ほむら「砂時計が目詰まった」(108)
まどか「」
ほむら「あれ、時間を止めたつもりはないのに…」
ほむら「やだ…いい加減使いすぎて砂にダマができて、詰まっちゃってるわ…」
ほむら「直さないと…でも」
ほむら「魔力を使わずに時間が止まり続けてるわけよね…」
ほむら「ひとまず心ゆくまでまどかをペロペロしましょう」
ほむら「まどかペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ
ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ
ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ」
* * *
ほむら「ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ
ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ
ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ」
* * *
ほむら「ふぅ…」
ほむら「堪能したわ」
ほむら「まどか、なんて可愛いのかしら…」
ほむら「でもやっぱりまどかは表情豊かに動いてるのが一番可愛いわね」
ほむら「笑顔が可愛いまどか」
ほむら「ちょっとむくれて可愛いまどか」
ほむら「怒った顔も可愛いまどか」
ほむら「不安そうな表情も可愛いまどか」
ほむら「びっくりした顔も可愛いまどか」
ほむら「泣いた顔も可愛いまどか」
ほむら「ふぅ…」
ほむら「そろそろ直しましょう」
ほむら「…」
ほむら「…どうやって直すのかしら」
ほむら「取り敢えずその辺のホームセンターから工具を借りてきましょう」
ほむら「でもその前にまどかペロペロ」
ほむら「ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ
ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ」
ほむら「ふぅ…」
ほむら「ちょっと出てくるわね…待ってて、まどか」バタン
* * *
ほむら「工具を一式パク…借りてきたわ」
ほむら「この透明なカバーを外して砂を取り出せばいいのね」
ほむら「…」
ほむら「ネジとかないのね…どういう構造なのかしら」
ほむら「精密機器っぽいんだから、取説くらい付属してて然るべきよね」
ほむら「全く…インキュベーターの奴、こんなとこでも説明責任を放棄するのね」
ほむら「んぎぎぎぎぎぎぎ」
ほむら「取れない…」
* * *
ほむら「静かだから作業が捗るわね…」
ほむら「何も進んでないけど」
ほむら「進んでるのは私の時間だけ…」
* * *
ほむら「おーーーーーーーーーーーーーーい!」
ほむら「…」
ほむら「やまびこなんて嘘だったのね…」
* * *
ほむら「やっと直ったわ!」
ほむら「よかったね、ほむらちゃん」
ほむら「あなたが傍にいてくれたお陰よ」
ほむら「もう、恥ずかしいよ///」
ほむら「まどか、可愛いわ…」
ほむら「ほむらちゃん、大人っぽくなって…す、素敵だなって」
ほむら「まどか…」
ほむら「…」
* * *
ほむら「何だかもう時間の感覚が全くなくなってしまった…」
ほむら「日記でもつけましょう」
ほむら「今日は5月12日…」
ほむら「…」
ほむら「5月13日はいつ来るのかしら…」
* * *
ほむら「疲れた…」
ほむら「ちょっと散歩してきましょう」
ほむら「」グキッ
ほむら「自分の髪を踏んで、ムチウチ症になるとこだったわ…」
ほむら「伸びすぎたわね…切りましょう」
* * *
ほむら「ここらのコンビニがすっからかんになってしまった…」
ほむら「オーナーさん、ごめんなさい」
ほむら「…」
ほむら「浅く広く調達しましょう」
* * *
ほむら「…」
ほむら「目尻やほうれい線のシワが気になるようになってきたわね…」
ほむら「こんなんじゃまどかに顔向けできない」
ほむら「…お化粧の仕方なんて分からないわ…」
ほむら「取り敢えずまどかをペロペロしておきましょう」
* * *
ほむら「ふぅ…」
ほむら「ねぇ、まどか…」
ほむら「私が、オバサンになっても…」
ほむら「…」
* * *
* * *
ほむ婆「よいしょ…っと」
ほむ婆「いい加減腰に堪えるようになってきたわい…」
ほむ婆「まどかちゃん…今日も可愛いのぉ…」
ほむ婆「なんかずっとこの円盤みたいのいじくってるわけじゃけど」
ほむ婆「はて、何をどうしたかったんじゃろ?」
ほむ婆「…」
ほむ婆「zzz…」
* * *
ほむ婆「…はっ」
ほむ婆「おはようさん、まどかちゃん」
ほむ婆「まどかちゃん、今日も可愛いのぉ…」
ほむ婆「なんかずっとこの円盤みたいのいじくってるわけじゃけど」
ほむ婆「はて、何をどうしたかったんじゃろ?」
ほむ婆「…」
ほむ婆「zzz…」
* * *
ほむ婆「…はっ」
ほむ婆「おはようさん、まどかちゃん」
ほむ婆「まどかちゃん、今日も可愛いのぉ…」
ほむ婆「なんかずっとこの円盤みたいのいじくってるわけじゃけど」
ほむ婆「はて、何をどうしたかったんじゃろ?」
ほむ婆「…」
ほむ婆「zzz…」
* * *
ほむ婆「…はっ」
ほむ婆「おはようさん、まどかちゃん」
ほむ婆「まどかちゃん、今日も可愛いのぉ…」
ほむ婆「なんかずっとこの円盤みたいのいじくってるわけじゃけど」
ほむ婆「はて、何をどうしたかったんじゃろ?」
ほむ婆「…」
ほむ婆「zzz…」
* * *
ほむ婆「円盤の裏側から本が出てきたわい…」
ほむ婆「目…託…?」
ほむ婆「…どこかに老眼鏡はなかったかのぉ」
ほむ婆「あったあった」
ほむ婆「…」
ほむ婆「はて、何でわし眼鏡なんかかけてるんじゃろ」
ほむ婆「…」
ほむ婆「まどかちゃん、今日も可愛いのぉ…」
ほむ婆「zzz…」
* * *
ほむ婆「円盤の裏側から本が出てきたわい…」
ほむ婆「目…託…?」
ほむ婆「…どこかに老眼鏡は…あったあった」
ほむ婆「日記、かぇ。はて、誰ぞの日記じゃろか?」
ほむ婆「…」
ほむ婆「zzz…」
* * *
ほむ婆「暇じゃから誰ぞの日記でも読んでみるかいや」
ほむ婆「まどかちゃん、婆さんが読んで聞かせてあげるさね」
ほむ婆「わたしは、いつなおるか わからない たて の しゅうりを つづけている」
ほむ婆「もし ながいじかんが たって もくてきを わすれているようなら」
ほむ婆「zzz…」
* * *
ほむ婆「…はっ」
ほむ婆「おはようさん、まどかちゃん」
ほむ婆「まどかちゃん、今日も可愛いのぉ…」
ほむ婆「はて、なんか本が開っぱなしになっておるのぉ…」
ほむ婆「ああ、まどかちゃんに読んで聞かせていたんじゃった」
ほむ婆「どこまで読んだかいのぉ…」
ほむ婆「わたしは、いつなおるか わからない たて の しゅうりを つづけている」
ほむ婆「もし ながいじかんが たって もくてきを わすれているようなら」
ほむ婆「zzz…」
* * *
ほむ婆「…はっ」
ほむ婆「おはようさん、まどかちゃん」
ほむ婆「まどかちゃん、今日も可愛いのぉ…」
ほむ婆「はて、なんか本が開っぱなしになっておるのぉ…」
ほむ婆「ああ、まどかちゃんに読んで聞かせていたんじゃった」
ほむ婆「これを よんで おもいだしてほしい」
ほむ婆「とうめいな かばあ を はずして なかの あかい すなを」
ほむ婆「ほぐして また いれて しめる」
ほむ婆「それだけ でいい」
ほむ婆「zzz…」
* * *
ほむ婆「…はっ」
ほむ婆「おはようさん、まどかちゃん」
ほむ婆「まどかちゃん、今日も可愛いのぉ…」
ほむ婆「はて、なんか本が開きっぱなしになっておるのぉ…」
ほむ婆「ああ、この円盤の砂がどうこうじゃったのぉ…」
ほむ婆「何やら、ずいぶんと錆びてしもぉておるが」
ほむ婆「はて、この中の砂がなんじゃったかのぉ…」
ほむ婆「zzz…」
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2. エーベルージュ
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4. ONE ~輝く季節へ~ 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
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10. Dies irae
SS予定は無いのでしょうか?
* * *
ほむ婆「…はっ」
ほむ婆「おはようさん、まどかちゃん」
ほむ婆「まどかちゃん、今日も可愛いのぉ…」
ほむ婆「はて、この錆びた円盤の砂がどうこうじゃったかのぉ…」
ほむ婆「この透明なカバーが…」キュポン
ほむ婆「簡単に取れたわい…すごい錆びじゃのぉ…」
ほむ婆「タワシを持ってくるかのぉ…」
ほむ婆「腰がいとぉて…」
ほむ婆「zzz…」
* * *
ほむ婆「…はっ」
ほむ婆「おはようさん、まどかちゃん」
ほむ婆「まどかちゃん、今日も可愛いのぉ…」
ほむ婆「はて、この錆びた円盤の砂がどうこうじゃったかのぉ…」
ほむ婆「ほぐして、また入れる、じゃったかのぉ…」
ほむ婆「…」
ほむ婆「zzz…」
* * *
ほむ婆「…はっ」
ほむ婆「おはようさん、まどかちゃん」
ほむ婆「まどかちゃん、今日も可愛いのぉ…」
ほむ婆「はて、この赤い砂をほぐしてどうするんじゃったかのぉ…」
ほむ婆「お片付け、しないといかんわな」サラサラ
ほむ婆「それで、どうするんじゃったかのぉ…」
ほむ婆「zzz…」
* * *
ほむ婆「…はっ」
ほむ婆「おはようさん、まどかちゃん」
ほむ婆「まどかちゃん、今日も可愛いのぉ…」
ほむ婆「はて、砂を入れたらどうするんじゃったかのぉ…」
ほむ婆「フタが開きっぱなしになっておるのぉ…閉めんとこぼれるわい」キュッ
サラサラサラ
まどか「――ってさぁ、さやかちゃんが…って、ふぇぁっ!!?」
ほむ婆「おお…。おおぅ…」
まどか「えっ?えっ!?えっ!!?」
ほむ婆「まどかちゃんが動いておる…」
ほむ婆「まどかちゃんが喋っておる…」
ほむ婆「可愛いのぉ…」ニコニコ
* * *
マミ 「これが…暁美、さん…?」
杏子 「マジかよ…」
さやか「でも…確かに面影は…」
ほむ婆「久しぶりに賑やかじゃわい」ニコニコ
まどか「どうしよう…」
ほむ婆「可愛いのぉ…」ナデナデ
まどか「え、えへへ」
* * *
マミ 「暁美さんの能力は時間操作――だったわね…」
杏子 「その副作用だってのか?急激に歳を取るなんて…」
さやか「参ったね…」
マミ 「とにかく――ワルプルギスの夜は私たち3人で何とかするしかないわね」
まどか「…」
さやか「まどか…転校生の、傍にいてやってね」
まどか「…」
* * *
ほむ婆「すごい嵐じゃのぉ…」
ほむ婆「ほれまどかちゃん、こっちへおいで。飴あげるから」ニコニコ
まどか「う、うん」
ほむ婆「可愛いのぉ…」ナデナデ
まどか「…」
* * *
QB 「まどか、皆が危ない!すぐに来てよ!」
まどか「そんな!」
ほむ婆「どうしたんじゃ?まどかちゃん」
まどか「…っ」
まどか「ほむらちゃん…ここで待ってて。必ず戻ってくるから…!」
ほむ婆「?」ニコニコ
* * *
ほむ婆「晴れてきたのぉ…」
ほむ婆「どれ、まどかちゃんでも迎えに行こうかのぉ…」
ほむ婆「…」
ほむ婆「腰がいとぉて…」
ほむ婆「でもまどかちゃんを迎えに行かんとのぉ…」
* * *
ほむ婆「まどかちゃん…どうしたんじゃ?」
ほむ婆「…また動かんようになってしもぉたんか…?」ユサユサ
ほむ婆「まどかちゃん…動いておくれ」ユサユサ
ほむ婆「また、笑顔を見せておくれ…声を聞かせておくれ…」ユサユサ
ほむ婆「…」
ほむ婆「…う、うううぅぅ…」
ほむ婆「どうして…どうしていつもいつも、わしを残していってしまうんじゃ…?」
ほむ婆「死ぬなら、わしが先じゃろうに…」
ほむ婆「もう、独りはいやじゃ…」
ほむ婆「わしを独りにしないでおくれ…」
ほむ婆「…わしも…すぐ一緒に…」
ほむ婆「…」
ほむ婆「昔…こんなことが何度もあった気がするわい…」
ほむ婆「こんなとき…決まってこう、左腕の円盤をつかんで…」グッ
ほむ婆「…」
ほむ婆「どうしたんじゃったかのぉ…」
ほむ婆「確か…こう…」
カシャン
――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――
―――――
ほむら「…はっ」
ほむら「ここは…どこじゃ?」
ほむら「病院…じゃな…」
ほむら「まどか、ちゃん…」シクシク
コンコン
看護婦「入りますよー」
ほむら「おぉ…お迎えかゃ…」
看護婦「?どうしたの?はい、検温するから起きて」
ほむら「腰が…」
ほむら「いとぉない…」ムクッ
看護婦「なにおばあちゃんみたいなこと言ってるの?」クスクス
* * *
ほむら「よぅわからんが、身体が軽くなったわい」
ほむら「ずいぶんと若返ったように見えて」
ほむら「よぅわからんが、中学校に転入じゃと」
ほむら「何で学校になんか行かんとならないんじゃろ」
ほむら「もうまどかちゃんはおらんのに…」ウルッ
* * *
和子 「はいそれじゃあ、自己紹介いってみよう!」
ほむら「おぉ…」
ほむら「おぉ、おぉ…」
和子 「!?」
ほむら「まどかちゃん…まどかちゃん!」タタタ ガシッ
まどか「ふぇっ!?」
ほむら「まどかちゃん…まどかちゃん…!生きておった!生きてくれておった…!」ポタポタ
まどか「あの、あの、あの///」
さやか「まどか、知り合い?」
まどか「いや、あの、えっ、ゆ、夢の…え、いや、あぁ…」オロオロオロ
和子 「…暁美、さん…?」キョトン
* * *
ほむら「可愛いのぉ…」ナデナデ
まどか「てぃへへ///」
さやか「変な転校生だな…」
仁美 「おばあちゃんみたいですわ」
まどか「うん…なんか、安心するなって///」ナデナデ
さやか「キャラ作ってる…ようには、見えないんだよねー」
ほむら「うんうん、飴食べるかね?」ナデナデ
まどか「あ、ありがとう」
さやか「容姿端麗、スポーツ万能、勉強は全然ダメ、年寄り言葉」
さやか「これが萌えなのかぁっ!?」
キャッキャッ
* * *
そこは、誰も見たことのないほむまどの世界が続いていきましたとさ
めでたしめでたし
ボケは治らないと?実際脳の衰えは無理なのか?
以上で終わりです。
即興はやらない派なんですが、プロットが一発ネタにしかならなそうなんで
やってみました。
最初は変態ほむほむ前回のドタバタ劇を想定してましたが、動くのがほむほむだけでは
ドタバタになるはずもなく…
途中で「アルジャーノンに花束を」がよぎってから、シリアス一直線になってしまった。
どうしてこうなった。。
このあと、きっとおばあちゃんの知恵袋が炸裂してワルプルもKOしてます。多分。
>>98
アルツは治ってるけど、勉強は完全に忘れてると思ってくれ
このSSまとめへのコメント
yhb-9pnyh;9う