淡 in 劔谷 というよく分からない小ネタ風SS
深く考えてはいけません
あいうえお順に3回くらいに分けて投下しますので、よろしくお願い申し上げます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365006491
【あ:淡を拾ったのは?】
-劔谷
-麻雀部部室
美幸「女の子拾ってきたよ、もー」
淡「拾われたー」
澄子「……どういうことですか?」
美幸「校庭で箱に入れられて捨てられてたんだよ、もー」
淡「ちょ、ちょっと休んでただけだからね。捨てられてなんてないから!」
梢「…とにかく、事情はよく分かりませんが部員でない人を部室に入れるのは好ましくありませんね」
莉子「部員以前に、この学校の生徒じゃないですよね…」
友香「ちょっとくらいいいと思うけどなぁ」
梢「そういう、ちょっとくらいというのが風紀を乱すんですよ」
美幸「んー…」
淡「」ジー ウルウル
美幸(なんだかほっとけないんだよね…。なんなんだろ、もー)
美幸「とりあえず、まだ私も名前聞いてないし、自己紹介しよう!」
梢「ですから、そういう問題ではっ」
淡「大星淡。カメレオン星人です!」カメレオン!
梢「美幸、動物園に返してきなさい」
【い:家がない】
美幸「おおおお、ほんとにカメレオン星人が存在したんだ!」カンドウ!
友香「……何言ってるんでー?」
莉子「椿野先輩、愛読書がトンデモ空想科学雑誌の『うむ』だから…」
澄子「それよりそろそろ部活をしませんか」ハァ
梢「とにかく美幸、あなたは今日は部活はしなくていいですから、その子を家に送ってきなさい…」
淡「……家?」
美幸「そう、お家。ホーム」
淡「そんなの無いけど」
美幸「え?」
友香「箱ってもしかして、ダンボール箱?」
美幸「うん、そうだよもー」
澄子「それって完全にホームレスじゃ…」
美幸「じゃあ私の家に連れてってあげるよもー!」
淡「よく分かんないけど、やったー!」
梢「……まったく」
【う:嘘じゃないから!】
美幸「ところで淡ちゃん、実際のところどこから来たの?」
淡「だからカメレオン星から来たの!」
美幸「正直に答えてくれたらこのキャンディあげるのになぁ…」
淡「嘘じゃないから、カメレオン星だから!」ホシイ!
美幸「ふーん、まあいいけど」マダアゲナイ
淡「信じてないでしょ!」チョウダイヨ!
美幸「じゃあ、そのカメレオン星人さんが、わざわざ地球に何しに来たの?」ショウガナイナ
淡「フィアンセを探すためだよ!」ヤッタ
美幸「……フィアンセ??」
淡「そう、将来の伴侶となる人をさらいに来たの!」
美幸「堂々の人さらい宣言、怖いよもー」
【え:遠慮しなくていいからね】
美幸「はい到着!」
淡「え、なにこれ、宮殿?」
美幸「私の家だけど? カメレオン星ではこの程度が宮殿なの?」
淡(門から建物まですごく通路長いし、庭は広いし、そもそも建物たくさんあるし…)
淡「ま、まあこのくらい普通だけどさ!」
美幸「遠慮しなくていいからね!」
淡(もしかしてすごいお嬢様なんじゃ…)
老執事「お帰りなさいませお嬢様」
美幸「ただいまじいや。今日この子泊めてあげるから、いろいろ用意しておいて」
老執事「かしこまりました」
メイド「今日はお早いお帰りでしたね」
美幸「部活休んできたから。あ、寝巻きとか客室じゃなくて私の部屋でいいからね。今日は一緒に寝るんだ!」
淡「……は?」
淡(寝るって、いきなりフィアンセ候補に名乗りを…。まだ早いでしょ!)
美幸「もー、遠慮しなくていいから!」
淡「いやいや、遠慮とかじゃなくていきなり一緒に寝るとか。私、初めてはフィアンセになる人とって決めてるのに」///
美幸「んー、夜な夜なガールズトークしたいなってだけだよ、もー」
淡「い、今の無し!!」
【お:おやすみなさい】
美幸「もー、恥ずかしがらずに一緒にお風呂に入ってくれたらよかったのにー」
淡「だから、美幸はいろいろ順序かっ飛ばしすぎ!」
美幸「梢ちゃんにもよく言われる!」フン
淡「……自慢にならないから」
美幸「それでそれで、淡ちゃんはどういうフィアンセを探してるの?」
淡「少なくとも美幸じゃないタイプの人かな」
美幸「もー! 梢ちゃんは私の嫁だからね!」
淡「ねえ、なんでそうなるの、なんでそうなるの!」
淡(もー、この人の相手疲れるよもー)
淡(でもまあ、おかげでこうして布団に入って寝られるからいいか…)ウトウト
美幸「寝るな、起きろ」ユサユサ
淡「…もう寝かせてぇ」ウトウト
美幸「分かったよもー。じゃあ私が淡ちゃんのおやすみからおはようまでしっかり見つめるからね!」
淡「いつ寝るの、ねえいつ寝るの!!」
美幸「んー、授業中とか?」
【か:カメレオン星人】
美幸「」グー スピー
淡「」ムクリ
淡「……やっと寝たか。まったく」
淡「星に通信しないと…」
淡「・【・@【p−。、阿@0間;オリgr:亜wprhんばい*りうわg・え;りおあgjrぽ」
淡「早くフィアンセ見つけないと…」
美幸「」マダ タベラレルヨ モー
淡「……少なくともこの子じゃないことは確か」ウンウン
【き:今日の朝食】
淡「昨日の晩御飯はすごい豪華だったけど、今日の朝食は何かなー」
メイド「カメレオンの丸焼きでございます」
淡「…は?」
美幸「カメレオンっておいしいよね、一緒に楽しもうよ」ニッコリ
淡「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
美幸「あ、淡ちゃんおはよう。うなされてたけど大丈夫?」
淡「はっ、夢!」
淡「いやぁ、共食いなんていやぁ…」ガタガタ
美幸「よく分からないけど、今日の朝食は普通にトーストだよ?」
【く:車に乗って】
美幸「もー、今日はいろいろ手続きがあるから車で学校に行くよ」
淡「いや、そもそも私学校関係ないし」
美幸「何言ってるの、今日から淡ちゃんは劔谷に通うんだよ?」
淡「なんで本人に承諾取らずにそういうことするかな!?」
美幸「ほら、早く乗って。じいやが送ってくれるから!」
リムジン バーン
淡「何この無駄に長い車!」
美幸「もー、無駄じゃないよ。長いと車の中でミニ四駆を走らせたりできるんだよ!」
淡「なんでミニ四駆、どうしてミニ四駆!?」
美幸「そんなに大事なことじゃないから、2回も言わなくていいよもー」
老執事「さあ、そろそろお時間ですよ」
淡「ねぇ、質問に答えて!!」
【け:劔谷の風習】
生徒1「ごきげんよう」
生徒2「ごきげんよう」
淡「うーん、普通にお嬢様学校っぽい」
美幸「あー、今日は『ごきげんようデー』か」
淡「……どういう意味?」
美幸「劔谷の風習で、毎日日替わりでお嬢様っぽいことをするんだよもー」
美幸「ちなみに明日は、『高笑いデー』だね。私は苦手だけど」
美幸「実際、『おーほっほっほ』みたいに笑う人なんているわけないよね。何考えてるのかなもー」
淡「そ、そういう人もいるからっ!!」
【こ:高1最強】
梢「…まったく美幸は。昨日は部外者だった人が、今日になったらいきなり入学許可されるとか」ハァ
美幸「細かいことは気にしたらダメだよ、梢ちゃん」
莉子「それで、大星さんは麻雀部員になるんですか?」
友香「部員が増えるのはいいことでー」
澄子「…苦労も増えそうですけど」
淡「ここ麻雀部なの?」
梢「美幸、そのくらい説明しておきなさい」
美幸「淡ちゃんは麻雀分かる」
淡「余裕だよ! 私は実力から言えば高校100年生レベルだから。そんじょそこらの高1じゃ相手にならんよ」
梢「なら少し打ってみますか」
梢・打 東
淡「チー」
副露・東-南西
莉子「えっ、それは…」
淡「どうしたの、はやくツモりなよ」
澄子「…聞いたことがあります。これが噂の宇宙麻雀」
美幸「淡ちゃん、ここ地球だから宇宙麻雀じゃないんだよ」
淡「マジで!!」
友香「っていうか逆に宇宙麻雀ってどういうルールなんでー?」
【さ:茶道をしましょう】
梢「宇宙麻雀だかなんだかよく分かりませんが。通常の麻雀に関しては素人ということですね…」
淡「そういう解釈もあるかもね」
澄子「それ以外の解釈なんてないと思いますが…」
梢「とにかく、麻雀部員となるのであれば一からしっかり教えますけど」
美幸「さすが梢ちゃん、私の嫁さん!」
梢「嫁さん違います!」
友香「なんだろう、知らないはずなのにどこかで見たことある気がするんでー」
莉子「気のせいだよー」
梢「というわけで、明日からは大星さんにも茶道を覚えていただきますからね」
淡「…茶道?」
美幸「大丈夫だよ、ちゃんと和服も用意してあるからもー!」
友香「茶道反対でー!」
淡「お、おおう。なんかよく分かんないけど反対だよー」
梢「美味しいお茶菓子が出ますけど」
淡「賛成でー!」
友香「ダメでー。それは罠だよ!」
-翌日
淡「足が…」ビリビリ
友香「……しびれた」ビリビリ
莉子「2人ともしびれるのはやーい」
梢「正座は基本です。しっかりマスターしてくださいね」
友香「…私が部長になったら茶道は廃止するんでー!」
淡「おお、全力で応援するよ!」
梢「減らず口は正座ができるようになってから叩きなさい」ツンツン
淡「今つつくとか…」ビリビリ
友香「……反則でー!」ビリビリ
美幸「梢ちゃんが生き生きしてる感じがするよ、もー」
【し:白糸台】
莉子「」〜♪
淡「んー、莉子。何読んでるの?」
莉子「麻雀の雑誌だよ」
淡「ふーん。あ、テルがいる!」
莉子「テル? ああ、インハイチャンプの宮永照?」
淡「え、あのテルがインハイチャンプなの?」
莉子「知り合いなの?」
淡「テルはスイーツ星人でよく私と遊んでくれたんだよ」
莉子「えっと……」
澄子「……仮にもインハイチャンピオンに対して、そんなお菓子狂いみたいな言い方は他所ではしないでくださいね」
淡「ホントのことなのにー。あ、なんで白糸台に部長がいるの?」
澄子「それは渋谷さんですよ。部長とは他人の空似です」
淡「ふーん。ところでこの白糸台って、強いの?」
莉子「インハイ2連覇中なんだよ」
淡「そっか。じゃあ全国に行けば会えるかもしれないんだ」
澄子「この兵庫は激戦区。そう簡単には行けないですよ…」
淡「大丈夫だよ、あのテルにだって麻雀できるんだから問題ナッシング」
澄子「お願いだから本人の前では言わないでよ!」
【す:ステルス澄子】
梢「そういえば昨日茶葉を切らしていたような…」
梢「あれ、補充されていますね。誰かがやってくれたんでしょうか」ハテ?
莉子「そういえば、昨日友香ちゃん卓にお茶こぼしたよね?」
友香「あれ、でもシミが残ってない?」
美幸「聞いたことがあるよ、この部室にはとっても気の利くオバケがいるって」
淡「なにそれ、会ってみたい!」
澄子(…全部私がやったんですが。もっとアピールした方がいいんでしょうか?)ハァ
【せ:絶対安全圏】
淡「私の宇宙パワーでみんなの手を悪くしちゃうんだからね!」
澄子「さっきからずっと配牌が悪いです…」
梢「まさか大星さんにこんな異能があったなんて」
淡「ふふん、カメレオン星人に不可能は無いからね!」
美幸「よし、じゃあこれに中二病っぽい名前をつけよう!」
莉子(カメレオン星人って自体中二病っぽいってことには誰も触れないのかな…)
淡「なんで中二病っぽいとか言うかな。もう名前決まってるのに、言いにくくなっちゃうじゃん!」
友香「ちなみに、なんて名前なんでー?」
淡「絶対安全圏!」ドヤ
美幸「おっけー、中二病っぽい」
淡「中二病じゃないし、高百病と呼んでよね!」
梢(……病気の自覚はあるんですね)
【そ:そんなオカルト…】
『ツモ 6000オール』
友香「うっし!」
淡「友香、何してるのー」
友香「ネット麻雀でー」
淡「ネット麻雀?」
友香「インターネットでいろんな人と対戦できるんでー」
淡「へー、じゃあこのスイーツ星人って人、テルかも」
友香「こんなところでインハイチャンプが打ってるわけないよ。それにすごく弱いし」
淡「ふーん、じゃあ私にもやらせてよ」
カチカチ
淡「…、な、なんで私の絶対安全圏が通じないの!」
友香「パソコンにそんなオカルト通用しないよ?」
淡「そんなことないよ、きっと課金すればっ」
友香「課金はダメでー!!」
【た:ダブリー】
淡「ダブリー!」ゴッ
梢「…大星さんは一体どれだけ異能を持ち合わせているんですか」
淡「ふふん、私にかかれば地球麻雀だって楽勝だからね」カン!
澄子(なんだろう、地球麻雀って……)コト
淡「依藤先輩、それロン」
澄子「…ダブリーのみ?」
淡「裏4つ、跳満!」
澄子「う、カン裏がモロに乗った…」
莉子「淡ちゃんすごーい」
友香「もしかして、これも狙ってできるんでー?」
淡「もちろん」ドヤ
美幸「どう、淡ちゃんを拾ってきた私の眼力!」ドヤ
梢「別に美幸はすごくないでしょう……」
美幸「もー、梢ちゃんったらツンデレなんだからー。早くデレてくれていいんだからね」
梢「……最近はヤンデレというのもあるらしいですよ?」
美幸「そうなの?」
梢「ですので、組み合わせてみるのもいいんじゃないですか? ヤンツンとか」ニコ
美幸「肝心のデレはどこに消えたのっ!?」
【ち:地区予選に向けて】
梢「というわけで地区予選に向けて合宿を行います」ニコ
美幸「ヤンツン怖い」ガクブル
莉子(…さっき部室の奥で何してたんだろう)
友香「先輩、しっかり!」
美幸「もうダメ…。淡ちゃんには1日3回、ペティグリーチャムを与えてください」
淡「そんなの食べてないよ!」
梢「ちゃんと野菜も食べないとダメですよ」
淡「だから食べてない!」
澄子「それより合宿の話の続きを…」
梢「そうでしたね。まあ、今年も美幸の家の別荘にお世話になるわけですが」チラ
美幸「もー、梢ちゃんなんか入れてあげないんだから」プンプン
梢「無理そうなので、美幸抜きでどこかに遠征に行きましょうか」
美幸「もー、冗談だよもー!」
友香「先輩、チョロいんでー」
【つ:月の向こうに星がある】
-椿野家
-別荘
淡「今日はたくさん練習した!」
美幸「お疲れさま」
淡「今日は満月だー。真ん丸だねー」
美幸「そういえば、カメレオン星ってどのへんにあるの」
淡「美幸は信じてくれるんだ?」
美幸「だってこの広い宇宙で、生命が地球にしかいないなんて面白くないしね」
淡「そうそう、宇宙は広いんだからね」
淡「でも、今はちょうど月に隠れちゃって見えないかなー」
美幸「そっか、月の向こうにあるんだね」
美幸「……フィアンセ見つけたら、帰っちゃうの?」
淡「そうだね、見つけ次第お迎えが来るよ」
美幸(ずっと友達でいようよなんて、できないってことかな、もー………)ハァ
淡「何ため息ついてるの? 大丈夫だよ、全国優勝するまではいるから」
美幸「全国優勝か、大きく出るね」
淡「私が出るんだから魔物100人分の戦力と思ってくれていいからね!」
美幸「魔物100人が打っても大丈夫な卓を用意してもらわないと!」
淡「劣化ウラン製の?」
美幸「それ違う話になっちゃうよ、もー!」
【て:天体観測】
美幸「でもさ、星が違っても、こんな風に星空が見えるんでしょ?」
淡「んー、ここまで綺麗に見えないんだよね。夜は霧が出てくるから」
淡「だから、ちょっとうらやましいかな。地上にいたまま、こんなに綺麗な星空が見えるのは」
美幸「ふーん、そんなもんか…。見上げれば星空があるってのも、ありがたいことなんだね」
淡「ほんと、こんな綺麗な星空見せられちゃったら、帰りたくなくなっちゃうよ」
美幸「淡ちゃんがよければ、別にいてくれてもいいんだよ?」
淡「んー、まあそういうわけにもいかないからさ…」
淡「でもさ、テルだって同じようにフィアンセを探しに来てるはずなのに、とっくにオーバーステイな気がするんだよね…」
美幸「なんでわざわざ地球に探しに来るの?」
淡「私たちに近いからかな、ここに住んでる人間が。ま、波長の合いそうな人を探すにも、全国に出ていろんな人に会える方が都合がいいしさ」
美幸「もしさ、私がフィアンセに選ばれたら、もう二度とここには戻ってこれないの?」
淡「そうだね。そうなっちゃうね」
美幸「……月の向こうの、あんな点にしか見えない場所に連れて行かれちゃうのか」
淡「大丈夫、美幸は無いから、安心していいよ!」
美幸「なら安心だね!」
美幸(でも、それはそれで、別れの時は確実にくるってことだよね…)ハァ
淡(すぐに見つけて帰ればいいやくらいにしか、思ってなかったのにさ……)ハァ
【と:特定できない心のかたち】
梢「」ペラ…
澄子「…牌譜の整理なら、私がやりますよ」
梢「いえ、考え事も兼ねてますから」
澄子「部長、もう決めましたか。オーダー」
梢「……概ね」
澄子「……部長の決めたことなら、私は文句はありませんから」
梢「ありがとうございます」
澄子「椿野先輩は?」
梢「大星さんと一緒に散歩してくるそうです」
澄子「…不思議な子ですよね、淡ちゃん」
梢「不思議というか、手のかかるというか…。森垣さんもそうですが、今までの剱谷にはいないタイプですね…」
梢「そんな彼女たちだから、何か変えてくれるかもなんて思ったりするんですよ」
澄子「この前言っていた、伝統を守っているだけではダメってことですか」
梢「そういうことです」
美幸「ただいま」
淡「あ、部長に依藤先輩だ。星空キレイですよ」
梢「そうですね、気分転換でもしてきましょうか」
友香「莉子、卓球するよー!」ダダダ
莉子「友香ちゃん、走らないでよぉ」タタタ
美幸「おお、卓球か。私もやろうかな」
淡「んー、卓球って何?」
美幸「知らないなら教えてあげるよもー」
澄子「もう、ちょっとずつ変わっているのかもしれませんね」
梢「かもしれませんね」
美幸「え、なになに、何の話?」
淡「美幸、行くよ!」グイ
美幸「もー、行くから引っ張らないでよー」
今日はここまでです
おやすみなさい
もーあわイイネ!
稀少な劔谷スレで面白いとはすばらっ!
もーちゃんと淡いいね
おつー
あわいい
乙ー
マホSSの更新が無いと思ったらこっちを書き溜めてたのね
【な:名前を呼ばれたら】
-剱谷、部室
梢「それでは週末の県大会に向けてのオーダーを発表します。名前を呼ばれたら前に出てきてくださいね」
梢「先鋒、大星淡さん」
淡「ふふん、部長も私をエースと認めたってことだね」
梢「先鋒はエース区間ですし、大星さんには期待しています。ですが県大会では極力ダブリーは使わないようにしてください」
淡「えー、なんで!」
梢「全国の強豪校の分析力を舐めてはいけませんよ。何回も見せればあっという間に対策をされてしまうと考えるべきです」
淡「まあいいけど…」
美幸「大丈夫だよ、ダブリー無くても淡ちゃんは十分強いから」
淡「だよね!」
美幸「絶対安全圏(笑)は最強だから」
淡「なんで後ろに(笑)が付いてるの!?」
友香「じゃあ、絶対安全圏(淡)でー」
莉子「わー、友香ちゃん語呂がいいね」
澄子(私来年、この子達をまとめられるんだろうか…)
【に:憎まれてでも】
梢「こほん、続いては次鋒。依藤澄子さん」
澄子「え? はい…」
澄子(てっきり私がレギュラー落ちすると思ったのに)
梢「中堅、椿野美幸さん。副将、森垣友香さん。大将、安福莉子さん。以上です」
ザワザワ
美幸「ちょ、ちょっと待ってよ。梢ちゃんは!?」
梢「私は皆さんのサポートに回らせていただきます」
澄子「そんな、サポートだったら私がしますから。部長が出ないなんておかしいです」
梢「依藤さん、文句は言わないと言いませんでしたか?」
澄子「あれは春の大会では私がレギュラーでしたけど、今回は落とされても仕方ないっていう意味で」
梢「客観的に判断した結果です。もっと自分に自信を持ってください、依藤さん」
澄子「けどっ…」
莉子(って、あれ…。私が大将??? でもなんか、部長の件で言い出しにくい雰囲気に…)カタカタ
友香(うう、こういう雰囲気苦手でー…)オロオロ
淡(はぁ、しょうがないな…。こういう役回りは好きじゃないけど)
淡「じゃあ勝負しようよ、部長と依藤先輩と私で。あと1人誰か入ってもらって、3人のうちで4着になった人がレギュラー落ち」
梢「…どうしてそこで大星さんが加わるんですか?」
淡「部長か依藤先輩のどちらかだけ競うってのもフェアじゃないし。それに私は所詮部外者だしさ」
美幸「……っ、淡ちゃんは部外者なんかじゃないよ!」
美幸「もー分かったよ、じゃあ私が入るよ。私が4着なら、私がレギュラー落ちでいいから」
澄子「先輩まで何を言ってるんですか、私には来年もあります。だからっ」
梢「…わかりました。ただし4着が抜けるという条件は飲めません。1着になった人が決める、それでいいですね」
莉子「な、なんだかとんでもないことになっちゃったけど…」
友香「私たち、何もしなくてもいいのかな?」
【ぬ:ぬるい打牌】
梢「立会いは安福さんと森垣さんにお願いします」
莉子「分かりましたぁ」
友香「1半荘でトビあり、ただし1位が複数の場合は上家取りは無しで、西入。それでも決まらなければ北入って繰り返すでいいんでー?」
淡「おっけー、まあ東場で勝負決めちゃうけどね」
澄子(1位を取ってレギュラーを外れるのも変な話だけど…。でも私と部長なら、部長が大会に出るべきです)タン
澄子(部長が1位なら、オーダーは変わらない。椿野先輩が1位なら、きっと私をレギュラーから外してくれるはず…)
澄子(となると、問題は…)タン
淡「チー」
澄子「そういえば、ダブリーはしないんですか?」
淡「ん、まあ県大会では封印しろって言われてる以上、ここでもダブリーはしないよ」
澄子(けれど絶対安全圏は使ってるから、こちらも手は苦しい。大星さんが1位なら、どうなる??)トン
梢「ロン、2000」
澄子「えっ」
美幸「5巡でミスなくテンパイか…」
梢「依藤さん。あまりぬるい打牌をされるようなら、私も考え直さないといけませんよ。自分で1位を取りに来なさい」
澄子「…っ、失礼しました」
澄子(そうだ、誰かに1位になってもらおうなんて考えでは全国なんて無理に決まってる)
梢(そう、それでいいんですよ、依藤さん)
【ね:熱戦の末】
淡「ツモ。私がトップだね」
梢「お疲れさまでした」
澄子「お疲れさまです」
澄子(及びませんでしたか…)
美幸「もー、お疲れっしたもー。全然ダメだったよー」
梢「それでは大星さん、レギュラーについてどう考えますか?」
淡「うん、部長のオーダーのままでいいと思うよ」
美幸「どうして?」
淡「だって、部長が真剣に考えた結果これが一番だって思ったんでしょ。なら、このオーダーで全国優勝できるってことだよ!」
莉子「全国…」
友香「……優勝」
澄子「はぁ、そこまで言われたらもう引けないですね。精一杯頑張ってみます」
美幸「ほんとにいいの、梢ちゃん」
梢「いいんですよ。見せてください、全国の舞台を、そして優勝の瞬間を」
全員「はいっ!」
【の:のしかかる重圧】
-翌日
-1年教室
莉子「流れで全国優勝しますみたいなことになったけど、私が大将??」
友香「莉子なら大丈夫でー」
淡「何話してるの?」
友香「莉子が大将なのにプレッシャーを感じてるんでー」
淡「そーなんだ。じゃあ先鋒と代わってあげよっか?」
莉子「え、そんなことできるの?」
淡「部長に話が通れば問題ないんじゃない」
莉子「…でも、決めたのも部長だよね」
友香「しかも、自分がレギュラーから外れる決断をしたのも部長自身…」
莉子「……どうして私なんだろう。友香ちゃんの方が火力もあるし」
淡「うーん、でも莉子は大将でもいいけど友香が大将はあんまりイメージないな」
友香「どういう意味でー」
淡「友香は勝つときはすっごい勝つけど、負けるときはすっごく負けるじゃん」
友香「うっ…」
淡「逆に莉子はボロ負けはほとんどしない。振り込みも少ないでしょ」
莉子「まあ、そうだね…」
淡「部長もそういう流れ考えてるんじゃないかな。友香で稼いで、莉子が逃げ切り。副将って強い人あんまり来ないんでしょ、だから友香がボロ負けするリスクも減らせる」
莉子「……そうだよね。部長の分も、頑張らないと」
淡「まあ、大丈夫大丈夫。そもそも大将になんて回さないから。私が全部蹴散らしてきてあげるって」
友香「淡がダメでも、私が飛ばしちゃうでー」
莉子「みんな、ありがとね…。緊張するけど、頑張る」
-そして、剱谷は県大会を突破した
【は:浜名湖】
-バス移動中
梢「次の浜名湖で休憩にします」
美幸「もー、疲れたよもー」
莉子「」zzzzz
友香「莉子、起きるんでー」
莉子「ん、もう東京ぉ」
淡「まだだよ。浜名湖とかいうところ」
澄子「静岡県に入ったばかりですから、まだまだ先は長いですね」
梢「……あれは」
淡「んー、何かあったの?」
梢「どうやら千里山もここで休憩のようですね」
美幸「千里山かぁ。知ってるだけに、当たりたいような当たりたくないような…」
淡「ふーん、強いの?」
美幸「大会では第4シード、関西最強の高校だよ」
淡「シードなんて、ずっこい。私たちもシードにならないの?」
澄子「実績がないと無理ですよ…」
淡「そこは美幸の財力に物を言わせて」
美幸「それはちょと無理だよもー」
【ひ:昼ごはん、何食べる?】
淡「お昼ー!」
友香「何食べるんでー」
莉子「浜名湖っていうと、やっぱりうなぎ?」
友香「でもうなぎは高いんでー」
淡「あ、じゃあこれは。うなぎって書いてあるよ」
淡「夜のお菓子、うなぎパイ!」ドーン
莉子「……うん、それお菓子」
友香「しかも夜って書いてあるから、昼ごはん向きじゃないでー…」
-無難に普通の定食を頼みました
【ふ:フィアンセ】
淡「食べたねー」
莉子「うん。あ、私ちょっとトイレ行ってくるね」
友香「じゃあ私も行くでー」
淡「私はギリギリまでいいや…。じゃあ適当に歩いてるね」
淡「そういえば部長、千里山がどうとか言っていたけど、どの人たちだろ」
淡「あ、制服の人がベンチに座ってる。隣に、ジャージ?」ビビクン
淡(え、なに今の感じ…)ドキドキ
淡「まさか、ね…」
憧「暑いー」
玄「でもちょっと曇ってるから良かったよね」
穏乃「このパン美味しい!」モグモグ
淡「こんにちわ」
淡(やっぱり…。感じる……)
憧「こんにちわ。っと、どちら様?」
淡「兵庫の剱谷高校の大星淡って言います。もしかして、千里山の方ですか?」
玄「私たち千里山じゃないですよ。奈良の阿知賀です」
穏乃「千里山ってどこだっけ?」
憧「大阪よ。全国2位の学校くらい覚えておきなさいよ」
穏乃「ああ、そうなんだ。他の学校とかあんまり興味がなくって」
憧「まったく、シズらしいっちゃらしいけど…」
淡「もしかして、麻雀のインハイの奈良県代表なんですか?」
玄「はいそうですよ。じゃあもしかしてあなたも」
淡「そうです。私先鋒なんですけど、先鋒の方います?」
玄「おお、私が先鋒の松実玄です。以後お見知りおきをば!」
淡(やっぱり!)ドキドキ
淡「松実さん、私のフィアンセになってください!」
玄「へ?」
穏乃「憧、フィアンセって何?」
憧「婚約者って意味だけど……って、ええええ!」
玄「ええっと、大星さん、でしたっけ?」
淡「気軽に淡って呼んでくれていいよ!」
玄「じゃあ、淡ちゃん。ごめんなさい、私おもちが一定のレベルに達していない方とはお付き合いできません」
淡「おもちって何!?」ガーン
【へ:ペターン】
淡「そんな、胸が大きくないとダメだっていうの…」ストーン
憧「成り行きがよく分からないんだけど、玄は胸の大きい子が好きだから…」
玄「最低でも私よりも大きくないとダメですね」フンス
穏乃「玄さんより大きい人ってそんなにいないですよね」
淡「そんな…。せっかく運命を感じたのに、そんな障害があるなんて」サワサワ ペターン
淡「豊胸手術とかでなんとか…」
玄「そんな紛い物のおもちは認めません!」
淡「どうすればいいのー!!」
玄「……そもそも、どうして私なのかな?」
淡「運命を感じたとしか言えない。つまり玄は、なんかイケてる!」
淡(こればっかりはね…。フィアンセ探しは一目惚れみたいなもんだから)
玄「そうなんだ。とりあえず、友達から始めようよ」
淡「え?」
玄「いきなりフィアンセって言われてもよく分からないけど、なんにせよお互いのことよく知ってからじゃないと」
淡「じゃ、じゃあ番号とアドレス交換しよ!」
憧「よく分からないけど、元気な子ね」
穏乃「あっ、誰か倒れてる、私行ってくるよ!」
美幸「あー、淡ちゃん、こんなところにいた。そろそろバスが出るよ!」
淡「まだトイレ行ってないのに。じゃあ玄、また東京で会おうね!」
玄「うん、じゃあね」
憧「玄、手伝って。しずが誰か倒れてるところに行っちゃったから」
【ほ:ホテルに到着】
淡「結局番号とか交換できなかった…」
淡「あ、そうだ! 部長、奈良県代表の牌譜って持ってます?」
梢「奈良県ですか…。確かデータには保存してあると思いますが」
淡「見せてください!」
梢「大星さんがこんなに熱心になってくれるなんて」ホロリ
淡(ふんふむ…。阿知賀のドラゴンロードか。敵としてみるとやっかいそうだなぁ、カン裏が乗らないってことだもん)
淡(他の人は、ちょっと牌に偏りがあるかもって感じはするけどそんなに心配しなくても良さそうかな)
淡(もし対戦することになっても、手加減はしないからねっ)
美幸「淡ちゃん、何見てるの?」
淡「美幸、とうとう私のフィアンセが見つかったんだよ」
美幸「えっ…」ドキッ
美幸「そ、そうなんだ。それで、誰なの?」
淡「この阿知賀の松実玄って人。さっきの浜名湖で会って、ビビクンってきたんだぁ」
美幸「そっか…。良かったね」
淡「うん、だからもっと嬉しそうにしてよ」
淡(じゃないと、辛くなるじゃん…)ハァ
美幸(そっか、もう見つかっちゃったのか…)ハァ
梢「そろそろホテルに到着しますよ。降りる準備をしてくださいね」
友香「もう疲れたでー」
莉子「」zzzzz
澄子「基本的に安福さんは寝てばかりですね…」
【ま:また会ったね】
梢「今日のところは自由行動としますが、明日は抽選会がありますのでレギュラーの方はあまり遅くまで起きていないようにしてくださいね」
全員「はーい」
淡「よし、じゃあ私は玄を探しに行こう」
淡「っていっても、どこのホテルに止まってるのかも分からないからとりあえず会場まで来てみたけど…」
照「」テクテク
淡「あ、テル発見! テルー」ダキッ
照「え、淡っ。どうしてここに?」ハナレテ…
淡「フィアンセを探しに来たんだよ。照もそうなんでしょ?」
照「え、ああ、まあ…」
淡「でも、私と同じ歳になってこっちに来てるはずだよね、テルって」アレー?
照「……見つからなくて」
淡「えっ?」
照「これ以上言わせないで……」フイ
淡「ま、まさかテルがフィアンセ難民になってるなんて思わなかったよ」
照「ち、違う。ちょっと条件に合う人がいないだけで。あまりにこの星のお菓子が美味しいから探す気が無いわけじゃない」
淡「…テル。大会が終わったら私も手伝ってあげるからね」
照「そんな憐れむような目で見るのやめて」
【み:未来視】
-2回戦(剱谷・阿知賀・千里山・越谷)
-先鋒戦
怜「リーチ」
淡・玄・ソフィア(園城寺のリーチ宣言っ。誰がか鳴かないと)
怜「リータン一発ツモ。4000オール」
淡(まったく、絶対安全圏は効いてるはずなのに、それでも足止めできないとかっ)
淡(でも、それならそれで対策はしてあるよ)ニヤリ
怜(船Qによれば、剱谷は他人の配牌を遅らせる。序盤注意するのは剱谷。中盤以降は阿知賀のドラ爆に注意ってことやったな)
怜(一巡先は……)
<<淡「ロン、2300」>>
怜(まだ4巡やのにもう張っとるんか。怖い怖い…)タン
ソフィア「ロン、3200は3500」
怜「なっ…」
怜(なんでや、剱谷以外は5向聴やろ、4巡で張っとるとかありえへんやろ)
淡(ふふ、かかったね。部長がサポートに回ってくれたことで見つけてくれた、千里山の隙。2人テンパイならどちらかに振り込む可能性がある)ニヤリ
怜(剱谷、まさか…)
淡(そう、越谷だけは5向聴にしてない。絶対安全圏は全員だけじゃない、誰かを選んで手を遅らせることだってできる)
怜(逆に誰かの手を意図的に遅らせないで、自然にしておけるなら…)
淡(ふふ、もしかしたら阿知賀だって、配牌5向聴じゃないかもしれないね。そう楽には打たせないよ!)
玄(うう、配牌がずっと悪いよぉ…)
淡(ごめんね、玄。ドラ爆一回でもされるとキツイから、大人しくしててね)
淡(それにしても、上がれなくてプルプルしてるところも可愛いなぁ)ホンワカ
淡(この試合が終わったら今度こそ連絡先を交換するんだ!)
【む:無理させてもらうわ】
玄(全然上がれないよぉ…)
ソフィア(訝しいな。剱谷と同卓すると手が遅くなるって話だったけど、そうでもない…)
淡(ダブリーしても千里山から直撃は取れない。どっちみちカン裏乗らないからリーチ自体に旨みがないし)
淡(だったら、越谷に手伝ってもらって千里山と玄を止める。もちろん1位は狙うけど、微差で構わないからね)
怜(まいった、予想外やわ。こっちの手は遅いままやのに、剱谷と越谷が速攻を仕掛けきよる。普段ならそれでも勝てるんやけど、いっつも5向聴スタートはきっついな…)
怜(このままじゃジリ貧やわ。なら、ちょっと無理させてもらおか)
怜(2巡先、ダブルや!)ギュインギュイン
怜「ツモ、6000、3000」
淡(こっちの方が手が早いはずなのに、それでも上がってくるとか…。やるじゃん、千里山!)
淡「お疲れー」
玄(うう、1回しかあがれなかったよ…)
玄「お疲れさまでした…」
ソフィア「お疲れさま」
ソフィア(なんとかプラスにはなったか。異能3人相手によくやったと思うべきか…)
【め:メール】
淡「最後においしいところ持ってかれたなぁ。結局2位か…」
玄「うう、ほとんど上がれなかった」
淡「ごめんね、これ勝負だから。ほら、私の胸で泣いていいんだよ!」オイデ
玄「……遠慮しておきます」ペッコリン
淡「ううぅ、どうして私はおもちを持って生まれなかったの…」ドヨン
玄「でも、淡ちゃんはすごく強いんだね。私なんてまだまだだよ」
淡「玄の方がすごいって。ドラがほんとに1回も来ないんだもん」
玄「ドラは、大切な思い出だから…」
淡「……そっか。あ、そうだ! メールとか教えてよ、また忘れるところだった!」
玄「そうだね。この前はバタバタしちゃったもんね」
淡「ほら、あそこに座って通信しよう」
玄「そうだね。って、そんなにくっつかないでよぉ」
淡「えー、いいじゃん」
玄(はぁ、これじゃ落ち込んでる暇もないな…)
玄(それにしても…)
淡「玄、大好きだよ」スリスリ
玄(フィアンセってよりは、妹って感じだなぁ…)ヨシヨシ
美幸「なかなか戻ってこないから心配してきてみれば、イチャイチャしやがってもー」
澄子「一緒に来るっていうから何かと思えば…。こそこそしてないで、声をかけてきたらいいんじゃないですか」
美幸「もー、ここで乱入したら空気読めないみたいになるよー」
宥「玄ちゃんが知らない人とイチャついてる…」アッタカクナイ…
澄子「びっくりした…。あなたは阿知賀の次鋒の方」
宥「玄ちゃん玄ちゃん玄ちゃん玄ちゃん玄ちゃん玄ちゃん玄ちゃん…」ブツブツブツ
澄子「……私、次鋒戦、棄権してもいいでしょうか?」ガクブル
美幸「淡ちゃん淡ちゃん淡ちゃん淡ちゃん淡ちゃん淡ちゃん淡ちゃん…」ブツブツブツ
澄子「先輩、わざと真似するのはやめてください」
美幸「てへっ」ペロ
【も:もー知らない!】
美幸「もー、もう我慢できないから突撃してくるよ。行くよ、澄子ちゃん!」
澄子「私、もう次鋒戦に行きますから」
宥「うん、手遅れになる前に行かないと」
澄子「ええ、行きましょう」
宥「玄ちゃんは渡さない!」クワッ
澄子「行く方はそっちじゃありません」
宥「いやぁ、玄ちゃぁぁぁぁん!」ズルズル
美幸「く、私一人になっちゃったよもー。でも私は負けない」
美幸「淡ちゃん!」
淡「あ、美幸だ、どうしたの?」スリスリ
玄「くすぐったいよぉ」
美幸「もー、いつまでも敵と馴れ合ってないでよもー!」
淡「敵じゃないもん、フィアンセだもん!」
玄「いや、まだフィアンセになったわけじゃ…」
淡「まだかもしれないけど、もうすでに秒読みが始まってる段階なんだからね!」
玄「え、秒読み…」
美幸「ほら、松実さんは全然分かってないよもー」
淡「照れてるだけだもん!」
美幸「迷惑がってるんだよもー、早く離れなよ!」
淡「そんなことないよね、玄。ね?」
玄「あ、えっと、その…」
玄(えー、なんでこんな修羅場に巻き込まれるのぉ…)
美幸「ほら即答できない、迷惑がってるからだよ」
淡「違うよ、美幸を気遣ってるだけだよ。玄ってば優しいー」
美幸「もー、じゃあ勝手にしなよ!」スタスタ
淡「ベーっ、だ!」
玄「…えっと」
淡「………………美幸のバカ」
玄「私の胸で泣いていいんだよ」
淡「うん……」
玄「よしよし」
玄(私なんか入る余地ない気がするんだけどなぁ……)
【や:やったね!】
-大将戦
莉子「ツモ」
実況「決まった! まさかの千里山敗退! トップ通過は剱谷高校だ。そして2位には阿知賀女子」
解説「副将戦で一気にトップに立った剱谷がそのまま逃げ切りましたね。お見事です」
-剱谷控え室
友香「よっし、やったでー!!」
梢「まさか千里山を破るなんて…」
澄子「部長のサポートのおかげです。本当にありがとうございます」
淡「先輩、まだお礼を言うのは早いですよ。あと2つ勝ってからです」
美幸「これで剱谷の1年生は私が育てた、ってドヤ顔できるよもー」
淡「えー、美幸は何にもしてないじゃん」
美幸「いろいろしてるでしょ、衣食住の提供とか!」
淡「…その節は大変お世話になっております」ペッコリン
莉子「ただいま戻りましたぁ」
友香「莉子、お疲れ!」ハイタッチ
莉子「ありがとぉ」ハイタッチ
梢「大将の大役、お疲れさまでした」
莉子「どきどきしましたけど、なんとか逃げきれてよかったです…」
淡「ごめんね、莉子。ドラがなくて先鋒であんまり稼げなくて」
澄子「それでも園城寺さんと松実さんの2人を抑えたんですから、上出来ですよ」
美幸「大星淡は私が育てた」ドヤ
澄子「それはもういいですから…」
梢(大星さんと美幸が別々に部屋に戻ってきた時にはどうしようかと思いましたが…)
莉子「それで、今日はこれからどうするんですかぁ?」
梢(美幸が中堅戦から戻ってきた時には、とりあえずはいつも通りになったように見えますね)
梢「今日はホテルに戻ったら体を休めてください。明日は試合がありませんのでお昼は自由行動にします」
梢(……あくまで、表面上のことでしょうけれど)
【ゆ:勇気を出して】
-ホテル
淡「……美幸、起きてる?」
美幸(背中を向けて寝てるから、寝たふりしてもいいけど……)
美幸「……起きてるけど、なに?」
美幸(でもこうして喋れるのも、きっとあと少しだけなんだよね。淡ちゃんはフィアンセを見つけちゃったから)
淡「んー、寝れなくて」
美幸「私もだよ、もー」
淡「………玄はそんな気ないだろうけど。でも、私がフィアンセだって感じた以上、どうしようもないから……」
美幸「めんどくさい星の元に生まれたもんだね」
淡「あのさ……」
美幸「なに?」
淡「私が美幸のことフィアンセだって言ったら、ついてきてくれた?」
美幸「……それは、無理かな」
淡(……そりゃそうだよね。いきなり他の星に来いなんて言われて、来るわけないよね…)
美幸「だって…」
淡「ごめんね、いいよ」
美幸「最後まで聞きなよもー」
淡「無理なんでしょ、だったらそれで終わりだよ…」
美幸「……どうせ寝れないなら、ちょっと外歩かない?」ヨイショ
淡「え?」
美幸「ほら、布団から出てこい!」
淡「布団取らないでよ!」
美幸「さあ、手をつないでさ。お散歩に行くよ!」ギュ
淡「う、うん」ギュッ
【よ:夜のお散歩】
淡(…さっきから何にもしゃべってくれない)
淡「ねえ…」
美幸「なに?」
淡「…さっきの続きは?」
美幸「よく分かんないけど、運命的に淡ちゃんは松実さんのことが好きになっちゃったんだよね」
淡「うん、そういうこと」
美幸「でも、松実さんは多分そんな気ないよ?」
淡「大丈夫、あとちょっとできっと攻略できるから」
美幸「もー、攻略とか言ったらダメだよ!」
淡「とにかく大丈夫なんだから!」
美幸「…そっか。じゃあ、さっきの続きね」
淡「うん…」
美幸「私が淡ちゃんのフィアンセだったら、私は淡ちゃんを星になんて帰さない!」
淡「……は?」
美幸「淡ちゃんを私の愛人にしてあげる、帰る必要なんてない」
淡「なんでそこで愛人なの!?」
美幸「え、だって正妻は梢ちゃんだし」
淡「せっかくいい場面っぽかったのに、全部台無しだよ!」
美幸「まあ、そういうことだからさ…。松実さんにアタックしてとっとと玉砕してきなよ」
淡「アタックはするけど、砕けたりしないから」
美幸「うん。その時は、お巡りさんこの人拉致犯ですって通報するね」
淡「だからなんでさっきから雰囲気台無しにするかな!?」
美幸「もー、その方が私らしいでしょ?」
淡「まあ、そうだけどさ」
美幸「……やらないといけないことなんでしょ。失敗したら私がフォローしてあげるからさ、どーんといってきなよもー」
淡「ありがとね、美幸……」
【ら:楽にはいかないよね…】
-準決勝(剱谷・阿知賀・白糸台・新道寺)
-先鋒戦
照「ツモ、4300オール」
淡(……テル、こんなに強かったんだ。テルだけ手を遅らせてるのに、それでも誰も追いつけないとか)
玄(うう、手はいいけどそれでも追いつけないなんて)
煌(私も手は普通ですが…。普通程度では何ともなりませんね)
淡(しょうがない。本気出すか)ゴゴゴゴ
煌「」ン?
煌(おお、配牌でテンパイとは、すばらですっ!)
煌「リーチ!」
照(ダブリーか。まさか、淡が?)チラ
淡(そうだよ、自分だけじゃなくて、他の誰かにもダブリーさせてあげられるようになったんだからね)
淡(でも、カドまで待ってたらいくら5向聴でもテルに上がられちゃうからさ)
淡「通れ!」
煌「ロン、ダブリー一発。5200の4本場」
淡(ドラも無いし、裏も乗らないって分かってるだけ気楽に振り込めるよねぇ)
照(……5向聴にされた上に、ダブリーに差込じゃあ手が出せないな)
淡(白糸台の勝ちパターンは、テルが稼ぎまくってあとは逃げ切り。だったら、テルを全力で止めてあげる)
淡「ま、でもテル相手に楽にはいかないよね…」
玄「ツモすらできないまま局が流れた…」ズーン
淡「ほら、玄が疲れるかと思って。私ってば優しい〜」
煌「よく分かりませんが、なんにせよすばらです」
【り:莉子の思い】
-大将戦終了
梢「お疲れ様でした…」
莉子「ううっ、ううわぁ。ごめんなさいぃ」ウワーン
友香「莉子はよくやったんでー」ウワーン
澄子「……最後はうまく阿知賀に立ち回られましたね」
美幸「もーあの直撃は仕方がないよ、もー」
淡「優勝できると思ったんだけどな…」
莉子「ごめんなさい、ごめんなさい……」
淡「ううん、莉子のせいじゃないよ。私だって、ドラを封じられたら全然稼げないどころか、テルを抑えるのに精一杯でマイナスになっちゃったし」
梢(普通は、あの宮永照を抑えるだけでも凄いのですけどね…)
澄子「私だって、白糸台の弘世さんに狙い打たれてマイナスでしたし…」
美幸「私も白糸台のオーラスの役満親っかぶりだったんだよもー」
梢「副将戦ではなんとか盛り返しましたけど、その段階で団子状態でしたからね」
友香「とにかく莉子。全部1人で抱え込んだらダメなんでー」
莉子「ううっ。でも…。でも……」
莉子「椿野先輩言ってたから。淡ちゃん、もうすぐいなくなっちゃうかもって…。だからもっと一緒に打ちたかったのに」
美幸「……それは」チラ
淡「……っ」
淡(そうだよ、私はもうすぐ星に帰るよ…。でも、だからってこれ以上、そんなこと言って別れを辛くさせないでよ)
淡「ごめん…」タタタ
梢「あ、大星さん。どこに行くんですか!」
美幸「私が追いかけるから」
澄子「私も行きますよ」
美幸「いいから私に任せて!」
梢「頼みましたよ」
美幸「もー、まかせてよね」タタタ
澄子「…いいんですか?」
梢「美幸が一番辛いはずです。好きにさせてあげてください」
【る:ルージュと口づけ】
淡「玄に連絡したから、ここらへんで待ってくれてるはず」
淡(カメレオン星謹製の、惚れルージュ。これを唇に塗ってキスすれば、キスされた方はメロメロになっちゃう最終兵器。できればこんなもの使いたくなかったけど)
淡「これ以上引き伸ばしたら、きっと私は帰りたくなくなっちゃう…」
淡「みんな、ごめんね…」
玄「あ、淡ちゃん。どうしたの、急に」
淡「ごめんね、急に呼び出して。ほら、私負けちゃったからさ、個人戦にはエントリーしてなかったからもう帰ることになっちゃうから」
玄「そっか…。メールとか電話ならいつでもしてくれていいからね」
淡「それで、最後にお願いがあるんだ」
玄「お願い? 私にできることなら何でも言ってね」
淡「……なら」グイ
玄「え、顔が近いけど…。なに?」
淡「キスさせて」
玄「ええっ、えええっ」アタフタ
宥「ダメ!」ドーン
淡「わわ、って急に突き倒してきて、何なの!」
宥「玄ちゃんにキスしようだなんて、そんなのダメ!」
宥「玄ちゃんは、お姉ちゃんが守るんだから」ブルブル
玄「お、おねーちゃん?」
宥「玄ちゃん、ここは私に任せて早く逃げて」ニコ
玄「そんな露骨な死亡フラグ立てられたら逃げられないよ!」
淡「ふふ、いいよ。恋は障害があるほうが燃え上がるもんね、私を楽しませてよ」ゴゴゴ
宥「私が玄ちゃんとあったかくなるんだから!」ゴゴゴ
美幸「おお、なんか分からないけど修羅場っぽいよもー!」
玄「あ、劔谷の…」
美幸「淡ちゃんをいじめるのはやめて!」ドーン
宥「えっ」
淡「あっ、ちょ」
チュ!
淡「あああああああ、キスしちゃったああああああああ」
宥「………」ポケー
淡「あわわわ」
宥「あの、あなたの名前を聞いてもいいですか」ポケー
美幸「淡ちゃんだよ!」
宥「ふふ、淡ちゃん。あったかーい」///
淡「どうすんの、これ!!」
玄「なんだか仲直りできたみたいでよかったのです」ウンウン
淡「違うのー、そうじゃないのー」
【れ:連帯責任だよ】
淡「」セイザ
玄「…つまり、淡ちゃんは惚れ薬を使って私を手篭めにしようとしたんだね」
淡「はい…」
宥「玄ちゃん。淡ちゃんはこんなに可愛いから許してあげて」
玄「おねーちゃんはちょっと黙っててください」
宥「…玄ちゃんがあったかくない」シュン
玄「とにかく、おねーちゃんを元に戻して!」
淡「えっと、それは星に帰らないと無理で…」
玄「宇宙人なんて、そんなオカルトありえないのです!」
美幸「淡ちゃん。星に帰ってどうやって元に戻すの?」
玄「だから星に帰るとかそんなことで誤魔化さないでください」
美幸「ちょっと黙っててくれるかな」ギロ
玄「うっ…」
淡「解毒剤があるから、それを飲ませればいいんだよ」
美幸「それは地球に持ち込み可能?」
淡「うん、でもフィアンセが見つからないと帰れないし」
美幸「…まあ、私も責任感じないわけじゃないし。いいよ、フィアンセになってあげるから一緒に帰ろう?」
淡「え、でも…」
美幸「もー、いいんだよ。運命共同体、連帯責任、そういうこと!」
淡「……美幸」
宥「淡ちゃんのフィアンセだったら、私がなってあげるのに!」///
淡「ごめん、宥の愛は重たそうだから遠慮させてください」ドゲザ
宥「……そんなぁ」
【ろ:ろくでもない結果】
淡「ほんとに、私のフィアンセになってくれるの?」///
美幸「もー、私がいいって言ってるからいいのよもー」///
淡「じゃあ、この指輪を…」///
憩「はいはい、そこまでですよーぅ」
玄「あ、憩ちゃん…」
淡「え、どうして荒川病院星人の憩がここにいるの?」
美幸「…え、荒川病院星ってあるの??」
淡「宇宙の医療技術の全てが集まる、すごい星なんだよ」
憩「惚れルージュの解毒剤なら、持ってますよーぅ」
淡「え、ほんとに!?」
憩「宥さんが患者さんなんやね。じゃあ、このあったかい青汁を飲ませてあげますーぅ」
玄「え、今、青汁って言った?」
宥「」ゴクゴクゴク
宥「………」
宥「」ケハッ
宥「あったかいけど、あったかくない…」パタン
玄「おねーちゃん、おねーちゃん!!」
憩「今日もまた、患者さんの笑顔に出会えてよかったですーぅ」マンゾク
美幸「いや、全然笑顔じゃないよ、真っ青だよ!」
憩「青汁だけに?」
美幸「今そういうの求めてないから!」
淡「と、とにかく、美幸。この指輪をしてよ! そしたら正式にフィアンセだから」
美幸「もー、だってたった今大義名分が失われたんだよ!」
淡「え?」
美幸「私、カメレオン星なんかに行きたくないし。っていうかそもそも爬虫類とか嫌いなんだよもー」
淡「えええええええええ!!」
【わ:別れの時】
-8月末
淡「玄には嫌われちゃったし、とりあえず安牌ってことで依藤先輩に惚れルージュ使ってフィアンセになってもらいました」
澄子「淡ちゃん、大好きです」///
美幸「」
淡「だってしょうがないじゃん、テルみたいに婚期逃してずるずる地球に残るなんて嫌なんだもん!」
梢「…よく分かりませんが、とりあえずおめでとうと言った方がいいんでしょうか?」
友香「おめでとうでー」
莉子「おめでとうございまぁす」
美幸「ちょっと待って、なんでこうなったの、どうしてこうなったの!」
梢「美幸、往生際が悪いですよ。しっかり祝福してあげないと」
友香「たまには遊びに来てほしいんでー」
莉子「部活の様子とか、メールしますね」
澄子「はい、私も淡ちゃんとの新婚生活を報告しますね」///
美幸「だーかーらー!! なんでみんな受け入れてるのもー。おかしいでしょ、おかしいでしょ!」
淡「だから、しょうがないって言ってるじゃん」ボソ
美幸「嫌だよもー。行かないでよ淡ちゃん、なんでもするから!!」
全員「」ニヤリ
美幸「…え?」
【ん:ん、なんでもするって?】
梢「今、なんでもすると言いましたね」
莉子「はい、ちゃんと聞きましたぁ」
友香「間違いないんでー」
澄子「そういうことらしいですよ、大星さん」
美幸「え、大星さんって?」
淡「ふっふー、依藤先輩にルージュは使ってないよ」
美幸「え、えっ!」
淡「なんでもするんだよね?」ニヤリ
美幸「いや、それは言葉の綾というか」
梢「ほんとに往生際が悪いですね、美幸は」ハァ
美幸「人のこと騙しといてそういうことよく言えるよねもー!」
淡「美幸」
美幸「な、なに?」
淡「私のこと、星に帰らなくてもいいようにちゃんと養ってくれる?」///
美幸「え……」///
淡「なんでもするんでしょ?」
美幸「もー、分かったよもー。淡ちゃんは私の嫁さんなんだからね、どこにも帰したりしないから!」
淡「ありがとう。じゃあ、キスして?」
美幸「ううっ、恥ずかしいよもー」
淡「じゃあ私からしちゃおっかなぁ」
美幸「いや、まだ心の準備が………ん?」
淡「どうしたの?」
美幸「もー、ルージュ塗ってるでしょ!」
淡「………ヌッテナイデスヨ」
美幸「バレバレの嘘つかないでよもー! 危うくカメレオン星に連れてかれるところだったよ」
淡「ふーんだ、絶対に美幸を星に連れて帰るんだからね」
美幸「爬虫類だらけの星なんかに行ったら、私死んじゃうんだからねもー!」
淡「大好きだよ、美幸」
美幸「私だって、大好きだよ」
———でも
淡「絶対にカメレオン星に連れて帰るから!」
美幸「絶対にカメレオン星になんて行かないから!」
カン!
以上です
もー、なんなんでしょうかこの展開はもー
いろいろキャラが崩壊してしまって、謝罪します…(ペッコリン
当初は、
智美「ワハハ、女の子を拾ったぞ」ゆみ「…返してこい」
で書こうかと思っていたのに、どうして劔谷になったんだろ…。よく分かりません
とりあえず淡を拾ったのが照以外の誰かだったら、みたいなことをふと浮かんだので…
>>26
ちょっとモチベーションが落ちてはいたので「別のSSを書いて気分を高めたい所存」でした
さてマホの続きを書くか
では、ここまで読んでいただいた皆様、ありがとうございました
おつ!
乙ー!
終わりか残念
また気が向いたら書いてねー!
マホのスレタイを誰か教えてくれ
乙!運命の人が穏乃なのか玄なのかその他諸々でハラハラした
>>55
マホ「ヒロエシラバス?」【咲ss】
>>55
ありがとうありがとう!
oh…間違えた
>>56
ありがとうございました!
乙
収まるところに収まったようで何より
すばらっ!
すっごく面白かったよ!
乙でした!
このSSまとめへのコメント
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