女王「魔王を……倒せ!」(6)

女戦士「って、女王が言うから仕方なく行く事にした」

女戦士「女王の国の人口は女が大半で、魔王の国の人口は男が大半だし力で勝てる訳ない」

女戦士「……生卵でもぶつけてやっつけるか」

女王「女戦士よ、準備はできたか?」

女戦士「えぇ、行って参ります」

女戦士(剣OK、馬OK、生卵OKとは中々好都合)

女戦士(しかし、女王と私は大体年齢は同じなのに何故私の方が地位が低いのだ)

女戦士(技術は私の方があるって言うのに……)

女王「……そこで固まって何をしておる」

女戦士「すみません、少し考え事を。
で、では私はこれで失礼致します!」バタッ

女戦士(……うぜぇ)

特殊な身分制の国なのか?

女戦士「茶色い馬飽きた。
王子様みたいな白馬に乗りたい」

使用人「女王様が用意したのですから我が儘言わないで下さいよ……」

女戦士「アイツはただの親の七光りだっつーの。
親の権力が無かったら女王様でもただの女王でもない。
帰って来たら王宮の全てのコンセント抜いた地味な嫌がらせでもしてやろうか」

使用人「はいはい、行きますよ」

女戦士「」

使用人「早くして下さい」

女戦士「……」

使用人「はーやーくー」

女戦士「……馬が1つしか無いのだが」

使用人「当たり前ですよ。
貴女1人で行くのですから」

女戦士「はぁっ!?」

女戦士「アンタ行かないの!?」

使用人「勿論です。
自分は見送りに来ただけですから」

女戦士「なんで!?」

使用人「女王様は今晩宴会を始めるので、参加者の送り迎え用の馬を大量に用意しているので馬は余った1頭しか残ってないのです」

女戦士「2人で乗って倒せば良いじゃん」

使用人「2人乗りはいけません」

女戦士「良いに決まってるだろ!
ほら、アンタもさっさと乗って」ヒョイ

使用人「しょ、しょうがないわね!
アンタが一緒に乗りたいって言うから行ってあげる訳で、別に私自身がアンタと一緒に乗りたい訳じゃないんだからね!」

女戦士「……おい、言葉遣い」

使用人「……はっ、失礼致しました!
やってみたかっただけですから大目に見てやって下さい」

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