提督「田舎の鎮守府」 (35)
提督「はぁ…寒いな」
提督(何もない……本当にこんなところに鎮守府があるのだろうか)
提督(提督になるために今まで死ぬ気で努力してきたが…まさかこんな田舎に着任を命ざれるとはなぁ)
提督「まあ文句は言ってられないか……それにしてもバスが遅い」
寒さと葛藤しながら30分ま待っただろう、いまだに鎮守府へと向かうバスは来なかった。
提督「…次は何時にくるんだ?」
確認していなかった時刻表を見て顔をしかめる。
提督(次は30分以上後か…これなら歩いて向かったほうが早いか)
提督(この辺の地理もまだあまりわかってないけど、じっとしているよりはましだろう)
◆
提督「ふぅ…やっと着いた」
凍った地面に足をとられないよう気を配りながら歩くこと数十分ようやく鎮守府に到着。
提督「想像してたよりは大きいな……とにかく中に入ろう」
◆
提督(ふーん…中は結構綺麗なんだなぁ…)テクテク
提督「…っと、ここが執務室か……よし」
コンコン
提督「失礼します」
朝潮「お疲れ様です!あなたが司令官ですか?」
提督「え…?そ、そうだけど…」
提督(女の子?それもかなり小さい……………あ、この子が噂の…)
朝潮「初めまして。私は駆逐艦朝潮です。よろしくお願いします。」ペコッ
提督(……艦娘)
朝潮「…?司令官?どうかいたしましたか?」
提督「あ…いや、ごめん。艦娘を生で見るのが初めてだったもんだから」
朝潮「え?もしかして司令官って実務経験は…?」
提督「まったくないんだよね…」 アハハ
朝潮「ええ!?実務経験なしで提督になられたんですか!?」
提督「勉強だけはできたからね…あはは…」
朝潮「そうなのですか…」
提督「…それじゃ早速だけど中を案内してっ貰っていいかな?」
朝潮「はい!」
◆
朝潮「ここが工廠です。新しい艦娘を建造したり武器を開発したりします。そしてここが…」
朝潮ちゃんに案内されつつ鎮守府内を周る。相槌はうっているものの、あまり話は頭に入ってこない。
提督(艦娘ってこんなにも小さい子にやらせていたのか…どう見ても小学生くらいにしか見えないぞ…)ジー
朝潮「そしてここが私たち艦娘の暮らす寮です。」
提督「そういえば朝潮ちゃん以外にも艦娘はいるの?」
朝潮「はい、あと二人いるのですが今は遠征に向かっています。時間的にそろそろ帰ってくる頃だと思うのですが…」
皐月「おーい!朝潮ー!」ブンブン
朝潮「噂をすれば…ですね」
皐月「ただいまー!ちゃんと言われた通り買ってきたよー!」
長波「全く……こいつお菓子買いたいって聞かなくて大変だったんだったわ」ポリポリ
皐月「あれ……?そこの人は?」
朝潮「今日から着任した司令官です」
皐月「あー!ホントにこの鎮守府にも司令官が来たんだね!」
長波「へー、意外と若いんだね」
皐月「ぼくは皐月だよ!よろしくな!」ニコ
提督「うん、よろしくね」
提督(この子も小さい……)
長波「夕雲型駆逐艦4番艦、長波サマだよ!よろしく提督」
提督「よ、よろしく」
提督(さま…?この子はほかの2人に比べたら大きいけどまだ子供だよなぁ)
提督「あれ?二人とも遠征に行ってきたんだよね?」
皐月「そうだよ?」
提督「艤装も無いし……それってレジ袋だよね?」
長波「ああ、遠征っつってもただの買出しだよ。てか本当の資材集めの遠征なんて行ったことないよ」ガサガサ
提督「え?」
長波「そもそもうちは出撃や遠征なんてほとんどしないぞ?演習最後にやったのが…ひと月前くらいか?」
朝潮「ちょうど33日前ですね」
提督(……どういうことだ?出撃はともかく演習すらほとんどしない?)
提督「えっと……じゃあ普段はなにを?」
皐月「普通に勉強したり遊んだり!あと街の掃除をしたりー、街のイベントに参加したりしてるよ!」
提督「……………」
提督(…それって)
長波「まあ学校みたいなもんだな。鎮守府ってより」
提督「あはは…そうなんだ……」
提督(…………提督ってなんだっけ)
提督(ん?まてよ?)
提督「えっと…皐月ちゃんだっけ?勉強するって言ったけど先生とかはいないの?」
皐月「この間まで妙高さんが教えてくれてたよ!」
提督(妙高……重巡洋艦の妙高か…)
提督「この前までって事は今はどうしてるの?」
朝潮「妙高さんは別の大きい鎮守府に異動なさりました。もともと優秀なお方だったので」
提督(なるほど…それで代わりに俺が呼ばれたわけか…)
長波「まあそういうわけだ!これからよろしくな提督!」
◆
提督「ふぅ…」
執務室に戻り、椅子に座ると、どっと疲れが出た。
提督(まさかこんなところだったとは……まあ初めから提督として鎮守府に配属されるなんておかしな話だとは思っていたが)
提督(まあそのうち俺にも異動するときが来るだろう…幸い給料は出るみたいだしちゃんと頑張ろう)
提督(………しかし一つまずいことがある)
提督(…そう、俺が年下の女の子に欲情するロリコンであるということだ)
提督「三人とも可愛かったな……はっ!いかんいかん!艦娘に欲情など!」
艦娘との恋愛が禁止ということは学生時代にさんざん言われたことだ。噂によると手を出した提督はみな行方不明になっているらしい。
ムクムク
提督(やべ、久しぶりにかわいい女児と会話したもんだから……とりあえず一発抜いて鎮めるか…)ジー
ズボンのチャックに手をかけ、自分の息子を取り出そうとしたとその時
コンコン
提督「うっひゃあ!」ビクッ
朝潮「あ、朝潮です!司令官、入ってよろしいでしょうか?」
提督「あ、ああ!いいぞ!」ゴソゴソ
ガチャ
朝潮「失礼します、あの…司令官…」
提督「どうかした?」
朝潮「きょ、今日の課題の採点…お願いしてもいいですか?」
よく見ると朝潮ちゃんは三冊の問題集のようなものを持っていた
提督「ああ、なるほど…どれ、見せてごらん」
朝潮「ありがとうございます」
礼儀正しく、でも少し恥ずかしそうに小さく頭を下げると朝潮ちゃんは俺の机の前に小走りできて問題集を渡してくれた。
提督(朝潮ちゃん…こんな恥ずかしがり屋な子だったっけ?)
提督「どうかした?なんか緊張してるっぽいけど…」
朝潮「…!す、すみません!やっぱりこう改めて司令官とお話しすると思うと緊張しちゃって…」
提督(まあ無理もないよなぁ…まったく知らない男の大人がいきなり来たんだもんなぁ)
提督「そんなに気にしなくていいよ。俺のことも前までいた妙高さんのように思って接してくれればいいから」
朝潮「は、はい!」
提督(良い子だなぁ…なんかこんなかわいい子に慕われてると思うとほんとに幸せだな)
提督(やべ…また立ってきた……問題集で気を紛らわせよう)ペラ
提督「算数か…分かった明日までに採点しておくよ」
朝潮「ありがとうございます…あ、あと明日からですが…」
提督「あ…授業?大丈夫、妙高さんが残してくれた俺宛ての資料に事細かにいろいろ書いてあったからね」
朝潮「すみません……着任して早々」
提督「いいっていいって。特別やることがあるわけじゃないからね…」アハハ
朝潮「それでは失礼します」ガチャ
バタンッ
提督(はあ…可愛いなぁ朝潮ちゃん…)
提督「……とりあえず丸付け済ましちゃうか」
◆
提督「…ふぅ、こんなもんか」
三人分の丸付けを終え一息つく。それぞれ問題のレベルが違い、長波ちゃんに関しては算数というより数学の問題だった。
提督(そういえば俺もここに住み込みになるわけだけど部屋とか確認してないな)
提督「…散歩がてら誰か探して聞くか」ンショ
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提督「うぅ・・・やっぱ寒いなぁ…もう3月だってのに雪積もってるしな…」
しばらく鎮守府内を徘徊していたが誰と会うこともなかった。手持ち無沙汰となって一度外へと出た。
「えいっ!」
提督「いたっ!冷たっ」
と、ぼーっとしているところに、突然お尻に冷たいものが当たった。
皐月「へへーん!」ニカ
雪の飛んできた方向を向くと皐月ちゃんが笑っていた
提督「さ、皐月ちゃん?何して……わっ!」ヒュッ
皐月「えい!えい!」
提督「わっ!なんで投げるの!?」
皐月「雪合戦だよー!えい!」
提督「いたいっ!ゆ、雪合戦って……」
皐月「悔しかったら司令官も投げてきなよ!」
提督(悔しいわけが無いんだよなぁ……むしろ幼児に雪投げつけられるとか御褒美でしか……でも)チラッ
皐月「あははは!」ヒュンヒュン
提督(あの無邪気な笑顔を泣き顔にしたいって気持ちも……)ハァハァ
提督(でもそんなことして嫌われたら嫌だしな……ここは抑えて)
提督「こ、こらー!一応俺は上司なんだぞー!」
皐月「わー、怒ったー!」キャッキャ
提督「おらっ」ヒュン
皐月「へへーんそんなんじゃ当たらないよーだ!えい!」ヒュン
提督「おぶっ!」
皐月ちゃんの投げた雪玉が顔面に直撃する。
皐月「アハハハハ」
提督「や、やったなー!」
皐月「きゃー!……あっ!」ツルッ
ずってーん
提督「皐月ちゃん!?」
皐月「いてて……」
慌てて転んだ皐月ちゃんの元に駆け寄る。
提督「だ、大丈夫?」オロオロ
皐月「このくらい平気だよ~」ケラケラ
提督「……それは良かっt…………」
提督(皐月ちゃん………パンツが……)ジー
皐月「…?司令官?」
提督「…!」ハッ
提督「な、何でもないよ!ほら…」スッ
誤魔化すように手を差し出す。
皐月「ありがと司令官」ギュ
提督(あったかくて小さい手……素手で雪玉握ってたはずなのに………あぁこの手でちんぽ握られたら…)ハァハァ
皐月「よっと」
提督「でもダメだよ?提督相手に雪玉なんて投げちゃ…」
皐月「ええー…だって朝潮も長波も怒るし……」
提督「俺だったから良かったけどもし怖い提督だったら何されてたか分からないからね?」
皐月「…ごめんなさーい」シュン
提督「……まあなんだ。暇があったら俺が遊んであげるから」
皐月「ほんと!?」パァァ
提督「うん。だから急に雪投げつけたりしないこと」
皐月「はーい!」
提督「うん、いい子だね」ナデナデ
提督(うっわ…髪さらさら……てかめっちゃいい匂いする………あーこのさらっさらな髪の毛にチンコ擦り付けておもいっきりぶっかけてぇ…)
皐月「えへへ…」
提督「そういえば皐月ちゃんは寮で暮らしてるんだよね?」
皐月「そうだよ!朝潮と長波とも同じ部屋だよ!」
提督「俺もここに住むことになるんだけど…何か聞いてる?」
皐月「んーぼくは分からないなぁ」
提督「そっか」
皐月「でも僕達の部屋は四人部屋だから司令官も一緒に暮らしたら?」
提督「え!?そ、それは流石に……」
長波「ん?提督と皐月じゃん。なにしてんのさこんな外で」
皐月「司令官と雪合戦してた!」
長波「……なんかわりーな付き合わせちゃったみたいで」ボソボソ
提督「いや気にしないでくれ……あ、長波ちゃんは俺の住む部屋とか分かる?」
長波「ん?ああ、提督はもともと妙高がいた部屋で暮らすことになってたはずだぞ?」
提督「あーなるほどね」
そう言われホッとするが少しだけ残念に思う
皐月「えー!司令官も僕達の部屋でいいじゃん!」
長波「ばーか、お前だけならまだしも朝潮もいるんだぞ?流石に男と同じ部屋で寝せるわけにはいかねーよ。提督にだって迷惑だろうし」
提督(全然迷惑じゃないです!まあ毎晩眠れなくなるだろうけど…)
皐月「むー…」
長波「そうだ、ついでに寮を案内するよ。多分荷物は寮の方に届いてたはずだから」
提督「ありがとう。頼むよ」
長波「ここが提督の部屋だな」ガチャ
中は思ったより広く大きいベットが一つだけ置いてあった。一人で住むには充分な広さだった。
皐月「うわー広い!私たちの部屋位ある!」
長波「あ、それとどの部屋も鍵はないんだ。そこだけ勘弁してくれな」
提督「いや、それは大丈夫だよ。ありがとう………因みにみんなの部屋は?」
長波「ん?隣だよ?」
提督「え!?隣!?」
長波「何か困ることでもあるか?……はーんなるほど」
提督「な、なにかな…」ダラダラ
提督(やばい……皆をそういう目で見てることがばれたか?)バクバク
長波「提督も男だもんなー、まあなんだ。そういうの見る時はちゃんとイヤホンしてくれよ」ニヤニヤ
提督「え……?ああ!うん!そうするよ!」
長波「ちょ……少しは否定しろよ…」ドンビキ
提督「そ、そうだな!すまん…」
皐月「なになにー?何の話?」
長波「皐月にはまだ早い話だよ」
◆
提督「ふぅ……こんなもんか」
寝室の荷物整理を一通り済ませた俺はため息をつく。
提督(しかし女の子3人の暮らす部屋の隣で寝ることにはるとは……ぶっちゃけそれだけで興奮して夜もろくに寝れそうにないが…)
提督「……………暇だ」
提督「時間は……1700か……」
提督「……寝るか」
提督「色々あって疲れたしな…」ボフッ
提督「着替えは……まあいいか。このまま寝よう…」
提督「…………ぐう…」
長波「おーい、ご飯できたぞ」ガチャ
皐月「うぇー…今日長波がご飯担当かぁ……」
長波「文句あるなら食わなくていいんだぞ?」
皐月「う、うそ!うそだって!」
長波「あ、そうだ。朝潮ー提督呼んできてくれよ。多分隣の部屋にいると思うから」
朝潮「分かりました」
コンコン
朝潮「司令官、ご飯の準備ができました。」
シーン
朝潮「…?しれいかーん!」
シーン
朝潮(居ないのかな…?)
朝潮「入りますね?」
ガチャ
朝潮「失礼します………あ」ソー
提督「………」Zzz
朝潮「……寝てる」
提督「………」Zzz
朝潮(やっぱり初日ということもあってお疲れだったのかな…)
提督「………」Zzz
朝潮(……でもこうしてみると司令官って意外と可愛い顔してる…)
提督「………」Zzz
朝潮(ちょっとだけ……いたずらしちゃおうかな…)
提督「………」Zzz
朝潮(………そーっと…)スッ
ぷにぷに
朝潮(えへへ……司令官のほっぺ柔らかい…)プニプニ
提督「んん……」
朝潮「っ!」ビクッ
提督「……んー………結構寝ちゃったなぁ…」ムクッ
朝潮「あ………あ……」サー
提督「……おわ!びっくりした……朝潮ちゃん…?」
朝潮「は、はい!朝潮です!」
提督「どいかした?」
朝潮「え、えっと……司令官の寝顔がかわ……じゃなくて!その……ゆ、夕飯の準備ができたので…」アタフタ
提督「わざわざ呼びに来てくれたのか、ありがとう」
朝潮「はい!あ、朝潮は先に食堂行ってますね!」ダッ
ガチャ バタン
提督「……?どうしたんだろ?」
提督「しかしカワイイ子に起こして貰うってのは気分がいいなぁ……朝も起こしに来てくてないかなぁ…」
朝潮「はぁ…はぁ……」
朝潮(急いで部屋から出てきちゃったけど……ば、バレてない……よね…?)
ガチャ
朝潮「………」トボトボ
長波「お、ありがとな朝潮ー……って提督は?」
朝潮「へ!?わ、私はなにもしてないよ!」
長波「は?何言ってんだお前……提督呼びに行ってくれたんだろ?」
朝潮「あ……そ、そうでした!えっと…司令官は準備があるみたいで……あ、後から来るみたい」
ガチャ
提督「すまん、ちょっと寝ちゃってた」
皐月「あ、来た!もー遅いよしれーかん!」
提督「ごめんごめん……お、今日はカレーか。そういえば料理は誰が作ってるんだ?」
長波「皆でローテーションして作ってるぜ。今日はあたし」
提督(みんなまだ小さいのにすごいなぁ…)
提督「じゃあ俺も当番に組み込んどいてもらっていいかな?」
長波「え?いいよそれは流石に…」
提督「でも妙高さんがいた頃はやってただろ?」
長波「まあそうだけどさ…」
皐月「司令官料理できるの?」
提督「インスタント麺茹でるくらいならできるぞ」
長波「ちょ…全然ダメじゃねーか」
提督「これから覚えていくからさ……そうだ!じゃあ暫くの間料理の手伝いだけさせてよ。一緒に料理すればそのうち俺ひとりで作れるようになるでしょ」
提督(小さい女の子と並んで料理作るとか最高すぎる!)
長波「まあそれなら……明日は朝潮が当番だったな、いいか?朝潮」
朝潮「へっ!?な、何が…?」ビクッ
長波「いやだから提督が料理手伝ってくれるらしいよ」
朝潮「し、司令官が…?い、いいですよ!そんな料理まで手伝ってもらわなくても!」
提督「頼むよ~俺も料理覚えたいからさ」
朝潮「だ、駄目です!邪魔になります!」
提督「じゃ、じゃま…」ガーン
長波「おま、邪魔は言いすぎだろ…」
朝潮「あ……い、いや!そうじゃなくて!あの……その……」
提督(俺なんか朝潮ちゃんにしちゃったのかな…)
提督「そ、それじゃ任せたから…」 シュン
朝潮「あ……」
提督「邪魔になるなら仕方ないよな…あはは……」シュン
皐月「えー!僕は司令官と一緒に作りたーい!」
提督「さ、皐月ちゃん…」
長波「あたしも別にいいぜ、居ないよりは助かるだろうし」
提督「長波ちゃん……」ウルウル
朝潮「…………」
長波「…………」チラ
皐月「そんなことより早く食べようよー」
長波「お、そうだな。それじゃあ」
みんな「いただきまーす」
◆
ごちそうさまでしたー
提督「それじゃ片付けはオレがやっとくから皆は部屋戻ってていいよ」
皐月「いいの!?わーい!」
長波「いやいや……仮にもあんたは提督なんだからそんなことしなくても…」
提督「これから皆に迷惑かけるだろうしこれくらいはね?」
長波「はあ…じゃあお言葉に甘えちゃうか~」
提督「任せて!」
朝潮「……………」
長波「……ほら、朝潮も行くぞ」
朝潮「あ……う、うん」
提督「………みんな行ったか………よし」カチャカチャ
提督(み、みんなが口をつけたスプーンとコップ……はぁはぁ……)
提督(こ、このくらいならいいよな?別に手を出してるわけじゃない……しな)
提督(朝潮ちゃんはほんと綺麗に食べるなぁ……さらに米粒1つ残ってない…)
提督(皐月ちゃんはコップにまでカレーつけちゃって……どこに口つけて飲んだかまるわかりだよぉ……)ハァハァ
ガチャ
長波「あー言い忘れてたけどー」
提督「うっひゃい!!」ビクッ
長波「……何変な声出してんだよ」
提督「な、なんでもないよ……なにかな?」
提督(び、びっくりした……)
長波「ここ男子用の風呂ないから時間で区切ろうと思うんだけど…司令官今日は最後でいいか?」
提督「も、もちろん!俺はみんなに合わせるよ!」
長波「わりいな…じゃあよろしく」
ガチャ
提督(お風呂か……たしか朝潮ちゃんに案内してもらうった時すっげー広かったし皆で入るのかな……いいなぁ…)
提督(………覗いたりできないかな)
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