『ねぇねぇ千夜ちゃん』
「お嬢様、いかがないさいましたか?」
『魔法使いの──が欲しいの』
「かしこまりました。お嬢様」
──
それは黒埼ちとせの屋敷で開かれた俺の誕生パーティーでの出来事。
「まさか俺の誕生日をちとせと千夜が祝ってくれるなんてな、誕生パーティーなんて何十年ぶりだ?」
「私は止めたのですが、お嬢様がどうしても、とおっしゃるので仕方なく。食べ終わったらさっさと帰れ」
相変わらず千夜の俺に対する態度は悪い。あきらかに雑に盛られた料理だが、味はとても美味しかった。そこまでは何となく覚えていた……
バタン
「千夜ちゃん計画通りにね!」
「はい、お嬢様」
──
「ぶちゅ❤」
股間に違和感を感じる。何かにペニスを刺激されているような感覚だ。だんだんとその刺激が大きくなる。
「んじゅう❤❤」
気持ちがいい。なんだかエッチな夢を見ているようだ。
「うわっ」
ハッ!と目を覚ました瞬間、
ドピュウウウウ
とてつもない快感とともに射精した。突然の射精に頭が真っ白になる。
「な、なんだ……?!」
ふと頭を下に向けると白雪千夜がペニスを咥えている。あの千夜が俺にフェラチオ??
「千夜、なにやってる」
千夜はギロッと俺を睨みつけペニスを吸い続ける。尿道に残ったザーメンを搾りとられる。
「や、やめっろ千夜っ」
「くっ❤じゅるるるる❤❤ぷはぁ」
千夜は近くにおいてあったビーカーを手に取り、口に溜まった俺のザーメンを雑に吐き出した。
「ペッ!!」
タラーンっと口からビーカーにザーメンが移される。
「これがお前の精子……不健康そうな味だな」
「おい!千夜、なにやってる」
俺は再度千夜に問いかける。俺はベッドの上で千夜にフェラチオをされていた。それ以上の情報を得るには彼女から情報を聞き出さないといけない。
「ふっ、お嬢様の戯れですよ」
「は?ちとせの戯れ?」
「はい。お前の精子が欲しいと。お嬢様の言葉は絶対です。私にもわかりかねますが、きっと大切な事なのでしょう」
いやきっと意味なんてない。ちとせは遊んでいるだけだ。
「千夜!それはちとせが……」
「お嬢様は間違いなどしません。お前とは違って」
駄目だ。話が通じない。俺は身体を起こし周りを確認する。どうやらここは寝室のようだ。
「わかった千夜、落ち着いて話をしよう」
「わかりました」
「とりあえず俺の服はどこだ?全裸のままだとマズイだろ?」
「処分させていただきました。お前は服を着る権利などありません。ばーか」
「あまりふざけてると怒るぞ」
「まだ自分の置かれた状況がわかってないんですね」
立ち上がろうとした瞬間、足が引っ張られる。あれ?
「はい。足首をベッドに拘束しています」
両足首に巻かれた足枷はベッドの脚にくくりつけられ、立ち上がることが出来なくなっていた。
「私に従え」
「断る。遊びに付き合ってる暇はない」
「だったら何故、勃起しているのですか?」
「……」
図星。そんな言葉がよく似合う。10代のアイドルにフェラチオされて射精してしまった。それに興奮を覚えないわけがない。
「下半身だけは認めてあげます。“プロデューサー”❤」
ガチャリと手枷もされてベッドに仰向けに拘束されてしまった。
……
千夜はまた何かを取り出す。それは男女の営みでお馴染みのコンドームだった。
「今からお前を犯します。このコンドームの中に精液を出してもらいます」
「ちょっと待て、それはさすがにマズいって!!」
「安心してください。これはセックスでは無くレイプなので」
「そっちのヤバいって」
「黙れ!!!」
千夜はコンドームの封を切り、俺の勃起したペニス被せていく……
「さっきより大きいですよ、お前❤」
これから担当アイドルとヤる。正直、興奮しない要素はない。千夜はサッと下着だけを投げ捨てて、俺に跨り腰をゆっくりと降ろす。
「千夜、や、め」
ズブリ
「んっ❤」
あっという間にペニスが膣に吸い込まれた。まるでびちょびちょに濡れてるように滑りが良い。
「あっ…❤こ、これはローション……勘違いするなァっ❤」
千夜はあきらかに感じている。もしかして膣内が弱いのか?
「ウッ❤動く……っ❤あっ……❤」
千夜は必死に腰を動かそうとするが、快感に飲まれたのか、思うようにいかない。
「お前ッ❤ごとき……にっぃイィ❤❤」
パンパン
だが、白雪千夜は強引に腰を上下させる。大きな喘ぎ声が部屋中に響き渡る。その声は普段の彼女からは想像できないほどイヤらしいものだった。
「んっッ……❤ぁあ❤やっ……いっ❤」
「うっ……なんだよっ、千夜も感じてるのか?」
「だま、れ❤」
パンパン
「あぁッ❤❤んっ……❤うあああっ❤」
千夜の膣が締まる。その圧力がペニスに伝わってくる。その刺激は俺が射精に至るのに十分すぎるものだった。
「ヤバいイクッ!」
ドピュウウウウウ
「はっはぁ……❤イキましたね❤」
コトを終えると千夜はすぐにペニスを引き抜く。コンドームの中にはドロドロのザーメンが溜まっていた。
「やはり2度目は薄いなっ❤」
彼女は俺のペニスからザーメン入りのコンドームを外して、先程使ったビーカーにザーメンを移す。
「まだ二回目なのにお前の精子はこの程度ですか」
「な、なぁそろそろ終わりでいいだろ?集めたいものは集まったか?」
二回の射精を経て“戯れ”に付き合うのもそろそろ疲れてきた。
「お前は何を言っている?まだ半分も溜まってませんよ?」
千夜はガーゼを取り出し、まだザーメンの残ったペニスにゆっくりと被せた。
「イッた直後の亀頭が弱いのは知っています。さてお前が無様に精子を噴き出す所を見せろ」
コキ
射精直後の敏感になった亀頭に強い刺激が与えられる。こんな刺激に耐えられるはずがない。
コキコキコキ
「……グッ!!千夜、や、やめ……ろ……!あああああ」
コキコキコキ
「お前がこんな風に喘ぐなんて、他のアイドルが知ったら失望するな。もっと聞かせろ❤」
コキコキコキ
千夜の亀頭ガーゼ責めはさらに勢いを増す。俺は冷静さを失い、快感に翻弄されることしかできなかった。
「うあああああああ」
「イけ、ばーか❤」
コキコキコキドピュー
勢いよくザーメンが飛び散った。だがそれはとても薄かった。
「ふんっ、こんなに飛ばされては回収が面倒だ」
部屋に漂う悪臭に表情一つ変えず、千夜は手でザーメンをすくいビーカーに移す。
「はぁっ……はぁ、ああああ」
「今日はこの程度にしておいてやる」
「と、とりあえず解放してくれ」
「そのままここで寝ろ」
そう言い残すと千夜は部屋の電気を消し去っていった。俺は拘束されたまま部屋に残された。
──
「お嬢様、お待たせしました」
「ありがとっ千夜ちゃん」
千夜からザーメン入りビーカーを受け取ったちとせは、嬉しそうに中身のザーメンを眺めている。
「いただきます〜」
ちとせはビーカーに入ったザーメンを一気飲みする。
くちゅくちゅくちゅと舌の卑猥な音が部屋に響き渡る。
「はぁー❤魔法使いのおちんぽみるく美味しい❤」
「お嬢様、アイツはどうしますか?」
「魔法使いはしばらく家で飼うからお世話よろしくね千夜ちゃん」
「はい、かしこまりました。お嬢様」
……
こうして終わりのない監禁生活が始まった。
(おしまい)
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