!諸注意!
555リスペクトです
投下速度はとても遅いです
パクリと思う点があるかもしれない
たまに即興の時がありますのでその時は誤字など多々あるでしょう、すいません
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あなたは卵を食べた事があるだろうか?
卵とは爬虫類や鳥類、魚類等色々な種族が子孫を残すために産むモノ
だが
世の中にはこの世に生きる事を許されない卵もある
無精卵。
無精卵は産まれながらに死を与えられている
世の中は不平等だ。
不平等だから
生まれながらに得する奴は山ほどいる。
例えば、スポーツ選手の子供
彼等は生まれながらにスポーツの技能を持っている
例えば、金持ちの息子
彼等は生まれながらに大きな富を持っている
これではいくらなんでも不平等過ぎやしなか、いつもそう思う。
折角この世に産まれて来たのに。
不平等で不条理な世の中の所為で
何もできずに死ぬなんてつまらない。
だから叫ぶ
だから足掻く
だから戦う
明日を求めて。
第一話
【世の中は50%の不条理と50%の矛盾で出来ている】
梅雨。
ザーザーと、外では雨が降っていた
雨の日は憂鬱だ。
雨の日は服が濡れる。
雨の日は景色が暗い。
雨の日は─────。
「なあなあ!」
突如、耳元に大きな雑音が聞こえた
「何だよ…」
話しかけて来たのは、同級生の友達だった
「お前さ、今度一緒にこれに行かないか?」
これ。
彼が手に持っている雑誌の一面
【SMARTBRAIN社見学会】
「何だこれ?」
「何だ…お前知らないの?あのスマートブレインだぜ!行かない手は無いだろ!!」
「ごめん、パス」
「何でぇ?」
「その日は用事が有るんだ」
「ちぇ…ならしかたねーか」
学校は終わり。
俺は帰路に着いていた。
友達は用事があるらしく、久しぶりの一人で帰っていた。
毎日同じ道を通り学校に行き
同じような内容の授業を受け
また同じ道を通り家に帰る
毎日それの繰り返し。
何が楽しいのか分からない。
ただ眈々とこの世を生きているだけ
クラスの人に聞いても誰もが学校は楽しいと言う
俺には楽しさが分からない。
雨が一層強くなる。
この世の中は99%の不条理と1%の矛盾で出来ている
俺はいつもこう思っている。
いくら努力しても報われない奴は多い
報われるかどうかはいつもランダムだ
叫んでも、足掻いても、戦っても、
結局、報われない奴は報われないんだ。
………。
そんなくだらない事を考えていると
いつの間にか見た事のない場所に着いた
「…トンネルか」
今の沈んだ気分にぴったりの場所だった
傘を閉じて、一旦体を伸ばす
「ん~」
トンネルの中は快適で、雨漏りはなく、温度も肌寒さを感じるほど寒かった。
ここで雨が小降りになるまで雨宿りしよう。
そう考えて、俺はその場に座った
「はぁ、疲れた」
幸い、カバンの中は無傷で
教科書は無事だった
「…」
雨の音を聞きながらぼーっとする。
ドサッ
近くで何かが倒れる音が響いた。
音に反応し、とっさにそちらを見る
別に何の覚悟をするわけでもなく、機械的に反応した。
するとそこには、女性が倒れていた。
>>7
トンネルの中は快適で、雨漏りはなく、温度も肌寒さを感じるほど寒かった。
訂正
トンネルの中は快適で、雨漏りはなく、温度も肌寒さを感じるほど寒いわけではなかった。
俺は少しの間、事が理解出来なかった。
しばらくその場に静寂の時が流れた。
その時は
一時間にも
一日にも
一週間にも
一ヶ月にも
感じられた。
いや、本当に一週間や一ヶ月時が流れていたわけではない。
それだけ俺はその時を長く感じたという事だ
「そのベルトを返してもらおうか」
トンネルの奥から、声が聞こえた。
「そのベルトは我が社18番目の試作品でね、悪いがこちらに返して貰えるか?」
ゆっくりと姿を表す声の主
その姿は人────。
ではなく白い化け物。
白い化け物は人型をしていた。
「オルフェノク…」
「おや、我らを知っているとは。同志ですか?」
同志、という言葉から推測する
アレは俺を仲間だと考えているらしい
「違うな」
「では人間…ということですか」
オルフェノク
その存在は少し前、仮面ライダー555により消え去った。
そう、ニュースや新聞には書いてあった
しかし
それは嘘であった
オルフェノクは今も健在だった
消え去ってなどいなかったのだ
「嫌だね」
言葉は強くても
膝は震えるし
歯は何もしてないのにガチガチ言うし
心臓だっていつもの二倍くらいのスピードを刻んでいた
「そうですか…なら死んでいただきましょう」
訂正
白い化け物は人型をしていた。
「オルフェノク…」
「おや、我らを知っているとは。同志ですか?」
同志、という言葉から推測する
アレは俺を仲間だと考えているらしい
「違うな」
「では人間…ということですか」
オルフェノク
その存在は少し前、仮面ライダー555により消え去った。
そう、ニュースや新聞には書いてあった
しかし
それは嘘であった
オルフェノクは今も健在だった
消え去ってなどいなかったのだ
オルフェノクはこちらを睨んでもう一度言う
「そちらのベルト、返していただけないでしょうか?」
ベルト
恐らく女性の近くに置かれているアタッシュケースの中身なのだろう
それはあのオルフェノクにとって余程大事なモノなのだろう
だから、アタッシュケースを掴んで俺は答える
「嫌だね」
交渉において自分が優位に立つこと
その状況を作り出すのが
今、最も正しい選択だ。
だから、相手の欲する物を取って交渉をすればいい。
「こいつがお前には必要なんだろ?」
オルフェノクに問いかける
言葉は強くても 、相手は怪物。
あのオルフェノクがその気になれば、俺なんて一捻りで殺せるだろう。
だから、
膝は震えるし
歯は何もしてないのにガチガチ言うし
心臓だっていつもの二倍くらいのスピードを刻んでいた
「そうですか…なら死んでいただきましょう」
誤字
>>11
言葉は強くても
訂正
言葉は優しくても
「くっ…交渉決裂か」
カチャとアタッシュケースを開ける
中には丁寧に梱包された一本のベルトと一つの携帯があった
「おい、あんた!」
倒れている女の人の肩を揺さぶる
「こいつはどう使えばいいんだ!?」
「こ…腰に巻いて…」
早速ベルトを腰に巻く
その間にもあのオルフェノクは刻一刻と近づいて来ていた
死にたくない、その一心で行動する
「こうか?次は!?」
「携帯…を開い…て……コードは……490」
学生が携帯を開き、ボタンを押す
「押したぞ!」
「最後にENTERキーを押して…ベルトに……」
「おい!おい!!」
「やるしかないのか…」
学生は覚悟を決めた。
《standing by》
「変身!」
《complete》
電子音が響くとともに、学生の身体を包む灰色のフォトンストリーム
それ自体が高いエネルギーの塊であるフォトンストリームはそれを理解させるような不気味な明るい輝き を放つ
体が黒く塗り潰され、余った部分に灰色が付けたされる
そして、その眼がゆっくりとトンネルの闇の中で光った
本来作られるはずのなかった18番目の試作品
「…始まる間もなく終わらせる」
次回予告
人は太古から戦い続けてきた
「これは…」
「一撃で決める」
「友…お前…」
「Σ ねぇ」
戦いの果てに、何かがあると信じて。
「始まる間もなく終わらせる」
次回、仮面ライダーΣ
【99%の嘘と1%の真実】
人は所詮、どこまで行っても一人だから。
第二話
【99%の嘘と1%の真実】
「くっ…」
オルフェノクの焦る姿が見える
そして、俺は理解した
この力があれば、戦えると
ズシリ
一歩、オルフェノクと距離を詰める
Σ"(シグマ)"
そうオルフェノクが呟いた
真っ黒なアーマーに灰色のラインが走ったその姿
どうやらこいつの名前はシグマというらしい
数学での『総和』という意味だ
Σの紅い眼が牛のような姿をしたオルフェノクをとらえる
「(なんだ…これ?)」
突如、学生は違和感を感じた
オルフェノクにではなく
自分に。
学生は運動ができる方ではなかった
言葉を変えれば運動音痴。
武術だって習ったことなんてないし、喧嘩なんて小学校を卒業して以来やっていない
でも、頭には勝負の算段がついている
5秒後 敵の突進
>それを右に体をひねり避け、手刀を入れる
さらに7秒後 敵の右ストレートによるカウンター
>左足で相手の右足をすくい、バランスを崩したところに右アッパーを叩き込む
そして8秒後 敵に大きな隙が生まれる
>距離を空けーーー。
「おぉぉぉ!!」
Σは突進してきたオルフェノクを見る
「これは…」
Σが出した予測と同じ動きをするオルフェノク
視界にタイマーが表示され、18と数字が現れる
それがΣがオルフェノクに許した時間
それ以上は必要ない。
そういうことだ
「なんだか知らないが俺とあんたは18秒間だけの付き合いらしい」
「どういうことです?」
学生は突進するオルフェノクに語りかける
「あんたの"刻(とき)"は…」
構えるΣ
タイマーはもう13秒目を刻んでいた
「…始まる間もなく終わらせる」
5秒経過
敵の角を前に出した全力の突進。
Σはそれを軽く身を捻るだけで避ける。
「背中がガラ空きだぜ!」
オルフェノクに思い切り手刀を入れる
「がはぁ!」
オルフェノクは強引に体を動かし、体制を整える
7秒経過
敵は右ストレートによるカウンターを打ち込んできた
だが、それは予測済みだ。
左足で相手の右足をすくう
グラリとオルフェノクのバランスが崩れた
そこに渾身の右アッパーを叩き込む
「がはっ…!」
そして8秒経過
オルフェノクはアッパーが
もろに決まったため大きく体制を崩し
動きが止まった。
カシャンとベルトからミッションメモリを外す
知らないはずなのに知っている動作。
腰についている望遠鏡を外し、右足に装着した後。
望遠鏡にあるくぼみに外したミッションメモリを入れる
《Ready》
携帯を開き、ENTERキーを押す
《Exceed Charge》
瞬間、Σの体のフォトンブラッドが以上に輝き始める
そして輝きは、右足の望遠鏡に集まっていく
13秒経過
Σは飛翔した。
「はあぁぁ!」
望遠鏡の先から打ち出される巨大な円錐。
フォトンブラッドで出来たその強大な円錐はオルフェノクを射抜いた
一回…などではなく二回、三回と畳み掛けるように連続で円錐がオルフェノクに照準を合わせる
「でりゃぁぁぁあ!!」
Σの跳躍。
それは円錐を貫通し、以上なまでの加速を生み出す
Σの身体は円錐を貫通するたびにフォトンブラッドの輝きを得てついにそのスピードは音速の域にまで達していた
Σ。
その意味は『総和』
幾つものフォトンブラッドをまとった音速の一撃
Σの飛び蹴りがオルフェノクに突き刺さる
一瞬の出来事だった。
自分でさえ、何をしたのか分からなかった
18秒経過
オルフェノクは倒れ、空中にΣの文字が浮かぶ
「…はぁ」
お久しぶりです
更新します
溜息。
それと共にΣは発光する、辺りを照らす灰色のフォトンブラット。俺の身体からアーマーが消える
直後、解き放たれる緊張と恐怖。
Σによって抑え込まれていた心の不安が全て解き放たれる
その瞬間、彼を襲う二つの感情
「あ……あ、ああ…………」
俺は…何をした?
俺は、人を殺したのか?
いや、人ではないオルフェノクだ
一歩間違えれば死んでいたということの緊張
そして、自分が人を殺したという事実を認識した上での自分への恐怖
その二つが彼を襲った
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