京子「へへ、耳が性感帯なのか?」千鶴「もう、京子のえっち…」(192)

千歳「京鶴もええわぁ…」 タラタラ

京子「千鶴ー!」

千鶴「ちっ」

京子「あっ、いま舌打ちしたろ!」

千鶴「ふんっ」

京子「早くデレろよ私に!」

千鶴「うざい!離れろ!」

京子「む~…」

千鶴「しっ、しっ」

京子「………」

京子「…ふぅっ」

千鶴「!!ひゃうんっ」

京子「ひゃうんっだって、ぷぷ…」

千鶴「う、うるさい//」

京子「もしかして耳弱いの?」にやにや

千鶴「うっさい!死ね!」

京子「ちぇー…」とぼとぼ

千鶴「………//」どきどき

千歳「あ、千歳。どしたん?」

千鶴「姉さん…」

千歳「顔真っ赤やで?熱でもあるん?」

千鶴「こ、ここ…これはちがくて、その…」

千歳「?」

千鶴「…うぅ」

千歳「ははぁん、歳納さんに何かされたんやな?」

千鶴「!!」どきっ

千歳「ふふ、素直になればえぇのに」

千鶴「だ、だって…」


あとはよろしく
京綾派の僕にはこれ以上無理れす

【翌日】

京子「ちーずるぅぅぅぅ」

千鶴「なんだ!」

京子「何って、見かけたから声かけただけだよ?」

千鶴「用がないならさっさと行けっ!」

京子「またまた、実はうれしいんだろ?」

千鶴「そっ、そんなわけ…//」

京子「あれっ、千鶴顔赤いぞ?大丈夫か?」

千鶴「これは、その…―――!?」

ぴとっ

千鶴「!!?」

京子「んー、熱はないみたいだけど…」

千鶴「な、ななな…な……!」ぼっ

おい、早くしろよ誰か

まだ終わらんよ

>>15
君が書けばいいじゃないか

千鶴「な、なにすんだ歳納!!」

京子「いやー、もし千鶴が病気だったら心配だからさ。なんとも無くてよかったよ」

千鶴「……!!///」

京子「どしたー? 顔赤いけど、やっぱり熱ある?」

キーンコーンカーンコーン

京子「あ、授業始まっちゃうな。じゃあ私教室戻るから」

千鶴「あ……」

京子「ホントに具合悪かったら、ちゃんと保健室行くんだぞー?」フリフリ

千鶴「…………」

千鶴「歳納…………なんだっけ……」

~少し時間は戻って~

京子「―――――!」

千鶴「―――――!」


ちなつ「あ……あれは京子先輩と池田先輩……?」

ちなつ「うわ……ちょ……京子先輩いきなり何を……・まさかキス……?!」

ちなつ「ハッ! これを利用すれば、結衣先輩につきまとう京子先輩を引き剥がす事も……うふふ……うふふふふ……」

※ちなつの角度からは、京子と千鶴がキスしているように見えてましたとさ。

~放課後 ごらく部部室~

京子「今日も暇だね~」パリポリ

結衣「そうだな。ちなつちゃん、あかりは掃除当番なんだっけ?」ペラ

ちなつ(放課後まで色々考えたけど、あの事を利用した名案は何一つ思い浮かばなかった……)

ちなつ(も、もうこうなったら言うのよチーナ! 今日見た事を結衣先輩の目の前で、京子先輩に直接問いただせば、それで解決じゃない!)

京子「おーい、ちなつちゃーん」フリフリ

京子「返事が無い、屍のようだからお持ち帰り――」ムシャムシャ

ちなつ「きょきょきょ!!!! 京子先輩!!!!!」

京子「ぶほっ?! は、はい?!」

結衣「ちょ、京子汚い!」

ちなつ「あの! お聞きしたい事が!」

京子「な、何かな……? も、もしかして! ついに私の胸に飛び込んできてくれる気になったのかね?!」

ちなつ「それは絶対ありえません」

京子「そんな~」

ちなつ「っていうか! 京子先輩……! その……先輩は池田先輩とお付き合いしてるみたいなのに、そういうのは良くないと思います!!!」

京子「」

結衣「」

ちなつ「ハァハァ……(い……言っちゃった……)」

京子「えーっと……え?」

結衣「」

ちなつ「え?」

京子「え?」

結衣「え?」

京子「え? 池田先輩……って千歳が? 付き合う? 誰と?」

ちなつ「え? 誰って……京子先輩と……」

結衣「ちょ、ちょっと待て京子! お前千歳と付き合ってるのか?!」

京子「え? えええ?! し、知らない! 私知らないよそんな事!」

ちなつ「嘘をついて言い逃れようとしても駄目ですよ! その上結衣先輩にまでちょっかい出してるなんて! 最低です!」

結衣「京子……お前……」

ちなつ「それに、私見ちゃったんです……。その……覗き見はいけない事だってわかってるんですけど……先輩達が……キス……しちゃってる所……」

結衣「」

京子「え、えええええ?! って、ああ! ゆ、結衣が! 結衣が~!」

結衣「京子が千歳とキス京子が千歳とキス京子が千歳とキス京子が千歳とキス京子が千歳とキス……………………」ブツブツ


※乗っ取りなので、先に補足してちゃうと、皆千歳と千鶴を勘違いしています。

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2030580.jpg
こういうことか

ちなつ「不潔です! 結衣先輩に触らないで下さい!」ドンッ

京子「ち、ちなつちゃん! 誤解だよ! 私千歳とそんな事……」

ちなつ「言い訳は結構です。誰と誰がお付き合いしてようと、それは個人の自由ですから。ただし、金輪際結衣先輩に近寄らないで下さい。何なら今後、ごらく部に来て頂かなくても結構です」

京子「わ、私こう見えても一応部長なんだけど……」

ちなつ「あ、そうだ。この際先輩は、生徒会にでも入っちゃえばいいんですよ。そうすれば愛しの池田先輩といつでも一緒にいられますからね」

京子「う……うう……そんな……結衣ぃ~……」グスッ

ちなつ「近寄らないでって言ってるじゃないですか!」

京子「……!」ビクッ

結衣「う……あれ……私……?」

ちなつ「あ、結衣先輩、気付きましたか?」

結衣「あ……ちなつちゃん……。……? 京子……?」

京子「結衣……助けて……ちなつちゃんが……」

結衣「京子……」


>>33
乗っ取りの乗っ取りでごめんなさい。また書けそうなので書いていきます。

せやせや
謝ることないんやでID:oUBW919n0ちゃん

結衣「そっか……。お前、千歳と付き合ってたんだな……」

京子「え……」

結衣「いや、いいんだ。お前が誰と付き合っていようと、私には関係ないもんな……はは」

京子「あの……その……結衣……これはえっと……」

結衣「でも、その上ちなつちゃんにちょっかい出すのはよくないよ。千歳が可愛そうだ」

京子「知らないよ……そんなの……」

結衣「お前、何無責任なこと言ってるんだ。いくら女の子同士だからって、二股が許されるわけないだろ?」

ちなつ「そうですよ! ちゃんと池田先輩に謝るべきです!」

京子「……ううう」グスッヒック

結衣「お、おいおい何で泣いてるんだよ? これじゃあまるで私達が苛めてるみたいじゃないか?」

ちなつ「二股かけようとしておいて、都合が悪くなったら泣いて誤魔化そうとする。ずるい女ですね、ファム・ファタールの典型ですよ」

結衣「そんな言葉よく知ってるね、ちなつちゃん意外と博識なんだ?」

ちなつ「結衣先輩……/// 実はチーナは読書も趣味なんですよ?///」

京子「……出てく」

結衣「ん? 何か言ったか京――」

京子「言われなくても、こんなとこ出てくよ! 2度と来ないから!」

結衣「ちょ、京子?! 何怒って――」

京子「知らない! 結衣なんて! ちなつちゃんも! 2人共嫌いだよ! 大嫌い!」バタンッ

結衣「な、なんだよ京子の奴……あんな癇癪起こすような奴じゃなかったと思ってたんだけど。まぁそのうち落ち着いたら帰ってくるかな……?」

ちなつ(何だか上手く行き過ぎて怖い、というか微妙に罪悪感が……うう……。でも、私は正しい事をしたよね……?)

ちなつ「そ、それより結衣先輩? 京子先輩がごらく部辞めるとなると、結衣先輩が部長ですね!」

結衣「え? いやまあ京子が辞めると決まったわけでもないし。そもそもごらく部って京子がいないと存続しないんじゃない?」

ちなつ「それもそうですね……。だったらこの際茶道部に戻しちゃいましょうよ! そうしたらこの部室も、後ろめたい事無く使いたい放題ですよ?」

結衣「確かに不法占拠の件は結局曖昧なままだしなぁ。そういえば、ちなつちゃんは茶道部志望だったんだよね」

ちなつ「はい! 結衣先輩の為に、美味しいお茶をお入れしますよ?」

結衣「はは、ありがとう。でも今は、この急須のお茶で十分かな。とりあえず、京子が落ち着いて戻ってきたら、さっきの事をもう一度ゆっくり聞いてみようよ」


※ごめん、構想だと千鶴出てくるのまだ結構先っぽい…。

~ごらく部部室前~

あかり「あー、掃除に随分時間かかっちゃったなぁ。こんなに遅くなっちゃった」

あかり「ところで今日はちゃんと皆いるのかなぁ? またあかりだけ忘れられてる、なんてことになったらどうしよう……」

―――! ―――!

あかり「あ、皆いるみたいだ! よかった~。あれ? でもなんだか騒がしい?」

バタンッ

あかり「あ、京子ちゃん! 良かった今日は皆――」

京子「……!」グスッ

あかり「あれ? どうしたの? 京子ちゃん、もしかして泣いて――」

京子「――!」ダッ

あかり「あ、京子ちゃん! ……行っちゃった、どうしたんだろ?」

~ごらく部部室~

あかり「今、そこで京子ちゃんに会ったんだけど……」

ちなつ「ああ、あかりちゃん。掃除終わったんだ」

あかり「うん。それで京子ちゃん……泣いてたみたいなんだけど、何かあったの……?」

結衣「じ、実は……これこれこういうわけで……」



あかり「ええー?! 京子ちゃんと池田先輩がお付き合いしてたのー?!」

ちなつ「そうみたいなの……」

あかり「ううん……そうだったんだ……。凄い意外な組み合わせだね……」

結衣「確かに意外中の意外だったな……」

ちなつ「私も最初見た時は我が目を疑いました……」

あかり「でも京子ちゃんは違うって言ってたんだよね?」

ちなつ「言い逃れに決まってるわよ。あの手の言い訳は、古今東西老若男女誰でもするものだし」

あかり「うーん……でも京子ちゃんがそんな嘘つくとは思えないし……」

結衣「確かに、そこは私もそう思うんだけど。でもちなつちゃんが嘘をつくとも思えないからなぁ……」

あかり「もしかしたら、ちなつちゃんの見間違いって事はないの?」

ちなつ「え?! そ、そそそそれはその……」

結衣「えっと……ちなつちゃん……?」

ちなつ「い、いえ! 確かにあれはキ、キスでした! 間違いありません!」

あかり「じゃあさ、ちょっと恥ずかしいし、いけない事のような気もするけど、池田先輩に直接聞いてみたらどうかな?」

結衣「言われてみれば……京子はどっか行っちゃったしね。じゃあ千歳の所に行ってみようか?」

ちなつ「そ、そうですね。もしかしたら……私の見間違いって事も……本当にもしかしたらですけど……」

結衣「ていうか、あかりが如何なく存在感を発揮してて怖い」

あかり「ええっ?! 結衣ちゃん酷いよ~」

スネ夫「あれ、ジャイアン?なんで道路の真中で寝てんの?」

ジャイアン「…」

スネ夫「ひえー!ボロボロじゃないか!誰にやられたの?」

ジャイアン「…」

スネ夫「い、意識が無い…とりあえず救急車救急車と」

ピーポーピーポー

医者「患者の容態は?」

看護師「両足骨折に内臓破裂、それと脳挫傷で意識不明の重態です」

医者「分かった、ただちにオペの準備を」

しかし、医師達の懸命の努力も虚しくジャイアンの意識が回復する事は無く、彼は10歳という短い生涯を終えました


おわり

ごばくww

~廊下~

京子(飛び出してきたものの、どうしよう……もう帰ろうかな……)

京子(あ……カバン部室に置きっぱなしだった……)

京子(でも今戻ったら、結衣達と鉢合わせしそうだし……。しょうがないから、下校時間までどこかで時間潰してよう……合鍵は持ってるし……)


千歳「あれ? あそこにいるの、歳納さんやないの?」

綾乃「え?! ととととっ歳納京子?! あっ、ホントだ……///」

千歳「相変わらずやな~。あれ? でも歳納さん、何か元気無いみたいよ?」

綾乃「確かにそうね、あの歳納京子があんなに下を向いてトボトボ歩いてるのは見た事無いわ」

千歳「流石に好きな人の事はよく観察してるわな~」

綾乃「ししししっしてないわよ?!」

千歳「うふふ~、またまた~。あ、ほらこっち来るで?」

綾乃「べっ、別にこっち来たからって何かあるわけじゃ……」

千歳「ほらほら、強がってないでどーんとぶつかってきー」ドーン

綾乃「ちょ、ちょっとなにすんのy……とっ、歳納京子?」

京子「……」トボトボ

綾乃「ちょっと、返事くらい……!」

京子「え……?」

綾乃「ってあなたどうしたの?! 目、真っ赤じゃない!」

京子「綾乃……?」

綾乃「とりあえずほら、水道行きましょ? 目、洗った方がいいわよ」

京子「う、うん……」

千歳「あはは、上手く話しかけられたみたいやな~?」

京子「……!」ビクッ

京子「千歳……!」

千歳「うん? どうしたん?」

綾乃「なによ? 千歳の顔になにかついてるの?」

京子「私……知らないっ!!」

千歳「??」

綾乃「きゅ、急に大声出さないでよ! びっくりするじゃない!」

京子「私……千歳なんて知らない!!!」ダッ

綾乃「って、ちょっとどこ行くのよ! 歳納京子!」

千歳「あら~、うち歳納さんになんかしてもうたんやろか?」

綾乃「そんなわけないじゃない。でも、さっきの様子尋常じゃなかったわね……とても遊びには見えなかったし……」

千歳「そやね~、ちょっと心配やわ~。でもとりあえずは生徒会室いかんとな~。今日中に片付けないけない仕事もあるしな~」

千歳「あ、何なら綾乃ちゃんだけでも歳納さんを追いかけても――」

綾乃「いっ、いいわよ別に!」

京子(……逃げてきちゃった……。綾乃、怒ってるかな……)

京子(あ、図書室……下校時間までここにいればいっか……)ガラッ

京子(本読む気分じゃないけど、一応何か持ってきとこうかないと駄目かな……)ガタッ

京子(誰もいない……。静かだなぁ……何かまるで、世界から一人取り残されたみたい……)

京子(でも実際そんな感じかもね。結衣とちなつちゃんは私にあんな酷い事言うし、千歳とは良くわからない事にされてるし……)

京子(綾乃は……さっきは優しかったけど、千歳が一緒にいたけど、逃げてきちゃったし……)

京子(えっと……後誰がいたっけ……。あれ……私、案外友達少なかったのかな……)

~生徒会室前~

あかり「へぷしゅっ!」

結衣「あかり、風邪か?」

あかり「ううん。あ、もしかして誰かがあかりの噂を――」

結衣&ちなつ「「それはない」」

あかり「ふえぇ?!」

千歳「あら? ごらく部の皆さんお揃いで、どしたん?」

結衣「あっ……」

ちなつ「うっ……」

あかり「えっと……」

千歳「??」


――――――――――――――――――――――――――

結衣『でも何でアンタ、あんなに嫌われてるんだろうね』

結衣『こないだ図書館でウザかったからかな……』

京子『えへへ、だから嫌われてないって』

結衣『え?』

京子『え?』

京子『……ま……マジで……?』

結衣『ホントに気付いてなかったのかよ……』

京子『ガーン……そうだったんだ……ううううう……』

――――――――――――――――――――――――――


京子(私……やっぱり嫌われてるのかな……? 千鶴には本気で嫌われてたみたいだし……)

京子(だから……皆で、私の事苛めてるのかな……?)

京子(結衣なんて幼馴染だったのに……。やだよ……そんなのやだよ……!)

京子(クークー……)zzz


???「おい……」

京子「……」スースー

???「おいってば……!」

京子「……ん」

???「起きろ!」ゲシッ

京子「?!?!」

???「やっと起きた……」

京子「あ……あ……! ち、千歳……?!」ガタッ

???「違う」

京子「じゃあ……千鶴……?」

千鶴「……そうだよ」

京子「え、えっと……何か用……?」ゴシゴシ

千鶴「下校時間」

京子「……え?」

千鶴「そろそろ! 下校時間だから! 鍵!」

京子「???? あ……図書室の……」

千鶴「さっさと出ろ」

京子「あ、相変わらず容赦ないなぁ……」ニヘラ

千鶴「……?!///」バッ

京子「……? どしたの?」

千鶴「うっ、うるさい!」

京子「……うん、本戻したらすぐ出てくよ。ごめん」

千鶴「……? お前……何かあった?」

京子「う、ううん? 別に、全然、何にも!」

千鶴「……嘘だ」

京子「ほ、ほんとだってー! やだなー、千鶴ちゃんったらー!」

千鶴「いつもなら、私に飛びついてくるはず」

京子「こ、これから飛びつく予定だったんだよ! 千鶴ーちゅっちゅー!」ダキッ

千鶴「……」

京子「千鶴……?」

千鶴「……」

京子「あ、あの……千鶴さん……?」

千鶴「……」

京子「ど、どうしたんだよ。いつもなら逃げ回るのに……」

千鶴「目、真っ赤。腫れてるし」

京子「えっ? あ……」

京子(さっき洗わないで寝ちゃったから、腫れちゃったのか……)

千鶴「何で泣いてた」

京子「い、いやあこれは単に変な寝方してたからで――」

千鶴「教えて」

京子「ち、千鶴いつもとなんか違くない……?」

千鶴「こ、これは……お前がいつも私に構ってくるから、そのお返しだ……」

京子「えっと……その……」

千鶴「いいから早く話せ!」

京子「は、はいっ!」

京子「――って事があって……」

千鶴「……なるほど、思ったより深刻だった。普段何も考えてなさそうだったから、余計」

京子「そんなぁ~酷いよ~……。でも、私……どうしたらいいのかな……?」

千鶴「とりあえず、姉さんに話を聞いてみる」

京子「そっか。千歳……は千鶴のお姉さんだもんね」

千鶴「多分姉さんも、そんな覚え無いと思う。で、それを皆に話して貰えたら誤解、とけるかも」

京子「そ、そうだよね。千鶴! ありがとう!」

千鶴「まだ解決したわけじゃないし……」

京子「ううん! 私、千鶴が話聞いてくれただけでも嬉しかった!」ニコッ

千鶴「……!///」ドキッ

京子「千鶴、ありがとね?」

千鶴「帰る……」ボソッ

京子「へ?」

千鶴「帰る!」

京子「は、はひっ?!」

京子「じゃ、じゃあ私も帰るね? 千鶴、また明t――」

千鶴「一緒に……」

京子「え?」

千鶴「いっ、一緒に……! 帰る……」

京子「え……私と……?」

千鶴「他に誰がいる!」

京子「い、いません! あ、でも私のカバン、ごらく部の部室に置きっぱなしなんだ……」

千鶴「じゃあ取って来い! 私は鍵返してくるから、えっと……校門で待ち合わせ」

京子「う、うん! わかった!」ダッ

千鶴「……」

千鶴「……まったく」

~校門~

京子「千鶴……遅いな……」ウロウロ

ワイワイガヤガヤ

京子「……? ……!」サッ


あかり「それでね、新しく出来たそのお店がね――」

結衣「あかり詳しいね、そしたら今度――」

ちなつ「ああん、結衣先輩私も――」


ワイワイガヤガヤ


京子「行っ……たかな……?」

京子「つい隠れちゃったけど……あんな事行った手前、鉢合わせするのは気不味過ぎるし……」

京子「そういえば、ごらく部の部室には誰もいなかったけど……。皆どこにいたん……あ、そっか……やっぱりごらく部なんていらないのかな……」

千鶴「おい」

京子「ひうっ?!」

千鶴「何してる」

京子「ち、千鶴かあ……驚かさないでよ……」

千鶴「で、何してる」

京子「ス、スペースデブリごっこ!」

千鶴「……」

京子「……」

千鶴「蹴るぞ!」ゲシッ

京子「ああん、千鶴が3倍速く見える~」

千鶴「チッ……」

京子「あはは、あはははは!」

千鶴「……? 何で笑う」

京子「いやあ何でだろう……? でも何か久しぶりに笑った気がするよ~、千鶴のお陰かな」

千鶴「私の……?」

京子「うん、千鶴の」

千鶴「チッ……行くぞ……!」

京子「あ、待ってよ千鶴~!」


~帰り道~

京子「……」

千鶴「……」

京子「千鶴……あの、さ……」

千鶴「……」

京子「千鶴さん……?」

千鶴「……何」

京子「うんとね、私……ホントは千鶴に嫌われてると思ってたんだ……」

千鶴「……」

京子「最初はそんな事気にもかけてなかったんだけど、結衣に言われてさ」

千鶴「結衣……船見さん?」

京子「うん。でね、結衣に『実は凄く千鶴に嫌われてる』って言われた時、凄くショックだったんだ」

千鶴「……」

京子「でね、ホントに嫌われてるのかなと思ったら、凄く怖くて」

京子「でも、千鶴に『私の事嫌い?』なんて、もっと怖くて聞けないし」

京子「だから、今まで通りに接するしかなかったんだ。嫌われるのは怖かったけど、嫌いって言われるのはもっと怖くて……」

千鶴「……」

京子「えっと、私は最初から千鶴と友達だと思ってた。千鶴もそう思ってくれてるって勝手に思い込んでた」

京子「ううん、千鶴だけじゃない。結衣だって、ちなつちゃんだって、綾乃や千歳だって、皆友達で、私の事が好きだから一緒にいてくれてるんだと思ったんだ」

京子「でも、今日結衣やちなつちゃんに酷いこと言われて……あれ? ホントは2人共、私の事なんて好きじゃなかったんじゃないか? って思えてきて……」グスッ

京子「でも……でも、千鶴が……私の事嫌いかもしれない千鶴が……! こうやって一緒にいてくれて……もう私なにが何だかわからなくなっちゃって……」ウッ…ヒック…

千鶴「え……? お、おい泣くな」

京子「……ねぇ千鶴」

千鶴「……な、何」

京子「千鶴は……私の事……嫌い……なのかな……?」

千鶴「……!」

京子「……」

千鶴「その……」

京子「……」

千鶴「う……」

京子「……そっか、そうだよね……。私みたいにベタベタくっついてくる子はやっぱり嫌だよね……」

千鶴「え……」

京子「千鶴はきっとホントは凄く優しいから、私にも優しくしてくれただけだよね……? ごめんね、気を使わせ――」

千鶴「ち、違う!」

京子「……!」ビクッ

千鶴「え……あ、その……。別に……嫌いじゃ……ない……」

京子「え……ホント……?」

千鶴「……」コクッ

京子「ホントに……ホント……?」

千鶴「……///」コクコク

京子「ホントにホントにホントに――」

千鶴「あーもう! うっさい!///」

京子「えっ……?」

千鶴「嫌いじゃないつってんだろ!」

京子「あ――」

千鶴「ほら、さっさと行くぞ! もう遅いし!」

京子「あ、うん……!」

~歳納家玄関~

京子「へへ……まさか家まで送ってくれるとは思わなかったよ……」

千鶴「……ふん」

京子「千鶴……今日はホントにありがとう」

千鶴「別にいい」

京子「あ、そうだ。千鶴、ケータイ持ってる? 番号とメアド交換しようよ」

千鶴「……」ガサゴソ カパッ

京子「じゃ、私の方から送るね」ピピッ

千鶴「……」ピピッ

京子「あ、千鶴のも来た来た。あれ? メアド意外とかわい――」

千鶴「うっさい!」バキッ

京子「はうあ!」

千鶴「じゃあ……帰る」

京子「あ、うん……」

千鶴「姉さんには、さっきの事ちゃんと聞いておく」

京子「あ、そうだった」

千鶴「忘れてたのかよ!」

京子「あはは、ごめんごめん。千鶴と話すのが楽しかったからかな?」

千鶴「……///」クルッ スタスタ

京子「千鶴ー! メールするからなー!」

千鶴「ちっ……」スタスタ



千鶴「……」カパッ

千鶴(歳納……歳納……あった)

千鶴(歳納……京子……)

千鶴(京子……)

~翌日~

京子(うう……やっぱり昨日の件があるから、学校行きたくないなぁ……)

京子(いつもギリギリだけど、今日は足取りが重いせいか、もっとギリギリだよ……)

京子(結局千鶴からのメール待ってたんだけど来ないし……)

京子(結衣達からも何の連絡もなかったなぁ……って当たり前か……)

京子(とか考えてるうちに、教室ついちゃったよ……ううう入り辛い……)

結衣「きょ、京子……?!」

京子「え……」クルッ

結衣「あ……えっと……その……」

京子「う……」

結衣「その昨日は……!」

~放課後 生徒会室~

京子「いやーはっはっは!それにしても良かったよ、誤解がとけて!」

ちなつ「本当に……本当に……ほんっっっっっとーーーにすみませんでした……。まさか、池田先輩に完全なアリバイがあったとは……」

千歳「ほんまやわ~。それにな? うちが歳納さんと付き合うなんて、あるわけないからな~」

あかり「え? どうしてですか?」

千歳「それは~、綾乃ちゃんが――」

綾乃「わ! わー! 千歳! それ以上はストップ!」

結衣「それにしても、昨日は綾乃も大変だったね……」

京子「なになに? 何があったの?」

~昨日放課後 生徒会室~

綾乃「え?」

千歳「え?」

綾乃「船見さん……い、今なんて……」

結衣「え? いや……だから、千歳ってもしかして京子と、その……付き合ってるのかな……? なんて」

綾乃「」フラフラ

あかり「ああっ、杉浦先輩!」

ちなつ「だ、大丈夫ですか?! 杉浦先輩!」

千歳「ちょっと船見さん! いくら何でも冗談が過ぎるんとちゃう?!」

結衣「え? その……実は かくかくしかじか というわけで……」

千歳「な、なんと……。うちの知らん間に、うちと歳納さんはそんな事になっとったのか……」

綾乃「ううう……」

あかり「あ、杉浦先輩気がつきましたか?」

結衣「千歳、やっぱり心当たりないの?」

千歳「うーん、まったくあらへんねぇ。吉川さん、ウチと歳納さんが……その……廊下でキス……してるの、いつ見たか覚えてる?」

ちなつ「はい、2時間目と3時間目の間の休み時間です」

綾乃「そ、それなら完全に見間違いね。確かその時間、千歳はいつも通りに鼻血を出して、私が保健室に連れて行ってたから」

結衣「え? そうなの?」

あかり「なんだー、やっぱりちなつちゃんの見間違えだったんだー」

ちなつ「そ、そうだったみたいですね! ご迷惑おかけしてすみませんでした!(何かちょっと残念なような気も……)」

結衣「ちなつちゃんも案外そそっかしいんだね……」

ちなつ「はうあっ?! 結衣先輩……すみません……」

千歳「まぁこれで無事解決ということでー」

結衣「とりあえず、まずは京子に謝らないとね。メール入れとくよ」

あかり「駄目だよ結衣ちゃん!」

結衣「え? あかり?」

あかり「こういうことは、ちゃんと面と向かって謝らないと!」

結衣「そっか……そうだね。じゃあ――」キーンコーンカーンコーン

あかり「あっ、下校時間だね。今日はもう帰らないといけないから、明日皆で京子ちゃんに謝りに行こうよ?」

結衣「うん、わかった」

ちなつ「そうするね……」

綾乃「はいはい、一件落着したならとっとと出て行って。戸締りとかもあるんだから」

結衣「あ、うん。綾乃、千歳も、迷惑かけたね。ごめん」

綾乃「いいのよそれくらい」

結衣「うん、じゃあまた明日」

あかり&ちなつ「失礼しましたー」


綾乃「……」

千歳「……」

千歳「綾乃ちゃん、もうええんやで?」

綾乃「う……ううう……だ、大丈夫よ……ってちょっと千歳! 何を――」

千歳「よしよし。例え勘違いでも、一瞬でも失恋しちゃったんやもんね? びっくりしたよね?」ナデナデ

綾乃「う……そ、そんなこと……」グス

結衣「あーごめんごめん、さっきここにケータイ置き忘れちゃって――」ガラッ

綾乃「え……」

千歳「あ……」

結衣「お……」


結衣「お邪魔しましたーーー!!」



~再び 放課後 生徒会室~

結衣「――ってことがあってさ……」

綾乃「ちょ、ちょっと?! 船見さんそれ勘違い!」

結衣「え? そ、そうなの?! ごめん……またやっちゃうところだった……」

千歳「あはは、船見さんも案外おっちょこちょいやね~」

ちなつ「それにしても、じゃあ私が見たのは一体誰だったんですかね?」

あかり「幽霊……とか?」

結衣「いや生きてるのに幽霊は……って、それもしかして千鶴さんじゃないか?」

綾乃「あ、そっか。千鶴さんなら千歳にそっくりだし、見間違えても……ってうぇええぇえぇえ?!」

京子「今度はどうした綾乃?!」

綾乃「だだだだっっだだっだって……歳納京子と……千鶴さんが……キス……?!」

京子「へ?」

千歳「歳納さん! 今の話、ホンマなの?!」

結衣「京子、どうなんだ?!」

ちなつ「わ、私も興味あります! ていうか千鶴さんって誰ですか?!」

あかり「あ、あかりもー!」

京子「ちょ、ちょっと皆――」


ガラッ


千鶴「姉さん、頼まれてた本……」

千歳「ちちちっっちっ千鶴! 歳納さんと! その……キスしたってのホンマやの?!」

千鶴「?!?!」

ちなつ「わわっ! 池田先輩にソックリです! 双子ですか?! もしかして双子ですか?!」

あかり「ほ、ホントだー! ビックリだよ!」

綾乃「ど、どうなの?! 千鶴さん!」

結衣「ちょ、ちょっと皆落ち着いて! で、ホントのところはどうなの千鶴さん?!」

千鶴「?!?!?!?!」

京子「えーっと、ちなつちゃんが私を見かけたのが、昨日の2時間目と3時間目の間の休み時間だっけ?」

ちなつ「え? そうですけど……」

京子「あー、ならそれって確か、千鶴が顔赤かったから、熱をはかる為におでこをくっつけた時じゃない?」

結衣「えっ……? そ、そうなの千鶴さん……?」

千鶴「えっと……話が良く見えないけど……」スッ

京子「??」

千歳「千鶴?」カッカッ

千鶴「歳納……京子」ピタッ

京子「へ? あっ……千鶴、私の名前呼んでくれたのはじめてじゃん?!」

千鶴「……///」コクン

綾乃「いいいいい一体何なのよあの空気は……!」

結衣「あ、綾乃! 落ち着いて!」

ちなつ「ゆ、結衣先輩も何だか震えてますよ?!」

あかり「そ、そういうちなつちゃんもあかりにしがみ付かないでよぉ……」

千歳「まさか千鶴が綾乃ちゃんに続いて、歳納さんをフルネームで呼ぶキャラになるとは、これはひょっとするとひょっとするで……?」


千鶴「……」スッ

京子「へ?」グイッ

千鶴「ん……」

京子「?!?!?!?!?!」

一同「「「「「?!?!?!?!?!」」」」」」

千鶴「……」

京子「……」ポケー

千鶴「……姉さん」

千歳「……は、はいっ?!」

千鶴「キスなら……今した……」

千歳「……へ……?」

あかり「わぁ……///」

ちなつ「うそ……///」

結衣「京子が……///」

綾乃「」


千鶴「だって……、私昨日……歳納……京子に返事したから……」

京子「……へ……?」

千鶴「……え? だって昨日、私嫌いじゃないって……」

京子「……へ……? へ……?」

千鶴「歳納……京子……。お前、いつも私に……その……ちゅ、『ちゅっちゅー』って……///」

京子「え……え……え……?」

千鶴「わから……ない?」

京子「……へ?」

千鶴「……!」ピキッ

京子「……え?」

千鶴「この馬鹿!」バコォッ

京子「ぐぼあっ!!」

あかり「ああっ! 京子ちゃんがっ!」

千鶴「……!」ダッ

結衣「京子!」

京子「……」ポケー

結衣「おいこら京子! 呆けてるんじゃない!」ペシペシペシペシ

ちなつ「きょ、京子先輩の顔とか頭が凄い事に……」

京子「うう……ハッ! あ、あれ? 千鶴は?」

結衣「出てった。ほら、追いかけろ!」

京子「う、うん!」ダッ


ちなつ「『どこ~?』とか『なんで~?』とか、聞かないんですね」

結衣「そうだね、普通困惑すると思うよ。でも京子はお馬鹿だからさ」

あかり「あはは、結衣ちゃん手厳しい。でも、それが京子ちゃんなんじゃないかな?」

綾乃「歳納京子が歳納京子が歳納京子が歳納京子が歳納京子が歳納京子が歳納京子が……」ブツブツ

千歳「あはー……綾乃ちゃん完全に壊れてもうたなぁ……」

京子(いないよ……千鶴……どこ行ったんだろう……?)

京子(こういうシチュエーションだと……屋上か?!)

京子(いや……でも待てよ……? 千鶴に屋上は似合わない……。となると……あ、そっか!)


~図書室~

千鶴「……」

千鶴「私……何やってるんだろう……」

千鶴「いきなりは……間違ってたのかな……」

千鶴「……。思い出すだけで……相当恥ずかしい……」


ガラッ

千鶴「……?!」ビクッ

京子「はぁはぁ……あ、千鶴……やっぱりここにいた……!」

千鶴「な、何しに来た?!」

京子「何しにって……」

京子「えーっと……千鶴ー! ちゅっちゅー!」

千鶴「……」

京子「ちゅ、ちゅっちゅっちゅー!」

千鶴「……」

京子「ちゅっちゅっ……」

千鶴「……」

京子「……」

千鶴「……」

京子「ええと……その……」

千鶴「……」

京子「今更だけど、千鶴は……私の事……その……どう思ってるのかな? なんて……聞いてみたり……」

千鶴「……」

京子「千鶴……?」

千鶴「嫌いじゃ……ない……」

大佐…時間を下さい…3分といわず10分くらい…

京子「そっか、嫌いじゃないのか……。それって、好きってこと……?」

千鶴「え……」

京子「好きじゃない?」

千鶴「嫌いの反対は……嫌いじゃない……」

京子「? んー……そっか」

千鶴「……そう」

京子「そっか」

千鶴「そう」

京子「じゃあ私も」

千鶴「……?」

京子「私も千鶴の事、嫌いじゃないよ」

千鶴「……」

千鶴「……」コクン

京子「へへっ」ダキッ

千鶴「くっつく……てもいい」

京子「? 千鶴、日本語おかしいよ?」

千鶴「……! うるさい!」ゲシッ

京子「い、痛いよ~」

千鶴「うるさいうるさい!」ゲシゲシッ

京子「ちょ、千鶴やめて、やめてってばギブギブ~」

千鶴「……。歳納……京子、ホントに痛かった……?」

京子「え? うん……ちょっとだけ」

千鶴「ごめん……なさい……」

京子「あ、千鶴が謝ってるー! レアだー! レアだよー!」

千鶴「……!」ブンッ

京子「あ、ごめんごめ……あれ?」

千鶴「痛いのは……よくないから……。その……今までも……ごめんなさい……」

京子「あは、千歳ってやっぱり優しいよね」

千鶴「優しい……?」

京子「うん、優しい」

千鶴「歳納……京子……」

京子「? なに?」

千鶴「その……私のどんなところが……嫌いじゃない……?」

京子「ええっとー。すぐ怒っちゃう所も、私限定だけど手が出ちゃう所も、ちょっと乱暴な言葉遣いも、すっごく恥ずかしがり屋さんな所も」

京子「ホントはとっても優しい所も、全部。全部だよ。全部、嫌いじゃないよ」

千鶴「全部……」

京子「うん、全部」

千鶴「私は……いつも本ばかり読んでるのに……」

京子「?」

千鶴「肝心なときに、何て言ったらいいかわからない……。どんな言葉なら伝わるか、わからない……」

京子「そっか」

千鶴「聞かなくて、いいの……?」

京子「うん、いいよ。それより――」

千鶴「え――」

京子「ん……」

千鶴「……!」

京子「……」

千鶴「ん……」

京子「……こっちの方が、わかる気がするし……/// ね?」

千鶴「……う……///」コクン

京子「昨日ね、家に帰ってから色々考えたんだ」

京子「でも結局、結衣達が私をいじめ……?たり、千鶴が優しくしてくれた理由とかはどうでもよくなっちゃって」

京子「最終的に出た結論が、千鶴の事が好……ええと『嫌いじゃない』だったんだよ」

京子「千鶴も同じ気持ちならいいなーって期待してて、それと同時にまた結衣達みたいに裏切られちゃうんじゃないかな、って不安もあったんだ」

京子「だからさっき、生徒会室で千鶴から……その……キスしてくれた時は、凄く嬉しかった」

京子「ああ、千鶴も私の事、嫌いじゃなかったんだなーって確信出来て」

京子「だから、千鶴は無理に言葉にして私に伝えてくれなくてもいいんだよ」

京子「それと、今のは私からの『嫌いじゃない』っていう言葉の代わり。もっとも、私は言いたい事何でも言っちゃうけどね」

千鶴「……」

京子「って、そういえば千鶴、昨日の夜連絡くれなかったよね? 私も考え事ばかりしてたせいで、今朝まであんまり気にしてなかったけど……」

千鶴「あ……そ、それ……」

京子「え? 何? もしかして忘れてたりした……ガーーン……。じゃあ今話した事も、全部私の自意識過剰だったのか……」

~生徒会室~

千歳「それでな~、遅くに帰ってきた千鶴が放心状態でな~」

結衣・ちなつ・あかり「ふむふむ」

綾乃「」

千歳「そのままご飯も食べず、お風呂も入らず、じっとケータイ見てるまんまやったんやわ~」

結衣・ちなつ・あかり「うんうん」

綾乃「」

千歳「気付いたらそのまま朝になってたみたいで、あわててシャワー浴びて出ていったわ~」

結衣・ちなつ・あかり「へ~」

綾乃「」

千歳「何か様子がおかしいと思ったら、まさかこんなことになってるなんてな~。流石のウチもびっくりやわ~」

~図書室~

京子「なんだ、そうだったんだ。千鶴も結構考え込んでたんだね」

千鶴「うん……ごめんなさい……」

京子「いいっていいって。でも千鶴からも結衣達からも連絡が無い事に気付いた朝方は、ホントに胃が痛かったけどね~。朝ごはんも喉を……」グー

京子「……」

千鶴「……」

京子「あ、ご飯の話したらお腹すいてきちゃった」

千鶴「昼はどうした……」

京子「え? 食べたけど、だって朝ごはんの分がお腹丸々あいてるよ?」

千鶴「そういう問題じゃ――」グー

京子「あ、今の千鶴だよね? なんだ~、千鶴だってお腹減ってんじゃん」

千鶴「ち、違っ……!」

京子「気にしない気にしない、人間誰しもお腹がすくもんだぞ~! よ~し、何か食べに行こうよ! 生徒会室に戻って、皆誘ってさ!」

千鶴「……///」コクリ

京子「それじゃー行くぞー!」

千鶴「歳納……」

京子「ん? 何?」クルッ

千鶴「あ……名前……」

京子「?」

千鶴「えっと……その……」

京子「ああ、そういえば、千鶴今日始めて私の名前呼んでくれたよね。嬉しかったよ~」

千鶴「そ、そう……」

京子「でもさ、どうせだったら、下の名前だけで呼んで欲しいなあ」

京子「だって私達は『嫌いじゃない』同士なんだからさ!」

千鶴「……!」

千鶴「……」コクン

千鶴「き……、京……子……」

京子「うん、なーに?」

千鶴「なんでも……ない……///」


多分 こんなところで おしまい

京鶴は良かったんだけど……最初のチーナと結衣が……

いやもうホントごめんなさい。
リアルタイムでSSを書いたのは初めてだったので、見返すと酷い内容になってると思います…。
多分読み返すと、悶絶死しちゃうだろうなぁ…。


実は今日、ゆるゆり×ガンダムEXVSのSSを書き上げたのでスレ立てようと思ったら、
クッキー消えててスレ立てできず、むっきーってなって書いちゃいました…。

因みにこのスレを選んだ理由は、マイナーカップリングが好きだからです。
結あかとかもっとあってもいいよな…?
EXVSのSSは、そのうち代行なりでスレ立てすると思うので、機会があったら是非に。


書き損ねた玄関のシチュは、京子が友人にのみ渡している自身の同人誌を千鶴に渡して、
その内容で千鶴が現実の恋愛や京子の想いを誤解、というか曲解する的なものでした。
これが無いと千鶴完全に痴女ですね…ごめんなさい…。

>>184
結衣とちなつには酷いことをしたと思ってる…。
自分でもこんなに長くなるとは思ってなかったから、実際使い捨て感覚だった…。

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