唯「ぽけもん!!!!」 (7)

もう一度お願いします






《ポケモン警察署》

とても、薄暗いところに奴はいた。

???「・・・・・・あの小娘どものせいで・・・・・・小娘どものせいで〜!!」ドン!

モノクルをつけた男が壁に拳を振るう

???「思い出しても腹立たしい!この監獄の中で奴らのことを忘れたことは一度たりともない・・・・・・
  特にあの・・・・・・『ヘアピンをつけた小娘』と『カチューシャを付けた小娘』は!!」ガチャ!

背後で牢屋の開く音がする。男は後ろを見た。そこには茶色のコートを着た

???「おやおや。これはハンサム殿何をしに?」

ハンサム「ゲーチス。お前に面会だ。銀髪の三つ子たちだ」

ゲーチス「そうですか・・・・・・」

ゲーチスは自分の顎をさする。それと同時に笑みを素早くした。ハンサムは気づかなかった

ハンサム「速くしろ!面会の時間は30分だからな!」

ゲーチス「分かりました。」

ゲーチスは腰を上げると牢屋の外におとなしく出た。手錠をしていた

ゲーチス「では、参りましょう」

ゲーチスは薄暗い廊下を歩いて行った。
__________

この日、ゲーチスが監獄から脱走したことはニュースで全国に広まった。加え、オーレ地方で
捕まえた者も数名・・・・・・。
また、あの三つ子の元・ジムリーダーのプラズマ団にいた記憶がなくなったことも

彼が投獄されて、三ヶ月後の出来事だった・・・・・・

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ゲーチスが脱獄してから1年と半年が経った・・・・・・
《マサラタウン・オーキド研究所》

オーキド「・・・・・・そうか、まだ。見つからっておらんのか・・・・・・」

ワタル『はい、オーキド博士も気をつけてください。ゲーチスは、あの子達にポケモンを与えた貴方も恨んでる
    可能性もありますので』

オーキド「わしのことは心配せんでいい。それより、お前さんも気をつけてな」

ワタル『ありがとうございます。では、他の地方と合同会議があるのでこれで』ピッ

ツーツー

オーキド「ふ〜」ギシッ

オーキド「・・・・・・ゲーチスか。警察も大変な奴を逃がしたな」

コンコン

オーキド「お、やっと来たか」

???「博士ー!田井中律です」

オーキド「鍵は開いとる、入ってきていいぞ」

ガチャ

律「博士、お久しぶりです。少し老けた?」

オーキド「馬鹿者来て早々、変なことを言うな。ところで唯はどうした?一緒じゃないのか?」

律「ああ、私と唯ポケモンリーグが終わった後、また、旅に出たことは知ってるだろ?
  それで途中、唯がさ『今度は一人で旅を使用』って
  だから、私も唯とは1年以上会ってないんだ」

オーキド「二人、別々にか・・・・・・。
     ニドラン♂とイーブイを託した時とやはり成長したな」

律「そうだ。みんな出て来い!」ポン!ポン!ポン!ポン!ポン!ポン!

ランス「ガアアアァァァ!!」

スカイ「ニョロッ!」

ヒート「ヒヒヒイイン!!ブルルル・・」

ウィング「ワタ〜」

モール「ドリュッ!」

ボルト「ゼブウウッ!」

オーキド「リーグの時とメンバーは変わっておらんな」

律「へへ〜ん、こいつらじゃないと共に戦った仲だからな。博士、それともう一匹」

オーキド「そうじゃの。ほれ」

律「フォウル!久しぶりだな!」ポン!

フォウル「アーケ!」バサッ!

律「おわわわわ!?」ドタッ!

フォウル「ア〜ケ〜♥」スリスリ

律「・・・・・・フォウル、久しぶりで嬉しいのはわかるけど痛い」

オーキド「ははは、仲がいいのう!」

ガチャ!

???「博士!久しぶりだね!」

シャワーズ「シャワ!」

オーキド「おお、唯待っとったぞ」

律「フォウル、ちょっとゴメンな」

フォウル「ア〜ケ〜」バサバサ

律「久しぶr・・・・・・唯「りっちゃん!久しぶり!」ガバッ!

律「のわーーー!」バタン!

唯「会いたかったよ〜。もう大変で、大変で」スリスリ

律「わかった、わかったから!いったん離れてくれ!」

唯「は〜い、あ、りっちゃんみんなボールから出してるんだ!」

律「いや、入ったとき気づくだろ、普通」パンパンパン!

唯「じゃ、私も皆出てきて!」ポン!ポン!ポン!ポン!ポン!

ピッ太「ピッ!」ビシッ!

リュウ太「リュウウッ!」ビシッ!

チー太「チラチッ!」ビシッ!

ムー太「ムシャッ!」ビシッ!

ラー太「デラッ!」ビシッ!

唯「そして〜ブイ太!」

ブイ太「シャワッ!」ビシッ!

律「・・・・・・お前ら、何やってんだ?」

唯「全員集合の合図です!三日間考えました!」グッ!

律「グッ!っじゃねえよ!お前本当に真面目に旅してたのか?」

唯「もちろんです!」フンス!

唯のポケモン全員「フンス!」

オーキド「ははは」

律「・・・・・・もういいわ。それより、博士。私たちなんで呼ばれたの?」

オーキド「実はのう。渡したいポケモンがいるんじゃ」

唯・律「渡したいポケモン!?」

オーキド「うむ、そしてこのポケモンたちじゃ」ボン!ボン!ボン!

???「チコ!」

???「ワニワニ!!」

???「ヒノ・・・・・・」

唯「わあ!可愛いポケモンたちだね!」カチャッ

律「そういうのも変わってないんだな・・・」カチャッ

『チコリーター はっぱポケモン
 頭の葉っぱで 周りの温度や湿度を探る。 日差しを浴びるのが大好き』

『ワニノコ おおあごポケモン
 発達した顎を持ち 何にでも噛み付く習性。 トレーナーは注意が必要』

『ヒノアラシ ひねずみポケモン
 臆病な性格。 驚くと 背中の炎が 一段と強く燃え上がる』

律「チコリータにワニノコにヒノアラシか・・・・・・ずいぶん珍しいポケモンだな。じゃ、唯お前から選べよ」

唯「うんうん、りっちゃん」

律「なんだ唯?」

唯「今回はりっちゃんから選んでいいよ。」

律「そ、そうか///?遠慮なく選ぶぞ(唯、変わったんだな)
  そうだな・・・・・・こいつにするか!」ヒョイ!

ヒノアラシ「ヒ、ヒノーーーーーー!!」ボオオオオオオ!!!

律「あっぢーーーーーーーーーーーーーー!!」

オーキド「・・・・・・図鑑に書いてあっただろうがヒノアラシの性質は」ヤレヤレ

唯「り、りっちゃん大丈夫?」

律「だ、大丈夫じゃない・・・。それより、早く選べよ・・・」チリチリ

唯(頭がアフロみたいになってる・・・)「それじゃ、チコリータで!」ヒョイ!

チコリーター「チコチコ!!」スリスリ

唯「おお、よしよし、いい子いい子」ナデナデ

律(唯って本当にポケモンとすぐ仲良くなるよな)

ゾロゾロ
唯「って、みんな!?うわぁ!お、押さないでえええええぇぇぇぇ!!」グシャッ

律「懐かれるのも大変だな。博士、ワニノコはどうするんだよ」

オーキド「ん~、どうしようかのう。澪にでも頼んでみるかな」

律「ああ、あいつなら『シロガネ山を登る』って連絡があったんだ。だから、連絡は無理だと思うぜ」

オーキド「そうか・・・。ん~、どうするかの」

唯「は、博士~。それより、用はこれだけなの~。私、このあと予定が・・・」モミクチャ

オーキド「ああ、唯にはもう一つ頼みたいことがあるのだ」

唯「も、もう一つ?」

オーキド「デンリュウを研究所に置いていってくれんか?実は、デンリュウには新たな進化の可能性があるかもしれないんだ」

唯「ええ!リュウ太はまだ進化するの!?」

律「すげえ!」

リュウ太「リュウ?」

オーキド「それがまだわからない。だから、少しの間だけでいいから貸してくれんか?」

唯「う~ん、博士がそこまで言うなら仕方ないよね。リュウ太、いいかな?」

リュウ太「リュウ!」コクリ

唯「それじゃ決まりだね。博士、これリュウ太のボール」

オーキド「確かに受け取ったぞ。ところで唯、お前さん用事があるとか」

唯「そうなんですよ!今日久しぶりに家族みんなで旅行なんだ!」

律「へー、そうなのか?憂ちゃん今はホウエンのブレーンになってるもんな!」

唯「うん♪だから、今日の16時にクチバシティに・・・・・・」

律「唯、クチバまでは速くても二日かかるぞ」

唯「・・・・・・どどどど、どうじよう!りっちゃん。後30分で」アセアセ

律「しゃーない、ウイング!」

フォウル「アーケ!」

律「唯をクチバまで送り届けてくれ!」

フォウル「アーケ!」バサッ、ガシッ!

唯←フォウルニツカマレテイル・律オーキド「へ?」

フォウル「ガー!!」ハカイコウセン!! ドオオオオン ガラガラ ドッシャーン! ビューン!!!!

唯「あああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・!!!」キラン!

律「・・・・・・フォウル張り切るのはいいんだけど」チラッ

唯のポケモンたち「」ポツーン

律「はあ~」ヤレヤレ

オーキド「律・・・・・・」ガシッ

律「な、なんでしょうか?」タラタラ

オーキド「修理代じゃ」

律「やっぱし?」

はいはいふいこふいこ。


まぁ、頑張れ

エタる人は何度やってもエタるよね

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