前々回のあらすじ:雪ノ下のCNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティにやられた八幡
前回のあらすじ:由比ヶ浜のCNo.102 光堕天使ノーブル・デーモンにやられた八幡
奉仕部部室
雪乃「今週のZEXALでまたドルベの声が聞けるとは思わなかったわ」
結衣「ゆきのんはドルベが好きだねー」
雪乃「由比ヶ浜さんもデッキ組むくらい好きじゃないの」
結衣「えへへ」
八幡「あ、俺今日はもう帰るわ」
雪乃「あら、なんで部活の終わる時間じゃないのに帰るのかしら。真面目に部活に来るという貴方の唯一の美点を失うわよ」
八幡「俺の美点はそこだけかよ。もっとあるだろ、学校中に点在するぼっち飯に適した場所を把握してるとか」
結衣「ヒッキー……。でも何でこんなに早く帰るの?何か用事があるの?」
八幡「あー、そうじゃなくて、欲しいカードがあるからカードショップに寄っていこうと思ったんだよ」
結衣「あ、私も欲しいカードあるから一緒に行くよ!」
雪乃「ショップってなにかしら?」
結衣「ゆきのん知らないの?カードが単体で売ってある、カードの中古ショップだよ」
雪乃「なるほど。単体で売ってあるなら、頑張ってパックを買って当てようとしなくても、目当てのカードだけ購入できるのね」
雪乃(なんで比企谷君はそこでNo.101 S・H・Ark・Knightを買わなかったのかしら……)
八幡「どうした雪ノ下。俺の顔をみて」
はよ
ショップ
雪乃「ここがカードショップ……。ガラスケースに沢山のカードが並んでるわね」
八幡「こうやって陳列されてると、カードも高級品に見えるんだよな」
雪乃「あら、こっちは箱に大量のノーマルカードが入ってるわね」
結衣「それはストレージって言って、一枚二十円で売ってるカードだよ」※地域によって単価は違います
雪乃「なるほど。ノーマルカードに逐一値段をつけて並べるのも面倒くさいものね」
雪乃「でもこうして沢山つまっていると、目当てのカードを探すのも一苦労ね」
八幡「まあな。ストレージ漁ってるヤツみかけたら、そいつと組んで互いの目当てのカードを探したくなる時もある」
雪乃「あなたにはそんなコミュ力ないでしょうチキン谷君」
八幡「俺はそんチキチキバンバンが似合う名前じゃない」
結衣「ちなみにカードを漁った後は、ちゃんとカードは揃えて箱の中に戻しておくのが礼儀だよ」
このはちまんは処女厨
雪乃「こうして見ると、カードって結構高いのね」
雪乃「このホルアクティってカードは二万円はするわ」
結衣「そのカードは二年くらい前に抽選で配られたカードで、ぜんぶで一万人にプレゼントされたカードだよ」
八幡「初代遊戯王のカードでラスボスを倒したカードだし、限定一万枚しかないから根強い人気があるんだよ」
雪乃「一万名って結構多い気がするけど、遊戯王プレイヤーの人口がわからないから何とも言えないわね」
雪乃「それでもそんなカードを簡単に売っちゃう人もいるのね」
結衣「勿体ないよねー。私だったら絶対売らないよ」
八幡「由比ヶ浜は応募したのか?」
結衣「うん。でもまだ届かないんだけよ。遅いよねー」
八幡「……」
雪乃「……」
雪乃「あら、比企谷君のフェイバリットカードのサイレントナイトが売ってあるわ」
結衣「二千円……やっぱり高いよね。このカード」
八幡「フッ。それを俺は自力で当てたんだぞ」
結衣「凄いよヒッキー!」
八幡「ちなみにここに並んでるさにわとホープルーツのほとんどは、その過程で俺が手に入れ売り飛ばしたヤツだ」
結衣「ダサいよヒッキー……」
雪乃「この表だけカードが見えてて40枚くらい入ってるのは、新手のストラクチャーデッキかしら」
結衣「それはオリジナルパックって言って、店が適当にかき集めたカードが詰まったパックだよ」
雪乃「福袋みたいなものかしら?」
八幡「運試しで買う奴が結構いる。案外掘り出し物が入ってる時があるからな」
雪乃「あそこのテーブルは何かしら?」
結衣「あそこはデュエルスペースっていって、ショップの中でデュエルできる場所なんだよ」
八幡「友達ときてデュエルしてもよし、カード眺めてる知らんヤツを誘ってもよし、目があった相手と行ってもよし」
八幡「客が自由にデュエルする戦場、それがフリースぺースだ。ちなみに対戦するわけでも無く座ってデッキ調整してもいい店もある」
結衣「ちなみに店によっては使う前に許可求めないといけなかったり、飲食喫煙禁止だったりするから気をつけてね」
雪乃「そうよね。比企谷君みたいな人に勝手に座られて営業妨害になっても困るものね」
八幡「おい、なんで俺がデュエルスペースに一人で座っただけで営業妨害になるんだ」
雪乃「なるほど。カードが売ってあってデュエルもできる。まさしくデュエリストの憩いの場、いえ、戦場というわけね」
八幡「用が無くてもついつい来てカード眺めて時間潰しちゃうんだよな」
結衣「あ、それ私も!それで、特に欲しくなかったカードを買っちゃうんだよね。この前なんか二人三脚ゾンビ買っちゃった」
八幡「俺もこの前ラーの翼神竜を買っちまった……」
雪乃「そういえば比企谷君、あなた欲しいカードがあってここに来たんじゃないの?」
八幡「そうだった。えーっとブレイクスルースキルは……あったあった。これください」
店員「シャーセー。センエンニナリヤース」
八幡「あ、それとポイントカードを」
店員「ゴポイントツケマース。ゴヒャクポイントタマッタノデ、ゴヒャクエンブンノショウケントシテツカエマース。アジャシター」
雪乃「ポイントカードもあるのね」
八幡「ああ。こういう中古品点は大抵ポイントカードがあって、買うほかにも売ってもポイントがついて、溜まると商品券になる」
結衣「パックとか買ってもポイントつくから、足伸ばしてここまで来て買っちゃうな私」
八幡「まあ最近はTSUTAYAやブックオフとかのチェーン店もカードを取り扱ってるけどな」
店員「シャーセー」
いろは「あれ~先輩方じゃないですかー」
結衣「あれ、いろはちゃんじゃん。やっはろ~」
いろは「こんにちは~。先輩方はぁ、カードを買いにきたんですか?」
雪乃「ええ。一色さんは?」
いろは「私もカードを買いにきたんですよ。ちょっと遊戯王カードを初めてみよっかなーって」
八幡「お前、生徒会の仕事とかしなくていいの?」
いろは「めぐり先輩が手伝ってくれたので早く終わったんですよー。どっかの先輩が手伝ってくれなかった代わりに!」
八幡(そいやそんな約束してたっけな)
結衣「いろはちゃんも遊戯王始めるんだね。あ、そうだ!じゃあ私たちがアドバイスしてあげるよ!」
いろは「あ、助かりますせんぱ~い!実はルールもよくわかってないから、何を買えばいいのかわからなかったんです」
八幡「つっても、初心者は同じストラクを三つ買えとか言われても、敷居が高いというか若干引くし」
八幡「スターターボックス一箱とGOLD BOXを買って、まず基本的なカードの使い方とかを覚えろとしか」
いろは「スターター?ゴールドボックス?」
平塚先生は初代のカードだけでデッキ組んでそう
これ何作目?
八幡「スターターデッキってのは、40枚のカードで構成されたデッキで、買ってすぐに遊べるようになってる」
結衣「わかりやすくて使い易いカードが多いし、エクシーズ召喚もできるから、ルールを覚えるにはうってつけだよ」
雪乃「GOLD BOXっていうのは?私も初耳なのだけれど」
八幡「GOLD BOXってのは、毎年ゴールドパックっていう人気カードを集めたパックが発売する」
結衣「死者蘇生や大嵐、奈落の落とし穴、メタモルポットみたいな、高価な汎用カードがノーマルで入ってるからすっごくお得なんだよ!」
八幡「その通り。そしてゴールドボックスってのは2012年までにゴールドパックに入ってるカードが全部収録されてる」
いろは「えーっとつまりぃ、使いやすいデッキ一つと、強いカードの詰まったセットを買って、デッキを強化すればいいんですか?」
結衣「うん。全部で二千円くらいしかかからないよ」
いろは「えっ!?こんな紙束に二千円って正気でs……」
雪乃「一色さん、それ以上はいけないわ」
>>20
三作目
前作、前々作のスレタイ教えて欲しい
いろは「ていうかですねぇ先輩。私このカード使いたいんですけど、そのスターターとかで使えるんですか?」つNo.64 古狸三太夫
八幡「あ、それ俺がこの前あげたカードじゃないか」
いろは「そうですよー。折角貰ったカードですからね。先輩のために使ってあげます」エッヘン
結衣「えっ。ヒッキー、いろはちゃんにカードプレゼントしたの?私まだ何も貰ってないのにー」ムッスー
八幡「えー……。ほら、この前生徒会の仕事手伝ってやれなかったから、そのお詫びにあげたんだよ」
雪乃「獣族縛りのランク2のモンスターエクシーズね。スターターじゃ出せないのじゃないかしら」
結衣「そうだよねぇ。それにやっぱ、ポン太のカード使って出したほうが楽しいし」
八幡「(ゴソゴソ)SHSP買った時に買った狸共が余ってるから、やるよ」つたんたん、ぽんぽこ
雪乃「あなた常に全カード持って学校に来ているの……?」
>>23
八幡「No.101 S・H・Ark・Knight……」
結衣「No.102 光天使グローリアス・ヘイロー……」
>>23
サンクス
いろは「あ、この狸たちも可愛いですね~。いいんですか先輩?」
八幡「まぁ、どうせいらないカードだしな」
結衣「あ、じゃあ私も余ってたこのカードあげるね」つゴルシクモモンガ×3
いろは「ありがとうございますね先輩方(なんでこのカード涙の跡がついてるの……)」
雪乃「狸とモモンガが入るのはいいとして、他のモンスターはどうなるのかしら」
八幡「魔轟神ケルベラと魔轟神獣ユニコールが定番だけど、使いこなすのは難しそうだな」
結衣「ライコウとバーストリバースと、あとはこれとそれとどれを入れて……」
結衣「残り十枚くらいは、いろはちゃんに自分で何を入れるか選んでもらうよ」
いろは「えー!私が自分で選ぶんですか!?」
結衣「うん。やっぱり自分で考えて、好きなカードを入れた方がデッキに愛着が湧くんだよ」
雪乃「わかる気がするわね」
八幡(いや、お前ら二人ともアニメのキャラデッキだからな)
いろは「えーでも、私ルールとか全然知らないですよー?何がいいのか選べないじゃないですかぁ」
結衣「あ、そうだった……。じゃあ私とヒッキーで今からルール説明するから、フリースペースに行こう!いいよねヒッキー?」
八幡(……正直この後輩に何かを教えるとか、ぼっちには苦行でしかないが……由比ヶ浜一人じゃ心配だし、雪ノ下はまだルールを把握しきれてない)
八幡「はぁー、わかった。長くなるから覚悟しておけよ」
雪乃(私はその間ストレージでも漁っていようかしら)
4時間後
結衣「これで全部だよ……ちゃんと覚えた……?」グッタリ
いろは「はい……。私もバッチリ覚えましたよ……疲れた……」グッタリ
八幡(正直4時間もかかるとは思わなかった……)グッタリ
雪乃(レスキューキャットとかいう凄く強そうな効果の可愛い猫のカード買えたわ)ホクホク
いろは「あーでもぉ、なんだかルールを聞いてたら、凄く面白そうな気がしてきましたよ。早速残りのカード選んできますねー」トテトテ
結衣「うん。カードは沢山あるから、今持ってるカードと一緒に使えそうなのに絞って選ぶといいよ」
・・・・・・
・・・
・
いろは「というわけで、デッキができましたー!これで私もデュエリストですよ!」
結衣「おめでとう、いろはちゃん!」パチパチ
八幡(……疲れたけどまぁ、新しくデュエリストが誕生するのは嬉しいな)
いろは「というわけでー、比企谷先輩。私の初めてのデュエル相手になってください!」
八幡「なんで俺なんだよ。由比ヶ浜に頼め」
いろは「……さっきデュエルの実演してる時、手札全部使ってモンスター一体出してるの見てると、なんだか、その」
八幡「……わかった」
結衣「???」
八幡&いろは「「デュエル!!」」
いろは「えーっとぉ手札で何が出来るか色々考えたいので、先輩が先攻でいいですよ」
八幡(先攻は相手の伏せカードに妨害されずカードを使えるから、初心者のいろはに譲ってやりたかったが……まあいいか)
結衣「ゆきのんポッキー食べる?」
雪乃「貰うわ」
八幡「俺は手札からセイバー・シャークを召喚!さらに場に水属性モンスターがいる時、サイレント・アングラーを特殊召喚!」
雪乃「水属性モンスターが二体ね」ポリポリ
結衣「いつもの流れだね」ポリポリ
いろは「あ!同じレベルのモンスターが並んだって事は~、エクシーズ召喚ですね!」
八幡「その前にセイバー・シャークの効果だ。このカードは1ターンに2度、場のモンスターのレベルを1変える事ができる」
八幡「俺はセイバー・シャークとサイレント・アングラーのレベルを1づつ上げる」
八幡「俺はレベル5のセイバー・シャークとサイレント・アングラーでオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!」
八幡「エクシーズ召喚!現れろ、No.94!氷の心をまといし霊界の巫女、澄明なる魂を現わせ!極氷姫クリスタル・ゼロ!」
雪乃「あら?予想外のモンスターがでてきたわね」
結衣「相手の場にモンスターがいないのにクリスタル・ゼロ?」
八幡「それはこうする為だ!俺は極氷姫クリスタル……」
いろは「あのー、せんぱーい。ちょっといいですかー?」
八幡「えっ?」
いろは「さっきの何々と何々でオーバーレイとか氷の心をなんとかってぇ、エクシーズ召喚するなら一々言わないといけないんですか?」
八幡「……いや、別に言う必要は無い」
いろは「そうですかよかった~。あんなセリフ叫ぶなんて、恥ずかしすぎですもんねぇ~!」ケラケラ
八幡「……」
八幡「……俺はクリスタル・ゼロに重ねてFA-クリスタル・ゼロ・ランサーを特殊召喚。このカードは水属性ランク5エクシーズの上に重ねて特殊召喚できる」
結衣「ヒッキーのテンションが一気に下がったよ」ゴクゴク
雪乃「ZEROランサーは、エクシーズ素材一枚につき攻撃力500ポイントアップして、破壊される時代わりにエクシーズ素材を取り除けるカードよ」ペロペロ
いろは「てことはクリスタル・ゼロとその素材二枚で三枚のエクシーズ素材があるから……攻撃力3700で三回破壊が効かないって事ですか!?」
八幡「まあな。これなら古狸三太夫に相討ちとられても大丈夫だ。俺はカードを一枚伏せてターンエンド」
LP8000 手札3 ZEROランサー 伏せカード
八幡(俺の伏せカードはピケルの魔法陣。前回前々回とバーンのダメージが無視できないレベルだったからな)
八幡(圧倒的攻撃力と破壊耐性のZEROランサーと、バーン対策のピケルの魔法陣。まさに完璧な布陣と言っていいだろう)
八幡(ここまで安心感をくれるなんて、流石GXの三さなんとかさんのアイドルカードだぜ)
いろは「うー……先輩、初心者の私に対して容赦なさすぎですよ!私のターン、ドロー!」
やはり俺の童貞チンポは右まがっている
いろは「えーっと……これをこうして、こうすれば……いけるのかな?私はモンスターを一体裏側守備表示で出して、手札から光の護封剣を発動します」
八幡「光の護封剣……多分、狙いは攻撃を防ぐことじゃなくて」
いろは「光の護封剣の効果で、私の裏のモンスターを表にしますね」
いろは「私が伏せてたモンスターは子狸たんたんです。このカードがリバースした時、デッキから獣族レベル2モンスター一体を特殊召喚します」
雪乃「やはり伏せていたのはたんたんだったのね」モグモグ
結衣「これは、子狸ぽんぽこを特殊召喚してエクシーズする流れだね」ズルズル
いろは「私が特殊召喚するのは、不幸を告げる黒猫です」
八幡「あれ?」
いろは「そして攻撃力1500以下のモンスターの特殊召喚に成功した時、手札から地獄の暴走召喚を発動!互いに場のモンスター一体と同名カードを、手札デッキ墓地から全部特殊召喚します!」
八幡「なん……だと……」
いろは「ふっふっふ……私の場にも同じレベルのモンスターが揃っちゃいましたよー、先輩」
八幡「ああ……少しピンチだ(レベル2のモンスターが4体。古狸三太夫を二体出して、一体目で相討ちして素材剥がして、二体目で一方的に素材剥がしにくるのか?)」
いろは「そして私は、レベル2闇属性の不幸を告げる黒猫三体でエクシーズ召喚!ナンバーズ43!魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター!!」
八幡「」ブッ
いろは「カッコいいモンスターでしょう?生徒を支配する生徒会長の私にぴったりなカードです!」フンス
八幡「ああ。そのための不幸を告げる黒猫だったのか(むしろ騙されて操られた側なんだけどな、お前)」
結衣「チッ」
雪乃「チッ」
いろは「あのー、なんであの先輩2人は私を睨んでるんですか……?」
八幡「気にするな」
いろは「では気を取り直して、私はRUM-バリアンズ・フォースを発動!このカードはフィールドのエクシーズモンスターに、ランクの一つ高いカオスエクーズを重ねて特殊召喚できます!」
いろは「カオスナンバーズ43!魂魄傀儡鬼神カオス・マリオネッター!!さらに……」
結衣「チッ」
雪乃「チッ」
いろは「先輩、なんだか怖いんですけど……」
八幡(こいつら……)
いろは「カオス・マリオネッター効果でエクシーズ素材の黒猫を一つ使って、先輩のライフの半分の攻撃力を持つ魂魄トークンを出します!」
結衣「アニメならここでヒッキーの人形とかできたのにね」モキュモキュ
雪乃「あのメラグのトークンカード化しないかしら」ハムハム
いろは「そして死者蘇生発動!墓地の黒猫を蘇生して、たんたんと二体でエクシーズ召喚、No.64 古狸三太夫!」
いろは「古狸三太夫の効果発動!エクシーズ素材の黒猫を使って、場の一番攻撃力が高いモンスターと同じ攻撃力の影武者トークンを出します!」
結衣「攻撃力4000のモンスターが二体だなんて……」
八幡「けど俺のZEROランサーの攻撃力は3700。しかも三回ま破壊に耐えられる!」
比企谷八幡 LP8000 手札三枚
モンスターカードゾーン:FA-クリスタル・ゼロ・ランサー(ATK3200 エクシーズ素材2個)
魔法罠ゾーン:伏せカード一枚
八幡「……は?」
結衣「えええぇぇぇ!?どうしてヒッキーのZEROランサーのエクシーズ素材が一個なくなってるの!?」
いろは「あれれー、先輩知らないんですか?RUM-バリアンズ・フォースの効果ですよぉ。特殊召喚した後に、先輩のモンスターのエクシーズ素材を奪えるんです」
八幡「すっかり忘れてたぞその効果……」
結衣「私も気付かなかったよ……」
八幡(お前その時舌打ちしてたからな)
いろは「バトルフェイズに入ります!魂魄トークンで攻撃!」
八幡「くっ……ZEROランサーの効果発動!オーバーレイユニットを一つ使う事で破壊を無効にする!」LP8000→7200
いろは「さらに影武者トークンで攻撃!」
八幡「ZEROランサーの効果発動!二回目のバトルも無意味だ!」LP7200→5900
いろは「けど魂魄傀儡鬼神カオス・マリオネッターがいる限り、フィールドのトークンは二回攻撃ができます!三回目のバトル!魂魄トークンで攻撃!」
八幡「ぐわっ……!ぬぅっ……」LP5900→4100
いろは「四回目のバトル!影武者トークンで攻撃!」
八幡「どわぁぁぁぁぁ!!!」LP4100→100
遊戯王詳しくないんだけどなんでゆきのんとゆいゆいは舌打ちしたの?
結衣(なんだろう、頭の中でClear mindが流れてきたよ)
いろは「そしてこれが最後のバトルです!古狸三太夫、先輩に攻撃!」
八幡「うぅ……ぐっ!馬鹿な、このナンバーズが、この俺が、初心者の後輩如きにに敗れるのか……ッ!うわあああぁぁぁぁ!!!」LP100→0
いろは(なんかこの先輩のノリが気持ち悪い……)
いろは「やった、先輩に勝てました!」
八幡「」ピクピク
結衣「そんな……ヒッキーが負けるなんて……」
雪乃(私、彼が負ける姿しか見てない気がするのだけれど)
結衣「今度は私達とデュエルしてもらうよ、いろはちゃん!私の光天使デッキがさっきから震えてるんだよ!」
雪乃「ええ。メラグとドルベの仇を討たせてもらうわよ、一色さん……いえベクターッ!!」
いろは(ホントなに言ってるんでしょうこの先輩方は……)
おわり
>>52
アニメで二人が好きなキャラにトドメを刺したカードをいろはちゃんが使ったからだよ!
このSSまとめへのコメント
護符剣は相手フィールドしか表にできないよ
このシリーズ好き
俺も!!
なあ、これ四作目無いの?