清太「やるがなって……」

節子「扱い方わからへんとか言わんやんな？」

清太「そ、そらなんとなくわかるけども……」

清太「せやけど、こんなもん持っててどないすんねん、満州ちゃうんやぞ！」

節子「そらまあ、食べ物要る時とか持っといたら便利やん……？」ﾆﾔﾘ

清太「節子！お前なんちゅーこと言うんや！！」ｶｯ!!

清太「兄ちゃん悪い子にはお仕置きしたる！！」


節子「はア！？」

節子「ふざけんのもいい加減にせいや！！」

清太「！！」ﾋﾞｸｯ!!

スレタイでクソ笑って内容で腹筋崩壊したわ

節子「兄ちゃんがしっかりせえへんからウチが頑張っとるんやぞ！！」

節子「ウチに文句言うんやったら食いモンの一つでも取引して持ってこんかいや！！」

清太「せ、節子……」

節子「そんなんやったらごく潰し言われてもしゃあないねんで！！」


清太「せ、節子……確かに、節子の言うとおりや……」

清太「兄ちゃん反省するわ……許してや」ｼｮﾎﾞﾝ


節子「わかればええねん」

節子「兄ちゃんも早ようまく渡世できるようになってんか」ｼｭﾎﾞｯ……!!

清太「た、タバコまで……！？」

節子「プハー！！美味いわー！！」ｽﾊﾟｰ!!

－防空壕－

清太「節子、ここで一緒に暮らそう！」

節子「へえー！！兄ちゃんエエトコ見つけてきたやんか！！」

清太「早速ごはん作ろうか！飯盒炊爨や！」

節子「アホか！！こんなエエトコ２人で住むだけに使うなんて、アホのやるこっちゃわいな！！」

清太「どないせいっちゅーねん」

節子「ウチに考えがあるねん」ｸｸｸ……

世渡りの墓

―――

叔母さんの娘「なんですって……？」

節子「金欲しないか？」ｽﾊﾟｰ!!

叔母さんの娘「ま、まあ……家の手助けになれば……ええと思いますけど……」

節子「すぐ稼げる仕事あんねん」

節子「女学生は人気あるんやで」ﾆﾔﾘ

寝る

乙

これあかんやつや

この内容なら泣かなくて済むわ

読んだことあるぞ

いいぞ、もっとやれ

投下

　“『あなぐらや』本日開店！！”


叔母さんの娘「オニーサンオニーサン、寄ってってー！！ウチと遊んでいかへん～？」

おっさん「おっ！ネーチャン可愛いやん！いくらや？」

―――

おっさん「はあっはあっ……！ネーチャン締まりエエやないか！久しぶりのオメコほんま気持ちエエわ！！」ｽﾞﾁｭｽﾞﾁｭ

叔母さんの娘「いややぁ～！！堪忍してェェェ！！！！」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝｯ

おっさん「ああ～！ワシいってまうー！！」ﾄﾞﾋﾟｭﾙﾙﾙﾙ!!!

叔母さんの娘「ウチもいぐうううううう！！！」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝｯ


節子「ええでええで！よう頑張った！！その調子でジャンジャンこなしてあんじょう稼ぎや！！」

叔母さんの娘「はいっ！！」

気分が下がらないなw

清太「せ、節子……！これ売春宿やないか……！！」

節子「なんかアカンのん？」ｽﾊﾟｰ!!

清太「“アカンのん”って……」

節子「ええやん儲かんねんから。これでウチも兄ちゃんも生活には困らへん」ｽﾊﾟｰ!!

清太「せ、せやけど……」

節子「御まんま食えて不満な事なんか何もあらへんやろ？」ｽﾊﾟｰ!!

清太「そ、そやな……節子の言うとおりかもしれへん……」ｼｮﾎﾞﾝ……

―15年後・かつて防空壕だった場所―


　ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ……


娼婦たち「「にーちゃんにーちゃん、ウチと遊ばへんかー！」」

娼婦たち「「社長はーん！！サービスしまっせ～！！」」

おっさんたち「「おう！ほな今日は『あなぐらや』で一丁ヤろか！！」」

おっさんたち「「『あなぐらや』は別嬪さんばっかりやしな！！ホンマ最高やで！！」」

―――

子分「節子のアネキ！！お久しぶりで！！」

節子「おう、良うやっとるか？」ｽﾊﾟｰ!

子分「へい！！『料亭あなぐらや』本店、相変わらず繁盛しとりますわ！！二～五号店も、ようやっとります！！！」

節子「ええでええで」

節子「新規開拓した広島と福岡の店も、すっかり軌道に乗ったしな……ええこっちゃ」ｽﾊﾟｰ……!

節子「……そういやアンタ、妹はん病気やって聞いたで？」

子分「へい……」

節子「ほれ、これ持っていき（お札）」ｶﾞｻｯ

子分「あ、ありがとうございます！！」ｻｯ!!

節子「妹はん大事にしたりいや、泣かしたらアカンで」

子分「へ、へい……！」ｸﾞｽｯ……!!

節子「……懐かしいな……」ｽﾊﾟｰ……

節子「ここに来るといつもあの防空壕思い出すわ」

子分「防空壕ちゅーと、アネキの出発点ちゅーアレですか？」

節子「せや」

節子「今ではもう跡形もあらへんけどな」ﾌﾌｯ

節子「全てはここから始まったんや……」ｽﾊﾟｰ……




清太「ｳｨｰﾋｯｸ、節子ォ～！」ﾌﾗﾌﾗ

節子「兄ちゃんはまた飲んだくれてんのかいな」ﾊｱ……

清太「ああ、兄ちゃんはてんで駄目やさかいな」ﾋｯｸ

清太「兄ちゃんは何もせんでも節子が全部やってくれるさかい」ﾋｯｸ

節子（この１５年、ウチが頑張りすぎて兄ちゃんはすっかり駄目になってしもた……）

節子（でも、この駄目な兄ちゃんがおらんかったら、ウチはここまでのし上がられへんかった）


節子（今ではウチには、養わないかん子分や女達がいっぱいおる……！！）

節子（もちろん兄ちゃんもや！！）

節子（ウチはこれからも頑張らないかん！！）


節子（そんで……そんで、いつか天下に節子の名前を広めたるんや！！！）


清太「節子ォ～！」ｳｨｰﾋｯｸ!


節子（見とけや兄ちゃん！！節子はこれからもやったるで！！！！）

完

>>2

■訂正

清太「やるがなって……」
↓
清太「やるさかいって……」

完璧なSSだった

ビエンティエンフーを思い出すな

乙

一言、言わせてもらうと


二番煎じ乙

一応かぶってないか調べてから書いたんですけど
もうあったようで、すみませんでした

二番煎じでも面白かった、次に期待、乙

使い古されたネタだからむしろ気にしない
乙

スレタイがドロップキックやない！に見えた

下種のお涙頂戴ほど気分の悪いものもない