フィアンマ「お、俺様は知らないぞ! 俺様はただオティヌスを弱らせようとしただけだ!
あの場でオティヌスを妖精化させれば、魔神の座から引きずり下ろせると言われて……」
シルビア「それもオティヌスの思惑通りだったんだ。そして、まんまとアイツを完成させてしまった」
フィアンマ「そんな! そんなはずは……」
インデックス「オッレルスはあなたに、オティヌスの妖精化を命じたんだね。でも、それだと結局彼女は100%の確率を手に入れてしまう。
きっとシルビアの言う通りなんだよ。私が迂闊だった、オッレルスがフィアンマにそんな事をさせようとしていたなんて……」
バードウェイ「せめて事前に相談してほしかったな。仮に妖精化が可能だったとしても、インデックスに聞いてからでも良かったはずだ。
…………まぁ、今となっては、言っても仕方のない事かもしれないが」
ローマ教皇「そうだな。世界は……破滅した。何十億という人間が、一瞬で……」
フィアンマ「お、俺様が悪いってのか……? 俺様は……俺様は悪くないぞ、オッレルスが言ったんだ……そうだ、オッレルスがやれと!
こんな事になるなど知らなかった! 誰も教えてくれなかっただろ! 俺様は悪くない! 俺様は悪くないっ!」
シルビア「……バードウェイ?」
バードウェイ「ブリッジに戻る。ここにいると、馬鹿な発言に苛々させられる」
フィアンマ「なんだと! 俺様は世界を救おうとしたんだぞ!」
ローマ教皇「変わらないな……世界大戦を経ても、まるで……」
フィアンマ「お、お前達だって何もできなかっただろ! 俺様ばかり責めるな!」
インデックス「あなたの言う通り、私は無力なんだよ。だけど……」
レッサー「インデックスさん! こんなサイテーな奴、ほっといた方がいいです」
フィアンマ「わ、悪いのはオッレルスだ! なぁ上条当麻、そうだろ?」
上条「フィアンマ……あんまり幻滅させないでくれ……」
シルビア「少しはいい所もあると思っていたが……私が馬鹿だった」
フィアンマ「ど、どうしてだ! どうして皆俺様を責めるんだ!」
ミーシャ「提案一。元気を出してほしい」
フィアンマ「だ、だまれ! お前に何が分かる!」
ミーシャ「解答一。私も……世界を破滅させようとしてしまった事がある。だから、あなたの気持ちは分かる」
フィアンマ「お前なんかと一緒にするな! お前なんかと……うぅ……!」
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