【安価】魔法少女たちの猥難 (518)
魔法少女たちが悪の組織の手によってエッチな目に遭いながらも倒していく話
やる気が続く限り書いていきます
【名前】
【性格】
【容姿】
【能力】
【備考】
↓1~3 魔法少女3人募集します
名前も容姿も魔法少女としてってことでいいの?
【名前】早峰 奏(はやみね かなで)
【性格】穏やかでのほほんとした天然ボケ
【容姿】黒髪ショートの童顔、でも胸だけはとても大きなロリ巨乳
【能力】癒しの力
【備考】
穏やかな気性からか癒しの力に目覚めた魔法少女。学校では男子達から人気だが彼氏はおらず経験も無い。
身長に対して大きすぎる胸を気にしており、そのせいか自慰ももっぱらおっぱいばかり責めている
>>2
魔法少女としてでお願いします
>>2 追記
普段の様子などもあれば備考に書き足してもらえると反映します
さらに追記
魔法少女名がなければこちらで考えます
↓2 あと2名
【名前】キューティレイ
【性格】からかい好き、根はいい子
【容姿】ツーサイドアップ。黒いゴスロリ系のミニスカワンピース衣装。両太腿の際どい所にガーターリング。胸は膨らみかけ程度
【能力】ガーターリングをスカートから晒すとビームを撃てる。威力を連射力も高いがずっと撃っているとエネルギーがなくなり、しばらくスカートに隠すことで再度使用可能になる。両リングが見えるようにたくし上げるとパンツは見える。
【備考】体操部所属でI字バランスとかできるのが自慢
>>3についてですが変身後について了解したので追記で
【名前(魔法少女)】ホワイトミルク
【容姿(魔法少女)】髪は真っ白になり、白を基調としたいかにも魔法少女なフリフリ衣装になる。ただし胸はやたら強調されていて盛大に上乳と谷間が露出している
を追加で
募集終了しました、ありがとうございます
>>8の女の子は普段の名前について特になければ、こちらで考えます
次に怪人を募集します
こちらも3人ほどお願いします、どんなプレイをさせるかなど書いてもらえれば反映します
特になければおまかせシチュで書きます
例
【名前】タコ魔人
【性格】快楽で苦しめて恍惚とした顔を見るのが好き
【容姿】上半身は人で下半身はタコのような見た目
【能力】触手で捉えて苦しめる
【備考】魔法少女たちを触手責めにする。「げひひひ」と笑う。
コピペ用
【名前】
【性格】
【容姿】
【能力】
【備考】
↓1~3 22時頃に再開します
怪人安価ありがとうございます、以上の安価をもとに進めていきます
怪人ごとに1話で、全12話の予定です
3話書き終えたらまた怪人安価をとる予定です
『第1話 夢の国へ誘う羊!? 負けるな魔法少女!』
有紗「ちょっと、これどうなってるの?」
???「だから説明したポワ! 今キミたちの世界に悪い奴らが忍び寄ってるポワ!」
金髪少女の言葉に、宙に浮くユニコーンを模したぬいぐるみが慌てた様子で叫んだ。
琴葉「冗談じゃなかったの……?」
奏「ひ、人がどんどん倒れていく……」
黒髪ショートの少女の言葉どおり、周囲の人々が次から次へと気を失い、地面に倒れていく。一人、また一人と。
やがて賑わっていたはずの学校内の中庭には、3人と1匹のみが佇むこととなった。
なんてことない日常の中に、紛れもない非日常が襲いかかった瞬間だった。
琴葉「ちょっと、説明してよ! これどういうこと!?」
???「お、落ち着いて! さっき説明したとおりポワよ!」
ぬいぐるみのユニコーンを両手で掴み、白髪ツーサイドアップの少女は乱暴に揺らした。
琴葉「説明されてもわけ分かんない!」
???「わ、分かった! もう一度手短に説明するポワ!」
ユニコーンのぬいぐるみは少女に掴まれていた両手を振りほどいて逃れ、3人の少女たちを見渡して言葉を発する。
???「ボクの名前はポワワ。魔法の国からやってきた妖精ポワ」
そう口にしたユニコーンのぬいぐるみ……もとい、妖精ポワワは、目の前の少女たちに分かりやすく説明を施すのだった。
要約するとこういうことだった。
妖精ポワワの住んでいる世界は、人間界の純粋無垢な心から得るパワーによって存続している世界だった。
純粋無垢な心は、主に子供から摂取されており、子供たちの綺麗な心によって平穏が保たれていた。
しかし、いつしかその子供たちが減少していった。おかげでポワワたちの世界の平穏も崩され、少しずつ住人たちの心が荒んでいった。些細な事で苛立ち、争いを生み、果てには戦争にまで発展しそうな始末。
そんな状況に耐えきれず、やがてとある過激派が、あることを企んだ。『人間界の子供たちを増やし、再び平穏を取り戻す』という目的を掲げたのだ。
ポワワの世界は絶対に人間界と干渉してはいけないというルールがあったのだが、それを破るとんでもない目的だった。
ポワワ「だから、それを阻止するためにボクがやってきたポワ! もう奴らはここに来てしまったけれど、この際仕方ないポワ! せめて人間界の均衡を壊さないようにしたいポワ!」
ポワワ「どうかボクに力を貸してほしいポワ! キミたちにはこの世界を守るための素質が備わってるポワ! 魔法少女になって、怪人を倒し、平和を守るポワ!」
有紗・奏・琴葉「……」
3人の少女は、じっと話に耳を傾けていた。
数十分前までは、それぞれ別々のクラスで授業を受けて、休み時間になって各々自由に行動をしていた。そこにいきなりおかしなぬいぐるみが現れて、この中庭に強引に連れてこられて、意味の分からない話を聞かされて。
なんの冗談か。疲れで幻でも見ているのか。もしくは授業中に眠ってしまって夢でも見ているのか。様々な思考を巡らしていた最中だった。周りの人々が次々と倒れ出したのだ。
極めつけは、中庭の宙に浮かんでいる羊だった。
有紗「……あれ、なに?」
金髪サイドテールの少女、紫堂有紗はそれを視界に捉えたままポワワに聞いた。
ポワワ「ボクの住む世界からやってきた過激派、その手下ポワ!」
有紗「……」
ポワワ「まだ信じてもらえないポワ?」
一体どういう仕組みなのか、ぬいぐるみの目から涙の雫が溢れ出ている。
……いや、きっとぬいぐるみではないのだろう。
奏「信じるよ」
ポワワ「!」
黒髪ショートの少女、早峰奏は3人の中で一番早くそう判断した。
この状況は明らかに異質だ。夢かと思ったけれど、頬をつねっても痛みを感じるだけ。となれば答えは、これは現実。そう思うしかない。
奏「わたしは信じる……! ポワワちゃん、だっけ?」
ポワワ「あ、ありがとうポワ」
にっこりと優しい笑みを浮かべる奏に、ポワワを希望の光を見出した。
有紗「……そうね、彼女の言う通り」
続くように、有紗がそう口にする。
こんな光景は非現実的だ。嘘だと思いたい。でも目の前に広がっているのは確かに現実なのだ。無理にでも認めなければならない。
有紗「信じるしかないね」
琴葉「……」
有紗「あなたは?」
琴葉「えっ」
体を抱くようにして腕を組み何やら考え込んでいた白髪の少女、相川琴葉に、有紗は問いかけた。
有紗「到底考えられないような事だっていうのは分かるけど、これは間違いなく現実でしょ」
琴葉「……別に」
有紗「?」
琴葉は腕組みをやめて、きめ細やかな手で肩にかかった綺麗な髪を掬い、後ろへ靡かせる。
琴葉「信じてないわけじゃないし。ただ気になっただけ」
奏「気になった……?」
琴葉「ほら、このヘンテコなぬいぐるみが言ったでしょ、“魔法少女になって”とか。どういう意味?」
琴葉が口にしたワード『魔法少女』は、確かに他の2人にも引っかかるものだった。
有紗と奏も琴葉と同じく、ふわふわ浮かんでいる妖精ポワワに答えを求めるかのような視線を送る。
ポワワ「そのままの意味ポワよ。キミたちは妖精の力を借りて魔法少女になるポワ」
琴葉「だからその魔法少女ってのが分かんないの」
ポワワ「なってみれば分かるポワ! 3人とも、早くしないとアイツに攻撃されるポワ!」
3人に催促するポワワ。羊はゆらりと気ままに上空を浮かんでいるように見える。
本当に、ポワワの言う悪い奴の手下なのだろうか。ただの風船ではないのか?
夢羊「……!」
その時だった。もふもふとした可愛らしい様相の羊がピクリと反応したかと思えば、ゆっくり体をこちらに向けたのだ。
ポワワ「マズいポワ! 見つかったポワ!」
有紗・奏・琴葉「!!」
3人は自らの意思に反して、羊のくりくりとした目とバッチリ合ってしまった。
瞬間、その奥底に引きずり込まれるように、意識が暗闇へと吞まれていく感覚に陥った。
ポワワ「――!! ――――……!!」
遠くで声が聞こえる。叫んでいる。しかしみるみる遠のいていく。
深い深い闇へ、体ごと、ずっぷりと浸かっていく。
ここまでにします
怪人夢羊の能力が本人が望むシチュの淫夢を見せる、なのですが、キャラ設定から推測して書いていきます
おつおつ
設定的に
奏:おっぱい関連
有紗:幼なじみとイチャラブ
琴葉:体操関連
とかかな?
>>22
そういう推測でした
安価項目に性癖とか追加すればよかったかもしれない
23時くらいから更新予定です
――
――――
――――――
「……ん……」
朦朧としていた意識が少しずつハッキリしてきた。
しかしまだ頭の中の霧が晴れない。
「んっ……ふぅ……っ」
柴堂有紗は働かない頭を必死に動かそうとする。あれから自分はどうなったのだろう。
おかしな生き物と出会って、初対面の女の子2人と一緒に中庭までやってきて、生徒たちが次々と倒れていって。
「んぅ……む……っ……ふっ……」
なんだろう。さっきから何か変だ。
体に幾度となく、ズンと頭まで響くほどの衝撃が加わっている。そのたびに変な声が漏れてしまう。
これは一体何? 気持ちいい。
……気持ちいい? なんで?
ようやく頭の霧が晴れてきた。そこで気づいた。どうやら衝撃を加えられているのは下半身らしかった。
有紗は重い瞼を頑張って持ち上げて、自分の身に何が起きているのか、その目で確かめた。
「……え……!?」
信じられない事実を目の当たりにした。
誰かが、横たわっている自分の股を開いて、股間に腰を打ちつけているのだ。
思考が追いつかず固まってしまう。が、すぐに引き戻されることとなる。
「あっ……!? い、イッ……ッッ!?♡♡♡」
膨大な快感の波によって。
さっきまで何度も自分に押し寄せていた気持ちよさなど比にならない、天にまで昇るような快感。
身体が痙攣し、声にならない声をあげる。
「――――……ッ!♡♡♡ ……はッ……あっ……!♡♡♡ ちょ……まッ、て……待って!!♡♡♡」
絶頂を味わい終えて、ここでやっと有紗は、何から何まで理解して受け入れた。
自分は何者かに凌辱されている。
中庭で起きた出来事からここに至るまでの経緯は知らないし、辺りがやたら薄暗くて相手の顔すら見えない。だが、たったひとつ、凌辱されているということだけは間違いないのだ。
「待って、やめてっ! んッ♡ 何してっ……!!♡」
止めるため体を動かそうとするが、思うように力が入らない。
これでは逃げようにも逃げられない。何か薬を飲まされた? その可能性は高い。
意識は戻ったが、まだぼんやりしている。脳も上手く働いてくれない。
「やめろってっ、言ってるでしょ……ッ!♡ このッ……ふざけっ……!♡ あッ♡」
有紗を正常位で犯している相手は、無言でただひたすら腰を打ちつけていた。
有紗が目覚めた時、絶頂している時、そして今も、ずっと同じペースで力強くピストンを繰り返している。
いくら声をかけても無視される。睨んでも無意味。
「あ、あなた……誰だか、知らないけどっ♡ 覚悟しといてよっ……!♡」
「……」
「後で、思いきり……殴って、あッ♡ あああああぁぁぁっ!♡♡♡」
有紗の言葉が煩わしく感じたのか、黙らせるように、男は一定に保っていたピストンの速さを急に上げた。
卑猥な水音がパンパンと小気味よく響く。
「やめてッやめッ♡♡♡ やめてぇっ!♡♡♡」
有紗は今の自分にできる最大限の抵抗を試みるが、どうやっても体は動かない。
できるのは精々声を出すことだけ。
「いやッいやっ!♡♡♡ 抜いてッ!♡♡♡ 抜いてッ!♡♡♡」
そうこうしているうちに有紗の快感が再び増していき、絶頂へ到達しようとしていた。
それだけは避けたい。凌辱されて気持ちよくなるなんて最悪。
有紗の確固たる意志だった。しかし、絶え間なく襲いかかる快楽に成す術がなかった。
「ひゃっ……!?♡♡♡」
と、ここで男のピストン運動が止まる。
かと思えば今まで腰を振る機械だった男が、有紗の両脚を持ち上げて共に倒れ込んでくる。
23時くらいに更新します
――
――――
――――――
有紗、奏、琴葉たちが通う学校の体育教官室にて、禁断の情事がひっそりと行われていた。
「おおおッ……いいぞ、相川っ……」
「んっ、ぢゅぷっ、むうっ、ふっ、ぢゅるるっ」
部屋の明かりは消されているが、カーテン越しの日光によりうっすらと室内の状況が分かる。
ガタイのいい筋肉質な身体の男が仁王立ちして、下半身を丸ごと露出させており、バキバキに怒張した自分のモノを綺麗な白髪の女生徒に舐めさせていた。
(アタシ、なんでこんなことしてるんだっけ)
相川琴葉。彼女は体操部に所属しており、高レベルの実力を持っていた。
容姿端麗なのもあって男女問わず注目されているが、からかい好きな面があり、少しとっつきにくい印象を持たれていた。
(そうだ……ゴリ田に下着を盗撮されてて、ネットに流されたくなかったら言うこと聞けって命令されて)
彼女を従わせているゴリ田と呼ばれている男も、からかわれている内の一人だった。
本名は堀田で、ラグビー部の顧問である。むさくるしくゴリラに似ているという理由でゴリ田と呼ばれていた。しかし彼は本気で怒っておらず、窘めはすれど最後には呆れた様子で笑って許してくれていた。
だがそれは、あくまで琴葉から見た印象だった。毎日出会うたびに名前弄りをされて、きっと我慢の限界だったのだ。
だからこんなことを要求してきたのだと、琴葉は考えついた。
「その調子だ……亀頭を口に含んで、たっぷりと舌で舐め回すんだ……」
「ぢゅぷっ、れろれろっ……。ね、ねえ、謝るからもう許して、先生……」
肉棒から口を離して琴葉は視線を上へやる。堀田と目が合う。
「ゴリ田って言うの、もうやめるから。だからこれ以上は……」
「何を言ってるんだ。そんなのどうでもいい」
「……?」
琴葉は思わずきょとんとしてしまった。
てっきりいつもからかわれている恨みでこんなことをしていると思っていたのに違ったらしい。
「じゃあ何で……」
「お前がエロいからに決まってるだろ」
堀田は腰に当てていた手で琴葉の頭を掴むと、びくびく動いている肉棒を口の中へ押し込んだ。
「んぶっ!?」
「おおッ……良い体つきで俺を誘惑してくるからだよ……しなやかで綺麗なボディラインが、俺好みでたまらないんだ……っ!」
「んん! んんーーーっ!!」
堀田はそのまま腰を振り始める。
いきなりモノを突っ込まれて好きなようにされ、琴葉は抜け出そうとするが、発達した筋肉は見掛け倒しではなく、彼女の力ではびくともしなかった。
固い肉棒が何度も出たり入ったりして口の中を犯している。気持ちが悪い。
「んーーー!!」
「暴れるな、ネットにばら撒かれたいのか? お前の可愛い下着の写真を」
「っ!」
「スカートをたくし上げて、恥ずかしそうにパンツを見せてる写真もあるぞ。さっき撮ったやつだな」
そう、フェラチオの前に琴葉はそんなことも要求されていた。
スカートの中だけを撮っている写真ではなく、しっかり自分の顔も入っている写真だ。
「……」
「そうそう、大人しくしろ。イマラチオはやめてやるからちゃんとしゃぶれ」
堀田の言葉通り、腰振りが停止して顔を掴んでいた手からも解放される。
生徒の面倒見が良くて、こんなことをするような先生ではないと思っていたのに、まさかこんな最低な大人だったとは。
琴葉は一度肉棒を吐き出してから咳払いをした後、キッと堀田を睨みつけてから、再びフェラチオを始める。唾液でぬらぬらとした亀頭を口の中へ入れて、舌でぐるぐる弧を描くように舐める。それから顔を前後に振って裏筋をひたすら刺激する。
「上手いぞ相川……ああ、気持ちいい……」
「じゅぷっじゅぷっ、れろれるれるっ、んっぢゅぷっぢゅぷっ」
「丁寧だな、いいぞ……もっと吸いついてっ……玉も手で転がしてくれ……」
言われた通りにする。顔を前に出した後、吸引するように啜りながら引き抜くと、いやらしい水音が響き渡る。
肉棒に劣らない大きさの玉袋を片手で掴むと、優しく手のひらで転がす。
「ああ、いい……! いいぞ相川、もっとだ……もっと激しく吸うんだ……!」
「じゅぞぞぞっ、ぐぷっ、んっ……! ぢゅぞぞぞぞっ、じゅぷっ、ぢゅううううっ」
鼻で空気を取り込みながら、できる限りの速さで堀田の肉棒を責め立てる。
やがて肉棒がビクビク震え始める。それが何の合図なのか、琴葉はこの後知ることになる。
「あああイくッ……イくぞぉ相川っ……イくッ……!」
(は?)
「も、もうダメだっ……出るッ……!!」
(い、イくってまさか、嘘でしょ!?)
思った時には遅かった。いや、知っていたとしても逃れられない。
堀田は琴葉の頭をがっしりと両手で固定して、思いきり精を解き放った。
「おああああっ……おおッ……!? おふっ……」
「――――!?!?」
肉棒が脈打つたび、熱くドロドロした液体がびゅくびゅく出てきて口の中が満ちていく。
間もなく口内が満タンになると喉の奥にまで入り込む。肉棒と唇がくっついている隙間から、どぷんと溢れ出てくる。
嫌だ。気持ち悪い。やめろ。汚い。頭の中で様々な言葉が浮かぶが、どうにもならなかった。
「……ああぁ……たっぷり出た……」
「げほっ、げほっ! うえっ……!」
堀田の射精はとても長かった。
故に、濃い白濁液は琴葉の胃の中にまで到達し、衣服や床にもぼたぼたと落ちて汚していた。
「気持ちよかったぞ相川」
「はぁっ……はぁっ……!」
何度もえずいている琴葉の頭をぽんぽんと撫でる堀田。
人の気も知らず、ただ性処理の道具のように扱うこの男は、ゴミクズだ。そんなふうに思いながら、琴葉は頭を持ち上げて鋭い目つきで堀田を見た。
睨んだつもりだったのだが、目尻には苦しみによって出てきた涙を貯めており、フェラや射精で体を動かし一時呼吸困難にもなったせいか頬が赤く染まっている。
「相川、立て」
威嚇するどころか堀田の性欲を滾らせてしまったようだった。
少し萎えていた肉棒が瞬く間に膨張して復活を遂げる。それを見た琴葉は目を見開いて驚く。
「立つんだ」
「きゃっ!?」
鼻息の荒い堀田は、黒光りする肉棒を見て固まっていた琴葉を強引に立たせると、窓際まで連れて行ってカーテンを開けた。
その勢いで窓に彼女を押しつけると、すべすべでふっくらした太ももを片方だけ持ち上げる。
「ちょっと、痛いってば!」
「なんだ、お前興奮してたのか。パンツが濡れてるぞ」
流石体操部というべきか、軟体であるため、琴葉は難なくI字バランスがとれるのだが、制服なおかつスカートのままだと下着が露わになってしまう。
堀田は持ち上げた太ももを支えたまま下着を注視している。確かに琴葉の下着の一部分が湿っていた。ちょうど秘部の辺りだった。
「なっ……ち、違うっ!」
「違うことないだろ、ほら」
堀田が下着をずらすと綺麗なピンク色の秘部が見えた。そしてそこに人差し指と中指を当てて、くぱぁっと押し広げる。
「きゃあっ!? 何してっ……!! 触るな!! 最ッ低!!」
「やっぱり濡れてる。変態だな相川」
「これは汗のせいだから! 誰が興奮なんか……!」
「じゃ、確かめてみるか」
ズンッ。
途端に琴葉の体に衝撃が加わる。
「へ?」
「おおッ、窮屈……!」
堀田は有無を言わさず、自身の肉棒を持って琴葉の秘部に突き刺したのだった。
信じられない光景を目の当たりにして、琴葉は接合部を見つめたまま言葉を失う。
「さあて、動くぞ!」
「あッ……!?♡ ああああッ!!♡♡♡」
が、肉棒が膣内で暴れ出したのをきっかけに声を上げ身体を震わせる。
太くてガチガチに固いモノが、腰を振るたびに柔らかな肉壁を抉っている。
「ほらみろッ……濡れてるから、チンポがスムーズに動くぞ……! 変態マンコめ」
「違うっ、違うっ!♡♡♡ やめてっ抜いてよッ!♡♡♡」
「説得力ないんだよッ、ほらっほらっほらっほらっ」
「ああああんっ!♡♡♡」
自分の意思とは裏腹に、琴葉の膣は堀田の一物を締めつけてしまっていた。狭苦しい肉壁を押し広げながら突き進まれて、何度も何度もカリ首で引っ掻かれる。
そのせいでまた一物を締めつけてしまう。
「相川っ……お前の熱々マンコ、ねっとり絡みついてくるぞッ……! 先生のチンポがそんなに気に入ったか……!」
「違うっ!♡♡♡ そんなことっ、言うなっ……!♡♡♡ うっ、あっ♡♡♡」
おかしい。嫌なのに。嫌なはずなのに。
「いやっいやあっ!♡♡♡ なんでっ!♡♡♡ なんでぇっ!♡♡♡」
何でこんなに気持ちいいのだろうと、琴葉はそう感じた。
百歩譲って自分のあそこが濡れていたとしても、いきなり挿入されて、犯されて、こんな気持ちよくなるものなんだろうか。
身体が熱い。変な声が出てしまう。
「ほら、相川ッ……外を見てみろっ」
「えっ……♡♡♡」
堀田が窓の外を見るように促す。
窓に張り付いた状態になっていた琴葉は、後方に向いていた意識を前へ向けた。
「ここは玄関の近くだからな……人通りが多いなぁ」
「う……!♡♡♡」
「グラウンドも見える、ということは向こうからもこっちが見えるなぁ」
二人がいる体育教官室は二階に位置しており、すぐ目の前に通路があるという状況ではないにしろ、人が通ればそこそこの確率で発見されてしまうような場所だった。
すでに何人かの生徒が歩いていて、グランドにも運動部の生徒たちが確認できる。
「先生と相川がセックスしてるところ、見られるかもなッ」
「う”ぐッ!?♡♡♡」
堀田は言いながら深く一突きした。
亀頭が子宮にぶち当たり、そのまま押し潰すような形になる。琴葉は苦しそうにしながらも恍惚とした表情を浮かべている。
「むしろ見せつけてやるかッ……どうだ、んっ? 見られながらセックスするのも、気持ちいいかもしれないぞ」
「い、やっ……♡♡♡ やめてっ……♡♡♡ おねが、いっ……♡♡♡」
最奥への一突きが効いたのか、琴葉の脳内は麻痺して目の前がちかちかしていた。
「そうだなッ……そろそろ出そうだから、それで終わりにしようかっ……!」
「そ、そろそろ……出……?♡♡♡」
ここでハッとして舞い戻ってくる。
もしかしてこの男、フェラの時みたいに中に出すつもりでは? 膣内は洒落にならない。
「いやぁ、マンコが気持ち良すぎてなっ……お前を満足させられないかもしれないが……っ」
「待って、ねえ待って!♡♡♡ 中には出さないよね? ね?」
確認をとるが、堀田は無視して肉棒を引き抜き、太ももを下ろした。
そして何を思ったのか、今度は彼女の両脚を持つと後ろから抱え上げた。窓の外の生徒たちに公開でもするかのように。
「ちょっ……何を……!?」
「さっきの体位じゃ何してるか分からんだろ。こうすれば、繋がってるのが分かるからな」
どうやら背面駅弁で達することに決めたらしい。堀田の筋肉であれば易々と琴葉を持ち上げて、存分に犯すことが可能だった。
ヒクついている秘部に亀頭をあてがうと、ずぷぷっと挿入していく。
「ああっ!♡♡♡」
「ほら、いくぞ相川ッ……思いきり突いてやるからなッ」
言葉通り、堀田は腰を器用に動かしてピストン運動を行う。それに倣い琴葉の身体や綺麗な白髪も揺れ動く。
先ほどとは違う新たな刺激に琴葉は喘ぎ声を抑えきれなかった。
「あっあっいやっあんっ!♡♡♡ やめっあっああああっ!♡♡♡」
「はぁっ、はぁっ、くうっ……! 気持ちいいぞ相川っ……! 中に出すぞぉ……」
「!?♡♡♡」
やはり中出しするつもりだったらしい。
それだけは絶対にダメだ。琴葉は身体を動かして抵抗するが、堀田の力の前では無意味だった。
「やだっやめておねがいッ♡♡♡ なかはやめてッ♡♡♡」
「あーーー出るっ、出すぞ相川ッ……」
「やめてっやめてッ♡♡♡ ああああッ!♡♡♡」
肉棒がドチュドチュと膣を犯している最中、ビクビク震え出して玉袋が収縮していく。
堀田の絶頂はすぐそこまで来ていた。そして、琴葉の絶頂も。
(み、みんなに……見られる……!♡♡♡)
視線を外に向ければ、何人かの生徒が歩いている姿が目に入る。
グラウンドでも運動部が部活動に励んでいて、もしかしたらそのうちの何人かは既に自分に気づいているかもしれない。
(いや……やだっ……いやっ……♡♡♡)
膣がきゅんと締まる。琴葉は知らず知らずのうちに興奮してしまっていた。
誰かに見られてしまうかもしれないというこの状況に。
「くうっもうダメだッ……先生の精液をっ……ぶち込むぞッ……!!」
「あ”っあっあ”ああっいやっい”やっ!♡♡♡」
気持ちいい。こんなの嫌なのに、いけない事なのに、感じてしまっている。
背筋がぞくぞくする。肉棒で何度も犯されて、快感が高まっている。
「出るッ出るっああああああっ……イくッ!!」
「ひっ……!♡♡♡ あああッイっ……んっ……!!♡♡♡」
瞬間、堀田は大きく一突きすると、肉棒がどくどく脈打ち、琴葉の中に性欲の塊を吐き出した。
同時に琴葉も盛大に絶頂する。身体をのけ反らせて痙攣し、おのずと膣圧で肉棒をぎゅうぎゅうに締め付ける。
「ひうっ――――!!♡♡♡ んんんんっ!♡♡♡」
「お、おおおッ……!? チンポ絞ってくれるなんてッ……先生想いの良い生徒だな、相川っ……!」
堀田の言葉を聞いている余裕はなかった。琴葉は未だに身体を痙攣させて絶頂の最中にいた。
二度目とは思えないほどの射精により、接合部からは白濁液が漏れ出て、床に滴り落ちていく。やがて時間をかけた射精も終わり、堀田はゆっくりと膣から肉棒を引き抜いた。
「あ”ッ♡♡♡」
すると琴葉の身体がひと際大きく揺れ、窓に向かって勢いよく潮を噴いてしまった。
「おいおい、窓をこんなに汚すとは」
「はっうっ……♡♡♡」
「これは“お仕置き”が必要だなぁ?」
萎えていたはずの堀田の肉棒が、またもや首をもたげて精気を宿し始める。
それは間もなく完全体になり、ヒクヒクと蠢いていた琴葉の秘部にぴったりくっついた。
(……もう……どうでもいい、かも……♡)
堀田の腕の中でぐったりとしている琴葉は、初めて知る快楽を前にして、犯されている事実や生徒たちがこちらに気づいたことなど、気にしないようになっていた。
――
――――
――――――
「――……!! ……っ!!」
遠くで誰かが叫んでいる。
頭がぼんやりする。眠い。
「……ポワ……! ……みんな、起きてポワ!」
「……ん……誰……?」
妖精ポワワの呼びかけに応えたのは、柴堂有紗だった。
眠たげな瞼を擦りながらゆっくりと身体を起こす。
「……あれ……」
自分はさっきまで何をしていたのだろう。そうだ、妖精に連れられて中庭に来たら、宙に浮いている羊を目が合って。
何か夢を見ていた気がする。思い出せない。でも悪い夢ではなかった。むしろ……。
「……ふぇ……?」
「んん……今何時……?」
有紗から少し遅れて、奏と琴葉も目を覚まして身体を起こした。
そんな様子を見たポワワは安心した様子で声をかけた。
「ああ、よかったポワ! みんな意識はハッキリしてるポワ?」
「えっと……あなたは……」
「妖精ポワワポワ! 悪い奴らをやっつけるため、キミたちに力を貸してもらいに来たポワ!」
「そういえば、そんな話してたような……っていうか、なんでアタシ眠ってたの……」
琴葉は頭を押さえながらぼーっとしていたが、次第に眠気が薄れてきたらしく、立ち上がってポワワを見る。
有紗と奏も同じように立ち上がる。
「アイツポワ、宙に浮いてる羊! 『夢羊』といって人間たちを眠らせて、淫夢を見せるポワ!」
「インム?」
よく分からない言葉だったらしく奏は首を傾げる。
「分かりやすく言うと、エッチな夢ポワ。夢羊と目が合うと夢の世界へ誘われるポワ。キミたちもその毒牙にかかってしまったけど、どういうわけか夢羊の力が弱まったおかげでボクでも起こせたポワ!」
「「「……」」」
説明を聞き、三人は何やら思考を巡らし、それぞれ赤面した。
そして脚をもじもじとさせ、下半身を手で隠すような動作をとる。
「あのままだと夢羊にいいようにされてたポワ、助かったポワ」
「夢羊って……あれのことでしょ?」
有紗は宙に浮いている物体を視界に捉える。
ふいにその隅で、黒い人影のようなものが屋上に立っているのを確認する。
(え?)
咄嗟に人影を追おうと思ったが、どういうわけか一瞬にして消えてしまった。
「アイツ……よくもアタシに変な夢を……!」
「でも羊さん、様子が変だよ」
他のみんなに確認しようと思ったが、どうやら人影を見ていたのは自分だけのようだった。
有紗は気のせいだと思うことにして、二人に倣って羊を見据えた。
奏の言うようにどうも様子がおかしい。宙に浮いていた羊はひっくり返っており、焦ったようにじたばたと手足を動かしていた。まるで仰向けのまま起き上がれない亀のようだ。
「夢羊のバランスが崩れた証拠ポワ! 体勢を立て直す前に魔法少女になるポワ!」
「魔法少女……って、アニメとかでやってるあれでしょ。フリフリの衣装着て戦うやつ。アタシたち今高校生なんだけど……」
「そんなこと言ってる場合じゃないポワ! 衣装はキミたちの願望になるべく沿ったものになるから大丈夫ポワ!」
「「……」」
「早くしないと、また同じ目に遭うポワよ? いいポワ?」
「「!!」」
有紗と琴葉は渋っていたが、『同じ目に遭う』というワードを耳にすると過剰な反応を見せる。羞恥心には抗えないようだった。
「具体的にどう戦えばいいの?」
「変身してから教えるポワ!」
「……分かった。アンタの言うこと正しいっぽいし、魔法少女ってのになってあげる」
琴葉は仕方なさそうにため息をついた。有紗も決心はついたようで、奏に視線を送って口を開く。
「あなたは、どうする?」
「うん、いいよ」
奏はにっこりと笑って返事をした。あまりに気楽なトーンだったので、よく考えたのか不安になるが、深く気にせず次はポワワを見る。
「ということだから、変身の仕方を教えてほしいんだけど」
「キミも同意してくれるポワね! ありがとうポワ!」
ポワワはその場で一回転して喜びを表現した。そして真剣な声色に切り替わって話を続けた。
「魔法少女になるには、このペガサスのペンダントを握って『変身!』と唱えればいいポワ」
三人の目の前に小さな光が生まれて、ペガサスをモチーフにした綺麗な首飾りが出現する。
それぞれ手に取り首につける。
「……で、これを握りながら『変身』って言えばいいの?」
「そうポワ」
どこか恥ずかしいようで、琴葉はペガサスのモチーフを握りながら口をもごもごさせている。
「変身!」
その隣で、奏が早々に魔法少女になろうとしていた。
ペンダントを握りながらそう唱えると、神々しい光が彼女を包み込み、収まった時にはすっかりと変貌を遂げていた。
黒かった髪の毛が真っ白に変わり、衣装はいかにも魔法少女らしくフリフリがたくさんついていて天使のようだった。が、目を見張るのは胸部分。大きな胸を強調するかのようにぱっくりと空いており、谷間が露わになっている。
「わあ、可愛い」
「「……」」
確かに可愛らしいが、思わず谷間に目がいく衣装を前にして他の二人は黙り込んでしまう。
もし自分もああいった露出度の高い衣装になってしまったらどうしようと、そんな不安を胸に抱えながら、
「変身」
奏の次は有紗が変身する。なるようにしかならないと思ったらしい。
全身に光を纏い現れたのは、純白の美しいドレスを象った衣装を着た有紗だった。可愛さというよりは優雅で大人びた印象を持つ、女神のような魔法少女。
……というのが衣装だけ見た場合のイメージなのだが、手に持っている天使の翼の飾りがついた身の丈ほどのハンマーによって、どこか豪胆さを感じさせる。
有紗の衣装を見た琴葉の瞳には希望が宿っていた。
自分もこんな感じの衣装であれば着てみたいかもしれない。というか、そういえばポワワは『自分たちの願望に沿ったもの』になると言っていた。
それなら大丈夫だと、最後に琴葉が魔法少女へ変身する。
「へ、変身っ」
少し恥ずかしかったが言えた。
まばゆい光が身を包んでいく。やがてそれが消えると、登場したのは黒を基調にしたゴスロリガール。
奏とは対照的に白髪だった髪の毛は黒に染まり、ミニスカワンピースから伸びる両太ももにはハート型の宝石が散りばめられたガーターリングが装着されている。
(結構可愛いじゃん。けど……)
全体的には気に入ったようだが、一部分だけ引っかかるところがあった。
(スカート短くない?)
ここまでしか書けなかった
日を跨ぐけど最後まで書いていきます
戦闘はあるのかな
>>76
夢羊は比較的戦闘力が低いので、短いですがあります
「みんな魔法少女になったポワね! じゃあ早速やっつけるポワ!」
それぞれ変身した魔法少女たちを前にして、ポワワは意気揚々と指示を出す。
が、三人はぽつんと佇んだままだった。
「何してるポワ? 早く攻撃するポワ!」
「いや、だってアイツ宙に浮いてるじゃん。どうすればいいの」
「飛べばいいポワ。キミたちは魔法少女パワーで身体の頑丈さや身体能力が並外れた状態ポワ。おまけに空も飛べるし、各々特別な能力を備えてるポワ」
ポワワの言うことが本当かどうか、有紗は試しに軽く地面を蹴ってみることにした。
すると、あっという間に飛び上がって夢羊がいる位置まで到達してしまったのだ。
「わー、すごい……」
「アタシもやってみる!」
有紗を真似て奏と琴葉も続いた。軽く地面を蹴っただけなのに、驚くべき跳躍力。
しかも空に上がってしまえば勝手に浮いて、自由に移動することができた。
「すごーいっ」
「空飛べる日が来るなんて夢みたい!」
あまりに信じられない体験に、奏と琴葉ははしゃいでクルクル回ったり遊泳する。一方有紗は、夢羊そっちのけで呑気に遊んでいる二人をやれやれと見つめて注意する。
「ねえ、気持ちは分かるけど、まずは敵を倒してからにしない?」
「その通りポワ!」
地上にいたポワワも魔法少女たちと同じ位置までやってきて、有紗に賛同した。
遊んでいる場合ではないのだ。早くしなければ夢羊が動き出してしまうのだから。
「空を飛び回るのは敵をやっつけてからにするポワ!」
『――――!』
その時だった。じたばたしていた夢羊が体勢を整えてしまったのだ。
そしてすぐ近くにいた存在に気がつくと、目を合わせようとして体を向ける。
「まずいポワ! みんな、目を合わせちゃダメポワ!」
「…………」
「どうやら一人、また眠ろうとしてるみたい」
有紗の言うように、自由に泳いで油断していた琴葉がバッチリと視線を交わしてしまった。
瞼がどんどん重くなり、意識が遠のいていく。
最初の魔法少女&敵は先着で三人分だったけど、四話目以降の敵や追加魔法少女は複数募集してコンマ判定、ってことなのかな
もしそうだったら主役回の時は前もって『◯◯の主役回』って募集すると良い具合に特効キャラ来るかも
書いていきます
書き溜めてないのでゆっくりになります
>>90
そうした方がバランス取れそうですね、安価募集の時の参考にさせていただきます
魔法少女側の安価もまだ再考の余地がありそうですが、現行スレではこのままで続けます
ちなみにキス魔神は有紗主役回です
『第2話 魅惑の口づけ! 悪いキス魔にご用心!』
三人の魔法少女が誕生し、夢羊を倒してから一週間が経過した。
彼女たちは改めて妖精ポワワから詳しい話を聞き、魔法少女として怪人を倒す決意をした一方で、互いに初対面ということもありカラオケや買い物など学生らしいことをして親睦を深めていた。
「ねえ、聴いてんの有紗?」
「えっ」
平日の昼休み。同級生の三人は校庭のベンチに座って昼食をとっていた。
ふいに琴葉が言葉を投げかけると、呆けていた有紗が我に返る。
「今度の休みに三人で遊びに行こうって話」
「ああ、うん、そうだね」
「元気ないけどどうしたの。失恋でもした?」
箸を休めたまま生返事をする有紗の異変を感じ取ったのか、琴葉はからかい半分に問いかける。
有紗はふぅと一息つくと、笑顔で顔を横に振り、
「ううん、何でもない」
「……ホントに?」
「大丈夫だよ」
そう言って手製の弁当をつつき始めた。卵焼きを頬張りもぐもぐ咀嚼する彼女の姿を見て、琴葉は少し引っかかりながらタコを模したウィンナーを口へ放り込む。
有紗は嘘をついた。内心、不安に思っている事があったのだ。
夢羊を倒してからというものの、一向に次の怪人が現れない。ポワワに訊いたら『ボクにも分からないポワ』と言っていたし、常に気を張った状態でいなければならなかった。
登場したとしたら、どんな怪人でどういう能力を使うのか。謎に包まれていることが多くて対策のしようがない。
そういえば二人はどうなのだろう。自分みたいに少なからず不安に思っているのでは?
有紗はおかずを口へ運びながら横目で琴葉を観察する。
「あむ、もぐもぐもぐ、むぐ」
大きめの弁当箱に詰められたご飯、そして唐揚げ、ウインナー、卵焼きなどのワンパクなおかずに、たっぷりの野菜。
体操で身体を動かすためだろうか、女の子らしからぬ食事を、琴葉は淡々と食している。
次に反対側で座っている奏に目を向ける。
「……」
小さめのバスケットに収まっているフルーツサンド、そのうちの一つを両手で持って、小動物のように可愛らしくちまちま食べていた。
「ふふっ」
「なに」
「ううん、ごめん」
相変わらず対照的な二人の食事風景を見ていたら、なんだか微笑ましくなってきて、不安事がどうでもよくなってしまった。
(なるようになるしかないよね)
有紗はそんなことを思いながら、栄養バランスが考えられた彩り豊かな弁当に手をつけていった。
「有紗」
「!」
三人それぞれが昼食を食べ終わり、そろそろ各自の教室へ戻ろうかと話していたところだった。
マスクをしたある一人の少年がベンチに近づいてきて声をかけた。
「賢士くん」
それに反応した有紗は、にこやかに笑っている。
名前は黒野賢士。黒髪のショートヘアで美形の顔、有紗の幼馴染であり恋人。顔、成績、運動神経、全てが高水準の彼は女生徒から絶大な人気を誇っていた。
「体の調子はどう? もう平気?」
「ああ……いや、もしかしたらまた学校休むかも」
賢士は頷きかけたが、首を左右に振ってそう答える。
ここ最近体調不良という理由で学校を休みがちなので、有紗は心配していたのだった。
「今日も早退しなきゃいけなくて……一緒に帰れそうにない、ごめん」
「そうなんだ。本当に、大きな病気とかじゃないんだよね?」
「安心して、ちょっとたちの悪い風邪が長引いてるだけだよ」
「……なにか力になれることがあれば言ってね」
有紗は優しく笑う。
恋人の主張に納得はしていなかったのだが、本人がそう言うならそうなのだろうと自分に言い聞かせていた。
「ありがとう。それじゃ、また」
賢士はマスク越しに笑い返して、その場から立ち去った。
隣でやり取りを見ていた琴葉は、耳打ちする恰好で有紗に話しかける。
「ねえ、あれって有紗の幼馴染なんでしょ」
「うん」
幼馴染という関係は周知の事実だが恋人ということは隠していた。過去に女生徒からの嫌がらせがあり、それを避けるためお互いで決めた事だった。
「あの人って元々身体弱いの?」
「健康体なはず。でも最近は……」
有紗は去り行く恋人の背中をじっと見つめていた。
と、その時昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。
「やば、次体育だった。アタシもう行く」
「分かった」
有紗の返事を聞くや否や、琴葉は慌ててその場を後にした。
一方で奏はというと、
「くぅ……」
穏やかな陽気を浴びながら気持ちよさそうに眠っている。
チャイムが聴こえていない様子だった。同じクラスの有紗は苦笑いで彼女を揺り起こすのだった。
――
――――
――――――
「大変ポワ! 大変ポワ!」
放課後、それは突然起きた。
学校での用事が終わったので、帰宅しようと玄関にいた有紗の前に妖精ポワワが現れた。
「ぽ、ポワワ……! 人前で話しかけないで。変な目で見られるから」
すごい速さで曲がり角を曲がってやって来たポポワに有紗はビックリして、胸に手を当てて高鳴りを抑えようとする。
妖精ポワワは素養を持つ魔法少女たちにしか見えない存在だった。よって会話しているところを見られようものなら変人扱いされてしまう。それはなるべく避けたい。
「それどころじゃないポワ! 怪人が現れたポワ!」
「!!」
「被害に遭ってる人たちが街中にいるポワ! 早くするポワ!」
ついにこの時が来てしまったかと有紗は思考していた。
学生生活から離れて悪と戦う魔法少女へ。身を引き締めなければならない時間だ。
「了解。奏と琴葉は?」
「二人とも現場へ向かってるポワ! 急いで合流するポワ!」
――――――
ポワワに連れられて、三人は学校から徒歩十分ほどの街中に行き着いた。
駅を中心に様々な施設があり、アクセス良好なので当然ながら人が多かった。
「なっ……なに、これ……!」
目の前の状況に琴葉は絶句し、有紗と奏もポカンと口を開けている。
一体どういうわけか、至るところでありえない行為が頻発していた。
「あっ♡ いやっんっ♡」
「そらッそらッ! 気持ちいいか!」
男と女がペアになり、まぐわっている。
サラリーマンやOL、学生など、年齢も職種もバラバラの様々な人たちが二人一組となって、まだ日が昇っている時間帯に、こんなに人通りの多い場所で堂々とセックスしているのだ。
中には三人、四人で行っているグループもいる。まるで規模の大きな乱交パーティー。誰も疑問を抱かず身体と身体のぶつけ合いを楽しんでいた。
「わっ……あ、あんなことまで……!」
「こんなことって……」
「見てる場合じゃないポワ、早く怪人を倒すポワ!」
ポワワは立ち尽くしていた三人を急かした。
おかげでハッと我に返り、彼女たちはそれぞれ周りを見渡してそれらしい存在を探す。
だがどこにもいない。夢羊のような奇怪でオーラのある怪人は見当たらなかった。
「いないみたいだよポワワちゃん」
「うーん、どうやら別の場所に行ってしまったみたいだポワ。困ったポワ」
「困ったポワ、じゃないでしょ! 探知とかできないわけ?」
「できたら苦労しないポワ! 仕方ないポワ、とりあえず怪人にやられた人たちを救うポワ!」
目的を一時変更して、まずは被害者の人々を救うことになった。
やはりと言うべきか、ポワワの言葉によって、これらは怪人の仕業なのだということを三人は思い知る。
「ねえポワワ、こんなことできる怪人の能力って一体……」
「被害に遭った人たちの額を見るポワ」
有紗の質問にポワワは答える。
よく見ると、性行為をしている人々の額にハートのようなマークが浮かび上がっている。
「あれは『キス魔人』の隷属マークポワ」
「れいぞく?」
きょとんとして首を傾げる奏に分かりやすいように、ポワワは説明を始める。
キス魔人はキスした者を従わせる能力を持っているらしい。そのため、おそらくここにいる人々はキス魔人にキスをされて『性行為をして子供を作れ』と命令されたのだろう。
「無茶苦茶でしょ!」
「それが奴らのやり方ポワ。手段はどうあれ子供が増えれば目的達成ポワ」
言いながら、ポワワは自分たちの一番近くにいた二人組に目を向けた。
「そんなの許されないポワ! 阻止しなきゃいけないポワ! キミたち、魔法少女に変身してからそこの人たちの額に触ってみるポワ!」
「それだけで元に戻るの?」
キス魔人の支配は厄介だが、魔法少女の浄化の力をもってすれば解除は簡単だと、ポワワは有紗の疑問に回答する。
言われたように三人は変身して、スノウスターとキューティレイが代表となり、ポワワが指定した二人組の額を触ってみた。
するとハートマークがパチンという破裂音と共に消え去り、憑き物が取れたようにその場に倒れた。
「これで隷属状態から解放されたポワ。ホワイトミルクの癒しの力じゃなくても大丈夫ポワ」
「よかったぁ」
「でも、性行為をしてしまった事実は消えないんだよね?」
安堵するホワイトミルクの一方で、スノウスターが気になったことを聞いた。
ポワワは「いいや」という言葉に続けて、
「大丈夫ポワ。怪人を倒したら、ボクの力で騒動を『なかったこと』にするポワ」
「そ、そんなことできるの!?」
「できるポワ。被害に遭った人たちは、次に目が覚めたらその場で眠ってたことになるポワ。身体の損傷も汚れも綺麗になくなって安心ポワ」
目を見開いて驚くキューティレイに、ポワワは得意げになる。
流石に時間を巻き戻すようなことは不可能だが、魔法少女たちの士気を上げるには充分な情報だった。
【名前】ブリザードナイト
【本名】獅童 玲(しどう れい)
【性格】冷静沈着でクールな堅物。男口調で気が強く物怖じせずはっきりとものを言う
【容姿】黒のポニーテールに鋭い目付きのクールビューティー。背は高く胸はそれなり
【容姿(変身後)】髪と瞳が青くなり、青と白の騎士のような装束を身に纏う
【能力】氷を操る能力。氷の剣による近接戦闘や大量の氷の矢を降らせての遠距離攻撃、氷の壁による防御等用途は多岐に渡る。
【備考】
有紗・奏・琴葉とは別の高校に通う高校三年生。学校では生徒会長と風紀委員を務めており風紀の乱れを取り締まっている。他の生徒や教師からの信頼は篤いが一部の悪徳教師や不良生徒からは目障りに思われている。
実家は剣道の道場であり自身も跡継ぎと期待されるほどの有段者。
怪人達のようなふしだらな輩を許すわけにはいかないと魔法少女になっており、日々自身を律しているので自慰も全くと言っていいほどしていない。しかし年頃の女子高生というだけあって興味自体は募ってしまい日々悶々としている。
ちなみに気の強い女の定番として、本人も無自覚だがアナルがとんでもなく弱い。
ちなみになんだけど、もし魔法少女や怪人の案で『これは無理』みたいなのがあったら募集中に指摘して作り直しの猶予与えてほしい
【名前】遠江 綾(とおとうみ あや)魔法少女名:ヤミカゲ
【性格】
普段は気弱だが家族思いで心優しい性格。
【容姿】
ポニーテールにした長い黒髪で可愛い系の顔立ち。身長145cm程度。小柄で幼い顔立ちや小動物的な雰囲気をしているが一般的な男性のモノなら余裕で挟めるほどに豊かなロリ巨乳と安産型の尻など小学生離れしたエロい体つき。パイパン。
変身時は黒い全身タイツの上から丈の短い忍者装束、面頬、鉢金、小手が装着される。配色は黒と灰色がメイン。
【能力】
火遁や水遁などの各種忍術や自身と同じ外見・能力を持ち感覚を共有する分身を複数(3~5人程度。成長に応じて増える可能性あり。)作り出す分身の術。
主に刀と手裏剣が武器。
奇襲や罠を用意した待ち伏せ、分身を捨て駒にするなど泥臭い戦いかたをする。
【備考】
公立の小学校に通う小学5年生で本来戦うような性格ではないが、家族が怪人に襲われたところで妖精に魔法少女としての素質を見出だされ魔法少女として戦う決意をした。
能力について「戦闘にしか使わないのはもったいない」というスタンスで分身を私生活で活用している。
母親と妹の3人家族で母親が再婚する予定だが、再婚相手に馴染めていない。
ちなみに性知識がほとんど無いためわかっていないが、陥没乳首で埋もれた乳首が弱い。
分身は経験値や感覚を共有するため、分身数体を同時に調教されると本体は処女のまま体の開発も急速に進んでしまうという弱点にもなっている。
【名前】マスカレイド 東雲 優希(しののめ ゆうき)
【性格】明るく物腰柔らかな王子様系。一人称は『ボク』
【容姿】茶のショートボブで背は160cm前後のイケメン女子。体型は細くしなやかだが胸は結構大きい。
変身後は仮面舞踏会のような仮面と白いタキシードを身につけレイピアを装備している。なお胸はタキシードで押さえつけられ絶壁になるが、タキシードが破れたりすると途端にまろび出る
【能力】身体強化。一時的に剛力を発揮したり脚力を強化して高速移動などが出来る。
ただし一度効果が切れるとクールタイムが必要であり、それを無視すると反動が来て行動を著しく阻害される。
【備考】
とある女子校に通う二年生。誰にでも優しく分け隔てなく接しており、校内の女子生徒からはアイドル的な人気を誇っている。
そんな周りの期待を裏切らないために王子様系として振る舞っているが、実はぬいぐるみなど可愛いものが大好きで部屋はぬいぐるみまみれ。
魔法少女になったのとポワワ(もしくは別の妖精)の可愛さに惹かれたからで秒で承諾した。
周りから『強くてかっこいい王子様』として認識されているためか、自分とり強い男に屈服させられ『牝』として理解らせられてしまうと無意識に感じてしまう。
>>155
自分とり強い→自分より強い
ところで判定コンマって端と端はループするしないどっちかな?
(00と99が繋がってるかどうか)
追加魔法少女一人目
反転コンマで一番近い数値の女の子
追加魔法少女二人目
反転コンマで一番近い数値の女の子
あら、そうなん?
というかそれだと反転する意味無いんじゃ
おつおつ、とりあえずこれで各自の方向性は
有紗:キス魔人とNTRプレイ済。このままNTRで行け
奏:牛鬼との牝牛プレイ予約済。おっぱいだ、おっぱいを責めろ
琴葉:運動部設定を生かしたり生意気なところを活かす
遥:複数でとにかくヤり潰せ。なんなら衆目に晒せ
真宵:愛に飢えてる子。とにかく依存させて堕落させよう
な感じになるのかな
あと選考漏れした娘に関してだけど、話の最初で敗北して堕とされたところを軽く描写して敵の強さとサービスシーン入れるのとかどうかな?
例
家族に問題がある繋がりで真宵回の最初に完堕ち依存しきった綾(>>151)が出てくる
屈服理解らせ繋がりで遥回の最初で牝堕ちした優希(>>155)が出てくる
なんかアナル責め出来そうな敵が出てきたらケツ穴堕ちした玲(>>147)が出てくる
みたいなの
【名前】戦闘員魔人
【性格】女を犯し孕ませたい欲望に忠実
【容姿】同じ顔、同じ戦闘服、同じ色合い、同じ背格好の戦闘員軍団。武器にはバラつきがある
【能力】際限のない自己増殖と数に物を言わせたゴリ押し集団戦法
【備考】
戦闘員と言っても他の怪人達の配下ではなく個にして群の魔人。全てが独立した本体で、特定の戦闘員が消滅しても一網打尽にはならない
ネズミ算式に増殖し、特に生存本能が刺激される戦闘中は格段に増殖速度が増すものの、一体ごとの戦闘能力は極めて低い
大隊規模の数になると都市部や学校等を大規模に襲撃し若い女達を輪姦する。魔法少女を倒した実績もあり雑魚と侮れない強者
「bi!」やら「zi!」などと奇声を上げるが、それは戦闘員同士の圧縮会話言語であり人の言葉も普通に話せる
【遥回】(全員回でも可)
突如、学校に大規模な襲撃が始まりそれぞれが変身し応戦
各々で迎撃するが圧倒的人海戦術に一人また一人と敗北し、女生徒や女教師と同じく輪姦されていく魔法少女達
最後までしぶとく抵抗していたグローリアスは、希望の砕ける様を生徒達に見せつけるように最も激しく輪姦される
>>258
すいません全員回でも可と記述しましたが
やっぱり遥回のみでお願いします
導入部分だけですが更新していきます
ネットの調子が悪いのでデザリングしています
『第4話 一つ目の眩惑 きらめく光で照らせ!』
時刻は夕方。授業がとっくに終わり、生徒たちが部活動に励んだり帰路についている時間帯。
夕焼けで赤く染まる学校の昇降口で、柴堂有紗は早峰奏の身を案じていた。
「本当に大丈夫? 辛くない?」
「平気だよ」
奏は靴を持ってにこりと笑いながら、すでに靴を履き替えて待っている有紗を見ている。
三度目の怪人との戦いを終えて、メンバーの心がすり減っていないか気がかりだった有紗は、一緒に帰宅するタイミングで思い切って質問してみた。「魔法少女を続けたいか」と。
返ってきたのは「うん」という朗らかな一言。無理しているのではと思ったが、表情を見るとどうも本心のようだった。
「でも……これから、もっと辛いことがあるかもしれないよ」
「三人いれば大丈夫じゃないかな。一緒にがんばろう?」
「…………」
最初は仕方なくという理由で魔法少女になったし、普通であれば、あんな出来事が重なって戦うことを放棄したくなってもおかしくないはずだ。
有紗自身は覚悟を決めているので、どんなことがあろうと魔法少女を続けるつもりだった。しかし他のメンバーはどうだろうと、ずっと心配だった。
一度『なるようにしかならない』と割り切ったはずだったのだが、直接意見を聞いてみたかった。
「そっか。うん、頑張ろう」
「えへへ……わたしね、前よりしっかりしてるから、頼っていいよ」
「そうみたいだね。昨日男子に……――――」
本人がそう言うのなら、これ以上の心配は必要ないと、有紗は笑顔で受け答えする。
今度もし辛そうな表情をしていたら、その時に話を聞けばいい。いつでも相談相手になってあげようと心に決めたのだった。
「奏」
奏も靴を履き替えたので、一緒に帰宅しようと歩を進めた時だった。背後から美しいながらも凛とした声が聞こえてきた。
二人が振り向くと、そこには同じ制服を着た黒髪ポニーテールの女子生徒が立っていた。
「あ、玲ちゃん」
奏は嬉しそうに彼女の名前を呼んで、ちょこちょこ駆け寄っていく。
獅童玲。有紗たちが通う学校の生徒会長と風紀委員を務める、規律を重んじている三年生。その顔と名前を知らない生徒は一人もいない。
しかしクールビューティ―で厳しいイメージの彼女が、正反対な性格の奏と幼稚園からの幼馴染だと知っている者は、有紗と琴葉を含めて数少ないだろう。
「久しぶりだな。学校はどうだ、下賎な男共から言い寄られたりしていないか?」
「うん」
「本当か? 奏は危なっかしいからな、気をつけるんだぞ」
有紗は少し驚いていた。奏と話している生徒会長の表情はとても柔らかく、一度も見たことがなかった。
以前、クラスの男子が彼女を鬼だと口にしていたことがあるが、幼馴染だけに見せる一面はまるで女神のように暖かかった。
「……君は」
落としていた視線を上げて、彼女は有紗を見据える。柔和なイメージからクールビューティ―へと早変わりする。
呆然としていたため、反応が遅れて言い淀んでしまうが、代わりに奏がにこやかに紹介を始めた。
「有紗ちゃんだよ、柴堂有紗ちゃん。同じクラスで、なかよしなの」
「初めまして」
「……柴堂、有紗……」
ぺこりと礼儀正しくお辞儀する有紗を、玲は品定めでもするかのように観察していたが、間もなくして表情が綻んだ。
「なるほど、君が柴堂有紗か」
「えっ? 私のこと、知っているんですか」
「噂でね。成績が良く品行方正な生徒だと聞いている。制服の着こなしを見ても納得がいく、素晴らしい」
「制服……あ、ありがとうございます」
風紀委員のフィルターを通した意見を述べられて、有紗は苦笑しながらお礼を言った。
彼女が規律を重んじる性格だというのがとてもよく分かる瞬間だった。
「おーーーい! 玲ーーー!」
「……!」
玲に優しく頭を撫でられ、奏が子猫のように気持ちよさそうに目を細めている最中、外から誰かの大きな声が飛んでくる。
聞き覚えがあるのか、玲は「はぁ」とため息をつくと、奏の頭から手を離して靴を履き替え始める。
「玲ちゃん、また用事?」
「ああ、すまない。今度改めてゆっくり話そう」
手際よく履き終えると、彼女は奏の問いかけに答えてから有紗と目を合わせた。
何事かと思い有紗が押し黙っていると、
「君なら安心できそうだ。奏を頼む」
そっと微笑んで、そう伝える。この人物は信頼できそうだと瞬時に見抜いたらしかった。
有紗が返事をしないうちに、綺麗なポニーテールを靡かせて、生徒会長はその場を後にする。
「……」
「玲ちゃん、優しい人なんだよ。カッコいいだけじゃないの」
彼女が出て行った昇降口をじっと見つめていると、奏が話しかけてきた。
優しい人。今触れ合ったことで、有紗の中で彼女のイメージが更新されていた。実際の生徒会長は思っていたより暖かい人だと。
「確かに、奏の言うとおりだね」
「でしょ」
笑顔で感想を口にする有紗に対し、同じく笑顔で得意げにする奏。
「あは、やっと来たね」
「うるさいぞ、馬鹿者め。他校の生徒がこんなところまで入ってくるとは」
「馬鹿はないだろう? 麗しの姫君を迎えに来ただけだよ」
顔を見合わせていると、ふいに生徒会長の会話が耳に入ってくる。
気になったので、有紗と奏は昇降口から顔を覗かせて外の様子を窺った。
そこには、数多くの女生徒に囲まれ注目の的となっている二人の人物。
一人は生徒会長で、もう一人の女性は見たことがなかった。獅童玲が言っていたように他校の生徒らしく、見慣れない制服を着ているのでかなり目立っている。
いや、目立っているのは制服のせいでもあるが、それより彼女の雑誌モデルに引けを取らない端正な顔立ちと、どこかスター性を感じる振る舞いが女生徒たちの黄色い声を引き出している一番の原因だった。
「奏、あの人は? 生徒会長と親しいようだけど」
「知らない。でも最近、玲ちゃんとよく一緒にいるみたい」
茶髪のショートボブ、身長は160センチ前後だろうか。名も知らぬ彼女はキラキラと眩しい笑顔を振りまいて玲に接している。
そのうち話が纏まったのか、二人揃って校門へと歩いていく。
(あの組み合わせ、一体どんな……)
「有紗、奏! 話があるポワ!」
物思いに耽っている有紗と、小さくなっていく二つの影をぼーっと見つめていた奏。
そんな二人の顔の前に、いきなり妖精ポワワが姿を現した。
「きゃっ!?」
「ぽ、ポワワ……!?」
誰かに見られているかどうか気にする間などなかった。二人はビックリ箱でも開けたかのように驚いて後ずさりする。
しかしすぐに周りを見回して、幸い人がいなかったことに胸を撫でおろすと、辺りを気にしながら小声で話をする。
「もう少し落ち着いた登場をして……! 心臓が止まるから……!」
「ごめんポワ。でも怪人の出現は一大事ポワ、大目に見てほしいポワよ」
「あっ……怪人さん、来たんだね?」
有紗に窘められて謝るポワワに、奏が問いかける。パトロールをしているポワワが突然目の前に現れた時、それはつまり怪人が暴れているということ。
有紗も気を引き締めて真剣な表情に切り換えると質問を付け加える。
「今度はどこに現れたの? 学校? 街?」
「いや、どこにも。怪人はまだ発見していないポワ」
有紗と奏は拍子抜けしてしまう。では何故ここにやって来たのだろう。
あっけらかんとしている二人を見てポワワは話を続ける。
「実は新戦力を見つけたポワ。有紗、奏、琴葉の他に頼もしい仲間が加わるかもしれないポワ」
「新戦力……?」
「素質を秘めた女の子ポワ。まだ交渉段階だから、何とか説得してみるポワ」
自分たちに仲間が加わる。ずっとこの三人でやっていくと思っていた有紗は驚きを隠せなかった。
魔法少年など、他に怪人と戦っている存在がいるということは聞いていたが……。
「わあ、すごい……! どんな人なの?」
「彼女たちが魔法少女になってくれたら教えるポワ」
「彼女“たち”ってことは、複数いるんだね」
「二人いるポワ。楽しみにしてて欲しいポワ」
目を輝かせて期待に胸を膨らませる奏。
有紗も、まだ仲間入りするかどうか分からない状況なので、ぬか喜びになるかもしれないと念頭に置きながら、予期せぬ吉報に笑みを浮かべていた。
「そういえば、琴葉はどこにいるポワ?」
「琴葉なら部活で、ここから離れたところにある体育館にいるけど。……分からないの?」
きょろきょろと周りを見て魔法少女メンバーである琴葉を探すポワワに、有紗は疑問を抱いた。
妖精ポワワは魔力を探知することができるので、怪人はもちろん魔法少女たちを探し出すことなど造作もなかった。
怪人が現れるたび迷わず呼びに来るのは、そういう理屈だった。
「ボクも不思議に思ったポワ。有紗と奏と一緒にいるせいで、魔力が紛れてるのかもしれないと思ったポワよ」
「有紗ちゃんとわたしは、ずっと二人だったよ」
「うーん……最近飛び回ってばかりだから、疲れで上手く探せないのかもしれないポワ……」
ポワワは短い手で腕組みのようなポーズを取り、その場でくるくる回っている。
妖精の身体の仕組みは分からないが、果たしてそんなことがあり得るのだろうかと有紗の中の疑問は膨らんでいく。
(……もしかしたら……)
嫌な予感がする。まさか怪人絡みなのでは?
あくまで可能性の話ではあるが、もしそうだとしたらマズいことになる。
「ねえポワワ、聞いて欲しいんだけど」
不安の芽は摘んでおくに越したことがない。有紗は自分が思っていることを口にした。
――――――
時は少し遡り、有紗たちがいる校舎から一キロほど離れた山の中にある体育館内。
ここは普段、女子バレー部や女子体操部が使用する場所で、校舎のすぐ近くにある大きな体育館よりも小さめではあるが、それでも充分な広さがある場所だった。
「んっ……しょ……」
複数の女生徒が器材を設置したり、話し合いをしている中に、相川琴葉の姿があった。
練習用のレオタードを身につけて入念なストレッチを行っている彼女の身体は、流石というべきか非常に柔らかい。
年内の更新はここまでになります
年明けの更新日はまだ未定ですが、早いうちに報告できたらと思います
安価を考えてくださった方、読んでくださっている方、ありがとうございました
よいお年をお迎えください
年内最後の更新お疲れ様です
遥と玲に接点持たせて登場の流れ自然で綺麗でした
伏線立った真宵の初登場と現在大ピンチに陥りそうな琴葉のエロも楽しみです
来年の更新もお待ちしています
>>285
ありがとうございます、妄想を膨らませて可能な限りエッチに書きたい
それと玲と接点持たせたのは実は別の子でして…遥さんは次回から、能力の通り沢山輝いてもらいたい
真宵ちゃんもメンバー入りして他の子たちとどうなっていくか楽しみだ…
すみません、終わりまでと書きましたが想定より長くなってしまうので
何度も引き延ばして申し訳ないのですが、ラストは後日に投下させていただきます…
とりあえず書けたところまで更新していきます
「ねえ琴葉、知ってる?」
開脚しながら前屈していた琴葉に、ふと体操着姿の女子生徒が駆け寄ってきて、ひそひそと小声で話しかけてくる。
琴葉はストレッチを続けたまま会話をする。
「何を?」
「出入り口の近くにいる人。男子体操部のOBだって」
女子生徒の言う方向へ一瞥すると、見慣れない男性が立っていた。
高そうなグレーのスーツに身を包んでいる彼の体型は横に大きく、恰幅が良かった。頭を剃り残しの無いように綺麗に丸めており、滲み出る汗をハンカチで拭きながら、人の良さそうな笑顔で部活動を観察している。
「なにあれ、ホントに体操部OBなの?」
「見た目ヤバいよねー。でもオリンピックにも出たらしいよ」
「……」
琴葉は眉をひそめた。自分の通う学校にそんなOBがいただろうか。
オリンピックに出場するほどの凄い人であれば、話のひとつくらい聞いていてもおかしくない。
だが今の今まで一度もそんな情報を耳にしたことがない。体操部に所属している自分であれば知り得る機会はかなり多いはずだ。
「っ……!?」
ふいに視界が揺らぐ。頭がぼんやりとして気分が悪くなる。
目の錯覚か、周囲の生徒たちがブレて分身しているように映る。特に体操部OBの姿が酷く、ぐにゃりと歪んで青色の何かが見えたような気がした。
「ちょっと、大丈夫? 頭痛い?」
「……ううん……平気……」
一度上体を起こして、ぎゅっと目を瞑っていると、奇妙な感覚が収まった。
ゆっくり目を開ければ、器材を使って練習に取り組んだり水分補給をしている生徒たちがいる、至って普通ないつも通りの部活動の様子が広がっていた。
(気のせい……?)
「琴葉、本当に大丈夫なの?」
「平気平気、ちょっと目眩がしただけだからさ」
琴葉は女子生徒の心配を吹き飛ばすかのような笑顔を向けた。
――――――
少しして、体操部員たちはOBの前に集合していた。
「いやぁ皆さん、ちょっと見させてもらったけど、非常に良い雰囲気だね。一体となって真剣に取り組んでいるのが伝わってくるよ」
部員たちを見渡しながら、OBはにこやかに笑って賞賛する。
集まりの中に混じっていた琴葉はその言葉が頭に入ってこず、ある事が引っかかっていた。
(どうしてここに男子が……)
OBの後ろ、壁際に数多くの男子生徒が乱雑に立っている。
招集をかけられた時にぞろぞろと体育館へ入って来たのだが、一体どういういうわけだろう。
ここは基本的に女子の運動部が使用する体育館で、たまに男子が使うこともあるが、今日は女子体操部の予定しかない。
そもそも男子たちは皆んな制服を着ており、長髪や金髪、ピアスを付けている者もいたりして、運動部員とは思えない見た目。
中にはクラスメイトもいた。顔ぶれから考えると、彼らは全員帰宅部なのかもしれない。
「さて、今日は皆さんの実践的な練習を見てみようかな」
琴葉があれこれ考えを巡らしていると、OBがハンカチで額の汗を拭いながらそう口にする。
つまり本番を想定した演技を披露すればいいのかと思ったのだが、
「良い体操というものは、異性の劣情を激しく煽るものだというのは周知の事実だと思うが……」
(……は?)
信じられない言葉を耳にして思考停止してしまった。
「まず皆さんには、その瑞々しい身体を存分に使って、いやらしく自由に演技をしてもらいたい。後ろにいる男子生徒諸君にも協力してもらうから気を引き締めてくれ」
聞き間違いだろうか。最低なことを言われた気がする。
異性の劣情を煽るのが良い体操? 冗談では済まされない発言だ。
このOBは普段、女子生徒をそんな目で見ているのか。なんて素晴らしい人なんだろう。
期待に応えてちゃんとした演技を見せなくては。
(……あ、れ……?)
琴葉は疑問を抱く。
自分はどうして、何に対して怒っているんだろう。OBの人はまともなことを言っているのに腹を立てる理由が分からない。
分からない。心がもやもやして気持ち悪い。このやり場のない気持ちは何なんだろう。
「では各自始めてくれ。私は見て回らせてもらうよ」
「!」
気がつくと、琴葉の周りの部員たちは散り散りになっていた。
壁際にいた男子生徒たちもこちらへ近寄ってきて、部員1人に2、3人ほどが観察要員としてつく形になった。
「よ、よお相川」
「へへ……」
琴葉の傍にも、例に漏れず2人の男子生徒がやって来る。なんという偶然か、彼らとは面識があった。
クラスメイトの橋本と山岡。不真面目というわけではないが、成績も顔も平凡でパッとせず、だらだらやる気なく毎日を過ごしているような生徒だった。
それをからかう琴葉に2人が怒っては、琴葉が軽くいなして、何も言い返せずに黙ってしまうというパターンが日常的に行われていた。
「なんかさ……帰ろうとしたら、あの偉い人に連れられて来たんだけど……」
「俺たち何すりゃいいの?」
よりによって常日頃からかっている2人に観察されるのは癪だが、仕方ない。
これも良い演技を行うためだと思い、琴葉はため息をつく。
「アンタら、体操見たことないの?」
「えっ……いや、まあ」
「意識して見たことはないかも」
橋本と山岡は顔を見合わせる。こんな奴らに体操が理解できるのかと思いながら、琴葉は片脚を持ち上げて真っすぐ上へ伸ばす。
そして2人に問いかける。
「どう?」
「お、おぉー」
「すげー……」
綺麗なI字バランスを披露した琴葉に対して拍手を送る男子2名。
しかし琴葉は不満に思ったようで、彼らをキッと睨んだ。
「そうじゃない!」
「は?」
「ここ見てよ」
そう言って琴葉は、自身の股間部分を指差す。
鮮やかな青のレオタード越しに見る彼女の股は、ショーツを穿いているからか大事な部分が分からず平坦ではあるが、思春期盛りの男子にとっては充分すぎるほど目を惹きつけられるものだった。
「み、見てって……なに言ってんだよ!」
「バカじゃねーの?」
言われるがまま思わず凝視してしまったが、2人は赤面して慌てて目を逸らす。理性が働いたらしかった。
だが琴葉は納得いかないようで、バランスを取ったまま2人を煽る。
「恥ずかしがってないで見て! 大事なことなんだから!」
「むしろお前恥ずかしくねーのかよ……?」
「立場が逆だよな?」
橋本と山岡は視線を泳がせていたが、罪悪感と興味を抱きつつ、再び琴葉の股間部分を見ることにした。
2人が言うように、この状況は明らかにおかしかった。
琴葉以外の女子部員たちも肢体を操ってポーズを取り、男子生徒たちに観察させている。
(ぐひひひ。まんまとオレの術中にハマってるなあ、順調だ)
この異様な光景を生み出した犯人は、ちょうど琴葉たちの様子を窺い、怪しく笑っている体操部OBだった。
正しくはOBに扮した怪人で、“催眠魔人”という名である。
大人数の生徒たちに催眠をかけて姿を偽り、情報や常識改変までもしてしまうほど強力な催眠能力を持っている。
おかげで琴葉たち女子部員は、自身を辱めるような行いが『当たり前』だと認識させられてしまい、ものの見事に男子たちを魅惑している。
一方で男子生徒には、『OBに誘われて何となく体育館に来た』という認識だけ植え付けていた。
女子同様に体操の常識改変をすれば、魅惑のポーズは当たり前の行為となり、欲情しにくくなってしまうからだ。
(まあいざとなれば、オレの催眠で発情させればいいだけの話だが……)
催眠魔人は常識改変を楽しんでいた。
人類の繁殖という目的はあるが、この怪人にとっては過程も大事らしい。
(ぐひっ……精々、面白くて下品なものを見せてくれよ)
影でそのような事が起きているということも、当然知るわけがない。
怪人が巻き起こしている事件の渦中にいる琴葉は、自分の股間をまじまじと見つめる男子2人に苛立ちを覚えていた。
(コイツら興奮はしてるっぽいけど、ただ見てるだけじゃん)
どうやら橋本と山岡の様子が気に入らないようだった。
男の劣情を煽らなければ体操で高得点を狙えないのだが、2人はただ立ったまま観察して赤面しているだけ。これではダメだ。
いや、よく見ると股間部分の何かがスラックスを押し上げて、テントを張ったように盛り上がっている。
「……っ」
勃起していることを確認した琴葉は、少しの達成感と共に羞恥心が湧いた。
演技することに抵抗はないし、無論恥ずかしがってはいけないのだが、男のそれを間近で見ると顔が熱くなってしまう。
(ダメダメ! 集中しないと!)
琴葉は顔を振って雑念を取り払い、次の行動に移る。
I字バランスをやめて今度は後ろを向き、中腰になって尻を突き出す。更に突き出した尻をふりふりと可愛らしく左右に振る。
(こ、こんな感じでいいのかな? 男を誘惑するのって)
子供っぽくないかと不安に感じた琴葉は、少し振り向いて様子見をする。
「「……」」
心配は杞憂に終わった。
橋本と山岡、両者とも琴葉の演技に見惚れている。ぽかんと口を開けながら眺めて、ゴクリと生唾まで呑み込んでいる。
後ろには前よりも大きな割れ目があるので、レオタード越しにも分かるほど臀部の形がくっきりしている。
それが同学年の女子生徒の中でも可愛い部類に入る相川琴葉のものであるならば、釘付けにならない男子などいないだろう。
「あははっ、アタシのお尻はどう? どうせアンタら彼女なんていないだろうし、もしかしたら一生の思い出になるかもねー」
「なっ!? う、うるせえ!」
「たっ大したことねーし!」
咄嗟に「しまった」と琴葉は感じた。
調子に乗っていつものように彼らをからかってしまった。怒らせては演技に支障が出てしまう。
と思ったのだが、2人の目はずっと琴葉の尻に夢中だった。雄の本能というべきか、怒りながらも目が離せなかったのだ。
(あっぶな……気をつけなきゃ)
琴葉は冷や冷やしながらも、2人の機嫌を取るためある事を閃いて実践に移した。
まず両手を尻にやると、レオタード&ショーツと肌の隙間に指を潜り込ませて摘まんで、両側から引っ張り上げる。
すると衣装が割れ目に食い込んで、綺麗な尻のほとんどが露わになってしまう。
「うお……!」
「やっば……」
生尻とも言えるそれを目の当たりにして、2人共呆気に取られてしまった。鼻息に呼吸が荒くなり、目に焼き付けなければと大きく見開いている。
気がつけば顔もどんどん近づいている。膨れ上がる性欲が無意識にそうさせていた。
(うう、やりすぎ? でも興奮してるし)
流石に羞恥心が捨てきれなかったようで、琴葉はぎゅっと口を瞑って今の状況に堪えていた。
頬はすっかり紅潮し身体は震えている。演技のためとはいえ、こんなことまでしてしまっていいのだろうか。
「素晴らしいねえ!」
と、そんなことを考えていた最中、横から声が飛んできた。
体操部OBが琴葉の演技に感心したようで、にこやかな笑みを浮かべて近寄ってくる。
「いやー素晴らしい、これは高得点だよ」
「ほ、ホントですか」
「ああ! キミ、名前は?」
「相川琴葉です」
琴葉はほっとした様子で名乗る。自分のしたことはやり過ぎではなかったと心から安堵した。
恥ずかしいことではあるが、得点に繋がるなら何てことはない。
「琴葉君か、覚えておこう」
「ありがとうございます!」
「ところで……もっと高得点に繋がる方法があるんだが、やってみないか?」
琴葉にとって願ってもない話だった。
高みを目指すためには、どんなことにもチャレンジしてみたい。ノーという選択肢はなかった。
「ぜひ教えてください!」
「よし。まずはこうするんだ」
食い気味にアドバイスを乞うと、返事を聞くや否や、OBは琴葉が引っ張っていたレオタードとショーツを片手で丸ごと掴んで、ぐいっと更に強く引っ張った。
すると、それらが引きちぎれんばかりに細くなり尻の割れ目にすっぽり埋まってしまう。
「!?!?」
「発想は良かったからね。やるならこのくらいじゃなきゃね」
あまりに唐突な出来事、股に押し付けられる感触にビクッと身体を震わせる。
尻に直接触れるひんやりとした外気。これではもう何も身につけていないと一緒だ。
「あ、あの……ホントに、こんなに……?」
「そうだよ、こんなに引っ張っていいんだ。さあ、あとはキミの力で衣装をズラして、アナルを見せてごらん」
「へ?」
思わず耳を疑った。
琴葉が振り向いて、何を言ったか確認をとるように視線を合わせると、OBは相変わらずにこやかに笑っている。
「ほら、勇気を出して。アナル見せは高得点なんだ」
「……は、はいっ……!」
聞き間違いではなかった。ここから自分で衣服をずらして、尻穴を晒さなければいけないらしい。
OBが言うんだから、その通りなのだろう。琴葉は片手を割れ目に伸ばしていき、食い込んだレオタードとショーツを人差し指に引っ掛けると、ゆっくりと横にズラした。
そうすることで現れたのは、ピンク色の綺麗な菊門。尻を突き出しているおかげで丸々と全て曝け出している。
羞恥心からか無意識なのかヒクついている様。そして衣装をズラし過ぎているため、その下にある性器の一部がちらっと見えてしまっているのを見て、
「素晴らしい! これは最高にいやらしい! 見てごらん、男子2人はすっかり虜だよ! 勃起も服を突き破りそうな勢いだ!」
OBが高らかに声を上げた。
橋本と山岡は彼の言葉通り、初めて見る女子生徒の美しいアナルと、見えそうで見えない秘部に夢中だった。
荒い呼吸が肌に触れるような位置にまで顔面が迫る。すっかり血が漲っているであろう男根は微かに漂ってくる雌の匂いを嗅いだことにより、ひと際ビクンビクンと大きく蠢いていて、早く解放されたいとでも言っているかのようだ。
「あ……ありがとうございます……」
弱々しくお礼を口にする琴葉の顔は耳まで真っ赤になっていた。
頭では分かっているが、これほど恥ずかしいことはない。普段バカにしているクラスメイトに尻の穴を見せつけ、じっくりと観察されるなんて。
いやダメだ。これはれっきとした競技の一部なのだから、真剣な気持ちで挑まなければならないのだ。
琴葉の心で羞恥心と理性がせめぎ合う。
「ふむ、キミはなかなかに筋が良さそうだ。よければ私が直々に指導させてもらいたい」
「えっ」
「ダメかな?」
こんな機会は滅多にない。琴葉は迷うことなく頷く。
「お、お願いします!」
「よし」
気持ちの良い返事をする琴葉を見て、OBも呼応するように力強く頷いた。
その裏で催眠魔人としての一面がしめしめと笑っていることなど、彼女は知る由もない。
(この魔力の反応……話に聞いていた魔法少女だろう。まさかこの場に居合わせているとは驚いたが、ぐひひっ、良い機会だ)
一方で魔人は気づいていた。相川琴葉が魔法少女だということに。
だからこそこうして目を付けて、辱めてやろうとしているのだった。すでに何人もの仲間が送り返されてきているのを見て、やり返してやろうという思いを抱いていた。
(オレたちの邪魔をする魔法少女を倒さなきゃ、目的達成も遠のくからなあ。堕としてやるぞお、ぐひひひ)
魔人は気を引き締めて、体操部OBとして振舞いながら琴葉に指示を出していく。
――――――
「いいぞ琴葉君、完璧だよ」
「は、はい……っ」
数分後。琴葉はあられもない姿を見せていた。
床にしゃがみ込んでから後ろに両手をつき、身体を支えながら腰を上へと突き出すような体勢をとると、へこへこと上下に揺さぶり始める。
「その調子だよ。もっとだ、もっと彼らに媚びるように」
「はい!」
琴葉は言われた通り、橋本と山岡に見せつけるように股間を激しく動かす。
2人は食い入るようにその様を見ていて、最早この異様な状況などどうでもよくなっていた。
そんなことより目の前にある女体に興味津々だった。動画や写真でしか見たことない現物がすぐそこにあるのだ。
「よーし、じゃあ次だ。レオタードとショーツを引っ張ってマンコに食い込ませるんだ」
「……!?」
「さあ早く! 2人とも待ち望んでいるぞ!」
とんでもないことを言っているが、琴葉は素直に指示に従う。
床についていた片手を自身の股へ伸ばしていき、レオタードとショーツを掴むと意を決して引っ張る。
すると綺麗なピンクの縦筋に衣服が食い込んで、卑猥極まりない姿を晒してしまう。
「こ、こうですか!」
「そうだ! すごくいやらしいぞ! 私も気持ちが昂ってくるよ!」
「ありがとうございます!」
これ以上ない誉め言葉を受け取って、琴葉は嬉しそうに感謝の気持ちを述べた。
顔は依然として赤いままだが、開き直ったのか忠実に腰を振り続けている。恥はあるがやるしかない。これも全て良い体操を目指すため。
「あーもう、ヤバい……俺我慢できねーよぉ……!!」
「お、俺も!!」
それから少しすると、橋本と山岡が同時にスラックスのファスナーを下ろして、中から一物を取り出した。
両方とも亀頭が天を仰ぐほど怒張しており、先の穴からとろりとカウパーが垂れ流れている。溢れるほど満ちた欲望の発散の時を、今か今かと待っているようだった。
(うわ、グロい。男のアレってこんな感じなんだ)
「あ、相川ぁ……!! 相川ぁ……!!」
「はあっ、はあっ、マジでエロすぎ……!!」
最高のオカズを得て、2人は自分のモノを片手で擦り始めた。
必死の形相で自慰行為をするクラスメイトを見て、琴葉は少しの恐怖を覚えつつ、見事な演技ができている達成感に溢れていた。
「いやはや、本当に素晴らしい。男子に自慰行為までさせてしまうとは」
キツイ体勢で腰を動かしているせいで、琴葉が肩で息をし始めた時だった。
すぐ近くで観察していたOBが軽快な声色で話しかけてくる。
「あ、アタシ、上手くできてますよね?」
「もちろんだとも。私の一物もこんなふうになってしまったよ」
琴葉の質問に対して、OBは自身の下半身を指差しながらそう言った。
ずっとOBの顔を見上げていた琴葉の視線が下りていき、あるポイントで停止する。
そこには男子生徒たちと同じように、ぱっくり開いたファスナーから飛び出る男根が天を仰いでいた。
(な……に、これ……)
だが、そのサイズ感は男子生徒の比にならないほどだった。
太さも長さも日本人離れした黒光りするそれには、脈動する血管が浮き上がっており、銃身は怒り狂ったかのようにビクビク蠢いている。
陰嚢も中にどっしり詰まっていそうなほど立派なもので、雄としての精力の屈強さを物語っていた。
「驚かせてしまったね。だがキミの演技を見たからこうなったんだ、誇って欲しいな」
「は、はい……!」
琴葉は思わず腰を止めて、ものの見事な大砲を注視してしまうが、ハッと気づいて再び腰振りを再開する。
無理な体勢でずっと動き続けているので手が疲れてきたが、これも練習の内なので、頑張らなければ高みは狙えない。
「琴葉君、次の演技に移ろうか」
目前で激しく肉棒を擦るクラスメイトたちのオカズとして必死になっていた最中、OBがまた指示を出してきた。
今度は一体どんな内容だろうと考えていると、
「今、筋に食い込ませているものをズラすんだ。マンコを直に見せつけるようにね」
「……はい」
「それと、ただ見せるだけじゃ芸がない。指で肉を押し広げてちゃんと中身を晒すんだよ」
どんな要求でもここまで来たらやるしかない。
琴葉はすんなりと受け入れて、まずはレオタードとショーツをズラして秘部を曝け出した。
まだ誰にも触れさせたことのない手つかずの部分。そこを更に、人差し指と中指を使って、くぱぁっと押し広げた。
「こ、これが生マンコ……!! あ、相川の……!!」
「相川のマンコ……マンコ……!! はあっ、はあっ、はあっ……!!」
男子2人の目は血走っていた。生で見る女性器を前に、竿を扱く手の動きが速まる。
先の穴からはだらだらとカウパー液が漏れ出ては床に落ちていく。2本とも、今にも暴発しそうだった。
「ふむ、どうやら彼らは限界が近いようだね」
「限界……?」
「ああそうだ。チンポを刺激し続けたらいずれは出るだろう、精液というものが」
説明しながらOBは、何を思ったのか琴葉の正面に胡坐をかくと、ひたすら動いていた彼女の腰を止めるかのように、太い腕で太ももをガッチリとホールドする。
そして男子2人にこう伝えた。
「キミたち、そろそろ出したいだろう? 彼女にぶっかけてやってくれ」
「ぶ、ぶっかけ……って……」
琴葉は意味の分からない言葉に疑問を持つが、OBとクラスメイトはそっちのけで会話を続ける。
「いいんですか!?」
「もちろんだ。せっかく扱いたのに、何もない場所へ射精するのは残念だろう」
「や、やった……!!」
「ただし、私にかけないように気をつけてくれ。今からクンニをするから、それをオカズにしてもらっても構わない」
会話を聞いていると、何となく理解できてきた。
おそらく彼らは自分に向かって精液を出すつもりなのだと。そしてOBがこれからやろうとしていることは……
「いいかい琴葉君、これも体操のうちだよ。周りを見てごらん」
「え……」
今まで目の前に集中していたせいか、周囲の様子を気にすることがなかった。
OBに言われて、琴葉は内に向いていた意識を外へ向けた。
「ふああっ♡♡♡ やあ、ああぁっ♡♡♡」
「もっと見て……♡ ほら、ここ♡」
「すっげえ……!」
「胸でっか!」
そこは体育館というより、まるで風俗店だった。
レオタードや体操着をズラしたり脱いだりして、M字開脚したり腰をくねらせたりする女子部員たちの前に、男子たちが群がっている。
中には直接身体に触れたり、舐めたり、果てには繋がってしまっている者までいる。
「琴葉君、みんな体操をしているんだ。体操の一部なんだ」
「は、はい……そう、ですよね」
「うん。だから、思いきり気持ちよくなってくれ」
琴葉の目はどこか虚ろになっていたが、次の瞬間、自分が押し広げていた秘部に熱い何かが触れたことにより、我を取り戻したかのようにビクンッと反応した。
「あッ!?♡ あ、あああぁあぁぁっ!?♡♡♡」
「ヂュプッ!! ヂュルルルッ!! レロレロレルッ!」
正しくは触れたのではなく、しゃぶりついたのだった。OBは唾液にまみれた舌を扱い、琴葉の可憐な花を貪り食っている。
全体をベロベロ舐め回してからクリトリスを弾くように重点的に責め立てて、舌を膣口へにゅるんっと挿入してから出し入れする。
「ひっああッ!♡♡♡ は、はげっしっ!♡♡♡ やだ、あっ!♡♡♡」
「嫌だ? こんなに濡れているのにねえ」
「ああんっ!?♡♡♡ だ、めっ……!♡♡♡ それっ♡♡♡ いや、あっ!♡♡♡」
OBのクンニは最初から激しく、ねちっこく、止まることを知らなかった。
クリトリスに唇で吸いつかれて舌で弾かれるのが一番辛い。あまりの刺激の強さに腰が暴れて逃れようとするが、筋力ある腕で太ももを固定されているので叶うことはなかった。
絶えず降り注ぐ快感の嵐。強引ではあるが責め方を熟知しているようで痛みを感じない。それがまた厄介だった。
「あああッ……! 相川、エロすぎるっ……!!」
「もうヤバい、出そうッ! 出すよ相川ッ!」
淫らに喘ぐ琴葉の姿を見て、橋本と山岡、両者の快感が最高潮にまで到達しようとしていた。
そして琴葉も、この場の雰囲気にあてられて身体が淫猥なムードに順応してしまったのか、OBの素晴らしいテクニックによるものなのかは分からないが、早々に絶頂しようとしている。
(だ、ダメっ……気持ちいいとこばっか、舐められて、吸われて……頭、ちかちかする……!♡♡♡ なにこれっ……無理やりっ、イかされ……っ!?♡♡♡)
「ヂュブブッ!!! ヂュウウウウウッ!!!」
「ひうぅッ!?♡♡♡」
OBの舌技により琴葉の快感はぐんぐん高まっていく。どう足掻いても絶頂へ導かれてしまう。
やがてその時はやって来る。
「イ”ッ……くぅ……ッ――――――!?♡♡♡」
「出る、出る出る出るッ、ああああッ―――!!」
「あーーーヤバいッ、ダメだっ、うううッ―――!?」
三者が同時に快楽のピークを迎えた。
OBが口を離した途端、琴葉の秘部から愛液が噴射される。慌てて琴葉の両隣にやって来た男子たちはそれを見ながら、琴葉の胸や腹、顔にたっぷりと精液を解き放っていく。
「おッおおッ……まだ出る、すげえっ……!?」
「潮吹きを生で見られた……えっろ……!」
濃くて大量の白濁液が、琴葉の身体を汚していく。間もなく射精が収まったようで、男子2人はその場に佇んだまま賢者タイムに陥っていた。
しかし肉棒はまだまだ元気だった。亀頭の先からは我慢汁ではなく、尿道に残っていた精液がとろりと垂れている。
「あッ♡♡♡ はーっ、はーっ、はーっ♡♡♡」
琴葉も急な絶頂から戻ってきたようで、OBの拘束からも解放されて床にぱたりと倒れ込んでしまっている。
身体が痙攣しているその姿を見て、男子たちの性欲は一気に燃え上がり、怒張したままの肉棒がビクビク震えていた。
「ぐひひひっ、若い男の精力は凄まじいなあ。そう思わないか琴葉君」
「あっ、ふっ♡♡♡ んんっ……♡♡♡」
OBの言葉遣いに違和感を覚える余地など、今の彼女にはなかった。
快楽のジェットコースターを経験して、余韻に浸ることで精一杯だった。
――――――
数分が経過し、OBの指導は熱を帯びていた。
「そうだよ! もっと舌を使って! 彼らを本気でイかせるように!」
「ぢゅぷっ、ぢゅるるっ、んっ♡ はむっ、ぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっ♡」
琴葉は全裸になったOBの下半身に跨りながら、両隣に立っている橋本と山岡の奉仕に努めていた。
両手を使って竿を握りしめ、代わる代わる口で慰める。拙いながらも必死に動かしている。
「手も使わないと! 根元から扱くんだ、いやらしさを意識して!」
「は、はいっ!♡」
「あぁ、あったけー……フェラってこんな気持ちいいのか……っ」
「女の子にしてもらう手コキ、良い……」
OBの指導がなくても男子2人は満足していただろう。
献身的に肉棒を刺激されて、両者とも気持ちよさそうに表情を歪めている。
「いいか琴葉君、棒の扱いは最も重要だからねえ。技術を身につけるんだ」
「はい……っ♡ ぢゅぷっぢゅるっ、ぢゅううっ♡」
「ぐひっ、良い返事だあ。さあて、そろそろ挿入の時間だな」
琴葉の股間のすぐ下にあって、先ほどから衣服越しの秘部にツンツンと触れていた大きな一物を手で操りながら、OBはもう片方の手で彼女のレオタードとショーツをズラすと、亀頭をぴとっと割れ目にくっつける。
すると琴葉は敏感に身体を震わせ、咄嗟にフェラをやめて下を向いた。
「あ、あの……それを、どうするんですか……」
「決まってるだろう。キミの中にブチ込むんだ」
表情を強張らせて恐る恐る質問する琴葉に対し、OBは肉棒を上下させ、亀頭をくにゅくにゅと割れ目に擦りつけながら返答する。
こんな大きなもの、人体に入るのだろうか。入ったとして裂けてしまったりしないだろうか。
「体操の一環だよ。これをクリアすれば、キミには輝かしい未来が待っているだろう」
「……!」
これをクリアすれば、輝かしい未来が。大会で良い成績を残せるかもしれない。
それどころか更に上を目指すこともできるかもしれない。琴葉の目は希望が満ちていた。
これが怪人の催眠術であることに気づかず、そう信じ続けているのは、ある意味残酷だった。
(ぐひひひっ、笑えるねえ。魔法少女といってもこの程度とは)
内心そんなふうに思いながら、怪人もといOBは肉棒を動かすのを止めて、琴葉の膣口に狙いを定める。
(さあて……魔法少女のマンコ、味あわせてもらおうとしようかあ♪)
そしてゆっくりと、熱くて狭苦しい穴に亀頭を沈めていく。
「うッ!?♡♡♡」
「こらこら! 口と手を休めてはいけないよ。彼らを気持ちよくさせて、またザーメンをぶっかけてもらうんだ」
「は、はいっ……!♡♡♡」
言葉の通りだと考えて、琴葉は止まっていたフェラと手コキを再開する。
その間にも立派な男根がみるみる入り込んでいく。亀頭部分は比較的柔らかいのですっぽりと収まった。
だが問題はここからだ。太くて硬い竿の部分は、琴葉の膣内に収まりきるか分からない大きさを誇っている。
(まあ、入らなくても無理に入れるんだが)
OBはニヤつきながら、肉棒から手を離して琴葉の腰を掴むと、
(そー……れッ!!)
「んぐうッ!?♡♡♡」
一気に自分の方へ押し付けた。
突如、下腹部に衝撃を受けた琴葉は、慌てて肉棒から口を離すと、再び視線を落とした。
信じられないことに、自分の股間とOBの股間がぴったり隙間なく合わさっている。つまりあの大きな肉棒が、全て自分の中に入ってしまったことを意味する。
(ウソ、でしょ……!?♡)
「ちょっと苦しいかな。でも大丈夫、すぐに良くなるからねえ」
OBの笑みは、人の良さとはかけ離れた邪悪なものへ変化していた。
ここまでで
終盤なのでもうすぐ終わります
なるべく早めに最後まで投下します
しかし琴葉はそれに意識が向かない。
下腹部の圧迫感や押し上げられる感覚があり、これが動いたらどうなってしまうのかという不安にただ駆られていた。
「では、動くからね」
「!! ちょ、ちょっと待っ―――」
琴葉の制止を遮るように、OBは腰を突き上げる。押し込まれていた子宮が更に形を変えて潰れる。
「あぐ、ぅッ!?♡♡♡」
押し込んだ次は、琴葉の腰を持ち上げながら勢いよく男根を引き抜く。
分厚いカリ首が膣壁をぬぷぷぷッと引っ掻きながら入口まで戻ってきたかと思えば、再び亀頭が子宮に体当たりしてくる。
「あ”ああっ!?♡♡♡ ひぐッ、う”っ、あう”ッ!!♡♡♡」
「窮屈なマンコだっ……! 熱い膣肉が絡みついてくるッ……チンポが溶けてしまいそうだよっ……!」
始めから激しいピストンで責められて、琴葉は堪ったものではなかった。
重々しい一撃を下腹部に幾度となく喰らわせられて、その度に自分のものとは思えない酷い声が出てしまう。
やめて欲しいなどと言う暇も、考える余裕すらも無い。迫りくるものを受け止めるのに必死だった。
「んぁ”っ、ぐっ、ひう”っ!!♡♡♡ ふう”ぅッ、う”っ……ん”ッ、ふぁ”っ……!!♡♡♡ 」
催眠のおかげか、苦しさはあれど痛みは感じない。
突かれるたび頭が真っ白になってしまう。とてもじゃないがフェラと手コキに意識を向けることなどできない。
そのせいで、橋本と山岡は生殺しを受けていた。目の前であの相川琴葉が、騎乗位で激しく責められてとても淫らな姿を見せていているのに、行き場のない沸騰した性欲をどう解消すればいいのだろう。
(ぐひひっ、そろそろ頃合いか)
悶々としている2人を見たOBは、一旦ピストンを中断して腰を揺さぶりながらある事を企んだ。
この調子なら必要はないと思っていたが、まだ性行為に発展していないグループのため、そして魔法少女がもっと乱れる姿を見てみたい欲に駆られて、男子たちの性欲のたがを外す催眠を施した。
するとどうなるか。
「あ、相川ッ……相川ぁッ!!」
「んぶッ!?♡♡♡」
「手でもっと扱いてくれよぉ……!! こうやってッ!!」
ただでさえ昂っていた性欲が暴力的な域へ到達し、理性など吹き飛ばして目の前の女体を貪り食うように犯し始める。
片方は琴葉の口の中へ無理やり肉棒を突っ込んで、一心不乱に腰を振る。もう片方は自身のモノを彼女のきめ細やかな手に握らせて、その上から自分の手で押さえつけてオナホールを扱うように刺激する。
(いい調子だあ、ぐひひひっ)
周囲の女生徒の喘ぎ声もグンと数を増している。狙い通りに事が運び、OBは上機嫌だった。
部活動に励む部員たちの聖域とも言える体育館は、いよいよ乱交パーティー会場となり果ててしまった。
(このままいけば、コイツらは全員孕むだろうなあ。放っておいてもいいだろう)
OBは目の前の魔法少女を堕とすことに注力する。
快感を浴びせまくり、催眠を解いても男根を求めるような淫乱女にしてやろうと心に決める。
「琴葉君、どうだね? チンポに犯されている感想は」
「んぐッ、ん”んッ、ん”ッ!!♡♡♡ ぢゅぷッ……はあッ、はあッ!♡♡♡」
「今の自分の状況を的確に伝えるのも、ポイントが高いよ」
「ふう”ッ♡♡♡ あ、熱い、ですっ♡♡♡ お、男の人の、これっ……熱くてッ……!!♡♡♡」
イマラチオから逃れた琴葉は呼吸して酸素を取り込みながら、OBの質問に答える。
だがその言い方に納得できないようで、OBは腰の揺さぶりを少しずつ激しくしながら訂正させる。
「違うだろう。ちゃんと『オチンポ』と言わないとねえ」
「うあ”ぁッ……!?♡♡♡ は、はいぃッ……!♡♡♡ お、オチンポっ、とても熱くてッ、アタシの中で、」
「ダメだダメだ、『オマンコ』だろう。ガッカリだよ琴葉君、こんな初歩的なセリフも口にできないとは」
膣内の肉棒による緩やかな刺激に苦しみながら、琴葉は必死に言葉を並べていくが、OBは尚も納得せず落胆した様子でため息をつく。
やってしまった。せっかく今まで褒めてもらったのに、こんなところで躓くわけないはいかない。琴葉は言われたことを強く意識して口を開いた。
「ふ、うッ……!♡♡♡ お、オチンポッ!♡♡♡ オチンポ、とても熱いですっ!♡♡♡ アタシのオマンコも、熱くてっ……お腹、苦しいけど……ッ♡♡♡ どんどん、気持ちよくなっていってぇ……っ!!♡♡♡」
「ぐひひひっ、修正能力が高いねえ。よく出来たよ」
「あ”あ”あ”ッ!?♡♡♡」
下品な言葉遣いを学んだ琴葉に卑しい視線を送りながら、OBは意地汚く笑うと、彼女の腰を持ち上げてからねじ込むように肉棒を押し込んだ。
「いいか、なるべく卑猥なことを言うんだぞ! 男の性欲を滾らせるようにな! 分かったか!!」
「ひぐ”ッ!♡♡♡ は、はいッ!♡♡♡ わかりまひッ、むぐッ!?♡♡♡」
琴葉の口が再び肉棒で封じられてしまう。男子生徒が彼女の顔を持ち、勢いよく根元まで挿入すると、亀頭が喉まで達してしまう。
一方で、下の口に挿入された極太の男根も上下に動いて子宮を幾度となく押し潰し、狂ってしまうような快楽を与えていく。
「性欲が旺盛だねえ。彼女のいやらしい言葉を聞きたいんだが」
「す、すいませんッ!! でも我慢できなくてッ、あああっ!! 相川の口、めちゃくちゃ気持ちいいッ!!」
「いいんだよ、存分に犯してやってくれ。彼女のためにねえ」
3つの肉棒が、琴葉に容赦なく襲い掛かっている。
激しさが衰えないイマラチオによりまともな呼吸ができず、涙や鼻水、唾液を垂れ流しながら苦しむ最中、膣を押し広げてドチュドチュ出入りする猛烈なピストンのせいで頭がおかしくなり、その苦しささえも気持ちいいのではないかと錯覚してしまう。
そしてもう一本の肉棒は、それらの影響で強く握りしめられていて、男子生徒が手を加えずとも手コキになっていた。
力強くはあるが、カウパーや汗などの潤滑油のおかげで痛くはない。狭く作られた穴を無理やり移動して、亀頭が輪っかを飛び出すたび持ち主に強い快感が与えられる。
「んぶッんぐッん”ッん”う”うッん”んッ!!?♡♡♡」
「も、もう無理だッ……!! 出る出る出るっ!!」
「相川、出すぞッ!! エロい体にぶっかけてやるッ!!」
やがて男子生徒二人に限界が訪れたようとしていた。
若い男ならではの精力だからか、極度の興奮状態だからか、要因は不明だが一度目の射精から早くも果てようとしている。
「ぐひひっ、いいぞお、どんどん出すんだ! 遠慮せず彼女にぶちまけてやるんだ!」
「は、はい!!」
「ああああッ、ああああ出るううううッ!?」
OBが言わずとも、というような勢いで彼らは腰振りを激しくしていく。
二回目の肉棒を口へ突っ込まれてから、一度も呼吸をしていない琴葉は、顔を真っ赤にさせてイマラチオを受け止めている。
酸素が足りずに意識が朦朧としてくる。ただ、それでも亀頭が喉を通るたびに快感が降りかかる。
気持ちよさと苦しさが押し寄せる。我慢汁と唾液の混ざった体液が、肉棒と唇の接合部から漏れ出て周囲に飛び散っている。
「あああああイくイくッ!! もうダメだああああッ!!」
「出ッるっ!?」
「んぶううッ!!?♡♡♡ ん”ぐぅッ!!!♡♡♡ ん”ん”んんッ!!?♡♡♡」
「イくッ――――――!!!!」
「ふあッぐうッ――――――!!!?」
ドクンッ。
男子生徒二人の腰が大きく跳ねた。片方は琴葉の頭を固定して、可能な限り最奥まで挿入すると体を震わせながら精を解き放つ。
もう片方は慌てて腰を引いて手コキから逃れると、自分のモノを千切れそうなほど激しく扱いて、琴葉の顔や身体に目掛けて放射する。
両者とも二回目とは思えないほど凄い量の精液を彼女に浴びせていく。
「――――――ッ♡♡♡ ――――――ッッ♡♡♡」
「おおっ!? ぐひひひっ! これは面白い!」
ひたすらに性欲をぶつけられた結果、白目を剥いて身体を痙攣させている琴葉は、挿入されたまま失禁してしまう。
自身の身体を通じて床に水溜まりが広がっていく様を、OBは愉快そうに観察していた。
何秒か、何十秒か。彼らからすると一番長い射精記録だった。
気持ちよさに浸り最後の一滴まで出し終えると、ぶっかけていた一人が離れていき、口を使っていた一人もゆっくりと一物を引き抜いた。
「ぐッ!?♡♡♡ お”え”ッ!♡♡♡」
すると、まるでダムが決壊したように琴葉の口から白濁液が飛び出ていく。
何度も嘔吐いては床にドロドロの液体をまき散らす。そして念願の酸素を死ぬ思いで取り込み、肩で大きく息をする。
「う”えッ♡♡♡ はあッはあッはあッ!♡♡♡ う”ッ……!♡♡♡」
「ぐひひ、精液の味はどうかな琴葉君ッ」
「ふあ”あ”ッ!?!?♡♡♡」
彼女に休んでいる暇はない。
男子生徒たちに配慮して腰振りを止めていたOBの肉棒が、琴葉の膣を乱暴に抉り始める。
ようやく落ち着いたかと思えば、頭をつんざくような快感が降りかかってきて、琴葉は再び乱れていく。
「ひゃう”ッああッ、い”ッん”んッ!!♡♡♡ ふッあ”んッあ”あッ!!♡♡♡」
「忘れてもらっては困るよッ、ほらッほらッ。精液の味は? むせ返るような匂いはどうだね?」
初めて極太の肉棒で突かれた時は、余裕などなかった。
しかし苦しみや快楽で頭のネジが少し外れてしまった今は、どうにか自分の意思で口を動かせる。
「あ”うッ……!!♡♡♡ せ、せいえきッ!♡♡♡ せいえきっ、くさいですっ!♡♡♡ でもッ♡♡♡」
「でも?」
「におい、かいだらぁッ!♡♡♡ おなか、あつくなってっ!♡♡♡ きゅんってしてっ……くせに、なるッ……!♡♡♡」
「ぐひひひひっ! 変態になってしまったねえ君は! 百点の解答だあ!」
「あ”ッがっ!?♡♡♡ い”や”あ”あああああッ!?♡♡♡」
琴葉の腰を両手で鷲掴み、ガッチリと固定すると、猛烈に速くて重々しいピストンが繰り広げられる。
彼女の身体が壊れてしまうのではないかというほど、OBは凶悪な男根を滅多打ちする。
「ならこれはどうだあ!? オレのチンポで突かれて気持ちいいか!?」
「あ”ぐう”うッ!!♡♡♡ きもぢ、いいですっ!♡♡♡ オ”チンポいいですぅッ!♡♡♡ オマンコぎもちいいッオ”マンコいいッ!♡♡♡」
「もっとだ、もっと言ってみろ!!」
「オ”チンポいい”っオマ”ンコい”いッ!♡♡♡ お”かひくなるッ!♡♡♡ おおきいオチンポでっオ”マンコつかれてぇッ!♡♡♡ あ”たまお”かひくなっちゃい”ますぅッ!♡♡♡」
「最高だっ!! ご褒美に、濃厚な精液をぶち込んでやろう!! これを受け取れば優勝間違いなしだぞおッ!!」
肉と肉のぶつかり合う音が響き渡る。
気がつけば、射精し終えて休んでいたはずの男子生徒二人が、早くも自身のモノを勃起させて扱いている。
催眠による性欲解放の効果もあるだろうが、琴葉の卑猥な言葉や喘ぎ声、乱れる姿はそれほどまでに男を滾らせるという証だった。
「この極上の膣穴にぶち込んでやる!! オレの子種をなあっ!!」
「あ”あ”ああッイ”くッ!!♡♡♡ イ”っぢゃう”ううッ!!♡♡♡」
「ぐひっ! イくのかッ!? いいぞイけ!! オレの肉棒をもっと悦ばせてみろっ!!」
「イ”くッイ”ぐッ!!♡♡♡」
「ぐうううぅぅぅッ……!? はあっ、はあっ、そら出すぞ!! 媚びてみろ!! 精液をもらえれば最高得点だからなあ!!」
OBの腰振りが最高速に到達する。
琴葉は快感の昂ぶりを感じながら、言うとおりにする。
「だひてぇっ!!♡♡♡ だひてッくらはいぃっ!!♡♡♡ おねがい、しますぅっ、オチンポからせいえきだひてッオマンコにだひてぇッ!!♡♡♡」
「あああッ、くうッ!?」
「せいえきっせいえきらひてッ!♡♡♡ オマンコにぃッ!♡♡♡ らひてらひてらひてえッ!!♡♡♡」
「出るッ―――うううううッッ――――――っ!?!?!?」
「あ”あ”あああああイぐう”うううううっ――――――っ!!!♡♡♡」
淫猥な言葉の羅列と共に、琴葉とOBは絶頂を迎えた。
OBが腰を浮かせて彼女の身体を押し上げると、接合部から濁流のようにとめどなく精液が溢れてくる。
「あッ―――♡♡♡ ひッ―――♡♡♡」
「おおおおッ!? まだ出るぞお……ッ!? このマンコ、搾り取ってくるッ……!!」
琴葉は前に倒れ込んでOBにしがみつき、新鮮な魚のようにビクビクと身体を痙攣させていた。
その中で無意識のうちに膣を締めつけており、肉棒から精液を根こそぎ奪うまで離さない様子だった。
「……ふうっ……はあっ……!」
「う、ん……ッ♡♡♡ はぅ、うっ♡♡♡」
流石本性が怪人というべきか、男子生徒たちよりも長い射精だった。
琴葉の膣から尚も溢れている精液はゼリーのように濃く、床にたっぷりと広がっていく。
「いやあ、凄かった……素晴らしいねえ琴葉君」
「ひぐッ♡♡♡」
上体を起こし、しがみついていた琴葉の両脇を抱えて持ち上げると、肉棒がぬぼんッと抜け落ちて膣から更に多くの精液が漏れ出てきた。
「ぐひひっ……さあ琴葉君、まだまだ演技指導は終わってないぞ」
「ふうっ、んッ♡♡♡」
「見てごらん。私たちの行為を見て、彼らがまた盛ってしまった」
OBにより床に寝かせられた琴葉は、脱力しきった身体を起こさないまま視線だけを動かす。
「はあッはあッはあッ」
「相川ッ……!!」
橋本と山岡の二人が、自分の身体を見ながら一物を扱いている。
また同じことをされるのだろうか。いや、新しい“演技”を披露しなければならないかも。
「さあ、早くするんだ」
「……は、いっ……♡♡♡」
催促され、琴葉は使命感に駆られる。
また男子生徒を興奮させるような演技をしなければ。そう思いながら強引に身体を起こす。
その膣からは、濃厚な精液が未だにどぷりと垂れ流れていた。
――――――
同時刻。
中で卑劣な事が行われていると知らず、変身を済ませたスノウスターとホワイトミルク、そしてポワワが体育館前で佇んでいた。
「ダメ、どうしても破れない」
「そんな……スノウスターちゃんのハンマーでも……」
先ほどから何度も壊そうと試しているが、眼前の建物を覆う青色のシールドはビクともしなかった。
怪人が関わっていると気づいてここまでやって来て、予想が的中したまでは良かったのだが、これではどうにもならない。
「うーん、よっぽど強力な結界ポワね。こんなことが出来るのは……」
「どいてくれ」
その時、腕組みのポーズで考え込むポワワの言葉を遮る声。
書きながらになるので時間かかります、申し訳ない
「ひぐう”ッッ――――――ッ!!?♡♡♡ お”お”お”ッ――――――ッ!!?♡♡♡」
とても長い射精だった。
びゅくびゅくと勢いが止まることを知らない精液が結合部から溢れて、肉床に広がっていく。
少しして男根から一頻り吐き出されたかと思えば、膣が圧縮して搾り取るような動きをするので、睾丸に一滴の子種も残すことは許されなかった。
「あッ―――ッ!♡♡♡ へッ―――ッ!♡♡♡」
同時に、周囲の男たちからのぶっかけはひたすら続いていた。
一人が終わればもう一人が後ろから出てきて、性欲の塊をぶつけていく。最早琴葉の身体に精液が付着していない箇所などない。
「うう、んッ―――っ♡♡♡ はあッ、はあッ……ッ!♡♡♡」
普段の彼女であれば、このような状況に酷く憤慨し、悲しみ、怒鳴りながら涙を流していたに違いない。
しかし今の相川琴葉は、偽ポワワの思惑通り、根底にあったものを引き出されてしまっている。
男に無茶苦茶にされたいという願望を満たされて、人が変わってしまったのだ。
「んっ、れろっ……♡♡♡ ざーめん……!♡♡♡ もっと……もっとぉ……!♡♡♡」
深くて長い快楽に身を委ねながら、自身の口周りに付いていた精液をペロリと一舐めした後。
琴葉はどこか嬉しそうな表情を浮かべ、男たちの性欲の吐き捨て場となっていることに悦びを感じていた。
――――――
『くくくく……見ろ、奴も立派な雌になったぞ』
時を同じくして、偽ポワワは遠目から変わり果てた姿の琴葉を楽しげに観賞していた。
『あれだけ牙を剥いていた女が、ああなるとはな。愉快極まりない』
「……琴、葉……! 奏……!」
偽ポワワの身体だけでなく、肉床からも伸びてくる幾多の触手を男と認識して相手にしている彼女は、仲間であり友人でもある有紗からすると、見るに堪えないものだった。
そんな彼女はというと、奏と琴葉が触手によって凌辱されている間も、触手から出る舌に延々と口を犯され、身体中をくすぐられていた。
更には下着を剥がされて、無理やり開脚までさせられ、男の手がそこまで入っていない綺麗な性器と肛門を差し出すようなあられもない姿を晒しており、一本の触手によって秘部を優しく、じっくりと擦られ続けているところだった。
『どうだ? 奴らの姿を見て、お前も雌としての幸福を享受したいと思わないか?』
「はぁ、はぁ……ふ、ふざけないで……! 私たちは、一人の人間……! 動物みたいに扱わないでっ!」
魔法少女として。人間として。女として。
まるで家畜のような扱いをする目の前の怪人が、有紗は許せなかった。
だが怪人にとっては、とっくに手中にある彼女の言うことなど、取るに足らないものだった。
『ほう、動物みたいに扱うなと? 触手で性器を愛撫され、こんなにも種を欲しているのに?』
「……っ……!」
偽ポワワの言うように、ゆっくり時間をかけて、散々焦らされた有紗の秘部からは、だらだらと愛液が滲み出ては肉床に滴り落ちている。
とっくに準備は整っているのに、一番欲しいものが与えられない状況がずっと継続しているのだ。
「こ、これは、あなたのせいでしょ! 変なガスを嗅がされたから……!」
『本当にそれだけかな。触手と交わって興奮しているんじゃないか? 特に接吻をしていた時、股間から出る密の分泌量が多いように見えたが』
偽ポワワの考察は当たっていた。有紗の頭を覗けるのだから当然と言えよう。
彼女の身体は、触手とのキスに敏感な反応を示していた。口で交わっていると脳から幸福にも似た快楽成分が出てきて、下腹部が疼いてしまう。
だが有紗はそれを決して認めようとしない。
「うるさいッ!」
『本当に威勢がいい。間抜けな格好のせいで滑稽でしかないが』
ふと有紗の身体を舐めていた触手たちが離れていく。同時に秘部を擦っていた触手、その先端に変化が現れた。
ボコボコと不気味な音を立てながら形を変えていき、やがて人間の男性器を模した様相になる。
『しかし、ここまで自分を貫いているお前も、行く行くは従順になるだろう。これが何だか分かるか』
「……」
『見ての通り、人間の雄の性器を真似たものだが……お前にとっては馴染みがあるだろうな』
触手がうねり、男性器の先を有紗の膣口へ持っていく。
何をされるか理解している。負けてたまるか。彼女は歯を食いしばる。
『よほどの決意だが、果たしていつまで保つか。何せお前はこれに屈しているからな』
「え……?」
『人間の雄の性器を真似たと言ったが、正確にはキス魔人の性器を完璧にコピーしたものだ』
「!!」
『さあ、挿入れてやろう』
「まッ、」
有紗は血相を変えて何かを言おうとするが、その前に亀頭の先が膣口に触れて、そのままゆっくり沈んでいく。
瞬間、彼女は何も考えられなくなるほどの快楽と、どうしようもない幸福感に包まれる。
「ッッっ!?!?♡♡♡」
『流石、これだけ濡れていると容易く呑み込む』
男根は迫りくる柔らかい膣壁を押しのけて、どんどん奥へ入り込んでいく。
そのうちコツンと亀頭が子宮口へぶつかると、
「――――――ッッ!?♡♡♡」
有紗は果ててしまった。
欲しくて仕方がない、待ち望んでいたものが挿入されて、身体が勝手に悦んでしまう。
無意識にビクビク痙攣して、その気持ちよさに浸ってしまう。
『おっと、これは予想外だ。まだ焦らす予定だったのだが、挿入しただけで達してしまうとは』
「はッ、がっ―――ッ♡♡♡」
『こういうのをなんと言ったか。そうだ、“雑魚”だ』
偽ポワワは心底楽しんでいる様子だった。
対して有紗は、未だに訪れている快感で頭が働かない中、こうも簡単に絶頂してしまった自身の身体への怒りと、悔しさで胸がはち切れそうだった。
やがて絶頂が落ち着いてくると、息を切らしながら鋭い眼光で偽ポワワを睨みつけた。
「こ、のぉッ……!♡」
『なんだ、気持ちよくなかったか? そんなはずはない、ほら』
「ひあ”あッ!?♡♡♡」
男根が一息で膣から引き抜かれる。全身に快楽の電流が走り抜けて、有紗は堪らず甘美な声を上げてしまう。
引き抜かれた男根は、再び彼女の秘部を満遍なく撫でている。竿の部分をピッタリくっ付けて執拗に上下させ、亀頭が膣口に沈みそうになると、にゅろんッと外へ出す。
「ぐッ、あッ♡♡♡ ひぅッ♡♡♡ ッ♡♡♡ っッ♡♡♡」
有紗にとって。いや、有紗の身体にとってこの動作はこれ以上なくもどかしかった。
肉棒が中へ入った瞬間、そして出ていく瞬間の、天にも昇るような気持ちよさをお預けされて、愛液が溢れる。
『気持ちよかっただろう? ボクは分かっている。自分の口から言うんだ』
「だ、れがッ♡♡♡ 気持ち、よくなんかッ♡♡♡ ないッ♡♡♡」
『しぶとい奴め』
「あッ!?♡♡♡ ふうッ、あぅッ!?♡♡♡」
ちょうど膣口に引っかかった亀頭が、今度はそのままゆっくり奥へ入っていく。
有紗の身にまた大きな快楽の波が押し寄せてきて、亀頭と子宮口がキスを交わすと、「んぁッ♡♡♡」と変な声が漏れてしまう。
『くくく、悦べ。今度は挿入したまま動かしてやろう。お前の頭にあるキス魔人の動きを、そっくりそのまま再現してやる』
「なッ……!?♡♡♡」
『思い出させ、認めさせてやる。お前が恋人でない男のペニスで悦びを味わっていた、下品な雌だということを』
そう言い放ち、偽ポワワは言葉通りに男根を操る。
かつてキス魔人に犯された時と全く同じ動きで、有紗の膣を抉る。
「う”うッ!?♡♡♡ あッ、あ”ああああッ!?♡♡♡ や、やめ、てぇッ!♡♡♡ うご、くなぁッ!♡♡♡」
有紗は顔を左右に振って拒否する。
しかし、死ぬほど求めていた快楽が与えられて彼女の身体は嫌でも悦んでしまう。
痒いところに手が届かず、もどかしかった気持ちが、やっと解消されたのだ。
「ひぐッ、あっ、あ”あうッ!♡♡♡ こ、こんなのッ……!♡♡♡ ひッ♡♡♡ きもちっ、よくな、いっ……んくぅッ!?♡♡♡ ぬけッ♡♡♡ ぬいてぇっ!♡♡♡」
頬を紅潮させて快楽に表情を歪めながらも、有紗は必死に自分を保とうとする。
たとえ身体が思い通りにならなくても、気持ちまで持っていかれてはダメだと。
そんな意思をあざ笑うかのように、偽ポワワによる攻撃は続いた。インプットしたキス魔人の動きを用いて、彼女に快楽を与え続けた。
「はあ”ッ、うッ♡♡♡ き、きもちッ♡♡♡ よく、なッ♡♡♡ ち、ちがっ、うッ♡♡♡ よろ、こんでッ……なんかぁっ……!♡♡♡」
行為の最中、何度「気持ちよくない」や「悦んでいない」と唱えたか分からなかった。
偽ポワワへの抵抗の意味もあったが、自分自身に言い聞かせる言葉でもあった。
しかし、どれだけ鋼の意思を持っていたとしても、彼女の身体には限界というものが訪れてしまう。
「ふッぐうッ♡♡♡ い、いやッ♡♡♡ ぬけッ、ぬいてッ、ぬいてッ!♡♡♡ やめッ……っ!♡♡♡」
有紗はある時を境に激しい抵抗を始める。
無駄だというのに必死に触手から抜け出そうと試みたり、身をよじらせ膣に入っている男根を何とかして引き抜こうとしたり、とにかく焦った様子だった。
『どうやら絶頂が近づいているようだな』
一連の彼女の行動理由は、やはり偽ポワワには全てお見通しだった。
声色から、有紗を馬鹿にするような感情が読み取れる。あれだけ嫌がっていたというのに結局こうなるのか、とでも言いたげだった。
『キス魔人のテクニックはそんなに良かったか』
「ふうッ、ふうッ……!♡♡♡ ち、ちがうッ!♡♡♡ こんなのッ……ん”んッ!♡♡♡ あ”ああああッ!♡♡♡」
ぐちゅぐちゅと卑猥な水音を立てて男根が何度も突き刺さり、愛液をまき散らす。
膨大な快楽はすぐそこに迫っていた。有紗は何とかしなければと身体を動かして可能な限りの抵抗を見せる。
所詮は虚しいものだった。
脱出どころか、力を入れたことによって膣圧が強まり、男根を締めつけてしまって刺激が身に降りかかる。
結果として絶頂を早めてしまうことになった。
『くくくッ、果ててしまうのか? 今まで見せていたのは虚勢だったようだ』
「ちがッううッ!♡♡♡ ぎもぢッ、よくなんか、ないッ!♡♡♡ イ”って、たまるかッ!♡♡♡」
『認めたらどうだ、お前はただの雌に過ぎないんだ。恋人以外の性器を咥えて悦ぶ卑しい雌だ』
「や”めろッやめろッ!♡♡♡ ぬ”いてッ、ぬいて、ぬけえ”ッ!♡♡♡」
『恋人などどうでもいいんだろう? 今は怪人の逞しいペニスに夢中だからな?』
有紗を犯す触手のスピードがどんどん速まっていく。
絶頂まで秒読みだった。成す術がないのだ。口で何を言っても身体がその通りになってしまっている。
偽ポワワの『虚勢』というワードが何より正しかった。身体はとても素直に、女としての悦びを得る準備が出来てしまっているのだ。
「や”めッ♡♡♡ い、いやッ、いやあ”ッ!♡♡♡ イ”かないッ、イ”かないイかないッ!♡♡♡ だめだめだめだめッ、あ”あああぁッ……!?♡♡♡」
歯を食いしばり、我慢しようとしても無駄なこと。
有紗の心は悔しさに満ちていた。いくら歯向かおうと相手の思惑通りになってしまっていることが許せなかった。
もう限界だった。二度と味わいたくなかった汚らしい怪人の男根によって、快楽はピークに達し、彼女は……
『ふむ、それほど言うのなら止めてやる』
「ううぅッ……えッ……っ?♡♡♡」
これ以上ないほど膨大な快感が、すぐ目の前まで迫っていた、その時だった。
キス魔人の男根がずろろッと引き抜かれる。あまりに唐突な出来事に、有紗は呆気に取られてしまった。
『なんだ? 止めてやったんだぞ。お前の強く挫けない心に免じてな』
「はあッ、はあッ、はあっ……♡♡♡」
何故止めたのだろうという一つの疑問が、肩で息をする彼女の頭に浮かんだ。あんなに自分を辱めようとしていたのに、一体何を企んでいるのか。
偽ポワワはその思考を読み取っているはずだが、何も言わなかった。
引き抜かれた一物は、有紗の愛液に塗れてぬらぬらといやらしく輝いている。
やがてそれが再び秘部に接近していき、竿部分が膣口にあてがわれて、ゆっくり上下に擦られる。
「んッ……!?♡♡♡」
『くくくくッ……』
偽ポワワは不気味に笑いながら、ひたすら触手を動かし続けた。
ゆっくり、じっくりと、焦らすように。
「はあっ、はあっ、んんッ♡♡♡」
意図が読めない行動が気になりつつ、有紗はただそれを受け入れるしかなかった。
絶頂寸前まで来ていた波が引いていき、物足りない感覚に襲われる。下腹部がきゅんきゅんと疼く。
『おや? やはり欲しいのか? これが』
「……っ!♡♡♡」
有紗はハッとする。無意識のうちに、股間を擦る肉棒を見つめていたらしかった。
「そ、そんなわけ、ないでしょっ♡♡♡」
『遠慮するな、望み通り挿入れてやる』
「ひゃう”ッ!?♡♡♡ あ”ああッ、ああああああッ!?♡♡♡」
偽ポワワはまた男根を突き刺してくる。
そして始めからハードなピストン運動を行い、有紗を存分に喘がせる。
『また虚勢を張ったな? キス魔人のペニスが恋しかったのだろう』
「ぐふぅッ♡♡♡ ば、バカいわないでッ♡♡♡ だれが……っ!♡♡♡」
『言葉とは裏腹に、お前の膣はしっかり抱きしめているぞ。愛おしそうに蠢いて離そうとしない』
「ふざけるな……ッ!♡♡♡ そんなはずッ♡♡♡ ひんッ!?♡♡♡ わ、わかったような、ことッ……いうなッ!♡♡♡」
偽ポワワはあくまで事実を述べていた。
間違いなく、彼女の膣はキス魔人のペニスを迎え入れて悦んでいる。太くて長い立派な男根を掴まえてぎゅううッと締めつけていた。
『くくくッ、必死だな、柴堂有紗。もし今のお前の姿を恋人が見たら、何を思うのだろうな』
「んくッ♡♡♡ はあッはあッふうッ♡♡♡」
『落胆し、幻滅するかもしれない。なにせ自分以外の雄の性器でよがり狂うような……』
「だまれッ!♡♡♡ だまれだまれッ、だまれッ!♡♡♡ わたし、のッ♡♡♡ 私の、だいじな人、はッ♡♡♡ 彼、だけッ……!♡♡♡」
『確かか? なら精々貫いてみせるといい』
その言葉を区切りに、偽ポワワは一言も喋らなくなる。
代わりに鬼のような激しいピストン運動が始まり、有紗の身体と精神を狂わせる。
「い”や”あああああッ!?♡♡♡ ら”めッや”めてッら”めえッ!♡♡♡ ら”めッ、ら”めら”めッ、あ”あ”ああああイ”ッ!?♡♡♡」
絶頂までの時間が急速に縮まっていき、あっという間に天への扉をくぐろうとした瞬間。
キス魔人の男根は膣から引き抜かれてしまった。
「は、うッっ!?♡♡♡ ぐ、ひぅッ……!?♡♡♡」
そしてまたあの時間が訪れる。肉棒を膣口に擦りつけて、じっくりと焦らす、あの時間が。
ここに来て有紗は偽ポワワの魂胆を理解した。この怪人は絶頂をエサにして、自分を堕とすつもりらしい。
「はあッ、はあッ、んッ、ふう”ッ♡♡♡」
とても辛い。もどかしい。身体が股間を擦っている男根を求めてしまっている。絶頂を迎えたいと苦しんでいる。
愛液がだらだらと分泌される。何度もお預けされて、涎を垂らすかのように。
しかし、絶対に負けるわけにはいかない。
怪人がその気ならば、自分は意思を保ち続ける。怪人が諦めるまで足掻き続けてやる。
恋人の存在が自分の中で、それほどまでに大きいものなのだと示してやればいい。一人の女として。絶対に魔法少女としても、負けてやるものか。
有紗は緩んでいた表情を引き締め、覚悟を決めるのだった。
――――――
それからどれほど時間が経っただろうか。
数分、数十分、とにかく長く感じていた
「はあ”ッはあ”ッはあ”ッはあ”ッ!♡♡♡」
彼女の中では、時間などどうでもよくなっていた。
偽ポワワが操る男根によって徹底的に膣をほぐされ、絶頂の寸前でお預けを喰らい、膣口に擦りつけ焦らされるという流れを何度繰り返したか。
おかげで愛液はぼたぼたと溢れ出てきて、腰が勝手にへこへこ動いてしまい、膣にあてがわれている男根にぜひ挿入して欲しいと乞い願っている。
「ふう”ッふう”ッん”ッくッ……!♡♡♡」
荒げた呼吸をしている柴堂有紗は、極限状態に陥っていた。
今にも暴走しそうな性的本能を、持ち前の精神力でどうにか抑えている状態だが、巻きつけていた縄が一本、また一本と切れていき、ついに限界を迎えようとしているところだった。
『往生際が悪いとは、この事を言うのだろうな』
押し黙っていた偽ポワワが口を開く。
その声には呆れ、そして尊敬の念すら籠っていた。
『まさかここまでとは。侮っていたわけではないが、常人とは思えない恐るべき精神力だ』
「はあ”ッはあ”ッ……!♡♡♡ んッ、ふッ……!♡♡♡」
『だが、それもここまでだ。お前は充分よくやった。そろそろ楽になるがいい』
偽ポワワの甘い誘惑と共に、股間を擦っていた男根が離れていき、有紗の顔に近づいていく。
すぐ目の前まで迫ったペニスに、彼女は釘付けだった。目をギラせてまじまじと観察する。
これで無茶苦茶に突かれて絶頂したらどれほど幸せだろう。くんくん匂いを嗅ぐと雄の濃い臭いが鼻の奥へ到達し、脳が信号を出してより発情してしまう。
下の口だけでなく、本来の口からも涎が出てくるほどだった。
(お、ち……おちん、ちん……ッ♡♡♡)
ごくりと生唾を呑み込む。
欲しい、今すぐ欲しい、ぶち込んで欲しい、無茶苦茶にして欲しい、死ぬほど突いて欲しい。
欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい、犯して欲しい。
一度思ってしまうと、脳内がそれ一色になる。下半身と脳が直結する。
(あ……まず、い……)
もう遅かった。少しだけ傾いただけで、大きくバランスが崩れてしまった。
唯一縛られていた縄がブチンと切れてしまい、途端に本能が暴走する。舌を突き出してペニスを舐めようとするが、ペニスは離れていってしまう。
あと少しのところで届かない。あとちょっとなのに。
(おちんちん、おちんちん、おちんちん♡♡♡)
歯止めが効かない。どうしても欲しい。もうこの雄臭漂う一物をしゃぶっただけでイける気がする。
(おちんちん欲しいッ、おちんちんッ♡♡♡ おちんちんッおちんちんッおちんちんッ!♡♡♡)
我慢し過ぎて頭がおかしくなったとも言える。
まるで犬のように舌を出して息を荒げる有紗の姿は、怪人からすればなんとも無様だった。
ようやく城が崩れ出したかと、邪悪な笑みをひっそり浮かべ、偽ポワワは彼女に話しかけた。
『くくくッ、いいぞその調子だ。雄を必死に求める姿こそ雌に相応しい』
「はあ”ッはあ”ッふう”ッ……!!♡♡♡」
『そんなに欲しいか? ならば言ってみろ。恋人より怪人のペニスが欲しいと』
「えッ……あ、うッ……!♡♡♡」
有紗は口ごもってしまう。
理性が崩壊してしまった状態でさえ恋人への想いは強いらしい。
だが、せっかく牙城が崩れかけている機会を偽ポワワは逃さない。
『いいのか、またお預けを喰らうぞ。絶頂できない苦しみをもっと与えてやろうか』
「そ、そん、な……ッ♡♡♡」
『いや待て。そうだ、チャンスをやろう。今ここで決めなくてもいい。試しに絶頂するまで突きまくってやる。それから判断するといい』
何を思ったのか、ここで偽ポワワはある提案をした。
有紗からすれば願ってもない話だった。この苦しみから解放されるのだ。
元来の彼女であれば、どんな企みをしているのかと警戒しそうなものだが、今は脳が性欲に支配されている。
そんな余裕など皆無だった。
『どうだ? このペニスを味わった後で、恋人がいいか怪人がいいか答えを訊く。そしてもしお前が恋人を選ぶのなら、ボクの負けでいい』
「!!」
『お前たちを解放し、元の世界へ帰ろうじゃないか。そして二度と地球に手を出さないと誓ってやる』
あまりにも都合のいい話だった。
しかし、やはり彼女に裏を読むほどの思考能力はない。仮にあったとしても、どのみち頷くしかないのだ。
「はあッ、はあッ……わ、わかったっ……ッ!♡♡♡」
有紗は頷いた。ともかく今は下腹部の苦しみを収めたい。
そして思考が多少まともになったら、恋人がいいと返答すればいいのだ。簡単な話だった。
『では始めるか』
「んッ……ッっ!?♡♡♡」
目の前にあった男根がまた秘部へ戻ってくると、膣口にあてがわれて上下に動き、ぐちゅぐちゅ卑猥な音が立つ。
ああ、ようやくだ。やっとこのもどかしさから解放される。ペニスで突きまくられて絶頂できる。
そう思っていた矢先の出来事。
『さあ、ペニスが欲しいと乞え。下品な言葉でな』
「っ……!?♡♡♡」
偽ポワワはそんな要求をしてきた。
有紗は驚いて偽ポワワを見ると、鼻で笑われた後、
『チャンスを与えてやるんだ、このくらい容易いだろう』
明らかにバカにしている様子だった。
これも本来であれば憤り、少しは躊躇うところだが、なりふり構ってはいられない。
一旦ここまでで
また思ったより長くなってしまう…これから最後まで書き溜めるので、更新朝になるかもしれないです
寝落ちしてしまったらすみません
お疲れ様です
今の段階でめちゃくちゃエロいのでこの先ち⚪︎ぽ欲しいおねだりして
有紗が寝取られエッチ大好きに堕とされるの楽しみすぎる
あと無理せず眠気来たら寝て体調優先してくださいな
ゆっくり待ってますんで
>>424
彼女たちに捻じ曲がった性癖を確実に植え付ける出来事になりますね…
お気遣い感謝です、ありがとうございます
ある程度書けたのですが、少し時間を置いて見直したいので、今日の夜頃に更新します
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