*最初に言っておく!
このSSモドキはか~な~りグロいです。暴力描写もか~な~りあります。
また、特にドキドキ!プリキュアのファン、とりわけ同作品の特定キャラ(アイちゃん、円亜久里)のファンにとっては、不快と取られる描写が多数あります。
ファンの方は閲覧をおススメしません。
また、特定キャラの虐待描写があります。虐待描写が嫌いな方はご注意ください。
以上の注意をご理解いただいた上でご覧ください。書き溜めたものを投下していきます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1381580967
とある真夏の夜。外で過ごすには心地の良い季節だった。
町外れの廃墟。古びた鏡台や壊れたテレビなど、様々な粗大ゴミが不法投棄されていた。常人ならば、そこに近づくことはないだろう。
それでも、ヘビ柄の上着を着たこの男にとってはかなり心地よい場所だった。彼を追いかけてくる者達がここに来ることは、まずない。それだけでも彼にとっては十分だった。
ここの所、彼はろくに眠っていなかった。ようやく眠れたのだ。
この廃墟の中でまともに使えるものは、外装が剥がれたソファーだけだったが、それでも彼にとっては気持ちよく眠れるベッドだった。
滅多に人も来ない場所で、彼は今、心地よいまどろみの中にいた。
しかし、「きゅぴらっぱー!」という鳴き声が彼の安眠を妨げた。その鳴き声に警戒し、男はまどろみの中から目覚めた。
満月の月明かりが鳴き声の主を照らす。人間の赤ん坊のような、奇妙な生物はこちらに飛行してゆっくりと近づいてきた。
何だこれは・・・。彼は警戒を解いたものの、その生物を奇妙に思った。
見た目こそ人間の赤子そっくりだったが、奇妙な羽や人とは思い難い目をしている点で人間でないことが分かった。何より、空中を浮翌遊する赤子などいるだろうか。
赤ん坊がこちらに近づいてくる。男に恐怖心は無い。傍にある鉄パイプで殴り飛ばせば呆気なく倒れるだろう。
「きゅぴきゅぴ~」
なぜか、その生物はこちらに懐いてくる。とりあえず追い払おうと、男は軽く手を払う。
「きゅぴぃ~、きゅぴきゅぴ~」
男は黙ってその赤ん坊を見つめていた。どうしたものかと思案していると、
「きゅぴぃ~、おちぇわちて・・・」と、赤子が近づいてくる。
「・・・離れろ」
しかし、赤子は男の払い除けを無視し、腕に抱きついた。頬を擦りつけ、その手にくっついて離れようとしない。
「あいあい、きゅぴぃぃ・・・」
「離れろ・・・、離れろおぉっっ!!」
唸るように赤子に言った。だが、赤子はくっついたままだ。
気持ち悪い・・・。男は生暖かい皮膚の感触に不快感を感じた。とにかく引き剥がそうと腕を振るが、赤子は「あいあい」と楽しそうに笑うだけだった。その笑い声は、彼にとっては嘲笑に聞こえ、胸の中で苛立ちが募った。
小説版浅倉は赤ん坊時代もヤバい
>>2
×浮翌翌翌遊 ○浮翌遊 でした。大変失礼いたしました。
「いい加減にしろ!!」男は叫び、廃墟に立てられていた壊れた冷蔵庫に向けて、腕にくっついている赤子を叩きつけようとした。だが、ぶつけようとする瞬間、赤子はすっと手元から離れ、宙に浮いた。
「あい、きゅぴきゅぴぃぃ~」
男はすぐさま、その辺に転がっていた鉄パイプを拾った。
だが、「きゅぴらっぱ~!」と、赤子が羽を動かしながら叫んだ。すると、首に掛けていた前掛けが光った。何事かと男が一瞬動きを止めると、突如空中から引力が発生したかのように、鉄パイプが手元から離れて、宙へと浮いた。
「なんだ・・・?」
男が不思議そうにパイプを見つめていると、パイプは奇妙な光に包まれ動き始めた。ふと周りを見渡すと、同じように粗大ゴミがまるで意思を持っているかのように宙に浮いていた。
ひび割れたテレビが、古びたラジカセが、扉の壊れた冷蔵庫が、海を泳ぐ魚のように素早く円を描いて動き回った。
「どういうことだ・・・」不思議そうに見つめているうちに、宙に浮いた粗大ゴミの一つが男の背中に衝突した。鈍痛が男の体を駆け抜けた。
「あい! あい!!」
赤子は、手を叩いて笑った。その手と羽の動きに合わせるかのように、粗大ゴミも宙を舞っていた。
>>6
なぜか、何度やっても誤変換されてしまうようですね・・・orz
ハッキリした。この赤子がイライラする存在だと。消さねばならないと。男は何も持たず、宙に浮かぶ赤ん坊を捕まえようと飛びかかる。
「きゅぴ~!!」またあの耳障りな鳴き声だ。男はますます苛立った。その不快感は、赤子がその鳴き声とともに自分の拳を避けたことで倍増した。
「あぁっ!はぁぁっっ!!」
とにかく沸き起こる苛立ちを解消しようと、浮かんでいた粗大ゴミを殴りつける。
テレビの画面がひしゃげて液晶が砕け、冷蔵庫の扉がへこんで地面に落ちた。ラジカセは地面に叩き落され、中の部品が飛び散った。
それでも、彼の苛立ちは収まらなかった。結局のところ、イライラの発生源を絶つことはできなかったのだ。無理もない。
それどころか、赤子は粗大ゴミが壊れても、ただ手を叩いて「あ~い!あい!」と、笑うだけだった。
ageてみたら?
ライダーで浅倉(イライラ)ぐらいヤバいやつは草加(ヤンデレ)や神崎(シスコン)、笛木(親バカ)ぐらいか…
>>8
後ほど、グロが連続で来るので、ちょっとageは躊躇ってます。
一応sage進行でやろうと思います。問題がなければageてみますが。
草加はTV版に限ればそこまででも・・・と言った感じですね。
個人的には井坂先生や滝川空辺りを推奨したいところです。
メル欄に「saga」
>>11
ありがとうございます。それではsaga進行で行きます。
「おい・・・、イライラさせるな・・・」男は呟いた。
だが、赤子は「きゅぴきゅぴ~」と鳴くだけで、聞く耳を持たない。
男の中で底知れぬ憎悪が沸き立った。赤子のような生物を地面に叩きつけようと、再び拳を振り上げようとする。
しかし、再び赤子は羽を動かしながら「きゅぴらっぱ~!」と鳴いた。
また前掛けから光が飛び出て、男の体へと降り注いだ。その光を浴びた途端、男は何らかの力によって、体が勝手に動かされるていた。
「ど、どういうことだ・・・?」
彼の手が勝手に動いて、こちらに飛んできた赤子を抱きとめた。そして、そのまま赤子を持ち上げては下げた。
彼は、赤子に『たかいたかい』を行なっていたのだ。
本来の彼ならば、決してやらないであろう行為を。
腕だけではない。顔さえも、無理矢理歪み、笑顔にさせられていた。
「きゅぴきゅぴ~!」
赤子は嬉しそうに笑う。自分の望みが叶って嬉しいようだ。
「・・・はあぁっ、そういうことか・・・」
男は、その笑顔を見て気付いた。この不気味な赤子、いや化け物は、何らかの方法で、物を好きに動かす力があるのだと。そして、自分を思い通りに操ろうとしているのだと。
(もっともこの男も、とある黒いコートを着た男から「モンスター」と呼ばれたのだが)
わけのわからない不快な感覚が体にまとわりつく。頭の中も、まるで酔ったような不快感が漂う。
男は、この赤子に支配されるような気がした。だが、強靭な意志で自らを操る力に抵抗し、何とか赤子を手から離した。
本来ならば、すぐさま地面に叩きつけたかったが、赤子は手から空中へと浮かび、羽をはためかせて頭上を飛んでしまった。
「あい~。あいちゃん、うれしゅいきゅぴぃぃ・・!」
あざ笑うかのように手を上げて喜ぶアイちゃんの姿に、ますます男の憎悪は高まる。
ちなみに、時系列はそれぞれ
浅倉:ジェノサイダー合体に必要な、三匹のモンスターと契約済み(龍騎本編26話辺り)
アイちゃん:某相田家母を洗脳?した辺りの、ある程度簡単な言葉を発する状態(ドキプリ本編23話辺り)
の設定で書かせていただきます。
その時だった。ガラスの軋むような音が、男の頭の中に鳴り響いた。
近くの鏡台に目を向けると、蜂のような体色の怪物が鏡の中からこちらを眺めていた。
だが、狙いは男ではない。その傍にいる、宙に浮いた赤ん坊だった。
赤子は鏡の向こうの怪物には気付かない。彼女には、鏡の向こうには自分の姿しか見えなかった。
「はぁぁ・・・、ちょうどいい・・・」
男は嬉しそうに笑って鏡の前に立ちはだかる。怪物は男に驚いたのか、慌てて姿を消す。紫色のカードケースを取り出し鏡の前に向けると、鏡の中から機械のベルトが現れ彼の腰に巻かれた。
直後、彼は獲物に飛び掛る蛇の如く腕を前に突き出し、「変身・・・!」と叫んだ。
刹那、男の体を紫色の鎧が覆う。
男は杖を手にした異形の戦士、仮面ライダー王蛇へと姿を変えていた。
彼は浅倉威。イライラから数々の犯罪を起こし、多くの人々を傷つけ、殺害した。
ピアニストの夢と才を奪い、弟を飼い蛇に食わせた。大学生や占い師、とある女の姉の命も奪い去った。
鎧が完全に体を覆った後、彼は首を回しながらうなり声をあげて、鏡台の中へと飛び込んでいった。
アイちゃんは指を咥えながら、不思議そうに鏡の奥を見つめていた。
鏡の中の世界。静寂が支配する反転した町。月の模様は逆になり、文字も矢印も、何もかもが逆様の世界。人間は誰もいない、怪物たちの支配する町だった。
王蛇は、獣のような直感ですぐに先ほどの怪物を見つけ出した。ゆっくりと怪物へ近づきながら、ベノバイザーと呼ばれる杖状のバイザーのカード装填部分を開き、一枚のカードを装填した。
『ソードベント』機械のガイダンス音声が鳴り響くと、鈍器のようなサーベル型の剣、ベノサーベルが王蛇の手元に飛んできた。この鈍器で、王蛇は何度も何度も、蜂の怪物を打ち付ける。
「あぁぁぁぁっ・・・、もっと楽しませろぉぉ!」
そこに、派手な衝撃音が響いた。
王蛇は雄叫びとともに金色に輝くサーベルで怪物を打ちのめす。火花が飛び、悲鳴をあげて怪物が吹き飛ぶ。
この一撃でかなりダメージを負ったのか、怪物には最早立つ力も残ってないようだ。
「・・・終わりか? つまらん・・・」彼は敵の呆気ない弱さに呆れた。
これならまだあの赤子をぶちのめした方が面白い。この蜂こそ解消できない憎悪をぶつけるためのサンドバックだったが、もう飽きた。さっさと終わらせて、あの赤子をどうするか考えるとするか。
王蛇は腰のベルトからカードを抜き、蛇を象った杖に挿入した。そのカードには、エイのような紋章が描かれていた。
『ファイナルベント』
バイザーから音声が鳴り響いた直後、空飛ぶエイのような怪物が猛スピードで飛来した。王蛇はその怪物の上に飛び乗り、何とか逃げようと立ち上がった哀れな蜂の化け物へと突撃した。爆音が鳴り響き、蜂の怪物は粉々に砕け散った。
「・・・食うか?」地面に飛び降りたあと、残骸から浮かび上がった輝く球体を確認し、王蛇は尋ねる。
巨大なエイは、一度は近づいたものの、すぐに身を翻してどこかへと飛び去った。
「・・・まぁいい。お前が食え・・・」どこからか現れた巨大な蛇が、光る球体を飲み込んだ。
鏡の中の異世界から帰還すると、鎧が砕け散り、王蛇は元の浅倉威の姿に戻った。
すると、またあの赤子が腕を広げて飛んできた。「きゅぴらっぱー!」と鳴きながら。
こちらに抱きつこうと飛んできた所を、浅倉は優しく受け止め、緩く抱きしめる。
「あい、あい・・・」
その腕の中で、赤子が腕を突き出して甘えてくる。
浅倉にはなぜこの赤子が甘えてくるのか理解できなかった。赤子が甘えるのは庇護を求めるための行為であることが、彼には理解できないのだ。
だが彼は、このような時にどう行動すれば良いのか思い出していた。
モンスター狩りの際に母と赤ん坊を見た経験から、この場の対処法を引き出したのだ。
(ちなみに、その母子は鏡から現れた怪物によって、跡形もなく喰らい尽くされた)。
浅倉は右手で赤子を抱きしめながら、左手で頭をそっと撫でる。
それはずっと昔、彼が母親にしてもらえなかった行為だった。
勿論、彼に母への未練はない。あるのは憎悪、怒り、そして苛立ちだけだ。
彼にはそれしかないのだ。ずっと昔から、彼には殴るか殴られるかの2択しかなかった。
彼はずっとその2択で生きてきた。これは変わることはない。変えられる者もいない。
浅倉威は怪物なのだ。今までも、これからも。
「あいぃ・・・、きゅぴぃ・・・」赤子は先ほどの暴れぶりが嘘のように大人しくなった。
アイちゃんがおとなしくなったのを見計らうと、浅倉は左の撫でる手を止め、ポケットに手を入れた。そのまま器用にデッキケースを取り出し、赤子に気付かれないよう鏡の方面へ向ける。
少し経つとガラスの軋む音が鳴り始めた。だが、アイちゃんにはその音は聞こえない。
「あい、あい・・・。あいちゃんうれぴゅいきゅぴ・・・」
おそらく、赤子の連呼する「アイちゃん」とか言うのが、彼女の名前なのだろうと、浅倉は思った。
だが、彼にはもはやどうでも良いことだった。
ようやくイライラがすっきりする時が来た。
「きゅぴ?」とアイちゃんが鳴いたその刹那、紫色の大蛇が鏡の中から飛び出し、浅倉の腕の中にいた赤子を咥えた。
赤子は何が起こったのかわからぬまま、笑顔で蛇の口の中へと入っていった。
蛇に飲み込まれた赤子は、すぐに吐き出され地面に叩きつけられた。
「きゅぴぃぃ!」悲鳴をあげ、アイちゃんは倒れる。体中が蛇の唾液にまみれていた。
「あぁぁ・・・、待ってたぜ・・・」
浅倉はにっこり笑うと、近くに転がっていた鉄パイプで渾身の力を込め、アイちゃんを殴りつけた。
「きゅぴ! ぎゅぴぃぃぃっ!!」アイちゃんはこれまで感じたことのない苦痛を感じ、叫んだ。
その絶叫に浅倉の心は高まった。同時に、ここ暫く味わったことの無い快感に震えた。
殴りつけると、簡単に赤子の骨は折れた。鉄パイプ越しに、感触が伝わる。
骨の折れる音、赤子の悲鳴が心地よくて仕方が無い。
殴っても殴っても、なんら抵抗しないサンドバックを殴りつけるのを楽しんでいた。
「ぎゅぴっ!ぎゅぴぃぃっっ!!」
「もっとだ!もっと泣け!!」浅倉は思わず歓声さえあげる自分を不思議に思った。
しかし、アイちゃんが「きゅ、きゅぴらっぱ~!」と叫ぶと、状況は一変した。
背中の羽が不気味に蠢き、前掛けが輝いた。そこから放たれた光が鉄パイプに降り注ぐと、鉄棒は浅倉の手元を離れ、どこか遠くへと飛んでいってしまった。
「あぁん?」
一瞬、浅倉は呆気に取られた。しかし、飛んでいった鉄パイプには構わず、すぐに赤子の上に座り込んだ。
そのまま両手で赤子の腕を拘束した。
「いや、アイちゃんいやぁぁぁっ!!!」首を振ってアイちゃんは泣き叫ぶ。浅倉はその泣き声には構わず、赤子の頬に食らいつく。そのまま顎を上へと振り上げ、柔らかい肉を引きちぎった。ハート模様のあった右頬は、紅く彩られた。
「ぎゅぴぃぃぃぃっっ!! ぎゅぴぃぃぃっっ!!!」肉体を引きちぎられる感触に、アイちゃんは更に泣き叫ぶ。
「きゅ、きゅぴらっ・・・」アイちゃんは押さえつけられたまま、再び羽を動かしつつ、魔法を唱えようとする。
だが、「きゅぴらっぱ~」と言いおわる直前、浅倉は前掛けを食いちぎった。可愛いハートの意匠が無残にちぎれた。
「きゅぴきゅぴぃぃぃっっ!!マナァァァッッ!!」
「はっはっは・・・」浅倉は楽しそうに笑う。今度はこちらが嘲笑する番だった。
アイちゃんは助けを求めて、更に泣き叫ぶ。
彼女の連呼するマナが何なのか、浅倉にはどうでもよかった。むしろこの悲鳴をもっと聞きたかった。
浅倉は顔を素手で何度も何度も殴りつける。
丸い顔が腫れ、奇妙な赤い風船のようになってゆく様は浅倉を少なからず楽しませた。
「マニャァァ・・・。マニャア・・・」
魔法も使えなくなった今、最早アイちゃんは救いを求めることしか頭になかった。泣き叫ぶこともやめ、ひたすら「マナ」と言うだけだった。それが浅倉の興味を削いだ。
「なんだ、もう終わりか・・・」残念そうにつぶやくと、既に機能しなくなった赤子の腕を持ち上げた。
そして、そのまま空中で手を離し、蹴鞠のように蹴り飛ばした。
「ぎゅぴぃぃっ!!」
アイちゃんは地面に叩きつけられた。それでも、暴力から一瞬解放されたチャンスを逃すまいと、アイちゃんは背中の羽をはためかせ、ゆっくりと飛ぼうとした。
なぜか怪物のような男は追って来なかった。なぜか、紫色の箱みたいな小物を手に持ち、不気味に笑いながらこちらを見つめていた。
とにかく逃げなければ。もう痛いのは嫌だ。マナや亜久里に助けてほしい。
その一心で何とか小さな羽根を動かし、アイちゃんはよろよろと飛んだ。まるで弱ったハエのような、無様な飛び方だった。
どれくらい飛んだだろう。かなりの距離を飛んだはずだ。
アイちゃんの小さな目に、小さな家の灯りが見えた。
それは相田家の灯だった。あそこに辿り着けば助かるとアイちゃんは思った。おせわラビーズを使ってもらえばすぐ傷も治る。
もう少しでマナに会える・・・。そして自分を優しく抱きしめ愛してくれるだろう。
彼女の笑顔を思いだし、殴られて膨らんだ顔に微笑みが浮かんだ。
地獄が始まるか
>>20
杉ライク「さあぁぁぁ、祭りの時間だぁぁ!!」
だが、それはすぐに絶望の表情へと変わった。後ろにいたはずの浅倉が目の前に立っていた。それも、獲物を見つけた獣の笑顔で。
彼の足元には、満月を写した水溜りが広がっていた。浅倉はもがく彼女を腕の中に捕まえ、水溜りを鏡にして再び王蛇へと変身した。
そのまま、鏡の世界へと飛び込む。体が溶けるような感触を経て、気がつくとアイちゃんは再び廃墟に戻っていた。
楽しそうに笑う浅倉も隣にいた。
「鬼ごっこはぁ、たのしかったか?」浅倉は笑顔で問いかけた。
「きゅ、きゅぴぃ・・・」
アイちゃんは答えられない。もう少しでマナが助けてくれたのに、なんで・・・?
浅倉は満面の笑顔のまま、どこからか拾ってきた棒切れで、絶望で固まったアイちゃんを渾身の力で殴りつけた。
「ぎゅぴぃぃ!!」
地面へと叩きつけられ、アイちゃんは悲鳴をあげる。浅倉は笑いながら近づいてくる。
「マニャア、マナァ・・・!!」
ひたすらマナの名を叫ぶアイちゃんの声が浅倉をイラつかせた。
マナなどどうでも良い。彼が聞きたいのはイライラを解消させてくれる悲鳴だ。
あの心地よい悲鳴を聞くには、もっと別の方法が要る。
浅倉は、いきなりアイちゃんの右腕を持ち上げた。
恐怖に震えたアイちゃんの表情を見つめながら、視線を動かし、蛇のように舌なめずりする。その舌でアイちゃんの千切れた頬を舐め、血の味を口の中で転がす。
「きゅ、ぎゅぴぃ・・・」涎の不快感にアイちゃんは呻いた。気持ち悪い。そう思ってもこの男はやめてくれなかった。
頬を、唇を、おでこを舐め回す。アイちゃんの体中に嫌な電流が走った。
「はっははっ・・・、うめぇ」
浅倉は笑う。
次はどんな不快なことをされるのだろう。アイちゃんは不安と恐怖で頭が一杯になった。
ふと、ランスのことが彼女の頭に浮かんだ。
熊の姿をした黄色い妖精だ。彼女にとっては、「らんす~」と語尾につける、生きたオモチャだった。そして、その耳はおいしかった。
あの耳をかじりたい。そうすれば気分もスッキリするのに・・・。彼女は思った。
その刹那、右の耳に激痛が走った。
「ぎゅ、ぎゅぴぃぃぃ!?」
アイちゃんは痛みの元を見ようと右を向こうとした。だができなかった。浅倉が耳に噛み付きながら左手で顔を押さえつけていたからだ。
「ぎゅぴ、ぎゅぴぃぃぃぃっっっ!!!」
アイちゃんは、嘗てランスにしていたことをそのまま浅倉にされていた。ただし、浅倉には歯があった。その歯は赤子の小さな耳を噛み千切り、喉の奥へと運び込んだ。
「ぎゅぴぃぃぃぃっ!! いただぁい! いだぁぁい!!!!」
アイちゃんはこれまでにない苦痛を感じ、叫んだ。
だが、その叫び声は浅倉以外には届かない。それでも無力な赤子には助けを求めることしかできなかった。
「いいねぇ・・・、もっと鳴きなぁ・・・」浅倉は興奮しながら叫び声を聞いていた。
彼は、右手で赤子を持ち上げたまま、左手で背中を撫でた。
ナメクジの這うような感触にアイちゃんの背筋が震える。
浅倉は、アイちゃんを頭の上に掲げた。まるで神に生贄を捧げる儀式のようだった。
彼は儀式の遂行に取り掛かった。まず、思い切り後ろの羽を掴み、力任せに引きちぎった。
「ぎゅぴぃぃぃぃっ!! いただぁい! いただぁい! いだぁぁい!!!!」
羽を投げ捨てると、傷口から勢いよく鮮血が飛び散る。まるで綺麗な噴水のようだった。
「ぎゅぴっ、ぎゅぴっ、ぎゅぴいぃぃっっっ!!」
その悲鳴が浅倉を楽しませた。苦痛に歪む表情も、彼を興奮させる。浅倉は葡萄を枝からもぎ取るように、もう片方の羽も引きちぎった。
「ぎゅぴっ、ぎゅぴっ、ぎゅぴいぃぃっっっ!! いただぁい! いただぁい! いだぁぁい!!!!」
また悲鳴があがり、浅倉にとって心地よい音楽となった。
「ははははぁぁっ・・・、いいぞぉ・・・」
浅倉は音楽を楽しんでいた。だが、この音楽を鳴り止ませないためにも、イライラをスッキリさせるためにも、まだ足りなかった。彼は更なる悲鳴を望み、今度はアイちゃんの左腕を掴む。彼女の腕に激痛が走った。
「ぎゅっ、ぎゅぴぃぃぃっ!?」
流石に四肢には抵抗力があったようで、腕を振って抵抗する。だが、所詮は赤子の筋力。何度も殺人を繰り返した男の力に抵抗できるはずもなかった。
「ぎゅぴいぃぃっっっ!ぎゅぴぃぃぃっっっ!!!やめでぇぇぇぇっっっ!!!いだぁぁぃぃっっ!!!」
引き抜く間、騒音のような悲鳴が耳元で響いたが、浅倉は気にしなかった。
「ぎゅぴいぃぃっっっ!いぢゃぁぁぃぃっっ!!!いぢゃいぃぃぃっっっ!!!いぢゃあぁぁいっっ!!!」
やがて、肉がちぎれ、骨が折れる音が鳴り、左腕を体から引きちぎることに成功した。流石に力が要ったが、その結果は素晴らしいものだった。傷口からは、血が滝のようにこぼれ落ちた。悲鳴もますますヒートアップする。
「ぎゅ、ぎゅぴぃぃっっっ!ぎゅぴいぃぃっっっ!! ぎゅぴいぃぃっっっ!!!!」
浅倉は左腕を失ったアイちゃんを見つめた。
ばらばらにしてみたが、どうも何かが足りない。
少し思案すると、アイちゃんの体を上下反対にひっくり返して、左足を持ったまま力任せにも右足をもぎ取った。
「ぎゅぴぴぃぃ、ぎゅぴぃぃっっっ!!あいちゃん、やだぁぁぁっっ!!いだぁいぃぃぃぃっっ!!」
再び右腕を持ち直し、右足を力任せに引っ張り出す。
手際よく、右腕以外の全ての四肢を引きちぎり、その辺に投げ捨てた。手の生えていた付け根の部分から、シャワーのように鮮血が飛び散る。
「ぎゅぴぃぃぃ!!、ぎゅぴぃぃ!!いだぁいぃぃっっ!!いだぁいぃぃぃぃぃ! いだぁぁぁぁぁいぃぃぃぃぃ!!」
これまで感じたことのない激痛に、アイちゃんは甲高い悲鳴をあげる。全身を貫く激痛により、もはや助けを求める言葉を発することさえできなくなっていた。
こいつはなんて楽しいんだ! これまでにない絶叫を聞き、浅倉の心は昂ぶった。
持ち上げていた右腕以外を失い、達磨のようになったアイちゃんを見て、ふと浅倉は思った。
「ぎゅぴ、ぎゅぴぃぃ・・・、いだぁいぃぃっっ・・・!」
確かにアイちゃんの体はボロボロだ。腕を引き抜き、耳を引きちぎり、羽をもぎ取った。だが、まだ足りない。
彼のイライラはスッキリしない。
浅倉にとって、イライラの解消はある意味芸術でもあった。完璧な芸術には完璧な手順が必要だ。その完璧な芸術が彼のイライラを解消させるのだ。
浅倉はアイちゃんのボロボロになった顔を見つめた。まだ壊し足りない部分があった。
浅倉は、アイちゃんのハートをあしらったような髪の毛へと食いついた。食いついたまま、牛が草原の草を噛み千切るように髪の毛を引き抜いた。
次々と髪の毛が千切れ、アイちゃんの髪の毛は一気に体から離れていった。彼女の表皮に激痛を残したまま。
「ぎゅぴぴいぃぃ!! いだあぁぁぃぃっっっ!! ぎゅぴぃぃぃっ!!ぎゅぴぴいぃぃ!!いだあぁぁいぃっっ!!!」
髪の毛を抜かれ、アイちゃんはより達磨に近づいた。
その姿は、浅倉にとって芸術品のように思えた。禿げた髪の毛、ちぎれた前掛け、右手を除いて喪失した手足。ボロボロになったアイちゃんは完璧な暴力の芸術だった。
彼のイライラをスッキリさせるには十分だった。
「はぁ・・・」
浅倉は満足げにため息を吐いた。その顔に最早イライラの影はない。
「これでぇ、すっきりした・・・」
満足げに呟きながら、手元のボロボロになったオモチャを見つめた。
「ぎゅぴぃぃ・・・、マナァァァ・・・、ぎゅぴぃぃ・・・」
生きたオモチャは、虚ろな目で助けを求めていた。
なんだ、またマナか・・・。もうこの玩具は面白くないな。
浅倉はつまらなそうに放り投げ、地面へと叩き付けた。
浅倉は息も荒くなった達磨を見つめる。赤い風船のように腫れた顔。右手を除いた全ての手足を失った体。髪を引き抜かれた、無残な剥げ頭。
「いだぁぃ、いだぁぃぃ・・・。まにゃあぁ・・・」
アイちゃんは、自らの体から噴き出し続ける血のプールの上で、壊れたゴム鞠のように喘いでいた。
「ぎゅぴ、ぎゅぴぃぃっ・・・」それでも、残った右腕だけで何とか逃げ出そうとする。
もっとも、そのか弱い右腕では地面をただ虚しく掘ることしかできなかった。とても、逃げることなどできないだろう。
浅倉は思った。イライラもスッキリした。この人形は十分楽しませてくれた。
飽きた玩具は捨てるだけだ。
彼は、ジャマなごみを捨てるために最適のペットを飼っていた。
「あとは好きに楽しめ・・・」鏡に向かって浅倉は呟いた。
ポケットの中のデッキから2枚のカードを取り出し、近くの水溜りに向けた。そのカードには、それぞれ怪物が描かれていた。
再び、ガラスの軋む音が鳴る。直後、なんとか逃げようと這いつくばるアイちゃんの上に、影が覆いかぶさった。
「ぎゅ、ぎゅぴぃ・・・」
アイちゃんは恐怖で言葉を失った。
最後に彼女の目に写ったのは、巨大な角の生えた化け物と紫色の大蛇だった。
逃れられない死に、アイちゃんの目は絶望に染まった。
「まなあぁぁぁぃぃっっっ!!」彼女は悲鳴をあげた。それが彼女の最後の言葉だった。
最後に彼女が感じたのは、凄い力で首を引きちぎられる激痛だった。
大蛇はボロボロになった赤子の頭を咥え、持ち上げた。そこに獲物を奪われじと、角の生えた化け物がアイちゃんの胴体を引っ張る。
互いに腹を満たそうとアイちゃんの体を奪い合った。しばらく獲物を奪い合ってるうちに、頭と胴体はちぎれ、頭だけが大蛇の口の中に収まった。
大蛇は曲芸のように頭を空中へと投げ、喉の奥へと落とし込んだ。
残った胴体は地面へと落ちた、鮮血のシャワーと内臓のフルコースを飛び散らせながら。その御馳走に食らいつこうと、角の生えた化け物はその頭を下へと動かす。やがて、納豆をかき混ぜるような音を立てながら、その豪腕に備わった爪で胴体を引き裂いた。
すぐに柔らかい内臓がこぼれ落ちる。怪物は小さな口でそれを美味しそうに飲み込んだ。
大蛇の方は頭だけ飲み込んで概ね満足したのか、、早々と鏡面の向こうへと去って行った。その直後、あらかた赤ん坊を食べ尽くしたもう一匹の怪物も、重厚な足音を立てて鏡の世界へと帰還した。
ゴミだらけの廃墟に再び沈黙が戻った。
新たなゴミに、アイちゃんだった物の残骸だけが加わった。
残された右腕と胴体の一部は、血のプールの中で静かに佇んでいた。引きちぎられた左手や右足は、土をかぶり汚れていた。
怪物達が帰った後、鮮血で赤くなった水溜りを浅倉は見つめた。
そこには、満月が静かに浮いていた。
「ずいぶん楽しませてもらった・・・」
彼は満足げに呟き、ソファーへと向かった。ねぐらに戻るなり、直ぐにソファーへと倒れこんだ。
そして、満ち足りた笑顔で再び眠りに就いた。服は血まみれだったが、気にはしなかった。
彼のイライラは、いつの間にかどこかに消えていた。
「すみません、この辺りで赤ん坊を見かけませんでしたか?」
「・・・あ?」
翌日の昼下がり、廃墟のソファーで眠っていた浅倉を少女の声が起こした。
「きゅぴらっぱーとか、きゅぴとかしゃべる、ハートの前掛けをつけた子なのですが・・・」
声をかけた茶髪の少女は、まだ小学生のように見えたが、目はだいぶ大人びていた。
「お前は・・・?」浅倉は少女に尋ねた。
「申し遅れました。私は円亜久里と申します」丁寧に少女は答えた。
「それで、そのアイちゃんをご存知でしょうか・・・?」
不安そうに尋ねる少女の質問を聞き、浅倉は昨日の出来事を思い出す。また、彼にはアイちゃんという名は聞き覚えがあった。
「あぁ、あれか・・・」と、浅倉は昨夜の出来事を思いだし、ある方向を指差す。
「こ、これは・・・!」
亜久里は震えた。目に映った前掛けはハートの模様が描かれていた。明らかに彼女のパートナーが身につけていたものだった。しかし、それは大量の血によって真紅に染まっていた。
「楽しかったぜ、あれは」浅倉は満面の笑顔で答えた。
亜久里は、その笑顔に宿る狂気に底知れぬ恐怖を感じた。当然である。
彼女も凡人ではなかった。だが、目の前の血まみれの男には嫌な予感しか浮かばない。
何を考えているの、この人は・・・。心の中でつぶやく。
しかし、愛すべきパートナーを取り戻すために、彼女は持ち前の気丈さを忘れなかった。
「返しなさい!あなた、アイちゃんをどこへやったのです!!」恐怖と義務感の狭間で震えながら、少女は浅倉に詰め寄る。その目には、嫌な予感から浮かび出た涙がにじんでいた。
「あれなら食わせたが・・・、それがどうかしたか?」
浅倉は不思議そうに別方向を指差した。
そこには、怪物達が食べ残したアイちゃんの腕や背骨、が転がっていた。湿度の高い環境だったためか、既に腐敗が始まり蠅が飛び交っていた。残された内臓の破片には、白い蛆や腐食性の昆虫が蠢き始めていた。アイちゃんだった物は、昆虫達の供宴の場と化していた。
パートナーのあまりの無残な姿に、少女は一度吐きそうになった。が、なんとか吐き気をこらえて浅倉に向き直る。
「あなた、人間ですか!? あの可愛いアイちゃんを・・・! 返しなさい、アイちゃんを返してよ!!」
泣き喚きながら少女は浅倉を叩いた。
可愛い? どこが? 彼は思ったが敢えて口には出さなかった。
「返しなさいっ! 返しなさいっ、返しなさいぃぃっっ!!」
いい加減苛立ってきたな・・・。浅倉は少女に黙って叩かれつつ―もっとも、非力な少女に殴られたところで何も感じないのだが―、ポケットから再びデッキを取り出した。
ガラスの軋む音が響き、一瞬のうちに大蛇が少女を飲み込んだ。
「これで静かになった・・・」
同時に、彼のイライラも消えた。
スッキリした。
「はぁぁ・・・」
ため息をつくと、再び浅倉はソファーの上へと寝転んだ。
完(スチールベント的な意味で)
俗に言うキャラ虐待SSも浅倉ならこれぐらいやりそうだという説得力が出てくるから困る
乙
以上、浅倉の虐待SSでした。
グロ描写は初でしたが、如何でしたでしょうか。
>>30
ありがとうございます。
流石にプリキュアが虐待するのは胸糞悪いでしょうから、浅倉にやらせてみました。
個人的には、これでも少々物足りなかったかなと自省しております。
ライダーで虐待SSを書くなら、個人的にはソラ(グレムリン)がオススメかと思われます。
ちなみに、作中に出てきた怪物(ミラーモンスター)ですが、名称を呼ぶことがないため、彼らは敢えて名前を書きませんでした。
それぞれ、
大蛇⇒ベノスネーカー
角の生えた化け物⇒メタルゲラス
空飛ぶエイ⇒エビルダイバー
ハチの怪物⇒バズスティンガー(色はお好みでどうぞ)
です。
おまけの台無しSS
(擬人化注意)
浅倉が血まみれになりながら気持ちよく眠っているその頃。
鏡の向こうの世界、ミラーワールドにて。
そこでは、彼と契約した(うち2匹は無理矢理させられた)3匹のモンスター達が佇んでいた。
ベノスネーカー「シャ~~~!!(あ~、久々の人間おいしかったべノ!)」
メタルゲラス「グゥルルゥゥ・・・!(おい、最近お前ばっか喰ってるゲラ!たまには僕にもタップリ食わせるゲラ!!)」
べノ「シャ~~~!!(お前がノロマだからいけないべノ!)」
ゲラス「グゥルルゥゥ・・・!?(なんだとゲラ~!?)」
べノ「シャアァァァッッ~~~!!(やるかぁぁぁ、べノォォォ!)」
エビルダイバー「キュルルルゥゥ・・・(あんた達、やめなさいエビ!)」
ゲラス&べノ「シャ~~~!&グゥルルゥゥ・・・!
(うっさい! フ カ ヒ レ ! !)」
エビ「キュルルルゥゥ・・・(ひどいエビ・・・)」」
ID変わってた・・・
エビ「キュルルルゥゥ・・・!(二人とも聞くエビ。このまま浅倉についていても、おなかいっぱいご飯食べれないエビ・・・!)」
ベノ「シャ~~~!!(そんなことないベノ。浅倉は割と人間食わせてくれるベノ)」
エビ「キュルルルゥゥ・・・!(そんなの今だけエビ。私達三匹もいるエビ。このままじゃ餌が足りなくて、そのうち餓死するエビ・・・!)」
ゲラ「グゥルルゥゥ・・・!(確かに、僕もちょっと物足りないゲラ・・・)」
エビ「キュルルルゥゥ・・・!(それにベノスネーカー?)」
ベノ「シャ~~~!!(ベノ?)」
エビ「キュルルルゥゥ・・・!(浅倉ってちょっと美味しそうと思わないエビ?人間を食った貴方なら分かるエビ?)」
ベノ「シャ~~~!(そういやちょっと食べてみたい気もするベノ・・・)」
エビ「キュルルルゥゥ・・・!(でしょでしょエビ! メタルゲラスも・・・!)」
ゲラ「グゥルルゥゥ・・・!(ゲラ・・・?)」
エビ「キュルルルゥゥ・・・!(私達、マスターを殺されたエビ! 契約違反で浅倉を食べたってルール違反じゃないエビ!)」
ゲラ「グゥルルゥゥ・・・!(そういえば・・・・、そうだったゲラ・・・? 思い出したらなんか腹立ってきたゲラ・・・!)」
エビ「キュルルルゥゥ・・・!(でしょでしょエビ! だから、そのうち浅倉が契約違反したら、3人で食べちゃいましょうエビ!)」
ベノ「シャ~~~!(賛成ベノ!! 浅倉うまそうだしベノ・・・)」
ゲラ「グゥルルゥゥ・・・!(美味しい浅倉を食べながら、淳のかたきをうつゲラ~~!!!)」
エビ「キュルルルゥゥ・・・!(手塚さん、見ててエビ・・・!かならず馬鹿二人を使って敵はとるエビ・・・!)」
ゲラ&ベノ「シャ~~~!&グゥルルゥゥ・・・!(なんか言ったベノ?/ゲラ?)」
エビ「キュ、キュルルルゥゥ・・・!(な、何でもないエビィィッ!!)」
こうして、密かに謀反を決意した3匹は、後のフェリー事件で浅倉に反旗を翻すのでした。
おまけ 完
以上で、全SS終了となります。感想など書き込んでいただければ幸いです。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
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