響「自分、プロデューサーを殺したくない」(124)

※ヤンデレなし
※関連SSあるけど、知ってる必要ない。ひっそり投稿させてくれるだけで嬉しい

 
やよい「あ、おはようございまーすプロデューサー!」

P「ああ、おはよう。こんな所で会うなんてどこに行くんだ?」

やよい「レッスンれう!」

P「そうかそうか。頑張ってこいよ」

やよい「はーい! プロデューサーはどこへ向かってるんですかー」

P「俺か? 俺は営業だよ。うちの事務所から、やっと千早と春香だけがデビューできたけど。それ以外は貴音のデビューが決まっただけだからな」

やよい「私のデビューはいつ頃になりますか?」

P「そうだなー。とりあえず、今はレッスンを重ねて欲しいんだが……」

やよい「うぅ……今月の給食費が……」

P「うっ」

どうした続けて

 
P「できる限り早くデビューできるようにするからな!」

やよい「そう言って貰えるとすっごく嬉しいかなーって!」

P「すまん、今はまだ……な?」

やよい「はーい、レッスン頑張りまーす!」

P「やよいはもう少しダンスを鍛えれば大丈夫だからな」

やよい「ダンスは苦手です……」

P「ううーん。どうしたものか……」

やよい「でも大丈夫です! もやしを食べればパワーは付くし!」

P「もやしか」

やよい「もやしです!」

関連スレとか書くから気になっちゃうだろうが
おしけてけろ

 
P「さぁ、行ってこい。元気いっぱいにな!」

やよい「でもでも、今日ははりきっちゃってまだ時間があるんですー」

??「見つけたぞ!」

P「ん……?」

??「お前、765プロのプロデューサーだな!?」

P「そうだが、えっと……君は?」

響「自分は961プロのアイドル、我那覇だぞ。候補生だけど……。そっちにいる貴音の親友さー」

P「えっと……961プロ……?。ってあれ、やよいは?……逃げたか?」

響「おぉい! 自分の話しを聞いているのか!?」

P「ん、ああごめんね」

化け物、ですな
なんくるもんきーファイト

 
響「自分、知ってるんだぞ! お前が、貴音も美希も誘惑したんだろ! だから二人は961プロから765プロへ移籍したんだよね!?」

P「おいおい、それは違うよ。まぁ、貴音は……いいか」

響「なんだか含みがある言い方だぞ……。それに、美希までもそっちに行くなんておかしいさー!」

P「そうだな。よく考えればどうして美希がうちに来たんだろう……」

響「え、お前が誘惑したんじゃないのか?」

P「いいや。なんか知らんけど、社長がいつの間にか連れてきた」

響「じゃあその社長ってのが原因なのか!?」

P「まさか。あの社長が女性を誘惑するような人じゃないし」

響「そうなの?」

P「ああそうだ。これは言い切れる」

響「ふーん」

 
響「でも、そんなの関係なしでもお前なんか大嫌い!」

P「なんだよ、えらい嫌われようだな俺」

響「貴音を誘惑した変態プロデューサーだからな。それに……」

P「いや、だから誘惑なんて。それになんだ?」

響「自分知ってるぞ……お前が貴音に……」

P「ん、どうした?」

響「なんでもない! とにかく、自分はお前を絶対に許さないからね!」

P「んー、困ったなこれは……」

 
P「それはそうと、君……どうしたんだその左腕」

響「べ、別にお前なんかが気にする必要ないさ!」

P「いや、でも、腕が包帯でぐるぐる巻きじゃないか」

響「……ふんだ」

P「言いたくないならいいんだけど……」

響「じゃあ言わない!」

P「そうか、すまんな」

響「……」

P「おいおい、そんなに睨まないでくれよ。あまりそういうの、慣れてないんだよ……」

響「じゃあもっと睨みつけてやる!」

俺の響がもう危ない

 
P「なぁ……、それはそうと、俺、もう行っていいか?」

響「そ、そんなこと言って逃げようったってそうは許さないさー!」

P「いやいや、営業なんだ。うちのアイドルに関係するんだ」

響「そ、それが自分と何の関係が……」

P「うーん。君には関係ないけど……うちの女の子のデビューが遅れたりするかもな」

響「……それは困ったぞ。自分、他人を困らせたくない」

P「そうだよな。それに今日は忙しいし……」

響「そ、そんなになのか?」

P「ああ。午後には電車で貴音を迎えに行かなくちゃ」

響「……貴音」

 
P「どうした?」

響「貴音は、もうデビューしたの?」

P「ああそうだ。今日がそのデビューになる番組の収録だけど、どうして?」

響「そっか、そうなんだ……」

P「貴音の事が気になるのか?」

響「な、なんくるないさー! とにかく、貴音と美希は961プロに連れて帰るからね!?」

P「えっとそれは」

響「じゃあ今日はこのくらいで勘弁してやる。じゃあね!」

P「あ、おーい……行っちゃった……」

よく分からんが可愛い

プロメテウスさん!

 
やよい「すごい人でしたねー」

P「おお。お前どこに居たんだ?」

やよい「さっきの人、なんだか怖かったです」

P「あ、ああ……そうだな。ってだからお前は」

やよい「お金が落ちてたので、拾いに行ってましたー!」

P「俺よりお金が大切かよ!」

やよい「えへへ」

我那覇君が一番かわいいよね

 
P「……うん、まぁいいや」

やよい「ところでプロロデューサー」

P「おい、ロが一つ多い」

やよい「うっうー! 噛みました!」

P「違う、わざとだ」

やよい「噛みまみた!」

P「わざとじゃない!?」

やよい「じゃあ行ってきまーす!」

P「おう、行ってらっしゃい」

――――――

P「さてさて、営業も終わったし」

P「一度事務所に戻るか」


――――――



P「ただいま戻りました」

春香「あ、お帰りなさい!」

美希「お帰りなさいなのー」

P「おお、春香に美希か」

春香「えへへ、実はもうすぐ試験で、事務所で勉強してましたー!」

美希「ミキは春香に勉強を教えてもらってたの」

P「そうなのか。いいな、そういうの」

 
春香「でも、美希ってばさっきからずっと眠たそうにしてて」

P「おいおい」

美希「……あふぅ」

P「あ、そうだ美希。一つ聞きたいことがあるんだけど」

美希「なぁにプロデューサー?」

P「ああ、実はな」

春香「お菓子食べますか? クッキー焼いてきたんですよ私!」

P「ん、おお本当か? 美味しいそうじゃないか!」

 
美希「それで、なにが聞きたいの?」

P「ああ。その、我那覇響って言ってたかな。知ってるか?」

春香「あー、またスカウトですか!? それとも新しいアイドル候補生ですか!?」

P「お、落ち着け!」

春香「えっと、ごめんなさい……えへへ」

P「もう。で、どうなんだ美希」

美希「……知ってるよー? 響のことでしょ?」

P「ああ、知っていたか」

美希「懐かしいの」

ぼくはおでこスネークちゃん!

 
美希「それで、響がどうかしたの?」

P「えっと、実は今日会ったんだよ」

美希「そうなの? 響、元気にしてた?」

P「ああ、すごく元気にしてたよ。やよいが怖がるくらいに」

春香「え、どうしてそこでやよいが出てくるんですか?」

P「そのときやよいといっしょに居たんだよ」

春香「そうだったんですか!」

美希「あふぅ」

 
P「それで、今日その我那覇さんにすごく絡まれたんだけど」

美希「なんて?」

P「どうもさ、俺が貴音を誘惑したとかなんとか……」

美希「あー……」

P「それにすごく怒ってた」

美希「うん。だって響、貴音のことすごく好きだったの」

P「好きだったんだ」

美希「別にレズって訳じゃないよ?」

P「分かってるよそんなこと!」

 
P「アイドルの移籍なんてよくある事だろ? それなのに、どうしてあんなに怒ってたのかなと思って」

美希「それはやっぱり……」

P「やっぱり?」

美希「貴音の移籍で、ミキたちのアイドルデビューが無くなったからじゃないかな?」

P「デビューが無くなった? それはどうして?」

美希「それはね、ミキたちあるユニットを組んでたの」

P「ユニット?」

美希「うん。プロジェクトフェアリーって言うの」

P「ほう」

美希「あとちょっとでデビューだったんだよ?」

 
美希「でも、突然貴音が事務所を辞めちゃったせいでユニットは解散しちゃった」

P「ああ、なるほど……それでデビューが破棄になったのか」

春香「だけど、それってどうして」

美希「貴音は辞めた理由を最後まで教えてくれなかったの。でも、貴音は必死だった。ミキたちも辞めようって誘われたくらいだったの」

春香「プロデューサーさんはどうしてか知ってますか?」

P「……いいや、知らない」

美希「貴音は本当に秘密だらけなの」

春香「そっか」

P「……」

メインヒロインは貴音なの

 
美希「響も必死だったの。あんなに喧嘩した二人は初めてだったかな」

P「そんなに凄かったのか」

美希「うん……。でも、貴音はとうとう辞めちゃったの」

P「そんな事が……」

美希「それから、ミキたち、何にも出来ないままだったの」

P「どういうことだ?」

美希「言葉の通りだよ。アイドルデビューどころか、レッスンすらまともに受けさせて貰えなかったの」

P「……」

美希「だからミキ、こっちに来たんだよ。あっちじゃ、アイドルデビューが怪しかったから」

 
P「それで、美希は移籍を決めたのか」

美希「ううん。候補生のときに、公園でぼーっとしてたら高木社長にスカウトされただけ」

P「え?」

美希「そのまま付いてきちゃった!」

P「お、おいおい……」

春香「じゃあ書類上だと……」

美希「書類? なにそれ?」

P「……はぁ」

春香「ええ!?」

 
P「あとさ美希、我那覇さんは腕を怪我していたみたいなんだが」

美希「え? ミキ、それ知らないの」

P「そっか」

美希「酷そうだった?」

P「えっと、腕にこう、こんな感じで包帯が」

美希「……うん、思ったよりも酷くなさそうなの」

 
P「お、もうこんな時間か。そろそろ行かなくちゃ」

春香「どこに行くんですか?」

P「ああ。今日は貴音の番組収録だったんだよ。迎えに付く頃はすっかり夜だし、危ないと思って」

春香「あ、そういえば今日でしたね! 新人アイドルの番組でしたっけ?」

P「そうそう。とりあえず、そろそろ収録も終わりだし、迎えに行かないとな」

美希「行ってらっしゃいなの、プロデューサー」

春香「行ってらっしゃい、プロデューサーさん!」

P「ああ。お前らもそろそろ帰れよー」



―――

P「うちも移動用の車、欲しいなー……。電車移動も疲れる」

  
カンカンカンカン


P「さて、もうすぐ電車が来る……」


トン



P「え?」





人が落ちたぞ!





P「あ……」

  

頑張れ

貴音の体重が無くなったり、やよいが迷子になっちゃったりした人か

 
貴音「貴女様!!」

P「え、何でお前が……」






P「おおー、上手く下の隙間に逃げ込めたな」

貴音「はぁはぁ……。な、なにを呑気な……」

P「すまない」

貴音「……はぁはぁ、し、心臓が止まるかと……はぁはぁ……」

ああ,物語シリーズの人か

 
P「どうしてお前がここに? 現場で待っていろって」

貴音「何やら嫌な胸騒ぎがしたので」

P「それだけでここまで来たのか?」

貴音「貴方様は電車で来ると仰っていましたので、こちらからも出迎えに行こうと思いました」

P「そうだったのか。おかげで助かったよ」

貴音「いえ」

P「ところで、俺の顔を胸に押し付けないでくれないかな」

貴音「今は身動きができません。しばらく耐えてくださいまし」

P「なんと!」

 
―――




貴音「……もう、すっかり夜中ですね」

P「そうだな」

貴音「貴方様が線路へと落ちなければ、こんな事には」

P「すまない貴音」

貴音「……疲れていらしたのですか?」

P「いや、そんなんじゃないんだけどな」

貴音「それでは何故」

 
P「なんか、まぁ……ふらーっと?」

貴音「やはり疲れていただけではありませんか!」

P「すまんすまん。だからそんなに怒らないでくれ」

貴音「怒りもします! も、もし貴方様に何かあればわたくしは……」

P「大丈夫だよ、お前らをトップアイドルにしないで死ねるか」

貴音「しかし」

P「そうだ! 今からラーメンでも食いに行くか?」

貴音「それはなんと、まぁ、なんと! 宜しいのですか!?」

P「ああいいよ! じゃあ、行こうか」

貴音「はい!」

わかった関連スレ
貴音が枕営業されそうになって体重軽くなったやつだろ
頑張れ

 
P「そうだ。なぁ貴音、我那覇響って知っているか?」

貴音「……今、なんと」

P「いや、だから我那覇響だけど」

貴音「プロデューサー、貴方様はどこでその名を……。まだデビューしていなかったはず……」

P「あの貴音、どうしてそんな鋭い視線で睨みつけるんだ?」

貴音「どうしてデビュー前の彼女の名を」

P「いや、だからな? 会ったんだよ!」

貴音「どこで?」

P「今日の昼過ぎ! 事務所から少し歩いたところの歩道で!!」

貴音「何故?」

P「分からないけど向こうから接触してきた!」

貴音「……なるほど」

 
P「な、なんでそんなに怖い顔をするんだよ」

貴音「……以前、わたくしが961プロに置き去りにした親友が居たと言ったことを覚えておられますか?」

P「ああ、そういえばそんな事を言っていたな」

貴音「その親友こそが、我那覇響なのです……」

P「移籍問題のときのアレだよな」

貴音「その通りでございます。美希はこちらへ移籍したので、もはや憂いはありませんでした。しかし、響は……」

P「まだ961プロに居るな」

貴音「貴方様! 響は、響は元気だったでしょうか!?」

P「腕に怪我をしていたな」

貴音「……なんと」

 
貴音「それは酷そうでしたか?」

P「美希と同じことを聞くんだな。やっぱりお前たち三人は仲良しだったんだな」

貴音「……」

P「美希にも説明したんだけど、これくらいの範囲を包帯で巻いていたよ」

貴音「……それでも心配です」

P「そりゃあ友達だもんな」

貴音「はい、響は強がりで、あと……寂しがりやな部分もありますので、離れているだけで心配なのです」

P「そうなんだ。想像がつかないな」

貴音「はい。響は弱い自分を隠したがる傾向にありますので……」

 
P「(ふむ、これは絡まれた事は言わないほうが良いかな?)」

貴音「して、どうして響は貴方様に会いにきたのでしょう?」

P「ん、貴音はデビューしたのかって聞かれた。だから、したよ、と答えた」

貴音「……そうでしたか」

P「ああ」

貴音「……」

P「どうしたんだ?」

貴音「いえ、特には……」

P「気になるのか?」

貴音「それは……」

P「プロジェクトフェアリーの事とかも含めてか?」

 
貴音「っ!?」

P「美希から聞いたよ。デビューまであと少しだったんだよな」

貴音「はい。ですが……黒井社長はわたくしに枕営業を」

P「そうだったな。だから、961プロを辞めてうちに来た」

貴音「はい……」

P「……しかし分からないことがある」

貴音「何でしょう?」

P「どうしてデビュー寸前のアイドルを枕営業に送る必要があった? ましてや、961プロっていう大きな企業が」

貴音「それはやはり、わたくしどもがデビューしてからも売れるように」

P「最初から枕に送るものかな……」

 
貴音「……何か、別の目的、いえ理由があったとでも?」

P「……まぁ気のせいかな」

貴音「わたくしには何も言えません」

P「とりあえず、この話題は置いておこうか」

貴音「そうですね。わたくしにとっても良い思い出ではありませんので」

P「そうそう、もう一つ気になることが」

貴音「わたくしのことですか?」

P「ああ。どうして俺の呼び方を、貴方様、にしているんだ?」

貴音「ふふ、知りたいですか?」

P「教えてくれるなら」

 
貴音「……それは」

P「うん、それは?」

貴音「とっぷしーくれっと、でございます」

P「ここまで引っ張って置きながらそれかよ……」

貴音「ええ。ですが、いつか打ち明けたいとも思っているのも本音ですよ」

P「そんなに重要なことなのかよ」

貴音「わたくしにとっては、とても重要です」

P「じゃあその日が来るまで待つのもいいかな」

貴音「お待ち頂けるのであれば」

P「気ままに待つよ」

貴音「ふふ、有難う御座います」

 
―――
―――
―――




響「また会えたね」

P「会えて嬉しいよ」

響「それで、どうしてこんな所に来たんだ?」

P「貴音に聞いたよ。どこに行けば君と会えるかなって」

響「そうなのか。それで、多分言いたいことは分かってるつもりさー」

P「うん。あの時、電車が来るとき、俺の背中を押したのは君だったんだろ?」

響「よく分かったね」

P「ああ。人ごみに紛れていく君を見つけたからね。小さいから、人ごみに紛れるのも得意そうだ。それに、あのとき電車を利用するってことは君も知っていたはず」

響「……すごいぞ、探偵みたい……。あーあ、お前を押してすぐに去ったんだけどなー」

P「この程度で探偵はないぞ……。なぁ、本気で俺を殺そうとしたのか?」

響「……」

 
響「……違う」

P「そっか。それなら良かった」

響「……」

P「あー。俺がどうして生きてるかっていうと、貴音に助けられたからなんだけどね」

響「貴音に?」

P「線路に落ちた俺を追いかけて、貴音まで落ちてきたんだ」

響「嘘!? 貴音は無事なの!?」

P「ああ。二人とも怪我はなかったよ」

響「ああ、よかったさー……」

 
P「でも、どうしてあんなマネを?」

響「……それは言えない」

P「言えないじゃ困る。だって、俺は君に殺されかけた」

響「ごめんなさい」

P「いや、責めている訳じゃないよ。でも、理由くらいは教えて欲しいかなって思ってさ」

響「いやだ、どうしても言いたくない」

P「……困ったなぁ」

響「……」

かわいい

 
P「ところでその犬はペットなのか?」

響「ん? ああ、この子はイヌ美って言うんだ。自分の大事な家族だぞ!」

P「へぇ、大きい犬だね」

響「あと、ハムスター、蛇、しまリス、オウム、うさぎ、ねこに」

P「も、もういいよ! たくさん買ってるんだね!」

響「そうさー!……でも、あと数週間だけだけどね」

P「え?」

響「収入がないからね。家族を養えるわけがないぞ」

P「……」

 
バウっ


P「うお、吼えた」

響「こらイヌ美!」

P「あれ、頭に小さな……」

響「それがハム蔵。ハムスターさー!」

P「可愛いな」

響「イヌ美は?」

P「えっと」

響「犬は苦手なのか?」

P「昔ちょっとな……」

響「へぇー……」

 
響「よっしイヌ美、この人にじゃれてもいいぞ!」

P「ま、待て待て待て!! どうしてそんなことをするんだよ!!」

響「へ? だって自分、お前のこと嫌いだし」

P「お前お前って、俺にだって一応プロデューサーっていう呼称がだなー!」

響「じゃあイヌ美、ぷろでゅ」

P「そういう事じゃなくてっ!」

響「なんだよー。文句が多いぞー」

P「文句だって言いたくなる! あんまり大人を苛めないでくれ!!」

響「自分はもっと酷いことされたぞ、プロデューサーに」

P「なんだって?」

 
響「ふん、それは自分の胸に聞いてみるんだな」

P「いやいや。だって俺と君」

響「君じゃない。響だぞ」

P「えっと、響さんとは」

響「うがー!! さん付けは鳥肌が立つからやめろー!」

P「……ああもう、響とは会って間もないだろ。何ができるっていうんだ」

響「やっぱりそう呼ばれるのが一番だな」

P「……」

響「確かに、自分はプロデューサーに直接的には何もされてないかもしれないね」

 
響「でも、間接的にはいっぱい嫌なことされたぞ」

P「どういう……」

響「プロジェクトフェアリー」

P「……」

響「よかった。その顔は知っている顔だね。フェアリーすら知らないって言ったら、本気でイヌ美をけしかけるところだったぞ」

P「そ、それはよかった」

響「それで、フェアリーのことはどこまで知ってるの?」

P「デビュー直前で解散したことくらいだな」

響「へー、そこまで知ってたのか。美希や貴音に聞いたんだ」

P「よくわかったな。その通りだ」

 
響「ねぇ、どうして貴音は961プロを辞めたんだ?」

P「それは……」

響「教えて欲しい。じゃないと、自分……プロデューサーを殺してしまうかもしれない」

P「……なに?」

響「これでも自我を保てている方なんだからね」

P「どういうことだ」

響「自分、プロデューサーが憎い。嫌いだし、やっぱりすごく憎い。それで、我を忘れそうになる」

P「……」

響「だからって人を殺していい理由にはならないってのは知ってるぞ。だから殺さない」

P「……」

しえん

  
響「ねぇ、教えて。どうして貴音は」

P「すまん。どうしても言えないんだ」

響「自分、プロデューサーを殺したくない」

P「なっ!?」

響「どうして。黒井社長だって悪い人じゃないのに……どうして貴音は765プロに行っちゃったんだ!?」

P「……いいや。……黒井社長は、悪人だ」

響「…………」

響「……いま、なんて言ったの?」

P「黒井社長は悪人だよ」

響「……そんなことを、プロデューサーが言うんだ」

P「……」

 
響「今日はもう帰って」

P「でもだな……」

響「帰って欲しい! お願い、帰って!!」

P「……そこまで言うんなら」

響「それと、ごめんなさい」

P「え」

響「多分、次に会ったらプロデューサーのこと、殺すかもしれないから」

P「……ああ」

響「じゃあね」

P「さようなら」

支援

貴音クラブ
やよいマイマイ
響モンキー
○○スネーク
○○ビー
○○フェニックス

 
―――
―――
―――


響「自分、プロデューサーを殺したくない」





P「はぁ……」

春香「どうしたんですか?」

P「ああ、春香か」

春香「はい! さっき仕事から帰ってきました!」

P「春香は元気いっぱいだな」

春香「それだけが取り得ですから、えへへ」

>>62
キャット「……」

 
春香「それで、どうしてそんなにため息を?」

P「ああ。知らない間にある女の子に悪いことをしちゃってさ」

春香「それはダメじゃないですかプロデューサーさん!」

P「そうだよなー」

春香「そこはやっぱり誠意を込めて謝らないと!」

P「酷いことをされると判っててもか?」

春香「え、えっとそれはー」

P「……」

春香「でもやっぱり、女の子を傷付けちゃダメです!」

P「はは。春香ならそう言うと思ったよ」

春香「えへへ」

 
春香「でも、そんなに酷いことされそうなんですか?」

P「ああ。多分、俺の人生で一番きついかもしれない」

春香「うええ!? そ、それじゃあどうするんですか!?」

P「でも、やっぱり謝らないとな。何か知らんけど、俺が悪いみたいだし」

春香「本当にプロデューサーさんはその女の子に悪い事してないんですか?」

P「記憶にないんだよ。政治家じゃないけどさ……」

春香「……もしかして、知らない間に傷付けたとか?」

P「そうだと思うんだ。間接的に酷いことをされたって言ってたし」

春香「じゃあ、その子の大切なものを傷付けたとか……」

P「大切なもの、を?」

春香「はい。私も、自分のことじゃなくて千早ちゃんを悪く言われたらすっごく怒っちゃうと思うんですよ!」

 
P「……なるほどな、少し判った気がしたよ」

春香「本当ですか!? それは良かったかも、えへへ」

P「ありがとう。春香のおかげだよ」

春香「えっと、あの、その……は、はい……」

P「さてと、俺も覚悟を決めるかなー」

春香「た、大変なんですねプロデューサーさん!」

P「大変だよ、まったくもう……」

美希「あ、プロデューサーいたの。はいこれ、さっき響から預かってきたよ」

P「おお美希! って、響がきてたのか?」

美希「あれ、呼び捨てになってるね。どうして?」

 
P「いや、深い理由はないよ? それで響は?」

美希「事務所の前で会ったの。なんだか深刻な顔をして、この手紙をプロデューサーに渡すように言われたよ?」

P「ありがとう」

春香「もしかして、ら、ラブレターとか!?」

P「そんな生易しいもんじゃないと思うけどな」

美希「ミキ、ちょっと寝るの……あふぅ」

P「さてと、俺は少し出かけてくるかな」

春香「ああもう美希!? もう夜なんだから帰るよ! それと、プロデューサーさんもどこか行くんですか?」

P「ん、ああ。お前らも早く帰るんだぞ。俺はちょっとな」

春香「美希ってばーー! あ、はいプロデューサーさんも気をつけて!」

P「ああ、そうするよ。あー、あとな」

春香「はい?」

P「例え俺がいなくてもトップアイドルになれるよう、頑張るんだぞ」

しえん

支援張り
……しようとして気付いたが、この画像の通りでやってんのか





なんか元ネタあんの?

―――
―――
―――



P「……指定された場所はここでいいのかな」

P「うお。いっぱい動物がいるな……わ、ワニ!?」

P「と、とりあえず襲ってこないみたいだし……あれ、犬とハムスターがいない」

P「……まぁいいか。さて、この部屋だな。あからさまに入って来いって感じだし」





P「やぁ」

響「…………」

P「レインコートなんて着て、どうしたんだ? 今日の夜空は晴れているぞ」


  

>>71
The idol m@ster

 


ガチャンっ


P「ドアが閉まった!?……そうか、さっきの動物たちの仕業か」

響「…………」

P「まじか……。まさかそんなにでかいナイフを用意してくるとは」

響「…………」

P「本気で、俺を殺すつもりなんだな」

響「…………」

P「なんか言ってくれよ。独り言みたいで寂しいじゃないか」

響「…………」

ヤンデレじゃなくてメンヘラじゃん
混同する奴死ねよ

 
P「……」


ガチャガチャ


P「ドアは開かない。内側からは開かない仕組みなのかな」

響「…………」

P「……でもな。俺だってそんな簡単に殺されてやるつもりはない。貴音には死なないって約束したから」

響「…………」

P「せめて、俺が何をしたのか教えてくれないか?」

響「…………」

P「そっか。教えてくれないんだね……」

響「…………っ!」

 
P「いきなりかっ! よ、容赦ないなー……かすったぞ!?」

響「……――っ!!」

P「うおう!? 丸腰の相手にここまでするか普通……」

響「……っ――!!」

P「つぅっ! 腕……大丈夫、浅い……」

響「……がぁっ!」

P「なっ……くっそ……。的のデカイ胴体ばかり狙いやがるっ」

響「……うがーっ!!」

P「くっ、うりゃあ!」

響「…………っ!?」

 
P「はぁはぁ……は、ははっ。マウントポジションだ! 男相手に無理すんな」

響「――――っ!!」

P「とにかく落ち着け!」

響「……っ!」

P「なんだ!? つ、唾……おいおい……」

響「……ふーっふーっ」

P「女の子がそんなはしたないことをするんじゃない」

響「――っ!!」

P「っ!? しまった、腕が……。て、手首のスナップだけでナイフを投げるなんて……」

響「…………」

P「ちっ、これでまた振り出しかよ」

 
P「でもどうするんだ? ナイフは俺の腕に刺さったままだぞ」

響「…………」

P「お、おいおい。どうして背中から予備のナイフが出てくるんだよ……」

響「…………っ!!」

P「だっから!! 危ないって!!」

響「――――っ!!」

P「このままじゃ……すまん、響!!」

響「……っ……っ!」

P「な、バックステップで避けられた……」

響「…………」

P「はぁはぁ……」

 
P「なんでそっちは息切れ一つないんだよ、卑怯だぞ……はぁはぁ」

響「…………!」

P「だから、何度もそんな同じ手を……」

響「…………!!」

P「……あ、しまっ!」




P「くっ……」

P「(しまった。後ろ向きにこけたとき、背中をぶつけた)」

響「…………」

P「(万事休すか)」

響「…………」

 
P「(あー。血を出しすぎたかな……ぼーっとする」

響「…………」

P「(俺、殺されるんかな)」

響「…………」

P「……なんだ。殺さないのか?」

響「…………!」

P「…………」

響「…………」

P「そうだ、そのままナイフを振り下ろせば、俺は死ぬ」

響「…………」


バタン

貴音「貴方様!! 響!!」


  

 
P「た、たか……ね……?」

貴音「ああ、なんという……」

響「…………」

P「どうして、ここに……」

貴音「美希から聞きました、響から手紙を受け取ったと。だから、恐らく貴方様は響に会いに行ったのではないかと」

P「……うそだろ」

貴音「はい。あと、春香から貴方様の様子が少しおかしいとも聞きました。ですので、わたくしは」

響「…………」

貴音「……響」

P「……で、でも……どうしてここが?」

貴音「その前に、今すぐ救急車をお呼びします」

だれかやよいのやつスレタイ教えて

支援

 
P「やめろ。問題沙汰になると……響の、アイドル生命が……」

貴音「ですが!」

P「やめて……くれっ!」

響「…………」

貴音「……はい」

P「そうか……。少し、響のこと、頼んだ」

貴音「……お任せくださいまし、貴方様」

響「…………」

貴音「…………」

響「…………」

貴音「何も、言わないのですね響……」

 
貴音「お久しゅうございます、響。お元気そう……ではないですね。少しやつれましたか?」

響「…………」

貴音「そのようなレインコートの帽子を被らずに、素顔をお見せください」

響「…………」

貴音「怖がらずとも宜しいのです。わたくしは、貴女を憎んでなどいない」

響「…………っ」

貴音「……響。どうしてこんなことを」

響「……じ、自分は……そいつが、嫌いだから……っ」

貴音「それはどうして」

>>83
やよい「迷子になっちゃったかなーって」

とかだった希ガス

 
響「だって! 自分たちのデビューを、プロジェクトフェアリーを潰したんだぞ!? 貴音は悔しくないのか!?」

貴音「それは違います。わたくしは、わたくしの意思で961プロから離れたのです」

響「そんなのおかしいぞ! あんなに、あんなに必死になってレッスンしたのに、だってっ……」

貴音「いいえ、真です」

響「じゃあなんでさ!」

貴音「……言えません」

響「くっ! やっぱりそこの男のせいで!」

貴音「それは違います!!」

響「……貴音?」

貴音「あなたは一体何を誤解しているのでしょう」

 
響「だって自分、聞いたもん……貴音が、765プロで、嫌なこと……汚いことさせられてるって!」

貴音「それは一体どこで……」

響「貴音が居なくなったあと、黒井社長が会議室で……よく聴こえなかったけど、枕なんてさせるか、って……」

貴音「…………」

響「だから自分、貴音が765プロで汚いことさせられてるって思って……」

貴音「そのようなこと、させられてはおりませんよ」

響「じゃ、じゃあなんであんな話題が会議室でっ」

貴音「枕営業を促したのは、黒井社長自身なのです」

響「え」

貴音「まさかあなたがそこまで知っているとは思いませんでした」

>>70
マイマイはあずささんで蛇は雪歩なイメージだけどな

 
響「そんなの嘘だ」

貴音「事実です。わたくしは、黒井社長に枕営業を促された、故に961プロを去りました」

響「そ……んな……。嘘だ、絶対に嘘だ!! 黒井社長は優しいんだぞ!?」

貴音「わたくしには、むしろそれが信じられません。どうして響はそこまで黒井社長を」

響「…………」

貴音「教えてはくれないのですか?」

響「……わかった。見せてあげる……。でも、嫌いにならないでね」

貴音「響?」

響「……包帯、外すから」

 
響「…………」

貴音「それは……」

P「なんて酷い……傷跡だ……」

貴音「それは火傷? いえ、それとも……」

響「火傷だぞ。……二人が去ったあと、むしゃくしゃして、家族のご飯を準備してたら……あはは」

貴音「なんと……」

響「狭い範囲だけど、酷いでしょ? こんなんじゃアイドルなんて無理さー」

貴音「…………」

>>87

 
響「でもね、黒井社長は自分のこの腕を、綺麗に治してくれる約束をしてくれたさ。もう治療も始まってる」

貴音「まさか、あの黒井社長が……」

響「本当だぞ。黒井社長、口は確かによくないけど、自分のこと本気で心配してくれてた」

P「…………」

響「それなのに、そこのプロデューサーは黒井社長を悪く言った。許せなかった。貴音だけじゃなくて、黒井社長には悪口なんて言うから」

P「それは、すまなかった」

響「…………」

貴音「…………」

響「あーあ。念願のデビューはなくなるし、家族は養えないからさようならだし、勘違いで人を殺しそうになるし、あまつさえ恩人には泥を塗っちゃったぞ」

貴音「響……」

響「自分、もうアイドルなんて無理だな」

 
貴音「そんなこと」

響「言い切れる? 無理だぞ……。そういえば自分、ここまで怒ったの初めてだったなぁ。我を忘れるって、初めてだったかもね」

貴音「でも、わたくしはっ!」

響「だから無理」

P「無理なんかじゃない!」

貴音「……貴方様?」

響「ど、どうしたんだ」

P「無理なんかじゃ……あっ……」

貴音「貴方様!!」

P「……た、高木……社長に電話を…………」

貴音「気を確かに!? 貴方様、貴方様っ!!」

―――
―――
―――

P「…………」

P「……知らない天井だ」

貴音「はぁ……。何を言っているのですか」

P「あ、貴音。ここは?」

貴音「病院です」

P「どこの?」

貴音「双海総合病院」

P「ああ、よかった。高木社長には電話してくれたんだね」

貴音「……一体、高木社長の人脈とはどれほどなのやら……」

 
P「それで、お前はどうしてここにいるんだ」

貴音「……知りませんっ」

美希「それは貴音がずぅーっとそばで見守ってたからなの」

貴音「み、美希!!」

P「美希じゃないか」

美希「起きたんだねプロデューサー。まる一日も寝るなんて、ミキでも無理なの」

P「そんなにか」

美希「春香もすっごく心配してたよ。ちゃんと連絡してあげてね」

P「ああ。……ありがとうな貴音」

貴音「……はい」

 
美希「あ、お姉ちゃんから電話なの」

P「へぇ、姉がいるのか」

美希「とーっても仲良しなんだよ! お姉ちゃんとだけはね」

P「ん?」

美希「じゃあ電話してくるの! ちょっと時間掛かると思うのー」

貴音「はい、わかりました」

P「あ、ああ」

貴音「……ふふ、行ってしまいましたね」

P「ああ。あいつは元気いっぱだな」

貴音「……そう、ですね」

 
P「ああ、そうだった。一つ聞きたいことがあったんだよ」

貴音「何でしょうか」

P「どうしてあの場所がわかったんだ?」

貴音「……ハム蔵とイヌ美に連れて行って貰いました」

P「ああ、なるほどな。貴音は知っていたのか、あの二匹」

貴音「ええ。何度か響の自宅に遊びにいった際に、ふふ」

P「そうか。親友だったもんな」

貴音「ええ。……へび香は苦手ですが」

P「ん、どうした?」

貴音「な、なんでもありません!」

>>83
貴音「わたくしの体重は、5kgなのです」

やよい「話しかけないで欲しいかなーって」

 
貴音「それに、わたくしがきちんと響たちに説明さえしていれば……初めからこのような事は……」

P「過ぎたことは仕方ないさ。次からはちゃんと信じてあげればいい」

貴音「……はい」

P「ああ」
 
貴音「……ところで貴方様。もう二度とあのような真似をなさらないでください」

P「大丈夫だよ、約束したろ。……おい、貴音?」

貴音「わたくしが、どれほど……心配したかっ……」

P「……泣いているのか?」

貴音「泣いてなどっ……す、少し風に当たってきます!」

P「……ああ。わかった」




P「ごめんな、貴音」

 
ネーネーアミー、ナンデアノネエチャンナイテタンダロウネー
ソウダネマミー、ワカンナイー


P「……ん、子供の声?」

??「誰が子供さー」

P「おお、響!」

響「ちょ、ちょっと馴れ馴れしいぞ!」

P「えっと、そうかなー」

響「じ、自分、プロデューサーを殺しそうになった人物なんだぞ!?」

P「こらこら大声出さない、ここ病院だから」

響「あ……ごめんなさい」

 
P「それで、今日はどうした? まさか……」

響「うがー! そんな身構えないで欲しいさー! た、単純にお見舞い……」

P「そっかそっか。ありがとう」

響「だからなんで……」

P「まぁ、こういう性格だから仕方ないよ」

響「なんか調子狂うぞ……」

P「まぁ気にするなよ。あれはもう世間では無かったことになってるんだから」

響「……それもありがと」

 
P「ここの医院長がな、高木社長の知り合いなんだ。それで、黙って治療をしてくれたよ」

響「そうだよね。普通、警察沙汰になるから」

P「ま、この傷は俺が自分で勝手に付けたものってこと」

響「……うん」

P「それで、そっちはどうだ?」

響「え?」

P「ほら、961プロで何か起きてないか?」

響「……自分、961プロ辞めたんだ」

P「……え?」

さるよけ

ほいさ

がんば

おしりクラブ 面妖ヶ原貴音
やよいマイマイ
なんくるモンキー
おでこスネーク
ゆとりキャット

の語呂の良さは異常

そろそろいけるか

寝ちまったのか

まぁこれだけあればさるは解除されてるだろ
気付いたら頑張れ

ふむ

寝たか

 
響「この事件のこと、黒井社長に話したんだ」

P「…………」

響「するとね黒井社長、全部話してくれたぞ。貴音の移籍も、枕営業のことも……」

P「…………」

響「あはは、すっごく恥ずかしいさー……。全部、自分の勘違いだったからね……」

P「……これからどうするんだ?」

響「黒井社長は辞めなくていいって言ってたけど、もうアイドルは諦める。それに、家族も手放すことにした」

P「そんな」

響「自分、自分のこと完璧だって思ってたんだけど、実際はそうじゃなかったさー」

 
響「これからは、故郷の沖縄でひっそりと暮らそうと思ってる」

P「し、しかし」

貴音「なりません」

響「貴音?」

P「戻ったのか」

貴音「なりません、響……」

響「うわっ、急に抱きつくなんてびっくりしたぞ!」

貴音「……わたくしは、まだあなたを許してなどいません」

響「……うん」

 
貴音「ですので、765プロにきなさい」

響「そ、それは可笑しいぞ貴音。自分、どれだけの迷惑を……」

貴音「あなたが必死だったのは知っています。わたくしのため、家族のため、黒井社長のため、そしてプロジェクトフェアリーのために」

響「……」

貴音「とはいえ、響が行ったことは許されぬこと。ですので、その分を765プロで償いなさい」

響「で、でもそんなのどうやって」

貴音「それは響が見つけるのです」

響「……」

貴音「そして、いずれはわたくしと共にユニットを組みましょう」

美希「えー。そのときは美希もいっしょだよ!」

貴音「美希、いつの間に……ふふ。そうですね、いずれは新生プロジェクトフェアリーを結成致しましょう」

響「……うんっ、自分、今度は間違えないようにするさー!!」

 
―――
―――
―――



P「おーい、お茶」

響「うがーー!! 人使い粗すぎる!!」

P「おいおい。765プロの雑用係として自給あげてるだろー」

響「くそー!」

やよい「うっうー! 頑張りましょうー!」

響「うぅ、やよいだけが味方だぞー……」

貴音「響、かっぷらぁめんは……」

美希「響ー、ミキのお気に入りのクッションがないのー!」

春香「あ、私も手伝うからね!」

響「あーもう! 早くデビューしたいぞ……。そのときはプロデュースお願いするからなプロデューサー!」

 
貴音「それはそうと、あなたを抱きしめたときのことなのですが」

響「なぁに?」

貴音「胸、小さくなりましたか?」

響「うがーー!!」




終わり

関連SS
貴音「わたくしの体重は、5kgなのです」
やよい「話しかけないで欲しいかなーって」

響がレイニーデビルのせいでアイドルデビューできないとか個人的に嫌だと思った
だからレイニーデビル要素は可能な限り抜いた

あと、支援とさる避け、まじありがとうございました

こんな糞クロスSSな駄文読んでくれてありがとう

おつん!

おっつう

乙。
マイマイであずささん使ったみたいに真を使ってなんとかする手もあったんじゃないかと

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