P「ぷちに聞いてもわかるわけないか」
千早「その…あの…なんというか…」モジモジ
P「お前のことだ。納得いくまで作り直してたら期日を忘れていたってとこだろ?」
千早「はい…」
P「ありがとな、千早……………………とちひゃー」ナデナデ
千早「プロデューサーに喜んでもらえれば…私は…それで…///」
ちひゃー「くっ///」ポッ
Pの前に可愛くラッピングされた包み紙と、ちょっといびつな包み紙の二つがある
2月14日はとっくに過ぎているのだが…
事の発端は少し前にさかのぼる
\
 ̄ヽ、 _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`'ー '´
○
/:/: : : : : : : : : : ::_{ }_∠二二ヽ|
/: : : : : : : : : : : : : :/: : :弋 __ノ `i `ヽノ
/: : : : : : : : : /: : : / /'´レ、_, : : 弋_ノ`ヽ
/: : : : : : : ::/ : / : : :/ /,.-─ `ー┐ l: : : : ハ
,': : : : : |: : :/ : / : : //´ __ ヽノ: : : : : : ',
_,r‐'`l ,': :l : : : |: ,-|‐:/|: :/ ,ィチ{__,ハ ヽ_ > : /: : : :! あ 真 と
/ "¨} ! : | : : : l: : :l/__.|/ l爿斧::l l |: /__:: : ::| っ 美 思
,' / /r‐く ヽ|: : : : |: :/l迅ハ 弋:し'ク / j-' r‐`ヽ:| た で う
,' ゝ } '、: :、 :l/{ .ヒし':} ⊂⊃ ムヽ } l:|
,' / .| \lヽハ マ:ノ ' __ ...、 jノ_ _ノ::'、_
{ / l }<`ヽ ! |⊂⊃ ,.ィ ": : : : : :ヽ ,r='": : :r一'"
', ///:/ \--、 V ∨: : : : : : : : :} / `ー'、
` 、_ノ// / \ \ \_ '、: : : : : : :ノ ,.ィ/ _,, -‐-、〉
゙<-‐' / \ `< ≧‐、----=-‐ァ'//// / ゙> .,
`l¨ \ \ `ヽ l / | , >
. `ヽ ', レ‐ヘ./ ∨
\ ', レ-〈 |
\ \ 「V´l |: : : ハ r==''⌒ll ',
虐待スレで書くとか言ってたやつか
数日前・事務所
あずさ「あら~♪こっちのほうがおいしそう♪」
伊織「なに言ってるのよあずさ!あんたが食べるんじゃないのよ?」
あずさ「でも一つくらい…」
ガチャッ
千早「お疲れ様です」
ちひゃー「くっ」
あずさ「おかえりなさい……あっそうだ!千早ちゃんはどっちを貰ったら嬉しいかしら?」ペラッ
千早「なんの話ですか?」
伊織「あんたの想像通りよ!」
千早「?」
伊織「バレンタインよバレンタイン!!どれを渡せばあいつが一番喜ぶかって話!」
千早「え…今日って…2月10日!?」
伊織「まさか忘れてたの?」
あずさ「あらあら、でも今からならまだ間に合うわ」
千早「ちなみにあずささんは?」
あずさ「この雑誌のこっちかそっちを作ろうと思ったんだけど…」
伊織「まだ決まんないのよね」
千早「水瀬さんは?」
伊織「な、なんで私があいつにチョコ送んないといけないのよ!?」
あずさ「もう材料も買ってあるのよね~」ツンツン
伊織「ちょっとバラさないでよ!!」
千早「出遅れた…かしら…」
その日の夜・本屋
千早「まずい…まずいわ…」ペラッペラッペラッ
ちひゃー「くっくー」チョコン
千早「チョコとか…私に料理なんてできるわけないじゃない…」ペラッペラッペラッ
ちひゃー「くくっ」ペシペシ
千早「はぁ…駄目ね…」パタン
ちひゃー「くっ?」キョトン
千早「ほら、帰るわよちひゃー」
ちひゃー「くー」ピヨーイ
千早「作れないとなると…」
2月14日・事務所
天海春香ちゃんですよっ!「プロデューサーさん!本命チョコですよ!本命!」
雪歩「あの…いつもお世話になってるプロデューサーに…」
伊織「ちょっと作り過ぎちゃったからあんたにも分けてあげるわ!」
美希「ハニーのために頑張ったの!」
真「バレンタインにチョコレートを送るなんて、女の子らしいじゃないですか!」
(ry
P「あ、ありがとな…お前達…」
千早「…」ギュッ
ちひゃー「くっ?」
千早「お先に失礼します」ガタンッ
P「おうお疲れ」
ガチャッ
支援支援
おいあざといのが居るぞ
帰り道
ちひゃー「くっ?くっ?」ペシペシペシ
千早「やっぱり駄目よ…店売りなんて…」
ちひゃー「くー」ガサゴソガサゴソ
千早「バレンタインは過ぎてしまうけど、なんとかして…」
ちひゃー「くっ!」ゴソッ
千早「食べたければ食べていいわよ。私にはもう必要のないものだから…」
ちひゃー「くっくー♪」ビリビリビリ
千早「まずは春香…じゃなくてまた本屋に行くわよ。何を作るか決めなきゃ」
ちひゃー「?」モムモム
本屋
千早「やっぱり簡単にハートの形のチョコでいいかしら…」ペラッ
ちひゃー「くっ」キョロキョロ
千早「でもそれだとバレンタインに間に合わなかった言い訳にしづらいし…」
ちひゃー「くー♪」トテトテトテ
千早「やっぱり多少手が込んでるほうが…」
ちひゃー「くっ!」クイクイ
千早「どうしたのちひゃー?」
ちひゃー「くっくー!」コレ
千早「ケーキの本?もしかして…このガトーショコラがいいって言うの?」ペラペラッ
ちひゃー「くっ!くっ!」コクコク
千早「そうね…頑張れば作れないことも…」
ちひゃー「くくぅ♪」ピョン
千早「これならきっとプロデューサーも喜んでくれるわ」
ちひゃー「くっ!?」
千早「もしかしてあなたが食べる気だったの?」
ちひゃー「くっ!」コクン
千早「そうね、あなたも私の大切な人だものね…頑張って二人分作るわ!」
ちひゃー「くっくー♪」
千早「でも日本では好きな男の人にチョコを渡すのが一般的なのよ?」
ちひゃー「くっ?」キョトン
千早「だからちひゃーも早く素敵な人が見つかるといいわね」ナデナデ
ちひゃー「…」
夜・千早のアパート
千早「材料も買ってきたし、さっそく……ちひゃー?」
ちひゃー「くっ!」フンス
千早「どうしたの?エプロンなんかつけて」
ちひゃー「くっ!くっ!」ピョイピョイ
千早「お手伝いしてくれるの?ありがとうちひゃー」ナデナデ
ちひゃー「くー!くー!」ブンブン
千早「違うの?ならどうしてエプロンなんか…もしかしてあなたもプロデューサーにチョコを渡したいの?」
ちひゃー「くっ///」ポッ
千早「もう…それじゃまずは手を洗ってきなさい」
ちひゃー「くっ!」トテテテテ
千早「まずはバター65gとチョコレート120gを電子レンジで溶かす……ってどうやって重さを量ればいいのかしら?」
ちひゃー「くっくー」トテトテトテ
千早「ひょっとして重さを量る機械がないと作れないの!?」
ちひゃー「くっ?」
千早「他にもゴムベラ、耐熱容器、泡たて器……持ってるわけないじゃない!!」
ちひゃー「くっ?くっ?」オロオロ
千早「材料はちゃんと買ってきたのに…」ガックリ
ちひゃー「くー?くー?」ユサユサ
千早「ごめんなさいちひゃー。道具を買ってこなくちゃケーキは作れないみたい…」
ちひゃー「くぅ」ショボーン
ちひゃー可愛い
支援
次の休日
千早「それじゃ道具も二人分買ってきたことだし、始めるわよ!」
ちひゃー「くっくー!」
千早「バレンタインどころか…私の誕生日も過ぎちゃったけど…」
ちひゃー「くぅ…」
千早「でも大丈夫!渡すことに意味があるのよ!」
ちひゃー「くっ!」
千早「それじゃさっそくバターとチョコレートの重さを量るわよ」
ちひゃー「くー!」
千早「この電子天秤にバターを乗せると…」
ちひゃー「くっ?」
千早の天秤「65g」
千早「ふふふっ。料理なんて簡単ね。私が本気を出せばこんなものよ」ドヤァ
ちひゃー「くー」キラッキラリッ
千早「駄目よちひゃー!包丁を振り回しちゃ!!」
ちひゃー「くっ?」
千早「それは危ないからそーっと使うのよ」
ちひゃー「くっ」ソローリ
ちひゃーの天秤「50g」
千早「ちょっと足りないわね…その数字が65になるまで入れるのよ。」
ちひゃー「くくっ」コクン
千早「その間に私はチョコレートを…」ガサゴソ
ちひゃー「くーっ」ポイッ
ちひゃーの天秤「90g」
ちひゃー「くっくー!」クイクイ
千早「できたの?じゃあ次はチョコを120の数字まで入れるのよ?」
ちひゃー「くっ」パキッ
ちひゃーの天秤「105g」
ちひゃー「くっくーぃ♪」ピョイピョイ
千早「できたらちょっと待ってて。この天秤…壊れてるんじゃないの?」ポイッ
千早の天秤「121g」
千早「完璧なんて無理よね。もういいわ、だいたいで」
ちひゃー「くっ」
千早「そうしたらこれをボールに入れてレンジで一分」ウィーン
ちひゃー「くっ♪くっ♪」キラキラ
千早「面白いように溶けていくわね」
④
電子レンジ「チーン」
千早「そうしたらこれをゴムベラで混ぜればいいのよ」マゼマゼ
ちひゃー「くー♪」ビチャッビチャッ
千早「ちひゃー、そんな乱暴に混ぜたら周りにチョコが飛ぶでしょ?」
ちひゃー「く…」グルグル
千早「そうそう。これを全部溶けるまで繰り返すのね…」マゼマゼ
ちひゃー「くっくっ」グルグルグルグル
──────────────────
千早「このくらいでいいかしら?」
ちひゃー「くっ!」
千早「次は卵を使うわよ。ちひゃー準備して」
お前ら人間じゃねぇみたいなスレタイ詐欺じゃないだろうな
ゆきぽ出てくるんだよな
ちひゃー「くくっ」ガサゴソ
千早「卵の…黄身だけを二個も使うの!?もったいないわね…」コンコンパカッ
ちひゃー「くっ!」コンコングシャッ
千早「ちひゃー…」
ちひゃー「くっ?くっ?」ペタペタ
千早「卵は私が割っておくから手を洗ってきなさい」ガサゴソ
ちひゃー「くーーーっ!!」ブンドル
千早「ちひゃーにはできないでしょ?私がやるから返しなさい」
ちひゃー「くっ!くーーっ!!」イヤイヤ
千早「はぁ…わかったわ。あなたにやらせてあげるからまずはその手を洗ってきなさい」
ちひゃー「くっ」トテテテテテ
千早「えーっと、砂糖→黄身→黄身の順で混ぜながらいれるのね」
千早の天秤「31g」
千早「1gは誤差よ…そうに決まってるわ…」
ちひゃー「くくっ」トテテテテテ
千早「手はきれいに洗えた?ベタベタの手で料理器具を触ったら、そっちまで汚れちゃうのよ?」
ちひゃー「くっくー!」フンス
千早「はいはい。それじゃもう一度卵を割って見せて」
ちひゃー「くっ」グシャッ
千早「やっぱりあなたには無理よ…」
ちひゃー「くっ!くっ!くーーっ!!」フルフルフル
千早「でもこれじゃケーキは作れないわ…」
ちひゃー「くっ」コンコングチャ
千早「それじゃちひゃー、こっちのなにも入ってないボールに卵を入れてみて」
ちひゃー「くー」コンコングシャッ
千早「はぁ…。大き目の白身と殻を取り除けば誤魔化せるかしら?」カチャカチャ
ちひゃー「くっ?」
千早「これでやってみなさい。その前に砂糖を30g入れるのよ?」
ちひゃー「くっ」コクン
千早「その間に薄力粉と…ココアパウダーはどこにしまったかしら?」ガサゴソ
ちひゃー「くっ?」サラサラサラ
ちひゃーの天秤「72g」
ちひゃー「くくぅ!」ボチャッ
千早「ちゃんと砂糖を先に入れたの?」ガサゴソ
ちひゃー「く…」
千早「あ、あったわ…こんなとこに閉まってたのね…」
ちひゃー「くくっ!」ボチャ
千早「薄力粉15gとココアパウダー30gを…ゴムベラで切るように混ぜる?」
ちひゃー「くっくっ♪」マゼマゼ
千早「切るように…混ぜる…?まぁ混ざればいいのよね」サラサラサラ
千早の天秤「15g」
千早「料理なんて簡単ね♪」サラサラサラ
千早の天秤「32g」
千早「…」
ちひゃー「くぅ~♪」マゼマゼ
千早「そんなはず…」チョイッ
千早の天秤「28g」
千早「どうして…」
千早の天秤「29g」
千早「もう…いいわ…」
ちひゃー「くっ!」
千早「混ぜ終わったの?そうしたら白いのを15、黒いのを30量るのよ」
ちひゃー「くっくー!」サラサラサラ
ちひゃーの天秤「46g」
千早「切るように混ぜる…切るように…切るように…」マゼマセ
ちひゃー「くっ」ポイッ
千早「切るように…切るように…」
ちひゃー「くっくっ」サラサラサラ
ちひゃーの天秤「10g」
ちひゃー「くー」ポイッ
千早「切るように…これで合ってるわよね」
ちひゃー「くっ」クイクイ
千早「量れたの?そうしたらそれを切るように混ぜるのよ」
ちひゃー「くくっ!」グチャグチャ
千早「そうじゃなくてこうよ」マゼマゼ
ちひゃー「くっ?」マゼマゼ
二人とも可愛い
千早「そうそう。やればできるじゃない」
ちひゃー「く~♪」マゼマゼ
千早「そうしたら次は卵白を八分立てっと……卵白?」
ちひゃー「くくっ?」
千早「使わないと思って捨てちゃった…」
ちひゃー「くー」ヤレヤレ
千早「仕方ないわね、もったいないけどもう一回割ろうかしら…」コンコンパカッ
ちひゃー「くっ!」コンコングシャ
千早「はぁ…私が白身以外を取り除くからそのままにしてて…」
ちひゃー「くっ…」
千早「これで…いいかしら?」ゴソゴソゴソゴソ
ちひゃー「くっ」
千早「それじゃハンドミキサーで泡立てるわよ」ウィィィィィン
ちひゃー「くっ!くっ?」トテテ
千早「これはちひゃーには大き過ぎるでしょ?持てるの?」ウィィィィィン
ちひゃー「くっ!」フンス
千早「なら…やってごらんなさい。ここのボタンで回るから気をつけるのよ?」
ちひゃー「くっくっ?」イジイジ
ハンドミキサー「ウィィィィィィィィン!!!」
ちひゃー「くっく~♪」
ちひゃーのエロ画像ください
千早「それでそっと混ぜるのよ。できる?」
ちひゃー「くっ!」ウィィィィィィン
千早「八分立てだからあんまり混ぜちゃ駄目よ」
ちひゃー「くっくっく~♪」ウィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン
千早「そうしたら砂糖35gを入れてまた八分立てね」サラサラサラ
ちひゃー「く~くっく~♪」ウィィィィィィィィィィィン
千早の天秤「37g」
千早「このくらいなら味は変わらないわ。気にしないのよ千早!」ブツブツブツブツ
ちひゃー「く~♪」ウィィィィィィィィィィィィィン
千早「これを少しずつ加えながら混ぜるっと…いつまで混ぜてる気?」
ちひゃー「くっ?」ウィィィィィィィィィィン
千早「もう。八分立てって言ったじゃない…」
ちひゃー「くぅ…」カチャッ
千早「でも多分大丈夫よ。私がそれ使ってる間に砂糖を35g量っておきなさい」
ちひゃー「くっ」ガサガサ
千早「少しずつ少しずつ…」サラサラサラウィィィィィィン
ちひゃー「くっ?」サラサラサラ
ちひゃーの天秤「48g」
ちひゃー「くっくー!」ボチャッ
千早「駄目よ!ちひゃー!」サラサラサラウィィィィン
ちひゃー「くっ?」
千早「少しずつ混ぜながら入れるのよ…」サラサラウィィィィィィィン
ちひゃー「くくっ!?」
千早「入れちゃった物は仕方ないわ。ほら、今度はちゃんと八分立てにするのよ?」
ちひゃー「くっ」ウィィィン
千早「そうしたら混ぜた卵白を半分チョコレートに入れて、ハンドミキサーで混ぜるのね」
ちひゃー「くっ?くっくっ?」ウィィン
千早「これの半分を移してっと」ドボドボ
ちひゃー「くっ」クイクイ
千早「終わったの?それじゃ卵白を半分だけチョコに入れるのよ」ウィィィィィン
ちひゃー「くー」ドポドポ
千早「このくらいでいいわね。ほら、ちひゃー」
ちひゃー「くっ」ウィィィィィィン
千早「残りはゴムベラで混ぜるのね…」マゼマゼ
ちひゃー「くっくー」カチャッ
千早「終わったの?そうしたら残りを入れてヘラで混ぜるわよ」マゼマゼ
ちひゃー「くっ!」ドパァァァ
千早「きゃっ!そんなに勢いよく入れたらこぼれるでしょ!」フキフキ
ちひゃー「くぅ」
千早「これだけ残ってれば大丈夫かしら?とりあえず残りはしっかり混ぜなさい」
ちひゃー「くっ」マゼマゼマゼマゼ
千早「終わった!………長かったわ」
ちひゃー「くっくっ」マゼマゼマゼ
千早「まさかケーキ一つにここまで手間がかかるなんて…」
ちひゃー「くー?」マゼマゼ
千早「後はオーブンで25分焼くだけ。勝ったも同然よ!」
ちひゃー「くっ」ユサユサユサ
千早「終わったの?それじゃ焼くから器に移して」
ちひゃー「く…」ソローリ
千早「そうね、そうやればチョコが跳ねることはないわね」
ちひゃー「くっくっ!」フンス
千早「それじゃ今から25分ね」
オーブン「」カチカチカチカチ
千早「これでよしっと!プロデューサー、喜んでくれるかしら?」
ちひゃー「くっくー♪」ワクワク
千早「ちひゃーも頑張ったんだし、喜んでくれるのは間違いないわよね」ナデナデ
ちひゃー「くぅ~」ピョイピョイ
千早「それにしても春香は凄いわね、こんな難しいことをいつもやってるんだから…」
ちひゃー「くっ?」
千早「でも、私もプロデューサーと結婚したら…毎日ご飯を作ってあげて…」ポッ
ちひゃー「くっ」ピヨーイ
千早「おかえりなさいあなた。お風呂にします?それともご飯にします?なんて……キャーーーッ!なに考えてるのよ私///」
ちひゃー「くっくっくっ」ペシペシペシ
見てるよ
ちーちゃんもちひゃーも可愛いなあ
千早「そうね、その時はちひゃーも一緒よ」
ちひゃー「くっくっくー♪」ペシペシペシ
千早「そのためにも料理の勉強、始めようかしら?」
ちひゃー「くくぅ♪」ペシペシペシ
千早「でもその前に…洗いものね」
ちひゃー「くっ?」
千早「さ、片付けまでが料理よ」
ちひゃー「くっくー!」
25分後
オーブン「チン」
千早「それじゃ開けるわよ」
ちひゃー「くく~♪」ワクワク
デーーーーン!!
千早「こ、これは予想以上にチョコレートケーキね……」
ちひゃー「くっ♪くっ♪くっ♪」ピョイピョイピョイ
千早「これならプロデューサーも…」
ちひゃー「くっくー!」ガサゴソ
千早「ちひゃーなにしてるの?」
ちひゃー「くっ!」コレ
千早「まだラッピングは早いわよ。これをしっかり箱に詰めないと…」ゴソゴソ
ちひゃー「く?」
千早「ケーキの周りを包んで、箱のサイズは…ピッタリね」ゴソゴソ
ちひゃー「くくっ」グチャグチャ
千早「そうしたらこの箱の周りをラッピングするのよ」
ちひゃー「くっ!」
千早「色はやっぱりピンクかしら?でも私のイメージカラーは青だし…」ブツブツブツ
ちひゃー「くっくー♪」ゴソゴソグチャグチャ
千早「白地にピンクのハート柄…少し派手かしら?」ブツブツブツ
ちひゃー「くっ!」ジャーン
千早「ちひゃーもうできたの……ってあなたじゃそのくらいかしら」ナデナデ
ちひゃー「くっ!?くっ!?」
千早「あなたらしくていいわってことよ」ポンポン
ちひゃー「くぅ…?」
千早「それじゃ私はこの紙でラッピングしようかしら」ゴソゴソ
翌日・事務所
P「今日はよくできてたぞ!明日からもこの調子で頑張れ!」
真「お疲れ様でしたプロデューサー!帰るよまこちー!」
まこちー「まきょ!」
あなたの天海春香ちゃんですよ♪「プロデューサーさん、明日もよろしくお願いしますね!それじゃ帰ろっか千早ちゃん」
千早「ごめんなさい春香…少しやることが残ってるから先に帰って」
ちひゃー「くっ」
春香「あ、うん…じゃあまた明日ね」
バタンッ
千早「…」キョロキョロ
ちひゃー「くっ?くっ?」キョロキョロ
千早「みんなは…帰ったわね」キョロキョロ
ちひゃー「くっ」キョロキョロ
P「なんだ、まだいたのか?」
千早「その…忘れ物をしてしまって…」
P「今日の現場にか?千早が忘れ物なんて珍しいな」
千早「そうじゃなくて…」
P「どうした?」
千早「忘れ物っていうのは…先月の…バレンタインで…」
P「バレンタインを忘れてたのか?でもなんで今そんなことを…」
千早「ですから…その…」
sssp://img.2ch.net/ico/makijita.gif
しえ
___
,. ::::´:::::::::::::::::::::>.、
/:::::::::::::::::::::::´ ̄`ヽ:::\
/´`:::::::::l、/l:::::::::::::::::::::::\::\
/:::::::::::::::::l::|-‐l::::::、:::、::::::::::::::ヽ::::ヽ
/::::::::::::|::::::l:::l::| ∨:、:ヽ:ヽ::::|:::|::lノ::::::l
!:|:::::::::::|::::::|:_|_| ´ヽl下|下:|:::|::l:::::::::l えっと…
|::l:::::|:|::|:::´l/l/ ,.ィ示て}l:::|::lヽ::::::! いつもお世話になってますし…
l∧:::l:l:::|:::/rfFマi 弋::クノ|/|/ /::::::l いい機会だからお礼っていうか…
ヽト、:|∧ヽヒク ///// ̄ r‐'l::::::::::l その…
|::ヽハ ' ,.イ::::::|::::::::::l
|::::l:::::>l二二lコココ'__|、_::l:::::::::::!
!:::::::::|:{二二フフ,´二ヽ \ / \::',
l:::::::::/'l --く フ_,rr、 l/ / \
l:::::::/ ∧_|`´ || | ト、_.ノヽ l ',
,':::::/ 〈 l二二ll二 l _〉| }
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,'::::::::| / / ,'´ l ∨ ハ
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|:::::::::{ / | | } /:::::l
|:::::::::ハ / | | /::::::::|
P「俺に…くれるのか…?」
千早「///」コクン
ちひゃー「くっ!くっ!」クイクイ
P「なんだ…ってお前もか!?」
ちひゃー「くっ!」フンス
P「そのなんだ…これは夢じゃないよな?」ヒョイッ
ゆきぽ「ぽえ!?」
P「ぷちに聞いてもわかるわけないか」
千早「その…あの…なんというか…」モジモジ
P「お前のことだ。納得いくまで作り直してたら期日を忘れていたってとこだろ?」
千早「はい…」
P「ありがとな、千早……………………とちひゃー」ナデナデ
千早「プロデューサーに喜んでもらえれば…私は…それで…///」
ちひゃー「くっ///」ポッ
千早「それじゃ私はこれで!」ダダダッ
ちひゃー「くくぅ~!」トテテテテテテ
P「気をつけて帰れよ!」
バタンッ
P「…」
P「…」ジーーッ
P「イヤッフゥゥゥゥゥゥ!!!!」
バタンッ
小鳥「な…なにがあったんですか?プロデューサーさん…」
P「見てくださいよ!これ!千早からの!ちょっと遅めのバレンタイン!」
ゆきぽかわいい
小鳥「千早って…あの千早ちゃんですか!?」
P「あの千早ですよ!」
小鳥「ピィィィィィ!!一口下さい!!」
P「たとえ義理でも渡しませんよ!!」
小鳥「じゃせめて…せめて匂いだけでも…」
P「ま、そのぐらいはいいですよ」シュルシュルシュル
小鳥「伊織ちゃんチックなオシャレな包みの中身は…?」ドキドキ
パカッ
P「チョ…チョコレートケーキ…だと…」
小鳥「しかも手作りですよ!手作り!」
P「地球に生まれて!良かったぁぁぁぁ!!」
小鳥「765プロ勤務で!良かったピヨォォォォ!!」
P「小鳥さんは匂いだけですよ?」
小鳥「oh…」
P「あ…そういえばコレでよかったらあげますよ」ポイッ
小鳥「なんですこれ?変なかたちですけど」
P「なんかちひゃーが作ったみたいなんですけど…気持ち悪いんであげます」
小鳥「ちひゃーちゃんの手作り?食べられるのかしら?」ツンツン
P「小鳥さんも食べないんじゃ捨てるしかないですね」ポイッ
小鳥「あー…もったいない…けど食べる勇気がわかないピヨ…」
P「あんなの食べなくたって俺には千早がくれたのがありますからね」
小鳥「一口!一口だけでいいピヨ~!!」
P「さて、今のうちに一口…」モグモグ
小鳥「どっからフォークとお茶を!?」
ゆきぽ「ぽえ」トテトテ
P「こ、これは…」
小鳥「どうなんですか!?やっぱり千早ちゃんの料理のイメージ通りぶっ飛んだ味ですか!?」
P「美味い…です。確かにお店みたいな味じゃないですけど…それでも美味いです」
小鳥「かけらでいいから分けてくれピヨ…」
P「ゴミ箱にちひゃーのが入ってますよ?」
小鳥「千早ちゃんが作ったのが食べたいです!!」
P「欲しけりゃ自分で貰ってくればいいじゃないですか?」モグモグ
小鳥「年下の同性にチョコくれなんて言えますか!?」
P「後で褒めればもう一個くらい貰えないものか…」モグモグ
小鳥「無視しないでくださいよ~!」
じゃあちひゃーのチョコは俺がもらっておくわ
帰り道
千早「プロデューサー…喜んでくれたかしら?」
ちひゃー「くっ!」ピヨーイ
千早「そうよね、一生懸命作ったんだもの…きっと気持ちは通じたはずよ!」
ちひゃー「く~♪」ペシペシペシ
千早「今頃ちひゃーのチョコを食べて、美味しいってプロデューサーが言ってるかもしれないわね?」
ちひゃー「くっ///」ポッ
千早「こんどのお休みに…またなにかお菓子を作ってプロデューサーに差し入れようかしら?」
ちひゃー「くっくー♪」
千早「次は何を作ろうかしら♪」
ちひゃー「くっ!」
HAPPY END
乙
ちひゃーのチョコは>>53が貰っていったようだからまぁHAPPY ENDでいい、のか?
____, --------- ,,,_____
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∨:::::::::/i:::;イ:::/⌒^ヽ:i:::::::::::i::::::/ミ::l
/イ::::::/ |/ レ' ''"´ ',}ヽ::::::::i:::/ミ:/
{::::/7::::| ィ''::::::ヾヽiヽ}/::::/
. /レイ ',:::::| .|::::::::/ |::::::::|::|
. i:::/  ̄  ̄ ̄ l::::::::|::|:
. |:::ヽ、 △ __ イ|:::::::l:::|
|:::::|{ヾ '‐-..,, --(_ ) )゛'‐|:::::::l::::|
{:::::|{:: ̄゛'‐.△::△ ノ/|:::::::|:::::|
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{::::l:::::::::::| .人 /|::::ノ::::::::ヽ
レヘl:::::::::::ト、/::::::\/::::::|;イ:::::::::::::\
ム;;-─ ¨亡7 ̄ ̄て_ノ¨ ─--z__ノ
おやすみ
ちひゃーが哀れすぎて泣いた
乙
千早もちひゃーも可愛かった!
ちひゃーにも幸あれ
ちーちゃん可愛い乙乙
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