地下室

エレン「地下室に入るのは初めてだな」ｺﾝｺﾝ

....

エレン「あれ？おかしいな、いないのか？」ｺﾝｺﾝ

ミカサ「...エレン、鍵が開いてる」

エレン「え？」

ミカサ「入って...いいのかな？」

エレン「...いいんじゃねえか？」ｶﾞﾁｬ

ミカサ「....」

エレン「....」

ミカサ「真っ暗だ...」

エレン「えっと、灯りは...」

ガコン！

エレン「え？」

ミカサ「うっ...眩しい...」

エレン「クソっ、一体なんd..」

ミカサ「...エレン？」

エレン「...顔....顔！？」

ミカサ「顔？」

エレン「...巨大な...顔！？」

ミカサ「！？」

エレン「なんだこれ...一体...」

「よく来たな...ようこそ、地下室へ」

ミカサ「イェーガー先生...？」

エレン「お、おい、なんか体が！？」

「気にするな、立体映像だ」

ミカサ「立体...映像？」

エレン「なんだよそれ！？」

「時間がない、手短に話す」

「ついに完成したのだ」

「我が人生の最高傑作」

「最初にして最後、究極にして絶対の魔神...」










「マジンガーZをな」

エレン「なっ...」

ミカサ「...」

エレン「...何言ってるかさっぱりだ」

「今は分からなくていい」

エレン「なんだよそれ！もっと詳しく教えてくれ！これは何なんだよ！」

「言っただろう？マジンガーZだと」

「これがあればお前は神にも悪魔にもなれる」

エレン「唐突すぎて意味分かんねーよ！！」

「ミカサ」

ミカサ「は、はい...」

「エレンを頼んだぞ」ﾊﾞｼｭｳ!

エレン「き、消えた！？」

ミカサ「エ、エレン...」

エレン「ああ、消えた...確かに居たのに」

エレン「全く、どうなってんだ」

ドォオオオオン！！

ミカサ「うっ！」ｸﾞﾗｯ

エレン「おわっ！」ﾄﾞｻ

ミカサ「地震！？」

エレン「くっ、痛って...」

ミカサ「エレン！地下は危険！早く出ないと！」

エレン「分かってる！」

ミカサ「エレン！こっち」

ミカサ「...あれ？」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

エレン「おい、どうした？」

ミカサ「開かない...開かないの」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

エレン「お、おい...じゃあ」

ミカサ「...閉じ込められた」

......ﾄﾞｼﾝ.......ﾄﾞｼﾝ........

エレン「！」

エレン「なんだ...この音...」

ｷﾞｬｰｺﾅｲﾃﾞ!!ｲﾔ"ｧｧｧｧ!!!!
ｸｿｯ!ﾔ"ﾒﾛ!!!!ｳｱ"!!!!!!!ｸﾞﾁｬ

ミカサ「あっ....あっ.....」

エレン「...なんだ...何が...」

ｴﾚﾝ!!!ﾐｶｻ!!!

ミカサ「！」

エレン「母さん！？母さんなのか！？」

ｴﾚﾝ!ﾐｶｻ!ﾄﾞｺﾅﾉ!ﾊﾔｸ!ﾊﾔｸﾍﾝｼﾞｦｼﾃ!!!

ミカサ「聞こえてないのかも！」

ｷｮｼﾞﾝｶﾞ!ｷｮｼﾞﾝｶﾞ!ｴﾚﾝ!ﾐｶ....ｲﾔ"ｧｧｧｧ!!!!

エレン「母さん！？何があったんだ！？」

ミカサ「...巨人」ｿﾞｸｯ

エレン「母さん！母さん！」

ｴﾚﾝ!ﾐｶｻ!ｲｷﾉﾋﾞﾙﾉy..ﾌﾞﾁｯ

エレン「...母さん？」

ｸﾞﾁｬ

ミカサ「」

エレン「母さん？おい母さん！！」

ギギギギgggギギg

エレン「な、なんだ...」

ミカサ「...巨人が...巨人が...」

エレン「な、なんだと...」

巨人「ニタァ」

エレン「こ、コイツはっ！」

ミカサ「い、家が...」

エレン「これが...巨人」

ギギギギ...

エレン「！？」

巨人「ニタァ」ｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬ

エレン「母....さん？」

ミカサ「うっ...」

エレン「うあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"！！！！」

エレン「よくも！よくも母さんを！！」

エレン「殺してやる！駆逐してやる！！！」

（エレン...これがあれば、お前は神にも悪魔にもなれる）

（さあ、どちらを選ぶか）

（とくと見せてもらおうか）

（我が息子よ！！！）

エレン「立て！！マジンガァアアアア！！！！！」

ｺﾞｳﾝ

少年エレン、少女ミカサは見た

腕だ

胸だ

巨大な顔だ

エレンが叫ぶと、その巨人は目を光らせ立ち上がった

ミカサ「う...動いた！？」

エレン「駆逐してやる、駆逐してやる！！」

巨人「！？」

エレン「うぉああああ！！！」

ドガアAアアAAァアアアアン！！！

刹那、魔神の腕が巨人の顔に突き刺さっていた

ミカサ「...えっ？」

巨人「」ﾄﾞｫﾝ!

エレン「ハァ...ハァ...」

ミカサ「！？..エレン！？」

エレン「ハァ...ハァ...だ、大丈夫だ」

ミカサ「エレン！何を、何をしたの？」

エレン「わ、わからねぇ...だが、」

エレン「コイツは巨人を倒せる」

ミカサ「...知っていたの？」

エレン「いや...ただ、なんとなく」

ﾄﾞｼﾝ...ﾄﾞｼﾝ...

ミカサ「！」

エレン「なっ、また近づいてる！」

ミカサ「エレン！逃げないと！」

エレン（...なんだ？この感じ...）

エレン「いや、まてミカサ」

ミカサ「エ、エレン？」

エレン「こっちだ！」ﾀﾞｯ

ミカサ「ちょっとエレン！！」ﾀﾞｯ

エレン「これだ！！」ﾊﾞｻｯ

ミカサ「....エレン？」

エレン「乗れ！ミカサ！」

そこには、深紅に輝く"何か"があった

ミカサ「エレン！！！」

エレン「なんだよミカサ、早く乗れよ！」

ミカサ「今日のエレンはおかしい」

エレン「はあ！？そんなこと言ってる場合じゃねえだろ！！」

ミカサ「エレンはまるでこの"巨人"を知っているみたい」

エレン「知るか！俺も初めて見たんだ！」

巨人「ニヤァ」ﾄﾞｼﾝ

ミカサ「！？」

エレン「ミカサ！！！」

エレン「俺を信じろ！！」

ミカサ「...分かった」ﾀﾞｯ

エレン「行くぞ！！」

ｺﾞｫｵｵｵｵｵｵ...

ミカサ「！？」

エレン「こ、これか？」ｶﾞﾁｯ

ｺﾞｫｵｵｵｵｵｵｫｫｫｫｫ!!!!

ミカサ「と、飛んでる！？」

エレン「ととっ...クソっ、こうか？」ｶﾞﾁｬ

ミカサ「あっ！エレン！"巨人"が！」

エレン「何！？アイツ...さっきまで動いてたのに」

巨人「ニヤァ」ｶﾞｯ!!

ミカサ「ああっ！やられちゃう！」

...ﾄﾞｸﾝ!

エレン「！」

（何をやっている、早くドッキングさせろ）

エレン（なんだ？父さんか！？）

エレン「父さん？父さん！どこに居るんだ！？」

ミカサ「エ、エレン？」

（早くしろ、"パイルだーオン"だ、そう叫べばいい）

エレン「父さん！」

ミカサ「エレン！しっかりして！」

（ミカサやアルミン、友を守りたいなら）

（お前はこの力を、支配せねばならない！）

（お前は今日、人間を超えるのだッ！）

エレン「ミカサ！！頭下げろ！！」

ミカサ「エレン！急にどうしたの！？」

エレン「いいから黙っていうこと聞け！！」ｶﾞﾁｬ

ｺﾞｫｵｵｵｵｵｵ!!!!!

ミカサ「な、何をッ！？」

エレン「うぉおおおおおおおおお！！！」











エレン「パイルダー！！」

エレン「オンッ！！！！」ｶﾞｯ

ｺﾞｳﾝ!!

ミカサ「...っ痛」

エレン「こ、これが...」

エレン「これが...！」

エレン「俺の力！！」

巨人「！？」

エレン「お前か、さっきはよくもやってくれたな」ｽｯ

ミカサ「エ、エレン...」

少年エレンは、自分の秘めたる本能に従い

無意識のうちに腕を構えていた

巨人「！？」

その腕から放たれる必殺の一撃

気づけば、少年エレンは叫んでいた

その名を

その名を！

その名を！！

その名を！！！

その名を！！！！

その名をッ！！！！








エレン「ロケットパンチ！！！」ｺﾞｫｯ!

鉄の拳は光の速度で放たれた

巨人の首を根こそぎ破壊し、再び戻ってくる

エレン「見たか！これが俺の！」

エレン「俺の力だッ！！」ｶﾞｼﾝ

巨人「ニヤァ」ﾄﾞｼﾝ

エレン「...おい、そこのお前...」

エレン「ここから先は神の領域だ...」

エレン「そこから一歩でも歩いてみろ」

エレン「跡形もなく駆逐してやる」

巨人「ニタァ」ﾄﾞｼﾝ

エレン「...あぁ？」

エレン「笑わせやがるッ！！」ｶﾞﾁｬ

エレン「喰らえ！神の力をもつこの風をッ！！」

巨人「ニタァ」ﾄﾞｼﾝﾄﾞｼﾝ

エレン「その汚ねえ顔を吹き飛ばしてやる！！」

エレン「ルストハリケェーン！！！」ｺﾞｫｯ!!

巨人「！？」ｺﾞｫｯ!!

ｸﾞﾗｯ

エレン「あぁ？」ｸﾞﾗｯ

奇行種「ｷｼｬｧｱ」ｶﾞｼﾞｶﾞｼﾞ

エレン「クソっ！横入りしてんじゃねえぞ！！！」ｶﾞｯ

奇行種「ｷﾞｬｱ」ﾄﾞｫﾝ

エレン「お前もそんなに駆逐されたいか？」ｶﾞﾁｬ

エレン「ブレストファイアー！！！」ﾄﾞｺﾞｫｵｵｵｵ

奇行種「ｷﾞﾔｧｱｱ」ｺﾞｫｵｵ

エレン「止めだ」ｶﾞｯ

奇行種「ｷｼayfghc....」ﾄﾞｫﾝ

エレン「...もういないのか？」

エレン「！」

エレン「ロケットパァンチ！！！」ｺﾞｫｯ!!


...同時刻

鎧の巨人がまさに、壁を破壊しようとしていた

「巨人が来るぞ！！門を閉めろ！！！」

「駄目だ間に合わん！！！！」

「諦めるな！！撃ち続けろ！！！」ﾄﾞｫﾝ

「クソっ！！クソォオオオ！！」ﾄﾞｫﾝ

鎧の巨人「ｺﾞｶﾞｧ」ﾄﾞｼﾝﾄﾞｼﾝﾄﾞｼﾝ

「畜生！！もうダメだぁあ！！！」ﾀﾞｯ

「死ぬ...死ぬッ！！！」

「死にたくない！死にたくない！！死にたk..

ｺﾞｫｯ!!!

瞬間、超合金の拳が鎧の巨人を吹き飛ばした

「...」

「...え？」

「なッ！？」

「な、何があったんだ！？」

気づけば鎧の巨人は、数十メートルも飛ばされていた

「...やったか？俺たちがやったのか？」

鎧の巨人「ｺﾞｶﾞｧ?」

エレン「...おまえの相手はこの俺だ」

「なんだあれ？」

「巨人？にしては違うような...」

鎧の巨人「ｺﾞｶﾞｧ」ﾄﾞｼﾝﾄﾞｼﾝ

エレン「来やがったな！！」ｶﾞﾁｬ

鎧の巨人「ｺﾞｶﾞｧァアア！！」

エレン「うぉおおおお！！」

ﾊﾞｼｭｳｳｳｳ!!!!!!!!!!

エレン「何っ！？」

エレン「き、消えた！？」ﾄﾞｫｵｵｵﾝﾝ

「お、おい消えたぞ！？」

「どうなってんだ！？」

「だ、だが、壁は壊されなかった！奇跡だ！！」

「そうだ！すべてはあの巨人のおかげだ！！」

エレン「...」

エレン「...」

エレン「...どこへ逃げやがった...」

エレン「出てきやがれぇええええ！！！」ｶﾞﾁｬ

ｺﾞｳﾝ!!

魔神の目が紅くなると、

マジンガーは悪魔の翼をはやした

「...つ、翼？」

エレン「どこだ！どこに逃げやがったァ！！！」ｺﾞｫｯ

少年エレンは魔神と共に空を舞う

憎き巨人を手当たり次第に殺しながら...

エレン「敵、敵っ！！巨人は敵っ！！」ｺﾞｫｵｵｵｵｵｵ

エレン「敵っ！！敵がっ！！」ﾊﾞｼｭｳｳｳｳ

エレン「敵が欲しぃいいいいいい！！！！！！」ｺﾞｶﾞｧ

今、マジンガーが悪魔と化した瞬間だった

エレン「サザンクロスナイフッ！！」ｻﾞｼｭ

巨人「ｷﾞｬｱｱ!!?」ﾄﾞｫﾝ

エレン「アイアンカッタァー！！」ｺﾞｫｯ

ﾄﾞｶﾞｧｱｱｱｱﾝ!!!

エレン「ドリルミサイルッ！！」ｷﾞｭﾙﾙﾙ!!

巨人「ｷﾞｬｱｱ!!!!」ｸﾞﾁｬｯ

エレン「ァハハハハハ！！！」ｶﾞﾁｬ

エレン「もっと、もっと！！」ﾄﾞｫﾝ

エレン「駆逐してやるッ！！！！！！」ﾊﾞｷｯ

マジンガーは狂ったように巨人を駆逐していく

人類にとって救世主と言える存在となっていた

だが...

ｷｨﾝ!!

エレン「あぁ？」

ハンネス「なん...だと？」