セレナ「マカロンおせちはどうかな?」 (15)
フォッコ「フォッコ!」
セレナ「よかった~美味しかったならサトシたちにも食べててもらえるね♪」
フォッコ「フォッコ!」
ケロマツ(え?フォッコタソに毒味をさせていたのかこの雌狐トレーナーめ!)
ケロマツ(許さん!我輩のフォッコタソに毒味をさせるなどこのケロマツ容赦せんぞ!)
ケロマツ(だが我輩は人間語を喋れないポケモン、ここで武力介入したとしても我輩はフォッコタソにもサトシ殿にも誤解されてしまう)
ケロマツ(正月・・・あの手で行くか!)
サトシ「ふー、正月のトレーニングは気持ちいぜピカチュウ!」
ピカチュウ「ピッカピー♪」
セレナ「テイアーン!!サトシ~、おせちできたから先に食べてね、あとでお雑煮用意するから」
サトシ「待ってました!セレナ愛してるぜ!」
セレナ「や//やだサトシったら///まだそんな関係じゃないのに♥」
ケロマツ(やはり餅を食べる気であったか、フヒヒ)
ケロマツ(その餅の中にこっそり我輩の毒入りネバネバあわをセレナのと入れ変え始末するでおじゃる)
ケロマツ(フヒ、雌狐め覚悟するがよいw)
ある日、俺は引き出しの奥からゲームボーイを見つけた。?
裏返すとポケモンの緑が差してあり、運良く前のセーブも残っていた。?
久しぶりに『すごいつりざお』を使うと、アズマオウという名前の魚がつれた。?
しかし対する俺側のポケモンはレベルの低いピカチュウ。相手はしっぽをふるという?
ふざけているとしか思えないような、まるで俺をあざけるかのような技を使った。?
許せない、こうなったらと思い俺は技の欄の1番下の強いであろう技を選んだ。食らえ、『でんじは』!!?
・・・しかしそれは攻撃技ではなく、相手がまひするだけというなんとも腐った技だった。?
そして次のアズマオウの攻撃でピカチュウは一撃でのされ、俺はやる気をなくしてすぐに逃げた。?
しかし俺は思った。あの後アズマオウはどうなったのか、と。?
アズマオウの住む海にポケモンセンターはない。つまりあのアズマオウは一生まひの残った体で?
生活をしなくてはならなくなったのだ。俺のせいで。もしあのアズマオウが2ゲッターだったら、?
体が鈍くなるので2ゲットはまず無理だろう。つまり俺はあいつの2ゲッター人生に?
強制的に終止符を打たせたことになる。俺はなんというおろかなことをしてしまったんだろう!!?
アズマオウ、見ているか?俺は変わったよ。俺はお前にした罪を償うために2ゲッターをはじめた。?
お前と一緒に2ゲットをしたいんだ。俺にもう怖いものはない。いくぞ、アズマオウ!?
2ゲット!!
?
サトシ「へーポカロンをおせちにしたのかセレナやっる~♪」
サトシ「うっめうっめ!ピカチュウうまいか?フォッコも案外ガッツリ食ってるな」
フォッコ(や、やだ//サトシ様にこんな端ない姿を見られてしまいましたわ//お恥ずかしい///)
フォッコ(あぁ、こんな素敵な殿方と一緒にいるなんて私幸せでございます)
フォッコ(だけどご主人様もサトシ様がお好き、このわたくしめには叶わぬ夢、あぁなんと薄幸なポケモンなのでしょうかわた)
セレナ「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
サトシ「どうしたセレナ!?」
セレナ「ももも餅がああ・・・・」
ケロマツ(お?意外とはやかったでおじゃる、徐々にクタバッてくから覚悟するがよい雌狐!)
サトシ「どうしっちゃったんだよセレナ・・・」
セレナ「私は平気だけど・・・だけどお雑煮の餅を・・・」
サトシ「餅がどうしたんだ!!」
セレナ「お雑煮の餅を食べちゃったフラダリが息してないの!!」
サトシ「なんだって!?」
ケロマツ「!?」
当然の如くいるフラダリはいったい何なの
うわすごいシーンとしてる・・・
フラダリが毒味してくれたんだな
サトシ「この餅何か変だぞ・・・これは・・・・・・・ケロマツのあわじゃないか!?」
ケロマツ「!?」
セレナ「ホントだ・・・ケロマツの周りのあわに似ている・・・」
ケロマツ「ぎく!
フォッコ「これはどういうことですの?」」
ピカチュウ「まさか俺達を殺気だったのかケロマツ!」
トリ「ふざけるな!」
ケロマツ「これには事情が・・・」
フラダリ「ゴフッ!ケ、ケロマツよ・・・君はポケモンを滅ぼそうとしてたのか・・・」
サトシ「フラダリ無事だったか!良かったぜ!」
セレナ「よかったあ、心配したんだから!」
フラダリ「なんとかな、つまらせただけで大丈夫だ」
ケロマツ「こ、これは別にみんなを殺すためにやったんじゃなくセレナだけ殺そうとしたんでおじゃる!」
サトシ「なんて言ってんだよケロマツ!」
セレナ「さあ?」
フラダリ「ふむ、ケロマツはセレナが許せなかったらしい、ホッコを自分の物にするためにだと言っている」
フォッコ「きもいですわ」
セレナ「え、フラダリわかるの?」
フラダリ「あぁさっき道端で拾った翻訳機でな、なになにシト・・・まあいいこれは私の手柄だ」
サトシ「フラダリすげー!科学の力ってすげー!」
ケロマツ「うるさい!好きなポケモンと添い遂げたいからでおじゃる!お前たちに分かってたまるか!」
セレナ「わかる~、私もサトシと添い遂げたいな~♥」
サトシ「え、マジ?セレナ愛してるぜ!」
セレナ「や//やだ私ったら///ってサトシいいの!?」
サトシ「はは、冗談だよ!だけどセレナは料理上手だしずっと一緒にいたいぜ!」
セレナ「もう!サトシったら・・・・・・・♥」
フラダリ「そんなことはどうでもいい!ケロマツ貴様は人と分ち合おうとせず自分だけの物にしようとした俗物だ」
フラダリ「貴様の様なポケモンは美しい世界にはいらない!葬り去ってもらうか」
バトル終了
フラダリ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
サトシ「また負けたのかフラダリ~」
珍しくフラダリが正しいような…
ジュンサー「殺人未遂の容疑で逮捕します」カチャ
サトシ「元気でなケロマツ、たまには面会に来るから心配すんなって!」
ケロマツ「」
フラダリ「人とポケモンは皆平等に分け合わなければならない・・・そうそれが理想の世界」
フォッコ(そうなのね!ご主人様がサトシ様と一緒なら私もサトシ様と一緒!)
フォッコ(フラダリ様ありがとう!わたくし貴方の事変人と思っておりましたが良い事も言うのですね!)
フラダリ「さてと、みんなで雑煮を食するとしよう」
セレナ「そうね!みんな召し上がれ!」
サトシ「うんめうんめ」 ピカチュウ「ぴかぴか」アムアム フォッコ「フォッコ♪」
セレナ「みんな美味しそうに食べて私幸せ♪」
フラダリ「ウガ!ゴフッゴフッ!!」
セレナ「フラダリまたお餅をつまらせたの?」
サトシ「も~おっちょこちょいだなフラダリは」
サトセレピカフォコヤヤ「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
フラダリ「ゴホ・・・ウグッ」
おしまいける
喋ってんじゃん…
>>12
ポケモン達との間で会話してるって設定
フラダリは翻訳機でわかるって設定にしました
フラダリの負けたときのグラサン投げる動作から滲み出てくる絶妙な『もうどうでもいいや』感は笑った
トリで笑ったわ
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