モバP「最近幸子がおとなしい」 (40)
ちひろ「えー、嘘ですよねぇ?」
※初投稿です。生暖かく見守っていただければ幸いです。
※一部キャラ崩壊注意。
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モバP「いやいや、ほんとおとなしいんですって。」
ちひろ「でもライブでもあんな調子ですよ。いまやってる番組でもあんな調子ですし。」
番組司会者「というわけで幸子ちゃんの新曲、To my darling... でした!幸子ちゃん、テレビを見てる人に一言どうぞ。」
幸子「カワイイボクの歌を聞けた皆さんは幸運でしたね!CDが発売中ですから何度も聞き直せるなんて幸せでしょう!」フフン
司会者「はい、お疲れ様でした。ありがとー。ではCMの後・・・」
ちひろ「ほらね。」
モバP「ああ、収録とか仕事中には今まで通りなんですよ、でもね。」
ドア「ガチャ」
幸子「プロデューサーさん、ちひろさん。おはようございます。」
モバP「おはよう。あれ、もうこんな時間か。」
ちひろ「おはよう幸子ちゃん。」
幸子「フフン、今日はカワイイボクの写真撮影の日でしたね。Pさんもいっしょに見られてよかったですね!」
モバP「おいおい、俺は仕事で行くの。勘違いするなよ。」
ちひろ(あれ?いつもと変わらない?)
P「じゃあ、車とか準備するからちょっと待っててね。」
幸子「段取りがなってませんね。でもボクは待ちますよ。カワイイですからね!」
P「ごめんよ、ちひろさんと話をしてたらね。じゃあ呼ぶからそれまで準備しとけよ。」
<アーイソガシー
幸子「・・・ところでちひろさん。」
ちひろ「え、何かしら?」
ちょっと風呂離席。22時ぐらいから再開予定。
幸子「先程Pさんとどんな話をしていたのですか?」
ちひろ「あ、あの、幸子ちゃんの話よ。ほら、最近ね。」
幸子「最近のボクのカワイイ活躍のことでしたか。まあ当然でしたね。」フフン
ちひろ(うん、嘘はついていない。)
幸子「それでPさんはボクのことをなんと言っていました?」
ちひろ「え、あの、あのね。」
<ガチャ
P「おーい、準備できたぞ」
幸子「はい、今行きます。それではまた行ってきます。」
ちひろ「いってらっしゃい。がんばってね。」
<チョウシハドウダ? <フフーン、バッチリデスヨ
ちひろ「…」
ちひろ「あれが?」
ちひろ(うーん。あれはちょっとうっとおしいよね。でもPさんは変わったところはあるけど意味もなく嘘はつかないし。)
<キノコーキノコーボッチノコー
ちひろ(他の子にも聞いてみようかしら。)
<ガチャ
輝子「ホシショーコー♪…ちひろさん、おはようございますー。」
ちひろ「はい、おはよう輝子ちゃん。」(輝子ちゃんなら最近仲がいいみたいだし何かしってるかも)
ちひろ「今日は輝子ちゃんはダンスレッスンの日でしたね。でもまだ時間あるみたい。」
輝子「うん、親友達とお話したかったから早めに…。」
ちひろ「ああ、そういえばちょっとお話があるんだけど。」
輝子「フヒ?」
輝子「幸子?さ、三人目の親友。この前も小梅といっしょに三人で映画館へいった。」フヒ
ちひろ「最近ユニットもできたのね。それで幸子ちゃんは最近変わった様子とかなかった?」
輝子「…うん、いつも通り。元気だよ。なにかあったの?」
ちひろ「深い理由は無いけどね。呼び止めてごめんなさいね。」
輝子「ううん。じゃあ、レッスン行ってきます。」
ちひろ「はい、いってらっしゃい。」
<フヒヒヒヒヒ、ゲンカイマデレッツダーンス!…フヒヒ
ちひろ(うーん、他の子にもきいてみようかな。)
小梅「ちひろさんと後ろの人も、おはようございます。」
ちひろ「はい、おはようございます。」(毎回このアイサツだけど、やっぱし一度除霊とか頼むべきなのかなー。)
小梅「幸子さんはい、いま何処にいますか?」
ちひろ「いまPさんと写真撮影に行ってますよ。まあ、夕方には戻るみたいね。なにか用事?」
小梅「うん、ホラー映画の入門編を持ってきた。苦手だけど少しづつ見てみたいって。」
ちひろ「ふふ、ほんとに仲良しなのね。」
小梅「わ、私は口下手だけど、幸子さんは話を聞いてくれるし、良い人だよ。」
ちひろ「その幸子ちゃんなんだけど最近変わった様子はなかったかな?」
小梅「え、え?特に無いけど。なにかあったの?」
ちひろ「いや、特に無いよ。私の気のせいみたい。」
小梅「?」
—数時間後、夕方
ちひろ「うーん。」
ちひろ(結局CDデビューの同期の子にも聞いて回ったけど情報なし。)
ちひろ(やっぱしPさんの勘違いなのかな。きっとそうね。)
<ガチャ
幸子「カワイイボクが今戻りましたよ!」フフーン
ちひろ「はい、お疲れ様。」
P「ただいま戻りましたー。幸子はもう疲れてるだろうからもう帰りな。」
幸子「いえ、ボクはまだ少し残って今日の反省をしてますよ。ボクはカワイイので!」
P「熱心だな。まあ早めに帰るんだよ。」
ちひろ(やっぱしPさんの勘違いよね。)
予想以上に眠いので今日はこれまで。
次回は明日かあさっての夜を予定。
立ててすぐ休んですまぬ。
ではでは。
—PM 11:30ごろ
ちひろ「はあ、ライブツアーの書類やっとまとまりましたよ。」
P「俺の分も終わりそうです。毎回思いますけど社員二人って無茶ですよね。」
ちひろ「お疲れ様です。ドリンクいかがですか?」
P「ああ、じゃあ10本セットくだ幸子「Pさん」幸子!?」
幸子「そうですよ、仕事の疲れが吹き飛ぶでしょ?ボクはカワイイので!」フフーン
P「いや、お前こんな時間まで残ってて何やってるんだ?」
幸子「決まってるじゃないですか。カワイイボクの魅力を引き出してくれるPさんをねぎらうためですよ!」
P「それは嬉しいけど今何時だと思ってるんだ!両親も心配するし明日の学校はどうするんだ!」
幸子「忘れたんですか?ボクはいまプロダクションの女子寮を借りてますよ。それに明日は休日ですよ。」
P「あ、ああ。そうだったか。でもこんな遅くになっても帰宅したいのはいただけないぞ。」
幸子「ボクはカワイイので平気です!カレンダーがわからないPさんのほうが問題ですよ!」
P「それは、そうだがな…。」
ちひろ(幸子ちゃんってこんな子だっけ?)
幸子「とにかく、早く帰りましょう!こんなカワイイボクを送り迎えが出来るPさんは世界で一二を争う幸せものですね!」
P「あーあー、わかったよ。とにかく帰り支度をしとけ。ちひろさん、すみませんが今日はお先に失礼します。」
ちひろ「は、はい。戸締りはしときますので。お疲れ様でした。」
<オレガツキソエナカッタラドウヤッテカエルツモリダヨ <ボクハカワイイカラヘイキデス フフーン
ちひろ「…」
ちひろ(今日Pさんが言っていた用におとなしくは感じられない)
ちひろ(でも、今までとは何か違和感がある。あとデジャヴも少し。どこかで見たことがあったはず。どこで?)
—翌日
ちひろ(私はプロダクションの女子寮、ある一室の前にいる。)
ちひろ(アポは今朝取った。「予定がないので」と簡単に迎え入れてくれた。)
ちひろ(あの時の幸子ちゃんに感じたデジャヴ。その元はこの子しか考えられない。)
<ピンポーン ハーイ>
ちひろ(こんなことする必要なんて全く無いけど、それでも気になってしまう。ちょっと話をするだけ。)
ガチャ>
まゆ「ちひろさん、お待ちしていました。うふふ。」
まゆ「ちひろさんは緑茶と紅茶、どちらがお好きですか?」
ちひろ「ほんとにちょっとだけ話を聞きたいだけだからおかまいなく。」
まゆ「ふふ、そう気遣わなくても結構ですよ。」ニッコリ
ちひろ(ほんとPさん以外だといい子なのね。)
まゆ「それでお話はなんですか?」
ちひろ「ああ、えっとね。」
ちひろ(どう話そうかな。幸子ちゃんのことだから昨日のことから話していけば…
—うふふ、幸子ちゃんはPさんにベッタリなんですね。
—Pさんも迷惑してるようですね?…ねぇ?
ちひろ「血が流れる!」
まゆ「血?誰のですか?ちひろさんが怪我してるんですか?」
ちひろ(口に出してた?!)「え、あの、蘭子ちゃんの言葉って難しいわねぇ。」
まゆ「ああ、私もわからないことが多いですし。慣れが必要ですよね。」
ちひろ「ほんとPさんは大変ですね。」(誤魔化せたはいいけど流れをどうやって変えようかな。)
まゆ「本当に大変ですよ。他にも悩みのタネはつきないでしょうし。たとえばちひろさん。」
ちひろ「え!私!?」
まゆ「Pさんはそんなに稼ぎがないとぼやいてましたよ。そんな人からものを売ってお金を絞り上げるとか。」ニッゴリ
ちひろ「え、あのね、」
まゆ「最近は鎌倉での撮影。三船さん達に振舞っていた和菓子もちひろさんから買っていたようですし。」
ちひろ「いや、あのね、それはね。」
ちひろ(あれ?流れるのは私の血?社内の福祉厚生を管理してただけなのに誤解されてる?)
まゆ「…うふふ。なーんて冗談ですよ。ちひろさんは管理を担当していただけですもんね。」
ちひろ(まゆちゃんマジ女神)
まゆ「でも本当に大変だと思いませんか、アイドルは一杯いるのに社員は二人だけって。」
ちひろ「うん、それは大変よね。765プロだってアイドルは十数人ほどだけなのにね。」
まゆ「だから私はPさんに何か出来ないかいつも考えているんですよ。」
まゆ「できることなら鍛冶選択炊事、全部やってあげたいですね。」
ちひろ「ふふ、まるで奥さんみたいね。」(もう押しかけ妻のようだけど)
まゆ「でもまゆにも限界はありますよ。だから最近思いついたんです。」
まゆ「私が一人じゃなくて、二人いればいいかなって。」ニッコリ
ちひろ「え?」
まゆ「うふふ、私みたいにPさんの手助けをする人が増えればいいなって思ってるんです。」
ちひろ「それって、・・・幸子ちゃん?」
まゆ「ええ、幸子ちゃんはまゆといっしょでPさんのことが大好きですし。」
ちひろ「大好きよね。でもまゆちゃんの大好きとは意味合いが違うと思うわ。」
まゆ「そうでしょうか。私も幸子ちゃんも『Pさんがいないのが考えられない』くらい大好きだと思います。」
ちひろ「それって、もしかして」
まゆ「依存みたいなものでしょうか。近いと思います。」
まゆ「ある日幸子ちゃんが悩んでいたんですよ。」
—カワイイボクはPのために何が出来るんでしょうか
まゆ「Pさんのために何かしたい。だから少し助言をしたんですよ。」
—なるほど、公私ともに尽くして頼りになる人だとアピールするんですね!
まゆ「まゆがしたのはそれだけですよ。」
ちひろ(何も言えない。)
まゆ「あら、どうしたんですか?この話は以外でしたか?」
ちひろ(まゆちゃんがあっさりと、自分以外の誰かをPさんに近づけさせるなんて。)
まゆ「うふふ、ちひろさんもまゆのことを勘違いしてたみたいですね。」
まゆ「まゆはPさんが一番幸せなら、自分のことはどうでもいいんですよ。」ニッゴリ
ちひろ「…それって、」
まゆ「Pさんの赤い糸を断ち切るつもりはありません。もし私がいなくなってPさんが幸せになるなら、消える覚悟はありますよ。」
—同日 某レストラン
幸子「どうでした?」
P「良いレストランだな。でも料理は野菜ばっかしだったな。悪いけど男には物足りないような。」
幸子「な最近Pさんがまともなご飯食べてるようには見えませんよ。」
P「まあ、インスタントに頼りっきりなような」
幸子「…Pさん。」ギュ
P「お、おい、人前で抱きつくなよ」
幸子「ボクはPさんのことがいつも不安です。だから無理しないでください。」
P「お、おう。」(まただ、またおとなしくなった。)
幸子「じゃあ、Pさんのおうちに行きましょう。お掃除しますよ。」
P「駄目だけど、もう何度もしてもらってるから断るきになれないな。」
幸子「素直に頼ればいいんですよ。」
P「うん。ありがとうな。」
幸子「ええ、Pさんはボクの大切な人ですからね。」
P(なんだろう、カワイイけど仕事の時とかとはすごいギャップ。それがまたいい。)
P(しかし、押しかけ妻がまゆに継ぐ二人目か。いや、響子も含めて三人めか?)
P(このままなし崩し的に泊まったりされちまうかなぁ。)
P(でもなんで幸子は最近おとなしいんだ?)
以上です。うん、これで終わりなんだ。すまない。
「幸子の愛は重い。」この一点だけで突っ走っていました。もっとねらなくちゃ駄目ですね。猛省。
こんな糞スレを支援していただいてありがとうございました。
ではHTML化依頼を出してきます。それでは。
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