兄「スカートめくれてたから注意しただけだろ!」
妹「だからって!言ってくれればいいのに!」
兄「あーもー中学のガキのくせして何言ってんだか」
妹「し、知らない間に美人なお姉さんになって惚れても知らないから!」
バタン!
兄「もう、惚れてるっつーの」
ご飯食べてくるわ
兄「つーかあいつ強くドア閉めやがって…」
トントントン
母「あら、兄今日早いわね」
兄「まーな。この糞妹のお陰でな」
妹「…っ!!な、なによ!」
兄「あーねみー…」
妹「む、むかつく…!」
_, ,_
( ・∀・)シュッ
( ∪ と 彡 ──────=====三三④
ピンポーン
母「…あら、誰かしら」
妹「私が出るよ、お母さんっ」
ガチャ。パタン
妹「―…あ、……。はい…」
兄(…?誰だ?)
ガチャ
妹「お兄ちゃん、女さんが来たよ」
兄「は、はあ?」
女「おはよー!兄っ!」
兄「な、なんでてめーがいんだよ…」
女「幼馴染なのにつめたいなーっ!妹ちゃんも見ない間に大人っぽくなったね!」
妹「あ、有難う御座います」
兄「で、なんだよ」
女「一緒の高校なんだしさ久しぶりに一緒に行こうよ」
兄「…あー、あっそ。」
---
兄「んじゃー行ってくるわ。」
母「気をつけてね」
兄「ん?…おめーも途中まで一緒に行くぞ」
妹「わっ…私も…?」
女「あ、いいねっ。妹ちゃんも行こうよっ」
妹「あ、じゃあ…」
妹(なんとなく気まずいかも…)
女「ねえ!妹ちゃんってもう中2だし彼氏とかいるの?」
兄(―ドキ…)
妹「あ、いませんよっ。女さんこそいるんじゃないですか?」
女「私もいないよーっ。…まあ好きな人はいるけど…」
妹「…そ、そうなんですか…」
兄「てめーにも恋する気持ちがあるとはなー」
女「な、何よ…っ」
ヤンデレvsヤンデレきぼんぬ
女「そーゆー兄こそ好きな人いるの?」
兄「…!…さぁーな」(チラ)
妹「―っ!!…?」
女「あーいるんでしょお!教えなさいよ~!」
妹(今の…なんだろ…?)
兄「そのうちわかるんじゃねーのか?」
兄(好きなやつなんていつもすぐそばにいるけどな)
妹「あ、じゃあ私学校こっちだから…」
兄「おーよ、じゃーな。ちゃんと勉強しろよくそガキ」
妹「う、うっさい!おたんこなす!」
妹(相変わらずむかつく!)
ぐいっ
妹「…わっ」
妹(女さん…?)
兄「おい、女!何してんだよ!」
女「ごめーん、先学校行ってて」
妹「…?」
女「えへへ、ごめんね。ちょっと妹ちゃんに聞きたいことがあって」
妹
↓
↑
兄←女
\ ヽ | / /
\ ヽ / /
‐、、 殺 伐 と し た ス レ に イ ン ド 象 が ! ! _,,-''
,-'"ヽ ∩___∩
/ i、 _,、 | ノ ヽ
{ ノ "'" "'"'"/ ● ● |
/ | ( _●_) ミ
/ 彡、 |∪| ミ _/\/\/\/|_
i し ま う ま \ ヽノ / \ /
/ `ー-ー'" } < ニャーン! >
i' /、 ,i / \
い _/ `-、.,, 、_ i  ̄|/\/\/\/ ̄
/' / _/ \`i " /゙ ./
(,,/ , ' _,,-'" i ヾi__,,,...--t'" ,|
,/ / \ ヽ、 i |
(、,,/ 〉、 、,} | .i
`` ` ! 、、\
!、_n_,〉>
/'''7'''7 /'''7 / ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄ ̄ /
/ /i | / / .. ̄ .フ ./. / ./二/ / . . ____
_ノ / i i__ . ノ /__,l ̄i __/ (___ /__,--, / /____/
/__,/ ゝ、__| /___,、__i /___,.ノゝ_/ /___ノ..
妹「なんですか?」
女「兄の好きな人ってわかる?」
妹「…え、…?」
女「あ、あのさっ恥ずかしいんだけど…」
妹(ちょ…もしかして…)
女「…私ね…1年くらい兄に片想い…してるんだあ」
妹(や、やっぱり…)
妹「そうなんですかあ…」
女「で、妹の妹ちゃんに聞けばわかるかなーなんて」
妹「…聞いたことないですよ。でも何回か告白されてるみたいですが断ってるみたいですよ」
女「やっぱモテるのかなあ…」
妹「ま、まあ私的には超絶ありえないんですけど!」
女「まあ、兄妹だしねー」
妹(ズキン…。"兄妹"…)
女「じゃあまた何かあったら宜しく!応援してねっ」
妹「は、はい…」
タッ
妹「…」
妹「…なんか胸がむかむかする…」
女「兄~!ごめんね~っ」
タッ
兄「別に。つーか妹と何話してたの?」
女「ん?ガールズトークってやつ?」
兄「は?意味わかんねー」
兄(…あとで聞いてみるか)
------
男「あ、兄じゃん!よっす」
兄「おはよう」
男「今日は幼馴染の子と来たの?」
兄「まーな。朝から家来たりよ…」
男「うわー羨ましいぜー。おめーはいいよなー。妹と女の幼馴染がいて」
兄「おめーだって弟いるだろ」
男「男じゃ意味ねーんだってー。ったく妹ってのに夢抱くわ」
兄「現実はそうでもないぞ」
男「…とか言ってーおめー実は妹ちゃんらぶなくせ…もごっ!」
兄「てんめー…、声でけぇんだよ」
ごめん寝てた
男「~もごっもごご!!…ぷはー…苦しかった…」
兄「ったく…」
男「はいはい。まあ妹ちゃんと頑張ってね」
兄「…おうよ。それよりおめーはどうなんだよ」
男「あーさっぱり。もうお前の妹ちゃん狙っちゃおうかな」
兄「…は?」
男「冗談だっつーの!」
女「あ、兄!」
兄「…な、なんでおめーがここのクラスにいんだよ。隣だろ」
男「あ、兄の幼馴染ってこの子?」
兄「うん」
女「宜しくねっ。で、兄ジャージ貸してくれない?」
兄「は?なんで…」
女「1時間目体育なんだよねー」
兄「ロッカーに入ってる」
女「あ、有難う~また後でね♪」
タッ
男「結構可愛いし性格よさそうじゃん」
兄「そうか?」
男「あの子の事好きになった事ないの?」
兄「は、はあ?あるわけねーじゃん。幼馴染として好きだけど、恋愛は無理だし友達だよ」
男「まあ、そんなもんかー。って俺も教科書ロッカーだわ!」
兄「いってらー」
タッ
男「1限目から英語とかだりぃー…て、え?」
女「…っ、あ…」
男「…ま、まだそこにいたんだ」
女「…っ。…」
男「…今の話聞いてた?」
女「…うん…。」
男「あ、あのさ…
女「でも私」
男「え?」
女「私…諦めたくない…」
タッ
男「あ、おい…。…何なんだよ」
男(あの子一途っぽくて可愛いのにあいつは妹ばっかで… )
男「よくわからんな」
---------
キーンコーンカーンコーン
男「じゃあまた明日なー!」
兄「おう、またな」
ガラッ
女「兄ーっ。帰ろー!」
兄「おー。」
女「今日やっと約束してた映画観に行けるねっ」
兄「約束したの3ヶ月前くらいだっけか?やっとだな」
女「…ね、今日楽しみにしてたんだー…」
兄「へー、そんなにその映画好きだったのか?」
女「ち、ちが…っ!楽しみにしてたのは―…」
兄「あ、ここ新しいコンビニできたんだ」
女「ちょ、最後まで話聞きなさいよー!」
兄「わりぃ、何?」
女「何でもないもーんだ!ふん」
兄「はあ?言えよ」ぐい
女「―っ!!」
女(顔…近…っ)
女「だ、だから私は…っ!
~♪~♪~♪~♪
兄「わりぃ、電話」
女「…はーい…」
女(鈍感なんだから…)
兄「もしもし?」
兄「…。うん…。そうだけど…」
女(誰と電話してるんだろ…?)
兄「は、はあ?わかった!そこで待ってろよ」
女(え、何…?)
兄「てめぇは妹なんだからいいっつの!」
ピッ
女「…」
兄「あ、女…わりぃ。用事出来ちまったから今日行けねえや。
今度また埋め合わせするからまじごめん!じゃあ…」
タッ
女「…」
「 てめぇは"妹"なんだからいいつの! 」
女「妹…ちゃん…」
休憩してたら寝ちゃってた
兄「おーい、妹!」
タッ
妹「お、兄ちゃん!」
兄「はぁはぁ…。ったく大丈夫か?」
妹「うん。体育で走ってたら右足捻挫しちゃった…」
兄「おい…。病院行くか?」
妹「大丈夫だって!2日くらいで直るよ」
兄「…ったくよ」
くしゃっ
妹「…っ(ドキ…)」
兄「あんまり心配させんなよ」
妹「…っ。か、髪がぼさぼさになるじゃない!」ばっ
兄「けっ、可愛くねー女」
妹(な、なんでこんなやつにときめいて…)
妹「さ、さっきお母さんに電話したら遅くなるから
お弁当買って帰りなさいだって!」
兄「そ。じゃあ一回お前を家に送ってから俺が弁当買って…」
妹「だ、大丈夫!」
兄「はあ?」
妹「今日は私も弁当買いに行きたい気分だからこのまま行こうっ!」
兄「…倒れるんじゃねーぞ」
妹(なんかわかんないけど…嬉しいな)
兄「つーかさ」
妹「え?」
兄「朝、女と何話してたの?」
妹「…え…」
"…私ね…1年くらい兄に片想い…してるんだあ"
妹(…ドクン…)
兄「おい、妹?」
妹「―な、なんでもないよ。普通に最近の調子とか…」
兄「…?まあ、いいけど」
妹「…」
妹(…そっか…。そうだよ。女さんはもう1年もお兄ちゃんに片想いしてるんだから
妹の私が、ときめいちゃ駄目なんだよね。…。)
兄「…。…おい、」ぐいっ
妹「…な、なに?」
兄「…お前」
妹「…」
兄「悲しそうな顔してんぞ」
妹「…~~っ。な、何よそれ!別に何もないし!」
兄「…テストの点数でも悪かったのか?」
妹「別に!そんなに頭悪くないもん」
兄「あっそ…」
妹「あ、スーパー見えてきたよっ」
妹(私は…おにいちゃんの事なんて好きじゃない…)
--------
妹「ただいまー…」
兄「お前先風呂入って来いよ」
妹「あ、じゃあ入るね」
パタン
兄「…」
兄(今日の妹、なんかおかしかったぞ…?)
兄(…それにしても、女に悪い事しちゃったなあ…)
ピンポーン
兄「はーい?」
兄(もう母さん帰ってきたのか?)
ガチャ
兄「…あ…」
女「…」
兄「あ、今日はごめんな…?空いてる日絶対埋め合わせするから」
女「…うん…」
兄(ほっぺ膨らましたまま怒ったまんまだし…)
兄「は、入るか?」
女「…うん」
パタン
ガチャ
兄「久しぶりだな。俺の部屋に入るの」
女「…」
兄「そんな怒んなって!なんか買ってやっから」
女「いいもん…」
兄「…」
兄(どうすりゃいいんだよ…)
女「今日、妹ちゃんのとこ行ったんでしょ」
兄「え、なんで知って…」
女「電話のとき名前聞えた」
兄「…あーまじわりぃな?女。」
女「…くやしい…」
兄「え?」
女「だってずっと前から約束してたのに妹ちゃんのところへ行っちゃうなんて私より妹ちゃんのが
大事なんでしょ!?」
兄「…な、…っ」
女「私、兄と映画行くのすっごく楽しみにしてたもん…っ」
兄「…ごめん…でも、妹今日捻挫して親もいねーから…」
女「…うぅ…っ。ぐす…」
兄「俺だって、お前の事は大事な幼馴染だって思ってる」
女「…うん…。でも、そろそろ気づいて欲しいよ…」
兄「は…?、何が…」
女「…」
兄「…女?」
女「私…兄の事が好きだよ」
兄「…?」
女「ち、因みに恋愛感情で、だからね…」
兄「…ごめん…」
女「いいよ…。お願い。明日からは普通の幼馴染になるから今日だけ私の事考えて」
兄「…ごめん…無理だよ…」
女「な、なんで…っ」
兄「…好きなやつがいる」
ガラッ
妹「あー気持ちよかった…ってお兄ちゃん?…部屋かなぁ…」
妹(今日は色々と嬉しかったな。)
トントントン
----------------
女「…きょ、今日だけ…っ!もう諦めるから…」
兄「俺、そいつしか見れないし…ごめん…」
女「…っ」
兄「…女?」
女「じゃあ軽くキスだけで…いい…」
兄(…キス、だけならいいか…)
ぐいっ
兄「じゃあ目ぇ、つぶれよ」
女「うん…」
兄(今だけ、気持ちをこいつに向ける。俺が好きなのは妹だ)
「「 ―――… 」」
ちゅ…
ガチャ
妹「おにーちゃーん?お風呂上がっ…た…」
女「あ、見られちゃった☆」
兄(な、なんでこのタイミングで…!!)
妹「…」
兄「あ、おい、違うぞ!別に変な事してたわけじゃ…」
女「じゃー今私に何をしたって言うのよー」
兄「おめーは黙ってろ!」
ダッ
兄「お、おい!妹!」
ぐいっ
女「いい、私が行くわ」
兄「は、はあ?」
兄「ふざけんなっ。あいつ怪我してんだぞ」
女「じゃーあんたは後から来て!」
ドンッ ばふっ
女「じゃーお休み」
バタン
兄「いってえ…あいつまじで俺の事好きだったのかよ」
-------------
妹(…はぁはぁ…。足が痛い…)
妹(もう暗くて何も見えないよ…)
妹「…もうやだ…なんでこんなにモヤモヤ…」
女「妹ちゃん!」
妹(―!?女さん…?なんで…)
女「足怪我してるのに、大丈夫…?ってか早いよ…」
妹「だ、大丈夫です…」
妹(なんか気まずい…)
女「で、どうしたの?」
妹(―ドクン…。)
妹「あ、あの…さっきの…お兄ちゃんと付き合い始めたんですか?」
妹(答えの先を聞くのが怖い…)
女「もしそうだったら?」
妹「えと…、おめでとうございます…」
妹(…そうなんだ…そうだよね…。…泣きそう)
女「まあふられちゃったけどね」
妹「え…、」ばっ
女(…)
妹「そうなんですかぁ…じゃあ…
女「ねえ。」
妹「…はい…?」
女「妹ちゃんてさ、兄の事好きでしょ?」
妹(―ドクン…)
風呂行ってくる
先入られたから書く。
------------------
妹「いえ、まあ兄妹としては好きですが…」
女「違う。恋愛感情としての方」
妹「…な、何言ってるんですか…。兄妹ですよ?」
女「いいよ別にごまかさなくっても。妹ちゃんの顔見ればわかる」
妹「…え…」
女「好き、なんでしょ」
妹「…わ、わかりません…」
女「私、妹ちゃんなんか嫌いよ…。兄なんて会えばほとんど妹ちゃんの話だし…
私の事なんか見てくれない…」
妹「そ、そんな…」
女「言っとくけど私はまだ諦めないから」
妹「…」
女「じゃあまたね。兄にお邪魔しましたって言っといて」
タッ
妹「…」
妹(…何、何が起こったの…?…女さんは私の事嫌い、で…)
ぺたん…
(何?、何なの…)
妹「足、痛いよ…」
兄「おーい、妹どこだー?!」
妹「あ…」
兄「やっと見つけた!女電話でないし、暗くてみえねーよ」
妹「ご、ごめん…」
兄「足、痛いのか?座り込んで」
妹「ううん…。大丈夫、立てるから…。―――っ!?」ぐいっ
ぎゅ…
妹「…え…お兄ちゃん?」
兄「…」
妹(な、なんで抱きしめられ…?)
兄「お前さ…あんまり俺を心配させんなよ」
妹「…ご、ごめ…」
兄(―って俺いきおいで抱きしめちまった…!)
妹「お兄ちゃんあったかいねえ…」ぎゅ…
兄(…ドキ…)
兄「な、何デレてんだよ!行くぞ!」
妹「…うん」
妹(やっぱり、お兄ちゃんがいると安心する。やっぱり私、そうなんだ)
兄「足痛くなったら言えよ」
妹( お兄ちゃんが好き )
お風呂入ってた
妹「…お兄ちゃん、足痛い」
兄「じゃあ肩貸せよ」
妹「ん…」
兄「治るまで走るなよ…」
妹「…おにいちゃんの好きな人って誰」
兄「…!、な、なんでだよ」
妹「気になった…。女さんの事もあるし」
兄「あ、さっきのはそーゆのじゃねえって…」
妹「…わかってる」
兄「…まあそのうちわかんじゃね」
妹「あっそ…」
兄「おめーは?」
妹「…さあ」
兄「いるんだろ」
妹「いるかもね?」
兄「わ、わけわかんねーよ」
妹「まあいつもすぐ傍にいる…」
兄「ん?何?」
妹「―べ、別に!」
兄「まあ、頑張れよ…その好きなやつと」
妹(…ズキン…)
妹「が、頑張らないもん…」
兄「…?は、はあ?」
妹「…だって私…おにいちゃんの事―…っ」
兄「…妹―…?」
~♪~♪~♪
兄「あ、わりぃ。電話だ」
妹(…っ。タ、タイミング良すぎ…)
妹(って私、今告白しようとした!?…ありえない)
兄「…―うん。あーいるいる。大丈夫だって。じゃあな」
ピッ
妹「お母さんから?」
兄「まあな。で、何?」
妹「も、もう言わないっ!」
兄「は、はあ?」
兄(まじ、こいつわけわかんねー…)
兄「…。でもまあいっか」
妹「…?」
---------
次の日。
兄「俺今日朝委員会あるから先行く!足気をつけて行けよ!じゃあ」
妹「うぃ~…」
パタン
妹(なんか疲れちゃったな…。昨日色々ありすぎてよくわかんないや)
母「はい、弁当」
妹「ありがとう、じゃあ行ってきます」
母「気をつけるのよ」
妹「うん」
パタン
ご飯食べてくるわ
もうちょっとで食べ終わる
妹(今日はなんか太陽がまぶしすぎるなあ)
妹「にしても、眠い…」
どんっ
妹「あ、すみませ…」
女「あら、妹ちゃんじゃない」
妹(――!!女さん…)
妹「おはようございます…。」
女「おはよう。兄は今日どうしたの?」
妹「えっと委員会があって早く行っちゃいました…」
女「ふーん」
妹(…なんか間がもたないよ…)
女「ってかさ、昨日の事だけど」
妹(―ドキッ)
女「あ、あんまり怖がらないで?良く考えてみたら好きな人が被っただけで嫌いって
おかしいって思ったの。だからこれからはお互いいいライバルとして頑張りましょ?」
妹「…っ!!」
女「…なんてね。妹ちゃん可愛いし勝ち目ないけど」
妹「…うっ…。は、はい…!」
女「じゃあ、私こっちだから。またね」
妹「はいっ…」
女「…」
女「失恋決定かな…」
妹(女さん、どうしたんだろう…。らいばるかあ…。頑張らなきゃ)
------------
兄「男、おはよ」
男「よーっす!」
兄「今日糞ねみぃ…」
男「何やってたんだよ」
兄「んー色々」
男「あ、あそこにいんの女ちゃんじゃん?」
兄(―ドキ)
女「二人ともおはよう」
男「よーす」
兄「おお…」
兄(なんか気まずいな…)
女「朝、妹ちゃんに会ったよ」
兄「そ、そうか…」
女「うん…」
兄「…」
女「…」
男「…?」
兄「ごめん、俺トイレ…」
タッ
男「お、おい…?」
女「…はーあ…」
男「…女ちゃん目ぇ腫れてるけど何かあったのか?」
女「バレちゃったー?」
男「…ん、まあ…」
女「私さ、兄に振られちゃった」
男「…え」
女「まあ当然かなあ。ただの"幼馴染"だし」
男「そっか」
女「まあまだ諦めないけどね!…もうすぐチャイムなるからまたねって兄に伝えてね」
タッ
男「…辛そうな顔しやがって…。まったく」
兄「あれ、女は?」
男「教室戻ってった。またね。だって」
兄「はいよ」
男(ったく女ちゃん選べばいいものをこいつは…)
-----------
先生「では今日のHRは文化祭の係り決めをします」
HR長「はい、このクラスは喫茶店ということでメイドをする女子を5名
ホストをする男子を5名ずつ決めます。立候補は?」
ざわざわ…
「どーするー?」「私会計やりたいー」「おめーがやれよwwww」
兄(もうそんな時期か…。)
どんっ
兄「!?」
男「なーなー、お前ホストやんねーの?!」
兄「…はあ?装飾でいいよ」
男「装飾とか似合わねーwwwwなあ、ホストやんね?」
兄「面倒くせーよ」
黒板を見るとどんどん名前が書き込まれていった
男「な?俺らもやるってことで!はーい!俺ら二人ホストやりまーす!」
兄「…っ、おい!!」
女子「男くん、ホストやるって…」ヒソ
女子「楽しみだねー」ヒソ
女子「ちょー似合いそー♪」ヒソ
兄(なんか、俺…浮きそうじゃん)
HR長「じゃあ今決まった10名の人宜しくね。では次会計を―…」
男「やったじゃん♪」
兄「お前はいいよな。容姿いい方で」
男「はー?お前もいいじゃんか!…ただ笑うことが少ないだけで」
兄「俺だって笑うわ」
男「ほら、今笑ってねー!でも妹ちゃんの事になると笑うよな!…あ!」
兄「…あ?」
男「文化祭妹ちゃん連れて来いよ!」
兄「な、何でだよ」
男「どうせ可愛いんだろ?俺見たことないし誘えよな!」
兄「…お、おい…」
兄(あいつ結構外見だけは可愛いから来たらモテモテになっちゃうじゃねえかよ)
ぎゅっ
男「な?俺らの仲だろ?」
兄「わ、わかったから手握るなって」
男「おっしゃー!楽しみ!ついでに俺の弟も誘おうか?」
兄「…別に興味ない」
HR長「じゃあさっき決まった10名は去年の喫茶店のクラスが使った制服を試着してきてください」
男「どんなのかな!やっぱ黒だよな!」
兄「そうなんじゃね」
男「うはー!楽しみになってきた!な!」
兄「…そう」
HR長「じゃあこれどうぞ。サイズ合わなかったら工夫してね」
女子達「はあい」
男「うーっす!」
ガラッ
男「お!隣の教室空いてるぞ!」
兄「やっぱ黒だったな。…って着替えるのはえーよ」
男「早く!他のやつらに見せにいこーぜ!」
兄「こいつ自分に自信があるからって…」
男「おめーも笑えばいいんだよ!なあ?ギャル男達」
ギャル男「あーそうだなwwクールっていうか」
ギャル男2「まー俺には劣るけどなwwwww」
ガラッ
男「行こーぜ!」
兄(…ち。ネクタイがまっすぐになんねえ…)
女「あ、兄じゃん?」
兄「…女じゃん」
女「―ってか何その格好!」
男「ホストだよー♪」
女「あはははっ。でも二人とも似合ってるよ」
男「そりゃ、どーも!行くぞ兄!」
兄「あ、おう…」
ぐいっ
兄「…?…女?」
女「…っ、すごく、似合ってるよ…」ボソ
兄「…!…どーもな。じゃ」
タッ
女「…っ!」
女「…やっぱ好き」
ガラッ
兄「おい、男…」
女子「あ、兄くんも来たよっ//」
女子「二人とも似合うねー♪」
男「あ、こっちこいよ!」
兄(あいつモテモテだな)
兄「……」 モゾモゾ
男「何やってんだよ」
兄「いや、ネクタイどうしても曲がるんだけど」
男「俺がやってやろう!」
兄「ん。ありがと」
腐女子「きゃーっ。なんか絵になる~////」ヒソ
腐女子「やばくないっ!?」ヒソ
腐女子「もおお腹いっぱい~♪」ヒソヒソ
兄(…聞えてんだけどな)
男「ほらよ!あ、せっかくだし写メって妹ちゃんに送れば?」
兄「な、何いって…」
女子「え、兄くんって妹いるの?」
兄「まーな…」
女子「へーそうなんだあ」
パシャッ
男「んで、そーしん…」
兄「っておい!俺の携帯勝手に…」
男「送っちゃった☆」
女子「妹と仲良しなんだねー♪」
兄(イメージくずれるじゃねえか…)
------
ガチャ
兄「ただいまー」
バタバタバタ!ガチャ!
兄「…?騒々しいな」
妹「お、お兄ちゃん!」
兄「おめーか」
妹「ってかさっき送ってくれた写メ…」
兄「あ、それ男が勝手に…」
妹「あはははははっwwwwwwお兄ちゃんがホストとかありえなーいwwwwww」
兄「…おい…。」
妹「全然そーゆーキャラじゃないじゃんwwwwwあはははwwwww!」
兄「…悪かったな…」
妹「はーwwww笑った…。まあそんな怒らないでよ!」
兄「俺から進んでやったわけじゃねーし」
妹「あはは…。でも、結構似合ってると思うよっ」
兄(ドキ…)
兄「うっせえな…勉強でもしてろ」
妹「な、何よ!褒めてあげたのに!じゃあね!」
ぐいっ
兄「おい」
妹「…な、何よ」
兄「来週の俺の高校の文化祭来いよ」
妹「文化祭?まあ、校門まで迎えに来てくれるならいいけど」
兄「そう、わかった」
パタン
妹(お兄ちゃんの文化祭…楽しみかも。ってことは文化祭でホストやんのかなあ?)
妹「絶対格好いいよね…」ボソ
もう疲れた
「それでは9時から文化祭を開催します」
男「うっひょー!一般公開楽しみだな!」
兄「おお…。つーか妹もうすぐ来るから校門まで行ってくる」
男「おうよ!それも楽しみだなー」
-----
タッ
兄(結構人多いな…あいつどこいって…)
妹「あ、いえ…お兄ちゃん待ってるんです」
チャラ男「いーじゃん。一緒に俺らと回ろうぜ」
不良男「そっちのがたのしーよ」
妹「あ、お兄ちゃん!」
タッ
ぐいっ
不良男「兄ちゃんなんかほっといて行こうぜ」
妹「ちょ、ちょっと…」
兄(なんなんだあいつら…髪の毛汚い色しやがって)
ぐいっ
兄「行くぞ。妹」
不良男「おい、俺らが先見つけたから借りるわ」
兄「先にこっちが約束してたので離して下さい」
チャラ男「んだと!?」
兄「離さないと今大声で先生を呼びますよ。…あ、先生!」
チャラ・不良男「「 えっ 」」
ぐいっ
兄「走るぞ!妹」
妹「う、うん…」
兄「なんだよあいつら…」
妹「なんかちょーしつこかった!」
兄「つーか、お前も…」
妹「…え?」
兄「スカート短すぎだろ!あと今日化粧してんのか?」
妹「ちょ、ちょっとだけ!」
兄「ったくそんなんだから男が寄るんだよ…」
妹「…」
妹(…結構頑張ったのに。ちょっとくらいほめてくれたっていいじゃん)
ガラッ
男「お、兄!」
兄「連れてきた」
妹「こ、こんにちは…」
男「うわー結構可愛いじゃん!おめーの妹なんてもったいねー!」
兄「…おい」
男「いつも兄にお世話になってます~男でーす」
妹「よ、宜しくです」
男「じゃあ兄、着替えてきたら?」
兄「おう、妹待ってて」
妹「うん」
男「…兄いつもどう?」
妹「…え、っと普通ですよ。たまにうざい事言うし…」
男「へーそうなんだ。あいつ学校ではあんま笑わねーんだけど
妹ちゃんの話になると笑うんだよなー」
妹「そうなんですか…」
妹(お兄ちゃんがクール…?…ありえな…)
兄「何話してんだよ」
男「うわっ!びっくりした!着替えるのはえーな」
兄「ネクタイやれよ」
男「俺、やる事あるし妹ちゃんにやってもらえば?またねん」
兄(あいつ…)
妹「ね、ネクタイ貸して…?」
兄「…ん」
妹(き、緊張する…)
女子「あれー?その子兄くんの彼女?」
兄「ちげーよ。妹」
女子達「前に言ってた妹ちゃん!?きゃー可愛いっ」
妹「ど、ども…」
女子達「兄くんにはもったいなーい」
兄「うるせーわお前ら」
もう話の展開考えるの面倒くさいからホモにしちゃおうかな
前に別のssで見たことあるシチュエーションだな
>>242 多分書いたの一緒だわ
兄「俺午後当番だし、回るぞ」
妹「う、うん…っ」
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妹「はー…たくさん食べれたし満足…」
兄「よかったな」
妹「お兄ちゃんありがと!」
兄「別に」
妹「あ、トイレ行ってもいい?」
兄「おう。待ってる」
妹「ありがとう」
タッ
兄(今日あいつ楽しそうでよかったな…)
女「兄?」
兄「お、女じゃん」
女「兄はホストやるんじゃないのー?てか何してんの」
兄「妹待ってるんだよ」
女「あ、妹ちゃん来てるんだあ」
兄「おう。お前浴衣なんだな」
女「まーね。私のクラスわたあめとかお祭り系なんだ♪」
兄「へーいいじゃん」
女「似合うでしょー?」
兄「…そうだな」
女(―ドキ…)
兄「つーか頭にほこりついてるぞ」
女「うっそ!どこー?」
兄「ちょっと動くなよ」ぐいっ
女(…わ…)
兄「…ほらとれた。せっかく綺麗な浴衣着てんのに頭で台無しじゃねーか。ばーか」
女(―…キュン…)
女「あ、あのさ!」
兄「…ん?」
女「わ、私やっぱり兄の事、好きだよ…っ」
妹(あーすっきりしたあ…。お兄ちゃん待たせちゃって悪いなあ…。)
「~~~…―…ばーか。」
妹(お、お兄ちゃん?誰かと話してるのかな)
女「わ、私やっぱり兄の事、好きだよ…っ」
妹(こ、この声…女さん?…嘘…)
兄「…」
女「…諦められないの…」
妹(…や、やだ…お兄ちゃんとられちゃう…)
兄「…気持ちは嬉しいけど…ごめん…」
女「…好きな人、いるの…?」
兄「俺は、ずっと昔から妹が好きだ」
妹(―…え…)
兄「近親相姦とか関係ない。俺にはずっとあいつしかいない」
妹(嘘…でしょ…。)
女「…そっかあ…やっぱりね…」
兄「やっぱり?」
女「なんとなくわかるよ…。だってずっと兄の事見てたんだもん」
兄「…ごめんな…」
女「ううん。大丈夫だよ…。でも、さっきからさ…」
兄「…え?」
女「妹ちゃんこっち見てるんだけど」
妹「…あ…」
兄「き、聞いてたのかよ…」
妹(どうしよう…恥ずかしい…っ)
ダッ
兄「お、おい!妹!」
女「頑張ってね、兄。」
兄「…言っとくけど!」
女「…え?」
兄「俺が好きなやつの事言ったりするのはまじで信じてるやつだけだからな!」
ダッ
女「…」
女「何よそれ…。馬鹿みたい…」
女「…でも」
女「本当に好きだったのになあ…ぐす…」
ぽんぽん
男「…泣くとブスになるぞ」
女「―っ、うるさい…!ぐす…」
男「まあ、俺はそんなブスをはじめて会った時から惚れてたけどな」ボソ
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妹「はぁはぁはぁ…」
妹(どうしよう…っ。恥ずかしいよ…!)
兄「おい、妹待てよ!」
妹「こ、来ないでええっ!」
妹(お兄ちゃんに会いたくないっ。やだ…っ)
ダッ ガチャ!
妹「…え…?ここ、屋上…?」
ぐいっ
兄「捕まえた…」
妹「―っ!!や、やだ…」
妹(どうしよう…絶対顔真っ赤だよ…)
兄「なんで逃げんだよ…」
妹「恥ずかしいもん…」
兄「恥ずかしいのは俺の方だろ。あんなこと言って」
妹「だ、だって…!」
ぎゅ…
妹(ドキ…)
兄「もう一回言う。」
妹「…ん?…」
兄「俺はお前が好きだ」
妹「わ、わかってるもん…」
兄「お前の気持ちが俺になくても俺はお前が好きだ。」
妹「ち、ちが―…っ」
兄「…何が…」
妹「私の好きな人はいつも傍にいてなんかうざくてホストとか全然似合わなくて
むしろ気持ち悪いのに…」
兄「…お、おい…」
妹「でもナンパから助けてくれたり優しくて…だから…」
兄「だから?」
妹「~~っ、も、もうわかったでしょ?!」
兄「…。…わかんない」
妹「う、嘘つき…!」
くるっ
兄「?、なんで体ごと後ろ向くんだよ…」
妹「さ、さっきの続き!」
兄「…そう…」
妹「だから、優しくてそーゆうお兄ちゃんの事が…」
兄「…」
妹「…」
兄「……」
妹「……」
兄「お、おい?」
くるっ
妹「―――好きっ…!」
どさっ
兄「いってええ…いきなり飛び掛ってくんなよ」
妹「~~~~っ…」
兄(こいつ顔真っ赤だし)
妹「は、恥ずかしい…」
兄「妹」
妹「ん?」
兄「好きだよ」
ちゅ
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男「おーおめでとう!よかったじゃねえか!」
兄「おい、だから声でけーんだよ」
男「わ、わりー。いやーでもよかったな妹ちゃんと兄!」
妹「あ、ありがとうございます…」
俺らはそれから教室へ戻り男から沢山の祝福の言葉をくれた。
隣にいた女の目が赤かったのは気にかかったが「おめでとう」と言ってくれてこれからも仲のいい幼馴染で仲良くしていこうと思う。
隣で男にからかわれて顔がたこのように
真っ赤な妹の顔を見るとまた幸せを感じた。
兄「妹、好きだよ」
妹「~~~ばかっ!」
俺は照れてる妹の顔を見てこれからも大事にしようと思って
皆から見えない角度で俺は妹の手を強く握った。
― E N D
ありがとうござんした
ホモスレになんなくてよかったな
えっちしーんは?
その後
兄「そ、それじゃあ……触るぞ……」
妹「……うん、お願い……」
ムニュ
妹「ひゃうんっ!」
兄「だ、大丈夫か?」
妹「うん、大丈夫。少しびっくりしただけ」
兄「そうか、大丈夫じゃなかったらすぐいえよ」
妹「うん。けどほんとうに大丈夫だから、その……も、もっと触って……お兄ちゃん……」
兄「」
誰か続きはやく
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