アイテムチートで無双したい(18)
ネタ切れ等で乙るかも知れませんが
1ヶ月くらい音沙汰無ければどなたか代行頼みます
事の発端がいつだったか…忘れたが、夢心地な空間で人を象る光の塊が俺に語りかけてきた
『(直訳)チートをやるから管轄世界を見回ってくれ』
…そんなこんなで俺は光の意思に異世界に飛ばされた
期待
………
……
目が覚めると俺は森の中に居た
光の意思から貰ったチートは《アイテム無制限》
俺が生前?に知る限りの様々なRPGのアイテムを使えるという物だが
「ズボンのポケットが四次元ポケット?」
ドラえもんのRPGなんて知らんしやった事ないぞ?
少し怪しんでポケットを探ると何やら手紙が出てきた
『(直訳)お前のポケットをドラクエのふくろにしといた。取り寄せバッグの効果も併せ持つ。武器・防具・道具関わらず出るが無制限だからと言って盗難には注意しろ』
手紙の内容は以上だ
…ここどこだよ
………
……
あれから森を出て周囲を探索した
幸いにもすぐ近くに村があったので情報収集してみると、トンデモない事が判明した
「波の国って…NARUTOかよ」
近くに村人が居るのに思わずOrzしてしまった俺は悪くねぇ
一般人の死亡率が高いこの世界でアイテムだけでこの先生キノコるなんて…無理ゲーすぎる
…取り敢えず強化だ
RPGと言えばステータス強化アイテム。
ドラクエの種や実、ポケモンの薬品等で強化を謀る
~強化しまくること数時間~
ドラゴンボールのスカウターで俺の戦闘力は格段に跳ね上がった!
フリーザ様の「私の戦闘力は53万です」を素でできるぐらいになったと思う
…しかし困った事に強くなったかを確認できないでいる
何故ならば、俺はこの世界では無所属。敵対する相手が居ないからだ
と、油女さんの真似をしつつ今後の事を考える
ハァ…かめはめ波撃ちてぇ
あ、もう結構です
唐突だが俺は今、首切り包丁の使い手から逃亡している
事の始まりはこうだ。
情報収集していた→磨けば光りそうな原石(孤児)を拾う→氷遁の血継限界だった→首切り包丁の男に「その子を置いていけ」と脅されたが無視した→現在に至る
因みに氷遁の子は俺にお姫様抱っこされている
グランディアEXより風のマナエッグの効果で回避率を上げているのもあってか、今のところ攻撃は避けられているが
「見逃しては、くれんよね」
さて、どうしてやろうか
さて、俺は現在桃地を懲らしめる為に逃げるのを止め対峙している
氷遁の子は俺の後ろに匿う
ポケットに手を突っ込み適当なアイテムを掴んで投げる
「今週のビックリドッキリメカ発進♪」
ボフン!
現れたのは2メートルはあろうかという人形の戦闘兵器!
その名を!
その名も!
『アッガイ』
~再不斬side~
…どうなってやがる
前々から狙ってた雪一族のガキを連れたこの男…
ただの旅人かと思ってたが、ズボンのポケットを探るなりヤカンやら目覚まし時計やら、ポケットに入れてたにしてはあり得ねぇ質量の物を投げまくりやがる
こいつは忍者崩れの商人か何かか?
しかもやたらと毛の生えた饅頭
(by天外魔境3)を投げてきやがる
…かと思えば奴の投げた土偶みてぇな玩具がみるみるうちにでかくなりやがる
傀儡使いだったのか?
~side out~
~俺side~
アッガイが出てきた!?
MSってアイテムに分類されるのか?
…あぁ
(人型)兵器だから武器に分類されるのか
…しかし
どうやって動かすんだ?
見たところコントローラも無いし
俺は傀儡は使えないし…
お!そうだ
~side out~
「首領パッチマグナム!」
強化した腕力によってアッガイを再不斬にぶつける
あいにく
首領パッチマグナムと言いつつ突き飛ばしでしかできなかったが
再不斬の意表を突けたようでアッガイの下敷きになってもがいている
俺はこの隙にダウナーソウル
(フロンティアゲート)を使い再不斬の気力を削いだ後、氷遁の子を拾い上げ一目散に逃げ出した
…うん、我ながら格好悪いと思うよ
【波の国:名も知らぬ町】
さて、なんとか再不斬を撒けたので一息つく為にとある町の宿屋に腰を降ろしている
氷遁の子
(…いい加減名前が知りたい。まぁ、間違いなく白だろうけど)
「取り敢えず、ここまで来れば安全だ。逃げ足には自信があるからね、追い付かれた事なんて一度もないし」
まぁ、この世界では逃げ足の程は検証してないがたぶん大丈夫だろう
「今更だが自己紹介しよう、俺は…」
…ぶっちゃけ、自分の名前が何だったか忘れちまった
なので適当な名前を見繕う
ふと、ポケットに手を突っ込むと日本刀が現れた
(用はないので直ぐに戻したが)
日本刀…
紅桜?
鏡花水月、は斬魄刀だし…
まぁ、これでいいや
「俺は紅桜鏡花。しがない旅の商人だよ」
今更ながら凄ぇ厨二臭い名前に成った
自分で名乗って自分で精神的ダメージ喰らった
自業自得での心傷に項垂れながらも目の前の子に名前をたずねる
「きみの名前は?」
もじもじしながらも小さい声で話す
「わ…ボクは、ハクと言います」
うん、知ってた
…ん?今なんで『わ』って言った?もしや
「え、えぇ~とハク?君はお、んなの子なのかな?」
まさか『わたくしは』とか言い出そうとしたとかじゃないよね
「」コクリ
頷きやがったああああああ
Orz
この世界のハクは少女です…
『厨二ネーム&ハクは女の子』でダブルで鬱になりかけた俺だがへこたれるもんか
ぐぅ~きゅるる…
…今のは、俺の腹の虫だ
こっちに来てから飲まず食わずだった事に今気付いた
アイテム無制限でちょっとハイになってたのもあった
再不斬のせいでもあるが
ポケットを探りお結びを取り出す
出したお結びは2種類
椎茸のダシ汁でご飯を炊き、出涸らしとなった椎茸を具にした物と
沢庵を具にした何故か黄色いお結びを2人分
因みにどちらも天外魔境3から
あと、飲み物に美味しい水
(byポケモン)を2本取り出し食事タイムとする
「えっ?えっ?」
ハクはまさかポケットにお結びの包みが入ってるなんて思ってなかったようで驚いている
手品だよ、と嘘をついたら「そ、そうなんですか」と信じられた
無垢だなぁ…
お結び1包みに4つ入っていたので半々で分けて食べた
うん、水より緑茶が良かった
ちょっと悔しかったので、食後のおやつに草団子4本と饅頭2つ
(天外魔境ZERO)
あんまん2つ
(天外魔境第4の黙示録)
お茶2本
(天外魔境3)を取り出した
お結びが個数に対して小さかったのもあって2人してペロリと平らげた
暫く食事球…休憩をとったあと
ハクの服のボロが気になったので身かわしの服
(byドラクエ)をその上から着せてあげた
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