憧「ひみつのアコちゃん」 (72)
憧が正義のパンチをぶちかますSSです
ダラダラ書いていくので悪しからず
ひみつのアッコちゃんは全くの無関係ですww
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おっさんホイホイ
穏乃「憧、今日どこかに寄って帰ろうよ」
憧「どこに行くの?」
穏乃「ファミレスとか?」
憧「いいわよ」
穏乃「私はパフェを食べる」
憧「私はケーキ」
穏乃「よし行こう!」
ファミレスへ行く道中
穏乃「憧と寄り道して帰るの久しぶりだなぁ」
憧「インハイで遊ぶ時間あまり無かったからね」
穏乃「これからは思いっきり遊ぼう!」
憧「遊びまくるのもおかしいでしょ」
女性「引ったくりー!」
男性「どけ、ガキ!」ドン
穏乃「うわっ!」
憧「シズ!?」
穏乃「大丈夫…ちょっと打っただけ、それより追いかけないと!」
憧「追いかけるの?」
穏乃「もちろん」
憧「…仕方ないわね」
穏乃「待てー!」
男性「しつこいガキ達だ」
憧「シズ、二手に別れて追うわよ!」
穏乃「分かった!」
憧「これで、挟み撃ちに出来るはず…」
路地裏
憧「おかしいなぁ、こっちに来たはずなのに」
???「おい、そこのJK」
憧「誰!?」
???「此処だ此処、君の足元だ」
憧「足元?」
憧の足元にボロボロの牌が落ちている
憧「なにこれ、イーピンが喋ってる」
???「いいから早く拾ってくれ」
憧「何なのよ」
???「私は雀(ジャン)ボットだ」
憧「じゃんぼっと?」
雀ボット「そう私の名前は雀ボットだ、因みに声は神谷浩史だ」
憧「誰よそれ…ってこんな玩具で遊んでる場合じゃなかったー!」
雀ボット「玩具とは失礼だぞ!」
憧「喋る牌のどこが玩具じゃないって言うのよ!」
雀ボット「それよりJK、君は引ったくりを追いかけているのだろう」
憧「何で知ってるの?」
雀ボット「君の思考を読み取らせてもらった」
憧「怖っ!」
雀ボット「モタモタしてる暇はない、其所を右に行け!」
憧「そっちに行ったのね」
雀ボット「そういう事だ急ぐぞ、大事な親友を突き飛ばしたゲス野郎を許せないのだろう」
憧「言わなくていいから!」
憧「別れ道じゃない」
雀ボット「次は左だJK!」
憧「出鱈目言ってるんじゃないでしょうね」
雀ボット「少しは信用したらどうだJK」
憧「そのJKって呼び方やめなさい、私は新子憧」
雀ボット「そうか、ならば新子憧」
憧「なに?」
雀ボット「呼んでみただけだ」
憧「ふざけてる場合じゃないの!」
雀ボット「気を付けろ、其所を出たら引ったくり野郎と鉢合わせだ」
憧「えっ?」
男性「なっ…あのガキの1人じゃねぇか」
神谷さん仕事選べよ
雀ボット「先回り出来たようだな」
憧「あんた一体…」
雀ボット「油断するな新子憧、相手は犯罪者だ」
憧「早く警察に通報しないと」
雀ボット「馬鹿者!犯人を目の前にして呑気に通報する奴が何処にいる!?」
憧「じゃあどうすんのよ!?」
雀ボット「戦うしかない!」
憧「はぁっ!?」
男性「1人でぶつぶつうるせぇガキだな」スチャ
憧「ナイフ持ってるじゃない!」
雀ボット「心配するな、勝ち目はある」
憧「本気で言ってるのあんた!?」
雀ボット「私を天に掲げ叫ぶのだ!雀闘(ジャンファイト)と」
憧「ダサっwwwwwwww」
男性「何1人で笑ってんだ!」
雀ボット「避けろ新子憧!」
憧「ひゃあっ!」
男性「外したか」
雀ボット「犯人を捕まえるには戦うしかない、叫ぶのだ新子憧」
憧「えぇー…」
雀ボット「覚悟を決めろ!でなければお前は殺される!」
憧「…」
男性「このクソガキー!」
憧「雀闘!」
ピカァァァァァァ!
男性「なんだ!?」
憧「なにこの衣装!?」
雀ボット「凄く似合ってるぞ新子憧、とても可愛らしい」
憧「え、ありがとう…って少しは説明しなさいよ」
雀ボット「簡単に言うと今の新子憧は雀闘士アコだ」
憧「雀闘士?」
雀ボット「平和を守る正義の味方、雀闘士アコ!試しにアイツを殴ってみろ」
男性「何がなんだか知らねーが舐めてんなよ!」
憧「また来たぁー!」
雀ボット「臆するな!」
憧「もうどうにでもなれ!」スッ
ドゴォォォォン!
男性「グホオッ!」ゴロゴロ ドサッ!
雀ボット「見事な一撃だ新子憧」
憧「えっ私がやったの?」
雀ボット「そうだ、お前が引ったくり犯を成敗したのだ」
憧「」
雀ボット「これで事件解決だ」
ピカァァァァン
憧「あ、衣装?元に戻った」
穏乃「憧ー」
憧「シズ!」
穏乃「ハァハァ、犯人は…」
憧「えっと、そこに」
男性「」
穏乃「何で倒れてるの?」
憧「さ、さぁ誰かが殴り倒したんでしょ…ハハハ」
穏乃「?」
憧「それよりカバン返しに行かなきゃ」
穏乃「そうだね!」
かくして引ったくり犯からカバンを取り返し被害者へ返すことが出来たのであった
その日の夜
憧「持って帰ってきてしまった…」
雀ボット「ここが新子憧の部屋か」
憧「あんた何者なのよ」
雀ボット「説明したはずだ、雀ボットだ」
憧「そうじゃなくて、あの変身とか一体何なのよ」
雀ボット「あれはヤコス・ジカコが開発したテクノロジーで、私はそれを引き出すために作られた」
憧「意味が分からないんだけど」
雀ボット「つまりだ、新子憧の雀力を私が引き出すと変身が出来るのだ」
憧「へぇー」
雀ボット「あの犯罪者をやっつけたのも新子憧の雀力だ、その他にも一般的なJKの3倍の速さで走れたり出来る」
憧「だから一撃でやっつけれたのね」
雀ボット「新子憧今日から君は雀闘士アコだ、世に蔓延る悪のために共に戦おう」
憧「私普通の女子高生なんだけど」
雀ボット「そんなことは気にするな、碇シンジもそんな感じでエヴァに乗っていたのだから」
憧「あんた適当なことを言ってるでしょ」
雀ボット「その力があれば愛しの高鴨穏乃を守ることも出来る、さぁどうする?」
憧「…いいわよ、やってやるわ」
雀ボット「良い返事だ新子憧、やはり君との出会いは運命だったようだ」
憧「最悪の運命ね」
雀ボット「1つだけ忠告がある」
憧「なに」
雀ボット「新子憧が雀闘士アコと言うのは機密事項だ、もしバレたら新子憧の雀力は0になる」
憧「0になったらどうなるのよ」
雀ボット「麻雀が一切分からなくなる上に、麻雀で関わった人達のことが全て記憶から消えてしまう」
憧「えっ…」
雀ボット「当然高鴨穏乃の事もだ、気を付けてくれ」
憧「…」
雀ボット「新子憧」
憧「上手くやってみる、要はバレなきゃいいんでしょ?」
雀ボット「そうだ、だが無理はするな」
憧「分かってるわよ」
雀ボット「それと私を肌身離さず持っておけ、いざという時に困る」」
憧「これを持ち歩くのは…」
雀ボット「不満か?」
憧「麻雀やってるからって、牌を肌身離さず持ってるのもね…」
雀ボット「それもそうだな」
憧「そうだ!」
雀ボット「?」
憧「あったあった」
雀ボット「何をするつもりだ」
憧「穴を開けてストラップにするのよ」
雀ボット「止めろ!」
憧「その方が自然でいいじゃない」グリグリ
雀ボット「止めてくれ!痛い!痛いから!」
憧「ちょっと我慢しなさいよ」グリグリ ガリッ
雀ボット「アッーーーーー!」
こうして新子憧のおかしな日常が始まった
普段は女子高生、ある時は正義のヒーロー雀闘士アコ
これからどうなることやら
とりあえずここまで
これは期待するしかない
こういう発想できるようになりたいわほんと
正義のパンチが正義のパンチラに見えた
これは期待
穏乃「憧、おっはよー」
憧「おはようシズ」
穏乃「昨日は大変だったね」
憧「そ、そうね」
穏乃「結局パフェ食べれなかったし…」
憧「また今度行けばいいじゃない」
雀ボット(このJKが高鴨穏乃か)
憧(あんたは黙ってなさい)
雀ボット(新子憧、1つ良い知らせがある)
憧(良い知らせ?)
雀ボット(新子憧以外にもう1人雀闘士が誕生したようだ)
憧(嘘…)
雀ボット(本当だ)
憧(一体誰よ)
雀ボット(強い雀力を感じ取っているが、誰かまでは特定は出来ていない)
憧(そう、でも気になるわね)
雀ボット(大阪の方から雀力を感じる、一度行ってみる価値はある)
憧(大阪か)
穏乃「どうしたの憧?」
憧「何でもない何でもない」
穏乃「変な憧」
憧(次の休みに大阪に行くか)
雀ボット(その方がいい)
憧(大阪か…)
雀ボット(心当たりがあるのか?)
憧(微妙なとこ…)
その頃大阪
竜華「…」
雀マモ(どしたの竜華ー!元気無いよー!)
竜華(あんたのせいやろ…何でこんな事に…)
それは昨日の事
竜華「最近1人で帰るようになったなー、怜は病院があるから仕方ないんやけど」
オイテメェヤンノカオラァ!
ソレハコッチノセリフヤワレェ!
竜華「うわ、喧嘩しよるやん…」
???「そこのお嬢さん!」
竜華「誰や?」
???「こっちこっち」
竜華「こっちって何処やねん」
???「君の真下、ほうほう今日は白のパンツですか」
竜華「何でこんなとこにイーソウがあるん?ってかスカートの中見らんといてや!」
???「やっと気付いてくれましたかー、遅っ!」
竜華「なんやねんこれ…」
雀マモ「僕の名前は雀マモ!よっろしくー!因みに声は宮野真守」
竜華「…なんや玩具か、捨てよ」
雀マモ「えーっ!?捨てちゃうのー!?」
竜華「捨てるに決まってるやろ」
雀マモ「待て!早まるな!話を聞いてくれ!」
竜華「なんやねんもう」
雀マモ「あそこで喧嘩してる輩共を見てどう思う?」
竜華「物騒やし、近付くのは嫌や」
雀マモ「あいつらをやっつけてみたいと思わない?」
竜華「思わへんよ!」
雀マモ「えぇー…」
竜華「どう考えても無理やろ、相手は男や」
雀マモ「それが無理じゃないんだよねー」
竜華「ホンマに言うてんの?」
雀マモ「君が雀闘士になれば、あんな輩共は簡単に成敗出来るよ!」
竜華「…」
雀マモ「黙っちゃってどしたのー」
竜華「やっぱりこの玩具捨てるわ」
雀マモ「ちょっとー!!」
竜華「それにそんなことする年齢やないし」
雀マモ「年齢なんか関係無い、君の意思が重要なのさ」
竜華「…」
雀マモ「さぁ、決めるんだ」
竜華「…ホンマに出来る?」
雀マモ「出来る!君になら!自分を信じて!」
竜華「…やってみる、やってみるで!」
雀マモ「よく言った!君の名前を教えてくれ!」
竜華「竜華、清水谷竜華や!」
雀マモ「竜華、叫ぶんだ!雀闘(ジャンファイト)!」
竜華「じ、雀闘!」
キラキラバシュゥゥゥン!
竜華「なんやこる、フリフリの衣装やん」
雀マモ「似合ってるよ、胸元セクシー!」
竜華「見らんといて、恥ずかしいわ!」
雀マモ「でも凄く可愛いより」
竜華「なんやこる、フリフリの衣装やん」
雀マモ「似合ってるよ、胸元セクシー!」
竜華「見らんといて、恥ずかしいわ!」
雀マモ「でも凄く可愛いよ竜華」
竜華「うん…」
雀マモ「さぁ行こう、雀闘士の力を見せてやるんだ!」
竜華「何をしたらええの?」
雀マモ「殴る蹴る」
竜華「暴力はあかんやろ!」
雀マモ「暴力ではない、正義の拳だ」
竜華「いやいや…」
雀マモ「あいつらをやっつけるなら仕方無いんだ、分かってくれ竜華」
竜華「どうなっても知らんで!」
ザザッ
竜華「あんたら、喧嘩はあかんで!」
輩A「あぁ!?」
輩B「外野は黙ってろ!」
竜華(全くダメやん…)
雀マモ(今から言う通りに続けて竜華)
竜華(なんでや…)
雀闘士(いいから!)
竜華「なんや、あんたらうちに勝てる気無くて吠えとるんか?情けない雄やで」
輩C「なんやとてめぇ!」
輩D「調子に乗ったら痛い目見るで!」
竜華「全員来たやん!」
雀マモ(迎え撃つんだ竜華!)
竜華「そんなん言われても」
雀マモ(竜華!)
竜華「もういややー!」
ドガッ バキィ ボコッ ゲシッ
輩共「「「「ギャーーッ!!」」」」
竜華「こっち来んでや!」ブンブン
雀マモ「竜華」
竜華「なんや、まだあるん?」ブンブン
雀マモ「もう終わったよ」
竜華「えっ」
輩共「」「」「」「」
雀マモ「見事な戦いだったよ竜華」
竜華「これ全部…」
雀マモ「竜華がやったんだよ」
竜華「」
その日の夜
カコーン
竜華「何か今日はどっと疲れたで」チャプチャプ
雀マモ「お疲れ様、竜華」
竜華「なぁマモ」
雀マモ「なんだい」
竜華「何で私なん?」
雀マモ「?」
竜華「何で私が戦わなかあんの?」
雀マモ「ある意味決まった運命だね」
竜華「運命かぁ」
雀マモ「竜華に1つ大事な話がある」
竜華「なに急に神妙な空気」
雀マモ「もし雀闘士だとバレたら、竜華は麻雀が出来なくなるんだ」
竜華「冗談言わんでや」
雀マモ「麻雀が一切分からなくなるんだよ、あと麻雀で関わった人との記憶や思い出が全部消える」
竜華「…ホンマなん?」
雀マモ「本当だよ、君が大好きな園城寺怜って娘との思い出も何もかも消えちゃうんだ」
竜華「そんなおかしいやろ、何で最初に言ってくれへんの?」
雀マモ「ごめん竜華」
竜華「…もうええわ、自分で決めたことやし」
雀マモ「竜華…」
竜華「そうならんように頑張るし、マモもサポートしてや?」
雀マモ「任せとけ!」
雀マモ「なぁ竜華」
竜華「何?」
雀マモ「竜華って胸大きいな」
竜華「バカっ!」ザバッ
雀マモ「それともう1つ、これは朗報」
竜華「朗報?」
雀マモ「どうやら竜華以外にも雀闘士がいるみたいだね」
竜華「ホンマか、誰なん?」
雀マモ「詳しくは特定できないけど奈良の阿知賀の誰かだね、そのうち会いに来るみたいだ」
竜華「バレたらあかんのやろ?」
雀マモ「同じ雀闘士なら大丈夫」
竜華「そっか」
雀マモ「何はともあれよろしく竜華」
竜華「こちらこそや」
という事があったわけで
輩共「「「「昨日はすいませんでしたぁ!」」」」
ザワザワ ナニアレ ヤクザジャナーイ
竜華「何でこうなるんやー!」
とりあえずここまで
元ネタあるん?
全然分からんけど続き期待
奈良・阿知賀 部室
憧「リーチ!」
穏乃「また憧のリーチかー」
灼「最近の憧は強い…」
宥「…暖かくない」
玄「何やら秘密がありそうなのです!」
憧(最近絶好調じゃん私!)
雀ボット(雀力向上の影響だろう)
憧(雀力向上?)
雀ボット(雀闘士として戦うことで善意が雀力として新子憧に還元されている、それを繰り返す事で新子憧の雀力が向上する)
憧(なるほど、じゃあもっと頑張れば…)
雀ボット(頑張った分だけ還元だが無理をするな、雀闘士であるが新子憧は1人のJKだ)
憧(心配ありがとう、無理しない程度に頑張るから)
穏乃(憧って最近ボーッとしてることが多いんだよなー)チラチラ
灼(…これは大丈夫かな)コトッ
憧「ツモ!4000オール!」
灼(ダメだ、憧の勢いが止まらない…)
宥(結局一度も上がれなかったよ…)
雀ボット(流石だ新子憧、やはり素晴らしい雀力の持ち主だ)
部活終了
穏乃「今日も憧が1位か…」
玄「憧ちゃん最近良いことあった?」
憧「特には、無いかな」
灼「でも凄く調子がいい」
宥「暖かいことしてるから?」
憧「何も無いってばー」
雀ボット(新子憧、町の方から悪意を感じる)
憧(行かなきゃダメ?)
雀ボット(当たり前だ、放っておけば被害が出る)
憧(でも今日は帰りに皆で)
雀ボット(諦めてくれ、時間がない)
憧(…)
穏乃(憧?)
憧「ごめん、今日家の手伝いがあったから先に帰るね!」
宥「憧ちゃん?」
憧「すっかり忘れちゃってて…」
灼「そう、気を付けて」
玄「またね、憧ちゃん」
穏乃(行っちゃった、やっぱり変だ最近の憧…)
町
憧「これでいいんでしょ?」
雀ボット「憧の用事も理解できるがこちらの方が優先的だ、分かってくれ」
憧「はぁ…」
雀ボット「新子憧、そこを右に抜ければ犯人先回りが出来る」
憧「もう刃物とか持ってなきゃいいけど」タッタッタ
犯人「へへっ、これで逃げ切れるぜ」
憧「残念、ゲームオーバー」
犯人「んだてめぇ!」
憧「行くわよ、雀闘!」
ピカァァァァン
雀ボット(新子憧、あいつは金属バットを持っている)
憧(こっちは武器無いじゃない)
雀ボット(武器はある、手を前に翳し叫ぶんだ“アコースティック!”)
憧「アコースティック!」
シュゥゥゥン!
憧(なにこれ?)
雀ボット(これが武器だ、強度はダイヤモンドの5倍を誇る新子憧の武器)
憧(まさか私の武器が棒だから憧ースティック【棒】なんて言わないわよね?)
雀ボット(…とにかく戦うぞ!)
憧のスティック(意味深)
憧(後で覚えてなさい…)
犯人「どういう手品か知らねーがふざけてんじゃねーぞ」ブンッ
雀ボット(来るぞ、新子憧)
憧「えいっ!」ガキーン
犯人「バットがくの字に曲がりやがった!?」
憧「覚悟しなさい!」
犯人「ワーーーーーッ!」
ドカッバキッボコッ
犯人「」
雀ボット(悪意が消えた、よくやった新子憧)
憧「ハイハイ、お疲れ様」
雀ボット(人が来る前にこの場を去るぞ)
憧「そうね」タッタッタ
犯人「」
??「おっかしいなー、ここに居たような気がしたんだけど…」
夜 新子家・浴場
憧「はぁー」ザバー
雀ボット「ここ最近の頑張りは称賛に値する、この調子なら少し休んでも問題はないはずだ」
憧「もうくたくた…」チャプチャプ
雀ボット「明日の日曜、いよいよ大阪だな」
憧「もう1人の雀闘士って誰なんだろ」
雀ボット「その目で確かめるしかない」
憧「それはそうなんだけど…」
雀ボット「大丈夫だ、友好的になれる雀闘士だというのは確かだ」
憧「今考えても仕方ないわね、今日もう寝るわ」ザバッ
雀ボット「新子憧」
憧「ん?」
雀ボット「意外とスタイル良いな」
憧「どこ誉めてるのよ…スケベ」
雀ボット「そういうつもりはないのだが、気に障ったならすまない」
憧「…///」
その頃大阪
清水谷家・竜華の部屋
雀マモ「竜華竜華ー!明日いよいよもう1人の雀闘士が会いに来ちゃうよー!」
竜華「何でそんなにテンション高いん?」
雀マモ「竜華は楽しみじゃないの?」
竜華「楽しみやけど阿知賀のメンバー知ってるし、そこまでやないよ」
Prrr!
雀マモ「電話だよ竜華」
竜華「怜からや」
雀マモ「愛しの彼女からのラブコール!」ヒューヒュー
竜華「茶化さんといてや」
怜「もしもし、竜華?」
竜華「もしもし、どうしたん怜」
怜「竜華最近何かあったんか?部活に出らん日が増えたし」
竜華「何もない、怜の気のせいや」
怜「ならええけど、ボーッとしとることも増えとるし…」
竜華「心配してくれてありがとな怜」
雀マモ(告れ告れ!チャンスだぞー!)
竜華(黙っといてや)
怜「竜華?」
竜華「え、何の話?」
怜「…やっぱり変や」
竜華「変や無いよ、気のせいやって」
雀マモ(恋のせいだからねー!愛してるよって言っちゃいなよー!)
竜華「黙っとき!」ガシッ ブン ガシャン
雀マモ「」プスプス
怜「」ガタガタガタガタ
竜華「はっ!?怜、今のは違うんや!」
怜「竜華、ごめん切るで」
竜華「待ってや怜!と…」
プー、プー、プー
竜華「うわぁぁぁ、マモのせいやー!」
あーあ……
雀マモ「深く反省しています、許してください」
竜華「次やったら真っ二つにするで」ゴゴゴゴゴ
雀マモ「…はい」
竜華は怒らせると恐い、身をもって体験したイーソウ雀マモであった
またまたその頃
園城寺家
怜「やっぱり変やった…」ジャー ←シャワー音
急用があるとか、大事な用があるとか、最近全然膝枕してくれへんし
怜「絶対なんかある、調べなあかんな」キュッ ザパーン
もしかしたら、うち以外に気になる子がおるんやろか…
もう既にうち以外の子にうつつを抜かしとるんやろか
怜「…りゅうかぁ」プクプク
そして来たる日曜日
雀ボット「いよいよだな新子憧」
憧「1つ聞いておきたいんだけど」
雀マモ「なんだ」
憧「雀闘士ってバレたらアウトじゃなかったかしら?」
雀ボット「雀闘士同士なら問題はない」
憧「なら心配ないわね」
雀ボット「もう1人の雀闘士の雀力が前より強くなっているのが感じられる…」
憧「ますます会うのが楽しみね」
雀ボット「行こう」
一方竜華側
雀マモ「雀闘士の雀力を感じる、どんどん近付いてるよー」
竜華「阿知賀の誰なんやろ」
雀マモ「前より雀力上がってるね、フムフム」
竜華「こっちからも近付いてみよか」テクテクテク
憧(近いみたいね)テクテクテク
テクテクテクテク テクテクテクテク
憧「あっ」
竜華「あっ」
竜華「もしかして…」
憧「この人が…」
竜華・憧((もう1の雀闘士!))
竜華「なんや憧ちゃんやったんかー」
憧「もう1人の雀闘士って竜華さんだったんだ」
竜華「ここで話すのもあれやし、移動しよか」
憧「あまり公言出来ない話だしね」
仲良く歩いてく二人…を見ていたのは、おやおや
ちょっと離れた茂み
怜「何で新子憧がおるんや、何で楽しそうに竜華と歩いていくんや…気になるで」
穏乃「あれって竜華さんだ、いつの間にか仲良くなったんだろ…気になる」
怜・穏乃「「追いかけるしかない!」」ガサッ!
怜「・・・」
穏乃「・・・」
怜・穏乃「あっ」
とりあえずここまで
おつー。続き待ってるぞー
とある公園
竜華「お互い大変やなぁ」
憧「大変なんてものじゃないわよ、遊びにも行けないし」
竜華「それは分かるわ」
憧「この前も穏乃との予定ドタキャンしちゃったし…」シクシク
竜華「よしよし」ナデナデ
憧「竜華さぁぁん」
竜華「泣きたいだけ泣いてええで、いくらでも胸を貸したるわ」ギュッ
憧「お言葉に甘えて」フニフニ
竜華「い、いたずらはあかんで!」
ユウネェクライオオキイ
ソンナンシタラダメヤー
怜「」
穏乃「」
怜「なんやねんあれ」
穏乃「何か心にドロドロとしたものが湧いてきます」
怜「奇遇やな、うちもや穏乃」
穏乃「怜さん、あれは黒ですね」
怜「真っ黒や、弁明の余地無しの浮気や」
憧「竜華さんありがと、元気出てきた」
竜華「おいたが過ぎるでもう」
憧「ついつい」
雀ボット(2人とも、楽しい話は終わりのようだ)
雀マモ(商店街の方から強い悪意を感じる、急ごう)
竜華「こんな時に…」
憧「行かなきゃいけないんでしょ?」
雀ボット(そうだ、だが今回は雀闘士2人だ)
雀マモ(力を合わせれば大丈夫!)
竜華「行こか、憧ちゃん」
憧「それしかないみたいね」
穏乃「怜さん、憧達が!」
怜「追いかけるで!」
商店街
穏乃「見失っちゃった…」
怜「うちがすぐへばるばかりに…」ハァハァ
穏乃「気にしないでください、少し休みましょう」
怜「ホンマすまんな」
穏乃「困った時はお互い様ですよ」
一方、憧たちは
憧「悪いやつは何処にいるの?」
雀ボット「おかしい、突然悪意が消えた」
竜華「何やそれ、ここに悪もんがおるんやろ?」
雀マモ「2人が商店街に入った瞬間にパッタリ悪意を感じなくなった」
憧「誰かが捕まえたりした…とか?」
雀ボット「分からない」
??「膨大な雀力を感知…」
雀マモ「悪意を再び感じる!商店街から離れていく!」
雀ボット「追うぞ!」
竜華「次は当たりなんやろうな?」
雀マモ「当たりなんてものじゃない!恐いくらいの悪意だ」
人気の無い廃工場
憧「こういうとこに逃げ込むってことは」
竜華「確定やな、何処におるんや!出てき!」
ザッザッ
憧「なっ…あれって」
竜華「嘘やろ…」
小 鍛 冶 健 夜 !
雀ボット「なぜヤコス・ジカコあなたが!」
雀マモ「説明してくれ!」
健夜「ヤコス・ジカコは偽名です、あのテクノロジーを生み出したのは強い雀力を奪うため」
憧「何を言ってるの?」
健夜「バレたらアウトは嘘、貴女たちは私のために雀力を高めていただけ」
竜華「それって…」
健夜「単なる餌です」
健夜「これから貴女達の雀力をいただきます」
憧「奪ってどうするつもり?」
健夜「雀力も麻雀を通して得た記憶も全て私の物として取り込む、そうして私は誰にも負けない強さを手に入れる」
竜華「なん…やと!?」
健夜「まずは貴女から」
雀マモ「逃げろ竜華!」
憧「竜華さん!」
竜華「えっ…」
健夜「清水谷竜華、確保」ガシッ
その瞬間、まるで糸が切れたマリオネットのように竜華は崩れ落ちた
竜華「」
憧「竜華さん!!」
健夜「なかなか上質な雀力ですね」
憧「なによこれ…」
雀ボット「逃げるぞ新子憧!」
憧「逃げるって言われても…」
健夜「逃がしませんよ」
雀マモ「アコ!」
憧「えっ」
健夜「貴女の雀力もいただきます」
憧(嫌…奪われたら何もかも失っちゃう)
雀ボット「新子憧!」
憧「シズ、シズゥゥゥゥ!」
健夜「さようなら」
憧「」バタリ
健夜「これで私は誰にも負けない」
雀ボット「新子憧!返事をしろ!」
憧「」
雀マモ「竜華!」
竜華「」
健夜「…」スタスタ
健夜は去っていった
一方穏乃たち
穏乃「…」
怜「穏乃どうしたん?さっきから向こう見て…」
穏乃「憧の声が聴こえた…」
怜「声?」
穏乃「行かなきゃ」
怜「何処行くねん、待ってや」
廃工場
怜「何でこんなとこに来たんや…」ゼェゼェ
穏乃「怜さん、あれ…」
怜「?…竜華?」
穏乃「憧…」
竜華「」
憧「」
穏乃「憧!憧!」
怜「竜華!」
穏乃「憧!返事をしてよ!」
怜「竜華!起きぃや竜華!」
穏乃「あこぉ…」ポロポロ
怜「りゅうかぁ」
雀ボット「高鴨穏乃」
雀マモ「園城寺怜」
穏乃&怜「!?」
雀ボット&マモ「君達に全てを話そう」
とりあえずここまで
2日くらい繋がらなかったね
復活してすぐ読めるとかすばらっ!
続き期待してますー!
数日後
怜「なぁ、ホンマにこれで竜華を取り戻せるんか?」
雀マモ「もちろん!君の雀力に竜華の運命が掛かっている、全力でサポートするよ!」
怜「…今日な、学校で竜華に会ったんや」
雀マモ「様子は?」
怜「…」
学校
竜華「見てやー、今日は自分でお弁当作ったんよ」
女子A「上手いやん!」
女子B「ははーん、さては好きな子でも出来たなー?」
竜華「そんなんおらんよー」
女子A「隠し事してもバレバレやでー」
女子B「ほら言った言った」
竜華「ホンマにおらんってばー」
怜(好きな人はおらん、か…竜華…)
雀マモ「やはり忘れてしまってるみたいだね」
怜「竜華…竜華…」グスン
雀マモ「多分アコも同じ様に穏乃の事を…」
怜「穏乃も苦しんどる、はよ何とかせんと」
奈良・阿知賀
教室
憧「中川かのんって超可愛いよねー」
女子C「歌マジ上手いし」
女子D「今度カラオケでかのんちゃんの曲歌おうよ」
憧「いいわねそれ!」
穏乃(憧と話すことも無くなったし、憧は麻雀の話をしなくなっちゃった…)
雀ボット(…穏乃)
穏乃(わかってる、でも今は…)
雀ボット(穏乃、すまない)
穏乃(…謝らないでよ)
雀ボット(しかし、それでは)
穏乃(私は…大丈夫だから)
雀ボット(分かった)
竜華と憧は社交的で友達多そうだもんね
忘れられて、これは寂しいな
頑張れ怜とシズ
帰り道
穏乃「今日も部活サボっちゃった…」
雀ボット「穏乃、今日はどうする?」
穏乃「行くよ、憧もそうするはずだし」
雀ボット「無理はしなくていい、まだ少しだけ時間はある」
穏乃「ううん、今行かなきゃ後悔する!憧を取り戻すためだもん」
雀ボット「強いな、穏乃は」
穏乃「そんなことないよ、よし行こう!雀闘!」
穏乃と怜は大切なものを取り戻すために、悪と戦った
来るべき決戦の日に備え、雀力を高めていった
そして大阪
穏乃「怜さーん」
怜「待っとったわ穏乃」
穏乃「お待たせしました」
怜「で、ここの調子はどうや?」ムニムニ
穏乃「ひゃっ!と、怜さん…そこは…」
怜「心は折れとらんみたいやな、心配ご無用ってか」モミモミ
穏乃「大丈夫ですけど、いきなりは…」
怜「軽いボケや」
雀ボット(漫才は置いて二人とも)
雀マモ(今日集まったのは…分かるよね?)
穏乃「…うん」
怜「いよいよやな」
雀ボット(そうだ、大切なものを取り戻すラストチャンスだ)
雀マモ(二人とも油断しないように)
穏乃「もちろん」
怜「絶対に竜華を取り戻すんや」
穏乃「行きましょう怜さん」
廃工場
穏乃「ここで憧と竜華さんは…」
怜「…」
雀ボット(来るぞ!)
雀マモ(禍々しい雀力だ…!)
健夜「わざわざ雀力を渡しに来たのですね…」ゴゴゴゴゴゴ
穏乃「違う!取り戻しに来たんだ!」
怜「憧と竜華を返してもらうで」
健夜「それは出来ない」
穏乃「それなら」
怜「力ずくや」
健夜「愚かですね」スッ
怜「穏乃、左や!」
穏乃「はい!」
健夜「…!?」
雀マモ(いいぞ怜!)
雀ボット(穏乃、ナイスだ)
穏乃「へへっ、今度はこっちから!」ヒュッ
健夜「…ぐっ」
怜「うちもおるで!」ブンッ
健夜「ぐはっ!」
雀ボット(圧している、行ける!)
雀マモ(これなら…!)
健夜「一巡先を見る能力、これを手に入れれば私はさらに…」
怜「まずはうちが狙いか」
穏乃「怜さん」
怜「大丈夫や、やられへんで」
健夜「では、これはどうでしょう」スッ
怜「!?」
怜…怜…
怜「竜華…?」
雀ボット(あれは…)
雀マモ(惑わされるな、ヤツが作り出した幻覚だ!)
穏乃「怜さん!」
怜「竜華…!」テクテク
健夜「捕まえましたよ」ガシッ
雀マモ(怜!)
怜「…なんてな」
健夜「なっ…!?」
怜「トリプル…三巡先や」
穏乃「そこだぁぁぁぁ!」
健夜「あぁぁぁっ!!」ドサッ
怜「あんたがうちを惑わそうとするのはわかっとったで」
穏乃「私たちの勝ちです」
健夜「私はまだ…っ!?」
雀ボット(膨大な雀力が健夜の体から抜けていく)
雀マモ(健夜にあれだけの雀力を抱えることはもう不可能だ、雀力があるべき場所へ戻っていく)
健夜「私はまだ終わらないの!誰に負けない!振り込まない!誰にも…」
怜「哀れや…」
穏乃「もう終わりにしましょう、健夜さん」
健夜「私は…」ガクッ
怜「終わったんやな穏乃」
穏乃「はい、これで憧も竜華さんも…」
3日後、小鍛治健夜はプロを引退し、表舞台から姿を眩ました そして
奈良・阿知賀
穏乃「憧ー」スリスリ
憧「シズくっつきすぎ、皆見てるじゃない」
穏乃「いいじゃん見られても、憧は…嫌?」
憧「…っ///」
穏乃「いつもは自分からくっついてくるのに、恥ずかしいんだ」ニヤニヤ
憧「そ、そんなことないわよ!」
穏乃「じゃあ見られてOKってことで」ギュー
憧「シ、シズゥ…///」
穏乃(大好きだよ、憧ー)ムギュー
大阪
怜「竜華、んー」
竜華「怜?」
怜「なんや」
竜華「いまのなんなん?」
怜「チューのおねだりや」
竜華「ブッ!」
怜「りゅーかー」
竜華「あ、あかんて!」
怜「…竜華?」ウルウル
竜華「うっ…」
怜「…竜華」スッ
竜華「…」
怜「…んっ」
竜華(今、怜とキスしとるんやな…って怜!?)
怜「んっ、ん…」
竜華(舌入れたら、あか…ん)
怜「っはぁ、りゅーかー」ポー
竜華「怜…」
怜「りゅーかー」ギュー
竜華「怜?」
怜「大好きやで竜華」
竜華「ふぇっ!?」
怜「んー」スリスリ
こうして穏乃は憧、怜は竜華を取り戻しいつもの日常が再び動き出した
某所
?「ふんふふーん♪」
??「そこの綺麗な金髪のお嬢さん」
?「それって私のこと?
??「もちろん、そうですよ」
?「で、私に何のよう?」
??「もっと強くなりたいと思いませんか?」ボウッ
?「えっ」フラッ バタッ
??「フフフ」
?「テ、テルー…」ガクッ
カン
くぅ?疲れましたww
すばらでした乙乙!
面白かったよー!
乙
面白かったわ
乙
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