馬鹿「Wikipediaは誰でも編集出来る!信憑性が無い!」 (13)

公式サイトとかがない限り少なくともネットでは一番信頼出来ると思うんだが

かわいい

お前高校出たのか?

科学においては信頼性に欠けるな

だれでも編集出来るけどすぐに訂正されるよね

間違い見つけたこと一度もない

ネットの中ではましだな
あくまで「ネットの中では」だが

概要を知るなら手っ取り早い

要出典

「教授は、課題を出します。」
「なぜ出すのだ。」
「習得度を確かめる、というのですが、誰もそんな、勉強を行っては居りませぬ。」
「たくさんの人を落としたのか。」
「はい、はじめは教授の妹婿さまを。それから、御自身のお世嗣(よつぎ)を。
 それから、リア充を。それから、ボッチさまを。それから、ヒッキーさまを。それから、DQNのアレキス様を。」
「おどろいた。教授は乱心か。」
「いいえ、乱心ではございませぬ。単位を、やる事が出来ぬ、というのです。
 このごろは、新入生の心をも、お疑いになり、少しく授業をさぼる者には、
 穴埋めの課題を差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めばFにされ、落とされます。きょうは、六人落とされました。」
 聞いて、メロスは激怒した。「呆(あき)れた教授だ。生かして置けぬ。」

 メロスは、単純な男であった。ラケットを、背負ったままで、のそのそ研究室にはいって行った。
たちまち彼は、研究室の院生に捕縛された。調べられて、メロスの懐中からはレポートが出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。
メロスは、教授の前に引き出された。
「このレポートの参考文献は何か。言え!」暴君ディオニスは静かに、けれども威厳を以(もっ)て問いつめた。
その教授の顔は蒼白(そうはく)で、眉間(みけん)の皺(しわ)は、刻み込まれたように深かった。
「wikipediaだ。」とメロスは悪びれずに答えた。
「ネットのか?」教授は、憫笑(びんしょう)した。「仕方の無いやつじゃ。おまえには、文章の信頼性がわからぬ。」
「言うな!」とメロスは、いきり立って反駁(はんばく)した。
「学生に単位をやらぬのは、最も恥ずべき悪徳だ。教授は、学生の試験をさえ疑って居られる。」
「疑うのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、おまえたちだ。
 当校の学生は、あてにならない。偏差値は、もともと30台さ。信じては、ならぬ。」
暴君は落着いて呟(つぶや)き、ほっと溜息(ためいき)をついた。「わしだって、全員卒業を望んでいるのだが。」

知るためじゃなく読むこと自体が好きになってきた

wikiは参考文献を見るものであってそれ自体をソースにするものじゃないだろ

レポートの参考文献にwikipediaを持ち出したら馬鹿にされるぞ

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