」
白蛇女「スタイルでっ、えっ」
男「ん、うん、わかった」ニュルルン
白蛇女「ふあっ」
ゴロン
白蛇女「このまま、最後まで…お願い」
男「うん」ズヌププ
白蛇女「はぐっ、あっ、はっん」ズプッズプッ
白蛇女「はあっあっあっ!」
男「はあはあ!」
白蛇女「男君っ」
男「ん?」
白蛇女「キスっしてぇ、いっい?」
男「いちいち、聞かんでも、ええのにっ」
白蛇女「だあって、んっ、さっき、あんっ!」
白蛇女「男君っの、あっ、飲んだっから」
男「あー、うん、ま、いいや」
チュウ
白蛇女「んんんっ」
白蛇女「んーーーーー!」
男「んっ、ふっ、はっ、はっ」
白蛇女「あん、あん!もっとキス!」
男「うん」
チュウ
白蛇女「んはっ、ちゅるぢゅる、ぢゅぷ」
白蛇女「ああっ、来るっ!あっ!」
男「んっ、初めて一緒にっイケる、かな?」
白蛇女「お願い!今日は中で!」
男「うん」
白蛇女「貴方とのっ、赤ちゃんが、あんっ、欲しい!!」
男「うん!」
白蛇女「あっあっはっんっ!」
男「ふっふぅ、はあっはあっ!」
白蛇女「あぐっ、もうっ」
白蛇女「男君!」
男「白蛇女っ!」
男・白蛇女「くあああああっっ!!」ガクガクビクビクビュルルン
白蛇女「あああっ!」プシャッ
男「ああっはあ…はあ…」ズルン
白蛇女「ああ、初めて…吹いちゃった」
男「感度上昇は、伊達ではないな…」
白蛇女「もう、えっち」
男「どっちが!」
白蛇女「ふふふ」
男「ははは」
ギュウ
白蛇女「ん」ギュウ
白蛇女「今日はこのまま…」
男「うん」
一一一
一一
一
白蛇女「おはよう」
男「おはようございます」
白母・白祖母「おはよう」ニンマーリ
男・白蛇女「////」
白母「ふふっ」
白蛇女「お母さん…昨日のアレはちょっと露骨すぎ」ボソ
白母「なんのことかしらー?」
白祖母「私はひ孫の顔が早く見たいね」
白蛇女「おばあちゃんドストレート!」
白祖母「はっはっは」
白蛇女「もう////」
白蛇女「お父さんは?」
白母「二日酔いでダウンよ。普段はこんな事ないのに、昨日はよほど嬉しかったのね」
白蛇女「ふふふ。だってさ男君」
男「うん、まあ、照れるな////」
白蛇女「ふふふ」
白母「さ、温かいうちに食べてしまいなさい」
男・白蛇女「いただきます」
一一
一
一
一一
一一一
白蛇女「じゃあそろそろ行くね」
白母「男君のご両親にも、挨拶に行ったときよろしく言っておいてね」
男「はい。これから、式の準備とか、家族の顔合わせとか、色々よろしくお願いします」ペコ
白父「こちらこそよろしく頼むよ」
男「はい!」
白祖母「式も楽しみにしてるよ」
白祖母「あと、子供もね」ニンマーリ
白蛇女「おばあちゃんってば…////」
男「頑張ります!」フン
白蛇女「おおお男君!?」
白祖母「頼もしいね!」
白蛇女「もう////」
白蛇女「それじゃ、おばあちゃん、お母さん、お父さん、体に気をつけてね」
白父「お前逹もな」
白蛇女「うん。じゃ行くね」
男「では、さようなら」ペコリ
白母「気をつけて」
男「運転よろしく」
白蛇女「うん」
ブォン
ブロロロ…
男「白蛇女」
白蛇女「ん?」
男「絶対、幸せにするから」
白蛇女「!」
白蛇女「はい!」
一一一
一一
一
一1年後一
男「…」←スタスタスタスタ…
白父「…」←
男「うー…」→スタスタスタスタ…
白父「…」→
男「…」←スタスタスタスタ…
白父「男君、少し落ち着いたらどうだ?」
男「…お義父さんこそ」
男「さっきから、新聞逆さまになってますよ?」
白父「うっほん、うえっほん」ガサガサ
白父「…男は、待つしかできないからな」
男「全くですね、はあ」ソワソワ
「ほぎゃ」
男「あっ!」
「んぎゃーーー!」
「ほんぎゃーーーーーー!!」
スルル
白母「男君、おめでとう!」
男「ありがとうございます!」ウルウル
白母「白のところ、行ってあげて」
男「はい」
白母「あなたは少し待っててね」
ピシャン
白父「…」ポツーン
白父「ま、旦那は必要だな」ポツーン
一一一
白蛇女「はあはあ、はあはあ…」
男「白蛇女…」グスッ
白蛇女「はあ、あなた…」
男「よかっ「ほーんぎゃーーーーーーー!」
白蛇女「はあはあ、元気すぎるね、ふふっ」
白母「男の子よ」
赤ん坊「おおんぎゃーーーーー!」
白祖母「はいはい、お母さんとお父さんですよ~」
赤ん坊「えくっえくっ」
白蛇女「やっと逢えたね」ポロポロ
男「うん、うん!二人ともよう頑張った!」ポロポロ
赤ん坊「あぷ…」
男「目ぇ見えんのにお母さんのそばに来たら、すぐわかるんやな」グスッ
白蛇女「不思議だね」
白祖母「少しだけ三人で居な」
白祖母「すぐに戻るけど、何かあったら呼ぶんだよ」
男「はい」
男「初産で自宅出産か」
男「リスク高いって心配してたけど」
白蛇女「うちの一族は特別だから仕方ないんだよね」
白蛇女「心配かけてごめんなさい」
男「いや、ええよ」
男「その事は覚悟してたし、まあ、おばあちゃんていう優秀な産婆さんがおったから」
白蛇女「だね」
男「それにしても、蛇化は…目ちょっと紅いだけやったな」
白蛇女「この子に集中したら、それどころじゃなかったよ」
男「母は強しってか」
白蛇女「うん」
白蛇女「それと出産したからかな?」
白蛇女「自分の中に、今までほど力を感じないの」
白蛇女「もしかしたらこの子にって、心配したけど」
白蛇女「おばあちゃんが言うには、この子に力は遺伝しないみたいだし、もう私も蛇化しないだろうって」
男「そうか」
白蛇女「これで平穏に育てられる」ニコ
白蛇女「私も普通に母親できるね」
男「…うん」
白蛇女「どうしたの、あなた?」
男「ほんのな?ほんのすこーしだけ、寂しいかなって」
白蛇女「実は私も」
白蛇女「ずっと私の中にあったものだから…」
男「せやな」
男「俺は、あの白蛇女も今とは別の綺麗さで好きやったから」
白蛇女「そう…////」
男「それに…」
白蛇女「それに?」
男「あの、長い舌のときにくわえてもらうと、また別の快感が…」
ゴン
男「あだっ」
白蛇女「ばかっ////」
白蛇女「子供の前で何を言う!?」
男「スイマセン」
白蛇女「もう、仕方のないお父さんでちゅね~」ナデナデ
赤ん坊「はぷ」
白蛇女「ふふふ」
男「ははは…」
白蛇女「正直、寂しさもあるけど、それ以上にあなたとの絆と」
白蛇女「この子が生まれてきてくれたから」
白蛇女「それの方が大きいよ」
男「うん」ギュ
白蛇女「えへへ」ギュ
白蛇女「それに」
男「うん?」
白蛇女「やっぱりあの身体は…」
白蛇女「し、舌が長いのが…コンプレックス…なの」
これで完結です。だらだらと続いた続編にもお付き合い頂いた方がおられましたら、お礼申し上げます。
ありがとうございました
乙
なかなか良かった
乙乙
綺麗にまとまってたよ
乙でした
乙
乙!
卵産むかと心配してた
赤ちゃん産んだか
おつ
乙
蛇化状態を初めて見た時に
「風邪で弱ってるのに乗じて悪霊か何かに憑かれた」
みたいな発想になるのは少数派なのかな、とかちょっと考えてた
たくさんの乙コメントありがとうございました。初めてのSSで至らない部分も多々あったかと思います。
特に男側の台詞に関しては、馴染みのある関西弁の方がスムーズに書けたので、多くの方は読みにくかったかと思います。なにぶん初めての創作でしたのでご理解頂けると幸いです。
最後になりましたが、読んで頂いた方、改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
追記
完結スレにあげて下さった方、ありがとうございました。
まだ続き書いてもえぇんやで?
>>205さん
レスありがとうごさいます。
せっかくのご意見ですが現在ネタ切れで、一応物語自体も家族が増えて、幸せで大団円という形を執らせて頂きましたので、続きを書く予定はありません。
ただ、続きを期待して頂いたことは制作者冥利に尽きますし、感謝致します。
読んで頂き、本当にありがとうございました。
乙
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