男「そういやアイツ、いつも一緒に帰ってんのに今日はやけに遅いな」
男「……」
男「まさか…・・いや、んな事はないだろうけど…」
男「まぁ…良い暇潰しにはなるか」
__________________体育倉庫前____
男「人気、まったくないな…てか、鍵閉まってるだろ、普通」
男「やっぱ時間の無駄だったか」
体育倉庫の扉に手を触れ、少し力を入れて見る。
まさか、動く事はないだろうが、一応、念の為だ。
――――扉は金属が擦れる音をたてながら、開いた。
マツコ・デラックス「いやぁ!抜いてぇ」パンパン
男「暴れるなオラ!」
日がほとんど落ちているのもあり、体育倉庫の中はいつも以上に暗く感じる。
ここでもし見回りの教師に見つかったら、めんどうな事になるだろう。
ここは何も無かったと思い、立ち去るのが得策。
だが、男は好奇心に動かされ、扉の中へ一歩、足を踏み入れた。
男「……っ」
体育倉庫の中は、男の高校では普段掃除されていないのもあり、ほこり臭かった。
男は思わず鼻を手で塞ぐ。
「やっぱり何にもないじゃないか……。」そう言いかけた時だった。
「あっ……んっ……あっ……」
体育倉庫の奥で、何かが呻く声が聞こえた
男「っ……」
体育倉庫の中は、暗くて前が見えない。
ゾッとした男だったが、やはり何かが居るのは男の中では、確定していた。
「遅かったね。」
男「……ッ」
不意に背後から声がした。妙に聞き覚えのある声にゾッとする。
振り返ろうと体を捻ろうとした刹那……
鉄の音と共に頭部に激痛が走る。
男「…ぁっ…」
意識と反して、思わず倒れこむ……。
自分のすぐ真後ろに何かが居るというのはわかっていた。だが、何もできないまま、意識は朦朧とする。
男の意識はそのまま途絶えた。
マツコ・デラックス「これ食べていいの?」
音が聞こえる……。何の音かまでは分からないが、音が聞こえる……。
恐らく、声だろう。誰かの声。
ボーッとする頭、先ほどの状況から今の状況を察そうと努力する……。
ああ、そうか……。さっき俺は誰かに頭を殴られたのか……。
だから、俺の意識がハッキリしないのは、何かで思いっきり頭を殴られたから。
次に、今の状況を察する為に確認すべき事。
そう、ここが何処か。妙に目の前が明るいのに気づく。
瞼を閉じているのにも関わらず、光を感じる。
という事は、目の前は、朝、もしくは明かりの灯る場所。という事になる。
次に、部屋の臭い……。いや、部屋かどうかはまだ分からないのだが、とりあえず臭いを嗅ぐ。
妙に嗅いだ事のある臭い。さっきまで嗅いでいたような、ほこりの臭い……。
間違いない、明かりはついているが、ここは体育倉庫だ。
次、確認すべきは、目の前の状況。
俺は瞼をあけた。
風呂入っていいですかね?風呂入りたいです。風呂
だめぇぇえぇぇぇぇ
と、そこには
マツコ・デラックスがいた。
マツコ「あぁ......ん.......あん.....ぁ」
??「おい.....見てるか......?
お前の彼女がこんなになってるん
だぜ....?」パンパンパンパン
俺「お前.....なにやってんだ....」
??「見えねぇのか.....?
おまえの彼女を犯してんだよ?」
マツコ「ああぁあ.......あんぁ...」ビクンッビ
クンッ
こんな感じでいいか?
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